JP6587755B2 - 磁気式回転伝達機構 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ軸などの回転軸の回転を、磁気結合を介して、回転軸の外周側に配置したマグネットに取り出す磁気式回転伝達機構に関する。
モータの回転角度を計測する装置では、モータ軸の回転を、装置側に機械的に取り出す必要がある。モータ軸が中空軸であり、その中空部に別の部品やケーブルを通す場合などにおいては、モータ軸にカップリングを介して同軸に連結した軸から回転を取り出すことができない場合がある。
この場合、モータ軸に歯車を同軸に取り付け、この歯車にかみ合う伝達用歯車を配置し、伝達用歯車から回転を取り出すようにすれば、モータ軸の回転をその回転中心に対して半径方向の外側に外れた位置に取り出すことができる。ここで、中空モータ軸の外周側に、回転を取り出すための伝達用歯車として小径歯車を配置すると、モータ回転が増速されて取り出される。例えば、毎分、数千回転で回るサーボモータでは、小径の伝達用歯車が毎分、数万回転で回ることになり、実用的ではない。
回転軸の回転を取り出す機構として、磁気結合を利用したものも知られている。特許文献1には、モータ軸の回転を、磁気歯車を用いて取り出す構成のエンコーダ装置が提案されている。特許文献2には、磁気式のウォーム歯車を用いて回転を取り出す機構が提案されている。いずれの場合においても、平歯車あるいはウォーム歯車の各歯に対応するように着磁された構成の磁気歯車が用いられている。
特開2002−116057号公報 特開2010−17658号公報
本発明の課題は、モータ軸などの回転軸からその外周側に回転を取り出す場合等において、回転軸の外周側に大きな設置スペースを必要としない磁気式回転伝達機構を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の磁気式回転伝達機構は、磁性材料からなる円盤状あるいは円環状の回転板と、回転板との間の磁気結合を介して、回転板の回転運動が伝達されるマグネットとを有している。回転板の外周縁部は、円周方向において1か所で分離されている斜辺部分、または、円周方向に沿って等角度に分離されている複数枚の斜辺部分を備えている。マグネットは、回転板の回転に伴う斜辺部分の通過経路上において、斜辺部分に対して所定のギャップで対峙可能な位置に配置されている。
また、回転板の斜辺部分は、円周方向における一方の第1の端から他方の第2の端まで、回転板の回転中心線の方向に対して傾斜している。回転中心線に直交し、当該回転中心線の方向において斜辺部分の第1の端から第2の端までの間の中央の位置を通る平面を直交平面と呼ぶものとする。マグネットは、この直交平面上に位置する中心軸線を中心として回転可能に配置されている。また、マグネットは、その中心軸線を中心として周方向に複数の磁極が形成されているマグネット、および、中心軸線の方向に複数の磁極が形成されているマグネットのうちのいずれか一方である。
回転板が回転すると、その外周縁部に形成されている斜辺部分が順次に、マグネットに対峙する位置(マグネット対峙位置)を経由して回転する。マグネットは、マグネット対峙位置を経由して回転する回転板の斜辺部分に対して、所定のギャップで対峙している。マグネット対峙位置において、回転板とマグネットとは磁気結合状態にある。
回転板の回転に伴って、斜辺部分が、マグネット対峙位置において、マグネットの中心軸線の一方の側から他方の側に向けて、同一方向に同一距離だけ、繰り返し移動する。斜辺部分の移動距離を適切に設定しておくことにより、マグネットは、マグネット対峙位置を通過する斜辺部分の部位との間に生じる磁力によって、中心軸線回りに回転する。
マグネットとして、その中心軸線を中心として周方向に複数の磁極が形成されている円筒マグネットを用いることができる。この場合には、マグネット中心軸線(直交平面)の一方の側から他方の側への斜辺部分の移動に伴って、円筒マグネットは、その外周面における磁極の境界線が、所定のギャップで通過する回転板の斜辺部分に最も近づくように、中心軸線を中心として回転する。
ここで、マグネット対峙位置を通過する斜辺部分の部位と円筒マグネットとの間のギャップを一定に維持できるように、回転板の斜辺部分の形状を規定することが望ましい。
そのためには、マグネット対峙位置を通過する斜辺部分の部位が、回転板の回転に伴って、回転中心線の方向に向けて、円筒マグネットの外周面に沿った曲線状の移動軌跡を描けばよい。このような移動軌跡を描くように、斜辺部分における回転中心線の方向の傾斜形状、および、当該斜辺部分の外周面形状を設定できればよい。
