JP2013246333A - 画像形成ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の残量をより正確に検知することができる画像形成ユニットおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成ユニット1は、現像剤を収容する筐体30と、筺体30内で回転することにより、筺体30内の現像剤を撹拌する撹拌部材50と、筐体30内の現像剤の残量を光学的に検知するための発光素子41および受光素子42と、これらの光路上に設けられた発光用レンズ43および受光用レンズ44と、これら発光用レンズ43および受光用レンズ44の表面に接触しながら回転することにより当該表面を清掃する清掃部材40とを備える。撹拌部材50と清掃部材40とは、共通の回転軸48に取り付けられ、当該回転軸48の回転方向に所定の位相差を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤を用いる画像形成ユニットおよび画像形成装置に関する。
プリンタ等の画像形成装置の画像形成ユニットは、画像形成に用いる現像剤を収容した現像剤収容器を備えている。この現像剤収容器内の現像剤の残量を、光学的に検知する技術が開発されている。例えば、特許文献1に開示された技術では、現像剤収容器の壁部に光透過窓を設け、光透過窓を透過する光を利用して現像剤の残量を検知している。また、光透過窓の表面に付着した現像剤は、回転する撹拌部材により拭き取っている。
特開2003−162138号公報(要約)
しかしながら、上述した従来の技術では、光透過窓の表面に付着した現像剤を撹拌部材で拭き取る際に、現像剤の流動的な動き(舞い上がりや散りなど)が生じ、正確な現像剤の残量検知を妨げるという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、現像剤の残量検知をより正確に行うことできる画像形成ユニットおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成ユニットは、現像剤を収容する筐体と、筺体内で回転することにより、筺体内の現像剤を撹拌する撹拌部材と、筐体内の現像剤の残量を光学的に検知するための検知手段と、検知手段のための光路上に設けられた光透過部材と、光透過部材の表面に接触しながら回転する清掃部材とを備える。撹拌部材と清掃部材とは、共通の回転軸に取り付けられ、当該回転軸の回転方向に所定の位相差を有している。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成ユニットを有し、当該画像形成ユニットは、現像剤を収容する筐体と、筺体内で回転することにより、筺体内の現像剤を撹拌する撹拌部材と、筐体内の現像剤の残量を光学的に検知するための検知手段と、検知手段のための光路上に設けられた光透過部材と、光透過部材の表面に接触しながら回転する清掃部材とを備える。撹拌部材と清掃部材とは、共通の回転軸に取り付けられ、当該回転軸の回転方向に所定の位相差を有していることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤の残量検知をより正確に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。 第1の実施の形態における画像形成ユニットの構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における清掃部材、撹拌部材、回転軸および清掃部材ホルダの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態における清掃部材、撹拌部材、回転軸および清掃部材ホルダの構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における清掃部材、撹拌部材、回転軸および清掃部材ホルダを、発光用レンズおよび受光用レンズと併せて示す図である。 第1の実施の形態における画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施の形態における受光素子の出力波形を示す模式図である。 第1の実施の形態における第2のトナー収容部に十分な量のトナーが収容されている状態を示す模式図である。 図8の状態における受光素子の出力波形を示す模式図である。 第1の実施の形態における第2のトナー収容部のトナーが減少した状態を示す模式図である。 図10の状態における受光素子の出力波形を示す模式図である。 清掃部材および撹拌部材の回転と、トナークラウドの発生との関係を説明するための模式図である。 第1の実施の形態におけるトナー残量の検知動作を示すタイミングチャートである。 トナークラウドの影響を受けたときの受光素子の出力波形の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態における清掃部材と、その周辺の部材を拡大して示す図である。 第1の実施の形態の清掃部材によって発光用レンズの表面を清掃した後の、発光用レンズ周辺のトナーの状態を鉛直上方から見た模式図である。 第2の実施の形態の清掃部材によって発光用レンズの表面を清掃した後の、発光用レンズ周辺のトナーの状態を鉛直上方から見た模式図である。 清掃部材により発光用レンズを清掃する際の回転軸の回転トルクを、第1の実施の形態と第2の実施の形態とで対比して示すグラフである。 第2の実施の形態における清掃部材の面取り部を大きくした場合の作用を説明するための図である。 受光素子の光路にトナーが侵入した場合の受光素子の出力波形の一例を示す模式図である。 第2の実施の形態において、清掃部材の根元幅と先端幅との比を異ならせた場合の清掃部材の形状の例を示す模式図である。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図である。第1の実施の形態における画像形成装置は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kを一列に配列したタンデム型のカラープリンタとして構成されている。
