JP2017100414A - インクミスト収集装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実にインクミストを捕捉することの出来るインクミスト収集装置及びインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクミスト収集装置は、インクミストを吸引する吸引ファン2412と、吸引したインクミストを捕捉する第2フィルター2416と、吸引したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させるダクト内照射部2415と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、インクミスト収集装置及びインクジェット記録装置に関する。
従来、ノズルから微小なインク液滴を吐出させて記録媒体上に所望のパターンで着弾させることで画像を記録したり膜や構造などを形成したりするインクジェット記録装置がある。インクジェット記録装置の中には、UV光などのエネルギー線を照射することで硬化する性質のインクを用いることで、より確実に記録媒体に定着させるものがある。
このようなインクジェット記録装置では、インク液滴の吐出時に当該インク液滴が単独で生じて飛翔するだけではなく、更に微小な液滴が伴われて霧状(ミスト状)になって飛散し、周囲に付着するという問題がある。このようなミストが記録媒体に付着すると、記録された画像や膜などの質が低下する。また、ミストがノズル開口部に付着して固化することでインク液滴の吐出方向や吐出量に悪影響を及ぼしたり、周囲のセンサー面などに付着することでセンサーの読み取り精度が低下したりする。
これに対し、従来、ノズル近傍でインクミストを吸引し、フィルターで捕捉回収したり、外部に放出したりする技術がある。特許文献1には、画像記録時の記録媒体の搬送に伴って生じる気流を考慮してより効果的にインクミストを除去することが出来るように吸引を行う技術が開示されている。また、特許文献2には、UV光の照射により硬化するインクを用いたインクジェット記録装置において、UV光の照射部にインクミストが到達しないように風を発生させながらインクミストを吸引する技術が開示されている。
特開2014−195887号公報 特開2008−62433号公報
しかしながら、従来のインクミスト収集装置では、インクミストを吸引しても、微小液滴のインクミストが捕捉されずにそのまま通り抜けて排出されたり、一度捕捉されても捕捉から逃れたりする場合があるという課題がある。
この発明の目的は、吸引したインクミストをより確実に捕捉することの出来るインクミスト収集装置及びインクジェット記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
インクミストを吸引する吸引部と、
吸引したインクミストを捕捉する捕捉部と、
吸引したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる捕捉促進部と、
を備えることを特徴とするインクミスト収集装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクミスト収集装置において、
前記捕捉促進部は、インクミストを硬化させる所定のエネルギー線を照射する照射部を備えることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のインクミスト収集装置において、
前記照射部が照射する前記所定のエネルギー線は電磁波であり、当該電磁波は、導光部材を介してインクミストに照射されることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクミスト収集装置において、
前記捕捉部は、インクミストを付着させるフィルターを備え、
前記捕捉促進部は、前記フィルターに付着したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる
ことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のインクミスト収集装置において、
前記フィルターは、交換可能に設けられていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、
所定の条件で硬化し又は粘度が上昇するインクを吐出して記録媒体上に画像を記録する記録ヘッドと、
請求項1〜5の何れか一項に記載のインクミスト収集装置と、
を備え、
前記捕捉促進部は、前記所定の条件によりインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる
ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドはラインヘッドであり、
当該記録ヘッドから吐出されたインクを着弾させる記録媒体を搬送する搬送部を備え、
前記インクミスト収集装置におけるインクミストの吸引口は、前記記録ヘッドよりも前記搬送部による記録媒体の搬送方向下流側に設けられている
ことを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載のインクジェット記録装置において、
複数の前記記録ヘッドを有し、前記搬送方向に異なる2以上の所定数の位置に各々配置される前記所定数のヘッドユニットと、
前記所定数のヘッドユニットに各々対応して設けられた前記所定数の前記インクミスト収集装置と、