例えば、斜辺部分の傾斜形状を曲線によって規定する。また、斜辺部分の外周面形状を、その回転中心線からの半径が、第1の端から直交平面上に位置する中間点までは漸減し、中間点から第2の端までは漸増する曲線によって規定する。
円筒マグネットとして、マグネット対峙位置を通過する斜辺部分の第1の端および第2の端の移動経路の間に配置可能な寸法のマグネットを用いることができる。この場合には、円筒マグネットの少なくとも一部を回転板の外径寸法内に配置できるので、回転板の外周側における円筒マグネットの設置スペースが少なくて済む。
次に、マグネットとして、その中心軸線の方向に複数の磁極が形成されている板マグネットを用いることができる。
この場合においても、斜辺部分と板マグネットとの間のギャップの変動を抑制できるように、回転板の斜辺部分の形状を設定することが望ましい。例えば、斜辺部分の外周面形状を、その第1の端から第2の端まで、回転中心線に対して所定量だけ偏心した位置を中心とする真円によって規定する。
本発明の実施の形態1の磁気式回転伝達機構を示す斜視図、正面図および側面図である。 実施の形態1の回転板と円筒マグネットの回転を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の磁気式回転伝達機構を示す斜視図、正面図および側面図である。 回転板の回転に伴うマグネット対峙位置を通過する斜辺部分の位置の変化を示すグラフおよび説明図である。 実施の形態2の回転板と円筒マグネットの回転を示す説明図である。 本発明の実施の形態3の磁気式回転伝達機構を示す斜視図、正面図および側面図である。 実施の形態3の回転板と円筒マグネットの回転を示す説明図である。 本発明の実施の形態4の磁気式回転伝達機構を示す斜視図、正面図および側面図である。 実施の形態4の回転板と円筒マグネットの回転を示す説明図である。 本発明の実施の形態5の磁気式回転伝達機構を示す斜視図、正面図および側面図である。 実施の形態5の回転板とマグネットの回転を示す説明図である。 本発明の実施の形態6の磁気式回転伝達機構を示す側面図および正面図であり、回転板とマグネットの回転を示す。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した磁気式回転伝達機構の実施の形態を説明する。なお、以下に述べる各実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明を各実施の形態の構成に限定することを意図したものではない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す斜視図、正面図および側面図である。磁気式回転伝達機構1は、磁性材料からなる円環状の回転板2と、円筒マグネット3とを備えている。回転板2は、例えば、中空モータ軸8に、一体回転するように同軸に固定されている。回転板2は、その中心軸線である回転中心線2aを中心として回転する。円筒マグネット3には、回転板2の回転運動が、1:1の関係で、磁気結合を介して伝達される。
回転板2は例えば板金製品であり、その外周縁部には、円周方向に沿って等角度に分離されている複数枚の斜辺部分が形成されている。本例では、回転板2の外周面から半径方向の内側に向けて一定の幅で切り込まれている2本の分離溝2bによって、実質的に180°の角度を張る2枚の斜辺部分4(1)、4(2)が形成されている。斜辺部分4(1)、4(2)は、回転中心線2aを中心として回転対称の形状をしている。
回転板2における回転中心線2aの方向における中心位置(回転板2の厚さ方向の中心位置)を通り、かつ、回転中心線2aに直交する平面を直交平面5と呼ぶものとする。本例では、斜辺部分4(1)、4(2)のそれぞれは、直交平面5に沿った方向から見た場合に、曲線状に傾斜した形状をしている。斜辺部分4(1)、4(2)を直線状に傾斜した形状となるように設定することも可能である。
斜辺部分4(1)、4(2)の一方の第1の端4aは、直交平面5の一方の側に一定の距離だけ離れて位置する。他方の第2の端4cは、直交平面5の他方の側に同一の距離だけ離れて位置する。第1、第2の端4a、4cの間の中間点の部位4bは、直交平面5上に位置する。
斜辺部分4(1)、4(2)の外周面4dの輪郭形状は、回転中心線2aに沿った方向から見た場合に、回転中心線2aを中心とする円弧によって規定されている。
