JP6597246B2 - インクミスト収集装置、インクジェット記録装置、及びインクミスト収集装置の調整方法 - Google Patents

インクミスト収集装置、インクジェット記録装置、及びインクミスト収集装置の調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、インクミスト収集装置、インクジェット記録装置、及びインクミスト収集装置の調整方法に関する。
従来、ノズルから微小なインク液滴を吐出させて記録媒体上に所望のパターンで着弾させることで画像を記録したり膜や構造などを形成したりするインクジェット記録装置がある。このようなインクジェット記録装置では、インク液滴の吐出時に当該インク液滴(主滴)が単独で生じて飛翔するだけではなく、更に微小な液滴が伴われて霧状(ミスト状)になって飛散し、周囲に付着するという問題がある。このようなインクミストが記録媒体に付着すると、記録された画像や膜などの質が低下する。また、インクミストがノズル開口部に付着して固化することでインク液滴の吐出方向や吐出量に悪影響を及ぼしたり、周囲のセンサー面などに付着することでセンサーの読み取り精度が低下したりする。そこで、従来、ノズル近傍でインクミストを吸引し、フィルターで捕捉したり、外部に放出したりする技術がある。
しかしながら、インクミストの吸引力が強過ぎると、インクミストが吸引されるだけではなく飛翔、着弾する主滴に影響が及び、着弾位置がずれたりして画質に悪影響を与える。従って、インクミストの捕捉能力とインク液滴への影響とに応じて適切に吸引力が調整される必要がある。
吸引力の調整は、種々の条件に応じてなされる。特許文献1には、複数の吸引ファンを並列配列し、インクの吐出量に応じて動作させる吸引ファンを選択し、また、吸引ファンの駆動力を変更する技術について開示されている。また、特許文献2には、インクの吐出面(記録ヘッド)と記録媒体(プラテン)との距離やインクの吐出数に応じてファンの風量や風速を切り替える技術について開示されている。
特開2007−229950号公報 特開2006−192704号公報
しかしながら、吸引部を安定して動作させるには、当該吸引部の性能に応じた下限以上の動作レベルが必要であり、インクミストの捕捉性能の低下を抑えつつ精度良く適切に吸引力を抑制する調整を行うのが困難であったり、構成の大型化や制御の複雑化に繋がったりするという課題がある。
この発明の目的は、吸引力をより容易且つ適切に抑制する調整を行うことの出来るインクミスト収集装置、インクジェット記録装置及びインクミスト収集装置の調整方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
インクミスト及び空気を流入させるミスト吸引口と、外気を流入させる外気吸引口と、
が設けられた通気部と、
前記ミスト吸引口及び前記外気吸引口を介して空気の吸引動作を行う吸引部と、
吸引された空気中のインクミストを捕捉する捕捉部と
備え
前記通気部は、
前記ミスト吸引口が設けられ、当該ミスト吸引口から流入したインクミスト及び空気を流す前部通気部と、
前記外気吸引口が設けられ、当該外気吸引口から流入した空気と前記前部通気部を通ったインクミスト及び空気とを前記捕捉部へと流す後部通気部と、
を有し、
前記外気吸引口は、開口面積のうちの閉塞度合を閉塞部材により変更可能であり、当該外気吸引口の前記後部通気部内向き法線ベクトルが、前記前部通気部と前記後部通気部とを繋ぐ連通口の前記後部通気部内向き法線ベクトルと同一方向を向くように設けられている
とを特徴とするインクミスト収集装置である。
また、請求項記載の発明は、請求項記載のインクミスト収集装置において、
前記外気吸引口及び前記連通口は、前記吸引部と対向する同一面上に設けられていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のインクミスト収集装置において、
前記外気吸引口の開口面積のうちの閉塞度合を変更可能に配置される閉塞部材を備えることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載のインクミスト収集装置において、
前記閉塞部材を前記外気吸引口に対して相対移動させる閉塞動作部を備えることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載のインクミスト収集装置において、
前記ミスト吸引口からの流入速度に応じた所定の風速情報と、前記閉塞度合との関係を記憶する対応記憶部を備えることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、
インクを吐出する記録ヘッドと、
請求項1〜の何れか一項に記載のインクミスト収集装置と、
を備えるインクジェット記録装置である。
また、請求項記載の発明は、
インクミスト及び空気を流入させるミスト吸引口と、外気を流入させる外気吸引口と、を有する通気部と、前記ミスト吸引口及び前記外気吸引口を介して空気の吸引動作を行う吸引部と、吸引された空気中のインクミストを捕捉する捕捉部と、を備え、前記通気部は、前記ミスト吸引口が設けられ、当該ミスト吸引口から流入したインクミスト及び空気を流す前部通気部と、前記外気吸引口が設けられ、当該外気吸引口から流入した空気と前記前部通気部を通ったインクミスト及び空気とを前記捕捉部へと流す後部通気部と、を有し、前記外気吸引口は、前記後部通気部内向き法線ベクトルが、前記前部通気部と前記後部通気部とを繋ぐ連通口の前記後部通気部内向き法線ベクトルと同一方向を向くように設けられているインクミスト収集装置の調整方法であって、
前記ミスト吸引口からの空気の流入速度を計測する風速計測ステップ、
前記風速計測ステップで計測された流入速度に応じて、前記外気吸引口の開口面積のうち閉塞部材による閉塞度合を変更する閉塞度合調整ステップ、
を含むことを特徴とするインクミスト収集装置の調整方法である。
本発明に従うと、インクミスト収集装置において、吸引力をより容易且つ適切に抑制する調整を行うことが出来るという効果がある。
第1実施形態のインクジェット記録装置の構成を側面から見た模式図である。 ヘッドユニットのインク吐出面及び第1中間ミスト収集部の吸引面を示す底面図である。 第1中間ミスト収集部の断面図である。 図3の断面線B−Bにおける第1中間ミスト収集部の断面図である。 外気吸引口の開閉について説明する図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置における吸引力調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のインクジェット記録装置における第1中間ミスト収集部の断面図である。 第2実施形態のインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態のインクジェット記録装置で実行される吸引力調整処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
