JP6586682B2 - 磁電変換素子およびその製造方法 - Google Patents

磁電変換素子およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁電変換素子およびその製造方法に関する。
磁電変換素子の一例として、ホール素子が知られている。ホール素子は、磁気信号を電気信号に変換することが可能であるから、電流センサーや、モータの回転角検出センサなどの幅広い分野で利用されている。従来のホール素子の構成は、たとえば特許文献1に開示されている。
特許文献1は、基板と、基板上に形成された平面視で十字形状を成す感磁部(感磁層)を含むホール素子を開示している。
特開2013−207097公報
磁電変換素子の不平衡電圧(Offset Voltage)は、0Vを中心に制御されるのが一般的であり、それに伴って、不平衡電圧の温度特性も0V付近に分布する。つまり、不平衡電圧の温度特性は、一般には、0Vを中心に分布し、正負に跨っている。不平衡電圧の温度特性が0Vを中心に分布し正負に跨っていると、入力に対する出力を管理して制御する場合に、磁電変換素子の制御が困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、不平衡電圧の温度特性を所望の範囲に分布させることにより、制御容易な磁電変換素子を提供することを主たる目的とする。また、本発明は、良好な検出精度を実現できる磁電変換素子を提供することを従たる目的とする。さらに、本発明は、前記電磁変換素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る磁電変換素子は、基板と、前記基板上に形成された感磁層と、前記感磁層に電気的に接続された一対の入力端子および一対の出力端子とを備えている。前記感磁層は、平面視で、長手に延びる入力側領域と、前記入力側領域と交差する方向に延びる出力側領域とを含む。前記出力側領域は、前記入力側領域の一側から突出する第1出力側領域と、前記入力側領域の他側から突出する第2出力側領域とを含む。前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の配置に対して非対称に構成されている。
この構成によれば、不平衡電圧の温度特性を、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。これにより、不平衡電圧の温度特性が0Vを中心に分布して正負に跨がるのを回避できる。その結果、制御容易な磁電変換素子を提供できる。また、良好な検出精度を実現できる磁電変換素子を提供できる。
前記磁電変換素子において、前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の長手方向に互いにずれて形成されることによって、非対称とされていてもよい。この構成のように、第1出力側領域と第2出力側領域とを入力側領域の配置に対して非線対称に構成することによって、不平衡電圧の温度特性を所望の範囲に分布させることができる。このような磁電変換素子は、たとえば、次の工程を含む磁電変換装置の製造方法により製造できる。
(a)前記基板上に、導電材料を堆積させて導電層を形成する工程
(b)前記入力側領域の長手方向に互いにずれた位置に前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とが形成されるように前記導電層を選択的に被覆するマスクを前記導電層上に形成する工程
(c)前記マスクを介して前記導電層の不要な部分を除去することにより、前記感磁層を形成する工程
この方法によれば、これまで感磁層の形成に使用していたマスクのレイアウトを変更するだけで、入力側領域の長手方向に互いにずれた位置に第1出力側領域と第2出力側領域とを形成できる。したがって、工数を増加させることなく、制御容易であり、良好な検出精度を実現できる磁電変換素子を製造できる。
前記磁電変換素子において、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、互いに異なる形状で形成されることによって、非対称とされていてもよい。前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、平面視で互いに異なる面積で形成されることにより、非対称形状とされてもよい。また、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、平面視で互いに異なる幅で形成されることにより、非対称形状とされてもよい。また、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域の一方に、切欠部が形成されることにより、非対称形状とされてもよい。