を備え、
前記吸引口は、前記所定数のインクミスト収集装置にそれぞれ対応する前記ヘッドユニットよりも前記搬送方向下流側に当該ヘッドユニットと隣り合って配置される
ことを特徴としている。
本発明に従うと、吸引したインクミストをより確実に捕捉することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の構成を側面から見た模式図である。 ヘッドユニットのインク吐出面及び第1中間ミスト収集部の吸引面を示す底面図である。 第1中間ミスト収集部の断面図である。 最終ミスト収集部の断面図である。 インクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態のインクジェット記録装置において実行されるミスト吸引処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置100の構成を側面から見た模式図である。
インクジェット記録装置100は、媒体供給部10と、画像形成部20と、媒体排出部30と、制御部40(図5参照)などを備えている。このインクジェット記録装置100では、制御部40による制御に基づいて、媒体供給部10に格納された記録媒体Pが画像形成部20に搬送され、画像が記録された後に媒体排出部30に排出される。
媒体供給部10は、給紙トレー11と供給搬送部12などを有する。
給紙トレー11は、記録媒体Pを一又は複数載置可能に設けられた板状部材である。給紙トレー11は、載置された記録媒体Pの量に応じて上下動し、記録媒体Pのうち一番上のものが供給搬送部12による搬送開始位置に保持される。
記録媒体Pとしては、種々の厚さの印刷用紙に加えて、セル、フィルムや布帛など、画像形成ドラム21の外周面上に湾曲して担持され得る種々のものが用いられる。
供給搬送部12は、複数(例えば、2本)のローラー121、122と、内側面でローラー121、122により支持された輪状のベルト123と、給紙トレー11上に載置された記録媒体Pのうち一番上のものをベルト123に受け渡す図示略の供給部と、を有する。供給搬送部12は、ローラー121、122の回転によるベルト123の周回移動に従って供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Pを搬送して画像形成部20へ送る。
画像形成部20は、画像形成ドラム21と、受け渡しユニット22と、ヘッドユニット23と、インクミスト収集装置としてのミスト収集部24と、照射部25と、デリバリー部26などを備える。
画像形成ドラム21は、円筒状の外周形状を有し、当該外周面上に記録媒体Pを担持して、その回転動作に応じた搬送経路で記録媒体Pを搬送する。また、画像形成ドラム21には、外周面を加熱することで記録媒体Pを加熱するための媒体ヒーター211(図5参照)が設けられている。
受け渡しユニット22は、供給搬送部12から受け渡された記録媒体Pを画像形成ドラム21に受け渡す。受け渡しユニット22は、媒体供給部10の供給搬送部12と画像形成ドラム21との間の位置に設けられている。受け渡しユニット22は、供給搬送部12により送られてきた記録媒体Pの一端を把持する爪部221と、爪部221に把持された記録媒体Pを誘導する円筒状の受け渡しドラム222などを有する。爪部221により供給搬送部12から取得された記録媒体Pは、受け渡しドラム222に送られると回転する受け渡しドラム222の外周面に沿って移動し、そのまま画像形成ドラム21の外周面に誘導されて受け渡される。
ヘッドユニット23は、記録媒体Pが担持される画像形成ドラム21の回転に応じ、記録媒体Pと対向するノズル面に設けられた複数のノズル開口部から当該記録媒体Pの各所にインクの液滴を吐出していくことで画像を記録する。本実施形態のインクジェット記録装置100では、ヘッドユニット23は、画像形成ドラム21の外周面から予め設定された距離だけ離隔されて、画像形成ドラム21上における記録媒体Pの搬送方向について互いに異なる位置に所定の間隔で4つ(所定数)配置されている。4つのヘッドユニット23は、CMYK4色のインクをそれぞれ出力する。これらのインクとしては、所定の温度(例えば、60℃)以上になると軟化する熱軟化性を有し、且つ照射されたUV光と反応して硬化定着する(所定の条件)UV硬化型のインクが用いられる。このようなインクとしては、特には限られないが、所定の温度以上に加熱されることでゾル化する公知のゲル状インク、例えば、国際公開第2012/147760号に記載された各種インクが利用される。ヘッドユニット23には、当該インクを加熱してゾル状態を維持させるためのインクヒーター235(図5参照)が設けられている。
ヘッドユニット23の各々は、ここでは、画像形成ドラム21の回転軸方向である幅方向に移動されることなくシングルパス方式で画像形成ドラム21の回転との組み合わせにより記録媒体P上の画像記録可能幅に亘って画像を記録可能なラインヘッドを有する。