円筒マグネット3は、その中心軸線3a周りに回転可能に配置されている。図においては、円筒マグネット3の軸受部分は省略してある。円筒マグネット3には、その中心軸線3a周りに等角度で複数の磁極が形成されている。本例では、180°の角度で1対の磁極が形成されている。図1において、円筒マグネット3の外周面3bおよび両端面に描いた実線で示す境界線は、着磁されたN極とS極の境目を示し、実際には表れない線である。この点は、図2から図9においても同様である。
円筒マグネット3は、回転板2の回転に伴う斜辺部分4(1)、4(2)の通過経路上において、斜辺部分4(1)、4(2)の外周縁部分に対して所定のギャップで対峙可能な位置に配置されている。また、円筒マグネット3の中心軸線3aは、直交平面5上に位置し、かつ、斜辺部分の外周面4dの接線方向に延びている。
モータ軸8が回転すると回転板2もモータ軸8と一体回転する。回転板2が回転すると、その外周縁部に形成した斜辺部分4(1)、4(2)が順次に、円筒マグネット3に所定のギャップで対峙するマグネット対峙位置6を経由して回転する。
図2は、磁気式回転伝達機構1における回転板2の回転に伴う斜辺部分4(1)、4(2)と円筒マグネット3の回転状態を示す説明図である。
図2(a1)、(a2)に示す回転板2の回転位置を回転角0°の位置とし、回転板2が時計回りに回転するものとする。図2(a1)、(a2)に示す回転角0°の位置では、回転板2の斜辺部分4(1)の第1の端4aと、斜辺部分4(2)の第2の端4cとがマグネット対峙位置6に位置している。
各斜辺部分4(1)、4(2)の外周面4dは、回転中心線2aを中心とする円弧面である。回転中心線2aに沿った方向から見た場合には、図2(a1)〜(e1)に示すように、回転板2が回転すると、各斜辺部分4(1)、4(2)の各部は、円筒マグネット3の外周面3bに対して一定のギャップで対峙した状態で、マグネット対峙位置6を通過する。
斜辺部分4(1)、4(2)は、直交平面5に沿った方向から見た場合には曲線状に傾斜している。図2(a2)〜(e2)に示すように、マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(1)、4(2)は、回転板2の回転に伴って、回転板2の回転中心線2aの方向に移動する。すなわち、斜辺部分4(1)、4(2)は、円筒マグネット3の外周面3bの接線方向である回転板2の回転中心線2aの方向に向けて、直交平面5(円筒マグネット3の中心軸線3a)の一方の側から他方の側に向けて曲線状に移動する。
詳しく説明すると、図2(a1)、(a2)の状態から回転板2が時計回りに回転すると、斜辺部分4(1)は、その第1の端4aから第2の端4cに向けて、マグネット対峙位置6を通過する。図2(a1)、(a2)の状態では、マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(1)の外周縁部分は、直交平面5に対して、回転中心線2aの方向の一方の側に最も離れた位置にある。
回転板2の回転に伴って、マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(1)の部位は、図2(b1)、(b2)〜図2(e1)、(e2)に示すように、回転中心線2aに沿って、直交平面5(中心軸線3a)に対して他方の側に移動する。図2(e1)、(e2)に示すように、回転板2が90°回転した位置においては、斜辺部分4(1)の円周方向の中間点の部位4bが直交平面5上に位置する。
この後は、マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(1)の部位は、直交平面5から他方側に徐々に離れていく。斜辺部分4(1)の第2の端4cが通過する状態では、当該第2の端4cは、直交平面5から他方の側に最も離れた位置になる。
マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(1)の部位と円筒マグネット3との間に生じる磁力によって、円筒マグネット3が回転する。すなわち、円筒マグネット3に外周面3bに表れている磁極の境界線が回転板2の斜辺部分4(1)の外周縁部分に最も近づくように、円筒マグネット3が回転する。この結果、斜辺部分4(1)がマグネット対峙位置6を通過し終えると、円筒マグネット3は1磁極分だけ回転する。本例では円筒マグネット3が半回転する。
この後は、他方の斜辺部分4(2)が図2(a1)、(a2)に示す斜辺部分4(1)と同一の位置となる。回転板2の回転に伴って、マグネット対峙位置6を通過する斜辺部分4(2)の部位は、斜辺部分4(1)と同様に、回転中心線2aの方向(円筒マグネット3の接線方向)に沿って、同一方向に移動する。この移動によって、円筒マグネット3がさらに半回転する。このようにして、回転板2が1回転する毎に、回転板2に磁気結合している円筒マグネット3も1回転する。
