JP6209143B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤が供給される現像装置および画像形成装置に関する。
従来の現像装置は、長手方向における中央部に配置され、トナーカートリッジから現像剤としてのトナーが供給されるトナー供給口と、そのトナー供給口を介して供給されたトナーを一時的に保持する底部および上方に向け、上縁が中央部において高く、両端部に近くなるほど低く形成された壁を備えたトナー案内部材とを有し、トナー案内部材に備えられたトナー搬送部材でトナー供給口より供給されたトナーをトナー案内部材の長手方向に搬送する。
トナー案内部材内のトナーは、トナー収容室に収容されたトナーの上面がトナー案内部材内の中央部における壁の上縁より低い場合、トナー案内部材内においてトナー搬送部材により両端部に搬送される間にトナー案内部材内のトナーの量に応じて壁を乗り越えてトナー案内部材の外に漏れ出るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−101718号公報
しかしながら、従来の技術においては、現像剤案内部材としてのトナー案内部材の外に漏れ出る現像剤の量がトナー案内部材の長手方向においてムラが生じ、漏れ出る現像剤の量が多い部位と少ない部位とにおいて現像剤の濃度差が発生してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、現像剤の濃度差を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤が供給される開口としての現像剤供給口と、前記現像剤供給口を介して供給された現像剤を保持する長尺状の現像剤案内部材と、前記現像剤案内部材に沿って配設され、前記現像剤案内部材で保持された現像剤を前記現像剤案内部材の長手方向に搬送する螺旋状の羽が形成された現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送部材で搬送される現像剤を収容する現像剤収容室と、を有し、前記現像剤案内部材は、前記現像剤供給口が配置された長手方向における中央部の高さより、長手方向における両端部が低く形成された壁を有し、前記現像剤搬送部材は、長手方向において隣り合う2つの前記羽と連続するリブ状部材を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、現像剤の濃度差を抑制することができるという効果が得られる。
実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図 実施例における画像形成ユニットの外観斜視図 実施例における画像形成ユニットの構成を示す斜視図 実施例における画像形成ユニットの構成を示す断面図 実施例におけるトナー搬送部材の構成を示す斜視図 実施例におけるトナー搬送部材の構成を示す断面図 実施例におけるトナー搬送部材の正面図 実施例におけるトナー搬送部材のフィンの構成を示す説明図 実施例におけるトナー搬送部材およびトナー案内部材の構成を示す断面図 実施例におけるトナー搬送部材およびトナー案内部材の構成を示す正面図 実施例におけるトナー搬送部材およびトナー案内部材の構成を示す斜視図 実施例におけるトナーロー状態を表す説明図 実施例におけるトナーフル状態を表す説明図 変形例におけるトナー搬送部材のフィンの構成を示す説明図
以下、図面を参照して本発明による現像装置および画像形成装置の実施例を説明する。
図1は実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置101は、例えばプリンタであり、画像形成装置101本体に対して着脱可能な画像形成ユニット121、122、123、124と、画像形成ユニット121、122、123、124に対して着脱可能な現像剤カートリッジ131、132、133、134と、露光装置141、142、143、144と、画像形成ユニット121、122、123、124で形成された現像剤像を媒体に転写する転写ベルトユニット105と、媒体に転写された現像剤像を定着させる定着装置106と、媒体を収容する給紙カセット107と、給紙カセット107に収容された媒体を媒体搬送路へ送り出す給紙部108とを有している。
画像形成ユニット121、122、123、124は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、ブラック色の現像剤像を形成するものであり、現像剤カートリッジ131、132、133、134は、画像形成ユニット121、122、123、124に供給する現像剤としてのトナーを収容するものである。露光装置141、142、143、144は、例えばLED(Light Emitting Diode)ヘッドであり、画像形成ユニット121、122、123、124の感光体ドラムに光を照射して静電潜像を形成するものである。