先ず、本発明のインクミスト収集装置を備えるインクジェット記録装置の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のインクジェット記録装置100の構成を側面から見た模式図である。
インクジェット記録装置100は、媒体供給部10と、画像形成部20と、媒体排出部30と、制御部40(図6参照)などを備えている。このインクジェット記録装置100では、制御部40による制御に基づいて、媒体供給部10に格納された記録媒体Pが画像形成部20に搬送され、画像が記録された後に媒体排出部30に排出される。
媒体供給部10は、給紙トレー11と供給搬送部12などを有する。
給紙トレー11は、記録媒体Pを一又は複数載置可能に設けられた板状部材である。給紙トレー11は、載置された記録媒体Pの量に応じて上下動し、記録媒体Pのうち一番上のものが供給搬送部12による搬送開始位置に保持される。
記録媒体Pとしては、種々の厚さの印刷用紙に加えて、セル、フィルムや布帛など、画像形成ドラム21の外周面上に湾曲して担持され得る種々のものが用いられる。
供給搬送部12は、複数(例えば、2本)のローラー121、122と、内側面でローラー121、122により支持された輪状のベルト123と、給紙トレー11上に載置された記録媒体Pのうち一番上のものをベルト123に受け渡す図示略の供給部と、を有する。供給搬送部12は、ローラー121、122の回転によるベルト123の周回移動に従って供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Pを搬送して画像形成部20へ送る。
画像形成部20は、画像形成ドラム21と、受け渡しユニット22と、ヘッドユニット23と、インクミスト収集装置としてのミスト収集部24と、照射部25と、デリバリー部26などを備える。
画像形成ドラム21は、円筒状の外周形状を有し、当該外周面上に記録媒体Pを担持して、その回転動作に応じた搬送経路で記録媒体Pを搬送する。また、画像形成ドラム21には、外周面を加熱することで記録媒体Pを加熱するための媒体ヒーター211(図6参照)が設けられている。
受け渡しユニット22は、供給搬送部12から受け渡された記録媒体Pを画像形成ドラム21に受け渡す。受け渡しユニット22は、媒体供給部10の供給搬送部12と画像形成ドラム21との間の位置に設けられている。受け渡しユニット22は、供給搬送部12により送られてきた記録媒体Pの一端を把持する爪部221と、爪部221に把持された記録媒体Pを誘導する円筒状の受け渡しドラム222などを有する。爪部221により供給搬送部12から取得された記録媒体Pは、受け渡しドラム222に送られると回転する受け渡しドラム222の外周面に沿って移動し、そのまま画像形成ドラム21の外周面に誘導されて受け渡される。
ヘッドユニット23は、記録媒体Pが担持される画像形成ドラム21の回転に応じ、記録媒体Pと対向するノズル面に設けられた複数のノズル開口部から当該記録媒体Pの各所にインクの液滴を吐出していくことで画像を記録する。本実施形態のインクジェット記録装置100では、ヘッドユニット23は、画像形成ドラム21の外周面から予め設定された距離だけ離隔されて、画像形成ドラム21上における記録媒体Pの搬送方向について互いに異なる位置に所定の間隔で4つ配置されている。4つのヘッドユニット23は、CMYK4色のインクをそれぞれ出力する。これらのインクとしては、所定の温度(例えば、60℃)以上になると軟化する熱軟化性、且つ照射された紫外光(UV光)と反応して硬化定着するUV硬化型のインクが用いられる。このようなインクとしては、特には限られないが、所定の温度以上に加熱されることでゾル化する公知の各種ゲル状インクが利用される。ヘッドユニット23には、当該インクを加熱してゾル状態を維持させるためのインクヒーター235(図6参照)が設けられている。
ヘッドユニット23の各々は、ここでは、画像形成ドラム21の回転軸方向である幅方向に移動されることなくシングルパス方式で画像形成ドラム21の回転との組み合わせにより記録媒体P上の画像記録可能幅に亘って画像を記録可能なラインヘッドを有する。
ミスト収集部24は、ヘッドユニット23からインク液滴が吐出された際に生じて浮遊する微小なミストを吸引して捕捉する。ミスト収集部24は、ここでは、4つ設けられ、そのうちの2つは、ヘッドユニット23のうち搬送方向上流側の2つに対し、それらの搬送方向下流側に取り付けられた第1中間ミスト収集部241であり、1つは、搬送方向について最も下流側にあるヘッドユニット23に対し、その搬送方向上流側に取り付けられた第2中間ミスト収集部242であり、残りの1つは、ヘッドユニット23と照射部25との間に独立して設けられる最終ミスト収集部243である(以下、第1中間ミスト収集部241、第2中間ミスト収集部242及び最終ミスト収集部243の一部又は全部をまとめてミスト収集部241〜243などとも記す)。
これらのうち、ミスト収集部241、242は、それぞれ搬送方向上流側に隣り合うヘッドユニット23で生じたミストを可能な範囲で捕捉する。最終ミスト収集部243は、搬送方向に最下流側のヘッドユニット23で生じたミストに加えて、他の全てのヘッドユニット23で生じたミストのうちミスト収集部241、242で捕捉されずに搬送方向に流れたミストを全て捕捉回収する。このため、本実施形態のインクジェット記録装置100におけるミスト収集部241、242は、直近のヘッドユニット23から吐出されるインクの着弾位置に悪影響を与えないために吸引力(流入速度)を適切に抑制する必要がある。一方、最終ミスト収集部243は、ヘッドユニット23からの距離が、ミスト収集部241、242とこれらの搬送方向上流側にそれぞれ隣り合うヘッドユニット23との距離よりも広くとられ、ミスト収集部241、242よりも吸引力を高く定められて動作する。
照射部25は、所定のエネルギー線、ここでは、電磁波である紫外線を照射して、ヘッドユニット23から記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させる。照射部25は、例えば、紫外線を発する発光ダイオード(LED)を有し、当該LEDに電圧を印加して電流を流すことで発光させて紫外線を照射する。照射部25は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転により搬送される記録媒体P上にヘッドユニット23からインクの吐出がなされた後、記録媒体Pがデリバリー部26により媒体排出部に引き渡される前に当該記録媒体P上に紫外線が照射可能に設けられている。
なお、照射部25において紫外線を発する構成は、LEDに限られない。照射部25は、例えば、水銀ランプを有していても良い。また、インクが紫外線以外のエネルギー線を受けて硬化する性質を有する場合には、上述の紫外線を発する構成の代わりに、当該インクを硬化させる波長のエネルギー線を発する周知の光源が設けられる。