[実施の形態2]
図3は実施の形態2に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す斜視図、正面図および側面図である。磁気式回転伝達機構21の基本構成は実施の形態1の磁気式回転伝達機構1と同一である。以下においては、実施の形態1との相違点を主として説明する。
磁気式回転伝達機構21においては、マグネット対峙位置26を通過する斜辺部分24(1)、24(2)の部位が、回転板22の回転に伴って、回転中心線22aの方向に向けて、円筒マグネット23の外周面23bに沿った曲線状の移動軌跡を描くように設定されている。斜辺部分24(1)、24(2)の回転中心線22aの方向の傾斜形状、および、当該斜辺部分の外周面形状は、次のように設定されている。
斜辺部分24(1)、24(2)は、図3(c)から分かるように、直交平面25に沿った方向から見た場合に、第1の端24aから第2の端24cまで曲線状に傾斜している。第1の端24aは直交平面25の一方の側に一定の距離だけ離れた位置にあり、第2の端24cは直交平面25の他方の側に同一の距離だけ離れた位置にあり、第1、第2の端24a、24cの間の中間点の部位24bは直交平面25上に位置している。
また、斜辺部分24(1)、24(2)の外周面形状は、図3(a)、(b)から分かるように、回転中心線22aからの半径が、第1の端24aから中間点の部位24bまでは漸減し、中間点の部位24bから第2の端24cまでは漸増する凸曲線によって規定されている。
円筒マグネット23は2極着磁されており、その外周面23bには中心軸線23a周りに180°の角度間隔で磁極の境目が表れている。また、円筒マグネット23は、マグネット対峙位置26を通過する斜辺部分24(1)、24(2)の第1の端24aおよび第2の端24cの移動経路の間に配置可能な外径寸法のマグネットである。図3に示す例では、円筒マグネット23の一部が、斜辺部分24(1)、24(2)の最大半径(第1、第2の端24a、24cの部分の半径)内に位置するように、配置されている。なお、図3に示す回転板22に対する円筒マグネット23の相対的な配置関係は一例を示すものである。これらの配置関係は、図示の例に限定されるものではない。
図4(a)は、回転板22の回転に伴うマグネット対峙位置26を通過する回転板22の外周面位置のr方向位置およびz方向位置の変化を示すグラフである。
ここで、図4(b)、(c)に示すように、回転板22の回転中心22aから円筒マグネット23の中心軸線23aに直交する方向に引いた回転板22の半径線の方向をr方向とし、回転板22の中心軸線22aの方向をz方向とする。r方向を示す半径線と回転板22の中心軸線22aとを含む平面に交差する回転板22の外周面24dの位置、具体的には、この外周面24dにおける幅方向の内側の縁の位置を、マグネット対峙位置26を通過する回転板22の外周面位置とする。また、回転板22の外周面位置のr方向の位置をr方向位置と呼び、この外周面位置の回転板22の中心軸線22aの方向の位置をz方向位置とする。
図4(a)のグラフにおいて、その横軸は回転板22の回転位置を示す。回転板22の回転角が0°の位置は、図4(b)に示す位置であり、斜辺部分24(1)、24(2)を分離している分離溝22dの中心線がr方向を示す半径線に一致する位置である。回転角度が180°の位置は、図3(b)の位置から時計回りに回転板22が180°回転した位置である。
グラフの左側の縦軸は回転板22のr方向位置を示す。r方向位置における「0」の位置は、図4(b)、(c)に示すように、回転板22の外周面24dの第1の端24aが、マグネット通過位置26を通過する際の位置であり、回転板22の中心軸線22aから遠ざかる方向を正方向、中心軸線22aに接近する方向を負方向としてある。
グラフの右側の縦軸は回転板22のz方向位置を示す。z方向位置における「0」の位置は、図4(c)に示すように、回転板22の外周面24dにおける第1の端24aから第2の端24cまでの間の中心の位置(直交平面25上の位置)であり、第1の端24aに向かう方向を正方向とし、逆方向を負方向としてある。
図4(a)に示すグラフにおいて、実線で示す曲線Iは回転板22のr方向位置の変化を表し、破線で示す曲線IIは回転板22のz方向位置の変化を表す。曲線Iは、回転中心線22aに沿った方向から見た場合(図3(b)参照)における回転板22の斜辺部分24(1)、24(2)の外周面形状を表わしている。曲線IIは、直交平面25に沿った方向から見た場合(図3(c)参照)における、斜辺部分24(1)、24(2)の第1の端24aから第2の端24cまでの間の外周面24dの曲線状の傾斜形状を表している。これらの曲線I、IIは、いずれも、正弦曲線あるいは、それに類似の曲線をしている。
