JP6586378B2 - 情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、患者の情報を管理する情報管理装置に関する。
従来、薬局等で使用され、患者の情報を管理する情報管理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、処方対象の薬剤に含まれる成分の情報と患者の情報(薬歴やアレルギー等の情報)とに基づいて相互作用等を自動的にチェックし、そのチェック結果を表示する技術が開示されている。これにより、ユーザ(例えば、薬剤師等)は、処方対象の薬剤が患者に対して不適合であるか否かを確実かつ迅速に知ることができるとしている。
特許第5072138号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ユーザは、患者毎にチェック結果を視認することはできるが、どの患者のチェック結果が重要であるかを把握できないため、チェック結果の見直しが必要となるという問題があった。
本発明の目的は、薬剤のチェック結果の重要度を容易に把握することができる情報管理装置を提供することである。
本発明の情報管理装置は、少なくとも、患者を識別可能な患者ID、前記患者に対して処方箋を発行した医療機関、前記患者の受付が行われた受付時刻、および、処方対象の薬剤に対して行われたチェックの結果の情報を含む受付情報を記憶する記憶部と、前記受付情報を前記患者ID毎に一覧表示する表示部と、前記表示部に対する表示を制御する制御部と、を有する情報管理装置であって、前記記憶部は、前記チェックの結果毎に警告レベルが対応付けられた警告レベルテーブルをさらに記憶し、前記制御部は、前記記憶部から読み出した複数の前記受付情報と前記警告レベルテーブルに基づいて、前記警告レベルが高い前記チェックの結果を含む前記受付情報を優先して表示させる。
本発明によれば、薬剤のチェック結果の重要度を容易に把握することができる情報管理装置を提供できる。
本発明の実施の形態に係る情報管理装置の構成の一例を示すブロック図 選択メニュー画面の一例を示す図 終会計画面の一例を示す図 患者一覧画面の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る情報管理装置の動作の一例を示すフローチャート チェック種類管理テーブルの一例を示す図 チェックレベルテーブルの一例を示す図 正規化レベルテーブルの一例を示す図 コード化重要度保存テーブルの一例を示す図 患者一覧順テーブルの一例を示す図 患者一覧画面の変形例を示す図 チェック種類に応じた優先順位の設定例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本発明はこの実施の形態により限定されるものではない。
まず、本実施の形態に係る情報管理装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、情報管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。情報管理装置100は、例えば、調剤薬局(以下、単に薬局という)に設置され、薬局の従業員(例えば、薬剤師や事務員。以下、ユーザという)によって使用される装置である。
図1に示すように、情報管理装置100は、入力部10、表示部20、記憶部30、制御部40を有する。
入力部10は、タッチパネル、キーボード、マウスなどの入力装置である。入力部10は、ユーザからの指示操作を受け付け、受け付けた指示操作の内容を示す情報を制御部40に出力する。
例えば、入力部10は、ユーザによる受付情報の入力を受け付ける。受付情報の詳細については後述する。
表示部20は、ディスプレイなどの表示装置である。表示部20は、制御部40の制御によって種々の情報を表示する。
例えば、表示部20は、ユーザによる指示操作に応じて、図2に示す選択メニュー画面、図3に示す終会計画面、または、図4に示す患者一覧画面を表示する。
ここで、各画面について説明する。
図2の選択メニュー画面は、例えば、情報管理装置100が起動した際に表示される画面(スタート画面、ホーム画面)である。図2の選択メニュー画面では、ユーザは、表示された複数のメニュー(図中の「処理メニュー」)の中から所望のメニューを選択することができる。
例えば、図2の選択メニュー画面において、ユーザが「患者検索」を選択し、所望の患者氏名または患者IDを入力した場合、図2の選択メニュー画面から、処方に関する各種情報を入力可能な処方入力画面(図示略)へ遷移する。また、ユーザによる所定の操作により、処方入力画面から図3の終会計画面へ遷移する。図3の終会計画面では、例えば、患者の情報や処方対象の薬剤の情報が表示される。
また、例えば、図2の選択メニュー画面において、ユーザが「電子薬歴」を選択した場合、図2の選択メニュー画面から図4の患者一覧画面へ遷移する。図4の患者一覧画面では、例えば、患者毎に受付情報(詳細は後述)が表示される。なお、患者一覧画面の詳細については、後述する。