画像形成ユニット121、122、123、124、現像剤カートリッジ131、132、133、134、露光装置141、142、143、144は、それぞれ取扱う現像剤の色毎に4個備えた構成であり、4個とも同一構成であるため、以下はブラック色を取扱う画像形成ユニット121、現像剤カートリッジ131、および露光装置141について説明する。
図2は実施例における画像形成ユニットの外観斜視図、図3は実施例における画像形成ユニットの構成を示す斜視図、図4は実施例における画像形成ユニットの構成を示す断面図である。なお、図4は、図2に示す画像形成ユニット121の長手方向と直交する面における断面図である。また、図4中矢印Cが示す方向は、媒体搬送方向であり、図2に示す画像形成ユニット121の長手方向と直交する方向である。
図2、図3、図4において、画像形成ユニット121は、像担持体としての感光体ドラム51を有するドラムユニット200と、現像ローラ53を有する現像ユニット300との2つのユニットからなり、ドラムユニット200のフレーム201(図2、図3参照)に現像ユニット300が支持され一体化されている。
ドラムユニット200には、静電潜像を形成する感光体ドラム51と、感光体ドラム51を帯電させる帯電装置52と、感光体ドラム51上に残留した残留現像剤を除去するクリーニング部57とが備えられている。
また、現像装置としての現像ユニット300には、感光体ドラム51に押圧されて接触する現像ローラ53と、現像ローラ53に接触した状態で配置され、現像ローラ53表面に現像剤54の薄層を形成する現像ブレード55と、現像ローラ53に現像剤54を供給する供給ローラ56と、図1に示す現像剤カートリッジ131から供給された現像剤54を収容する現像剤収容室59とが備えられている。
感光体ドラム51に形成された静電潜像には現像ローラ53により現像剤54が供給され、静電潜像から現像剤画像となる。
現像ユニット300は、現像ローラ53および供給ローラ56の外周面と隙間を保持して各ローラを被い、現像剤収容室59を形成する現像主フレーム301を備え、現像主フレーム301の側面フレームにより現像ローラ53および供給ローラ56を回転可能に支持している。
画像形成のための現像剤54は、現像ブレード55により現像ローラ53上の現像剤層として形成され感光体ドラム51に供給される。
現像剤収容室59には、供給ローラ56近傍の現像剤54を攪拌する攪拌部材60と、現像剤収容室59内の現像剤量を検知する攪拌部材61とが設けられている。
現像剤カートリッジ131(図1参照)から現像剤が供給される開口部としての現像剤供給口64は、図2に示すように現像ユニット300の最上部において長手方向の中央部に配設されている。また、現像剤供給口64の下方には、現像剤供給口64を介して供給された現像剤を一時的に保持する長尺状の現像剤案内部材としてのトナー案内部材62が現像ユニット300の長手方向に延在するように配設されている。
トナー案内部材62の上方には、トナー案内部材62で保持された現像剤を搬送する現像剤搬送部材としてのトナー搬送部材63が、図3に示すように現像ユニット300の長手方向に延在するように配設され、そのトナー搬送部材63は現像主フレーム301の側面フレームにより回転可能に支持されている。
トナー搬送部材63で搬送された現像剤は、現像剤収容室59に収容される。
図5は実施例におけるトナー搬送部材の構成を示す斜視図、図6は実施例におけるトナー搬送部材の構成を示す断面図、図7は実施例におけるトナー搬送部材の正面図である。また、図11は実施例におけるトナー搬送部材およびトナー案内部材の構成を示す斜視図である。
トナー搬送部材63は、トナー案内部材62に沿って配設され、現像剤供給口64を介して供給され、一時的に保持された現像剤をトナー案内部材62の長手方向の中央部から両端部へ搬送するように設けられた螺旋状のスパイラルの羽63bが形成されている。トナー搬送部材63は、図5中矢印Rが示す方向に回転することにより、現像剤供給口64を介して供給され、トナー案内部材62に保持された現像剤を図5中矢印A、Bが示す方向、すなわちトナー案内部材62の長手方向の中央部から両端部へ搬送する。
また、トナー案内部材62の長手方向において隣り合う2つの羽63bと羽63bとの間に、隣り合う2つの羽63bと羽63bと連続するリブ状部材としてのフィン63aが備えられており、図5中矢印Rが示す方向にトナー搬送部材63が回転することにより、フィン63aで現像剤を押し出してトナー案内部材62の壁を乗り越えさせ、図4に示す現像剤収容室59に供給する。
このフィン63aの高さは、トナー搬送部材63の羽63bの高さと同じとしている。