図5(a1)、(a2)〜図5(e1)、(e2)は、回転板22の回転に伴う斜辺部分24(1)、24(2)の移動位置および円筒マグネット23の回転位置を示す説明図である。これらの図に示すように、マグネット対峙位置26を通過する斜辺部分24(1)、24(2)の部位は、円筒マグネット23の外周面23bに対して、ほぼ一定のギャップを保持した状態で、外周面23bに沿った曲線形状の軌跡を描く。
また、本例では、図5(a1)、(a2)に示す回転角0°のときは、円筒マグネット23が、斜辺部分24(1)および斜辺部分24(2)の間に挟まれた状態になる。この状態から、マグネット対峙位置26を通過する斜辺部分24(1)、24(2)は、円筒マグネット23の外周面23bに沿って移動するので、円筒マグネット23に干渉することがない。
本例によれば、マグネット対峙位置26を通過する斜辺部分24(1)、24(2)の部位が、ほぼ一定のギャップを維持した状態で円筒マグネット23の外周面23bに沿って曲線状に移動する。また、ギャップが小さくなるように、回転板22の最大外径の範囲内に円筒マグネット23の過半部分が位置するように配置されている。したがって、円筒マグネット23によるマグネット吸引力を効果的に利用して、回転板22の回転を円筒マグネット23に取り出すことができる。また、円筒マグネット23の配置スペースが少なくて済むので、機構の小型化、コンパクト化に有利である。
[実施の形態3]
図6は実施の形態3に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す斜視図、正面図および側面図である。磁気式回転伝達機構31の基本構成は実施の形態2の磁気式回転伝達機構21と同一である。
磁気式回転伝達機構31においては、マグネット対峙位置36を通過する斜辺部分34(1)、34(2)の部位が、回転板32の回転に伴って、回転中心線32aの方向に向けて、円筒マグネット33の外周面33bに沿った曲線状の移動軌跡を描くように設定されている。
斜辺部分34(1)、34(2)は、直交平面35に沿った方向から見た場合に、第1の端34aから第2の端34cまで曲線状に傾斜している。第1の端34aは直交平面35の一方の側に一定の距離だけ離れた位置にあり、第2の端34cは直交平面35の他方の側に同一の距離だけ離れた位置にあり、第1、第2の端34a、34cの間の中間点の部位34bは直交平面35上に位置している。
斜辺部分34(1)、34(2)の外周面形状は、回転中心線32aを中心とする半径が、第1の端34aから中間点の部位34bまでは漸減し、中間点の部位34bから第2の端34cまでは漸増する曲線によって規定されている。
実施の形態3では、円筒マグネット33は4極磁石であり、その中心軸線33a周りに等角度で2対の磁極が形成されている。その外周面33bには、中心軸線33aを中心として90°の角度間隔で磁極の境目が表れている。これに対応させて、マグネット対峙位置36を通過する斜辺部分34(1)、34(2)の回転中心線32aに沿った方向への移動量が設定されている。
図7(a1)、(a2)〜図7(e1)、(e2)は、回転板32の回転に伴う斜辺部分34(1)、34(2)の移動位置および円筒マグネット33の回転位置を示す説明図である。これらの図に示すように、マグネット対峙位置36を通過する斜辺部分34(1)、34(2)の部位は、円筒マグネット33の外周面33bに対して、ほぼ一定のギャップを保持した状態で、外周面33bに沿った曲線形状の軌跡を描く。
円筒マグネット33は中心軸線33a周りに4極着磁されているので、斜辺部分34(1)、34(2)がマグネット対峙位置36を通過する毎に、円筒マグネット33が1磁極分、すなわち、1/4ずつ回転する。回転板32が1回転すると、円筒マグネット33は1/2回転する。よって、回転板32の回転が、1/2に減速されて、円筒マグネット33から取り出される。
[実施の形態4]
図8は実施の形態4に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す斜視図、正面図および側面図である。磁気式回転伝達機構41の基本構成は実施の形態3の磁気式回転伝達機構31と同一である。相違点は、回転板42に4枚の斜辺部分44(1)〜44(4)が形成されていることである。