これらの構成のように、入力側領域の配置に対して第1出力側領域および第2出力側領域を種々の態様の異なる形状で形成し、非対称形状とすることによって、不平衡電圧の温度特性を0V付近の分布から正の範囲または負の範囲の所望の範囲に移行させて分布させることができる。これらの磁電変換素子は、たとえば、次の工程を含む磁電変換装置の製造方法により製造できる。
(d)前記基板上に、導電材料を堆積させて導電層を形成する工程
(e)互いに異なる形状の前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とが形成されるように前記導電層を選択的に被覆するマスクを前記導電層上に形成する工程
(f)前記マスクを介して前記導電層の不要な部分を除去することにより、前記感磁層を形成する工程
この方法によれば、これまで感磁層の形成に使用していたマスクのレイアウトを変更するだけで、入力側領域の配置に対して非対象に配置された第1出力側領域と第2出力側領域とを形成できる。したがって、工数を増加させることなく、制御容易であり、良好な検出精度を実現できる磁電変換素子を製造できる。
前記磁電変換素子において、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、互いに異なる抵抗値で形成されていてもよい。この構成のように、第1出力側領域および第2出力側領域の抵抗値を互いに異ならせて、第1出力側領域と第2出力側領域とを電気的に非対称とすることによっても、不平衡電圧の温度特性を所望の範囲に分布させることができる。
前記磁電変換素子において、前記第1出力側領域および前記第2出力側領域は、互いに異なる不純物濃度で形成されていてもよい。この構成のように、第1出力側領域および第2出力側領域の不純物濃度を互いに異ならせて、第1出力側領域と第2出力側領域とを電気的に非対称とすることによっても、不平衡電圧の温度特性を所望の範囲に分布させることができる。この磁電変換素子は、たとえば、次の工程を含む磁電変換装置の製造方法により製造できる。
(g)前記基板上に、導電材料を堆積させて導電層を形成する工程
(h)前記導電層における前記第1出力側領域および前記第2出力側領域となるべき領域のいずれか一方の領域に不純物を選択的に注入する工程
(i)互いに異なる不純物濃度からなる前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とが形成されるように前記導電層を選択的に被覆するマスクを前記導電層上に形成する工程
(j)前記マスクを介して前記導電層の不要な部分を除去することにより、前記感磁層を形成する工程
前記磁電変換素子において、前記感磁層は、n型不純物が添加された化合物半導体を含んでいてもよい。前記感磁層は、前記化合物半導体としてのInSb,InAsまたはGaAsを含んでいてもよい。また、前記感磁層は、前記n型不純物としてのSiを含んでいてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁電変換素子の平面図である。 図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。 図3は、図1に示す感磁層の平面図である。 図4は、参考例に係る感磁層の平面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る感磁層の平面図である。 図6は、本発明の別の実施形態に係る感磁層の平面図である。 図7は、本発明のさらに別の実施形態に係る感磁層の平面図である。 図8Aは、図1に示す磁電変換素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 図8Bは、図8Aの次の工程を示す断面図である。 図8Cは、図8Bの次の工程を示す断面図である。 図8Dは、図8Cの次の工程を示す断面図である。 図8Eは、図8Dの次の工程を示す断面図である。 図8Fは、図8Eの次の工程を示す断面図である。 図8Gは、図8Fの次の工程を示す断面図である。 図8Hは、図8Gの次の工程を示す断面図である。 図8Iは、図8Hの次の工程を示す断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁電変換素子の一例としてのホール素子1の平面図である。図2は、図1に示すホール素子1をII-II線に沿って切断した縦断面図である。図3は、図1に示す感磁層3の平面図である。
ホール素子1は、基板2と、基板2上に形成された感磁層3と、感磁層3上に形成されたキャップ層4と、感磁層3に電気的に接続された一対の入力端子5a,5bおよび一対の出力端子6a,6bとを含む。本実施形態では、ホール素子1は、基板2の一部、感磁層3およびキャップ層4が平面視で略十字状を成すメサ構造7を有しており、このメサ構造7に沿って形成された保護膜8を含む。
