JP6587446B2 - 現像装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式を用いた、プリンタ、ファクシミリ、及び複合機(MFP)等の画像形成装置において、現像装置に収納された現像剤としてのトナーの量を検出する現像剤量検出装置が用いられている。例えば、現像装置内のトナーの量に応じて変化する、現像剤量検出装置の回転部(攪拌バー)の回転時間(周期)を用いることにより、現像装置内のトナーの量を検出する現像剤量検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−53348号公報
しかしながら、現像装置内の現像剤の状態によっては、現像剤量検出装置の回転部に現像剤が付着することにより、現像装置内の現像剤の量を適切に検出することができない場合があった。この場合、現像装置内の現像剤の量が適切に維持されず、印字品位の低下を招くことがあった。
そこで、本発明の目的は、現像装置内の現像剤の量を適切に維持することにより、印字品位の低下を抑制することである。
本発明の一態様に係る現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、を備え、前記当接部材は、フィルムであり、前記フィルムは、前記現像剤収容部内において固定された固定端と、前記固定端の反対側に備えられた自由端と、前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、前記複数の切り込みによって形成された第1の領域及び第2の領域と、を有し、前記現像剤検出部材が前記フィルムから離れた離間状態において、前記第1の領域における前記自由端と前記現像剤検出部材との間の距離が、前記第2の領域における前記自由端と前記現像剤検出部材との間の距離よりも短いことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、を備え、前記当接部材は、フィルムであり、前記フィルムは、前記現像剤収容部内において固定された固定端と、前記固定端の反対側に備えられた自由端と、前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、前記複数の切り込みによって形成された複数の当接領域と、を有し、前記複数の当接領域の各々において、前記自由端は、前記フィルムの長手方向に沿った仮想線に対して傾斜していることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、を備え、前記当接部材は、フィルムであり、前記フィルムは、前記現像剤収容部内において固定された固定端と、前記固定端の反対側に備えられた自由端と、前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、前記複数の切り込みによって形成された複数の当接領域と、を有し、前記複数の当接領域の各々において、前記フィルムの長手方向における中央側から一端側に近づくにつれて、前記固定端から前記自由端までの距離が短くなることを特徴とする。
本発明の画像形成ユニットは、前記現像装置と、前記現像装置により前記現像剤が供給される像担持体と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記画像形成ユニットを備えることを特徴とする。
本発明によれば、現像装置内の現像剤の量を適切に維持することにより、印字品位の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構造を示す縦断面図である。 画像形成ユニット及びトナー貯蔵部の内部構造を示す断面図である。 (a)及び(b)は、当接部材及びトナー量検出部材の構造をそれぞれ示す斜視図である。 (a)は、トナー量検出部材の一端側及びその周辺の構造を示す斜視図であり、(b)は、トナー量検出部材の一端側及びその周辺の構造の分解斜視図である。 現像装置の構造を示す拡大断面図である。 (a)から(c)は、回転駆動部材及びトナー量検出部材の動作を時系列順に示す断面図である。 (a)から(c)は、当接部材及びトナー量検出部材の動作を時系列順に示す断面図である。 (a)及び(b)は、トナー量検出部材の動作を示す現像装置の断面図である。 (a)及び(b)は、センサによる光検出動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2における当接部材及びトナー量検出部材の構造をそれぞれ示す斜視図である。 (a)から(e)は、トナー量検出部材が最下点から最上点まで回転する場合の当接部材の状態変化を時系列順に示す断面図である。 実施の形態3における当接部材及びトナー量検出部材の構造をそれぞれ示す斜視図である。
《実施の形態1》
<画像形成装置100の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置100の構造を示す縦断面図である。
画像形成装置100は、用紙等の媒体15上に画像を形成する画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cを有する。画像形成装置100は、電子写真方式により、ブラック色(K)、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、及びシアン色(C)の現像剤としてのトナーを用いて、カラー印刷を行うことができる。具体的には、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cは、それぞれ、ブラック色、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色を用いて、媒体15上に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、露光部としての露光ヘッド2K,2Y,2M,2Cと、トレイ3と、媒体搬送路4と、給紙ローラ5と、搬送ローラ6と、転写ベルトユニット7と、定着器8と、排出ローラ9,10と、スタッカーカバー11と、現像剤貯蔵部としてのトナー貯蔵部12K,12Y,12M,12C(「トナーカートリッジ」とも称する。)と、制御部13と、駆動部14とを有する。画像形成ユニット1K,1Y,1M,1C、給紙ローラ5、搬送ローラ6、転写ベルトユニット7、定着器8、及び排出ローラ9,10は、媒体搬送路4に沿って配置されている。
