JP6591816B2 - 風呂装置 - Google Patents
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また、上記非特許文献1の研究に基づき、大阪ガスから給湯時のやけどを防止するための「性能評価技術基準」が提示されている。
また、子供の場合、興味本位に追焚スイッチのオン操作を繰り返しこともあるので、同様に浴槽湯温の上昇を招くことがある。
また、大阪ガスの「性能評価技術基準」は、給湯の際の低温やけどに適用しようとするものであり、入浴時の低温やけどを防止することを意図したものではない。しかも、この基準は、豚の皮膚に関する非特許文献1の研究データを念頭におき、これより高温温熱熱傷方向については安全サイドに設定しているものの、皮膚の広い領域が湯に接する入浴時の低温温熱熱傷である低温やけどに適用することはできない。
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行しないことを特徴とする。
その一態様は、上記追焚許可条件として、所定時間間隔毎の追焚可能回数が設定されており、上記演算制御部は、上記所定時間毎に追焚の履歴をクリアし、追焚スイッチオン時に、この追焚スイッチオンに応答した追焚が上記追焚可能回数以下の場合には、上記追焚許可条件を満たすと判断して追焚を実行し、上記追焚可能回数を超えている場合には、上記追焚許可条件を満たさないと判断して追焚を実行しない。
他の態様は、上記追焚許可条件として、前回の追焚終了時点からの経過時間の下限時間が設定されており、上記演算制御部は、前回の追焚終了時点から追焚スイッチオンまでの経過時間が上記下限時間以上である場合には、上記追焚許可条件を満たすと判断して追焚を実行し、上記下限時間未満の場合には、上記追焚許可条件を満たさないと判断して追焚を実行しない。
上記ガスバーナ1にガスを供給する手段は、ガス管3と、このガス管3に設けられた電磁開閉弁4および電磁比例弁5とを有している。熱交換部2には、給湯装置Bの給湯回路10と風呂装置Aの追焚循環回路20が通っている。
上記注湯弁32の下流側には圧力センサからなる水位センサ33が設けられている。この水位センサ33は、後述するように、入浴、出浴の検出のみならず、入浴者の湯につかる体積の演算等にも用いられる。
上記台所リモコン70は、従来のものと同様に、リモコン運転スイッチ70a,給湯温度設定部73、音声報知部76(報知手段),表示部77を有している。
水位センサ33で検出される浴槽水位が設定水位より下がったら、上記注湯と同様にして浴槽6に湯を注ぎ込み、設定水位にする( 自動注湯)。
参考までに、1回目の追焚スイッチ62オンに応答して浴槽湯温を1℃上昇させた後に放置した場合には、図2の一点鎖線Rで示すように浴槽湯温は放熱により徐々に低下する。
図3に示すように、温度が高いと(具体的には46℃より高いと)、低温やけどが生じる時間(線A参照)は、強い「ほてり」や「のぼせ」を感じる時間(線B参照)より短い。そのため、糖尿病患者の入浴には低温やけどのリスクが生じる場合がある。上記のように追焚スイッチ62のオン操作の繰り返しによる浴槽湯温の上昇を伴えば、低温やけどのリスクが高まる。
本実施形態の追焚許可条件では、所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数が所定回数(例えば2回)に設定されている。
演算制御部51は、タイマ53で計測される経過時間を監視し、10分経過した時点で追焚の履歴をクリアする。このようにして10分間の時間間隔で追焚スイッチ62からのオン信号を待つ。10分間の間に1回目または2回目のオン信号を受けた時には、追焚許可条件を満足すると判断し、追焚を実行する。10分間の間に3回目のオン信号を受けた時には、追焚許可条件を満足しないと判断し、追焚を実行しない。
すなわち、糖尿病患者は病院で、低温火傷について十分な説明を受けている。従って低温火傷に対して十分マージンを見込んだ温度の湯温に入浴するが、皮膚の温度受容器で湯温温度を感じることが出来ないので、つい思わず追焚を行う。視床下部血管壁等にある温度受容器で湯温を感受するまでの間の追焚回数を制限することで、低温火傷が防止できる。
本実施形態の追焚許可条件では、前回の追焚終了時点からの経過時間の下限時間(例えば8分)が設定されている。
演算制御部51は、前回の追焚終了時点からタイマ53で計測される経過時間を監視し、追焚スイッチ62からのオン信号を待つ。8分以上経過してからオン信号を受けた時には、追焚許可条件を満足すると判断し、追焚を実行する。8分未満でオン信号を受けた時には、追焚許可条件を満足しないと判断し、追焚を実行しない。