より具体的には、基板2は、略直方体形状に形成されており、平面視で0.27mm×0.27mm程度の略正方形状の主面を有している。基板2としては、Si基板、SiC基板、サファイア単結晶基板、化合物半導体基板、比較的大きい抵抗値の半絶縁性基板等を採用できる。基板2が化合物半導体基板の場合、基板2は、InSb,InAsまたはGaAsを含んでいてもよい。本実施形態では、基板2は、GaAsを含む半絶縁性の化合物半導体基板を含む。
感磁層3は、n型不純物が添加された化合物半導体を含む。感磁層3は、化合物半導体としてのInSb,InAsまたはGaAsを含んでいてもよい。感磁層3は、n型不純物としてのSiを含んでいてもよい。本実施形態では、感磁層3は、GaAsを含み、正の抵抗温度係数を有している。「抵抗温度係数」とは、1℃あたりの抵抗値の変化量の百万分率で定義される。感磁層3の厚さは、たとえば2000Å以上15000Å以下であってもよい。
図1および図3を参照して、感磁層3は、平面視で、長手に延びる入力側領域9と、入力側領域9と交差する方向(十字状に交差する方向)に長手に延びる出力側領域10とを含む。本実施形態では、入力側領域9は、平面視で基板2の一つの対角線に沿って長手に延びるように設けられており、平面視略矩形の両端部9a,9bを有している。一方、出力側領域10は、平面視で基板2の他の対角線に沿って長手に延びるように設けられており、平面視略矩形の両端部10a,10bを有している。本実施形態では、出力側領域10は、平面視で入力側領域9の幅よりも小さい幅で形成されており、入力側領域9の一側から突出する第1出力側領域11と、入力側領域9の他側から突出する第2出力側領域12とを含む。
より具体的には、第1出力側領域11は、入力側領域9の長手方向中央部において、入力側領域9の長手方向に沿う一方側の側面から、当該長手方向に直交する方向に突出しており、一方の端部10aを含む。第2出力側領域12は、入力側領域9の長手方向中央部において、入力側領域9の長手方向に沿う他方側の側面から、当該長手方向に直交する方向に突出しており、他方の端部10bを含む。第1出力側領域11および第2出力側領域12は、略同一の突出量で入力側領域9から突出している。
本実施形態の特徴は、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが、入力側領域9の長手方向に互いにずれており、入力側領域9の配置に対して非線対称に形成されていることである。より具体的には、第1出力側領域11は、入力側領域9の長手方向中央部から当該長手方向に沿って入力側領域9の端部9b側にずれており、第2出力側領域12は、入力側領域9の長手方向中央部から当該長手方向に沿って入力側領域9の端部9a側にずれている。たとえば、第1出力側領域11および第2出力側領域12は、入力側領域9の長手方向中央部をその直交方向に横切る横断線Lから互いに0.2μmずつずれている。
このように、本実施形態では、第1出力側領域11および第2出力側領域12に所定のずれ幅を設けることにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが入力側領域9の配置に対して非線対称に構成されている。これにより、不平衡電圧VOSの温度特性を、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。
ここで、「不平衡電圧VOS」とは、図1に示すホール素子1に、ホール素子1の平面視方向(図1の紙面に垂直方向)に加わる磁界がない状態(つまり、無磁界)において、入力側領域9の両端部9a,9b間に入力電圧Vinを印加して入力側領域9に所定の電流を流したときに、出力側領域10の端部10aに生じる第1出力電圧VOUT1と出力側領域10の端部10bに生じる第2出力電圧VOUT2との差と定義できる。つまり、不平衡電圧VOSは、
OS=VOUT1−VOUT2
と表すことができる。この不平衡電圧VOSは、0Vであることが理想である。
ところが、不平衡電圧VOSは、実際は、以下に説明するような温度特性分布を示す。
図4は、参考例に係る感磁層15の平面図である。参考例に係る感磁層15は、前述の横断線Lに沿って形成され、かつ、平面視で入力側領域9の配置に対して互いに同一の形状でかつ線対称に形成された第1出力側領域11と第2出力側領域12とを含む従来の感磁層である。参考例に係る感磁層15では、当該感磁層15における抵抗成分の等価回路としての抵抗ブリッジが平衡に構成されているから、不平衡電圧VOSが0Vとなるはずである。
しかしながら、実際には、不平衡電圧VOSは0Vを中心に分布し、正負に跨っているため、不平衡電圧VOSの温度特性も0Vを中心に分布する。そのため、不平衡電圧VOSの測定誤差により、不平衡電圧VOSの温度特性も正負に跨ることがある。