デリバリー部26は、インクが吐出、硬化された記録媒体Pを画像形成ドラム21から媒体排出部30に搬送する。デリバリー部26は、複数(例えば、2本)のローラー261、262と、内側面でローラー261、262に支持された輪状のベルト263と、円筒状の受け渡しローラー264などを有する。デリバリー部26は、受け渡しローラー264により画像形成ドラム21上の記録媒体Pをベルト263上に誘導し、受け渡された記録媒体Pをローラー261、262の回転に伴い周回移動するベルト263と共に移動させることで搬送して媒体排出部30に送り出す。
媒体排出部30は、画像形成部20から送り出された画像記録後の記録媒体Pをユーザーにより取り出されるまで格納する。媒体排出部30は、デリバリー部26により搬送された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31などを有する。
制御部40は、インクジェット記録装置100の全体動作を統括制御する。制御部40の機能動作については、後に詳述する。
図2は、ヘッドユニット23のインク吐出面及び第1中間ミスト収集部241の吸引面を示す底面図である。なお、第2中間ミスト収集部242の構造は、この第1中間ミスト収集部241と搬送方向に垂直な面に対して対称な構造であり、以下では各構成要素について同一の符号を用いることとして説明を省略する。
このヘッドユニット23は、2個の記録ヘッド231、232がペアとなり、当該ペアが複数千鳥配置されることで、幅方向に記録媒体Pの幅に亘って切れ目なくインクの吐出が可能となっている。また、複数の記録ヘッド231、232は、それぞれ、搬送方向に異なる3箇所にそれぞれ複数個ずつのノズル開口部が配置され、これらのノズル開口部は、各々幅方向に異なる位置になるようにずらして設けられている。
第1中間ミスト収集部241は、底面(吸引面)に複数の孔部からなる吸引口2411(ミスト吸引口)がヘッドユニット23の間に位置するように各々配置されている。即ち、吸引口2411は、吸引対象のインクミストを生じるヘッドユニット23(記録ヘッド231、232)の搬送方向下流側に設けられる。
第1中間ミスト収集部241は、ヘッドユニット23(画像形成ドラム21)よりも幅方向に長く形成されている。第1中間ミスト収集部241は、ヘッドユニット23よりも幅方向に長い部分でヘッドユニット23の幅方向に隣接する位置まで搬送方向に広いL字形状となっており、側面241sの一部がヘッドユニット23と対向する。搬送方向に広くなっている端部には、吸引ファン2412が設けられている。吸引口2411は、特には限られないが、例えば、複数の円形の孔部が所定の間隔で設けられたものである。なお、ここでは、各孔部のサイズ及び間隔を均一に表現しているが、各孔部での吸引力が均一になるように適宜サイズや間隔を異ならせても良い。具体的には、吸引ファン2412に近い下流側の孔部ほどサイズを小さくし、孔部間の間隔を広くすることで、複数の孔部間で吸引力を揃えることが出来る。
図3は、第1中間ミスト収集部241の断面図である。図3(a)は、図2の断面線A1−A1で切断された断面を示し、図3(b)は、図2の断面線A2−A2で切断された断面を示す。
図3(a)に示すように、第1中間ミスト収集部241の吸引面において記録媒体Pと対向する範囲に設けられた吸引口2411の吸引面と反対側には、第1フィルター2413が設けられ、当該第1フィルター2413を介してダクト2414(通気部)の内部に連通している。ダクト2414は、これら吸引口2411及び第1フィルター2413が設けられたダクト前部2414a(前部通気部)と、吸引ファン2412(吸引部)及び第2フィルター2416(捕捉部)が設けられたダクト後部2414b(後部通気部)とに区分けされ、ダクト前部2414aにおいて吸引口2411から流入した空気及びインクミストは、連通口2414cを通ってダクト後部2414bに流入する。
吸引ファン2412は、通常の回転式のものであって、回転動作に伴って空気とともにインクミストを吸引口2411から吸い込む吸引動作を行う。吸い込まれた空気及びインクミストは、一部のインクミストが第1フィルター2413で捕捉されながらダクト前部2414aの内部に流れ込む。ダクト前部2414aに進入したインクミストは、更にダクト後部2414bで第2フィルター2416により捕捉されて、空気のみが外部に排出される。吸引ファン2412は、図示略の電力供給部から所定の電圧が供給されて回転動作する。回転速度は、単一に設定されていても良いし、複数段階で可変に設定されていても良い。回転速度が可変の場合には、回転速度の変更は、例えば、制御部40の制御処理などにより電力供給部からの電力供給がPWM(Pulse Width Modulation)でパルス幅の変更により行われる。
ダクト後部2414bは、ダクト前部2414aよりも搬送方向及び距離方向(搬送面からの高さ方向)に長く(高く)なっている。図3(b)に示すように、このうち、ヘッドユニット23の幅方向側面に回りこんで対向する側面241sには、当該ヘッドユニット23の側面と対向する部分やヘッドユニット23よりも距離方向に高い位置に外気吸引部2415が設けられている。外気吸引部2415には、側面241sを貫通する複数の外気吸引口2415hが設けられており、その一部が固定部材2415cにより固定された閉塞部材2415aにより封鎖され、残りが開放されている。開放されている外気吸引口2415hからは、吸引ファン2412の回転動作に伴って外気が流入して吸引ファン2412へ流れる。
閉塞部材2415aとしては、空気を通さず、吸引ファン2412の吸引動作に応じて無視出来ない伸縮変形(ダクト後部2414bの容積が変化したり、閉塞状態が保たれなくなったり、破壊されたりなど)が生じない材質であれば特に限定されないが、ヘッドユニット23と側面241sとの間に設置可能な材質がコスト、加工のし易さや耐久性などに基づいて選択される。例えば、閉塞部材2415aには、ダクト2414と同一の材質の板状部材が用いられても良いし、或いは、粘着テープなどで封鎖されても良い。
図4は、図3の断面線B−Bにおける第1中間ミスト収集部241の断面図である。
この断面図では、第1中間ミスト収集部241のうち距離方向に短い部分の切断部端面と、第1中間ミスト収集部241のうち距離方向に長い部分の側面241sとが表されている。
側面241sには、上述のように、外気吸引部2415が設けられている。外気吸引部2415では、複数の外気吸引口2415hが二次元配列されて設けられている。閉塞部材2415aは、搬送方向に延在して複数枚が距離方向に異なる位置(高さ)に設けられており、搬送方向に複数個配列された各段の外気吸引口2415hを各々閉塞するのに用いられる。閉塞部材2415aの搬送方向(長手方向)両端は、外気吸引口2415hを閉塞する中央部分よりも距離方向に長く形成されており、距離方向に延在するガイド穴2415bを貫通して設けられた固定部材2415cにより側面241sに対して固定される。固定部材2415cは、例えば、ネジやボルトであり、側面241sに設けられた図示略のネジ穴やナットなどに対して螺合されることで、閉塞部材2415aを固定する。