磁気式回転伝達機構41においては、マグネット対峙位置46を通過する斜辺部分44(1)〜44(4)の部位が、回転板42の回転に伴って、回転中心線42aの方向に向けて、円筒マグネット43の外周面43bに沿って、曲線状の移動軌跡を描くように設定されている。
斜辺部分44(1)〜44(4)は、直交平面45に沿った方向から見た場合に、第1の端44aから第2の端44cまで曲線状に傾斜している。第1の端44aは直交平面45の一方の側に一定の距離だけ離れた位置にあり、第2の端44cは直交平面45の他方の側に同一の距離だけ離れた位置にあり、第1、第2の端44a、44cの間の中間点の部位44bは直交平面45上に位置している。
また、斜辺部分44(1)〜44(4)の外周面形状は、回転中心線42aを中心とする半径が、第1の端44aから中間点の部位44bまでは漸減し、中間点の部位44bから第2の端44cまでは漸増するような曲線によって規定されている。
円筒マグネット43は4極磁石であり、中心軸線43a周りに等角度で2対の磁極が形成されている。これに対応させて、マグネット対峙位置46を通過する斜辺部分44(1)〜44(4)の回転中心線42aに沿った方向への移動量が設定されている。
図9(a1)、(a2)〜図9(e1)、(e2)は、回転板42の回転に伴う斜辺部分44(1)〜44(4)の移動位置および円筒マグネット43の回転位置を示す説明図である。これらの図に示すように、マグネット対峙位置46を通過する斜辺部分44(1)〜44(4)の部位は、円筒マグネット43の外周面43bに対して、ほぼ一定のギャップを保持した状態で、外周面43bに沿った曲線形状の軌跡を描く。
回転板42には4枚の斜辺部分44(1)〜44(4)が形成され、円筒マグネット43は4極着磁されている。斜辺部分44(1)〜44(4)がマグネット対峙位置46を通過する毎に、円筒マグネット43が1/4ずつ回転する。回転板42が1回転すると、円筒マグネット43は1回転する。よって、回転板42の回転が、1:1の関係で、円筒マグネット43から取り出される。
[実施の形態5]
図10は、実施の形態5に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す斜視図、正面図および側面図である。磁気式回転伝達機構51は、磁性材料からなる円環状の回転板52と、扁平な一定長さの板マグネット53とを備えている。回転板52は、例えば、不図示の中空モータ軸に一体回転するように同軸に固定されている。回転板52は、その中心軸線である回転中心線52aを中心として回転する。板マグネット53には、回転板52の回転運動が、1:1/2の関係で、磁気結合を介して伝達される。
回転板52は例えば板金製品であり、その外周縁部には、その全周に亘る1枚の斜辺部分54が形成されている。本例では、回転板52の外周面から半径方向の内側に向けて一定の幅で切り込まれている1本の分離溝52bによって、斜辺部分54が円周方向において分離している。
回転板52における回転中心線52aの方向における中心位置(回転板52の厚さ方向の中心位置)を通り、かつ、回転中心線52aに直交する平面を直交平面55と呼ぶものとする。斜辺部分54は、直交平面55に沿った方向から見た場合に、例えば、曲線状に傾斜した形状をしている。
具体的には、図10(c)から分かるように、斜辺部分54は、分離溝52bによって分離されている一方の第1の端54aが直交平面55の一方の側に一定の距離だけ離れて位置し、他方の第2の端54cが直交平面55の他方の側に同一の距離だけ離れて位置し、これらの間の中間点の部位54bが直交平面55上に位置する。
また、斜辺部分54の外周面54dの輪郭形状は、回転中心線52aに沿った方向から見た場合に、回転中心線52aを中心とする真円によって規定されている。
次に、板マグネット53は、その中心軸線53a周りに回転可能に支持されている。図においては、板マグネット53の軸受部分は省略してある。板マグネット53は、その中心軸線53aの方向において、1対の磁極が形成されている。その4つの外周側面53(1)〜53(4)には、中心軸線53aの方向における中央位置に磁極の境目が表れる。図10において、板マグネット53の外周側面53(1)〜53(4)に描いた実線で示す境界線は、着磁されたN極とS極の境目を示している。この境界線は実際には表れない線である。
板マグネット53は、回転板52の回転に伴う斜辺部分54の通過経路に対して、斜辺部分54に干渉しないように所定のギャップで対峙する位置に配置されている。すなわち、板マグネット53は、回転板52の半径方向の外側において、その円周方向における定まった位置に配置されており、その中心軸線53aは、直交平面55上に位置している。したがって、回転板52の斜辺部分54は、回転板52の回転に伴って、板マグネット53に対して所定のギャップで対峙するマグネット対峙位置56を経由して移動する。