より具体的には、参考例に係る感磁層15は、正の抵抗温度係数を有するGaAsを含むため、温度上昇に伴って感磁層15の抵抗値が増加すると、定電流駆動においては、不平衡電圧VOSは、オームの法則により抵抗値の増加に比例して増加する。つまり、不平衡電圧VOSの温度特性は、不平衡電圧VOSと同符号となるはずである。
たとえば、25℃時の不平衡電圧VOSの値が0.5mV、65℃時の不平衡電圧VOSが0.55mVであるとすると、温度上昇前後の1℃あたりの不平衡電圧VOSの変化量は1.25μV/℃の正値となり、不平衡電圧VOSは正の温度特性となる。これとは反対に、25℃時の不平衡電圧VOSの値が−0.5mV、65℃時の不平衡電圧VOSが−0.55mVとすると、温度上昇前後の1℃あたりの不平衡電圧VOSの変化量は−1.25μV/℃の負値となり、不平衡電圧VOSは負の温度特性となる。
しかしながら、25℃時の不平衡電圧VOSの値が0.5mVで、65℃時の不平衡電圧VOSが0.55mVとなるところ、−0.05mVを超える測定誤差が生じて65℃時の不平衡電圧VOSが0.5mV未満となる場合がある。この場合、温度上昇前後の1℃あたりの不平衡電圧VOSの変化量が負値となり、不平衡電圧VOSが正の温度特性であるにも拘わらず、あたかも負の温度特性を持つかのように測定される。
このように、参考例に係る感磁層15では、第1出力側領域11および第2出力側領域12を入力側領域9の配置に対して対称に構成しているが、不平衡電圧VOSは実際には0Vにはならず、0Vを中心に分布し正負に跨っている。そのため、不平衡電圧VOSの温度特性も0Vを中心に分布し正負に跨る結果、不平衡電圧VOSの温度特性の正負が反転することがある。したがって、参考例に係る感磁層15では、入力に対する出力を管理して制御する場合に、ホール素子1の制御が困難になるという問題がある。
これに対して、本実施形態に係る感磁層3では、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが入力側領域9の配置に対して非線対称な構成となるように、第1出力側領域11と第2出力側領域12とを、意図的に、入力側領域9の長手方向にずらして形成している。つまり、本実施形態では、感磁層3における抵抗成分の等価回路としての抵抗ブリッジを、非平衡に構成している。
これにより、不平衡電圧VOSを、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができるから、不平衡電圧VOSの温度特性も、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。これにより、不平衡電圧VOSの温度特性が0Vを中心に分布し、正負に跨がるのを回避できる。
たとえば、25℃時の不平衡電圧VOSを初期値VOS1とすれば、当該初期値VOS1は、測定誤差が生じても不平衡電圧VOSの温度特性の正負が反転しない所定値に設定されてもよい。たとえば、65℃時の不平衡電圧VOSが初期値VOS1に対して1.092×VOS1と表され、測定誤差が±0.1mV程度である場合、1.092×VOS1>2×0.1mVの関係を満たす初期値VOS1が設定されてもよい。つまり、VOS1>0.1832mVの関係を満たす初期値VOS1であれば、65℃時の不平衡電圧VOSは0.2mVを超えるので、測定誤差によって不平衡電圧VOSの温度特性の正負が反転するのを効果的に抑制できる。
さらに、入力側領域9に所定の電流を流したときの不平衡電圧VOSに、ばらつき分布の偏差σが存在する場合、不平衡電圧VOSの初期値VOS1は、当該偏差σを考慮した所定値に設定されてもよい。たとえば、偏差σと前述のVOS1>0.1832mVとの関係から、VOS1>0.1832+σ×α(α>0)の関係を満たす初期値VOS1が設定されてもよい。偏差σが0.6mVであり、αが5である場合、初期値VOS1は約3.183mVとなる。したがって、この初期値VOS1以上の不平衡電圧VOSが得られるように、第1出力側領域11と第2出力側領域12とを、入力側領域9の配置に対して非対称に構成すれば、測定誤差によって不平衡電圧VOSの温度特性の正負が反転するのをより一層効果的に抑制できる。
図2を再度参照して、キャップ層4は、平面視で感磁層3に整合する形状に形成されており、たとえば不純物無添加の化合物半導体を含む。キャップ層4は、化合物半導体としてのInSb,InAsまたはGaAsを含んでいてもよい。本実施形態では、キャップ層4は、GaAsを含む。キャップ層4の厚さは、たとえば500Å程度であってもよい。