なお、ユーザの操作に応じて、図3の終会計画面から、図示しない処方入力画面、図2の選択メニュー画面または図4の患者一覧画面へ遷移することも可能である。また、ユーザの操作に応じて、図4の患者一覧画面から、図示しない処方入力画面、図2の選択メニュー画面または図3の終会計画面へ遷移することも可能である。
以上、各画面について説明した。以下、図1の説明に戻る。
記憶部30は、メモリまたはハードディスク装置などの記憶デバイスである。記憶部30は、種々の情報を記憶する。
例えば、記憶部30は、入力部10が受け付けた受付情報を記憶する。受付情報は、例えば、患者ID情報、患者氏名情報、患者カナ情報、医療機関情報、診療科情報、受付時刻情報、歴承認情報、調承認情報、担当者(歴)情報、担当者(調)情報、頭書メモ情報、薬剤情報、処方日情報、チェック種類情報、チェック項目情報、付加的要素値情報などを含む。
ここで、受付情報に含まれる各種情報について説明する。
患者ID情報は、患者を識別可能なID(以下、患者IDという)を示す情報である。患者IDは、例えば、薬局によって患者に対して割り当てられる。なお、本実施の形態では、患者IDを構成する文字が数字である場合を例に挙げて説明するが、患者IDは、数字以外の文字や記号を含んでもよい。
患者氏名情報は、患者の氏名を示す情報である。
患者カナ情報は、患者の氏名の読み仮名を示す情報である。
医療機関情報は、処方箋を発行した医療機関の名称を示す情報である。なお、本実施の形態では、医療機関情報が医療機関の名称を示す場合を例に挙げて説明するが、医療機関情報は、医療機関を識別可能なID(数字やアルファベット等を含む文字列)であってもよい。
診療科情報は、処方箋を発行した医療機関の診療科の名称を示す情報である。なお、この診療科情報も、上記医療機関情報と同様に、診療科を識別可能なIDであってもよい。
受付時刻情報は、薬局において患者の受け付けが行われた時刻を示す情報である。
歴承認情報は、薬歴簿に対する承認の状況を示す情報である。
調承認情報は、調剤録に対する承認の状況を示す情報である。
担当者(歴)情報は、薬歴簿に対する承認または記録を行った担当者の氏名を示す情報である。
担当者(調)情報は、調剤録に対する承認または記録を行った担当者の氏名を示す情報である。
頭書メモ情報は、登録されたメモの内容を示す情報である。
薬剤情報は、処方対象の薬剤に関する情報である。例えば、薬剤情報には、薬剤の名称(または、数字やアルファベットで構成されるIDでもよい)、量、成分、服用時点(患者が服薬を行うタイミング)などの情報を含む。
処方日情報は、医療機関で処方箋が発行された年月日を示す情報である。
チェック種類情報は、処方対象の薬剤に対して行われたチェックの種類を示す情報である。チェックの種類は、例えば、相互作用チェック、重複投与チェック、同種同効薬チェック、処方矛盾チェック、ハイリスク薬チェック、副作用チェック、アレルギーチェック、禁忌薬チェック、休薬期間チェック、粉砕分割一包化チェック、投薬タイミングチェックなどがある。これらの他にも、服用時点チェック、常用量チェック、長期投与チェック、薬剤メモチェックなどがある。なお、チェック種類情報は、チェックの種類の名称でもよいし、数字やアルファベットで構成されるID(後述するチェック種類ID)でもよい。
チェック項目情報は、特定の種類のチェックの実行により得られたチェック結果(以下、チェック項目という)を表す情報である。例えば、相互作用チェックが行われた場合、そのチェック項目は、絶対禁忌、原則禁忌、相対禁忌、希望禁忌、慎重禁忌、注意のいずれかとなる。
付加的要素値情報は、付加的要素値を示す情報である。付加的要素値とは、例えば、1つの医療機関のみにおいて1つの処方箋が発行された場合、1つの医療機関のみにおいて複数の処方箋が発行された場合、複数の医療機関のそれぞれにおいて処方箋が発行された場合に対し、各場合の重要度に応じて割り当てられる値である。本実施の形態では例として、複数の医療機関のそれぞれにおいて処方箋が発行された場合を最も重要度が高い場合とし、その付加的要素判定値をAとする。また、1つの医療機関のみにおいて複数の処方箋が発行された場合をその次に重要度が高い場合とし、その他付加的要素判定値をCとする。また、1つの医療機関のみにおいて1つの処方箋が発行された場合を最も重要度が低い場合とし、その他付加的要素判定値をEとする。
以上、受付情報に含まれる各種情報について説明した。以下、図1の説明に戻る。
また、例えば、記憶部30は、図6〜図10に示す各種テーブル(詳細は後述)を記憶する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置である。
例えば、制御部40は、入力部10からユーザにより入力された受付情報および記憶部30から読み出した各種テーブルに基づいてチェック結果の重要度を判定し、重要度が高いチェック結果に対応する受付情報を優先して表示するように表示部20を制御する。この制御の詳細については後述する。
なお、本実施の形態では、情報管理装置100が、入力部10および表示部20の両方を備える構成を例に挙げたが、入力部10および表示部20の少なくとも一方は、情報管理装置100の外部に備えられ、情報管理装置100と接続されてもよい。
以上、情報管理装置100の構成例について説明した。
