JP6594676B2 - シート状物品収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、紙や布等のシート状物品を収納することができる容器に関する。
従来から、書類の保管やチラシ等の展示等を目的として紙や布等のシート状物品を収納することができる容器が開示されている。例えば、特許文献1には、表面及び裏面の矩形シートの三辺がシールされて袋状とされるシート状物品収納容器が開示されている。このシート状物品収納容器は、裏面シートの背面に、壁面等に繰り返し貼着剥離可能な貼着剥離層が設けられ、この裏面シートに印刷面が形成されている。
また、特許文献2には、表面と裏面のシートのうち、一方の面にメタリック調のシートを貼合させたシート状物品収納容器が開示されている。
特開2013−40989号公報 特開2010−12648号公報
特許文献1で開示されるシート状物品収納容器が壁面等に貼着されている状態においては、シート状物品収納容器の裏面シートは壁面に貼着されており、表面シートは直接壁面と触れていない。従って、収納されるシート状物品の枚数や気温の変化により、表面シートと裏面シートに掛かる張力や収縮量に差が生じる場合がある。このように、表面シートと裏面シートの状態に差が生じると、シート状物品収納容器が変形してしまうことがある。すると、裏面シートの粘着剥離層が壁面から離れてしまい、シート状物品収納容器自体が壁面から脱落してしまうことがある。
また、特許文献2に開示されるシート状物品収納容器においては、表面及び裏面の一方のシートにメタリック調のシートが貼合されているため、貼合するための接着剤の影響等により、表面シートと裏面シートに掛かる張力や収縮量が異なる場合がある。すると、シート状物品収納容器がいびつに変形してしまう場合がある。
以上の問題点を鑑みて、本発明の目的は、変形を低減したシート状物品収納容器を提供する。
本発明のシート状物品収納容器は、可撓性を有する第1シートと第2シートと、前記第1シートと前記第2シートの縁部に沿って配置されて前記第1シートと前記第2シートを接合する接合部と、を有し、前記接合部の全ては、直線状の前記縁部の辺方向の内側に配置され、前記接合部の両端部から切り込まれる切込み部を前記第2シートのみに備える。
また、前記第2シートは、前記接合部側を含む幅方向に亘って、前記第1シートよりも外方に延在する延在領域を有する
また、前記第1シート及び前記第2シートは、矩形に形成され、前記矩形の3辺に前記接合部及び前記切込み部が配置され、前記矩形の1辺が開口される。
また、前記第2シートの背面には貼着部が設けられ、前記切込み部は、平面視U字状に形成される。
本発明によれば、シート状物品収納容器は、可撓性を有する第1シートと第2シートを接合する接合部を有し、第2シートには接合部に対応する第2シートの縁から切り込まれる切込み部が備えられる。従って、第1シートの収縮量が大きい場合や第2シートに掛かる張力が強い場合等、第1シート側に曲がるように変形しようとする場合は、シート状物品収納容器は、接合部付近が持ち上がるようにして接合部付近の第2シートが変形し、その他の部位の第1シート及び第2シートの変形は少ない。一方、第2シートの収縮量が大きい場合や第1シートに掛かる張力が強い場合等、第2シート側に曲がるように変形しようとする場合は、接合部が第2シート側に曲がるようにして第1シートが変形しようとしても、第2シートの切込み部で第1シートが支持されるので、その他の部位の第1シート及び第2シートの変形は少ない。このようにして、第1シートと第2シートの状態に差が生じても、部分的な変形のみで、全体の変形は低減される。
また、シート状物品収納容器は、接合部に対して両端側二箇所に切込み部が配置されることにより、第1シート側に曲がるように変形しようとする場合には接合部が持ち上がり易くなり、第2シート側に曲がるように変形しようとする場合には切込み部による第1シートの支持が2点で行われることとなる。従って、シート状物品収納容器全体の変形をさらに低減することができる。
また、シート状物品収納容器は、第1シート及び第2シートを矩形に形成し、3辺に接合部を配置して、他の1辺が開口するように形成する。これにより、通常矩形に形成されるチラシや書類等に合わせた形状とすることができるので、使い易いシート状物品収納容器を提供することができる。
また、シート状物品収納容器は、第2シートの背面には貼着部が設けられ、切込み部は平面視U字状に形成する。これにより、シート状物品収納容器は、貼着部により、壁面等の平坦部に貼り付けて使用することができる。そして、シート状物品収納容器は、切込み部が平面視U字状に形成されることにより、見た目の良い切込み部とすることができるので、デザインを向上させたシート状物品収納容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るシート状物品収納容器を示す一部破断平面図である。 本発明の第2実施形態に係るシート状物品収納容器を示す一部破断平面図である。 本発明の第3実施形態に係るシート状物品収納容器を示す一部破断平面図である。 本発明の第4実施形態に係るシート状物品収納容器を示す一部破断平面図である。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について、図1に基づいて説明する。図1はチラシ等を収納して壁面等に貼り付けて展示するためのカードケースとしてのシート状物品収納容器10である。なお、図1はシート状物品収納容器10の表面側の第1シート11の右側の一部を破断して示している。