ミスト収集部24は、ヘッドユニット23からインク液滴が吐出された際に生じて浮遊する微小なインクミストを吸引して捕捉する。ミスト収集部24は、ここでは、4つ設けられている。そのうちの2つは、ヘッドユニット23のうち搬送方向上流側の2つに対し、それらの搬送方向下流側に取り付けられた第1中間ミスト収集部241であり、1つは、搬送方向について最も下流側にあるヘッドユニット23に対し、その搬送方向上流側に取り付けられた第2中間ミスト収集部242であり、残りの1つは、ヘッドユニット23と照射部25との間に独立して設けられる最終ミスト収集部243である(以下、第1中間ミスト収集部241、第2中間ミスト収集部242及び最終ミスト収集部243をまとめてミスト収集部241〜243などとも記す)。ミスト収集部24の構造については後述する。第1中間ミスト収集部241及び第2中間ミスト収集部242の搬送方向についての幅は、当該第1中間ミスト収集部241及び第2中間ミスト収集部242によりヘッドユニット23の間で画像形成ドラム21の外周面から垂直に離れる距離方向に流れるインクミストが十分に抑えられるように当該ヘッドユニット23の間に定められている。
照射部25は、所定のエネルギー線、ここでは、電磁波である紫外線を照射して、ヘッドユニット23から吐出され、記録媒体P上に着弾したインクを硬化させる。照射部25は、例えば、紫外線を発する発光ダイオード(LED)を有し、当該LEDに電圧を印加して電流を流すことで発光させて紫外線を照射する。照射部25は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転により搬送される記録媒体P上にヘッドユニット23からインクの吐出がなされた後、記録媒体Pがデリバリー部26により媒体排出部に引き渡される前に当該記録媒体P上に紫外線が照射可能に設けられている。
なお、照射部25において紫外線を発する構成は、LEDに限られない。照射部25は、例えば、水銀ランプを有していても良い。また、インクが紫外線以外のエネルギー線を受けて硬化する性質を有する場合には、上述の紫外線を発する構成の代わりに、当該インクを硬化させる波長のエネルギー線を発する周知の光源が設けられる。
デリバリー部26は、インクが吐出、硬化された記録媒体Pを画像形成ドラム21から媒体排出部30に搬送する。デリバリー部26は、複数(例えば、2本)のローラー261、262と、内側面でローラー261、262に支持された輪状のベルト263と、円筒状の受け渡しローラー264などを有する。デリバリー部26は、受け渡しローラー264により画像形成ドラム21上の記録媒体Pをベルト263上に誘導し、受け渡された記録媒体Pをローラー261、262の回転に伴い周回移動するベルト263と共に移動させることで搬送して媒体排出部30に送り出す。
媒体排出部30は、画像形成部20から送り出された画像記録後の記録媒体Pをユーザーにより取り出されるまで格納する。媒体排出部30は、デリバリー部26により搬送された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31などを有する。
制御部40は、インクジェット記録装置100の全体動作を統括制御する。制御部40の機能動作については、後に詳述する。
図2は、ヘッドユニット23のインク吐出面及び第1中間ミスト収集部241の吸引面を示す底面図である。なお、第2中間ミスト収集部242の構造は、この第1中間ミスト収集部241と搬送方向に垂直な面に対して対称な構造であり、以下では各構成要素について同一の符号を用いることとして説明を省略する。
このヘッドユニット23は、2個の記録ヘッド231、232がペアとなり、当該ペアが複数千鳥配置されることで、幅方向に記録媒体Pの幅に亘って切れ目なくインクの吐出が可能となっている。また、複数の記録ヘッド231、232は、それぞれ、搬送方向に異なる3箇所にそれぞれ複数個ずつのノズル開口部が配置され、これらのノズル開口部は、各々幅方向に異なる位置になるようにずらして設けられている。
第1中間ミスト収集部241及び第2中間ミスト収集部242は、吸引口2411がそれぞれ搬送方向に4つのヘッドユニット23の間に位置するように各々配置され、ミスト収集部241、242は、それぞれ、搬送方向上流側に隣り合って配置されているヘッドユニット23からのインクミストを収集する。即ち、吸引口2411は、吸引対象のインクミストを生じるヘッドユニット23(記録ヘッド231、232)の搬送方向下流側に設けられる。第1中間ミスト収集部241及び第2中間ミスト収集部242は、ヘッドユニット23(画像形成ドラム21)よりも幅方向に長い形状を有し、当該ヘッドユニット23よりも長い部分では、ヘッドユニット23の幅方向に隣接する位置まで搬送方向に広がったL字形状となっている。搬送方向に広くなっている端部には、吸引ファン2412が設けられている。吸引口2411は、特には限られないが、例えば、複数の円形の孔部が所定の間隔で設けられたものである。なお、ここでは、各孔部のサイズを均一に表現しているが、各孔部での吸引力が均一になるように、孔部と吸引ファン2412との位置関係などに応じて適宜サイズを異ならせても良い。
図3は、第1中間ミスト収集部241の断面図である。図3(a)は、搬送方向に直交する面内での断面図を示し、図3(b)は、図3(a)における断面線AAでの断面図を示す。
搬送面と対向する面には、記録媒体Pと対向する範囲に吸引口2411が設けられて吸引面となっている。その内側には、第1フィルター2413が設けられている。第1フィルター2413の内側(吸引口2411に接する面とは反対側)はダクト2414に面しており、ダクト2414の端部には、吸引部としての吸引ファン2412が設けられている。ダクト2414における吸引ファン2412の手前(内側)には、捕捉部としての第2フィルター2416が設けられている。第1中間ミスト収集部241の筐体上部(吸引面とは反対側の面)には、捕捉促進部としてのダクト内照射部2415が設けられており、当該ダクト内照射部2415からの出射光が導光路2415b(導光部材)により導かれてダクト内に設定されたダクト内照射エリア2415aを照射する。なお、導光路2415bは一本に限られず、ダクト内照射エリア2415aに応じて複数本設けられていて良い。
