JP6595646B2 - 部品装着ライン、および基板検査装置 - Google Patents

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本明細書は、複数の部品装着装置および基板検査装置が列設されて構成された部品装着ライン、ならびに基板検査装置に関する。
多数の部品が装着された基板を生産する装置として、半田印刷装置、部品装着装置、リフロー装置、基板検査装置などがあり、これらを基板搬送装置で連結して基板生産ラインを構築することが一般的になっている。さらに、装着する部品点数が多い場合を考慮し、複数の部品装着装置を列設して部品装着ラインを構成することも多い。基板に装着された部品の装着状態を検査するため、特許文献1に例示されるように、部品装着ラインの下流側に基板検査装置を配置する。検査方法としては、カメラにより基板上の部品の装着状態を撮像し、取得した画像データを画像処理して良否を判定する画像処理法が主に採用されており、その判定精度は高い。
特許文献1の実装ラインは、実装機および検査機と、生産用データに基づいて実装機を制御する実装機制御手段と、検査用データに基づいて検査機を制御する検査機制御手段とを備え、さらに生産用データの中から検査に必要なデータを取得して検査用データを作成する手段を備えている。これにより、検査用データの作成作業を簡単に行うことができる、とされている。
ここで、或る装着位置に部品を重ねて装着する場合、例えば、特定部品を覆うシールド部品が有る場合には、シールド部品を装着した後では特定部品を撮像できない。したがって、特定部品の装着状態を検査するために、特定部品を装着する上流側部品装着装置と、シールド部品を装着する下流側部品装着装置との間に基板検査装置を配置する必要が生じる。この配置を採用した部品装着ラインでは、上流側部品装着装置の装着動作で誤って部品を落下させたりゴミなどが入り込んだりして、下流側部品装着装置に搬入した基板上に部品やゴミなどの異物が混入するおそれがある。このため、基板検査装置により基板上の異物の有無を検査することが好ましく、とりわけ、これから装着するシールド部品の装着位置の検査が重要になる。
なお、基板検査装置よりも下流側で装着する部品は、シールド部品に限定されない。例えば、上流側部品装着装置が有するフィーダ式部品供給機構で供給できない大形部品が有ると、下流側部品装着装置に設けたトレー式部品供給機構から当該の大形部品を供給して装着する場合が考えられる。このような場合にも、基板検査装置により大形部品の装着位置における異物の有無を検査することが好ましい。また、装着位置で行う検査は、異物の有無の検査のみに限定されず、例えば、嵌め込みによって装着するシールド部品の基板上の嵌合座の検査なども考えられる。
本願出願人は、この種の部品装着ラインに基板検査装置を組み込んだシステム、およびシステムにおける部品検査方法の技術例を特許文献2に開示している。特許文献2の部品実装システムは、部品装着装置を複数台直列に配置した部品実装ラインと、撮像装置で取得した撮像画面に設定された検査エリア内で検査する検査装置とを備え、さらに検査対象設定手段を備えている。検査対象設定手段は、各部品装着装置でそれぞれ装着される部品の種類および装着位置を示す実装データと、基板上に指定された検査エリアのデータとに基づいて、検査エリア内に装着位置が存在する部品を検査対象に設定する。これにより、作業者が撮像画面上で検査エリアを適宜に指定することのみで検査を実施でき、検査所要時間を大幅に短縮できる。
さらに、特許文献2の請求項3には、被覆部品(シールド部品)によって覆われた被被覆部品(特定部品)を検査対象から除く態様を開示している。これにより、検査において撮像装置による被被覆部品の認識不可による検査エラーを防止できる。このように、装着済みの部品を検査する部品検査エリアの設定に関しては、自動化・省力化が進んでいる。
特開2006−339260号公報 特開2012−89552号公報
ところで、特許文献1および特許文献2の技術例では、基板検査装置よりも上流側で装着済みの部品を検査対象として検査および準備作業の時間短縮および省力化を図っている。このため、下流側でこれから装着する部品の装着位置について異物の有無を検査することは考慮されていない。基板上の異物の有無を検査する画像処理方法は装着済みの部品を検査する画像処理方法と異なるため、現状では、作業者は基板の状態を確認しながら異物の有無を検査する異物検査エリアを手動にて指定している。これは、生産作業の開始以前に行う準備作業であり、異物検査エリアをわざわざ指定するために手間がかかっている。加えて、作業者には特殊なスキルが必要になる。しかしながら、異物の有無の検査が重要な基板上の領域は、これから装着する部品の装着位置や外形寸法などの生産データから或る程度特定できる状態にある。