保護膜8は、たとえばSiNを含む窒化膜である。保護膜8およびキャップ層4には、入力側領域9の両端部9a,9bを露出させる一対の入力側コンタクト開口13a,13bと、出力側領域10の両端部10a,10bを露出させる一対の出力側コンタクト開口14a,14bとが形成されている。一対の入力側コンタクト開口13a,13bおよび一対の出力側コンタクト開口14a,14bは、キャップ層4を貫通し、さらに感磁層3の一部を掘り下げるように形成されている。一対の入力側コンタクト開口13a,13bおよび一対の出力側コンタクト開口14a,14bにおける感磁層3の掘り下げ深さは、たとえば感磁層3の厚さに対して10%程度の深さ(=200Å以上1500Å以下)であってもよい。
一対の入力側コンタクト開口13a,13bには、一対の入力端子5a,5bが埋め込まれており、一対の出力側コンタクト開口14a,14bには、一対の出力端子6a,6bが埋め込まれている。一対の入力端子5a,5bは、一対の入力側コンタクト開口13a,13b内において、入力側領域9との間でオーミック接触を形成している。一方、一対の出力端子6a,6bは、一対の出力側コンタクト開口14a,14b内において、出力側領域10との間でオーミック接触を形成している。
一対の入力端子5a,5bおよび一対の出力端子6a,6bは、1つの金属膜からなっていてもよいし、複数の金属膜が積層された積層膜からなっていてもよい。一対の入力端子5a,5bおよび一対の出力端子6a,6bは、少なくともAu膜を含むことが好ましい。
以上、本実施形態によれば、入力側領域9の配置に対して非対称に構成された第1出力側領域11および第2出力側領域12を含む感磁層3によって、不平衡電圧VOSの温度特性が0Vを中心に分布し、正負に跨がるのを回避できる。その結果、制御容易なホール素子1を提供できる。また、良好な検出精度を実現できるホール素子1を提供できる。
なお、本実施形態では、第1出力側領域11および第2出力側領域12に所定のずれ幅を設けることにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが入力側領域9の配置に対して非対称となる感磁層3について説明した。しかしながら、感磁層3に代えて、図5〜図7に示す感磁層31,32,33が採用されてもよい。
図5は、本発明の他の実施形態に係る感磁層31の平面図である。図5において、前述の図3等に示された構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
感磁層31では、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが前述の横断線Lに沿って形成されており、平面視で入力側領域9の配置に対して互いに異なる形状で形成されている。より具体的には、第1出力側領域11と第2出力側領域12とは、平面視で互いに異なる幅で形成されることによって、互いに異なる面積で形成されている。これにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが、互いに異なる抵抗値で形成されている。
以上、本実施形態では、感磁層31は、入力側領域9の配置に対して互いに非対称形状とされ、かつ、互いに異なる抵抗値とされることにより電気的にも非対称とされた第1出力側領域11および第2出力側領域12を含む。これにより、感磁層31における抵抗成分の等価回路としての抵抗ブリッジが非平衡に構成されているから、不平衡電圧VOSの温度特性を、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。
図6は、本発明の別の実施形態に係る感磁層32の平面図である。図6において、前述の図3等に示された構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
感磁層32では、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが前述の横断線Lに沿って形成されており、平面視で入力側領域9の配置に対して互いに異なる形状で形成されている。より具体的には、第1出力側領域11および第2出力側領域12の少なくとも一方、本実施形態では第1出力側領域11に形成された切欠部34によって、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが平面視で互いに異なる面積で形成されている。切欠部34は複数形成されていてもよい。これにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが、互いに異なる抵抗値で形成されている。
以上、本実施形態では、感磁層32は、入力側領域9の配置に対して互いに非対称形状とされ、かつ、互いに異なる抵抗値とされることにより、電気的にも非対称とされた第1出力側領域11および第2出力側領域12を含む。これにより、感磁層32における抵抗成分の等価回路としての抵抗ブリッジが非平衡に構成されているから、不平衡電圧VOSの温度特性を、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。