本実施形態の追焚許可条件は、設定温度が高いほど厳しくなるように設定される。設定温度が高いほど浴槽温度が高くなるため低温やけどのリスクが高まることを考慮したものである。以下、追焚許可条件の基本態様に分けて説明する。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、設定温度が高いほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。具体的には下記の通りである。
42℃設定ならば2回
43℃設定ならば2回
44℃設定ならば1回
45℃設定ならば1回
46℃設定ならば0回(すなわち、追焚を実行しない)
上記のようにして、浴槽湯温が所定時間の10分以内に追焚スイッチオンにより追焚しても浴槽湯温が46℃を超えないようにしている。すなわち、図3における低温やけどユーザー回避行動不可領域を回避する。これにより、深部温感受に伴うほてりやのぼせによって出浴を促される前に低温やけどが生じるのを防止することができる。
46℃未満であれば深部温感受によりほてりやのぼせを感じるまでの時間は低温やけどが生じる時間より短いので、このほてりやのぼせにより出浴を促されるため、低温やけどを回避できる。
なお、外気温や浴室温度が低かったり浴槽に水を足す等により浴槽温度が想定以上に低下することもある。そのため、所定時間(10分)毎に追焚回数をクリアにして追焚スイッチオンによる追焚を許容するのである。なお、上記ほてりやのぼせに伴う出浴により低温やけどの回避が見込まれるので、この所定時間は、46℃で低温やけどが生じる入浴時間より長くしてもよい。
(2)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合において、設定温度の上限だけを設定してもよい。この場合、設定温度が上限以下の場合には追焚可能回数を一定回数とし、上限温度を超える場合には追焚可能回数を0回にする。
(3)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、設定温度が高いほど下限の時間が短くなるように設定する。
本実施形態では、第3実施形態における設定温度の代わりに追焚終了時点の浴槽湯温を用いる。追焚許可条件は、この追焚終了時点の浴槽湯温が高いほど厳しくなるように設定される。
浴槽湯温は、ポンプ24の駆動により浴槽6の湯が循環回路20を循環し、湯温センサ26に達しなければ正確に検出できないため、追焚終了時点の浴槽湯温は、実際の浴槽湯温を正確に表していないが実際の浴槽湯温に近い。そこで、この追焚終了時点の浴槽湯温に応じて追焚許可条件を設定するのである。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、追焚終了時点の浴槽湯温が高いほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。具体的には下記の通りである。
42℃ならば2回
43℃ならば2回
44℃ならば1回
45℃ならば1回
46℃ならば0回
(2)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合において、追焚終了時点の浴槽湯温の上限だけを設定してもよい。この場合、追焚終了時点の浴槽湯温が上限以下の場合には追焚可能回数を一定回数とし、上限温度を超える場合には追焚可能回数を0回にする。
(3)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、追焚終了時点の浴槽湯温が高いほど上記下限の時間が短くなるように設定する。
人が浴槽6に入った時(入浴時)には、浴槽6の湯と人との間で熱交換が生じる。また、入浴者は肺呼吸により湯から受け取った熱の一部を放熱する。その結果、浴槽湯温は徐々に低下する。
大人は体積が大きいため、上記熱交換量、放熱量が大きく、子供の場合、大人より体温が高く体積が小さいので、上記熱交換量、放熱量が小さく、上記浴槽湯温は大人の場合ほど低下しない。
例えば、体重35Kg入浴体積32リットル以下の場合(子供の場合)には、低温やけどのリスクが高まる時間も大人の糖尿病患者に対して約7割と短いが、核心温度の上昇から入浴継続が不可能であると感じる時間もまた約7割と短い。
最近、浴槽6の中間高さに段差があり、満水状態でもこの段差に腰かけて半身浴ができる浴槽が開発されている。このような浴槽で半身浴をする場合、または足湯をする場合には、上記熱交換量、放熱量が小さく、浴槽湯温の低下が比較的小さい。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、入浴体積が小さいほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。