第1フィルター2413及び第2フィルター2416は、インクミストを捕捉するためのものであり、例えば、スポンジ部材などの多孔質で空気を通過させる部材が用いられる。
ダクト内照射部2415は、照射部25と同様のエネルギー線、ここでは、UV光を照射するLED(照射部)を備え、ダクト内を飛翔するインクミストをダクト内照射エリア2415aで硬化させる。また、ダクト内照射エリア2415aには第2フィルター2416が含まれることとして、第2フィルター2416に捕捉されているインクミストを硬化、凝縮させることとしても良い。
導光路2415bには、UV光を通過させることが可能な光ファイバーや中空チューブ状の導波路などが用いられ、ダクト内照射部2415の出射光をダクト2414内の所望の範囲に導く。
吸引ファン2412の回転動作に伴い、インクミストは、空気とともに吸引口2411から吸い込まれ、一部が第1フィルター2413で捕捉されながら筐体内部のダクト2414に流れ込む。ダクト2414に進入したインクミスト及び空気は、ダクト内照射部2415から照射されたUV光により固化して、第2フィルター2416で捕捉されるか、又は第2フィルター2416付近のダクト2414内に落下する。残りの空気は吸引ファン2412により外部に排出される。
なお、吸引ファン2412による吸引の強さは、インクミストが吸引可能な強度以上であり、且つ、記録媒体Pを移動させたりヘッドユニット23から吐出されたインクの飛翔経路に影響を及ぼしたりする強度未満に限定される。吸引ファン2412自体の動作強度(回転速度)の調整が困難な構成の場合には、吸引口2411の数、サイズや、第1フィルター2413及び第2フィルター2416の厚みや材質などによって吸引力を適宜な強さに減衰させて調整を行うことが出来る。
ミスト収集部24は、吸引ファン2412を取り外すなどにより内部を開放することが出来る。これにより、ダクト2414の内部に溜まった硬化後のインクの塵や粒を排出したり、第1フィルター2413や第2フィルター2416を交換したりすることが可能となる。
図4は、最終ミスト収集部243の断面図である。
図4(a)は、最終ミスト収集部243の上方から見た内部の断面図であり、図4(b)は、図4(a)における断面BBにおける断面図である。
最終ミスト収集部243では、複数(ここでは3つ)の吸引ファン2432が搬送方向下流側の面(背面)に設けられている。吸引面に設けられた吸引口2431から吸入された空気及びインクミストは、ダクト2434内で搬送方向下流側に移動して、フィルター2436でインクミストが捕捉され、空気は吸引ファン2432により外部に排出される。
最終ミスト収集部243の上面側筐体外に設けられたダクト内照射部2435は、エネルギー線(UV光)を出射し、図示略の導光路を介してダクト2434内のダクト内照射エリア2435aを照射する。
最終ミスト収集部243では、複数の吸引ファン2432が用いられるとともに、吸引口2431の内側にフィルターが設けられないことで圧力損失を減らし、第1中間ミスト収集部241及び第2中間ミスト収集部242よりもインクミストがフィルター2436で十分に捕捉される範囲で吸引力が強くなるように設定されている。このとき、吸引ファン2432の吸気によりヘッドユニット23から吐出されたインクの飛翔に影響が生じないように、ヘッドユニット23と最終ミスト収集部243との間の距離が定められる。
図5は、本実施形態のインクジェット記録装置100の機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置100は、制御部40と、搬送駆動部51と、ヘッド駆動部531及び記録ヘッド231、232と、インクヒーター駆動部535及びインクヒーター235と、媒体ヒーター駆動部511及び媒体ヒーター211と、照射駆動部55及び照射部25と、吸引ファン駆動部541及び吸引ファン2412、2432と、ダクト内照射部駆動部545と、ダクト内照射部2415、2535と、通信部61と、操作表示部62と、報知部63などを備える。
搬送駆動部51は、制御部40の制御に基づき、記録媒体Pを媒体供給部10から画像形成部20に送り、更に媒体排出部30へ移動させる動作を行う。搬送駆動部51は、適切なタイミングで給紙トレー11から供給搬送部12に送り出し、画像形成ドラム21を回転モーターなどにより適切な速度で回転させながら爪部221を動作させて供給搬送部12から受け渡しユニット22を介して当該画像形成ドラム21の外周面に載置させることで、記録媒体Pをヘッドユニット23のノズル面と対向させながら搬送する。そして、搬送駆動部51は、適切なタイミングで記録媒体Pを画像形成ドラム21の外周面上から離別させて、デリバリー部26を介して排紙トレー31に送り出す。
これら搬送駆動部51により駆動される供給搬送部12、画像形成ドラム21、受け渡しユニット22、デリバリー部26などにより搬送部が構成される。
ヘッド駆動部531及び記録ヘッド231、232と、インクヒーター駆動部535及びインクヒーター235とは、ヘッドユニット23に設けられる。