図11は、回転板52の回転に伴う斜辺部分54と板マグネット53の回転状態を示す説明図である。図11(a1)、(a2)に示す回転板52の回転位置を回転角0°の位置とし、回転板52が時計回りに回転するものとする。回転角0°の位置では、回転板52の斜辺部分54の第1、第2の端54a、54cが、マグネット対峙位置56上に位置しているものとする。また、板マグネット53は、その広幅の外周側面53(1)が回転板52に正対しているものとする。
斜辺部分54は、その外周面54dが回転中心線52aを中心とする真円である。図11(b1)、(b2)、図11(c1)、(c2)および図11(d1)、(d2)に示すように、回転板52が回転すると、その斜辺部分54は、板マグネット53に対して所定のギャップで対峙した状態でマグネット対峙位置56を通過する。
板マグネット53の中心軸線53aに対して、回転板52の斜辺部分54は、その回転中心線52aの方向に対して曲線状に傾斜している。したがって、図11に示すように、マグネット対峙位置56を通過する斜辺部分54の部位は、回転板52の回転に伴って、回転板52の回転中心線52aの方向に移動する。
図示の例では、斜辺部分54の第1の端54aは板マグネット53の中心軸線53aに対して図面上側の第1の側に位置し、第2の端54cは中心軸線53aの下側の第2の側に位置する。図11(a1)、(a2)に示す回転角が0°の位置では、回転板52に対して、板マグネット53の広幅の外周側面53(1)が正対している。
回転板52が時計回りに回転すると、回転に伴って、斜辺部分54におけるマグネット対峙位置56を通過する部位が第1の側から第2の側に徐々に移動する。この移動に伴って、回転板52と板マグネット53との間に生じる磁気結合力の中心も第1の側から第2の側に向かって移動する。これにより、板マグネット53は、中心軸線53aを中心として、外周側面53(1)が第2の側に面する方向(反時計回り)に回転する。図11(b1)、(b2)、図11(c1)、(c2)および図11(d1)、(d2)に示すように、板マグネット53が中心軸線53aを中心として回転する。
回転板52が180°回転した状態では、マグネット対峙位置56を通過する斜辺部分54の部位が丁度、直交平面55上に位置する。この状態では、板マグネット53が90°回転して、図11(d1)、(d2)に示すように、広幅の外周側面53(1)に隣接する細幅の外周側面53(2)が回転板52に正対した状態になる。
この後は、回転板52の回転に伴って、マグネット対峙位置56を通過する斜辺部分54の部位は直交平面55に対して第2の側に徐々に移動する。これにより、板マグネット53は中心軸線53aを中心としてさらに同一方向に回転する。回転板52が1回転すると、板マグネット53が180度回転して、細幅の外周側面53(2)に隣接する広幅の外周端面53(3)が回転板52に正対した状態になる。
回転板52が2回転すると、板マグネット53は、1回転して、再び、図11(a1)、(a2)の状態になる。このように、回転板52の回転が、速比1/2で減速されて、板マグネット53から取り出される。
[実施の形態6]
図12(a1)、(a2)、図12(b1)、(b2)、図12(c1)、(c2)および図12(d1)、(d2)は、実施の形態6に係る磁気式回転伝達機構の主要部分を示す側面図および正面図であり、回転板の回転に伴う斜辺部分と板マグネットの回転状態を示してある。
磁気式回転伝達機構61の基本構成は実施の形態5の磁気式回転伝達機構51と同一である。本例では、回転板62の外周面62dの形状が、例えば、回転中心線62aに対して偏心した位置を中心とする真円によって規定されている。
ここで、図12(a1)、(a2)に示す回転板62の回転位置を回転角0°の位置とし、回転板62が時計回りに回転するものとする。回転角0°の位置では、回転板62の斜辺部分64の第1、第2の端64a、64cが、直交平面65上に位置している。また、板マグネット63は、その広幅の外周側面63(1)が回転板62に正対している。実施の形態5の場合と同様に、回転板62が2回転すると、板マグネット63は、1回転して、再び、図12(a1)、(a2)の状態になる。回転板62の回転が、速比1/2で減速されて、板マグネット63から取り出される。