閉塞部材2415aは、固定部材2415cを緩めた状態でガイド穴2415bに沿って上下されることで、各段の外気吸引口2415hが所望の割合だけ封鎖(閉塞)される。ここでは、最上段の閉塞部材2415aがガイド穴2415bに沿って高い位置に固定されて対応する最上段の外気吸引口2415hを閉塞している一方、上から二段目以下の各段の閉塞部材2415aは、ガイド穴2415bに沿って低い位置に固定されており、その他の外気吸引口2415hが開放されている。
図5は、外気吸引口2415hの開閉について説明する図である。
図5(a)に示すように、固定部材2415c(ネジ)に対して閉塞部材2415aをガイド穴2415bに沿って上方に持ち上げて固定する、即ち、固定部材2415cがガイド穴2415bにおいて一番下に位置する状態で当該閉塞部材2415aが固定されることで、外気吸引口2415hが完全に閉塞される。
全ての外気吸引口2415hが完全に閉塞された状態では、吸引ファン2412の動作に応じた量の空気が吸引口2411からのみ進入する。
図5(b)に示すように、固定部材2415cがガイド穴2415bの中間付近に位置する状態で当該閉塞部材2415aが固定されることで、外気吸引口2415hは、当該外気吸引口2415hの面積の総和である開口面積のうち、半分程度が開放されて残りの半分程度が閉塞される。この状況では、開放された面積と吸引口2411の開口面積の比に第1フィルター2413の圧力損失を考慮した分量の外気が外気吸引口2415hから流入する。吸引ファン2412の吸引量が固定された状況では、この外気吸引口2415hから流入した外気の量に応じて吸引口2411からの吸引量、即ち、空気の流入速度が減少することになる。
図5(c)に示すように、閉塞部材2415aを固定部材2415cに対してガイド穴2415bに沿って下方に移動させ、固定部材2415cがガイド穴2415bの上端に位置する状態で当該閉塞部材2415aが固定されることで、外気吸引口2415hは、完全に開放される。上述のように、外気吸引口2415hの開放面積が増加するほど(閉塞度合が低下するほど)、吸引口2411から流入する空気の割合、即ち、量が減少するので、外気吸引口2415hが完全に開放されることで、吸引口2411からの空気の吸引量(流入速度)が最小になる。
これら外気吸引口2415hは、ヘッドユニット23で吐出されるインク液滴の飛翔に影響を与えない位置、即ち、当該インク液滴の吐出に伴って生じるインクミストが流れるヘッドユニット23の吐出面直近以外の位置範囲で適宜定められる。この外気吸引口2415hの位置としては、特に、当該外気吸引口2415hから吸引された空気の流れにより吸引口2411から吸引された空気及びインクミストの流れが大きく乱されない位置にあることが望ましい。即ち、吸引口2411近傍で渦や乱流などが生じて吸引口2411からの吸引が妨げないように、吸引口2411の全ての孔部から進入した空気の流れに対して下流側で外気吸引口2415hから流入した空気が合流するのが好ましい。また、外気吸引口2415hから流入する空気の流れが吸引口2411から流れる空気により妨げられない位置であることが好ましい。即ち、外気吸引口2415h近傍を吸引口2411から流れる空気の流れが通過せず、また、外気吸引口2415hから流入する空気の流れと、吸引口2411から流れる空気の流れとが衝突しないことが好ましい。
ここでは、図3に示したように、吸引口2411からダクト2414(ダクト前部2414a)を通って第2フィルター2416へ流れる空気の流れと外気吸引口2415hから流入して第2フィルター2416へ流れる空気の流れが略平行となるように、連通口2414cと外気吸引口2415hとが同一面内に配置され(連通口2414cを含む面のダクト後部2414bの内側方向への法線ベクトル(後部通気部内向き法線ベクトル)と、外気吸引口2415hを含む面のダクト後部2414bの内側方向への法線ベクトルとが同一方向を向くように外気吸引口2415hが配置される)、且つこれら連通口2414cと外気吸引口2415hとが設けられた面が第2フィルター2416及び吸引ファン2412の設置面と対向することで、ダクト2414内で乱流や渦などの大きな空気の流れの乱れが生じるのを効果的に抑えることが出来る。
なお、これらの条件を満たす位置範囲には、通常、吸引面が含まれず、また、インクジェット記録装置100としてミスト収集部24が取り付けられた状態で、搬送面やヘッドユニット23のノズル面から離隔して及び/又は間にミスト収集部24やヘッドユニット23自体を挟んでいる。従って、吸入されるミスト収集部24の外気には、インクミストが混入し難い(無視出来ないインクミストが混入すると想定されない)が、微量のインクミストが混入したとしても、第2フィルター2416により捕捉される。
図6は、本実施形態のインクジェット記録装置100の機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置100は、制御部40と、搬送駆動部51と、ヘッド駆動部531及び記録ヘッド231、232と、インクヒーター駆動部535及びインクヒーター235と、媒体ヒーター駆動部511及び媒体ヒーター211と、照射駆動部55及び照射部25と、吸引ファン駆動部541及び吸引ファン2412と、通信部61と、操作表示部62と、報知部63などを備える。
なお、ヘッドユニット23の各構成は、4つのヘッドユニットに対して各々設けられ、ミスト収集部24の各構成は、第1中間ミスト収集部、第2中間ミスト収集部及び最終ミスト収集部に対して各々設けられている。
搬送駆動部51は、制御部40の制御に基づき、記録媒体Pを媒体供給部10から画像形成部20に送り、更に媒体排出部30へ移動させる動作を行う。搬送駆動部51は、適切なタイミングで給紙トレー11から供給搬送部12に送り出し、画像形成ドラム21を回転モーターなどにより適切な速度で回転させながら爪部221を動作させて供給搬送部12から受け渡しユニット22を介して当該画像形成ドラム21の外周面に載置させることで、記録媒体Pをヘッドユニット23のノズル面と対向させながら搬送する。そして、搬送駆動部51は、適切なタイミングで記録媒体Pを画像形成ドラム21の外周面上から離別させて、デリバリー部26を介して排紙トレー31に送り出す。
これら搬送駆動部51により駆動される供給搬送部12、画像形成ドラム21、受け渡しユニット22、デリバリー部26などにより搬送部が構成される。
ヘッド駆動部531及び記録ヘッド231、232と、インクヒーター駆動部535及びインクヒーター235とは、ヘッドユニット23に設けられる。
記録ヘッド231、232は、ノズルと、ノズルからインクを吐出させる圧力が印加される圧力室を含むインク流路と、当該圧力室においてインクに圧力を印加する動作を行う負荷(例えば、圧電素子、電熱線や抵抗素子など)などを有し、外部に設けられたインク貯留部から供給されたインクを吐出する。ヘッド駆動部531は、記録ヘッド231、232の負荷がインクに対して所定のパターンで圧力変動を生じさせるための駆動信号を当該負荷に対して出力して、必要な電圧を印加し、また電流を流す。