次に、情報管理装置100の動作例について、図5を用いて説明する。図5は、情報管理装置100の動作の一例を示すフローチャートである。以下では、図5に示す各ステップを説明するにあたり、適宜図6〜図10を用いて説明する。
まず、入力部10は、受付情報の入力を受け付ける(ステップS101)。例えば、ユーザは、受付情報入力画面(図示略)において、患者ID情報、患者氏名情報、患者カナ情報、医療機関情報、診療科情報、受付時刻情報、歴承認情報、調承認情報、担当者(歴)情報、担当者(調)情報、頭書メモ情報、薬剤情報、処方日情報、チェック種類情報、チェック項目情報、付加的要素値情報などを入力する。
そして、制御部40は、入力部10が受け付けた受付情報を記憶部30に記憶させる。例えば、受付情報は、基本的に、患者ID別に記憶される。ただし、同一の患者IDを含む複数の受付情報において、医療機関情報、診療科情報、受付時刻情報、薬剤情報、処方日情報などが異なる場合、それら複数の受付情報は、別々に記憶される。このようにして記憶部30に記憶される受付情報の単位を、以下「1つの受付情報」という。以下に説明するステップS102〜ステップS106の処理は、1つの受付情報に対して行われる処理である。そして、ステップS102〜ステップS106の処理は、記憶部30に記憶された複数の受付情報に対して複数回行われる。
次に、制御部40は、記憶部30から受付情報とチェック種類管理テーブルを読み出し、そのチェック種類管理テーブルに基づいて、チェック種類情報が示すチェック(以下、「ユーザ指定のチェック」という)に対応する表示用簡易表現(詳細は後述)を、図4の患者一覧画面に表示する必要が有るか否かを確認する(ステップS102)。
この確認の結果、表示用簡易表現を表示する必要がない場合、チェック種類情報を含む受付情報は、従来の方法で表示(例えば、受付時刻の新しい順に表示)される。一方、表示用簡易表現を表示する必要がある場合、フローはステップS103へ進む。
ここで、図6を用いて、チェック種類管理テーブルについて説明する。図6は、チェック種類管理テーブルの一例を示す図である。
図6に示すように、チェック種類管理テーブルでは、例えば、チェックの種類毎に、チェック種類ID、表示用簡易表現、表示の要否、備考が対応付けられている。
チェック種類IDは、チェックの種類を識別可能な文字列である。
表示用簡易表現は、チェックの種類の名称(「チェックの名称」と言ってもよい)を簡略化した文字列である。この表示用簡易表現は、図4の患者一覧画面における「薬剤チェック」の欄に表示される。
なお、本実施の形態では、表示用簡易表現は、チェックの種類の名称(例えば、「相互作用チェック」や「重複投与チェック」等)を簡略化した文字列である場合を例に挙げるが、これに限定されない。例えば、チェック項目の名称(例えば、「絶対禁忌」や「原則禁忌」等)を示す文字列であってもよい。その場合、表示用簡易表現は、例えば、後述するチェックレベルテーブル(図7参照)においてチェック項目ごとに設定されることが好ましい。また、表示用簡易表現は、チェックの名称を簡易化した文字列とチェック項目の名称を示す文字列の組み合わせ(例えば、「相互・絶対禁忌」等)であってもよい。
表示の要否は、表示用簡易表現を「薬剤チェック」の欄に表示する必要が有るか否かを示し、「要」は表示の必要が有ることを意味し、「否」は表示の必要が無いことを意味する。
以上、チェック種類管理テーブルについて説明した。以下、図5の説明に戻る。
例えば、ユーザ指定のチェックが相互作用チェックである場合、制御部40は、図6のチェック種類管理テーブルを参照し、チェックの必要があると判定する。また、例えば、ユーザ指定のチェックが休薬期間チェックである場合、制御部40は、図6のチェック種類管理テーブルを参照し、チェックの必要がないと判定する。
次に、制御部40は、図6のチェック種類管理テーブルに基づいて、ユーザ指定のチェックに対応する表示用簡易表現を決定する(ステップS103)。
例えば、ユーザ指定のチェックが相互作用チェックである場合、制御部40は、図6のチェック種類管理テーブルを参照し、表示用簡易表現を「相互」に決定する。
次に、制御部40は、ユーザ指定のチェックに対応するチェックレベルテーブルを記憶部30から読み出し、そのチェックレベルテーブルに基づいて、チェック項目情報が示すチェック項目(以下、「ユーザ指定のチェック項目」という)に対応する表示色を決定する(ステップS104)。表示色とは、表示用簡易表現(図6参照)の表示に用いる色である。
ここで、図7を用いて、チェックレベルテーブル(警告レベルテーブルの一例)について説明する。図7は、チェックレベルテーブルの一例を示す図である。チェックレベルテーブルは、チェックの種類毎に存在する。図7に示すチェックレベルテーブルは、相互作用チェックに対応するチェックレベルテーブルである。
図7に示すように、チェックレベルテーブルでは、例えば、チェックレベル毎に、表示色、表現例が対応付けられている。