トナー案内部材62は、図6に示すように、現像剤を一時的に保持する底部62aと、上縁がトナー案内部材62の長手方向における中央部において現像剤供給口64に接近するように高く、両端部に近づくにつれて低くなるように形成された壁62bとを備えている。すなわち、トナー案内部材62は、現像剤供給口64が配置された長手方向における中央部の高さより、現像剤供給口64が配置されていない長手方向における両端部が低く形成された壁62bを有している。
また、フィン63aは、図6に示すように、第1の領域71のトナー搬送部材63に設けられており、トナー搬送部材63の長手方向における中央部である現像剤供給口64に対応する供給領域70、および両端部に近い第2の領域72には設けられていない。
第1の領域71は、壁62bの高さに応じて決定され、供給領域70における壁62bの高さをT1、第1の領域71の供給領域70側の端部における壁62bの高さをT2、第1の領域71の第2の領域72側の端部における壁62bの高さをT3すると、T2/T1、およびT3/T1が所定の値となるように設定される。例えば、T2/T1が0.75、T3/T1が0.25等である。
第2の領域72は、現像剤収容室59内におけるトナー搬送部材63の長手方向の端部から所定(例えば、約30mm)の領域である。この第2の領域72では、トナー案内部材62の壁の高さに応じて均等に現像剤が溢れ出るのでフィン63aによる掻き出し力は不要であるため、フィン63aを設けていない。
本実施例では、図7に示すように、トナー搬送部材63の長手方向における第1の領域71a、71bにフィン63aを設け、トナー搬送部材63の長手方向における供給領域70および第2の領域72a、72bにはフィン63aを設けていない。
図8は実施例におけるトナー搬送部材のフィンの構成を示す説明図であり、図8(a)は図6に示すフィン63aの正面図、図8(b)は図6に示すフィン63aの上面図である。
図8(a)に示すように、フィン63aは、トナー搬送部材63の回転軸63cに設けられた螺旋状の隣り合う羽63bを連続させて接続するように、回転軸63cに形成されている。すなわち、フィン63aの一端631aは、隣り合う2つの羽63bのうち一方の羽631bと連続し、フィン63aの他端631bは、隣り合う2つの羽63bのうち他方の羽632bと連続している。
また、フィン63aの回転軸63cからの高さT63は、羽63bの回転軸63cからの高さと同じになるように形成されている。このように隣り合う羽63bを連続させて接続するようにフィン63aを形成することにより、フィン63aの全面で現像剤を押し出すことができる。
また、図8(b)に示すように、フィン63aをトナー搬送部材63の回転軸63cと平行になるように、回転軸63cの軸方向に延在するように形成している。このように回転軸63c軸方向に延びる方向にフィン63aを形成することにより、フィン63aによる現像剤を押し出す力が十分になるようにしている。
図9は実施例におけるトナー搬送部材およびトナー案内部材の構成を示す断面図であり、図9(a)はトナー搬送部材およびトナー案内部材の長手方向における中央部の断面図、図9(b)はトナー搬送部材およびトナー案内部材の長手方向における中央部と端部の中間の断面図、図9(c)はトナー搬送部材およびトナー案内部材の長手方向における端部の断面図である。
図9(a)に示すように、トナー案内部材62の壁62bの高さは、トナー案内部材62の長手方向における中央部の現像剤供給口64付近ではトナー搬送部材63の高さより高くなるように形成されている。
また、トナー案内部材62の壁62bは中央部から端部に向かって徐々に低くなり、図9(b)に示すように、トナー案内部材62の長手方向における中央部と端部の中間におけるトナー案内部材62の壁62bの高さは、トナー搬送部材63の回転中心63cと略同じ高さになるように形成されている。
さらに、図9(c)に示すように、トナー案内部材62の長手方向における端部におけるトナー案内部材62の壁62bの高さは、現像剤を保持する底部62cと同じ高さに形成されている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置の動作を図1に基づいて説明する。
画像形成装置101は、図示しない制御部より印刷の命令が出されると、給紙カセット107に収容された媒体を給紙部108により転写ベルトユニット105まで搬送する。一方、画像形成ユニット121、122、123、124は、露光装置141、142、143、144により露光された感光体ドラム上に静電潜像が形成され、その静電潜像は現像工程を経てトナー画像として現像される。