本明細書では、これから装着する部品の装着位置の検査に必要とされる基板上の領域を異物検査エリアに自動設定して、作業者の準備作業の手間を軽減するとともに、作業者の特殊なスキルを不要とする部品装着ライン、および基板検査装置を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書で開示する部品装着ラインは、基板に部品を装着する複数の部品装着装置と、複数の前記部品装着装置の途中に配設され、装着済みの前記部品を検査するとともに、これから装着する前記部品の前記基板上の装着位置を検査する基板検査装置とが列設され、前記基板検査装置の検査を制御する制御装置が備えられた部品装着ラインであって、前記制御装置は、複数の前記部品装着装置および前記基板検査装置を含む複数の装置の列設順を記述した配列データを取得する配列データ取得手段と、前記配列データに基づいて前記基板検査装置よりも上流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、装着済みの前記部品の検査に必要とされる前記基板上の領域を、部品検査エリアに設定する部品検査エリア設定手段と、前記配列データに基づいて前記基板検査装置よりも下流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、前記基板検査装置よりも下流側の前記部品装着装置が装着するすべての部品をその前記装着位置とともに後工程部品リストにリストアップするリスト生成手段と、前記後工程部品リストに基づいて、前記装着位置の異物の有無の検査に必要とされる前記基板上の領域を、異物検査エリアに設定する異物検査エリア設定手段と、を備え、前記基板検査装置は、前記部品検査エリアおよび異物検査エリアに関して取得した状態情報に基づいて検査を実施する検査実施手段を備えた。
これによれば、基板検査装置よりも下流側の部品装着装置が装着するすべての部品をその装着位置とともにリストアップした後工程部品リストに基づいて、装着位置の異物の有無の検査に必要とされる基板上の領域を異物検査エリアに設定できる。この設定作業は自動で行われるので、作業者の準備作業の手間が軽減されるとともに、作業者の特殊なスキルも不要になる。また、これから装着する部品の基板上の装着位置の異物の有無を確実にかつ漏れなく検査できる。
また、本明細書で開示する基板検査装置は、複数の部品が装着された基板を生産する部品装着ラインの途中に配設され、装着済みの前記部品を検査するとともに、これから装着する前記部品の前記基板上の装着位置を検査する基板検査装置であって、複数の部品装着装置および前記基板検査装置を含む複数の装置の列設順を記述した配列データを取得する配列データ取得手段と、前記配列データに基づいて上流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、装着済みの前記部品の検査に必要とされる前記基板上の領域を、部品検査エリアに設定する部品検査エリア設定手段と、前記配列データに基づいて下流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、下流側の前記部品装着装置が装着するすべての前記部品をその前記装着位置とともに後工程部品リストにリストアップするリスト生成手段と、前記後工程部品リストに基づいて、前記装着位置の異物の有無の検査に必要とされる前記基板上の領域を、異物検査エリアに設定する異物検査エリア設定手段と、前記部品検査エリアおよび異物検査エリアに関して取得した状態情報に基づいて検査を実施する検査実施手段と、を備えた。
これによれば、基板検査装置の単体であっても、上記した部品装着ラインと同様の効果が生じる。
第1実施形態の基板検査装置を組み込んだ部品装着ラインの全体構成を例示した平面図である。 第1実施形態の基板検査装置の装置構成を示した平面図である。 ホストコンピュータのメモリに記憶された生産データおよび検査データを例示した図である。 部品装着ラインで生産する基板を例示した平面図である。 第1実施形態の基板検査装置の動作を示す動作フローの図である。 別の基板に関する生産データのうち部品データおよび装着データを例示した図である。 部品装着ラインで生産する別の基板を例示した平面図である。 第2実施形態の基板検査装置の動作を示す動作フローの図である。
第1実施形態の基板検査装置について、図1〜図7を参考にして説明する。まず、第1実施形態の基板検査装置4を組み込んだ部品装着ライン9の全体構成について説明する。図1は、部品装着ライン9の全体構成を例示した平面図である。図示されるように、部品装着ライン9は、第1部品装着装置1、第2部品装着装置2、基板検査装置4、第3部品装着装置3が、この順番で上流側(図1の左側)から下流側(図1の右側)に向かって列設されている。この4台の装置1〜4には、基板搬送装置5がそれぞれ設けられている。各基板搬送装置5は、基板を第1部品装着装置1、第2部品装着装置2、基板検査装置4、第3部品装着装置3に順次搬入出する。基板を搬送する図1の紙面左側から右側に向かう方向をX方向とし、水平面内でX方向に直角な図1の紙面下側から上側に向かう方向をY方向とする。