ここで、シート状物品とは、紙や布等のシート状に形成された物品である。具体的には、書類やチラシ等をいう。シート状物品収納容器10は、表面に配置される第1シート11と、裏面に配置される第2シート12を備える。従って、第1シート11と第2シート12との間にシート状物品を収納することができる。第1シート11及び第2シート12ともに、アクリル材により形成される透明な可撓性を有するシートである。
第1シート11と第2シート12は、角部をR面取りされた矩形形状とされる。第1シート11と第2シート12は、左右の横方向は同一幅とされ、上下の縦方向は第2シート12の方が長く形成されている。第1シート11と第2シート12は、下辺及び左右の辺を合致して接合されている。従って、シート状物品収納容器10の上部は、第2シート12の上辺12aが第1シート11の上辺11aよりも上方に配置される。換言すれば、第2シート12は、第1シート11の上辺11aよりも外方に延在するように、上辺11aと第2シート12の上辺12a及び第2シート12の左右の辺により囲まれる延在領域12bが形成されている。
第1シート11と第2シート12は、下辺及び左右の辺に配置される接合部14により接合される。接合部14は、配置される各辺の縁部に沿って直線状に形成されている。この接合部14は、熱溶着により接合される部位である。接合部14は、第1シート11及び第2シート12の各辺よりも短く形成されている。
一方、第1シート11の上辺11a側は、第2シート12と接合されていない。従って、第1シート11の上辺11aは開口部15とされる。この開口部15から紙や布等のシート状物品をシート状物品収納容器10に挿入して収納することができる。そして、延在領域12bにより、開口部15に手指を挿入して開き易くなるので、シート状物品を開口部15から出し入れする作業も容易に行うことができる。
接合部14の両端側である接合部14の両端部における第2シート12には、それぞれ切込み部16が設けられている。切込み部16は、下辺及び左右の辺それぞれ2箇所ずつ、計6個配置されている。切込み部16は、接合部14に対応する第2シート12の縁12cから切り込まれるように、平面視U字状の切欠き状に形成されている。
また、下辺及び左右の辺の下側の切込み部16における接合部14と反対側には、シート状物品収納容器10の左辺と下辺及び右辺と下辺とが交わる角部近傍に形成される接合部14が存在しない領域(換言すれば、第1シート11と第2シート12が分離される領域)とされる角領域17が形成される。
また、シート状物品収納容器10は、第2シート12の背面全面に粘着剤が塗布されて貼着部が形成される。この粘着剤により、シート状物品収納容器10は、壁面等の平坦面に対して、貼着と剥離を繰り返し行うことが可能とされている。
このように形成されるシート状物品収納容器10は、例えば、このシート状物品収納容器10にチラシ等を収納して、店舗内の壁面に貼着して掲示すれば、顧客等はシート状物品収納容器10に収納されたチラシ等を容易に視認することができるので、店舗等の宣伝広告を効果的に行うことができる。
なお、切込み部16は、第2シート12のみに設けられるので、チラシ等のシート状物品を収納した状態でシート状物品収納容器10を第1シート11側から見たときに切込み部16の大部分が見えなくなるので、見栄え良くチラシ等を展示することができる。
ここで、壁面に貼着されたシート状物品収納容器10のうち、第2シート12は、面積の大きい壁面と密着しているので、気温が変化しても温度変化の度合いは小さい。一方、壁面と直接接触していない第1シート11は、気温の変化に応じて温度変化する場合がある。従って、同質のアクリル材料により形成されていても、第1シート11の方が第2シート12よりも熱収縮量が大きい場合がある。