設定温度または追焚終了時点の浴槽湯温に応じて追焚回数を設定する場合には、体積32リットル以上で第3,4実施形態と同様に設定し、32リットル未満では下記のように設定する。
設定温度または追焚終了時点の浴槽湯温が42℃ならば1回
43℃ならば1回
44℃以上ならば0回
(2)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、入浴体積が小さいほど上記下限の時間が短くなるように設定する。例えば、体積32リットル以上の場合には下限時間を10分にし、体積32リットル未満(子供や半身浴、足湯)の場合には7分に設定する。
夏に入浴する場合と冬に入浴する場合とでは、入浴者の体温(核心温度は同じだが皮膚温)が大きく異なる結果、浴槽湯温の下がり具合が異なる。また、入浴者は肺呼吸により湯から受け取った熱の一部を放熱する。夏場の浴室温度は高く、冬場の浴室温度は低い場合が多い。従って肺に入る温度が低いほど(浴槽湯温との温度差が大きいほど)肺での外気との熱交換によって冷却効果が大きい。従って真皮到達蓄熱量は、肺で行われる熱交換量を勘案しなければならない。そこで、外気温(環境温度)が高いほど追焚許可条件を厳しくする。以下、追焚許可条件の基本態様に分けて説明する。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、外気温が高いほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。
(2)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、外気温が高いほど下限時間が短くなるように設定する。
入浴時にじっとしている場合には、体表面から湯にかけて温度勾配が生じる。すなわち、浴槽湯温より低い温度の湯が体表面に接する。これに対して入浴中に体を激しく動かすと温度勾配は生じず常に新しい湯が体表面に接する。そのため、前者に比べて後者の場合の方が真皮到達熱量が多くなる。
そこで、浴槽水位の変動が大きいほど追焚許可条件を厳しくする。以下、追焚許可条件の基本態様に分けて説明する。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、浴槽水位の変動が大きいほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。
(2)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、浴槽水位の変動が大きいほど下限の時間が短くなるように設定する。
浴槽6にジャグジー部や白濁(マイクロバルブ)を発生させるマイクロバルブ発生部(いずれも周知であるので図示せず)を設置した風呂装置の場合には、ジャグジー運転や白濁運転がある場合には、真皮到達熱量が多くなる。そこで、追焚許可条件はジャグジー運転や白濁運転がある場合には、運転無しの場合より厳しくする。以下、追焚許可条件の基本態様に分けて説明する。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、上記運転有りの時には、運転無しの時より追焚可能回数が少なくなるように設定する。
(2)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、上記運転有りの時には運転無しの時より下限の時間が短くなるように設定する。
さら湯に入浴すると発汗量が多いことは知られている。発汗すると、真皮に到達した熱量を放出することができる。これに対して、入浴剤を入れたり、2番目以降の入浴または前日の残り湯を用いる場合には、イオン量、炭酸等が多くなり、入浴時の発汗量が減少し、熱量の放出量が減少する。
そこで、本実施形態の追焚許可条件は、導電度が大きいほど(電気抵抗が小さいほど)厳しくなるように設定する。以下、追焚許可条件の基本態様に分けて説明する。
(1)第1実施形態と同様に、追焚許可条件として所定時間(例えば10分)間隔毎の追焚可能回数を設定している場合には、導電度が大きいほど追焚可能回数が少なくなるように設定する。
(2)第2実施形態と同様に、追焚許可条件として前回の追焚終了時点からの経過時間の下限を設定している場合には、導電度が大きいほど下限の時間が短くなるように設定する。
上述した全ての実施形態において、追焚スイッチ62のオンにも拘わらず追焚を実行しなかった時には、リモコン60,70の音声報知部66,67を作動させる等により、報知を行なう。この音声報知は、現在の浴槽湯温(具体的には前回の追焚終了時点の浴槽湯温)の報知、低温やけどのリスクがある旨の報知を含む。さらに報知の態様として、管理人室やナースセンター等へのコール信号送信を含む。