チェックレベルとして、チェック項目とレベル値が定められている。そして、チェック項目として、絶対禁忌、原則禁忌、相対禁忌、希望禁忌、慎重投与、注意が定められている。また、絶対禁忌、原則禁忌、相対禁忌、希望禁忌、慎重投与、注意のそれぞれに対応して、1〜6のレベル値が定められている。レベル値は、小さい値であるほど重要度が高いことを示す。よって、図7の例では、絶対禁忌が最も重要度が高く、注意が最も重要度が低いことになる。チェックレベルは、ユーザに対してどの程度の警告を行うべきかを示すものであるため、警告レベルと言い換えてもよい。なお、ユーザは、チェックレベルテーブルにおいて、チェック項目を追加または削除したり、または、チェック項目の内容を編集したりすることができる。
表示色は、ステップS103で決定した表示用簡易表現の表示に用いる色である。図7の例では、重要度が高い絶対禁忌と原則禁忌に対して赤が定められており、原則禁忌よりも重要度が低い相対禁忌、希望禁忌、慎重投与、注意に対してピンクが定められている。すなわち、赤は重要度が高いこと(禁止)を意味し、ピンクは重要度が低いこと(注意)を意味する。
表現例は、各チェック項目の定義(意味)である。
以上、チェックレベルテーブルについて説明した。以下、図5の説明に戻る。
例えば、ユーザ指定のチェックが相互作用チェックであり、ユーザ指定のチェック項目が絶対禁忌である場合、制御部40は、相互作用チェックに対応する図7のチェックレベルテーブルを記憶部30から読み出し、そのチェックレベルテーブルを参照し、表示色を赤に決定する。
また、制御部40は、チェックレベルテーブルに基づいて、ユーザ指定のチェック項目に対応するレベル値を取得する(ステップS104)。例えば、ユーザ指定のチェック項目が絶対禁忌である場合、制御部40は、レベル値として1を取得する。
次に、制御部40は、記憶部30からレベル正規化テーブルを読み出し、その正規化テーブルに基づいて、ユーザ指定のチェックの種類およびステップS104で取得したレベル値(ユーザ指定のチェック項目に対応するレベル値)に対応する正規化レベルとオフセットを決定する(ステップS105)。
ここで、図8を用いて、正規化レベルテーブルについて説明する。図8は、正規化レベルテーブルの一例を示す図である。
図8に示すように、正規化レベルテーブルでは、例えば、チェック種類ID毎に、オリジナルレベル、正規化レベル、オフセットが対応付けられている。
チェック種類IDは、図6のチェック種類管理テーブルに定められているチェック種類IDと同じである。
オリジナルレベルは、図7のチェックレベルテーブルに定められているレベル値と同じである。
正規化レベルは、オリジナルレベルを正規化した後の値である。例えば、オリジナルレベルが4であり、それに対応する正規化レベルが3である場合、4から3へ値が変更されることになる。つまり、正規化によりオリジナルレベルを変更することで、異なるチェック項目に対応付けられた同じオリジナルレベル(レベル値)に差異をつけることができる。正規化レベルは、オリジナルレベルと同様に、小さい値ほど重要度が高いことを意味する。
オフセットは、正規化レベルが同じである場合に受付情報の表示の優先順位を決定するための値である。オフセットは、例えば、アルファベットで表され、アルファベットの昇順に優先順位が定められている。例えば、Aが最も優先順位が高く、Zに向かうほど優先順位が低くなる。
以上、正規化レベルテーブルについて説明した。以下、図5の説明に戻る。
例えば、ユーザ指定のチェックが相互作用チェックであり、ステップS104で取得されたレベル値(オリジナルレベル)が1である場合、制御部40は、正規化レベルを1に決定し、オフセットをCに決定する。また、例えば、ユーザ指定のチェックがハイリスク薬チェックであり、ステップS104で取得されたレベル値(オリジナルレベル)が4である場合、制御部40は、正規化レベルを3に決定し、オフセットをBに決定する。
次に、制御部40は、ステップS105で決定した正規化レベルおよびオフセット、付加的要素判定値(付加的要素判定値情報が示す値)および処方日(処方日情報が示す日付)に基づいて、コード化重要度を算出する(ステップS106)。このコード化重要度は、1つの患者IDと1つのチェック項目(正規化レベルでもよい)に対して1つ算出される。
例えば、正規化レベルが1、オフセットがC、付加的要素判定値がA、処方日が2015年10月19日である場合、制御部40は、コード化重要度「1:C:A:01848980/」を算出する。「01848980」は、予め定められた基準値「21999999」と、処方日を示す文字列「20151019」との差である。
そして、制御部40は、算出したコード化重要度をコード化重要度保存テーブルに登録(保存)する。
ここで、図9を用いて、コード化重要度保存テーブルについて説明する。図9は、コード化重要度保存テーブルの一例を示す図である。
図9に示すように、コード化重要度保存テーブルには、患者ID、チェック種類ID、正規化レベルに対応付けて、コード化重要度が登録される。なお、図9に示すように、オフセット、付加的要素判定値、処方日、対象薬(処方対象の薬剤のID)、複数の補足情報が登録されてもよい。
以上、コード化重要度保存テーブルについて説明した。以下、図5の説明に戻る。
次に、制御部40は、算出したコード化重要度に基づいて、総合重要度レベルを算出する(ステップS107)。総合重要度レベルは、1つの患者IDに対して1つ算出される。
ここで、総合重要度レベルの算出例について説明する。