第1シート11の熱収縮量が第2シート12よりも大きくなり、第1シート11が第2シート12に比して大きく収縮すると、第1シート11の張力により、下辺及び左右の辺にそれぞれ配置される二箇所の切込み部16間の接合部14が壁面から離れて持ち上がる。ここで、切込み部16が設けられていない場合には、第2シート12の下辺及び左右の辺が全体的に壁面から持ち上がり、シート状物品収納容器10の角部が壁面から剥がれてしまう。角部が壁面から剥がれてしまうと、シート状物品収納容器10自体が壁面から剥がれ落ちてしまう場合がある。しかしながら、本実施形態においては、上述の通り、第1シート11側に曲がるよう変形しようとする場合には、二箇所の切込み部16を境にして接合部14付近の第2シート12が壁面から離れて持ち上がるようにして変形し、その他の部分の第1シート11及び第2シート12は殆ど変形しない。従って、シート状物品収納容器10全体の変形が低減される。よって、角領域17は壁面に密着していることとなるので、シート状物品収納容器10自体が壁面から剥がれ落ち難くなる。さらに、本実施形態におけるシート状物品収納容器10は、第1シート11の変形の影響を受け難い延在領域12bが壁面に密着しているので、より確実にシート状物品収納容器10の壁面からの脱落を低減させることができる。
また、シート状物品収納容器10を壁面等に貼り付けていない場合等には、気温の変化により、第2シート12の方が第1シート11よりも熱収縮量が大きい場合もある。この場合には、第2シート12が収縮して接合部14が図1における背面側(第2シート12側)に曲がるように第1シート11は変形しようとするが、角領域17における第1シート11は第2シート12の収縮によっては変形しない。角領域17における第2シート12は収縮するのみで、図1の紙面に垂直な方向に曲がるようには変形しない。従って、第2シート12の方が第1シート11よりも熱収縮量が大きい場合には、図1の紙面に垂直な方向において切込み部16と対向する第1シート11の面は、接合部14と反対側の切込み部16の縁部により支持される。これにより、切込み部16に支持される第1シート11の部位以外の第1シート11及び第2シート12は変形し難くなるので、シート状物品収納容器10全体の変形が低減される。さらに、切込み部16に支持される第1シート11の部位は、第2シート12の熱収縮量が第1シート11の熱収縮量よりも大きい場合における、第1シート11の変形領域といえる。そして、この変形領域は、具体的には、切込み部16における接合部14と反対側の切込み部16の縁部近傍である。従って、この変形領域は比較的小さく形成されるものである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。本実施形態のシート状物品収納容器20は、第1実施形態のシート状物品収納容器10と同様に、壁面等に貼着させてチラシ等の展示を行うカードケースとされている。なお、図2においても、シート状物品収納容器20における表側の第1シート21右側の一部を破断して示している。本実施形態のシート状物品収納容器20は、第1実施形態のシート状物品収納容器10の切込み部16に換えて、長手方向を各辺に沿って配置した矩形に形成した切欠き状の切込み部26としたものである。従って、第1実施形態と同じ個所については同じ符号を付して、その説明は省略又は簡略化する。
本実施形態の切込み部26においても、切込み部26は、接合部14に対応する第2シート22の縁22cから切り込まれて形成されている。そして、切込み部26は、接合部14の両端側における接合部14の両端部二箇所に配置されている。また、左右の辺の下端側の切込み部26と下辺両端の切込み部26は接続されて、第2シート12の角部を切り取るようにして形成されている。
本実施形態においても同様に、第1シート21の収縮量が第2シート22の収縮量よりも大きくなった場合には、切込み部26間の接合部14付近の第2シート22が壁面から離れるように変形し、第1シート21及び第2シート22のその他の部位の変形が低減される。従って、シート状物品収納容器20全体の変形が低減されて、角領域17は壁面に継続して密着されるので、シート状物品収納容器20の壁面からの脱落が低減される。シート状物品収納容器20が壁面等に貼着されていない状態等において第2シート22の収縮量が第1シート21の収縮量よりも大きくなった場合には、図2の紙面に垂直な方向において切込み部26と対向する第1シート21の面は、切込み部26の縁部(換言すれば、角領域17の縁部)により支持されるので、この部位以外の第1シート21及び第2シート22の変形は低減される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図3に基づいて説明する。本実施形態のシート状物品収納容器30は、第1実施形態のシート状物品収納容器10と同様に、壁面等に貼着させてチラシ等の展示を行うカードケースとされている。なお、図3においても、シート状物品収納容器30における表側の第1シート31右側の一部を破断して示している。第3実施形態に係るシート状物品収納容器30は、第1実施形態に係るシート状物品収納容器10の切込み部16に換えて、溶着からなる接合部34の両端部に切込み部36aを配置するとともに接合部34の中間位置にも切込み部36bが配置されたものである。従って、第1実施形態と同じ個所については同じ符号を付して、その説明は省略又は簡略化する。