図7は、本発明のさらに別の実施形態に係る感磁層33の平面図である。図7において、前述の図3等に示された構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
感磁層33では、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが前述の横断線Lに沿って形成されており、平面視で入力側領域9の配置に対して互いに同一の形状でかつ線対称に形成されている。本実施形態では、第1出力側領域11と第2出力側領域12とは、互いに異なるn型不純物濃度で形成されており、第2出力側領域12のn型不純物濃度が第1出力側領域11のn型不純物濃度よりも高く設定されている。図7では明瞭化のため、n型不純物濃度の高い第2出力側領域12にハッチングを付して示している。
これにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが、互いに異なる抵抗値で形成されている。なお、第1出力側領域11および第2出力側領域12のいずれか一方のまたは双方の一部の領域のn型不純物濃度が、他の領域のn型不純物濃度よりも高く設定されることにより、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが互いに異なるn型不純物濃度となるように形成されていてもよい。
以上、本実施形態では、感磁層33は、入力側領域9の配置に対して互いに異なるn型不純物濃度(抵抗値)とされることにより、電気的に非対称とされた第1出力側領域11および第2出力側領域12を含む。これにより、感磁層33における抵抗成分の等価回路としての抵抗ブリッジが非平衡に構成されているから、不平衡電圧VOSの温度特性を、所望の範囲、たとえば正の範囲および負の範囲のいずれか一方の範囲に分布させることができる。
図8A〜図8Iは、図1に示すホール素子1の製造方法の一工程を示す断面図である。図8A〜図8Iは、前述の図2に対応する部分の断面図である。
ホール素子1を製造するにあたり、まず、図8Aに示すように、基板2の元となる円板状のGaAsを含む元基板20が用意される。次に、図8Bに示すように、n型不純物としてのSiを添加しながらGaAsをエピタキシャル成長させることにより、感磁層3の元となる本発明の導電層の一例としての第1化合物半導体層21が形成される。次に、不純物無添加でGaAsをエピタキシャル成長させることにより、キャップ層4の元となる第2化合物半導体層22が形成される。
次に、図8Cに示すように、第2化合物半導体層22上に、たとえば感光性ポリイミドからなる第1レジストマスク23が塗布される。次に、第1レジストマスク23が選択的に露光・現像されて、メサ構造7を形成すべき領域を被覆する第1レジストマスク23が第2化合物半導体層22上に形成される。このとき、第1レジストマスク23は、感磁層3に関して、平面視で入力側領域9の長手方向に互いにずれた位置に第1出力側領域11と第2出力側領域12とが形成されるように第2化合物半導体層22を被覆している。
次に、図8Dに示すように、第1レジストマスク23を介するエッチング(たとえば反応性のイオンエッチング)により、第2化合物半導体層22、第1化合物半導体層21および元基板20の不要な部分が除去される。これにより、所定形状の感磁層3およびキャップ層4を含むメサ構造7が形成される。
次に、図8Eに示すように、たとえばCVD法等によってSiNが堆積されて、メサ構造7およびメサ構造7から露出する元基板20を被覆する保護膜8が形成される。次に、図8Fに示すように、保護膜8上に、一対の入力側コンタクト開口13a,13bおよび一対の出力側コンタクト開口14a,14bを形成すべき領域に選択的に開口24を有する第2レジストマスク25が形成される。次に、第2レジストマスク25を介するエッチング(たとえば反応性のイオンエッチング)により、保護膜8およびキャップ層4の不要な部分が除去される。このエッチング時に、感磁層3の一部が、たとえば感磁層3の厚さの10%程度オーバエッチングされる。これにより、一対の入力側コンタクト開口13a,13bおよび一対の出力側コンタクト開口14a,14bが形成される。
次に、図8Gに示すように、たとえばスパッタ法、蒸着法等によって、一対の入力側コンタクト開口13a,13bおよび一対の出力側コンタクト開口14a,14bを埋めて保護膜8全域を被覆するAuを含む金属膜26が形成される。次に、図8Hに示すように、金属膜26がパターニングされて一対の入力端子5a,5bおよび一対の出力端子6a,6bが形成される。