記録ヘッド231、232は、ノズルと、ノズルからインクを吐出させる圧力が印加される圧力室を含むインク流路と、当該圧力室においてインクに圧力を印加する動作を行う負荷(例えば、圧電素子、電熱線や抵抗素子など)などを有し、外部に設けられたインク貯留部から供給されたインクを吐出する。ヘッド駆動部531は、記録ヘッド231、232の負荷がインクに対して所定のパターンで圧力変動を生じさせるための駆動信号を当該負荷に対して出力して、必要な電圧を印加し、また電流を流す。
インクヒーター駆動部535は、上述のインクヒーター235を動作させる駆動信号(電流)を出力する。インクヒーター駆動部535は、制御部40の制御に基づいて駆動信号をオンオフさせることが出来る。或いは、インクヒーター235に流す電流値を変化させることが可能であっても良い。また、図示略の温度計を備えてインクの温度又は当該インクの温度に応じた温度変化をする記録ヘッド231、232の部位の温度を計測し、当該計測結果に基づいて制御部40がインクヒーター駆動部535の動作制御を行うことが出来る。
媒体ヒーター211は、画像形成ドラム21の外周面を適切に保つ加熱動作を行う。媒体ヒーター211は、画像形成ドラム21の内部に設けられてその外周面を内側から加熱しても良いし、画像形成ドラム21の外周面に対向して配置されて赤外線照射などにより搬送される記録媒体Pの表面を加熱するものであっても良い。
照射駆動部55は、制御部40の制御に基づいて、記録媒体Pへのインク吐出動作時に対応して照射部25のUV光照射動作を行わせる。
吸引ファン駆動部541は、制御部40の制御に基づいてミスト収集部241〜243の各吸引ファン2412、2432をそれぞれ動作させる。吸引ファン駆動部541は、吸引ファン2412、2432の動作有無を一括して切り替え可能であっても良い。
ダクト内照射部駆動部545は、制御部40の制御に基づいてミスト収集部241〜243のダクト内照射部2415、2435をそれぞれ動作させ、UV光を出射させて、ダクト2414、2434に収集されたダクトに照射する。
ダクト内照射部駆動部545は、制御部40により吸引ファン2412、2432の動作有無に係る切り替えと同期して動作の有無が共通に切り替えられても良い。
吸引ファン駆動部541及びダクト内照射部駆動部545は、吸引ファン2412、2432及びダクト内照射部2415、2535とともにミスト収集部24に含まれる。
通信部61は、外部の電子機器、例えば、プリンターサーバーや、パーソナルコンピューター(PC)などの各種端末装置と所定の通信プロトコルでデータの送受信を行うためのインターフェイスであり、例えば、NIC(Network Interface Card)を備える。接続方法は、LAN(Local Area Network)を介した有線又は無線による通信であっても良いし、或いは、通信部61は、USB(Universal Serial Bus)などによる外部機器との直接接続を行う接続端子とドライバーとを備えていても良い。
操作表示部62は、制御部40の制御動作に基づいて表示画面に各種メニューやステータスなどの表示を行わせ、また、ユーザーによる入力操作を受け付けて操作信号を制御部40に出力する。表示画面としては、例えば、液晶画面(Liquid Crystal Display)が用いられるがこれに限られない。また、当該表示画面に重ねてタッチセンサーを設けることで表示画面をタッチパネルとして用いることが出来る。また、操作表示部62は、電力供給状態を示すLEDランプや、主電源のオンオフを切り替えたりリセット動作を行わせたりするための押しボタンスイッチなどを備えていても良い。
報知部63は、インクジェット記録装置100のユーザーに対して所定の報知動作を行う。報知動作には、例えば、ビープ音を発生したり、ランプを点灯又は点滅させたりする動作が含まれ、ビープ音を発生させる圧電素子や点灯又は点滅させる発光ダイオード(LED)などを備える。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)及び記憶部43などを備える。
CPU41は、インクジェット記録装置100の動作に係る各種演算処理を行う。RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部43は、CPU41による制御動作に係る制御プログラムを記憶保持し、制御プログラムは、必要に応じてCPU41により読み出され、実行される。また、記憶部43には、通信部61を介して外部から取得された出力対象の画像データや、当該画像データを処理して本実施形態のインクジェット記録装置100で画像の記録に用いられるフォーマットに変換されたデータ(ラスターデータ)が一時記憶される。出力対象の画像データは、適切なタイミングでヘッド駆動部531に出力され、各ノズルからのインク吐出有無を定める。この記憶部43には、高速なデータ読み書きの可能なDRAMや、電源オフ時に記憶データを継続保持可能な不揮発性メモリー(フラッシュメモリーなど)との組み合わせが好ましく用いられる。また、インクジェット記録装置100の全体動作の制御プログラムや初期設定データは、マスクROMに記憶されていても良い。
これらの各部は、バス69を介して互いに接続され、データのやりとりが可能となっている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100におけるミスト収集動作について説明する。
このインクジェット記録装置100では、記録動作(インク吐出動作)の開始命令取得時から、一連の記録動作の終了後、新たな記録動作の開始命令が取得されないまま所定時間が経過するまでの間継続的にミスト収集部24を動作させる。