1つの患者IDに対して1つのコード化重要度が算出されている場合、そのコード化重要度が総合重要度レベルとなる。例えば、図9に示すように、患者ID「22222」に対しては、1つのコード化重要度「1:C:E:01848969」が算出されている。この場合、総合重要度レベルは「1:C:E:01848969/}」となる。
一方、同一の患者IDに対して複数のコード化重要度が算出されている場合、複数のコード化重要度を重要度の順に1つにまとめたものが総合重要度レベルとなる。例えば、図9に示すように、患者ID「12345」に対しては、3つのコード化重要度「1:C:E:01848969」、「1:C:A:01848981」、「6:C:C:01848895」が算出されている。この場合、総合重要度レベルは、それら3つのコード化重要度を連結した「1:C:E:01848969/1:C:A:01848981/6:C:C:01848895/}」となる。
複数のコード化重要度の連結の順番は、コード化重要度の高低によって決定される。複数のコード化重要度における高低は、例えば以下のように判定される。
まず、制御部40は、各コード化重要度に含まれる正規化レベルを比較する。そして、制御部40は、正規化レベルが小さい値であるほど、コード化重要度が高いと判定する。
正規化レベルが同じである場合、制御部40は、各コード化重要度に含まれるオフセットを比較する。そして、制御部40は、オフセットがAに近いほど、コード化重要度が高いと判定する。
正規化レベルおよびオフセットが同じである場合、制御部40は、各コード化重要度に含まれる付加的要素判定値を比較する。そして、制御部40は、付加的要素判定値がAに近いほど、コード化重要度が高いと判定する。
正規化レベル、オフセット、および付加的要素判定値が同じである場合、制御部40は、各コード化重要度に含まれる算出値(基準値と処方日の差である8桁の数字)を比較する。そして、制御部40は、算出値が小さいほど、コード化重要度が高いと判定する。
以上のようにして複数のコード化重要度の高低を判定した後、制御部40は、例えば、左から順にコード化重要度が高いものを配置することで、総合重要度レベルを算出する。
以上、総合重要度レベルの算出例について説明した。
そして、制御部40は、算出した総合重要度レベルに基づいて、優先順位を決定する(ステップS107)。優先順位は、総合重要度レベルの高低によって決定される。複数の総合重要度レベルにおける高低は、例えば以下のように判定される。
まず、制御部40は、各総合重要度レベルに含まれる正規化レベルを比較する。総合重要度レベルが複数のコード化重要度の連結により構成されている場合は、最も重要度が高いコード化重要度に含まれる正規化レベルが比較対象となる。そして、制御部40は、正規化レベルが小さい値であるほど、優先順位が高いと判定する。
正規化レベルが同じである場合、制御部40は、各総合重要度レベルに含まれるオフセットを比較する。総合重要度レベルが複数のコード化重要度の連結により構成されている場合は、最も重要度が高いコード化重要度に含まれるオフセットが比較対象となる。そして、制御部40は、オフセットがAに近いほど、総合重要度レベルが高いと判定する。
正規化レベルおよびオフセットが同じである場合、制御部40は、各総合重要度レベルに含まれる付加的要素判定値を比較する。総合重要度レベルが複数のコード化重要度の連結により構成されている場合は、最も重要度が高いコード化重要度に含まれる付加的要素判定値が比較対象となる。そして、制御部40は、付加的要素判定値がAに近いほど、総合重要度レベルが高いと判定する。
正規化レベル、オフセット、および付加的要素判定値が同じである場合、制御部40は、各総合重要度レベルを構成するコード化重要度の数を比較する。そして、制御部40は、コード化重要度の数が多いほど、総合重要度レベルが高いと判定する。
以上のように複数の総合重要度レベルの高低を判定した後、制御部40は、例えば、総合重要度レベルが高いものから順に、患者一覧順テーブルに登録(保存)する。
ここで、図10を用いて、患者一覧順テーブルについて説明する。図10は、患者一覧順テーブルの一例を示す図である。
図10に示すように、患者一覧順テーブルには、優先順位に基づいて、患者IDと総合重要度レベルが対応付けて登録される。図10の例では、一番上の患者ID「12345」とそれに対応する総合重要度レベルが最も優先順位が高く、一番下の患者ID「44444」とそれに対応する総合重要度レベルが最も優先順位が低い。
以上、患者一覧順テーブルについて説明した。以下、図5の説明に戻る。
次に、制御部40は、患者一覧順テーブルに登録した優先順位に基づいて、患者ID毎に受付情報を表示部20に表示させる(ステップS108)。これにより、表示部20には、図4に示すように、優先順位の高いものから順に、患者別の受付情報が表示される。図4の例では、最も優先順位の高い患者ID「12345」を含む受付情報が、患者一覧における最上部に表示されている。その下には、次に優先順位が高い患者ID「12345」を含む受付情報が表示されている。