本実施形態においても、切込み部36aは、接合部34に対応する第2シート32の縁32cから切り込まれて形成されている。さらに詳細には、接合部34は、切込み部36bにより長手方向に分断された接合部34a,34bからなる。そして、接合部34a,34bは、それぞれの両端側である両端部に切込み部36a,36bが配置される。切込み部36a,36bは、第1実施形態と同様に、平面視U字状に形成されている。
本実施形態においても同様に、第1シート31の収縮量が第2シート32の収縮量よりも大きくなった場合においても、切込み部36aと切込み部36bとの間の接合部34a,34b(又は、二箇所の切込み部36a間の接合部34)付近の第2シート32が壁面から離れるように変形し、第1シート31及び第2シート32のその他の部位の変形は低減される。従って、シート状物品収納容器30全体の変形が低減されて、角領域17は壁面に継続して密着されるので、シート状物品収納容器30の壁面からの脱落が低減される。一方、シート状物品収納容器30が壁面等に貼着されていない状態等において、第2シート32の収縮量が第1シート31の収縮量よりも大きくなった場合には、図3の垂直な方向において切込み部36aと対向する第1シート31の面が切込み部36aの縁部により支持される。これにより、切込み部36aに支持される第1シート31の部位以外の第1シート31及び第2シート32は変形し難くなるので、シート状物品収納容器30全体の変形が低減される。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図4に基づいて説明する。なお、図4は、シート状物品収納容器40における表側の第1シート41左側の一部を破断して示している。第4実施形態に係るシート状物品収納容器40は、可撓性を有するポリプロピレン材の一枚のシートを折畳み部48で折り畳んで右辺を形成し、下辺縁と左辺側にそれぞれ接合部44a,44bを配置した携帯可能なカードケースである。従って、裏面側の第2シート42の背面は、第1〜第3実施形態のシート状物品収納容器10,20,30と異なり、粘着剤からなる貼着部は設けられていない。また、本実施形態に係るシート状物品収納容器40は、第1〜第3実施形態のシート状物品収納容器10,20,30と異なり、各辺の縁は表面側の第1シート41及び裏面側の第2シート42ともに同一形状とされている。そして、上辺及び左右の辺は略直線状に形成され、下辺は下方に凸とされる凸円弧状に形成されている。ここで、以下の説明においては、第1実施形態と同じ個所については同じ符号を付して、その説明は省略又は簡略化する。
シート状物品収納容器40の下辺縁には、シート状物品収納容器40の下辺縁に沿って凸円弧状の熱溶着からなる接合部44aが配置されている。切込み部46aは、接合部44aに対応する第2シート42の縁42cから切り込まれて形成されている。切込み部46aは平面視において異形に形成される。切込み部46aは、接合部44aの両端端部から離間した接合部44aの両端側二箇所に配置されている。
また、左側の接合部44bは、シート状物品収納容器40の左辺縁よりも内方である第2シート42の左側の縁部近傍に配置されている。そして、この接合部44bに対応する第2シート42の縁42dから切り込まれる切込み部46bは、スリット状に形成されている。切込み部46bにおけるシート状物品収納容器40の内方側の端部46b1は、接合部44bよりもシート状物品収納容器40の内方側(換言すれば、右辺側)に位置している。
このように形成されるシート状物品収納容器40では、第1シート41と第2シート42の状態に差が生じる場合がある。具体的には、例えば隠蔽のため第1シート41の表面に印刷を施すと、第1シート41と第2シート42の熱収縮量が異なる場合がある。このような場合においても、第1シート41の収縮量が第2シート42の収縮量よりも大きい場合には接合部44a付近の第2シート42が正面側(第1シート41側)に曲がるようにして変形し、その他の第1シート41及び第2シート42の部位は変形し難い。一方、第2シート42の収縮量が第1シート41の収縮量よりも大きい場合には、接合部44a付近の第1シート41は背面側(第2シート42側)に曲がろうとする。このとき、図4の紙面に垂直な方向における切込み部46aと対向する第1シート41の面は、切込み部46aの縁部により支持される。従って、切込み部46aにより支持される第1シート41の部位以外の第1シート41及び第2シート42の変形は低減される。