上述した画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kは、媒体の搬送路に沿って(ここでは図中右から左に)一列に配列されている。画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kの感光体ドラム2C,2M,2Y,2K(後述)の上部にそれぞれ対向するように、露光手段としての露光へッド3C,3M,3Y,3Kが配置されている。
画像形成装置は、また、印刷用紙等の媒体5を積載して収容する媒体収容部としての媒体トレイ4を備えている。媒体トレイ4の上側には、媒体トレイ4に収容された媒体5を一枚ずつ搬送路に送り出す給紙手段としての給紙ローラ6が配置されている。さらに、媒体5の搬送路に沿って、給紙ローラ6から給紙された媒体5を画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kに搬送する媒体搬送手段としてのレジストローラ33が配置されている。
画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kの下側には、画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kにより形成されたトナー像(現像剤像)を媒体5に転写する転写ユニット8が設けられている。転写ユニット8は、画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kの感光体ドラム2C,2M,2Y,2Kに対して押圧された転写部材としての転写ローラ81と、感光体ドラム2C,2M,2Y,2Kと各転写ローラ81との間を通過するように設けられた転写ベルト80と、転写ベルト80が張架された駆動ローラ82および従動ローラ83とを備えている。
また、媒体5の搬送路に沿って、画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kおよび転写ユニット8の下流側には、媒体5に転写されたトナー像を定着させる定着手段としての定着器9が設けられている。定着器9は、例えば定着ローラ91と加圧ローラ92とを有し、トナー像が転写された媒体5に熱および圧力を加えて、トナー像を媒体5に定着する。
定着器9の下流側には、トナー像が定着された媒体5を排出するための排出ローラ10,11が設けられている。さらに、画像形成装置の上部カバーには、排出ローラ10,11により排出された媒体5を積載するスタッカ12が設けられている。
次に、画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kの構成について説明する。各画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kは、共通の構成を有しているため、ここでは「画像形成ユニット1」と総称して説明する。また、露光ヘッド3C,3M,3Y,3Kは「露光ヘッド3」とし、感光体ドラム2C,2M,2Y,2Kは「感光体ドラム2」として説明する。
図2は、画像形成ユニット1の構成を示す断面図である。画像形成ユニット1は、像担持体としての感光体ドラム2を有している。感光体ドラム2は、後述するIDモータ215(図6)により矢印2Rで示す方向に回転する。感光体ドラム2の表面(外周面)に当接するように、感光体ドラム2の表面を一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ17と、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体としての現像ローラ14と、感光体ドラム2の表面に残る残存トナーを除去するクリーニング部材としてのクリーニングブレード32とが配置されている。
また、現像ローラ14の表面に当接するように、現像ローラ14に現像剤を供給する供給部材としての供給ローラ15と、現像ローラ14の表面に形成されるトナー層の厚さを規制して薄層化する層規制部材としての現像ブレード16とが配置されている。また、供給ローラ15の近傍で且つ上方には、トナー7を撹拌するための撹拌部材20,21が配置されている。
また、クリーニングブレード32の近傍には、クリーニングブレード32によって感光体ドラム2K上から除去された現像剤としてのトナー7を排出するためのトナー搬送部材22が配置されている。
画像形成ユニット1のこれらの構成要素は、筺体30によって囲まれている。筺体30の内側には、トナーを収容する現像剤収容部としてのトナー収容部100が設けられている。トナー収容部100は、第1の現像剤収容部としての第1のトナー収容部101と、第2の現像剤収容部としての第2のトナー収容部102と、これらをつなぐ開口部103とで構成されている。
第1のトナー収容部101は、上述した供給ローラ15の上方に位置する領域である。具体的には、第1のトナー収容部101は、現像ローラ14の外周面と、供給ローラ15の外周面と、現像ブレード16と、筺体30の内壁30a,30bとに囲まれた領域である。
第2のトナー収容部102は、第1のトナー収容部101の上方に形成されている。具体的には、第2のトナー収容部102は、筺体30の内壁30c,30d,30eと、後述する発光用レンズ43および受光用レンズ44とで囲まれた領域である。