インクヒーター駆動部535は、上述のインクヒーター235を動作させる駆動信号(電流)を出力する。インクヒーター駆動部535は、制御部40の制御に基づいて駆動信号をオンオフさせることが出来る。或いは、インクヒーター235に流す電流値を変化させることが可能であっても良い。また、図示略の温度計を備えてインクの温度又は当該インクの温度に応じた温度変化をする記録ヘッド231、232の部位の温度を計測し、当該計測結果に基づいて制御部40がインクヒーター駆動部535の動作制御を行うことが出来る。
媒体ヒーター211は、画像形成ドラム21の外周面を適切に保つ加熱動作を行う。媒体ヒーター211は、画像形成ドラム21の内部に設けられてその外周面を内側から加熱しても良いし、画像形成ドラム21の外周面に対向して配置されて赤外線照射などにより搬送される記録媒体Pの表面を加熱するものであっても良い。
照射駆動部55は、制御部40の制御に基づいて、記録媒体Pへのインク吐出動作時に対応して照射部25のUV光照射動作を行わせる。
吸引ファン駆動部541は、制御部40の制御に基づいてミスト収集部241〜243の各吸引ファン2412をそれぞれ動作させる。吸引ファン駆動部541は、複数の吸引ファン2412の動作可否を一括して切り替え可能であっても良い。吸引ファン駆動部541による吸引ファン2412の駆動期間は、通常、ヘッドユニット23からのインク吐出動作の開始及び終了のタイミングに基づいて定められるが、吸引ファン駆動部541は、ユーザーによる操作表示部62への入力操作に応じた明示的な動作命令などに従ってヘッドユニット23の動作とは独立に吸引ファン2412を動作させることも出来る。更に、吸引ファン駆動部541は、インクジェット記録装置100の制御部40による制御とは別個に直接試験用の外部マイコンなどを介して駆動信号を入力させることで吸引ファン2412を動作させることも可能である。
通信部61は、外部の電子機器、例えば、プリンターサーバーや、パーソナルコンピューター(PC)などの各種端末装置と所定の通信プロトコルでデータの送受信を行うためのインターフェイスであり、例えば、NIC(Network Interface Card)を備える。接続方法は、LAN(Local Area Network)を介した有線又は無線による通信であっても良いし、或いは、通信部61は、USB(Universal Serial Bus)などによる外部機器との直接接続を行う接続端子とドライバーとを備えていても良い。
操作表示部62は、制御部40の制御動作に基づいて表示画面に各種メニューやステータスなどの表示を行わせ、また、ユーザーによる入力操作を受け付けて操作信号を制御部40に出力する。表示画面としては、例えば、液晶画面(Liquid Crystal Display)が用いられるがこれに限られない。また、当該表示画面に重ねてタッチセンサーを設けることで表示画面をタッチパネルとして用いることが出来る。また、操作表示部62は、電力供給状態を示すLEDランプや、主電源のオンオフを切り替えたりリセット動作を行わせたりするための押しボタンスイッチなどを備えていても良い。
報知部63は、インクジェット記録装置100のユーザーに対して所定の報知動作を行う。報知動作には、例えば、ビープ音を発生したり、ランプを点灯又は点滅させたりする動作が含まれ、ビープ音を発生させる圧電素子や点灯又は点滅させる発光ダイオード(LED)などを備える。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)及び対応記憶部としての記憶部43などを備える。
CPU41は、インクジェット記録装置100の動作に係る各種演算処理を行う。RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部43は、CPU41による制御動作に係る制御プログラムを記憶保持し、制御プログラムは、必要に応じてCPU41により読み出され、実行される。また、記憶部43には、通信部61を介して外部から取得された出力対象の画像データや、当該画像データを処理して本実施形態のインクジェット記録装置100で画像の記録に用いられるフォーマットに変換されたデータ(ラスターデータ)が一時記憶される。出力対象の画像データは、適切なタイミングでヘッド駆動部531に出力され、各ノズルからのインク吐出有無を定める。この記憶部43には、高速なデータ読み書きの可能なDRAMや、電源オフ時に記憶データを継続保持可能な不揮発性メモリー(フラッシュメモリーなど)との組み合わせが好ましく用いられる。また、インクジェット記録装置100の全体動作の制御プログラムや初期設定データは、マスクROMに記憶されていても良い。
記憶部43には、開口面積対応テーブル431が記憶されている。この開口面積対応テーブル431は、工場検査時や出荷時などに予め記憶され、所定の位置、例えば、所定の吸引口2411の中央位置における風速の計測値(風速情報)に応じて外気吸引口2415hの閉塞されるべき割合(閉塞度合)を示すデータを示す。また、開口面積対応テーブル431には、1つの開口部の開放当たりの流入速度の低下の割合といった風速情報と閉塞度合との相対関係が記憶されても良い。
これらの各部は、バス69を介して互いに接続され、データのやりとりが可能となっている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100におけるミスト収集部24の調整方法について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置100では、初期設定時、及びヘッドユニット23やミスト収集部24の交換時などに、インクジェット記録装置100の管理者や設置・メンテナンス業者など(以下、調整者と記す)によりミスト収集部24による吸引力の調整が好ましく行われる。この処理は、ミスト収集部24をインクジェット記録装置100に取り付けない状態で、ミスト収集部24が吸引ファン2412を動作させる電源系のみに接続されて行われ得る。
図7は、吸引力調整処理の処理手順を示すフローチャートである。
先ず、外気吸引口2415hにおける閉塞部材2415aによる閉塞の割合を初期設定にあわせる(ステップS11)。それから、吸引ファン2412を動作させて、所定の吸引口2411の中央での風速を計測する(ステップS12;風速計測ステップ)。上述のように、吸引ファン2412は、操作表示部62への入力操作などに応じて、或いは試験用マイコンなどに接続されて所定の駆動信号が入力されることで、強制的に動作させることが出来る。風速計には、従来周知のものが適宜利用される。また、風速計測値は、吸引口2411の単一の孔部におけるものに限られず、複数の孔部のデータが加算平均されたり、最大値や最小値が選択されたりしても良い。
それから、記憶部43の開口面積対応テーブル431を参照して適切な閉塞範囲を取得する(ステップS13)。開口面積対応テーブル431のデータは、調整者の操作表示部62への入力操作に応じて制御部40が必要な範囲を当該操作表示部62に表示させることが出来る。或いは、外部の電子機器と通信部61を介して通信接続させ、当該電子機器で開口面積対応テーブル431を読み出して表示させることとしても良い。