4台の各装置1〜4は、それぞれの動作を制御する制御装置11、21、31、41を備えている。各制御装置11、21、31、41は、データ伝送バスとなる通信ケーブル61を介してホストコンピュータ6に接続されている。第1部品装着装置1の上流側には、図略の基板ローダ、半田印刷装置、および半田検査装置がこの順番でX方向に列設されている。また、第3部品装着装置3の下流側には、図略のリフロー装置および基板アンローダがこの順番でX方向に列設されている。これにより、基板生産ラインが構築されている。なお、基板検査装置4の上流側および下流側に列設される部品装着装置の台数は、図1の全体構成とは異なっていてもよい。
第1部品装着装置1と第2部品装着装置2は同一構成であり、第1部品装着装置1を例にして説明する。第1部品装着装置1は、制御装置11、基板位置決め部、部品供給部13、ヘッド駆動機構14、および部品装着ヘッド15を備えている。図略の基板位置決め部は、基板搬送装置5によって搬入された基板を装着実施位置に位置決めする。部品供給部13は、複数のフィーダ機構を着脱可能に有している。各フィーダ機構は、多数の部品を一定間隔で収容したテープをリールから引き出して、それぞれの供給位置に順次部品を供給する。ヘッド駆動機構14は、X方向移動機構およびY方向移動機構からなり、部品装着ヘッド15をX−Y平面内で駆動する。部品装着ヘッド15は、吸着ノズル16、図略のノズル駆動機構、および基板カメラ17を有している。吸着ノズルは16、下向きに配設されており、部品供給部13の各供給位置から部品を吸着して基板に装着する。ノズル駆動機構は、吸着ノズル16を回動および上下動させる。基板カメラ17は、位置決めされた基板を撮像して、基板の種類の確認および位置決め誤差の検出を行う。
第3部品装着装置3は、制御装置31、基板位置決め部、部品供給部33、ヘッド駆動機構34、および部品装着ヘッド35を備えている。基板位置決め部、ヘッド駆動機構34、および部品装着ヘッド35の構造は、第1部品装着装置1および第2部品装着装置2と同様であるので説明は省略する。部品供給部33は、複数のトレー機構から順次部品を供給する。各トレー機構は、多数の部品を格子状に収容した矩形皿状のトレーを交換可能に保持している。トレー機構では、フィーダ機構で供給できない大形部品や特殊部品を供給できる。大形部品や特殊部品として、複数の接続端子が二次元配列状に配置されたボールグリッドアレー部品や、内側に配置される別の部品を遮蔽するシールド部品などを例示でき、これらに限定されない。
図2は、第1実施形態の基板検査装置4の装置構成を示した平面図である。基板検査装置4は、制御装置41(図示省略)、基板位置決め部、ヘッド駆動機構44、検査ヘッド45、検査カメラ48、および機台49を備えている。機台49は、堅固に形成されており、制御装置41、基板位置決め部、およびヘッド駆動機構44が組み付けられる。基板位置決め部は、基板搬送装置5によって搬入された基板K(便宜的にハッチングを付して表示)を検査実施位置42に位置決めする。
ヘッド駆動機構44は、X方向移動機構46およびY方向移動機構47からなり、検査ヘッド45をX−Y平面内で駆動する。X方向移動機構46は、Xスライダ461および一対のX駆動部462から構成されている。各X駆動部462は、Xサーボモータ463と、Xサーボモータ463の出力軸に回転連結されたXボールねじ464とからなる。Xスライダ461は、一対のXボールねじ464に螺合して、X方向に移動可能に保持されている。一対のXサーボモータ463がそれぞれXボールねじ464を回転駆動すると、Xスライダ461がX方向に移動する。
Y方向移動機構47は、Xスライダ461上に設けられている。Y方向移動機構47は、Yスライダ471およびY駆動部472から構成されている。Y駆動部472は、Yサーボモータ473と、Yサーボモータ473の出力軸に回転連結された図略のYボールねじとからなる。Yスライダ471は、Yボールねじに螺合して、Y方向に移動可能に保持されている。Yサーボモータ473がYボールねじを回転駆動すると、Yスライダ471がY方向に移動する。
検査ヘッド45は、Yスライダ471に固設されている。検査ヘッド45は、下向きに配設された検査カメラ48を有している。検査カメラ48の撮像視野は長方形であり、その大きさはX方向範囲XL、Y方向範囲YW(図4および図7参照)の一定とされている。検査カメラ48の撮像視野は、撮像距離および解像度の少なくとも一方に制約されており、基板Kの全体像は入らない。このため、基板Kを複数個の撮像視野に分け、検査カメラ48を移動して複数回の撮像を行い、複数個の画像データを取得する場合が多くなる。また、撮像視野の基準点の基板K上の撮像座標値(Xc、Yc)を指定するだけで基板K上の撮像視野範囲が定まる。検査カメラ48は、基板K上の部品検査エリアおよび異物検査エリアを包含する1個または複数個の撮像視野に関して撮像を行って状態情報に相当する1個または複数個の画像データを取得する撮像部に相当する。
検査カメラ48が撮像して取得した画像データは、図略の信号ケーブルを介して、あるいは無線通信を介して制御装置41に取り込まれる。制御装置41は、画像データを画像処理して検査を実施する画像検査部に相当する機能を有している。