次に、本実施の形態におけるトナー残量検知部の構成について、図2〜図4を参照して説明する。図2において、第2のトナー収容部102の内周面の最上部には、第1の光透過部材としての発光用レンズ43が配設されている。発光用レンズ43のさらに上側には、例えば赤外LED(Light Emitting Diode)からなる発光素子41が設けられている。発光素子41は、第1のトナー収容部101に向けて光を出射し、発光用レンズ43は、発光素子41からの光を屈折して透過する。
発光用レンズ43を透過した光(透過光46と称する)の進行方向には、第2の光透過部材としての受光用レンズ44が配置されている。この受光用レンズ44は、第2のトナー収容部102の内周面に沿って鉛直方向のほぼ中央に位置している。また、受光用レンズ44を透過して屈折した透過光46を受光する位置に、例えばフォトトランジスタからなる受光素子42が配置されている。
発光素子41は、例えば筺体30の上側に設けられた穴部に取り付けられ、受光素子42は、例えば筺体30の側面に設けられた穴部に取り付けられている。これら発光素子41および受光素子42は、第2のトナー収容部102内のトナー残量を光学的に検知するための検知手段を構成している。
すなわち、第2のトナー収容部102がトナー7で充填されているときには、透過光46はトナー7に遮られて受光素子42に到達しないが、トナー7の残量が少なくなると、図2に示すように透過光46が受光素子42に到達する。このようにしてトナー7の残量が少なくなったことが検知されると、後述するトナー供給制御部62(図6)が、供給口105を通じて第2のトナー収容部102にトナーを補給する。
第2のトナー収容部102の内部には、発光用レンズ43および受光用レンズ44を清掃するための清掃部材(拭き取り部材)40と、この清掃部材40を保持する清掃部材保持体としての清掃部材ホルダ49と、第2のトナー収容部102内のトナーを撹拌するための撹拌部材50と、これらを回転させるための回転軸48とが設けられている。上述した発光用レンズ43および受光用レンズ44は、回転軸48の回転円周方向に沿って、上流側と下流側に配置されている。
図3は、清掃部材40、撹拌部材50、回転軸48および清掃部材ホルダ49の構成を示す斜視図である。図4は、清掃部材40、撹拌部材50、回転軸48および清掃部材ホルダ49の構成を示す、回転軸48に直交する断面図である。
回転軸48は、現像ローラ14および供給ローラ15(図2)の軸方向と平行な方向に長い軸部材であり、当該軸方向において、第2のトナー収容部102のほぼ全域に亘って延在している。
清掃部材ホルダ49は、回転軸48に沿って延在する長尺状の部材である。清掃部材ホルダ49は、回転軸48の軸方向に直交する面内において略コの字状の断面形状を有しており、回転軸48を挟んで互いに対向する一対の壁部49a,49bと、これらをつなぐ底部49cとを有している。清掃部材ホルダ49は、壁部49a,49bおよび底部49cの各内面が回転軸48の外周面に接するように、例えば接着により回転軸48に固定されている。
図4に示すように、清掃部材40は、清掃部材ホルダ49の一方の壁部49aに固定されている。撹拌部材50は、清掃部材ホルダ49の他方の壁部49bと底部49cとの間(角部)に設けられたテーパ部に固定されている。
清掃部材40と撹拌部材50とは、回転軸48の回転方向において互いに異なる位相で配置されている。ここでは、清掃部材40の回転方向の前方の面(拭き取り面)40cを基準として、清掃部材40と撹拌部材50とのなす角θが220°(θ=220°)となるように配置されている。
撹拌部材50は、フィルム等の弾性部材で構成されており、固定端部50aにおいて、清掃部材ホルダ49に固定されている。撹拌部材50の自由端部50bは、回転軸48の回転中心48aから距離L1の位置にある。この距離L1は、回転軸48の回転中心48aから第2のトナー収容部102の内周面までの距離W1(図8)よりも大きい(L1>W)。
そのため、回転軸48を回転させると、撹拌部材50の自由端部50bを含む部分が、第2のトナー収容部102の内周面に当接しながら回転する。これにより、第2のトナー収容部102内のトナーを確実に撹拌することができる。
清掃部材40は、ゴム等の弾性部材で構成されており、固定端部40aにおいて、清掃部材ホルダ49に固定されている。清掃部材40の自由端部40bは、回転軸48の回転中心48aから距離L2の位置にある。この距離L2は、回転軸48の回転中心48aから発光用レンズ43までの距離W3(図8)よりも大きく(L2>W3)、また、回転軸48の回転中心48aから受光用レンズ44までの距離W2(図8)よりも大きい(L2>W2)。
そのため、回転軸48を回転させると、清掃部材40の自由端部40bを含む部分が、発光用レンズ43の表面および受光用レンズ44の表面に接触し、これらを定期的に清掃する。
なお、回転軸48の回転中心48aから清掃部材40の自由端部40bまでの距離L2は、回転軸48の回転中心48aから撹拌部材50の自由端部50bまでの距離L1よりも小さい(L1>L2)。また、撹拌部材50の厚さY1は、清掃部材40の厚さY2よりも薄い(Y1<Y2)。これらは、トナークラウドの発生に対する清掃部材40の影響を低減するためである。
図5は、清掃部材40、撹拌部材50、回転軸48および清掃部材ホルダ49を、発光用レンズ43および受光用レンズ44と併せて示す図である。図5に示すように、清掃部材40と撹拌部材50とは、回転軸48の軸方向に距離dだけ離間している。これは後述するトナークラウドが清掃部材40側に移動しにくくするためである。
清掃部材40は、図4に示すように、回転軸48の回転時に、発光用レンズ43および受光用レンズ44の表面に接触可能な位置に配置されていれば良い。ここでは、清掃部材40は、回転軸48の軸方向の一端部の近傍に取り付けられている。一方、撹拌部材50は、清掃部材40の取り付け部を除く広い領域(少なくとも回転軸48の軸方向中央を含む領域)に亘って設けられている。