感光体ドラム上に現像された現像剤は、感光体ドラムの回転にしたがって転写ベルトユニット105に対向する位置に至り、回転する転写ベルトで搬送される媒体に、転写ベルトにより転写される。現像剤が転写された媒体は、定着装置106へと搬送され、定着装置106により現像剤が定着された後、排出ローラによりスタッカ上に排出される。
次に、画像形成ユニットが行う現像工程を図4に基づいて説明する。なお、画像形成ユニット121、122、123、124は、同一構成であるため、代表として画像形成ユニット121の動作を説明する。
画像形成ユニット121は、図示しない制御部から制御信号が送られ、モータ等の駆動源により感光体ドラム51が図中矢印方向に回転駆動され、ギヤ等の駆動伝達手段により感光体ドラム51の回転駆動が伝達されて供給ローラ56が図中矢印方向へ回転し、それに伴い供給ローラ56の近傍に配置された攪拌部材60、61がそれぞれ回転しながら現像剤収容室59に貯蔵された現像剤を攪拌する。
また、感光体ドラム51の回転駆動が伝達されて図中矢印方向へ回転する現像ローラ53に回転する供給ローラ56により現像剤が供給され、現像ローラ53に供給された現像剤は現像ブレード55により薄層化される。薄層化された現像剤は、露光装置により露光されて形成された感光体ドラム51の静電潜像に搬送され、静電潜像がトナー画像として現像される。
感光体ドラム51上の現像剤は転写ベルトにより媒体に転写され、転写後に感光体ドラム51上に残った現像剤はクリーニング部57により掻き落とされ、トナー搬送部材により搬送される。
次に、現像剤が現像剤カートリッジから現像ユニットの現像剤収容室に供給される動作を図2、図3、および図4を参照しながら説明する。
現像ユニット300の現像剤収容室59内の現像剤量がロー状態になったことが検知されると、現像剤カートリッジから現像剤が現像ユニット300の現像剤収容室59内に供給される。
ここで、現像剤収容室59内の現像剤量の検出について説明する。
現像剤収容室59内に供給された現像剤量は、撹拌部材61の回転において撹拌部材61の最上位点から最下位点までの到達時間を測定することにより検出される。
現像剤量検出機構は、例えば図12(a)、図13(a)に示すように、撹拌部材61と、撹拌部材61を検知するセンサ67とにより構成されている。撹拌部材61は、現像剤収容室59内の現像剤が凝集することを防止するため、例えば図12(b)、図13(b)に示すように、周期tで回転させられ、現像剤を撹拌する。
撹拌部材61は、現像剤収容室59内において最下位点から最上位点までは係合部材に押されて回転し、最上位点から最下位点までは自重で回転する。その後、再び係合部材により押されて回転するようになっている。
したがって、撹拌部材61が最上位点から最下位点に達するまでの時間は、現像剤収容室59に収容されている現像剤量によって変化する。すなわち、周期tにおけるセンサ67による撹拌部材61の検出時間が変化する。
例えば、図12(a)に示すように、現像剤が残り少ないロー状態のとき、図12(b)に示すように、センサ67が撹拌部材61を検出している(オン)時間が長くなり、センサ67が撹拌部材61を検出していない(オフ)時間が短くなる。
また、図13(a)に示すように、現像剤が満杯であるフル状態のとき、図13(b)に示すように、センサ67が撹拌部材61を検出している(オン)時間が短くなり、センサ67が撹拌部材61を検出していない(オフ)時間が長くなる。
このように、センサ67の撹拌部材61の検出信号を制御部に出力され、その検出信号に基づいて制御部の現像剤量検出手段により、現像剤収容室59に収容されている現像剤量がロー状態であることが検出されると、現像剤供給動作が開始され、現像剤カートリッジから現像剤が供給される。また、現像剤が供給され、現像剤収容室59に収容されている現像剤量がフル状態であることが制御部の現像剤量検出手段により検出されると、現像剤供給動作が停止される。なお、現像剤量がロー状態であることが検出されてから現像剤量がフル状態であることが検出されるまで、すなわち1回の現像剤供給動作で供給される現像剤の量は8〜15gである。
現像剤カートリッジから供給される現像剤は、現像ユニット300の最上部の長手方向における中央部に設けられた現像剤供給口64より現像ユニット300の現像剤収容室59内に供給される。
現像剤供給口64から供給された現像剤は、トナー案内部材62に一時的に保持されると、現像剤供給口64近傍のトナー案内部材62とトナー収容室カバー69との間に形成された隙間69aとに振り分けられる。この隙間69aから入った現像剤は、トナー案内部材62に一時的に保持されることなく、トナー収容室59に直接入る。
トナー案内部材62に一時的に保持された現像剤は、図5に示すように、トナー搬送部材63により、トナー案内部材62および現像剤収容室59の長手方向における中央部から矢印Aおよび矢印Bが示す両端部へ搬送される。