図1に戻り、ホストコンピュータ6は、CPU、メモリ、入出力インターフェースなどを備えてソフトウェアで動作する一般的なコンピュータである。メモリには、部品装着ライン9の全体の動作を制御するメイン制御プログラムや各種の生産データ、検査データなどが記憶されている。また、各装置1〜4の制御装置11、21、31、41にも、一般的なコンピュータを用いる。ホストコンピュータ6から通信ケーブル61を介して、制御装置11、21、31に生産データが伝送され、制御装置41に検査データが伝送されるようになっている。
図3は、ホストコンピュータ6のメモリに記憶された生産データおよび検査データを例示した図である。生産データとして、配列データ、部品データ、および装着データを例示でき、検査データとして撮像データを例示できる。これらのデータは、必要に応じて各装置1〜4の制御装置11、21、31、41と相互に伝送されて共有される。配列データは、ホストコンピュータ6の制御下にある各装置1〜4の列設順や、各装置1〜4の仕様などからなるデータである。配列データは、部品装着ライン9のライン構成を示しており、ライン構成が組み替えられない間は変化しない。これに対して、部品データ、装着データ、および撮像データは、生産する基板Kの種類や使用する部品の部品種に対応して多数記憶され、あるいは逐次変更される。
部品データは、基板Kに装着する部品の部品種P1〜P8と部品仕様とを対応付けたデータである。図3では、部品仕様の一例として各部品の外形寸法、すなわち長手方向寸法L1〜L8および幅方向寸法W1〜W8を示している。部品仕様はこれだけに限定されず、多様な項目を含んでいてもよい。
装着データは、各部品種P1〜P8の部品を基板Kに装着する動作を指定するデータである。装着データは、部品種、装着座標値、装着方向、および装着装置を対応付けて構成されている。例えば、図3中の部品種P1の部品については、部品の中央が基板K上の装着座標値(X1、Y1)に位置して、部品の長手方向がY方向に一致するように第1部品装着装置1で装着される旨が指定されている。また例えば、部品種P8の部品については、部品の中央が基板K上の装着座標値(X8、Y8)に位置して、部品の長手方向がX方向に一致するように第3部品装着装置3で装着される旨が指定されている。
撮像データは、基板検査装置4で検査を行うときの検査カメラ48の撮像視野を指定するデータである。撮像データは、撮像順序、撮像座標値、および検査用途を対応付けて構成されている。例えば、図3中の撮像順序1では、検査カメラ48の撮像視野の基準点を撮像座標値(Xc1、Yc1)に移動して撮像し、取得した画像データを装着済みの部品の検査に使用する旨が指定されている。また例えば、撮像順序3では、検査カメラ48の撮像視野の基準点を撮像座標値(Xc3、Yc3)に移動して撮像し、取得した画像データをこれから装着する部品の装着位置の異物の有無の検査に使用する旨が指定されている。さらに、撮像順序4では、検査カメラ48の撮像視野の基準点を撮像座標値(Xc4、Yc4)に移動して撮像し、取得した画像データを装着済みの部品の検査およびこれから装着する部品の装着位置の異物の有無の検査に共通使用する旨が指定されている。撮像データは、後述する基板検査装置4の動作フローの過程で生成される。
次に、第1実施形態の基板検査装置4の動作および作用について、生産する基板K1を例示して説明する。図4は、部品装着ライン9で生産する基板K1を例示した平面図である。基板K1は、下流側の基板アンローダで取り出された後に2枚の単位基板K11、K12に分割される2枚取り基板K1である。2枚の単位基板K11、K12は同一品であるので、以降では、主に左側の単位基板K11について説明する。なお、基板K1は説明を簡潔にするために簡略化されたものであり、一般的な基板ではさらに多数の部品が装着される場合が多い。
2枚取り基板K1に関する生産情報のうち部品データおよび装着データは、図3に一致している。図3の装着データに示されるように、部品種P1〜P4の各部品は、部品の長手方向がY方向に一致するように第1部品装着装置1で装着される。また、部品種P5〜P7の各部品は、部品の長手方向がX方向に一致するように第2部品装着装置2で装着される。さらに、部品種P8の部品は、部品の長手方向がX方向に一致するように第3部品装着装置3で装着される。部品種P8の部品は、基板検査装置4で基板K1を検査するときに未だ装着されていない後工程部品(図4で破線示)である。部品種P8の部品として、ボールグリッドアレー部品を例示でき、これに限定されない。
図5は、第1実施形態の基板検査装置4の動作を示す動作フローの図である。図5の動作フローのステップS1で、基板検査装置4の制御装置41は、部品装着に関する生産データ、すなわち図3の部品データおよび装着データをホストコンピュータ6から取得する。次にステップS2で、制御装置41は、第1部品装着装置1および第2部品装着装置2で装着済みの部品種P1〜P7の部品の検査に必要とされる基板K1上の領域を部品検査エリアに設定する。