次いで、閉塞部材2415aの位置を調整する(ステップS14;閉塞度合調整ステップ)。上述のように、調整は、調整者がドライバーなどを用いて又はつまみを指で回して固定部材2415cを緩め、閉塞部材2415aを手動で移動させた後に固定部材2415cを締め直すことで行われる。
その後、調整者は、再度吸引ファン2412を動作させて、所定の吸引口2411の中央での風速を計測し(ステップS15)、計測値が予め設定された適正範囲内にあるか否かを判別する(ステップS16)。適正範囲に係るデータは、開口面積対応テーブル431に併せて記憶保持されていても良いし、別途用意されても良い。適正範囲内にあると判別された場合には(ステップS16で“YES”)、吸引力調整処理を終了する。適正範囲内にないと判別された場合には(ステップS16で“NO”)、適正範囲から外れた方向に応じて閉塞部材2415aによる閉塞範囲を微調整し(ステップS17)、処理をステップS15に戻す。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置100が備えるミスト収集部24は、インクミスト及び空気を流入させる吸引口2411と、インクミストを流入させることを意図しない配置で設けられて当該ミスト収集部24の外気を流入させる外気吸引口2415hと、が設けられたダクト2414と、吸引口2411及び外気吸引口2415hを介して空気の吸引動作を行う吸引ファン2412と、吸引された空気中のインクミストを捕捉する第2フィルター2416と、外気吸引口2415hの開口面積のうちの閉塞度合を変更可能に配置される閉塞部材2415aと、を備える。
これにより、吸引ファン2412による所定の吸引力(回転速度)での吸引時における吸引口2411からの吸引力を、外気吸引口2415hの開口面積に応じて低減させることが出来る。従って、吸引ファン2412の精密な制御を行わなくともより容易且つ適切な吸引力の調整、特に吸引力の抑制を図ることができる。特に、ミスト収集部241、242のように、ヘッドユニット23の直近に配置されてその距離の変更調整が難しいような場合に、吸引力の調整が容易且つ効果的に行われる。
また、ミスト収集部24の外面で調整を行うことが出来るので、インクジェット記録装置100の組立出荷前の検査などでの調整作業が容易になる。
また、インクミストの吸引口2411の開口面積や開口数を変化させないので、特に、本実施形態のミスト収集部241、242などのように、吸引口2411の各孔部の位置から吸引ファン2412までの距離が各々異なる場合などに、各孔部における吸引力を均一化するために調整動作の手間が複雑になるのを防ぐことが出来る。
また、ダクト2414は、吸引口2411が設けられ、当該吸引口2411から流入したインクミスト及び空気を流すダクト前部2414aと、外気吸引口2415hが設けられ、当該外気吸引口2415hから流入した空気とダクト前部4214aを通ったインクミスト及び空気とを第2フィルター2416へと流すダクト後部2414bと、を有する。
このように、吸引口2411の各孔部から流入したインクミストと空気の流れがダクト前部2414aでまとめられてからダクト後部2414bで外気と合流させることで、ダクト前部2414aにおける空気の流れの乱れを抑制し、吸引口2411からの吸引をスムーズに所望の流入量で行わせることが出来る。
また、外気吸引口2415hは、当該外気吸引口2415hのダクト後部2414b内向き法線ベクトルが、ダクト前部2414aとダクト後部2414bとを繋ぐ連通口2414cのダクト後部2414b内向き法線ベクトルと同一方向を向くように設けられている。これにより、ダクト前部2414aからのインクミストを含む空気の流れと、外気吸引口2415hからの外気の流れとの角度差を平行に近づけて吸引ファン2412に送ることが出来るので、両者の流れの間に乱流や渦などの乱れが生じるのを抑制し、スムーズにインクミストを第2フィルター2416で捕捉させることが出来る。
また、外気吸引口2415h及び連通口2414cは、吸引ファン2412と対向する同一面上に設けられているので、外気吸引口2415h及び連通口2414cからそれぞれダクト後部2414bの内部に流入した空気及びインクミストがほぼまっすぐに吸引ファン2412及び第2フィルター2416に向かうことになり、流入した空気、特にインクミストが長時間ダクト後部2414b内部に滞留したり外気吸引口2415hから流出したりするのを防ぐことが出来る。
また、吸引口2411からの空気の流入速度に応じた所定の風速情報と、外気吸引口2415hの閉塞度合との関係を開口面積対応テーブル431として記憶する記憶部43を備える。従って、この開口面積対応テーブル431を参照することで一度吸引口2411からの空気の流入速度(この場合、インクミストが混入している必要はない)を計測することで、適切な閉塞度合を容易に知得することが出来るので、閉塞度合の調整時間を短縮することが出来る。
また、本実施形態のインクジェット記録装置100は、インクを吐出する記録ヘッド231、232と、上述のミスト収集部24と、を備える。
従って、記録ヘッド231、232からのインク吐出により適切な画質で画像を記録することを可能としつつ、インク吐出に伴って生じるミストを適切に捕捉することが出来る。
また、本実施形態のインクジェット記録装置100におけるミスト収集部24の調整方法は、吸引口2411からの空気の流入速度を計測する風速計測ステップ、風速計測ステップで計測された流入速度に応じて、外気吸引口2415hの開口面積のうち閉塞部材2415aによる閉塞度合を変更する閉塞度合調整ステップ、を含む。
従って、吸引ファン2412の精密な制御を行わなくともより容易に適切な吸引力の調整、特に吸引力の抑制を図ることが出来る。特に、ミスト収集部241、242のように、ヘッドユニット23の直近に配置されてその距離の変更調整が難しいような場合に、吸引力の調整を容易且つ効果的に行うことが出来る。
[第2実施形態]
次に、本発明のインクジェット記録装置の第2実施形態について説明する。
図8は、本実施形態のインクジェット記録装置100aにおけるミスト収集部の断面図である。図8(a)は、図4に示した断面図と同一の断面における図であり、図8(b)は、図3(b)に示した断面図と同一の断面における図である。
このインクジェット記録装置100aは、閉塞部材2415aのガイド穴2415b及び固定部材2415cの代わりに、閉塞部材2415aを上下させる電動モーター2415d及び当該電動モーター2415dの動作に係る構成が設けられている点を除き同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
電動モーター2415d(閉塞動作部)は、各閉塞部材2415aの両端に対してそれぞれ設けられる。電動モーター2415dとしては、特には限られないが、例えば、歯車2415fを回転させるステッピングモーターや、ベルトを移動させる回転モーターなど、各種周知の構成から選択される。ここでは、閉塞部材2415aの両端にそれぞれ固定されたラックレール2415eと噛合された歯車2415fをステッピングモーターにより回転させることで、閉塞部材2415aが所望の量だけ上下される例を示している。なお、閉塞部材2415aが外気吸引口2415hを確実に塞ぐことが出来るように、閉塞部材2415aを側面241sの方向に付勢する構成や、側面241sに沿って閉塞部材2415aの両端を案内するガイドレールなどを備えていても良い。このように、インクジェット記録装置100aでは、電動モーター2415dが閉塞部材2415aを上下させて外気吸引口2415hに対して相対移動させることで、外気吸引口2415hが開放又は閉塞(封鎖)される。