また、制御部40は、図4に示した各薬剤チェックの欄において、ステップS103で決定した表示用簡易表現をステップS104で決定した表示色で表示させる。図4において、例えば、患者ID「12345」に対応する薬剤チェックの欄には、2つの「相互」が赤で表示され、「処方矛盾」がピンクで表示される。また、患者ID「22222」に対応する薬剤チェックの欄には、「アレルギー」が赤で表示される。また、患者ID「66666」に対応する薬剤チェックの欄には、「同種同効」が赤で表示される。また、患者ID「33333」に対応する薬剤チェックの欄には、「ハイリスク」および「相互」がともにピンクで表示される。また、患者ID「55555」に対応する薬剤チェックの欄には、「ハイリスク」がピンクで表示される。また、患者ID「44444」に対応する薬剤チェックの欄には、「副作用」がピンクで表示される。
また、表示用簡易表現が複数ある場合(例えば、図4における患者ID「12345」または「33333」に対応する薬剤チェックの欄を参照)、それらの表示用簡易表現は一行で表示される。
以上、情報管理装置100の動作例について説明した。
これまで説明してきたように、本実施の形態の情報管理装置100によれば、チェックレベル(警告レベル)が高いチェック項目に対応する受付情報を優先して表示する。これにより、ユーザは、チェック結果の重要度を容易に把握することができる。
また、本実施の形態の情報管理装置100によれば、表示用簡易表現がチェックレベルに応じた表示色で表示されるため、ユーザは、チェックレベルの高低を容易に認識できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、実施の形態の変形例について説明する。
<変形例1>
図11を用いて、図4に示した患者一覧画面の変形例について説明する。図11(a)〜(e)は、図4に示した患者一覧画面における患者一人分の受付情報の表示部分を抜粋して示したものである。
上記実施の形態では、図4に示した患者一覧画面の薬剤チェックの欄に表示用簡易表現を表示する場合を例に挙げて説明したが、例えば図11(a)に示すように、チェックの種類毎に、タイトル(チェックの種類の名称)とそれに対応する欄(以下、チェック種類欄という)を表示するようにしてもよい。この場合、各チェック種類欄には、ステップS104で決定された表示色(図7のチェックレベルテーブルに設定されている表示色のいずれか)が表示される。例えば図11(b)に示すように、相互作用チェックに対応するチェック種類欄が赤色で強調表示され、副作用チェックに対応するチェック種類欄がピンクで強調表示される。ユーザは、チェック種類欄の色により、チェックレベルの高低を容易に認識できる。
また、チェック結果がある場合(換言すれば、受付情報としてチェック種類情報が入力された場合)、例えば図11(c)に示すように、入力されたチェック種類情報が示すチェックに対応するチェック種類欄に、チェックボックスを表示するようにしてもよい。そして、チェックボックスが表示されたチェックに対応するチェック結果がユーザにより確認されると、そのチェックボックスにはレ点が表示される。なお、チェック結果がない場合、チェック種類欄は空白となる。このようにチェックの状況を更新できるようにすることで、複数のユーザ間でチェックの状況を共有することができる。
また、ユーザは、図11(a)に示した受付情報の各欄(チェック種類欄を含む)を任意に変更、編集できる。図11(d)に示すように、例えば、ユーザは、患者氏名の欄の幅を縮小させたり、患者カナの欄の幅を拡大させたりできる。また、図11(d)に示すように、例えば、ユーザは、担当者(歴)の欄と調承認の欄の位置を入れ替えることができる。また、図11(d)に示すように、例えば、ユーザは、粉砕分割一包化の欄を非表示にすることができる。このようにして、ユーザは、所望の表示形式にカスタマイズすることができる。
また、ユーザは、図11(a)に示した受付情報の各欄のいずれかにおいて昇順または降順を指定することで、患者毎の受付情報の表示をソートすることができる。例えば図11(e)に示すように、受付時刻において受付時刻の早い順を指定することで、患者毎の受付情報が受付時刻の早い順にソートされる。
<変形例2>
図4または図11に示した患者一人分の受付情報の表示に加えて、チェック項目毎の判断結果情報を表示してもよい。判断結果情報とは、例えば、薬剤師等がチェック項目(チェック結果)に対して判断した内容(例えば、「OK」等)を示す情報であり、受付情報としてユーザにより入力され、記憶部30に記憶される。本変形例によれば、判断結果情報の表示により、ユーザは、薬剤師等の判断結果を把握することができる。
<変形例3>
上記実施の形態では、チェック項目に基づいて受付情報の表示の優先順位が決定される場合を例に挙げて説明したが、チェックの種類に応じて受付情報の表示の優先順位が決定されてもよい。この場合、ユーザが全てのチェックの種類について優先順位を設定してもよいし、または、ユーザが所望のチェックに対してのみ順位に関する指定を行い、その指定に基づいて制御部40が任意に優先順位を設定してもよい。前者の設定例を図12(a)に示し、後者の設定例を図12(b)に示す。