露光ヘッド2K,2Y,2M,2Cは、それぞれ、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cに対向するように備えられる。露光ヘッド2K,2Y,2M,2Cは、それぞれ、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1C内の像担持体に光(例えば、レーザ光)を照射して画像データに基づく静電潜像を形成する。
トレイ3は、媒体15を収容する。媒体15は、給紙ローラ5及び搬送ローラ6によって画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cに向けて搬送される。
媒体搬送路4は、媒体15が搬送される搬送路である。
給紙ローラ5は、トレイ3と媒体搬送路4との接続部分に備えられ、トレイ3から媒体15を送り出す。
搬送ローラ6は、媒体搬送路4上に備えられ、給紙ローラ5によって送り出された媒体15を搬送する。
転写ベルトユニット7は、無端状ベルトである転写ベルト7aと、駆動ローラ7bと、従動ローラ7dと、転写ローラ7k,7y,7m,7cとを有する。転写ベルト7aは、媒体搬送路4の一部を形成し、媒体15を搬送する。駆動ローラ7bは、駆動部14からの駆動力によって回転し、転写ベルト7aを回転させる。従動ローラ7dは、回転可能であり、転写ベルト7aを移動可能に支持する。転写ローラ7k,7y,7m,7cは、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cにおいて形成された画像を媒体15にそれぞれ転写する。
定着器8は、加熱ローラ8aと、加圧ローラ8bとを有する。定着器8は、加熱ローラ8a及び加圧ローラ8bを用いて、媒体15上に転写された画像を媒体15に定着させる。
排出ローラ9,10は、媒体15を搬送し、媒体15を画像形成装置100の外部に排出する。
スタッカーカバー11は、排出ローラ9,10により排出された媒体15を保持する。
トナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cは、画像形成装置100に対して着脱可能に備えられ、それぞれ、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cに補給するためのトナーを貯蔵する。また、トナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cには、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cによって用いられるトナーがそれぞれ貯蔵されている。例えば、トナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cには、ブラック色、イエロー色、マゼンタ色、及びシアン色のトナーがそれぞれ貯蔵されている。
制御部13は、画像形成装置100内の各構成要素を制御する。駆動部14は、モータ等の駆動力発生部と、駆動力を画像形成装置100内の各構成要素に伝達する駆動力伝達機構(例えば、ギア)とを有する。
次に、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cの構造、及びトナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cの構造について説明する。ただし、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cは、構造が互いに同じであるので、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cの代表的な構造として、画像形成ユニット1Kの構造について説明する。また、トナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cは、構造が互いに同じであるので、トナー貯蔵部12K,12Y,12M,12Cの代表的な構造として、トナー貯蔵部12Kの構造について説明する。
図2は、画像形成ユニット1K及びトナー貯蔵部12Kの内部構造を示す断面図である。
図3(a)は、当接部材53及びトナー量検出部材52の構造をそれぞれ示す斜視図である。図3(b)は、当接部材53及び変形例としてのトナー量検出部材152の構造をそれぞれ示す斜視図である。
トナー貯蔵部12Kは、補給用トナー貯蔵領域12aと、廃トナー貯蔵領域12bと、攪拌部材12cと、開口部12d(第1の開口部)とを有する。補給用トナー貯蔵領域12aには、画像形成ユニット1Kに補給するためのトナーTa(補給用トナー)が貯蔵される。廃トナー貯蔵領域12bには、使用済みの廃トナーTbが貯蔵される。攪拌部材12cは、補給用トナー貯蔵領域12a内において回転可能に支持され、回転することにより、貯蔵されたトナーTaを攪拌する。開口部12dは、トナーTaを画像形成ユニット1Kに補給するためのトナー供給口16を形成する。
画像形成ユニット1Kは、像担持体としての感光ドラム20と、感光ドラム20の表面を帯電させる帯電装置30と、感光ドラム20の表面にトナーTaを供給する現像装置50と、感光ドラム20の表面を清掃するクリーニング装置40とを有する。