図6は、本実施形態のインクジェット記録装置100において実行されるミスト吸引処理の制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
このミスト吸引処理は、記録動作(プリントジョブ)の実行命令が取得された場合に起動される処理である。
ミスト吸引処理が開始されると、制御部40(CPU41)は、現在ミスト吸引に係る動作を停止中であるか否かを判別する(ステップS101)。停止中ではないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、別個にミスト吸引処理が実行されているので、制御部40は、開始されたミスト吸引処理を終了する。
停止中であると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、制御部40は、ダクト内照射部駆動部545に制御信号を出力し、ダクト内照射部2415、2435を点灯させ(ステップS102)、次いで、吸引ファン駆動部541に制御信号を出力し、吸引ファン2412、2432の回転動作を開始させる(ステップS103)。
制御部40は、記録動作が終了しているか否かを判別する(ステップS104)。終了していないと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、制御部40は、ステップS104の処理を繰り返す。終了していると判別された場合には(ステップS104で“ES”)、制御部40は、新たな記録動作命令が有る(取得されている)か否かを判別する(ステップS105)。取得されていると判別された場合には(ステップS105で“YES”)、制御部40の処理は、ステップS104に戻る。
新たな記録動作命令がないと判別された場合には(ステップS105で“NO”)、制御部40は、記録動作の終了から所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS106)。所定時間が経過していないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、制御部40の処理は、ステップS105に戻る。所定時間が経過したと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、制御部40は、吸引ファン駆動部541に制御信号を出力して吸引ファン2412、2432の回転動作を停止させ、また、ダクト内照射部駆動部545に制御信号を出力してダクト内照射部2415、2435を消灯させる(ステップS107)。そして、制御部40は、ミスト吸引処理を終了する。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置100が備えるミスト収集部24は、インクミストを吸引する吸引ファン2412、2432と、吸引したインクミストを捕捉する第2フィルター2416やフィルター2436と、吸引したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させるダクト内照射部2415、2435とを備える。
従って、吸引したインクミストをダクト2414、2434内で硬化させて、第2フィルター2416やフィルター2436により捕捉させやすく、また、捕捉した状態から逃げ難くするので、より確実にインクミストを捕捉することが出来る。これにより、インクミストの付着による画質の低下やセンサー、ヘッドユニット23などの機能低下、動作不良を防ぐことが出来る。
特に、ヘッドユニット23の間の狭いスペースに設けられて、十分な吸引力の確保と十分なフィルター性能とを両立させ難いミスト収集部24において、このようにインクミストを固化させることで捕捉性能を補うことが出来る。
また、ダクト内照射部2415、2435は、インクミストを硬化させるUV光を照射するLEDなどを備えるので、UV硬化型の反応性インクを硬化させて逃がさず、より確実に捕捉することが出来る。
また、ダクト内照射部2415、2435が照射するUV光は、導光路2415bなどを介してダクト2414、2434内のインクミストに照射される。従って、発熱量が多く、サイズも大きくなりやすいダクト内照射部2415、2435をダクトの外部に配置可能となり、設計の柔軟性が増すとともに、ダクト2414、2434内の適宜な位置に対して柔軟にUV光を照射することが出来る。
また、インクミストを付着させる第2フィルター2416、フィルター2436を備え、ダクト内照射部2415、2435は、それぞれ、第2フィルター2416、フィルター2436に付着したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる。従って、ダクト2414、2434内を飛翔中には短時間で十分にUV光を照射出来ない場合のあるインクミストをより確実に第2フィルター2416及びフィルター2436の表面や内部で硬化させることにより、第2フィルター2416やフィルター2436から逃れて外部へ抜けるのを抑えることが出来る。また、第2フィルター2416やフィルター2436に固着したインクミストが核となって更にインクミストが付着し、塊が大きくなるので、よりこれら第2フィルター2416やフィルター2436を通過して外部に逃げ難くなる。
また、第2フィルター2416やフィルター2436は、交換可能に設けられているので、第2フィルター2416やフィルター2436が目詰まりして吸引が十分ではなくなった場合にユーザーや管理者などが容易且つ速やかにフィルターを交換してミスト収集部24の利用を続けることが出来る。