図3に示すように、回転軸48の軸方向における清掃部材40の幅X1は、同方向における撹拌部材50の幅X2よりも小さい(X1<X2)。トナークラウドの発生に対する清掃部材40の影響を低減するためである。具体的には、清掃部材40の幅X1は、撹拌部材50の幅X2の30%以下である。
また、回転軸48の軸方向一端には、ギア48aが取り付けられている。このギア48aは、感光体ドラム2の回転を回転軸48に伝達するためのものである。
図6は、本実施の形態の画像形成装置の制御系を示すブロック図である。画像形成装置の制御を司る制御部60は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ等を備えて構成されており、パーソナルコンピュータ等のホスト装置(上位装置)201から印刷データと制御コマンドを受信して画像形成装置のシーケンス制御を行う。
I/F制御部202は、ホスト装置201に画像形成装置の情報(プリンタ情報等)を送信すると共に、ホスト装置201から送信されたコマンドを解析し、また、ホスト装置201から送信されたデータを処理する。
トナー残量検知部(現像剤残量検知部)61は、トナー残量を検知する制御を行う。具体的には、画像形成動作が続いている間、上述した発光素子41に継続的に発光命令(照射命令)を送信し、さらに、受光素子42の出力信号を継続的に受信する。そして、受光素子42の出力信号に基づき、第2のトナー収容部102内のトナー残量を判断する。
トナー供給部(現像剤供給部)62は、第2のトナー収容部102にトナーを補給する制御を行う。具体的には、トナー残量検知部61によりトナー残量が所定量よりも少ないと判断された場合に、供給口105(図2)を開閉するシャッタ等の開閉機構63を駆動して、第2のトナー収容部102にトナーを補給する。
帯電電圧制御部203は、画像形成ユニット1の感光体ドラム2の表面をそれぞれ一様に帯電させるため、帯電ローラ17に帯電電圧を印加する。ヘッド制御部204は、感光体ドラム2の表面を露光して静電潜像を形成するため、印刷データに従って、露光ユニット3(印刷ヘッド)を駆動する。
現像電圧制御部205は、感光体ドラム2上の静電潜像を現像するため、現像ローラ14に現像電圧を印加する。転写電圧制御部206は、感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像を媒体5に転写するため、転写ローラ81に転写電圧を印加する。
定着制御部207は、定着器9の温度を検出するサーミスタ212からの検出温度に基づき、定着ローラ91に内蔵されたヒータ211への通電をオン・オフ制御する。給紙搬送制御部208は、フィードモータ213および搬送モータ214を駆動する制御を行う。フィードモータ213は、給紙ローラ6を回転駆動し、搬送モータ214は、レジストローラ33を回転駆動する。
画像形成駆動制御部209は、感光体ドラム2を回転させるIDモータ215を駆動する。なお、現像ローラ14および帯電ローラ17は、感光体ドラム2に従動して回転し、供給ローラ16および回転軸48は、感光体ドラム2からの回転伝達により回転する。定着駆動制御部210は、定着ローラ91を回転させる定着駆動モータ216を駆動する。なお、加圧ローラ92は、定着ローラ91に従動して回転する。
制御部60には、また、給紙トレイ4内の媒体5の有無を検知する給紙センサ217、および、媒体5の搬送路に沿って配置された複数の通過センサ218からの信号が入力される。
次に、本実施の形態における画像形成装置による画像形成プロセスについて説明する。
画像制御装置の制御部60は、ホスト装置201から印刷コマンドを受信すると、画像形成プロセスを開始する。まず、図1に示した給紙ローラ6を回転させて、媒体トレイ4内の媒体5を一枚ずつ搬送路に送り出す。搬送路に送り出された媒体5は、レジストローラ33によって画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kおよび転写ユニット8に搬送される。
転写ユニット8において、媒体5は転写ベルト80の表面に吸着保持される。転写ベルト80は、駆動ローラ82の回転によって走行し、媒体5を画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kに沿って搬送する。
各画像形成ユニット1(1C,1M,1Y,1K)では、帯電ローラ17によって感光体ドラム2の表面が一様に帯電される。次いで、露光ヘッド3によって感光体ドラム2の表面が画像情報に応じて露光され、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。また、感光体ドラム2の表面の静電潜像は、現像ローラ14上のトナーによって現像され、トナー像が形成される。感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像は、転写ベルト80により搬送される媒体5に転写される。
このようにして、画像形成ユニット1C,1M,1Y,1Kで形成された各色のトナー像が、媒体5の表面に転写される。トナー像が転写された媒体5は、転写ベルト80によって定着器9まで搬送される。定着器9では、定着ローラ91および加圧ローラ92により媒体5が加熱および加圧され、トナー像が媒体5に定着する。トナー像が定着した媒体5は、排出ローラ10,11により画像形成装置の外部に排出され、スタッカ12に載置される。これにより、画像形成プロセスが完了する。
次に、上記の画像形成プロセスのうち、現像プロセスについて、図2を参照してさらに説明する。制御部60からの制御信号により、画像形成駆動制御部209(図6)は、IDモータ215を駆動して、感光体ドラム2を矢印2Rで示す方向に回転させる。供給ローラ15は、感光体ドラム2からの回転伝達により矢印15Rで示す方向に回転する。供給ローラ15の回転に伴い、供給ローラ15近傍に配置された撹拌部材20,21が矢印20R,21Rで示す方向に回転して、第1のトナー収容部101内のトナー7を撹拌する。また、回転軸48が矢印40Rで示す方向に回転し、撹拌部材50が第2のトナー収容部102内のトナー7を撹拌する。