上記実施形態では風呂装置と給湯装置がガスバーナと熱交換器を共有しているが、これら構成をそれぞれ別個に装備してもよい。
給湯回路を備えず追焚循環回路だけを備えた風呂装置にも適用できる。
自動運転モードを実行しない風呂装置にも適用できる。
水位センサを備えていない風呂装置にも適用できる。
追焚は、貯湯槽に蓄えられた高温の湯中から熱をもらうことで行うものであっても良い。
B 給湯装置
2 熱交換部(加熱部)
6 浴槽
20 追焚循環回路
24 ポンプ
26 湯温センサ
33 水位センサ
51 演算制御部
52 メモリ
53 タイマ
61 自動運転スイッチ
62 追焚スイッチ
66、76 音声報知部(報知手段)
Claims (6)
- 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
さらに、自動運転スイッチを備え、
上記演算制御部は、上記自動運転スイッチのオンに応答して自動運転モードを実行し、この自動運転モードでは、一定時間間隔毎に追焚タイミングを設定し、この追焚タイミングで、上記ポンプを駆動させて浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに上記加熱部からの熱を供給することにより、上記浴槽湯温が設定温度になるように追焚を実行し、
上記追焚許可条件は、上記設定温度が高いほど厳しくなるように設定されていることを特徴とする風呂装置。 - 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
さらに、自動運転スイッチを備え、
上記演算制御部は、上記自動運転スイッチのオンに応答して自動運転モードを実行し、この自動運転モードでは、一定時間間隔毎に追焚タイミングを設定し、この追焚タイミングで、上記ポンプを駆動させて浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに上記加熱部からの熱を供給することにより、上記浴槽湯温が設定温度になるように追焚を実行し、
上記追焚許可条件には、上記設定温度の上限が設定されており、
上記演算制御部は、上記設定温度が上限を超えている場合には、上記追焚許可条件を満たさないと判断して追焚を実行しないことを特徴とする風呂装置。 - 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
上記追焚許可条件は、追焚終了時点の浴槽湯温が高いほど厳しくなるように設定されており、
上記演算制御部は、上記追焚終了時点に上記湯温センサで検出される浴槽湯温に応じて、上記追焚許可条件を満足するか否かを判断することを特徴とする風呂装置。 - 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
上記追焚許可条件には、追焚終了時点の浴槽湯温の上限が設定されており、
上記演算制御部は、上記追焚終了時点に上記湯温センサで検出される浴槽湯温に応じて、上記追焚許可条件を満足するか否かを判断することを特徴とする記載の風呂装置。 - 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
上記追焚循環回路には浴槽水位を検出する水位センサが設けられ、
上記追焚許可条件は、入浴者の体積が小さいほど厳しくなるように設定されており、
上記演算制御部は、入浴する際の上記水位センサによる検出水位の上昇値に基づいて入浴者の湯に漬かっている体積を演算し、この演算された体積に応じて上記追焚許可条件を満足するか否かを判断することを特徴とする風呂装置。 - 浴槽に接続される追焚循環回路と、この追焚循環回路に設けられたポンプ、加熱部および浴槽湯温を検出する湯温センサと、追焚スイッチと、演算制御部とを備えた風呂装置において、
上記演算制御部は、上記追焚スイッチのオンに応答して、低温やけどを防止するために設定された追焚許可条件を満たすか否かを判断し、
a.上記追焚許可条件を満たす場合には、ポンプを駆動させ上記浴槽の湯を上記追焚循環回路を介して循環させるとともに、上記加熱部からの熱を供給することにより、浴槽湯温が目標湯温上昇分だけ上昇するように追焚を実行し、
b.上記追焚許可条件を満たさない場合には、上記追焚スイッチのオンにも拘わらず上記追焚を実行せず、
上記追焚循環回路には浴槽水位を検出する水位センサが設けられ、
上記追焚許可条件は、浴槽水位の変動が大きいほど厳しくなるように設定されており、
上記演算制御部は、上記水位センサの水位に基づいて浴槽水位の変動の大きさを演算し、この水位変動の大きさに応じて、上記追焚許可条件を満足するか否かを判断することを特徴とする風呂装置。
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