感光ドラム20は、駆動部14からの駆動力を受けることにより、矢印R20の方向に回転する。
帯電装置30は、帯電ローラ31と、クリーニングローラ32とを有する。帯電ローラ31は、制御部13により制御され、帯電バイアスが印加される。帯電装置30は、帯電バイアスが印加された帯電ローラ31が感光ドラム20の表面に当接することにより、感光ドラム20の表面を帯電させる。クリーニングローラ32は、帯電ローラ31の表面に当接して回転することにより、帯電ローラ31の表面を清掃する。
クリーニング装置40は、クリーニングブレード41と、廃トナー搬送部材42とを有する。クリーニング装置40は、クリーニングブレード41の先端が感光ドラム20の表面に当接することにより、感光ドラム20の表面を清掃する。廃トナー搬送部材42は、クリーニングブレード41の下方に配置され、感光ドラム20の表面から掻き取られた廃トナーTbを廃トナー貯蔵領域12bに向けて搬送する。
現像装置50は、トナーTaを収容する現像剤収容部としてのトナー収容部51と、現像剤検出部材としてのトナー量検出部材52(回転体)と、トナー量検出部材52を回転させる回転駆動部材70(回転部材)と、トナー量検出部材52に接触する当接部材53とを有する。
また、現像装置50は、トナー収容部51に収容されたトナーTaを攪拌する攪拌部材54a,54bと、現像剤担持体としての現像ローラ55(「トナー担持体」とも称する。)と、現像ローラ55にトナーTaを供給するトナー供給ローラ56と、現像ローラ55に供給されたトナーTaを薄層化するための現像ブレード57と、当接部材53及び現像ブレード57を支持する支持部材58と、開口部59(第2の開口部)とを有する。現像ローラ55は、矢印R55の方向に回転する。トナー供給ローラ56は、矢印R56の方向に回転する。
開口部59は、トナーTaをトナー貯蔵部12Kから補給するためのトナー供給口16を形成する。画像形成ユニット1K(具体的には、現像装置50)とトナー貯蔵部12Kとは、トナー供給口16を介して連結されている。
トナー量検出部材52は、トナー収容部51内に収容されているトナーTaの量を検出するために用いられる。トナー量検出部材52は、トナー収容部51内において回転可能に支持されている。
図3(a)に示されるように、トナー量検出部材52は、回転可能に支持され、回転軸径方向の一方向に突出する形状を持つクランク形状である。言い換えると、トナー量検出部材52は、両端側に備えられた回転軸z1を含む第1の部分52aと、第1の部分52aに連結され、回転軸z1から離れる方向に延在する第2の部分52bと、両端側に備えられた第2の部分を連結する第3の部分52cとを有する。トナー量検出部材52は、回転軸からずれた位置に重心が設定されているので、回転によって慣性モーメントを生じさせる。
図3(b)に示されるように、変形例としてのトナー量検出部材152は、螺旋形状であってもよい。具体的には、図3(b)に示される例では、トナー量検出部材152は、回転軸152aと、回転軸152aの外周に螺旋状に備えられた羽根152bとを有する。例えば、トナー量検出部材152は、重心が回転軸152aからずれるように羽根152bの構造が設定されることにより、自重落下による回転動作を実現することができる。
当接部材53は、導電性を有するフィルム(導電性フィルム)で構成され、例えば、支持部材58等を介して電気的に接地されている。当接部材53は、可撓性を持つことが望ましい。具体的には、当接部材53は、カーボン(例えば、カーボンブラック)が含有されたプラスチックフィルムであることが望ましい。本実施の形態では、当接部材53として、厚さ0.125mm、面積抵抗値(表面抵抗)80mΩのプラスチックフィルムが用いられている。ただし、本実施の形態では、当接部材53として、面積抵抗値が80mΩのプラスチックフィルムを用いたが、当接部材53の面積抵抗値は、80mΩ以下であれば良い。
図3(a)及び(b)に示されるように、当接部材53は、トナー収容部51内において固定された固定端53bと、固定端53bの反対側に備えられた自由端53aと、自由端53aから離れる方向に形成された複数の切り込み53cとを有する。本実施の形態では、当接部材53は、トナー量検出部材52の長手方向に15分割となるように切り込み53cを有する。ただし、当接部材53として、切り込み53cが形成されていない当接部材を用いてもよい。また、本実施の形態では、固定端53bは、支持部材58に固定される。
現像ローラ55は、感光ドラム20の表面に当接するように配置される。現像ローラ55は、制御部13により制御され、現像バイアスが印加される。現像装置50は、現像バイアスが印加された現像ローラ55が感光ドラム20の表面に当接することにより、感光ドラム20の表面にトナーを供給する。現像ブレード57は、現像ローラ55の表面に当接するように配置される。
次に、トナー量検出部材52及びその周辺の構造について具体的に説明する。
図4(a)は、トナー量検出部材52の一端側及びその周辺の構造を示す斜視図である。図4(b)は、トナー量検出部材52の一端側及びその周辺の構造の分解斜視図である。
トナー量検出部材52は、支持部材60に連結されている。トナー量検出部材52は、支持部材60と一体となって回転可能に、トナー収容部51の内部において支持されている。支持部材60は、突起部60a(第1の突起部)を有する。
トナー量検出部材52の駆動源としての回転駆動部材70は、支持部材60の周囲に嵌合されている。ただし、トナー量検出部材52は、回転駆動部材70に対して所定角度の回転が可能である。回転駆動部材70は、支持部材60の突起部60aと係合する突起部70a(第2の突起部)を有する。突起部70aは、半円筒状に形成されている。