次に、図8Iに示すように、たとえばラッピング、CMP法等によって、元基板20が裏面側から研削されて、元基板20が薄膜化される。その後、ダイシングソー27等によって、メサ構造7周りで元基板20が切断されて、ホール素子1の個片が切り出される。このようにして、ホール素子1が製造される。
以上、本実施形態の方法によれば、これまで感磁層の形成に使用していた第1レジストマスク23のレイアウトを変更するだけで、入力側領域9の長手方向に互いにずれた位置に第1出力側領域11と第2出力側領域12とを形成できる。したがって、工数を増加させることなく、制御容易であり、良好な検出精度を実現できるホール素子1を製造できる。
なお、図5に示す感磁層31を形成する場合、前述の図8Cの工程において、第1レジストマスク23のレイアウトを変更すればよい。つまり、第1出力側領域11と第2出力側領域12とが互いに異なる幅に形成されるように第2化合物半導体層22を被覆する第1レジストマスク23を形成すればよい。これにより、図5に示す感磁層31を形成できる。
また、図6に示す感磁層32を形成する場合、前述の図8Cの工程において、第1レジストマスク23のレイアウトを変更すればよい。つまり、第1出力側領域11および第2出力側領域12のいずれか一方に切欠部34が形成されるように、第2化合物半導体層22を被覆する第1レジストマスク23を形成すればよい。これにより、図6に示す感磁層32を形成できる。
また、図7に示す感磁層33を形成する場合、前述の図8Bにおける第1化合物半導体層21の形成工程後、第2化合物半導体層22の形成工程に先立って、第1化合物半導体層21における第1出力側領域11および第2出力側領域12となるべき領域のいずれか一方の領域に、さらにn型不純物を選択的に注入する工程を追加すればよい。このようなn型不純物の注入は、第1化合物半導体層21を選択的に被覆するイオン注入マスクを介することにより行われてもよい。
これにより、第1化合物半導体層21の一部に、他の部分のn型不純物濃度よりも高いn型不純物濃度からなる高濃度領域が形成される。そして、第2化合物半導体層22を形成した後、図8Cの工程において、高濃度領域を含む第1出力側領域11または高濃度領域を含む第2出力側領域12が形成されるように、高濃度領域を被覆する第1レジストマスク23を第2化合物半導体層22上に形成すればよい。これにより、図7に示す感磁層33を形成できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の一実施形態に係る感磁層3の構成に、図5〜図7に示した感磁層31,32,33の各構成を組み合わせてもよい。また、図5〜図7に示した感磁層31,32,33の各構成を、それらの間で組み合わせてもよい。
また、前述の実施形態では、正の抵抗温度係数からなる感磁層3が形成された例について説明した。しかし、感磁層3は、負の抵抗温度係数を有する材料により形成されていてもよい。この場合、感磁層3の温度上昇に伴って抵抗値が低下するので、不平衡電圧VOSの温度特性は、正の抵抗温度係数を有する感磁層3の不平衡電圧VOSの正負に対して、正負反転した分布となる。このような構成によっても、不平衡電圧の温度特性が0Vを中心に分布して正負に跨がるのを回避できる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 磁電変換素子
2 基板
3 感磁層
5a,5b 一対の入力端子
6a,6b 一対の出力端子
9 入力側領域
10 出力側領域
11 第1出力側領域
12 第2出力側領域
20 元基板
21 第1化合物半導体層(導電層)
23 第1レジストマスク(マスク)
31 感磁層
32 感磁層
33 感磁層
34 切欠部

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された感磁層と、
    前記感磁層に電気的に接続された一対の入力端子および一対の出力端子とを備え、
    前記感磁層は、平面視で、長手に延びる入力側領域と、前記入力側領域と交差する方向
    に延びる出力側領域とを含み、
    前記出力側領域は、前記入力側領域の一側から突出する第1出力側領域と、前記入力側
    領域の他側から突出する第2出力側領域とを含み、
    前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の配置に対して非対称
    に構成されていて、
    前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、互いに異なる形状で形成されていて、
    前記第1出力側領域および前記第2出力側領域の一方に、切欠部が形成されている、磁電変換素子。
  2. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の長手方向に互いにず