現像ローラ14の表面には、供給ローラ15によってトナー7が供給される。現像ローラ14の表面に供給されたトナー7は、現像ブレード16により薄層化され、(露光へッド3の露光により形成された)感光体ドラム2の静電潜像に付着する。これにより、感光体ドラム2の表面の静電潜像が現像され、トナー像となる。感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像は、搬送ベルト80により搬送される媒体5が、感光体ドラム2と転写ローラ81とのニップ部を通過する際に、媒体5の表面に転写される。
また、感光体ドラム2から媒体5にトナー像が転写されたのち、感光体ドラム2上に残ったトナー7は、クリーニングブレード21により掻き落とされ、トナー搬送部材22によって画像形成ユニット1の外部に搬送される。
次に、本実施の形態におけるトナー残量検知動作について、詳細に説明する。図7は、受光素子42の出力変化の一例を示す図である。図7に示すように、受光素子42は、受光量に応じて出力電圧が変化する。例えば、受光素子42の受光量が殆どないときには、出力電圧は約5Vであり、受光素子42の受光量が最大になるときには、出力電圧は約0Vとなる。
図6に示したトナー残量検知部61は、制御部60からの制御信号を受信すると、発光素子41を駆動して光を照射させる。発光素子41による光の照射は、画像形成ユニット1の動作中は継続的に行われる。ここでは、回転軸48の回転周期をTとする。
トナー残量検知部61は、受光素子42の出力電圧が所定の閾値よりも低い状態が2T/5期間以上継続する状態が10周(回転軸48の10回転)連続して検出された場合に、制御部60に所定の信号を送信する。制御部60は、トナー残量検知部61からの当該信号を受信すると、トナー残量が少ない(トナーロー)と判断する。
制御部60は、トナーローと判断すると、トナー供給制御部62にトナー供給信号を送信する。トナー供給制御部62は、トナー供給信号を受信すると、シャッタ等の開閉機構63を駆動して供給口105(図2)を開放し、第2のトナー収容部102にトナーを所定量供給する。なお、供給口105は、第2のトナー収容部102と、例えばトナーカートリッジ等のトナー補給容器(現像剤補給容器)とを連通するものである。
図8は、第2のトナー収容部102に十分な量のトナーが収容されている状態を示す模式図である。図9は、このときの受光素子42の出力を示す図である。図8に示すように、清掃部材40は、矢印40Rで示す方向に回転しながら、その回転円周方向に配置された発光用レンズ43および受光用レンズ44の表面に接触し、これら表面を清掃する。このとき、清掃部材40は、発光用レンズ43と受光用レンズ44の周辺の筐体30にも接触している。また、清掃部材40と同じ回転軸48に取り付けられた撹拌部材50も、矢印40Rで示す方向に回転している。
図8に示すように、第2のトナー収容部102の受光用レンズ44を覆う高さまでトナー7が堆積している場合、清掃部材40が発光用レンズ43および受光用レンズ44を清掃しても、発光素子41からの透過光46は、堆積したトナー7に遮られて、受光素子42には到達しない。そのため、図9に示すように、透過光46は、受光素子42に殆ど検出されず、また、検出されたとしても僅かな時間(清掃部材40の回転周期Tに対して、T/10に満たない時間)となる。
図10は、第2のトナー収容部102に収容されたトナーの残量が減少した状態を示す模式図である。図11は、このときの受光素子42の出力を示す図である。図10に示すように、第2のトナー収容部102内のトナー7の残量が少なくなると、清掃部材40が発光用レンズ43および受光用レンズ44を清掃することで、発光素子41からの透過光46が受光素子42に到達するようになる。このとき、図11に示すように、受光素子42の出力電圧が閾値よりも低い状態が連続する。これにより、トナー残量検知部61は、第2のトナー収容部102内のトナー残量が減少した(すなわちトナーの補給が必要な状態になった)ことを検知することができる。
図12は、清掃部材40および撹拌部材50の回転と、トナークラウドの発生との関係を説明するための模式図である。この図12は、トナー7の残量が少なく、トナー7が受光用レンズ44を覆う高さまで堆積していない状態を示している。
撹拌部材50は、第2の収容部102の内周面に接触し、弾性変形した状態で回転している。ここで、図12(A)および(B)に示すように、撹拌部材50が、第1のトナー収容部101と第2のトナー収容部102との間の開口部103の縁(不連続形状部)に差し掛かると、第2の収容部102の内周面との当接状態が解除されるため、撹拌部材50の弾性変形状態が勢いよく元に戻り、トナーが振動して舞い上がる。これが、図12(B)に示すトナークラウド7aである。
トナークラウド7aが発生しているときには、発光素子41からの透過光46がトナークラウド7aに遮られ、受光素子42では検出されない。トナークラウド7aの影響を受けると、受光素子42の出力波形は、図14に一例を示すような不安定な波形となり、閾値を基準とした判定が難しくなる。
そこで、本実施の形態では、図12(B)に示すようにトナークラウド7aが発生した後に、図12(C)および(D)に示すように、清掃部材40が、発光用レンズ43および受光用レンズ44に付着したトナー(トナークラウド7aによるものを含む)を清掃するように構成している。
言い換えると、清掃部材40が発光用レンズ43および受光用レンズ44を清掃している間は、撹拌部材50が開口部103に到達しない(すなわちトナークラウド7aを発生させない)ように、清掃部材40と撹拌部材50との位相差θが設定されている。
図13は、トナー残量の検知動作を示すタイミングチャートである。このタイミングチャートは、図12と同様、トナー残量が少ない状態(トナー7が透過光46を遮る高さまで堆積していない状態)を示している。