回転板62は偏心回転板である。回転角0°の回転位置では、マグネット対峙位置66に位置している斜辺部分64の外周面の部位は第1、第2の端64a、64cであり、板マグネット63の中心軸線63aに最も接近した状態になる。これに対して、板マグネット63における回転板62に正対する広幅の外周側面63(1)は回転板62の回転中心線62aから最も離れた状態になる。
回転角90°の回転位置では、マグネット対峙位置66に位置している斜辺部分64の部位は中間点の部位64bであり、板マグネット63の中心軸線63aから最も離れた状態になる。これに対して、板マグネット63における回転板62に正対する細幅の外周側面63(2)は回転板62の回転中心62aに最も接近した状態になる。
このように、マグネット対峙位置66において、回転板62の回転に伴って、回転板62が板マグネット63に接近する場合には、板マグネット63は離れる方向に移動する。逆に、回転板62が板マグネット63から離れる場合には、板マグネット63は接近する方向に移動する。例えば、板マグネット63の各外周側面の幅寸法に基づき、回転板62の外周面の偏心量を適切に設定しておくことにより、マグネット対峙位置66において、回転板62の斜辺部分64と、これに対峙する板マグネット63の各外周側面63(1)〜63(4)との間のギャップをほぼ一定に維持することができる。

Claims (7)

  1. 磁性材料からなる円盤状あるいは円環状の回転板と、
    前記回転板との間の磁気結合を介して、前記回転板の回転運動が伝達されるマグネットと
    を有しており、
    前記回転板の外周縁部は、円周方向において1か所で分離されている斜辺部分、または、円周方向に沿って等角度で分離されている複数枚の斜辺部分を備えており、
    前記マグネットは、前記回転板の回転に伴う前記斜辺部分の通過経路上において、前記斜辺部分に対して所定のギャップで対峙する位置に配置されており、
    前記斜辺部分は、前記円周方向における一方の第1の端から他方の第2の端まで、前記回転板の回転中心線の方向に対して傾斜しており、
    前記回転中心線に直交し、かつ、当該回転中心線の方向において前記斜辺部分の前記第1の端から前記第2の端までの間の中心位置を通る平面を直交平面と呼ぶものとすると、
    前記マグネットは、前記直交平面上に位置する中心軸線を中心として回転可能に配置されており、
    前記マグネットは、前記中心軸線を中心として周方向に磁極が形成されているマグネット、および、前記中心軸線の方向に磁極が形成されているマグネットのうちのいずれか一方である
    磁気式回転伝達機構。
  2. 請求項1において、
    前記斜辺部分は、前記直交平面に沿った方向から見た場合に、前記第1の端から前記第2の端まで直線状または曲線状に傾斜している磁気式回転伝達機構。
  3. 請求項2において、
    前記斜辺部分の外周面形状は、前記第1の端から前記第2の端まで、前記回転中心線を中心とする円弧によって規定されている磁気式回転伝達機構。
  4. 請求項1において、
    前記マグネットは、前記中心軸線を中心として周方向に等角度で複数の磁極が形成されている円筒マグネットであり、
    前記斜辺部分の前記回転中心線の方向の傾斜形状および前記斜辺部分の外周面形状は、前記マグネットに対峙する位置を通過する前記斜辺部分の部位が、前記回転板の回転に伴って、前記回転中心線の方向に向けて、前記円筒マグネットの外周面に沿った曲線状の移動軌跡を描くように、設定されている磁気式回転伝達機構。
  5. 請求項4において、
    前記斜辺部分は、前記直交平面に沿った方向から見た場合に、前記第1の端から前記第2の端まで曲線状に傾斜しており、
    前記斜辺部分の外周面形状は、前記回転中心線からの半径が、前記第1の端から前記直交平面上に位置する中間点までは漸減し、前記中間点から前記第2の端までは漸増する曲線によって規定されている磁気式回転伝達機構。
  6. 請求項5において、
    前記円筒マグネットは、前記回転中心線の方向に沿って見た場合に、前記斜辺部分の第1の端および第2の端の間に配置可能な外径寸法のマグネットであり、
    前記円筒マグネットの少なくとも一部は、前記回転板の最大外径寸法内の位置に配置されている磁気式回転伝達機構。
  7. 請求項2において、
    前記マグネットは、前記中心軸線の方向に1対の磁極が形成されている板マグネットであり、
    前記斜辺部分の外周面形状は、前記第1の端から前記第2の端まで、前記回転中心線に対して所定量だけ偏心した位置を中心とする真円によって規定されている磁気式回転伝達機構。
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