このとき、部品データに基づき、各部品種P1〜P7ごとの部品寸法(L1〜L7、W1〜W7)を考慮し、所定の検査マージン幅を付加して、それぞれの部品検査エリア(図略)を設定できる。また、複数の部品種P1〜P7の部品をまとめて考慮し、基板K1上に位置する範囲を演算処理によって求め、所定の検査マージン幅を付加して、部品検査エリア(図略)を設定してもよい。さらには、各部品種P1〜P7の部品種をまとめて考慮することで得られる後述の撮像視野の全領域を部品検査エリアとしてもよい。
次にステップS3で、制御装置41は、部品検査エリアを包含する1個または複数個の撮像視野を設定する。図4に示される2枚取り基板K1で、2枚の単位基板K11、K12の部品検査エリアを1個の撮像視野で一括して包含することは、撮像視野の大きさの制約から無理である。それでも、単位基板K11、K12ごとの部品検査エリアをそれぞれ1個の撮像視野で包含することができる。したがって、2枚取り基板K1において、合計で2個の撮像視野Ph1、Ph2(図4で一点鎖線示)を設定する。
次にステップS4で、制御装置41は、後工程部品の有無を判定し、無い場合にはステップS13に進む。2枚取り基板K1では部品種P8の部品が後工程部品であるのでステップS5に進み、後工程部品リストを生成する。後工程部品リストは、これから装着する部品をその装着位置とともにリストアップしたものである。2枚取り基板K1では、後工程部品が1部品種であるので、部品データの部品種P8の段がそのまま後工程部品リストになる。一般的には、後工程部品が複数有る場合もあり、さらに、基板検査装置4の下流側に複数の部品装着装置が列設されるライン構成も考えられる。したがって、後工程部品リストを生成することで、各種データの錯綜を回避できる。
次に、制御装置41は、ステップS6からステップS12までの後工程部品に関する処理ループを後工程部品の部品種の数量だけ繰り返す。詳述すると、ステップS7で、制御装置41は、後工程部品リストに基づいて、装着位置の異物の有無の検査に必要とされる基板上の領域を異物検査エリアAt1(図4で一点鎖線示)に設定する。このとき、部品種P8の部品の外形寸法(L8、W8)に所定の検査マージン幅Mgを付加して異物検査エリアAt1を設定できる。異物検査エリアAt1の大きさは、X方向で(L8+Mg)となり、Y方向で(W8+Mg)となる。さらに、部品種P8の装着座標値(X8、Y8)を考慮すれば、異物検査エリアAt1の座標値範囲は、X方向で{X8−(L8+Mg)/2}〜{X8+(L8+Mg)/2}となり、Y方向で{Y8−(W8+Mg)/2}〜{Y8+(W8+Mg)/2}となる。なお、右側の単位基板K12でも、同様にして異物検査エリアAt2(図4で一点鎖線示)を設定できる。
次にステップS8で、制御装置41は、設定済みの撮像視野Ph1、Ph2に当該の異物検査エリアAt1、At2が包含されているか否か判定する。2枚取り基板K1では、設定済みの撮像視野Ph1、Ph2に異物検査エリアAt1、At2が包含されており、ステップS9に進む。ステップS9で制御装置41は、当該の撮像視野Ph1、Ph2を共通設定する。共通設定することで、撮像視野Ph1、Ph2に関して取得した画像データを装着済みの部品の検査、ならびに後工程部品の装着位置の異物の有無の検査に共通使用できる。次に、ステップS11に進み、最後の後工程部品か否か判定する。2枚取り基板K1では、後工程部品は1部品種であるので、ステップS7からステップS12までを1回実施して、ステップS13に抜け出す。
2枚取り基板K1の生産が開始された後のステップS13で、基板検査装置4は、2枚取り基板K1を撮像して、検査を実施する。具体的に、基板検査装置4は、設定された各撮像視野Ph1、Ph2に関して撮像を行う。そして、基板検査装置4は、共通設定された撮像視野Ph1、Ph2に関して取得した画像データを画像処理して、装着済みの部品種P1〜P7の部品の検査を行う。さらに、基板検査装置4は、画像データ中の異物検査エリアAt1、At2を画像処理して、異物の有無の検査を行う。
装着済みの部品種P1〜P7の部品の装着状態の検査では、公知の方法を適宜採用できる。公知の方法で、撮像視野Ph1、Ph2の画像データの全領域で画像処理を実施してもよく、画像データ中の限られた部品検査エリアのみを対象として画像処理を実施してもよい。
また、部品種P8の後工程部品の装着位置の異物の有無の検査でも、公知の方法を適宜採用できる。公知の方法で、画像データ中の異物検査エリアAt1、At2のみを対象として画像処理を実施することが好ましい。これにより、画像処理の対象となるデータ量を削減し、比較的長時間を要する異物の有無の検査に係わる演算負荷を軽減して、検査所要時間を短縮できる。なお、異物検査エリアAt1、At2での検査は、必ずしも異物の有無の検査のみに限定されない。例えば、後工程部品が半田付けによる装着でなく嵌合座に嵌め込まれるシールド部品であるときに、基板上の嵌合座の状態を検査してもよい。