まず、図12(a)を用いて、ユーザが全てのチェックの種類について優先順位を設定する場合について説明する。図12(a)に示すように、ユーザは、入力部10に対して手動の操作を行うことにより、8つのチェックのそれぞれに対して、リスクが大きいものから優先順位(警告レベルと言い換えてもよい)が高くなるように設定することができる。この設定により、例えば、常用量チェックを示すチェック種類情報を含む受付情報と、相互作用チェックを示すチェック種類情報を含む受付情報とでは、前者の受付情報が後者の受付情報よりも優先して(例えば、図4の患者一覧画面において上部に)表示されることになる。なお、図12(a)に示した設定後のテーブルは、記憶部30に記憶される。そして、制御部40は、図12(a)のテーブルに基づいて、受付情報の一覧表示を行う。
次に、図12(b)を用いて、ユーザが一部のチェックに対してのみ順位に関する指定を行い、その指定に基づいて制御部40が優先順位を設定する場合について説明する。なお、図12(b)では、「チェック」の表記を省略している。また、図12(b)における「粉砕」との表記は、「粉砕分割一包化」を意味している。また、図12(b)において、「前」は、基準となるチェックよりも優先順位を高くするユーザの指定を意味し、「後」は、基準となるチェックよりも優先順位を低くするユーザの指定を意味する。
以下、ユーザが、薬剤メモチェック、休薬期間チェック、粉砕分割一包化チェックについて、基準となる相互作用チェックよりも優先させるか否かを指定する場合を例に挙げる。
例えば、図12(b)の(1)に示すように、ユーザが、薬剤メモチェック、休薬期間チェック、粉砕分割一包化チェックの全てを、相互作用チェックよりも優先させる指定(薬剤メモ:前、休薬期間:前、粉砕:前)を行った場合、制御部40は、その指定を満たすように全てのチェックについて優先順位を決定する。
説明は省略するが、図12(b)の(2)〜(8)の場合も同様に、制御部40は、ユーザの指定を満たすように全てのチェックについて優先順位を決定する。図12(b)の(1)〜(8)に示した設定後のテーブルは、記憶部30に記憶される。
そして、制御部40は、図12(b)の(1)〜(8)に示したテーブルを記憶部30から読み出し、そのテーブルに定められた優先順位に基づいて、患者毎の受付情報を表示する。
なお、本変形例では、図12(a)および図12(b)に示すように、常用量チェックが最も優先順位が高いものとして設定された場合を例に挙げたが、これに限定されない。常用量チェック以外のチェック(例えば、相互作用チェックまたは副作用チェック)の優先順位が最も高くなるように設定されてもよい。なお、これは、上記実施の形態において適用されてもよい。例えば、相互作用チェックに関するチェック項目、または、副作用チェックに関するチェック項目に対しては、最も高いレベル値(警告レベルと言い換えてもよい)が対応付けられてもよい。
<変形例4>
なお、上記実施の形態では、チェックの種類毎に表示用簡易表現の表示の要否を示す情報をチェック種類管理テーブル(図6参照)に登録しておく場合(換言すれば、ユーザが処方箋の内容等を基にして表示用簡易表現の表示の要否を示す情報を事前に入力しておく場合)を例に挙げて説明したが、これに限られない。
例えば、記憶部30に、チェックの種類毎に表示用簡易表現の表示の要否を判断する根拠となる根拠情報を記憶させておき、入力部10が受付情報の入力を受け付けた後、制御部40が、記憶部30から読み出した根拠情報に基づいて、表示用簡易表現の表示の要否を判定してもよい。
本変形例は、例えば、同一の患者に対して、複数の医療機関によって異なる薬剤に関する処方箋がそれぞれ発行され、複数の薬剤間における相互作用チェックの有無を判断する場合等に特に有効となる。
本発明は、例えば薬局において使用される患者の薬歴を管理する装置などの、患者に関する様々な情報を管理して医療を支援する装置に好適である。
10 入力部
20 表示部
30 記憶部
40 制御部
100 情報管理装置

Claims (16)

  1. 少なくとも、患者を識別可能な患者ID、前記患者に対して処方箋を発行した医療機関、前記患者の受付が行われた受付時刻、および、処方対象の薬剤に対して行われたチェックの結果の情報を含む受付情報を記憶する記憶部と、
    前記受付情報を前記患者ID毎に一覧表示する表示部と、
    前記表示部に対する表示を制御する制御部と、を有する情報管理装置であって、
    前記記憶部は、
    前記チェックの結果毎に警告レベルが対応付けられた警告レベルテーブルをさらに記憶し、
    前記制御部は、
    前記記憶部から読み出した複数の前記受付情報と前記警告レベルテーブルに基づいて、前記警告レベルが高い前記チェックの結果を含む前記受付情報を優先して表示させる、
    情報管理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記受付情報の一覧表示の際に、前記警告レベルが高い前記チェックの結果を含む前記受付情報を、他の前記受付情報よりも上部に表示させる、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記受付情報は、さらに、前記チェックの種類の情報を含み、
    前記記憶部は、