トナー案内部材62には、図6に示すように、現像剤を一時的に保持する底部62aと、上縁がトナー案内部材62の長手方向における中央部において現像剤供給口64に近接するように高く、両端部に近づくにつれて低くなるように形成された壁62bとが形成されている。そのため、トナー搬送部材63により両端部に搬送される現像剤は、図5に示すように、搬送される途中においてトナー案内部材62の壁62bより高い位置にある場合、壁62bを乗り越えて溢れ出て現像剤収容室59内に収容される。
また、図5に示すように、トナー搬送部材63のスパイラルの羽と羽との間(トナー搬送部材63の長手方向の羽と羽との間)を羽でつなぐようにフィン63aが、トナー搬送部材63のスパイラルの羽のピッチにおいて1つ置きに設けられている。
このフィン63aにより、トナー搬送部材63により両端部に搬送される現像剤がトナー案内部材62の壁62bを乗り越えて溢れ出るように掻き出す能力を高めている。
また、フィン63aをトナー搬送部材63のスパイラルの羽のピッチにおいて1つ置きに設けたことにより、現像剤をトナー案内部材62の長手方向における両端部へ搬送する力と現像剤をトナー案内部材62から溢れ出させる力が両立するようにしている。
フィン63aが存在する部位では、現像剤をトナー案内部材62から掻き出し、フィン63aが存在しない部位では、現像剤をトナー案内部材62の長手方向における両端部へ搬送する。
このように、トナー搬送部材63の長手方向において隣り合う2つの羽と連続するフィン63aを設けたことにより、図6に示すように、現像剤カートリッジから供給された現像剤を現像剤収容室59の長手方向において均等になるように供給することができ、現像剤の濃度差を抑制することができる。
また、フィン63aをトナー搬送部材63のスパイラルの羽のピッチにおいて1つ置きに設けること、すなわち現像剤をトナー案内部材62から掻き出すフィン63aを設けた部位と、フィン63aを設けていない部位を交互にトナー搬送部材63に設けることにより、供給された現像剤66の量が現像剤収容室59の長手方向において均一になり、図6に示すように、現像剤が供給される前に収容された現像剤65の上に、供給された現像剤66が現像剤収容室59の長手方向において均等に振り分けられる。
現像剤65の上に、供給された現像剤66が現像剤収容室59の長手方向において均等に振り分けられると、図4に示すように、撹拌部材60と撹拌部材61とにより、現像剤が供給される前に収容された現像剤65と、供給された現像剤66とが均等に混ざり合って供給ローラ56に供給される。
なお、本実施例では、1回の供給動作による現像剤の供給量は10gであり、現像剤収容室59の長手方向において単位長さあたりの供給量は0.3g/cmである。
また、フィン63aは、図6に示すように、第1の領域71のトナー搬送部材63に設けられており、トナー搬送部材63の長手方向における中央部である現像剤供給口64に対応する供給領域70、および両端部に近い第2の領域72には設けられていない。
これは、供給領域70では、現像剤供給口64から直接、現像剤が現像剤収容室59に供給されるからであり、第2の領域72では、トナー案内部材62の壁の高さに応じて均等に現像剤が溢れ出るのでフィン63aによる掻き出し力は不要であるためである。
また、図10に示すように、トナー搬送部材63の長手方向におけるスパイラルの隣り合う羽63bの距離P1は、8〜15mmが良好である。これより距離P1が短い場合は、トナー搬送部材63の端部まで現像剤を搬送できない場合が多く、また長い場合は、トナー搬送部材63の端部まで搬送される現像剤の量が多くなってしまうからである。
また、フィン63aが形成されている部位の隣り合う羽63bの距離をP21、フィン63aが形成されていない部位の隣り合う羽63bの距離をP22とし、距離P21と距離P22とを加えた距離P2は、距離P1より大きくなっている。
さらに、本実施例では、フィン63aを、トナー搬送部材63のスパイラルの羽と羽との間(トナー搬送部材63の長手方向の羽と羽との間)を羽でつなぐようにトナー搬送部材63のスパイラルの羽のピッチ(距離P1)において1つ置きに設けるようにしたが、2つ置きや3つ置き等複数のピッチを置いて設けるようにしても良い。
なお、図9(a)に示すように、トナー案内部材62の壁62bの高さは、トナー案内部材62の長手方向における中央部の現像剤供給口64ではトナー搬送部材63の高さより高くなるように形成されているのは、現像剤供給口64では現像剤収容室カバー69とトナー案内部材62との間の隙間69aより、直接現像剤が現像剤収容室59に入るためである。