反射板80は、支持部材60の先端部に連結されている。反射板80と対向する位置に、センサ90が備えられている。センサ90は、例えば、画像形成装置100の筐体の内壁に備えられる。ただし、トナー収容部51の内壁にセンサ90が備えられてもよい。センサ90は、発光部90aと受光部90bを有する。センサ90は、発光部90aから光を発し、トナー量検出部材52の位置を検出する。具体的には、発光部90aから発射された光が、反射板80に到達し、反射板80によって反射された光(反射光)を受光部90bが受光することによって、トナー量検出部材52の位置が検出される。
<画像形成装置100の動作>
制御部13は、コンピュータ等の上位装置からの印字命令を受けると、各構成要素に印刷動作の命令を行う。媒体15は、給紙ローラ5によって一枚ずつ分離され、搬送ローラ6によって画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cに搬送される。カラー印刷が実行される場合、各画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cの像担持体にトナー画像が形成され、転写ローラ7k,7y,7m,7cによって媒体15上にトナー画像が転写される。トナー画像が転写された媒体15は、定着器8によってトナー画像が定着される。トナー画像が定着された媒体15は、排出ローラ9,10によってスタッカーカバー11に排出される。
次に、各画像形成ユニットにおける現像工程について説明する。ただし、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cは、基本的な動作が互いに同じであるので、画像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cの代表的な動作例として、画像形成ユニット1Kの動作について説明する。
図5は、現像装置50の構造を示す拡大断面図である。軌道T52(回転軌道)は、トナー量検出部材52が通過する軌道を示す。
制御部13は、コンピュータ等の上位装置からの印字命令を受けると駆動部14によってトナー供給ローラ56を回転させる。図5に示されるように、トナー供給ローラ56は、矢印R56の方向に回転し、現像ローラ55にトナーTaを供給する。攪拌部材54a,54bは、矢印R54a,R54bの方向にそれぞれ回転することにより、トナーTaを攪拌する。現像ブレード57が現像ローラ55に当接しているので、現像ローラ55が矢印R55の方向に回転すると、現像ブレード57によって現像ローラ55上のトナーTaが薄層状に形成され、現像ローラ55上のトナーTaが帯電される。
感光ドラム20の表面は、帯電ローラ31によって帯電される。露光ヘッド2Kは、画像データに基づいて光(例えば、レーザ光)を、帯電された感光ドラム20の表面に照射し、感光ドラム20上に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光ドラム20上に、現像ローラ55からトナーTaが供給されることにより、感光ドラム20上にトナー像が形成される。感光ドラム20上に形成されたトナー像は、転写ローラ7kによって媒体15に転写される。
媒体15に転写されずに感光ドラム20上に残留したトナーTaは、クリーニングブレード41によって掻きとられる。クリーニングブレード41によって掻きとられたトナーTaは、廃トナー搬送部材42によって搬送され、廃トナー貯蔵領域12bに貯蔵される。
補給用トナー貯蔵領域12a内の攪拌部材12cは、回転することにより、補給用トナー貯蔵領域12a内のトナーTaを攪拌し、トナー収容部51内にトナーTaを供給する。
次に、トナー量検出工程について説明する。
図6(a)から(c)は、回転駆動部材70及びトナー量検出部材52の動作を時系列順に示す断面図である。なお、図6(a)から(c)は、回転駆動部材70及びトナー量検出部材52を、トナー量検出部材52の長手方向に見た場合における断面図である。
トナー量検出部材52は、駆動部14から駆動力を受けることにより軌道T52を通るように矢印R52の方向に回転する。
本実施の形態では、当接部材53の先端部(具体的には、自由端53a)は、図5において斜線によって示される領域A1内に位置する。トナー量検出部材52は、軌道T52を通るように回転する際に、当接部材53に当接する。具体的には、トナー量検出部材52が最下点P1から最上点P2まで回転する際に、トナー量検出部材52は、当接部材53に当接する。この場合、トナー量検出部材52は、領域A1内において当接部材53に当接することが望ましい。
図6(a)は、回転駆動部材70によるトナー量検出部材52の回転駆動が開始される時点の状態を示す。図6(a)に示されるように、トナー量検出部材52と支持部材60とが互いに固定されており、且つ、支持部材60の突起部60aと回転駆動部材70の突起部70aとが係合しているので、回転駆動部材70が回転することにより、トナー量検出部材52は、最下点P1から最上点P2まで回転しながら押し上げられる。
図6(b)は、回転駆動部材70によってトナー量検出部材52が回転されることにより、トナー量検出部材52が最上点P2に到達した時点の状態を示す。トナー量検出部材52が最上点P2に到達すると、回転駆動部材70の回転速度よりもトナー量検出部材52の自重落下による回転速度の方が早いので、トナー量検出部材52は、自重によって最上点P2から最下点P1に向けて回転しながら落下する(自重落下)。
図6(c)は、トナー量検出部材52が最上点P2から最下点P1に回転(自重落下)した時点の状態を示す。なお、図6(c)では、トナー量検出部材52の周囲にトナーTaが存在しない状態を例として示しているが、トナー量検出部材52の周囲にトナーTaが収容されている場合、自重落下による回転を開始したトナー量検出部材52は、トナー収容部51内に収容されているトナーTaに接触して、最下点P1に到達する前に自重落下が停止する。トナー収容部51内のトナーTaが減少すると、トナー量検出部材52は、トナー収容部51内のトナーTaの減少に伴って回転(すなわち、自重落下による回転)し、やがて最下点P1に到達する。トナー量検出部材52が最上点P2から自重落下すると、トナー量検出部材52の回転に伴って、支持部材60の突起部60aは、回転駆動部材70の突起部70aから離間する。