次に、第1実施形態の基板検査装置4で、別の基板K2を対象とした場合の動作について説明する。図6は、別の基板K2に関する生産データのうち部品データおよび装着データを例示した図である。また、図7は、部品装着ライン9で生産する別の基板K2を例示した平面図である。別の基板K2は、同一の2枚の単位基板K21、K22を生産する2枚取り基板K2である。ただし、図6中の部品データおよび図7に示されるように、別の基板K2では、前述の部品種P1〜P8の部品にさらに部品種P9の大形部品が追加されている。
そして、図6中の装着データおよび図7に示されるように、部品種P1〜P8の部品の装着座標値(X11〜X18、Y11〜Y18)は、2枚取り基板K1よりもY方向負側(図7の紙面下方)にシフトしており、装着装置は2枚取り基板K1の場合に一致している。また、追加された部品種P9の大形部品は第3部品装着装置で装着される後工程部品であり、部品種P8の部品と合わせて合計2部品種の部品が後工程部品となっている(図7で破線示)。部品種P9の大形部品の装着座標値(X19、Y19)は、図7に示されるように、部品種P7の部品のY方向正側(図7の紙面上方)に位置している。
別の基板K2を対象として、第1実施形態の基板検査装置4が図5に示される動作フローを実施すると、ステップS1〜ステップS4までは2枚取り基板K1の場合と同様に動作する。つまり、基板検査装置4の制御装置41は、装着済みの部品種P1〜P7の部品の検査に必要とされる基板K1上の領域を部品検査エリアに設定し、部品検査エリアを包含する2個の撮像視野Ph3、Ph4を設定する。
そして、ステップS5で、制御装置41は、部品データの部品種P8および部品種P9の段に相当する後工程部品リストを生成する。次に、制御装置41は、ステップS6からステップS12までの後工程部品に関する処理ループを部品種P8および部品種P9の部品についてそれぞれ繰り返す。まず、部品種P8の部品について2枚取り基板K1の場合と同様に動作し、2個の異物検査エリアAt3、At4(図7で一点鎖線示)を設定し、さらに異物検査エリアAt3、At4を包含している撮像視野Ph3、Ph4(図7で一点鎖線示)を共通設定する。
次に、部品種P9の部品について、ステップS7で、制御装置41は、部品種P9の部品の外形寸法(L9、W9)に所定の検査マージン幅Mgを付加して異物検査エリアAt5、At6(図7で一点鎖線示)を設定する。次にステップS8で、制御装置41は、設定済みの撮像視野Ph3、Ph4に当該の異物検査エリアAt5、At6が包含されているか否か判定する。別の基板K2では、設定済みの撮像視野Ph3、Ph4に異物検査エリアAt5、At6が包含されていないので、ステップS10に進む。ステップS10で制御装置41は、当該の異物検査エリアAt5、At6を包含する別の撮像視野Ph5、Ph6(図7で一点鎖線示)を新規に設定する。この後、ステップS11から、ステップS12を経てステップS13に抜け出す。
別の基板K2の生産が開始された後のステップS13で、基板検査装置4は、別の基板K2を撮像して、検査を実施する。具体的に、基板検査装置4は、設定された各撮像視野Ph3〜Ph6に関して撮像を行う。そして、基板検査装置4は、共通設定された撮像視野Ph3、Ph4に関して取得した画像データを画像処理して、装着済みの部品種P1〜P7の部品の検査を行う。さらに、基板検査装置4は、画像データ中の異物検査エリアAt3、At4を画像処理して、異物の有無の検査を行う。また、基板検査装置4は、撮像視野Ph5、Ph6に関して取得した画像データの異物検査エリアAt5、At6を画像処理して、異物の有無の検査を行う。
なお、上述した基板K1、K2は説明用に簡略化された例であって、実際には多数の撮像視野を設定する場合が多い。そして、部品検査エリアを包含して異物検査エリアを包含しない撮像視野が多くを占め、異物検査エリアを包含する撮像視野は少なくなる場合が多い。
動作フロー中のステップS2およびステップS3は、部品検査エリア設定手段に相当する。また、ステップS5はリスト生成手段に相当し、ステップS7〜ステップS10は異物検査エリア設定手段に相当する。さらに、ステップS13は検査実施手段に相当する。
さらになお、図5に示される動作フローのステップS1〜ステップS12までの演算処理は、基板検査装置4の制御装置41でなく生産データを共有するホストコンピュータ6や外部コンピュータで行うこともできる。この場合には、ステップS12とステップS13の間で、ホストコンピュータ6や外部コンピュータから基板検査装置4の制御装置41へ演算処理の結果をデータ伝送する。また、ホストコンピュータ6や外部コンピュータの演算処理機能を含めて基板検査装置4と考えることができる。
