JP5899802B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明では、照射部のフィルター(透過部材)に付着した電磁波硬化型インク(UVインク)を除去することを目的とする。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
このような画像記録装置によれば、フィルターから電磁波硬化型インクを剥がし易くすることができ、フィルターに付着した電磁波硬化型インクを除去することができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターに付着した電磁波硬化型インクを除去することができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターから電磁波硬化型インクを剥がし易くすることができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターから電磁波硬化型インクを剥がし易くすることができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターに対して当接部材を容易に移動させることができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターが屈曲する角度を急にすることができ、フィルターから電磁波硬化型インクをより剥がし易くすることができる。
このような画像記録装置によれば、フィルターの形状を変形させることができ、フィルターから電磁波硬化型インクを剥がし易くすることができる。
このような照射部のメンテナンス方法によれば、フィルターから電磁波硬化型インクを剥がし易くすることができ、フィルターに付着した電磁波硬化型インクを除去することができる。
画像記録装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1は、プリンター1の全体構成ブロック図であり、図2は、インクを吐出するヘッド41の周辺を説明する図である。なお、図2では、ヘッド41の上方から見たノズルの配列を仮想的に示す。
本実施形態のプリンター1は、紫外線(電磁波)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(電磁波硬化型インク)を用いて、被記録媒体S(例えば、用紙、布、フィルムなど)に画像を印刷(記録)する。なお、紫外線硬化型インク(以下、UVインク)は、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11はコンピューター80とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12はプリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13はCPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12はユニット制御回路14により各ユニットを制御する。なお、プリンター1内の状況を検出器群70が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
キャリッジユニット30は、キャリッジ31に搭載されたヘッド41及び仮照射部51a,51bを、搬送方向と交差する移動方向に移動するためのものである。
図3は、比較例の本照射部52に付着するインクミストを説明する図である。比較例の本照射部52には、フィルターは設けられず、LEDを覆って保護するカバーガラス521だけが設けられている。なお、LEDのカバー部材は、ガラスに限らず、紫外線を透過するものであればよく、例えば、透明な樹脂などでもよい。
図4A及び図4Bは、フィルターFに付着したUVインクを除去する実施例1の方法を説明する図である。前述のように、本実施形態の仮照射部51a,51b及び本照射部52では、カバーガラス521の下面にフィルターFが密着している。そのため、カバーガラス521ではなく、フィルターFの下面(表面・媒体側の面)にインクミストが付着する。そこで、メンテナンスユニット60が、フィルターFに付着したインクミスト等の異物を除去する。なお、フィルターFからの異物除去方法(メンテナンス方法)は、仮照射部51a,51bと本照射部52とで同じであるため、以下では、本照射部52を例に挙げて説明する。
プリンター1のコントローラー10は、所定のタイミングで(例えば、印刷ジョブの終了時や所定時間の経過毎などに)、本照射部52のフィルターFからUVインク等の異物を除去する指令をメンテナンスユニット60に出力する。
図5Aから図5Cは、フィルターFに付着したUVインクを除去する実施例2の方法を説明する図である。実施例2でも、本照射部52のフィルターFから異物を除去する場合を例に挙げて説明する。
印刷中など、回転ローラー65は、図5Aに示すように、本照射部52の移動方向における側面(図では左側側面)とフィルターFとの間に位置する。そして、メンテナンスユニット60は、コントローラー10からフィルターFの異物を除去する指令を受けると、回転ローラー65を移動方向に転がす。
前述の実施形態では、照射部(本照射部52,仮照射部51a,51b)に、カバーガラス521を設け、カバーガラス521の外側(媒体S側)にフィルターFを設けているが、これに限らず、例えば、照射部にカバーガラス521は設けずにフィルターFだけを設けるようにしてもよい。
上記の実施形態は、主として画像記録装置について記載されているが、照射部のメンテナンス方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
前述の実施形態では、紫外線硬化型インク(UVインク)を使用する場合を例に挙げているが、これに限らない。例えば、電子線、X線、可視光線等の電磁波を照射すると硬化するインクを使用する場合にも、本発明を適用することができる。
前述の実施形態では、ヘッド41が移動方向に移動しながら画像を記録する動作と媒体を搬送方向に搬送させる動作を繰り返すプリンター1を例に挙げているが、これに限らない。例えば、媒体の幅長さに亘って延びた固定されたヘッドの下を媒体が通過する際に、ヘッドが媒体に向けてインクを吐出することによって、媒体に2次元の画像を印刷するプリンターでもよい。また、例えば、印刷領域に搬送された媒体(ロール紙やカット紙)に対して、ヘッドがX方向に移動しながら画像を記録する動作と、ヘッドがY方向に移動する動作と、を繰り返して、印刷領域の媒体部位に2次元の画像を印刷した後に、媒体をX方向に搬送して新たな媒体部位を印刷領域に搬送するプリンターでもよい。
前述の実施形態では、キャリッジ31と共に移動する仮照射部51a,51bとヘッド41よりも搬送方向下流側に位置する本照射部52の両方をプリンター1が備えているが、これに限らず、例えば、何れか一方の照射部だけでもよい。
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、50 照射ユニット、
51a 仮照射部、51b 仮照射部、52 本照射部、
521 カバーガラス、F フィルター、60 メンテナンスユニット、
61 送り出しローラー、62 巻取りローラー、
63 ワイパー部材、64 移動機構、65 回転ローラー、66 板状部材、
67 板状部材、70 検出器群、80 コンピューター、
Claims (6)
- 電磁波が照射されると硬化する電磁波硬化型インクを被記録媒体に吐出するノズルと、
前記電磁波を照射するための照射部であって、前記電磁波を透過するフィルターが照射面に設けられた照射部と、
前記フィルターの形状を面方向に伸ばして変形させる前記照射部のメンテナンス部と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 請求項1に記載の画像記録装置であって、
前記メンテナンス部は、前記フィルターの形状を変形させた後に、前記フィルターの前記被記録媒体側の面に当接した状態で前記フィルターと相対移動するワイパー部材によって、前記フィルターの前記面に付着した異物を除去する、
画像記録装置。 - 電磁波が照射されると硬化する電磁波硬化型インクを被記録媒体に吐出するノズルと、
前記電磁波を照射するための照射部であって、前記電磁波を透過するフィルターが照射面に設けられた照射部と、
前記フィルターの形状を変形させる前記照射部のメンテナンス部と、
を備え、
前記メンテナンス部は、前記フィルターの前記被記録媒体側とは反対側の面に当接した状態の当接部材を前記フィルターに対して移動させることによって、前記フィルターを屈曲させることを特徴とする画像記録装置。 - 請求項3に記載の画像記録装置であって、
前記当接部材は、前記フィルターの前記反対側の面に当接した状態で転がるローラーである、
画像記録装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の画像記録装置であって、
前記メンテナンス部は、前記フィルターの前記被記録媒体側の面のうち、前記当接部材が前記フィルターに当接する部位の近傍部位に、別の当接部材を当接させることによって、前記フィルターを屈曲させる、
画像記録装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の画像記録装置であって、
前記メンテナンス部は、所定方向に連続するフィルターを前記照射部の照射面に対して前記所定方向に移動させることによって、前記フィルターの新たな部位を前記照射面に設ける、
画像記録装置。
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