図9は、本実施形態のインクジェット記録装置100aの機能構成を示すブロック図である。
この第2実施形態のインクジェット記録装置100aの機能構成は、ミスト収集部24aに上述の電動モーター2415dが追加された点を除き同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。電動モーター2415dは、制御部40の制御に応じて定められた量の動作を行い、当該電動モーター2415dに対応する閉塞部材2415aを上下させる。
なお、電動モーター2415dは、インクジェット記録装置100aの制御部40に制御される代わりにミスト収集部24aが備えるマイコンによって動作制御がなされても良い。或いは、動作自体は電動でなされるものの、移動量の制御はユーザーによって手動でなされる構成であっても良い。
図10は、本実施形態のインクジェット記録装置100aで実行される吸引力調整処理の制御部40による制御手順を示すフローチャートである。この吸引力調整処理は、例えば、ユーザー(調整者)により計測された風速値の入力及び当該設定値に基づく処理の開始命令が操作表示部62から受け付けられた場合に開始される。
吸引力調整処理が開始されると、制御部40は、入力された所定位置での風速値を取得する(ステップS12a)。制御部40は、開口面積対応テーブル431を参照して、取得された風速値に基づき、閉塞度合に係る設定値を取得する(ステップS13)。制御部40は、電動モーター2415dに動作信号を出力して、閉塞部材2415aを設定値に応じた位置に移動させる(ステップS14a)。そして、制御部40は、吸引力調整処理を終了する。
以上のように、第2実施形態のインクジェット記録装置100aが備えるミスト収集部24aは、閉塞部材2415aを外気吸引口2415hに対して相対移動させる電動モーター2415dを備える。従って、調整者が手作業で調整する必要がないので、より容易且つ適切に吸引ファン2412による吸引口2411からの吸引力を抑制することが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、左右方向(水平方向)に延在する閉塞部材2415aを上下方向(鉛直方向)に移動させることとしたが、上下方向に延在する閉塞部材を左右方向に移動させることとしても良い。
また、上記実施の形態では、外気吸引口2415hを直接ダクト後部2414bの側面241sに設けたが、外気吸引口2415hとダクト後部2414bとを他のチューブなどを介して接続し、外気吸引口2415hをミスト収集部24やインクジェット記録装置100(のヘッドユニット23)から更に離隔させても良い。但し、チューブが長くなると圧力損失が大きくなって効果的な量の外気が流入し難くなるので、適度な長さに留められるのが望ましい。また、外気吸引口2415hがダクト前部2414a内に設けられても良いし、ダクト後部2414bの他の面に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、複数の小さな外気吸引口2415hが二次元配列される例を示したが、閉塞部材2415aの形状及び配置方向に対応して延在する外気吸引口が一次元配列されても良いし、全体として一つの大きな外気吸引口が設けられていても良い。
また、個々の外気吸引口2415hに対して個別に閉塞部材2415aが設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、一度調整した閉塞部材2415aはそのまま固定されることとしたが、電動モーター2415dを用いて制御部40により動作制御される場合などには、ミスト収集部24の動作時のみ必要な閉塞度合で外気吸引口2415hを開放し、ミスト収集部24の停止時には、常に外気吸引口2415hを完全に閉鎖させることとしても良い。
また、第2実施形態のインクジェット記録装置100aにおける吸引力調整処理は、初期出荷時やメンテナンス時などに限られず、頻繁な実行が容易に可能である。例えば、制御部40が入力された記録対象の画像データを読み込んで画像データの解析を行い、電動モーターに信号を出力して各インクの吐出量に応じた吸引量(流入速度)の調整を行うことが出来る。或いは、設定された出力画像の画質に応じて許容されるインク着弾位置のずれ量に対応した吸引量(流入速度)の調整が行われても良い。
また、上記実施の形態では、UV硬化型のインクに係るインクミストを収集するものとしたが、UV光以外に反応して硬化又は増粘するインクや、乾燥して水分が蒸発することで定着固化するインクなど、他の各種インクであっても良い。
また、吸引ファン2412の数は、単一に限られず、複数個が並列されるものであっても良い。この場合でも個々の吸引ファン2412の吸引力を各々バランス良く微調整する代わりに当初のバランスの取れた設定を維持したまま外気吸引口2415hの閉塞度合を変化させることで、容易且つ精度良く一括調整を行うことが出来る。
また、上記実施の形態では、吸引ファン2412により空気及びインクミストを吸引したが、ポンプなどで吸引するものであっても良い。この場合、本発明により、第2フィルター2416を通過したインクミストがポンプに悪影響を与えるのをより効果的に防ぐことが出来る。
また、上記実施形態では、開口面積対応テーブル431を制御部40の記憶部43に保持させたが、ミスト収集部24内部に別個に記憶部を設けて当該ミスト収集部24とセットで開口面積対応テーブル431が配布されても良い。また、この配布は、ミスト収集部24に添付された可搬型記憶媒体を介して行われても良い。
また、上記実施の形態では、ラインヘッドに対して搬送方向下流側にミスト収集部24を各々配置することとしたが、ラインヘッドに限られず、記録ヘッド231、232を記録媒体Pに対して走査させながらインクの吐出を行うスキャン型の記録ヘッドに対して設けられるミスト収集部であっても良い。この場合、スキャン方向の両側にミスト収集部が設けられても良いし、スキャン方向に垂直な方向(記録ヘッドの脇側)にミスト収集部が設けられても良い。また、ミスト収集部24は、スキャンされる記録ヘッドとともに移動するものであっても良いし、スキャン幅の両端に固定されていても良い。また、ヘッドユニット23に各々対応して個別に設けられなくても良いし、反対に、一のヘッドユニット23に対して小さなミスト収集部が複数配列されて設けられていても良い。
また、記録媒体Pが画像形成ドラム21によって搬送されるものだけではなく、無端状ベルトや各種ローラーなどにより搬送される各種インクジェット記録装置に対して本発明を適用可能である。