また、本実施例では、図8に示すように、フィン63aの高さを羽63bの高さと同じ高さとして形成したが、図14(a)に示すように、フィン63aの高さを羽63bの高さより低く形成しても良い。このように、フィン63aの高さを低くすることにより現像剤の掻き出し力を弱くすることができる。
また、フィン63aを回転軸63cの軸方向に延在するように形成したが、図14(b)に示すように、フィン63aを回転軸63cと所定の角α(例えば、30度、45度等)を成すように形成しても良い。さらに、フィン63aを羽63bと所定の角β(例えば、90度等)を成すように形成しても良い。このように、回転軸63cと所定の角αを成すようにすることにより、現像剤の掻き出し力を弱くすることができる。
以上説明したように、本実施例では、現像剤搬送部材の長手方向において隣り合う2つの羽と連続するリブ状部材を設けたことにより、現像剤カートリッジから供給された現像剤を現像剤収容室の長手方向において均等に供給することができ、現像剤の濃度差を抑制することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、接触現像方式または非接触現像方式を使用する画像形成ユニットを用いたプリンタや、複写機、ファクシミリ装置、複合機等としても良い。
51 感光体ドラム
52 帯電装置
53 現像ローラ
55 現像ブレード
56 供給ローラ
57 クリーニング部
59 現像剤収容室
62 トナー案内部材
63 トナー搬送部材
64 現像剤供給口
101 画像形成装置
121、122、123、124 画像形成ユニット
131、132、133、134 現像剤カートリッジ
141、142、143、144 露光装置
200 ドラムユニット
300 現像ユニット

Claims (9)

  1. 現像剤が供給される開口としての現像剤供給口と、
    前記現像剤供給口を介して供給された現像剤を保持する長尺状の現像剤案内部材と、
    前記現像剤案内部材に沿って配設され、前記現像剤案内部材で保持された現像剤を前記現像剤案内部材の長手方向に搬送する螺旋状の羽が形成された現像剤搬送部材と、
    前記現像剤搬送部材で搬送される現像剤を収容する現像剤収容室と、
    を有し、
    前記現像剤案内部材は、前記現像剤供給口が配置された長手方向における中央部の高さより、長手方向における両端部が低く形成された壁を有し、
    前記現像剤搬送部材は、長手方向において隣り合う2つの前記羽と連続するリブ状部材を有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記リブ状部材の一端は、隣り合う2つの前記羽のうち一方の羽と連続し、
    前記リブ状部材の他端は、隣り合う2つの前記羽のうち他方の羽と連続していることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の現像装置において、
    前記現像剤搬送部材は、長手方向において前記リブ状部材が形成されている第1の領域と、前記リブ状部材が形成されていない第2の領域とを有することを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の現像装置において、
    前記リブ状部材が形成される前記現像剤搬送部材の長手方向における周期は、前記現像剤搬送部材の長手方向において隣り合う2つの前記羽の周期より大きいことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の現像装置において、
    前記現像剤搬送部材は、回転軸を有し、
    前記リブ状部材は、前記回転軸方向に延在することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の現像装置において、
    前記現像剤搬送部材は、回転軸を有し、
    前記リブ状部材は、前記回転軸と所定の角を成して延在することを特徴とする現像装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の現像装置において、
    前記羽および前記リブ状部材は、前記回転軸に形成され、
    前記リブ状部材の前記回転軸からの高さは、前記羽の前記回転軸からの高さと同じに形成されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項5または請求項6に記載の現像装置において、
    前記羽および前記リブ状部材は、前記回転軸に形成され、
    前記リブ状部材の前記回転軸からの高さは、前記羽の前記回転軸からの高さより低く形成されていることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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