回転駆動部材70は、トナー量検出部材52が最上点P2から最下点P1に到達(自重落下)した後も駆動部14からの駆動力を受けて回転を続ける。回転駆動部材70が回転を続けることにより、回転駆動部材70の突起部70aと支持部材60の突起部60aとが再び係合すると、図6(a)に示されるように、再び、トナー量検出部材52は、最下点P1から最上点P2まで回転しながら押し上げられる。
図6(a)から(c)に示されるように、反射板80は、トナー量検出部材52と共に回転する。言い換えると、反射板80は、トナー量検出部材52の回転に伴って、トナー量検出部材52の回転方向(矢印R52の方向)と同じ方向に回転する。反射板80の軌道における位置と、トナー量検出部材52の軌道における位置とは互いに対応するので、反射板80の位置がセンサ90によって検出されることにより、制御部13は、トナー量検出部材52の位置を取得することができる。
図7(a)から(c)は、当接部材53及びトナー量検出部材52の動作を時系列順に示す断面図である。なお、図7(a)から(c)は、当接部材53及びトナー量検出部材52を、トナー量検出部材52の長手方向に見た場合における断面図である。
図7(a)は、トナー量検出部材52にトナーTaが付着した場合の状態を示す。トナー収容部51内のトナーTaは、温度又は湿度の変化、及びトナーTa同士の圧力等によって劣化する場合がある。トナー収容部51内のトナーTaが劣化することにより、トナーTaが凝集し、トナー収容部51内のトナーTaの流動性が低下する場合がある。また、攪拌部材54a,54b等によってトナー収容部51内のトナーTaが攪拌されることにより、トナーTaが帯電しやすくなる。トナー収容部51内のトナーTaが凝集した場合、凝集したトナーTaがトナー量検出部材52に物理的に付着しやすくなる。また、トナー収容部51内のトナーTaが帯電した場合、帯電したトナーTaがトナー量検出部材52に電気的に付着(静電凝集)しやすくなる。図7(a)に示されるように、トナー量検出部材52にトナーTaが付着すると、トナー量検出部材52が回転する際に受ける抵抗が大きくなり、トナー量検出部材52の回転動作に影響を及ぼす場合がある。また、トナー量検出部材52にトナーTaが付着することにより、自重落下した時の停止位置が、本来停止すべき位置よりも、付着したトナーTaの体積の分高い位置で停止する場合があり、トナー量検出及びトナー補給が正常に実行されないことがある。
図7(b)に示されるように、トナー量検出部材52が、最下点P1から最上点P2に向けて回転すると、当接部材53がトナー量検出部材52に接触する。当接部材53は、可撓性を持つので、当接部材53は、トナー量検出部材52に接触する間、トナー量検出部材52から受ける力によって撓みながらトナー量検出部材52に付着したトナーTaを物理的に掻き落とす。すなわち、トナー量検出部材52は、当接部材53に接触することによって、物理的に清掃される。
図7(b)及び(c)に示されるように、当接部材53は、トナー量検出部材52から受ける力によって撓み、トナー量検出部材52が当接部材53から離れる際に、当接部材53は、撓んだ状態から勢いよく元の位置(静止位置)に戻る。当接部材53が撓んだ状態から勢いよく元の位置に戻る動作により、当接部材53は、トナー量検出部材52に付着したトナーTaを強く掻き落とすことができる。トナー量検出部材52は、最上点P2に達する前に、当接部材53から離間することが望ましい。
また、トナー収容部51内においてトナーTaが圧縮された場合であっても、当接部材53が撓んだ状態から勢いよく元の位置に戻る動作により、トナー収容部51内のトナーTaが攪拌される。すなわち、当接部材53は、トナー量検出部材52の軌道T52におけるトナーTaの攪拌機能を持つので、軌道T52における空洞(すなわち、軌道T52においてトナーTaが存在しない状態)の発生を防止することができる。軌道T52における空洞の発生を防止することにより、トナー量検出部材52の回転動作を適切に維持することができ、センサ90の誤検出を防止する。
また、当接部材53は、導電性を有し、且つ、電気的に接地されているので、トナー量検出部材52が当接部材53に当接すると、トナー量検出部材52は、当接部材53を介して電気的に接地される。トナー量検出部材52が帯電した場合であっても、トナー量検出部材52が当接部材53に当接した際に、トナー量検出部材52が除電されるので、トナー量検出部材52へのトナーTaの電気的な付着を抑制することができる。
図8(a)及び(b)は、トナー量検出部材52の動作を示す現像装置50の断面図である。図8(a)は、トナー収容部51内のトナーTaの量が少ない状態(「トナーロウ」と称する。)を示す。図8(b)は、トナー収容部51内のトナーTaの量が十分である状態(「トナーフル」と称する。)を示す。
図8(a)に示されるように、トナーロウの状態では、トナー収容部51に収容されたトナーTa(トナー層)の上面Tc(トナーロウの状態におけるトナー層の上面)の位置が低下しているため、トナー量検出部材52は、トナーTa(すなわち、トナー層)から受ける抵抗が小さい。そのため、トナー量検出部材52は、自重落下により、突起部70aの回転よりも早く回転し、最下点P1又は最下点P1付近に到達する。
一方、図8(b)に示されるように、トナーフルの状態では、トナー収容部51に収容されたトナーTa(トナー層)の上面Td(トナーフルの状態におけるトナー層の上面)の位置が最上点P2の位置よりも高いので、トナー量検出部材52がトナーTa(トナー層)から受ける抵抗が大きいため、トナー量検出部材52は、最下点P1又は最下点P1付近まで自重落下しない。