また、上記実施の形態では、吸引口2411として円形の孔部が複数配列された場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。インクミストにより目が詰まらない範囲で細かいメッシュやより大きな格子などが設けられていても良い。
また、吸引口2411は、画像形成ドラム21の外周面(載置された記録媒体P)と略平行に対向する面に設けられたものに限られない。ミスト収集部24は、吸引口2411が記録媒体Pの表面に対して傾いていたり、記録ヘッド231(ヘッドユニット23)に面した搬送方向上流側側面の下端付近などに吸引口2411が設けられていたり、或いは、吸引口2411が平面上にではなく、凹部内や突起部などに設けられていたりしても良い。
また、吸引ファン2412は、吸引口2411や第2フィルター2416などと一体的に設けられるものに限られず、チューブなどを介して画像形成ドラム21の近傍などに配置されても良い。この場合、ダクト2414の距離が伸びるのに従って吸引力の大きな吸引ファン2412が必要になり、また、吸引ファン2412と第2フィルター2416との位置関係に応じて適切なフィルターが設計、選択される。
また、上記実施の形態では、吸引口2411、外気吸引口2415h、及び吸引ファン2412の位置関係について説明したが、ダクト2414の経路形状などを適宜設計することでも適切な空気及びインクミストの流れが確保され得る。
また、上記実施形態では、第2フィルター2416やフィルター2436を交換可能としたが、吸引ファン2412、2432の寿命など、他の構成と比較して十分な時間利用可能である、即ち、吸引力に影響するような目詰まりが生じない場合には、第2フィルター2416やフィルター2436のみでの交換を可能とせず、ミスト収集部24が一体的にのみ交換される形態であっても良い。同様に、第1フィルター2413も交換可能であっても無くても良い。また、第1フィルター2413が設けられていなくても良い。
また、上記実施の形態では、吸引力の抑制がミスト収集部241、242よりも厳密に要求されない最終ミスト収集部243については、外気吸引部2415を備えなくても良いこととしたが、最終ミスト収集部243や他の形態のミスト収集部に外気吸引部2415が設けられた場合であっても、同様に、吸引力の調整をより容易且つ適切に行うことが可能になる。
その他、上記実施の形態で示した構造や配置などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 媒体供給部
11 給紙トレー
12 供給搬送部
121、122 ローラー
123 ベルト
20 画像形成部
21 画像形成ドラム
211 媒体ヒーター
22 受け渡しユニット
221 爪部
222 受け渡しドラム
23 ヘッドユニット
231 記録ヘッド
235 インクヒーター
24、24a ミスト収集部
241 第1中間ミスト収集部
241s 側面
2411 吸引口
2412 吸引ファン
2413 第1フィルター
2414 ダクト
2415 外気吸引部
2415a 閉塞部材
2415b ガイド穴
2415c 固定部材
2415d 電動モーター
2415e ラックレール
2415f 歯車
2415h 外気吸引口
2416 第2フィルター
242 第2中間ミスト収集部
243 最終ミスト収集部
25 照射部
26 デリバリー部
261、262 ローラー
263 ベルト
264 受け渡しローラー
30 媒体排出部
31 排紙トレー
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 記憶部
431 開口面積対応テーブル
51 搬送駆動部
511 媒体ヒーター駆動部
531 ヘッド駆動部
535 インクヒーター駆動部
541 吸引ファン駆動部
55 照射駆動部
61 通信部
62 操作表示部
63 報知部
69 バス
100、100a インクジェット記録装置
P 記録媒体

Claims (7)

  1. インクミスト及び空気を流入させるミスト吸引口と、外気を流入させる外気吸引口と、が設けられた通気部と、
    前記ミスト吸引口及び前記外気吸引口を介して空気の吸引動作を行う吸引部と、
    吸引された空気中のインクミストを捕捉する捕捉部と
    備え
    前記通気部は、
    前記ミスト吸引口が設けられ、当該ミスト吸引口から流入したインクミスト及び空気を流す前部通気部と、
    前記外気吸引口が設けられ、当該外気吸引口から流入した空気と前記前部通気部を通ったインクミスト及び空気とを前記捕捉部へと流す後部通気部と、
    を有し、
    前記外気吸引口は、開口面積のうちの閉塞度合を閉塞部材により変更可能であり、当該外気吸引口の前記後部通気部内向き法線ベクトルが、前記前部通気部と前記後部通気部とを繋ぐ連通口の前記後部通気部内向き法線ベクトルと同一方向を向くように設けられている
    ことを特徴とするインクミスト収集装置。
  2. 前記外気吸引口及び前記連通口は、前記吸引部と対向する同一面上に設けられていることを特徴とする請求項記載のインクミスト収集装置。
  3. 前記外気吸引口の開口面積のうちの閉塞度合を変更可能に配置される閉塞部材を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のインクミスト収集装置。
  4. 前記閉塞部材を前記外気吸引口に対して相対移動させる閉塞動作部を備えることを特徴とする請求項記載のインクミスト収集装置。
  5. 前記ミスト吸引口からの流入速度に応じた所定の風速情報と、前記閉塞度合との関係を記憶する対応記憶部を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のインクミスト収集装置。
  6. インクを吐出する記録ヘッドと、
    請求項1〜の何れか一項に記載のインクミスト収集装置と、
    を備えるインクジェット記録装置。
  7. インクミスト及び空気を流入させるミスト吸引口と、外気を流入させる外気吸引口と、を有する通気部と、前記ミスト吸引口及び前記外気吸引口を介して空気の吸引動作を行う吸引部と、吸引された空気中のインクミストを捕捉する捕捉部と、を備え、前記通気部は、
    前記ミスト吸引口が設けられ、当該ミスト吸引口から流入したインクミスト及び空気を流す前部通気部と、前記外気吸引口が設けられ、当該外気吸引口から流入した空気と前記前部通気部を通ったインクミスト及び空気とを前記捕捉部へと流す後部通気部と、を有し、前記外気吸引口は、前記後部通気部内向き法線ベクトルが、前記前部通気部と前記後部通気部とを繋ぐ連通口の前記後部通気部内向き法線ベクトルと同一方向を向くように設けられているインクミスト収集装置の調整方法であって、
    前記ミスト吸引口からの空気の流入速度を計測する風速計測ステップ、
    前記風速計測ステップで計測された流入速度に応じて、前記外気吸引口の開口面積のうち閉塞部材による閉塞度合を変更する閉塞度合調整ステップ、
    を含むことを特徴とするインクミスト収集装置の調整方法。
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