第1実施形態の基板検査装置4は、複数の部品(部品種P1〜P8)が装着された基板(2枚取り基板K1)を生産する部品装着ライン9の途中に配設され、装着済みの部品(部品種P1〜P7)を検査するとともに、これから装着する部品(部品種P8)の基板K1上の装着位置を検査する基板検査装置4であって、装着済みの部品の検査に必要とされる基板上の領域を部品検査エリアに設定する部品検査エリア設定手段と、これから装着する部品をその装着位置とともに後工程部品リストにリストアップするリスト生成手段と、後工程部品リストに基づいて、装着位置の異物の有無の検査に必要とされる基板上の領域を異物検査エリアAt1、At2に設定する異物検査エリア設定手段と、部品検査エリアおよび異物検査エリアAt1、At2に関して取得した状態情報に基づいて検査を実施する検査実施手段と、を備えている。
これによれば、これから装着する部品(部品種P8)をその装着位置とともにリストアップした後工程部品リストに基づいて、装着位置の異物の有無の検査に必要とされる基板上の領域を異物検査エリアAt1、At2に設定できる。この設定作業は自動で行われるので、作業者の準備作業の手間が軽減されるとともに、作業者の特殊なスキルも不要になる。また、これから装着する部品(部品種P8)の基板K1上の装着位置の異物の有無を確実にかつ漏れなく検査できる。
さらに、第1実施形態で、検査実施手段は、基板K1上の部品検査エリアおよび異物検査エリアAt1、At2を包含する1個または複数個の撮像視野Ph1、Ph2に関して撮像を行って状態情報に相当する1個または複数個の画像データを取得する撮像部(検査カメラ48)、および画像データを画像処理して検査を実施する画像検査部(制御装置41)を含んでいる。
これによれば、画像処理法を用いて装着済みの部品(部品種P1〜P7)の検査、ならびにこれから装着する部品(部品種P8)の基板K1上の装着位置の検査の両方を行えるので、良否の判定精度が高い。
さらに、第1実施形態で、部品検査エリア設定手段は、部品検査エリアを包含する撮像視野Ph1、Ph2を設定し、異物検査エリア設定手段は、設定済みの撮像視野Ph1、Ph2に異物検査エリアAt1、At2が包含されていれば、当該の撮像視野Ph1、Ph2を共通設定し、検査実施手段は、部品検査エリア設定手段が設定した各撮像視野Ph1、Ph2に関して撮像を行い、共通設定された撮像視野Ph1、Ph2に関して取得した画像データを画像処理して装着済みの部品の検査ならびに装着位置の異物の有無の検査を行う。
これによれば、部品検査エリアおよび異物検査エリアに共通な撮像視野Ph1、Ph2を認識するので、検査用途が異なっていても基板K1上の同じ領域を二度撮りしなくて済む。したがって、検査所要時間を短縮できる。
さらに、第1実施形態で別の基板K2を対象としたとき、部品検査エリア設定手段は、部品検査エリアを包含する撮像視野Ph3、Ph4を設定し、異物検査エリア設定手段は、設定済みの撮像視野Ph3、Ph4に異物検査エリアAt5、At6が包含されていなければ、異物検査エリアAt5、At6を包含する別の撮像視野Ph5、Ph6を設定し、検査実施手段は、部品検査エリア設定手段および異物検査エリア設定手段が設定した各撮像視野Ph3、Ph4、Ph5、Ph6に関して撮像を行う。
これによれば、設定済みの撮像視野Ph3、Ph4に包含されない後工程部品(部品種P9)が仮に有ったとしても、新規に撮像視野Ph5、Ph6を設定して、後工程部品(部品種P9)の基板K2上の装着位置を確実にかつ漏れなく検査できる。
さらに、第1実施形態では、部品検査エリア設定手段および異物検査エリア設定手段の少なくとも一方で、部品の基板上の装着位置に加え部品(部品種P1〜P9)の外形寸法(L1〜L9、W1〜W9)を考慮して、部品検査エリアおよび異物検査エリアAt1〜At6の少なくとも一方を設定する。
これによれば、部品の大きさを考慮して、検査に必要とされる基板K1、K2上の領域を過不足なく正確に検査エリアに設定できる。したがって、画像処理の対象となるデータ量を削減し、演算負荷を軽減して検査所要時間を短縮できる。
さらに、第1実施形態では、これから装着する部品は、ボールグリッドアレー部品およびシールド部品の少なくとも一方を含んでいる。これによれば、後工程部品となる場合が多い大形部品や特殊部品に対して、前述した各効果が特に顕著となる。
次に、第2実施形態の基板検査装置について、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態において、部品装着ライン9の全体構成および基板検査装置4の装置構成は第1実施形態と同様であり、基板検査装置4の動作フローが異なる。図8は、第2実施形態の基板検査装置4の動作を示す動作フローの図である。以降では、第1実施形態で説明した2枚取り基板K1を対象とした場合を例にして、第2実施形態における動作フローを説明する。
図8の動作フローのステップS31で、第2実施形態の基板検査装置4の制御装置は、部品装着に関する生産データ、すなわち図3の部品データおよび装着データをホストコンピュータ6から取得する。次にステップS32で、制御装置は、装着済みおよび未装着に関わらず全ての部品種P1〜P8の部品の検査に必要とされる基板K1上の領域を部品検査エリアに設定する。次にステップS33で、制御装置は、全ての部品検査エリアを包含する1個または複数個の撮像視野を設定する。