また、左辺においても、第1シート41の収縮量が第2シート42の収縮量よりも大きい場合には接合部44bの右側付近における第2シート42が正面側(第1シート41側)に曲がるように変形し、その他の第1シート41及び第2シート42の部位は変形し難い。一方、第2シート42の収縮量が第1シート41の収縮量よりも大きい場合には、接合部44bは背面側(第2シート42側)に曲がるように変形しようとするので、図4の紙面に垂直な方向における切込み部46bと対向する第1シート41の面は、切込み部46bの開口部15側のスリット状の縁に沿って支持される。従って、このスリット状の縁で支持される第1シート41の部位以外の第1シート41及び第2シート42の変形は低減される。なお、スリット状の切込み部46bは、接合部44bに対して一方端側のみ配置したが、他方端側にも同様に切込み部を配置すれば、第1シート41の収縮量が大きい場合には接合部44bが持ち上がり易く、第2シート42の収縮量が大きい場合には2点の切込み部で第1シート41を支持できるので、好適である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は以上の実施形態によって限定されることはなく、種々の変形を加えて実施することができる。例えば、第1シート11,21,31,41及び第2シート12,22,32,42の材質は、アクリル材やポリプロピレン材に限られず、可撓性を有するものであれば、他の合成樹脂や金属薄膜材等の種々の材料を用いて形成することができる。
また、上記各実施形態においては、第1シート11,21,31,41と第2シート12,22,32,42を熱溶着とされる接合部14,34,44a,44bにより接合したが、第1シートと第2シートの接合方法は熱溶着に限られず、超音波溶着や接着剤等で接合された接合部とすることもできる。
また、切込み部16,26,36a,36b,46a,46bは、平面視U字状や矩形状、異形形状やスリット状としたが、接合部に対応する第2シートの縁から切り込まれるものであれば他の形状としても良い。また、切込み部が切り込まれる方向は、第2シートの縁から垂直な方向に限られず、斜めに切り込むように形成することもできる。ただし、平面視U字状とすれば、デザイン上好適である。さらにまた、上記第1実施形態及び第3実施形態における接合部14,34や第4実施形態の接合部44aは、これらの接合部14,34,44aに対して両端側に切込み部16,36a,46aを設けたが、接合部14,34,44aに対して少なくとも両端側二箇所に切込み部が配置されていれば、切込み部の数をさらに増やして配置してもよい。
また、シート状物品収納容器10,20,30の第2シート12,22,32の背面には粘着剤からなる貼着部が設けられているが、この貼着部は粘着剤に限られず、吸着層や静電気や水の表面張力を利用した貼着等、種々の形態の貼着部とすることができる。すなわち、貼着部は、壁面等の平坦面に貼着と剥離を繰り返し行えるものであればよい。さらに、第2シート12,22,32の背面全面に粘着剤を塗布するものに限られず、粘着剤を第2シート12,22,32の背面の一部に塗布して貼着部を形成することもできる。
また、以上の各実施形態においては、シート状物品収納容器10,20,30,40は、第1シート11,21,31,41と第2シート12,22,32,42を備える構成としたが、この他、さらにシートを追加して接合し、シート状物品を収納する部分が2以上形成される構成としても良い。
10 シート状物品収納容器 11 第1シート
11a 上辺 12 第2シート
12a 上辺 12b 延在領域
12c 縁 14 接合部
15 開口部 16 切込み部
17 角領域 20 シート状物品収納容器
21 第1シート 22 第2シート
22c 縁 26 切込み部
30 シート状物品収納容器 31 第1シート
32 第2シート 32c 縁
34 接合部 34a 接合部
34b 接合部
36a 切込み部 36b 切込み部
40 シート状物品収納容器 41 第1シート
42 第2シート 42c 縁
42d 縁 44a 接合部
44b 接合部 46a 切込み部
46b 切込み部
46b1 端部 48 折畳み部

Claims (4)

  1. 可撓性を有する第1シートと第2シートと、
    前記第1シートと前記第2シートの縁部に沿って配置されて前記第1シートと前記第2シートを接合する接合部と、
    を有し、
    前記接合部の全ては、直線状の前記縁部の辺方向の内側に配置され、
    記接合部の両端部から切り込まれる切込み部を前記第2シートのみに備えることを特徴とするシート状物品収納容器。
  2. 前記第2シートは、前記接合部側を含む幅方向に亘って、前記第1シートよりも外方に延在する延在領域を有することを特徴とする請求項1に記載のシート状物品収納容器。
  3. 前記第1シート及び前記第2シートは、矩形に形成され、
    前記矩形の3辺に前記接合部及び前記切込み部が配置され、
    前記矩形の1辺が開口されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート状物品収納容器。
  4. 前記第2シートの背面には貼着部が設けられ、
    前記切込み部は、平面視U字状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のシート状物品収納容器。
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