    れて形成されていている、請求項1に記載の磁電変換素子。
  3. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、平面視で互いに異なる面積で形成され
    ている、請求項1または2に記載の磁電変換素子。
  4. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、平面視で互いに異なる幅で形成されて
    いる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  5. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、互いに異なる抵抗値で形成されている
    、請求項1〜のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  6. 基板と、
    前記基板上に形成された感磁層と、
    前記感磁層に電気的に接続された一対の入力端子および一対の出力端子とを備え、
    前記感磁層は、平面視で、長手に延びる入力側領域と、前記入力側領域と交差する方向
    に延びる出力側領域とを含み、
    前記出力側領域は、前記入力側領域の一側から突出する第1出力側領域と、前記入力側
    領域の他側から突出する第2出力側領域とを含み、
    前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の配置に対して非対称
    に構成されていて、
    前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、互いに異なる不純物濃度で形成されて
    いる、磁電変換素子。
  7. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、前記入力側領域の長手方向に互いにず
    れて形成されている、請求項に記載の磁電変換素子。
  8. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、互いに異なる形状で形成されている、
    請求項またはに記載の磁電変換素子。
  9. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、平面視で互いに異なる面積で形成され
    ている、請求項6〜8のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  10. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、平面視で互いに異なる幅で形成されて
    いる、請求項6〜9のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  11. 前記第1出力側領域および前記第2出力側領域の一方に、切欠部が形成されている、請
    求項10のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  12. 前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とは、互いに異なる抵抗値で形成されている
    、請求項11のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  13. 前記感磁層は、n型不純物が添加された化合物半導体を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の磁電変換素子。
  14. 前記感磁層は、前記化合物半導体としてのInSb,InAsまたはGaAsを含む、
    請求項13に記載の磁電変換素子。
  15. 前記感磁層は、前記n型不純物としてのSiを含む、請求項13または14に記載の磁電変換素子。
  16. 求項に記載の磁電変換素子の製造方法であって、
    前記基板上に、導電材料を堆積させて導電層を形成する工程と、
    前記導電層における前記第1出力側領域および前記第2出力側領域となるべき領域のい
    ずれか一方の領域に不純物を選択的に注入する工程と、
    互いに異なる不純物濃度からなる前記第1出力側領域と前記第2出力側領域とが形成さ
    れるように前記導電層を選択的に被覆するマスクを前記導電層上に形成する工程と、
    前記マスクを介して前記導電層の不要な部分を除去することにより、前記感磁層を形成
    する工程とを含む、磁電変換素子の製造方法。
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