タイミングt1は、撹拌部材50が開口部103の縁を通過してトナークラウド7aを発生させるタイミングである。タイミングt2は、清掃部材40が発光用レンズ43との接触を開始するタイミングである。タイミングt3は、清掃部材40が受光用レンズ44との接触を開始するタイミングである。
図13において、タイミングt1からt2の間は、トナークラウド7aが発生しているため、発光素子41からの透過光46はトナークラウド7aのトナーに遮られ、受光素子42には到達しない。
その後、清掃部材40が発光用レンズ43の清掃を開始するタイミングt2では、トナークラウド7aは落ち着いてきているが、発光素子41からの透過光46は清掃部材40に遮られるため、受光素子42には到達しない。
さらに、清掃部材40が受光用レンズ44を清掃し、受光用レンズ44をほぼ通過した後は、透過光46を遮るものがなくなるため、透過光46が受光素子42に検出される。次にトナークラウド7aが発生するまで(すなわち次の周期のタイミングt1まで)透過光46は、受光素子42によって検出され続ける。この時間を、検出可能時間とする。
検出可能時間の間に、透過光46が受光素子42によって検出されるか否かは、第2のトナー収容部102内のトナー7の残量(堆積状態)のみによって決まる。そのため、受光素子42の出力電圧に基づくトナー残量検知を、高い精度で行うことができる。
すなわち、本実施の形態では、清掃部材40と撹拌部材50とが、回転方向に所定の位相差を有して設けられており、撹拌部材50と第2のトナー収容部102との当接が開口部103で解除されてトナークラウド7aが発生した後に、清掃部材40が、発光用レンズ43および受光用レンズ44に付着したトナーを清掃するため、例えば図9や図11に示したように、受光素子42の安定した出力波形が得られる。これにより、安定したトナー残量検知を行うことができる。
また、図4に示したように、清掃部材40と撹拌部材50とが、回転軸48の軸方向に所定の距離dだけ離間して配置されているため、発生したトナークラウド7aが清掃部材40側に移動しにくい。そのため、トナークラウド7aが透過光46を遮る位置に到達しにくく、より安定したトナー残量検知を行うことができる。
なお、上記の説明では、清掃部材40と撹拌部材50との位相差を220°とし説明したが、タイミングT3から次のタイミングT1までの時間が2T/5以上になるように位相差を設定すれば、トナークラウドの影響を受けずに、安定したトナー残量検知を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、清掃部材40と撹拌部材50に位相差θを設けることにより、撹拌部材50の撹拌動作に伴うトナークラウド7aの影響が排除される検出可能時間を設け、その検出可能時間においてトナー残量検知を行うことができる。
従って、例えば清掃部材40と撹拌部材50とを回転軸48に同位相で取り付けた場合や、位相が異なる複数の撹拌部材50を設けた場合に生じる、トナー残量検知へのトナークラウド7aの影響を抑制することができる。従って、安定したトナー残量検知を行うことができる。
第2の実施の形態.
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図15は、第2の実施の形態における清掃部材40Aとその周辺の部材を拡大して示す図である。この第2の実施の形態は、清掃部材40Aの形状が、第1の実施の形態と異なるものである。
図15に示すように、清掃部材40Aは、自由端部40bの左右両端(回転軸48の軸方向両端)が面取りされている。自由端部40bの面取りされた傾斜部分を、面取り部(または傾斜部)401と称する。
ここで、清掃部材40Aの幅(回転軸48の軸方向の寸法)をSとし、清掃部材40Aの自由端部40bの傾斜部401を除く部分の幅(先端幅)をLとする。また、発光素子41および受光素子42の幅(回転軸48の軸方向の寸法)をいずれもRとし、発光用レンズ43および受光用レンズ44の幅をいずれもWとする。
さらに、弾性変形していないときの清掃部材40Aの長さすなわち自由長(固定端部40aから自由端部40bに向かう方向の長さ)をPとする。また、清掃部材40Aの面取り部401の同方向(自由長方向)の寸法をQとする。
上記の寸法は、次のように設定されている。すなわち、清掃部材40Aの先端幅Lは、発光素子41および受光素子42の幅Rの1.5倍以上に設定されている(1.5R≦L)。また、清掃部材40Aの先端幅Lは、発光用レンズ43および受光用レンズ44の幅W以下に設定されている(L≦W)。理由については、後述する。
清掃部材40Aの固定端部40a側の幅、すなわち根元幅Sは、清掃部材40Aの先端幅Lの1.5倍以上に設定されている(1.5L≦S)。また、清掃部材40Aの面取り部401の自由長方向の寸法Qは、清掃部材40Aの自由長Pの1/2以下に設定されている(Q≦P/2)。ここでは、一例として、L=12mm、S=24mm、P=7.8mm、Q=3mm、R=8mm、W=12mmに設定されている。
第2の実施の形態の他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図16は、上述した第1の実施の形態の清掃部材40によって発光用レンズ43の表面を清掃した後の、発光用レンズ43周辺のトナー7の状態を鉛直上方から見た図である。図17は、この第2の実施の形態の清掃部材40Aによって発光用レンズ43の表面を清掃した後の、発光用レンズ43周辺のトナー7の状態を鉛直上方から見た図である。
図18は、第1および第2の実施の形態の清掃部材40,40Aが発光用レンズ43を清掃する際の、回転軸48の回転トルク(負荷トルク)を対比して示すグラフである。
図16に示した第1の実施の形態の清掃部材40は、自由端部に面取り部を有さないため、根元幅Sと先端幅Lとが同じであり、ここでは24mmとする(L=S=24mm)。