    前記チェックの種類毎にチェック種類IDが対応付けられたチェック種類管理テーブルをさらに記憶し、
    前記制御部は、
    前記チェック種類管理テーブルに基づいて、前記受付情報に含まれる前記チェックの種類に対応する前記チェック種類IDを特定する、
    請求項1または2に記載の情報管理装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記チェック種類IDおよび前記警告レベル毎に正規化レベルが対応付けられた正規化レベルテーブルをさらに記憶し、
    前記制御部は、
    前記警告レベルテーブルに基づいて特定した前記警告レベルと、前記チェック種類管理テーブルに基づいて特定した前記チェック種類IDと、前記正規化レベルテーブルとに基づいて、前記警告レベルテーブルに基づいて特定した前記警告レベルを前記正規化レベルに変更する、
    請求項3に記載の情報管理装置。
  5. 前記チェック種類管理テーブルには、さらに、前記チェックの種類の名称を簡略化した第1の文字列が前記チェックの種類毎に対応付けられている、または、前記警告レベルテーブルには、さらに、前記チェックの結果の名称を示す第2の文字列が前記チェックの結果毎に対応付けられており、
    前記制御部は、
    前記受付情報の一覧表示の際に、前記第1の文字列または前記第2の文字列のいずれかを表示させる、
    請求項3または4に記載の情報管理装置。
  6. 前記警告レベルテーブルには、さらに、前記警告レベル毎に表示色が対応付けられており、
    前記制御部は、
    前記表示色を用いて前記第1の文字列または前記第2の文字列のいずれかを表示させる、
    請求項5に記載の情報管理装置。
  7. 前記警告レベルテーブルには、さらに、前記警告レベル毎に表示色が対応付けられており、
    前記制御部は、
    前記受付情報の一覧表示の際に、前記チェックの種類の表示に際して前記表示色で強調表示させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  8. 前記受付情報は、さらに、前記チェックの結果に対する判断結果の情報を含み、
    前記制御部は、
    前記受付情報の一覧表示の際に、前記判断結果を表示させる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  9. 相互作用チェックに関する前記チェックの結果には、最も高い警告レベルが対応付けられる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  10. 副作用チェックに関する前記チェックの結果には、最も高い警告レベルが対応付けられる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  11. 前記チェックは、服薬のタイミングに関する服薬時点チェックを含む、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  12. 前記受付情報は、さらに、1つの医療機関のみにおいて処方箋が発行された場合に対応する第1の付加的要素判定値、または、複数の医療機関のそれぞれにおいて処方箋が発行された場合に対応する第2の付加的要素判定値を含み、
    前記制御部は、
    第2の付加的要素判定値を含む受付情報を、第1の付加的要素判定値を含む受付情報よりも優先して表示させる、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  13. 前記制御部は、
    1つの前記患者IDに対応して複数の前記チェックの種類が存在する場合、前記複数のチェックの種類のそれぞれに対応する前記第1の文字列を、前記チェックの結果に対応する前記警告レベルの高い順に一行で表示させる、または、
    1つの前記患者IDに対応して複数の前記チェックの結果が存在する場合、前記複数のチェックの結果のそれぞれに対応する前記第2の文字列を、前記チェックの結果に対応する前記警告レベルの高い順に一行で表示させる、
    請求項5または6に記載の情報管理装置。
  14. 前記制御部は、
    前記警告レベルを変更可能である、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  15. 前記制御部は、
    ユーザからの指示に応じて、前記チェックの結果を追加する、または、前記チェックの結果の内容を編集する、
    請求項1から14のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  16. 前記記憶部は、
    前記チェックの種類毎に前記警告レベルが対応付けられたテーブルをさらに記憶し、
    前記制御部は、
    前記記憶部から読み出した複数の前記受付情報と前記テーブルに基づいて、前記警告レベルが高い前記チェックの種類を含む前記受付情報を優先して表示させる、
    請求項3から15のいずれか1項に記載の情報管理装置。
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