また、本実施形態のインクジェット記録装置100は、UV光に反応して硬化するインクを吐出して記録媒体上に画像を記録する記録ヘッド231、232と、上述のミスト収集部24と、を備え、ダクト内照射部2415、2435は、UV光を照射することでインクミストと反応させてインクミストを硬化させる。
このように、インクジェット記録装置100で用いられるインクの特性に応じて適切にインクミストを硬化させるので、インクジェット記録装置100におけるインクの吐出時に生じたインクミストを容易且つより確実に捕捉することが出来る。
また、記録ヘッド231、232はラインヘッドであり、これら記録ヘッド231、232から吐出されたインクを着弾させる記録媒体Pを搬送する搬送部としての供給搬送部12、画像形成ドラム21、受け渡しユニット22、及びデリバリー部26などを備え、ミスト収集部24におけるインクミストの吸引口2411は、記録ヘッド231、232よりも搬送部による記録媒体Pの搬送方向下流側に設けられている。
これにより、搬送部による搬送動作に応じて生じる空気の流れとともにインクミストが流れる方向でインクミストを吸引するので、より確実にインクミストを捕捉することが出来る。
複数の記録ヘッド231、232をそれぞれ有し、搬送方向に異なる4つの位置に各々配置される4つのヘッドユニット23と、4つのヘッドユニット23に各々対応して設けられた4つのミスト収集部、即ち、2つの第1中間ミスト収集部241、1つの第2中間ミスト収集部242、及び1つの最終ミスト収集部243と、を備え、吸引口2411は、4つのミスト収集部24にそれぞれ対応するヘッドユニット23よりも搬送方向下流側に当該ヘッドユニット23と隣り合って配置される。
従って、各ミスト収集部24は、4つのヘッドユニット23からそれぞれ生じたインクミストを各々直近で吸引、捕捉することで、一のヘッドユニット23で生じたインクミストが他のヘッドユニット23に流れて付着するなどの悪影響を防ぐとともに、4つのヘッドユニット23間の隙間からインクミストが流出して周囲に散逸するのを防ぐことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、UV硬化型のインクに係るインクミストに対してUV光を照射するダクト内照射部2415、2435を設けることとしたが、UV光以外に反応して硬化又は増粘するインクであっても良い。また、エネルギー線の照射に限られず、例えば、温度を低下させることでインクを増粘させることが可能な場合には、捕捉促進部としてダクト内の温度調節器が設けられても良い。
また、上記実施の形態では、ダクト内照射部2415、2435は、ダクト2414、2434の外に設けられて導光路2415bなどを介してダクト2414、2434内部を照射することとしたが、ダクト2414、2434の内部に設けられても良いし、単純にダクト内照射部2415、2435の照射光が壁面(筐体)を通過してダクト2414、2434内部に届かせるための貫通孔が設けられるだけであっても良い。
また、上記実施の形態では、吸引口2411、2431からダクト2414、2434を通って外部へ放出するように吸引する吸引ファン2412、2432を設けることとしたが、ポンプなどで吸引するものであっても良い。この場合、第2フィルター2416やフィルター2436を通過したインクミストがポンプに悪影響を与えるのをより効果的に防ぐことが出来る。
また、上記実施の形態では、ラインヘッドに対して搬送方向下流側にミスト収集部24を各々配置することとしたが、ラインヘッドに限られず、記録ヘッド231、232を記録媒体Pに対して走査させながらインクの吐出を行うスキャン型のヘッドに対して設けられるミスト収集部であっても良い。この場合、スキャン方向の両側にミスト収集部が設けられても良いし、スキャン方向に垂直な方向(記録ヘッドの脇側)にミスト収集部が設けられても良い。また、ミスト収集部は、スキャンされる記録ヘッドとともに移動するものであっても良いし、スキャン幅の両端に固定されていても良い。また、ヘッドユニット23に各々対応して個別に設けられなくても良いし、反対に、一のヘッドユニット23に対して小さなミスト収集部が複数配列されて設けられていても良い。
また、記録媒体Pが画像形成ドラム21によって搬送されるものだけではなく、無端状ベルトや各種ローラーなどにより搬送される各種インクジェット記録装置に対して本発明を適用可能である。
また、上記実施の形態では、吸引口2411、2431として円形の孔部が複数配列された場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。インクミストにより目が詰まらない範囲で細かいメッシュやより大きな格子などが設けられていても良い。
また、吸引口2411、2431は、画像形成ドラム21の外周面(載置された記録媒体P)と略平行に対向する面に設けられたものに限られない。吸引口2411、2431が記録媒体Pに対して傾いている形状を有するもの、記録ヘッド231、232(ヘッドユニット23)に面した搬送方向上流側側面の下端付近などに吸引口2411、2431が設けられたものや、吸引口2411、2431が平面上にではなく、凹部内や突起部などに設けられたものであっても良い。