清掃部材40が発光用レンズ43の表面を清掃すると、発光用レンズ43の幅Wよりも清掃部材40の先端の幅(L=S)が十分広いため、周辺のトナー7が符号7bで示すように崩れたとしても、そのトナーが透過光46の光路46aに侵入することはない。
しかしながら、図18に示すように、回転軸48には0.3Kg・cm以上のトルクがかかっている。そのため、環境や経時変化によりトナー7の流動性が低下し(すなわち清掃部材40の軌跡上にトナー7が溜まり易くなり)、清掃部材40がトナー7から受ける抵抗が増加すると、回転軸48の撓みが生じて、安定したクリーニング性能が得られない可能性がある。
一方、第2の実施の形態の清掃部材40Aは、図17に示すように、自由端部40bに面取り部401を設けたため、先端幅Lのみで発光用レンズ43に接触する。この清掃部材40Aの先端幅Lは、発光用レンズ43の幅W以下である(L≦W)。そのため、清掃部材40Aの先端線圧を低減させることができる。
従って、例えば図18に示すように、回転軸48のトルクを第1の実施の形態の1/2程度まで低下させることができる。その結果、環境や経時変化により清掃部材40Aがトナー7から受ける抵抗が増加しても、安定したクリーニング性能を得ることができる。
また、清掃部材40Aの先端幅Lが、発光素子41の幅Rの1.5倍以上であるため(1.5R≦L)、発光用レンズ43の表面において、透過光46の光路46aの周辺に位置するトナーを確実に清掃することができる。
一方、清掃部材40Aの面取り部401の自由長方向の寸法Qが長過ぎると、図19に示すように、発光用レンズ43の周辺のトナー7が崩れた際に、符号7bで示すように透過光46の光路46aにトナー7が侵入する可能性がある。このような場合、受光素子42の出力波形には、図20に一例を示すように、トナー7が光路46aに侵入したことによる変動部分が現れる。そのため、上述した図7に示した出力波形と比較して、受光素子42の受光時間が短くなり、トナーの残量検知の妨げになる可能性がある。
これに対し、清掃部材40Aの面取り部401の自由長方向の寸法Qを、清掃部材40の自由長Pの1/2以下(Q≦P/2)に設定すると、清掃部材40Aの先端線圧を低減させつつ、発光用レンズ43の周辺のトナー7が光路46aに侵入することを抑制でき、安定したトナー残量検知を行うことができる。
また、図21には、1.5L≦Sの場合(A)と、S<1.5Lの場合(B)のそれぞれについて、清掃部材40Aの形状の例を模式的に示す。図21(B)に示したように、S<1.5Lの場合には、清掃部材40Aの面取り角度θが小さくなるため、透過光46の光路46aにトナーが侵入しやすくなる。これに対し、図21(A)に示したように、1.5L≦Sの場合には、清掃部材40Aの面取り角度θを比較的大きく確保できるため、光路46aへのトナーの侵入を抑制することができる。
なお、ここでは発光用レンズ43の清掃について説明したが、受光用レンズ44の清掃についても同様のことが言える。
以上説明したように、第2の実施の形態では、清掃部材40の自由端に面取り部401を設けると共に、清掃部材40Aの先端幅Lを、発光素子41および受光素子42の幅Rの1.5倍以上(1.5R≦L)で、且つ発光用レンズ43および受光用レンズ44の幅W以下(L≦W)とし、清掃部材40の根元幅Sを清掃部材40の先端幅Lの1.5倍以上(1.5L≦S)とした。これにより、清掃部材40の先端線圧を低減させ、回転軸48の負荷トルクを抑制すると共に、光路へのトナーの侵入を抑制することができる。
すなわち、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した効果に加えて、環境や経時変化に伴うトナー7の流動性の低下により清掃部材40の軌跡上にトナー7が溜まりやすくなった場合でも、安定して発光用レンズ43および受光用レンズ44の表面を清掃することができる。そのため、安定したトナー残量検知を行うことが可能になる。
さらに、清掃部材40の面取り部401の自由長方向の寸法Qを、清掃部材40の自由長Pの1/2以下(Q≦P/2)とすることにより、発光用レンズ43や受光用レンズ44の周辺のトナー7が崩れて透過光の光路46aに侵入することを防止することができる。すなわち、より安定したトナー残量検知を行うことができる。
上記の各実施の形態では、画像形成装置の一例として、タンデム型のカラープリンタについて説明したが、このような構成に限定されるものではない。本発明は、プリンタの他、例えば、複写機、ファクシミリ、MFPなど、現像剤を使用する画像形成ユニットおよび画像形成装置に利用することができる。
また、上記の各実施の形態では、清掃部材40が発光用レンズ43および受光用レンズ44を清掃する構成について説明したが、清掃の対象物はこれらのレンズに限らず、光を透過する部材であればよい。また、清掃の対象物の数は、1つでも良いし、3つ以上でもよい。
1,1C,1M,1Y,1K 画像形成ユニット、 2,2C,2M,2Y,2K 感光体ドラム(像担持体)、 3,3C,3M,3Y,3K 露光ヘッド(露光手段)、 5 媒体、 8 転写ユニット、 14 現像ローラ(現像剤担持体)、 15 供給ローラ(供給部材)、 16 現像ブレード(層規制部材)、 17 帯電ローラ(帯電部材)、 20,21 撹拌部材、 30 筺体、 40,40A 清掃部材、 40a 固定端部、 40b 自由端部、 41 発光素子、 42 受光素子、 43 発光用レンズ(光透過部材)、 44 受光用レンズ(光透過部材)、 46 透過光、 48 回転軸、 49 清掃部材ホルダ(清掃部材保持体)、 50 撹拌部材、 50a 固定端部、 50b 自由端部、 60 制御部、 61 トナー残量検知部(現像剤残量検知部)、 62 トナー供給制御部(現像剤供給制御部)、 100 トナー収容部(現像剤収容部)、 101 第1のトナー収容部(第1の現像剤収容部)、 102 第2のトナー収容部(第2の現像剤収容部)、 103 開口部、 401 面取り部。