トナー量検出部材52が最下点P1に位置する時、反射板80は、センサ90(具体的には、発光部90a及び受光部90b)と対向する。反射板80とセンサ90とが対向している場合、センサ90が発光部90aから光を発すると、反射板80によって、センサ90からの光が反射される。反射板80によって反射された光(反射光)は、センサ90の受光部90bによって受光され、トナー量検出部材52の位置が検出される。
図9(a)及び(b)は、センサ90による光検出動作を示すタイミングチャートである。図9(a)は、トナーロウの状態において、トナー量検出部材52が1回転する時間t(1周期)の間のセンサ90による光検出動作を示す。図9(b)は、トナーフルの状態において、トナー量検出部材52が1回転する時間t(1周期)の間のセンサ90による光検出動作を示す。センサ90が反射板80からの反射光を受光すると、検出信号(図9(a)及び(b)の“On”)が制御部13に送信される。センサ90が反射板80からの反射光を受光しない間は、検出信号は制御部13に送信されない(図9(a)及び(b)の“Off”)。
図9(a)に示されるように、センサ90は、トナー量検出部材52の最下点P1における滞在時間(センサ90が反射光を受光する時間)を検出し、滞在時間t1が予め設定された設定時間t0よりも長い場合、トナーロウを検出する。言い換えると、滞在時間t1が予め設定された設定時間t0よりも長い場合、制御部13は、トナーロウと判断する。
図9(b)に示されるように、センサ90は、トナー量検出部材52の最下点P1における滞在時間(センサ90が反射光を受光する時間)を検出し、滞在時間t2が設定時間t0よりも短い場合、トナーフルを検出する。言い換えると、滞在時間t2が予め設定された設定時間t0よりも短い場合、制御部13は、トナーフルと判断する。
以上に説明したように、実施の形態1によれば、トナー量検出部材52が導電性の当接部材53に当接することにより、トナー量検出部材52へのトナーTaの物理的又は電気的な凝集を抑制することができ、トナー量検出部材52を用いたトナー量検出の精度を適切に維持することができる。現像装置50内のトナーTaの量が適切に維持されることにより、画像形成装置100による印字品位の低下を抑制することができる。
当接部材53は、可撓性を持つので、トナー量検出部材52に接触した際に撓み、当接部材53が撓んだ状態から元の位置に戻る際に、当接部材53は、トナー量検出部材52に付着したトナーTaを強く掻き落とすことができる。
トナー量検出部材52は、最下点P1からの回転を開始した後、最上点P2に達する前に当接部材53から離間することにより、最上点P2からの自重落下動作を当接部材53によって阻害されることがない。
《実施の形態2》
実施の形態2における画像形成装置には、実施の形態1の画像形成装置100に備えられた当接部材53とは異なる当接部材253が備えられる。すなわち、実施の形態2における画像形成装置の構造及び動作は、当接部材が互いに異なる点を除いて、実施の形態1における画像形成装置100の構造及び動作と同じである。したがって、実施の形態2における画像形成装置の構成要素について、実施の形態1における画像形成装置100の構成要素と同一又は対応する構成要素については、実施の形態1における画像形成装置100の構成要素と同一の符号を用いて説明する。
図10は、実施の形態2における当接部材253及びトナー量検出部材52の構造をそれぞれ示す斜視図である。
当接部材253は、トナー収容部51内において固定された固定端253bと、固定端253bの反対側に備えられた自由端253aと、自由端253aから離れる方向に形成された複数の切り込み253cとを有する。本実施の形態では、当接部材253は、トナー量検出部材52の長手方向に15分割となるように切り込み253cを有する。
当接部材253は、複数の切り込み253cによって形成された領域A21(第1の領域)及び領域A22(第2の領域)を有する。当接部材253の長手方向において、領域A21と領域A22とは交互に配置されていることが望ましい。領域A21は、自由端253dと固定端253eとを有する。領域A22は、自由端253fと固定端253gとを有する。当接部材253の自由端253aは、領域A21における自由端253dと、領域A22における自由端253fとを含む。当接部材253の固定端253bは、領域A21における固定端253eと、領域A22における固定端253gとを含む。
当接部材253の自由端253aと固定端253bとの間の距離は、領域A21及び領域A22において、互いに異なる。具体的には、トナー量検出部材52が当接部材253から離れた離間状態において、領域A21における自由端253dとトナー量検出部材52との間の距離L21は、領域A22における自由端253fとトナー量検出部材52との間の距離L22よりも短い。
図11(a)から(e)は、トナー量検出部材52が最下点P1から最上点P2まで回転する場合の当接部材253の状態変化を時系列順に示す断面図である。なお、図11(a)から(e)は、当接部材253を、当接部材253の長手方向に見た場合における断面図である。
図11(a)及び(b)に示されるように、トナー量検出部材52が、最下点P1から最上点P2に向かって回転する場合、トナー量検出部材52は、当接部材253の領域A22よりも先に領域A21と当接する。
図11(c)に示されるように、トナー量検出部材52は、当接部材253の領域A21と当接した後、領域A21と当接しながら回転し、領域A22と当接する。トナー量検出部材52は、当接部材253の領域A21及びA22と当接しながら矢印R52の方向に回転を続けると、当接部材253の領域A21及びA22はトナー量検出部材52の回転方向に撓む。