また、吸引ファン2412、2432は、吸引口2411、2431や第2フィルター2416、フィルター2436などと一体的に設けられるものに限られず、チューブなどを介して画像形成ドラム21の近傍などに配置されても良い。この場合、ダクト2414、2434の距離が伸びるのに従って吸引力の大きな吸引ファン2412、2432が必要になり、また、吸引ファン2412、2432と第2フィルター2416、フィルター2436との位置関係に応じて適切なフィルターが設計、選択される。
また、吸引口2411、2431と吸引ファン2412、2432との位置関係や、ダクト2414、2434の形状などは、適宜設計されて良い。
また、上記実施形態では、第2フィルター2416やフィルター2436を交換可能としたが、吸引ファン2412、2432の寿命など、他の構成と比較して十分な時間利用可能である、即ち、吸引力に影響するような目詰まりが生じない場合には、第2フィルター2416やフィルター2436のみでの交換を可能とせず、ミスト収集部24が一体的にのみ交換される形態であっても良い。同様に、第1フィルター2413も交換可能であっても無くても良い。また、第1フィルター2413が設けられていなくても良い。
その他、上記実施の形態で示した構造や配置などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 媒体供給部
11 給紙トレー
12 供給搬送部
121、122 ローラー
123 ベルト
20 画像形成部
21 画像形成ドラム
211 媒体ヒーター
22 受け渡しユニット
221 爪部
222 ドラム
23 ヘッドユニット
231、232 記録ヘッド
235 インクヒーター
24 ミスト収集部
241 第1中間ミスト収集部
2411 吸引口
2412 吸引ファン
2413 第1フィルター
2414 ダクト
2415 ダクト内照射部
2415a ダクト内照射エリア
2415b 導光路
2416 第2フィルター
242 第2中間ミスト収集部
243 最終ミスト収集部
2431 吸引口
2432 吸引ファン
2434 ダクト
2435 ダクト内照射部
2435a ダクト内照射エリア
2436 フィルター
25 照射部
26 デリバリー部
261、262 ローラー
263 ベルト
264 受け渡しローラー
30 媒体排出部
31 排紙トレー
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 記憶部
51 搬送駆動部
511 媒体ヒーター駆動部
531 ヘッド駆動部
535 インクヒーター駆動部
541 吸引ファン駆動部
545 ダクト内照射部駆動部
55 照射駆動部
61 通信部
62 操作表示部
63 報知部
69 バス
100 インクジェット記録装置
P 記録媒体

Claims (8)

  1. インクミストを吸引する吸引部と、
    吸引したインクミストを捕捉する捕捉部と、
    吸引したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる捕捉促進部と、
    を備えることを特徴とするインクミスト収集装置。
  2. 前記捕捉促進部は、インクミストを硬化させる所定のエネルギー線を照射する照射部を備えることを特徴とする請求項1記載のインクミスト収集装置。
  3. 前記照射部が照射する前記所定のエネルギー線は電磁波であり、当該電磁波は、導光部材を介してインクミストに照射されることを特徴とする請求項2記載のインクミスト収集装置。
  4. 前記捕捉部は、インクミストを付着させるフィルターを備え、
    前記捕捉促進部は、前記フィルターに付着したインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクミスト収集装置。
  5. 前記フィルターは、交換可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載のインクミスト収集装置。
  6. 所定の条件で硬化し又は粘度が上昇するインクを吐出して記録媒体上に画像を記録する記録ヘッドと、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のインクミスト収集装置と、
    を備え、
    前記捕捉促進部は、前記所定の条件によりインクミストを硬化させ又は粘度を上昇させる
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 前記記録ヘッドはラインヘッドであり、
    当該記録ヘッドから吐出されたインクを着弾させる記録媒体を搬送する搬送部を備え、
    前記インクミスト収集装置におけるインクミストの吸引口は、前記記録ヘッドよりも前記搬送部による記録媒体の搬送方向下流側に設けられている
    ことを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  8. 複数の前記記録ヘッドを有し、前記搬送方向に異なる2以上の所定数の位置に各々配置される前記所定数のヘッドユニットと、
    前記所定数のヘッドユニットに各々対応して設けられた前記所定数の前記インクミスト収集装置と、
    を備え、
    前記吸引口は、前記所定数のインクミスト収集装置にそれぞれ対応する前記ヘッドユニットよりも前記搬送方向下流側に当該ヘッドユニットと隣り合って配置される
    ことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
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