Claims (16)

  1. 現像剤を収容する筐体と、
    前記筺体内で回転することにより、前記筺体内の現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記筐体内の現像剤の残量を光学的に検知するための検知手段と、
    前記検知手段のための光路上に設けられた光透過部材と、
    前記光透過部材の表面に接触しながら回転する清掃部材と
    を備え、
    前記撹拌部材と前記清掃部材とは、共通の回転軸に取り付けられ、当該回転軸の回転方向に所定の位相差を有していることを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記所定の位相差は、前記撹拌部材の先端が前記筺体内の不連続形状部を通過した後、所定のタイミングで、前記清掃部材が前記光透過部材の表面を清掃するように設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成ユニット。
  3. 前記筺体は、第1の現像剤収容部と、この第1の現像剤収容部の上側に設けられた第2の現像剤収容部と、これらをつなぐ開口部とを有し、
    前記撹拌部材および前記清掃部材は、前記第2の現像剤収容部に設けられ、
    前記不連続形状部は、前記開口部の縁であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成ユニット。
  4. 前記清掃部材と前記撹拌部材とが、前記回転軸の軸方向に、所定の距離だけ離間して配置されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  5. 前記清掃部材は、前記回転軸の軸方向の端部近傍に設けられ、
    前記撹拌部材は、前記回転軸の軸方向の少なくとも中央部に設けられていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  6. 前記清掃部材は、前記回転軸に取り付けられた固定端部と、その反対側の自由端部とを有し、前記自由端部を前記光透過部材の表面に接触させて回転することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  7. 前記清掃部材の前記自由端部において、前記回転軸の軸方向両端に、面取り部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成ユニット。
  8. 前記回転軸の軸方向における前記清掃部材の前記自由端部の幅Lと、前記清掃部材の根元幅Sとが、1.5L≦Sの関係を満たすことを特徴とする請求項7に記載の画像形成ユニット。
  9. 前記回転軸の軸方向における前記清掃部材の前記自由端部の幅Lと、前記検出手段の幅Rとが、1.5R≦Lの関係を満たすことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成ユニット。
  10. 前記清掃部材の前記固定端部から前記自由端部に向かう方向における長さPと、同方向における前記面取り部の寸法Qとが、Q≦P/2の関係を満たすことを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  11. 前記撹拌部材は、前記回転軸に取り付けられた固定端部と、その反対側の自由端部とを有し、前記自由端部を前記筺体の内周面に接触させながら回転することを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  12. 前記検知手段は、発光素子と受光素子とを有し、
    前記光透過部材は、前記発光素子の出射側に配置された第1の光透過部材と、前記受光素子の入射側に配置された第2の光透過部材とを有し、
    前記第1の光透過部材と前記第2の光透過部材とは、前記回転軸の回転円周方向に沿って配列され、
    前記回転軸が回転することにより、前記清掃部材が前記第1の光透過部材と前記第2の光透過部材とを清掃することを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  13. 前記清掃部材および前記撹拌部材は、いずれも、弾性変形可能な弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  14. 前記清掃部材の厚さは、前記撹拌部材の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
  15. 画像形成ユニットを備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成ユニットが、
    現像剤を収容する筐体と、
    前記筺体内で回転することにより、前記筺体内の現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記筐体内の現像剤の残量を光学的に検知する検知手段と、
    前記検知手段のための光路上に設けられた光透過部材と、
    前記光透過部材に接触しながら回転する清掃部材と
    を備え、
    前記撹拌部材と前記清掃部材とは、共通の回転軸に取り付けられ、当該回転軸の回転方向に所定の位相差を有していることを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記検知手段により検知された現像剤の残量に基づき、前記筺体に現像剤を補給する制御を行う制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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