図11(d)に示されるように、トナー量検出部材52が回転を続けると、やがて当接部材253の領域A21よりも先に領域A22がトナー量検出部材52から離間し、当接部材253の領域A22は、トナー量検出部材52に付着したトナーTaを掻き落としながら元の位置(静止位置)に戻る。また、当接部材253の領域A22は、元の位置に戻る際に、トナー収容部51内のトナーTa(例えば、トナー量検出部材52の軌道周辺のトナーTa)を攪拌しながら元の位置に戻る。
図11(e)に示されるように、トナー量検出部材52が当接部材253の領域A21と当接しながら回転を続けると、やがて当接部材253の領域A21がトナー量検出部材52から離間し、当接部材253の領域A21は、トナー量検出部材52に付着したトナーTaを掻き落としながら元の位置(静止位置)に戻る。また、当接部材253の領域A21は、元の位置に戻る際に、トナー収容部51内のトナーTa(例えば、トナー量検出部材52の軌道周辺のトナーTa)を攪拌しながら元の位置に戻る。当接部材253の領域A21がトナー量検出部材52から離間した後、トナー量検出部材52は、最上点P2に到達する。
以上に説明したように、実施の形態2によれば、当接部材253は、トナー量検出部材52までの距離が異なる複数の領域を有するので、トナー量検出部材52が1回転する間に、当接部材253は、当接部材253の一部の領域がトナー量検出部材52から離間する際の攪拌動作を複数回行うことができる。
当接部材253の攪拌動作によって、トナー収容部51内のトナーTa(例えば、トナー量検出部材52の軌道周辺のトナーTa)に振動を与えることができるので、トナー収容部51内のトナーTaの凝集(トナー量検出部材52へのトナーTaの凝集を含む)を防止することができる。
トナー収容部51内のトナーTaの凝集(トナー量検出部材52へのトナーTaの凝集を含む)を防止することにより、トナー量検出部材52を用いたトナー量検出の精度を適切に維持することができる。現像装置50内のトナーTaの量が適切に維持されることにより、画像形成装置による印字品位の低下を抑制することができる。
《実施の形態3》
実施の形態3における画像形成装置には、実施の形態1の画像形成装置100に備えられた当接部材53とは異なる当接部材353が備えられる。すなわち、実施の形態3における画像形成装置の構造及び動作は、当接部材が互いに異なる点を除いて、実施の形態1における画像形成装置100の構造及び動作と同じである。したがって、実施の形態3における画像形成装置の構成要素について、実施の形態1における画像形成装置100の構成要素と同一又は対応する構成要素については、実施の形態1における画像形成装置100の構成要素と同一の符号を用いて説明する。
図12は、実施の形態3における当接部材353及びトナー量検出部材52の構造をそれぞれ示す斜視図である。
当接部材353は、トナー収容部51内において固定された固定端353bと、固定端353bの反対側に備えられた自由端353aと、自由端353aから離れる方向に形成された複数の切り込み353cとを有する。本実施の形態では、当接部材353は、トナー量検出部材52の長手方向の中央から両端側にわたってそれぞれ4分割となるように切り込み353cを有する。
当接部材353は、複数の切り込み353cによって形成された複数の当接領域A31を有する。複数の当接領域A31の各々において、自由端353aは、当接部材353の長手方向に沿った仮想線に対して傾斜している。具体的には、当接部材353は、複数の当接領域A31の各々において、当接部材353の長手方向における中央側から一端側に近づくにつれて、固定端353bから自由端353aまでの距離が短くなるように構成されている。言い換えると、当接領域A31において、当接部材353の長手方向中央側における固定端353bから自由端353aまでの距離L31は、当接部材353の長手方向一端側における固定端353bから自由端353aまでの距離L32よりも長い。
トナー量検出部材52が当接部材353と当接する場合、トナー量検出部材52は、当接部材353の各当接領域A31の内、当接部材353の長手方向における中央側から順次当接する。これにより、当接部材353は、各当接領域A31の内、当接部材353の長手方向における中央側から順次撓み、中央側から順次元の位置(静止位置)に戻る。このような当接部材353の動作によって、当接部材353は、当接部材353の長手方向に対する攪拌機能を実現する。これにより、当接部材353周辺のトナーTa(トナー量検出部材52に付着したトナーTaを含む)を、当接部材353の長手方向に移動(攪拌)させることができる。
以上に説明したように、実施の形態3によれば、当接部材353は、トナー量検出部材52が1回転する間に、当接部材353の当接領域A31の各々がトナー量検出部材52から離間する際の攪拌動作を、当接部材353の長手方向に直交する方向に対して実行するのに加えて、当接部材353の長手方向に対しても実行することができる。
当接部材353は、トナー量検出部材52の軌道におけるトナーTaの攪拌機能を、当接部材353の長手方向及び長手方向に直交する方向に対して実現するので、トナー量検出部材52の軌道における空洞(すなわち、トナー量検出部材52の軌道においてトナーTaが存在しない状態)の発生を防止することができる。トナー量検出部材52の軌道における空洞の発生を防止することにより、トナー量検出部材52の回転動作を適切に維持することができ、センサ90の誤検出を防止することができる。
現像装置50内のトナーTaの量が適切に維持されることにより、画像形成装置による印字品位の低下を抑制することができる。
以上の各実施の形態において説明した現像装置50は、電子写真方式を用いた種々の画像形成装置(例えば、複写機、発光ダイオードプリンタ、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、及び複合機等)に適用することができる。