次にステップS34で、制御装置は、後工程部品の有無を判定し、無い場合にはステップS42に進む。後工程部品が有る場合にはステップS35に進み、後工程部品リストを生成する。次に、制御装置は、ステップS36からステップS41までの撮像視野に関する処理ループを撮像視野の数量だけ繰り返す。詳述すると、ステップS37で、制御装置は、着目した当該の撮像視野内に後工程部品の装着位置が有るか無いかについて、後工程部品リストを参照して判定し、無い場合にはステップS40に進む。有る場合には、制御装置は、ステップS38で当該の撮像視野を共通設定し、ステップS39で当該の後工程部品の異物検査エリアを設定する。ステップS39の後、ステップS40に合流する。
ステップS40で、制御装置は、最後の撮像視野か否か判定する。最後でなければ着目する撮像視野を変更してステップS37からステップS40までを繰り返し、最後になると、ステップS41を経てステップS42に抜け出す。2枚取り基板K1の生産が開始された後のステップS42で、基板検査装置は、2枚取り基板K1を撮像して、検査を実施する。
上述した第2実施形態における動作フローでも、第1実施形態と同様に、2枚取り基板K1に部品検査エリアおよび異物検査エリアAt1、At2を設定でき、撮像視野Ph1、Ph2を共通設定できる。第2実施形態の基板検査装置の効果は、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
なお、第1実施形態または第2実施形態の基板検査装置4を備えた部品装着ライン9は、実施形態の部品装着ラインとなっている。第1および第2実施形態は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1〜3:第1〜第3部品装着装置
4:基板検査装置 41:制御装置 42:検査実施位置
44:ヘッド駆動機構 45:検査ヘッド
48:検査カメラ 49:機台
5:基板搬送装置 6:ホストコンピュータ
9:部品装着ライン
K、K1、K2:基板
At1〜At6:異物検査エリア
Ph1〜Ph6:撮像視野

Claims (2)

  1. 基板に部品を装着する複数の部品装着装置と、複数の前記部品装着装置の途中に配設され、装着済みの前記部品を検査するとともに、これから装着する前記部品の前記基板上の装着位置を検査する基板検査装置とが列設され、前記基板検査装置の検査を制御する制御装置が備えられた部品装着ラインであって、
    前記制御装置は、
    複数の前記部品装着装置および前記基板検査装置を含む複数の装置の列設順を記述した配列データを取得する配列データ取得手段と、
    前記配列データに基づいて前記基板検査装置よりも上流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、装着済みの前記部品の検査に必要とされる前記基板上の領域を、部品検査エリアに設定する部品検査エリア設定手段と、
    前記配列データに基づいて前記基板検査装置よりも下流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、前記基板検査装置よりも下流側の前記部品装着装置が装着するすべての部品をその前記装着位置とともに後工程部品リストにリストアップするリスト生成手段と、
    前記後工程部品リストに基づいて、前記装着位置の異物の有無の検査に必要とされる前記基板上の領域を、異物検査エリアに設定する異物検査エリア設定手段と、を備え、
    前記基板検査装置は、前記部品検査エリアおよび異物検査エリアに関して取得した状態情報に基づいて検査を実施する検査実施手段を備えた、部品装着ライン。
  2. 複数の部品が装着された基板を生産する部品装着ラインの途中に配設され、装着済みの前記部品を検査するとともに、これから装着する前記部品の前記基板上の装着位置を検査する基板検査装置であって、
    複数の部品装着装置および前記基板検査装置を含む複数の装置の列設順を記述した配列データを取得する配列データ取得手段と、
    前記配列データに基づいて上流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、装着済みの前記部品の検査に必要とされる前記基板上の領域を、部品検査エリアに設定する部品検査エリア設定手段と、
    前記配列データに基づいて下流側の前記部品装着装置が使用する部品データおよび装着データを取得し、取得した前記部品データおよび前記装着データに基づいて、下流側の前記部品装着装置が装着するすべての前記部品をその前記装着位置とともに後工程部品リストにリストアップするリスト生成手段と、
    前記後工程部品リストに基づいて、前記装着位置の異物の有無の検査に必要とされる前記基板上の領域を、異物検査エリアに設定する異物検査エリア設定手段と、
    前記部品検査エリアおよび異物検査エリアに関して取得した状態情報に基づいて検査を実施する検査実施手段と、を備えた基板検査装置。
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