JP5899845B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
本発明の他の特徴は、本明細書、及び、添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
このような画像記録装置によれば、照射部に設けられたカバー部材へのインクミストの付着を抑制することができる。
このような画像記録装置によれば、画像記録中に発生するインクミストがカバー部材に付着してしまうことを抑制することができる。
このような画像記録装置によれば、画像記録後に浮遊しているインクミストがカバー部材に付着してしまうことを抑制することができる。
このような画像記録装置によれば、照射部に設けられたカバー部材へのインクミストの付着をより抑制することができる。
画像記録装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1は、プリンター1の全体構成ブロック図であり、図2は、インクを吐出するヘッド41の周辺を説明する図である。なお、図2では、ヘッド41の上方から見たノズルの配列を仮想的に示す。
本実施形態のプリンター1は、紫外線(電磁波)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(電磁波硬化型インク)を用いて、被記録媒体S(例えば、用紙、布、フィルムなど)に画像を印刷(記録)する。なお、紫外線硬化型インク(以下、UVインク)は、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11はコンピューター70とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12はプリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13はCPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12はユニット制御回路14により各ユニットを制御する。なお、プリンター1内の状況を検出器群60が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
キャリッジユニット30は、キャリッジ31に搭載されたヘッド41及び仮照射部51a,51bを、搬送方向と交差する移動方向に移動するためのものである。
仮照射部51a,51b及び本照射部52の照射面には、紫外線の照射源(LED)を覆って保護するカバー部材が設けられ、各照射部51a,51b,52は、カバー部材を介して媒体S上のUVインクに紫外線を照射する。
図3Aは、ヘッド41や仮照射部51a,51bを搬送方向から見た断面図であり、図3Bは、カバー部材512の振動の様子を示す図である。仮照射部51a,51bは、紫外線の照射源であるLEDと、紫外線を透過することのできるカバー部材512と、カバー部材512の下面(媒体S側の面)に設けられた振動部53と、を有する。振動部53は、カバー部材512の下面を振動させるためのものである。なお、図示しないが、本照射部52も同様の構成とし、本照射部52にもカバー部材を振動させる振動部が設けられているとする。
図4は、印刷処理のフローを説明する図である。プリンター1のコントローラー10は、印刷ジョブを受信すると(S01)、1パスの印刷動作、即ち、ヘッド41を移動方向に移動させながらインクを吐出させる動作を開始させると共に、振動部53にカバー部材512(下面)の振動を開始させる(S02)。そして、1パスの印刷動作が終了すると、コントローラー10は、媒体Sを搬送方向の下流側に搬送させる。その一方で、1パスの印刷動作が終了してから所定時間が経過すると、コントローラー10は、振動部53にカバー部材512の振動を停止させる(S03)。そして、次のパスが有る場合(S04→Y)、コントローラー10は、次のパスを開始させると共に、振動部53にカバー部材512の振動を開始させる(S02)。
図5は、変形例の仮照射部51a,51bを説明する図である。変形例では、仮照射部51a,51bの近傍にファンF(送風部に相当)を搭載し、仮照射部51a,51bの下方において移動方向に流れる気流を発生させる。ただし、メインのインク滴の着弾位置がずれないような弱い気流とする。そのために、仮照射部51a,51bの側面と、その側面に対向する側壁54a,54bと、カバー部材512の下面と平行な底面壁55a,55bとで、ダクトを形成し、ダクト内にファンFa,Fbを設ける。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
前述の実施形態では、紫外線硬化型インク(UVインク)を使用する場合を例に挙げているが、これに限らない。例えば、電子線、X線、可視光線等の電磁波を照射すると硬化するインクを使用する場合にも、本発明を適用することができる。
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、50 照射ユニット、
51a 仮照射部、51b 仮照射部、52 本照射部、
512 カバー部材、53 振動部、Fa ファン、Fb ファン、
60 検出器群、70 コンピューター
Claims (4)
- 電磁波が照射されると硬化する電磁波硬化型インクを被記録媒体に吐出するノズルと、
前記ノズルを備えたヘッドと、
前記電磁波を照射するための照射部であって、前記電磁波を透過するカバー部材が照射面に設けられた照射部と、
前記ヘッドと前記照射部を備え、移動するキャリッジと、
前記カバー部材の下面に設けられ、前記カバー部材における前記被記録媒体側の面を振動させる振動部と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 請求項1に記載の画像記録装置であって、
前記振動部は、前記ノズルから前記電磁波硬化型インクが吐出されている期間に、前記カバー部材の前記面を振動させる、
画像記録装置。 - 請求項2に記載の画像記録装置であって、
前記振動部は、前記ノズルからの前記電磁波硬化型インクの吐出が終了してから所定の期間まで、前記カバー部材の前記面を振動させる、
画像記録装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像記録装置であって、
前記カバー部材の前記面に沿って空気を流す送風部を備える、
画像記録装置。
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Family Applications (1)
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