1K,1Y,1M,1C 画像形成ユニット、 2K,2Y,2M,2C 露光ヘッド、 3 トレイ、 4 媒体搬送路、 5 給紙ローラ、 6 搬送ローラ、 7 転写ベルトユニット、 8 定着器、 9,10 排出ローラ、 11 スタッカーカバー、 12K,12Y,12M,12C トナー貯蔵部、 13 制御部、 14 駆動部、 15 媒体、 16 トナー供給口、 20 感光ドラム、 30 帯電装置、 40 クリーニング装置、 50 現像装置、 51 トナー収容部、 52,152 トナー量検出部材、 53,253,353 当接部材、 54a,54b 攪拌部材、 55 現像ローラ、 56 トナー供給ローラ、 57 現像ブレード、 58 支持部材、 59 開口部、 60 支持部材、 70 回転駆動部材、 80 反射板、 90 センサ、 100 画像形成装置。

Claims (12)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、
    前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、
    前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、
    を備え
    前記当接部材は、フィルムであり、
    前記フィルムは、
    前記現像剤収容部内において固定された固定端と、
    前記固定端の反対側に備えられた自由端と、
    前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、
    前記複数の切り込みによって形成された第1の領域及び第2の領域と、
    を有し、
    前記現像剤検出部材が前記フィルムから離れた離間状態において、前記第1の領域における前記自由端と前記現像剤検出部材との間の距離が、前記第2の領域における前記自由端と前記現像剤検出部材との間の距離よりも短い
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、
    前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、
    前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、
    を備え、
    前記当接部材は、フィルムであり、
    前記フィルムは、
    前記現像剤収容部内において固定された固定端と、
    前記固定端の反対側に備えられた自由端と、
    前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、
    前記複数の切り込みによって形成された複数の当接領域と、
    を有し、
    前記複数の当接領域の各々において、前記自由端は、前記フィルムの長手方向に沿った仮想線に対して傾斜している
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部内において回転可能に支持され、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤の量を検出するための現像剤検出部材と、
    前記現像剤検出部材を回転させる回転駆動部材と、
    前記回転駆動部材によって回転される前記現像剤検出部材に接触する導電性の当接部材と、
    を備え、
    前記当接部材は、フィルムであり、
    前記フィルムは、
    前記現像剤収容部内において固定された固定端と、
    前記固定端の反対側に備えられた自由端と、
    前記自由端から離れる方向に形成された複数の切り込みと、
    前記複数の切り込みによって形成された複数の当接領域と、
    を有し、
    前記複数の当接領域の各々において、前記フィルムの長手方向における中央側から一端側に近づくにつれて、前記固定端から前記自由端までの距離が短くなる
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 前記回転駆動部材によって最上点に達した前記現像剤検出部材は、自重落下によって回転し、前記現像剤収容部内に収容されている前記現像剤に接触して前記自重落下が停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤検出部材は、
    両端側に備えられた回転軸を含む第1の部分と、
    前記第1の部分に連結され、前記回転軸から離れる方向に延在する第2の部分と、
    前記両端側に備えられた前記第2の部分を連結する第3の部分と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤検出部材は、
    回転軸と、
    前記回転軸の外周に螺旋状に備えられた羽根と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記当接部材は、電気的に接地されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記当接部材は、可撓性を持つことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記フィルムは、カーボンが含有されたプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記現像装置により前記現像剤が供給される像担持体と、
    を備えることを特徴とする画像形成ユニット。
  11. 請求項10に記載の画像形成ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記現像剤検出部材の位置を検出するセンサをさらに有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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