JP6584943B2 - アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法 - Google Patents

アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6584943B2
JP6584943B2 JP2015242994A JP2015242994A JP6584943B2 JP 6584943 B2 JP6584943 B2 JP 6584943B2 JP 2015242994 A JP2015242994 A JP 2015242994A JP 2015242994 A JP2015242994 A JP 2015242994A JP 6584943 B2 JP6584943 B2 JP 6584943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
state
frequency
circuit
state determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015242994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017112406A (ja
Inventor
裕史 金行
裕史 金行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
Priority to JP2015242994A priority Critical patent/JP6584943B2/ja
Priority to EP16202171.1A priority patent/EP3185022B1/en
Priority to CN201611113087.9A priority patent/CN107040266B/zh
Publication of JP2017112406A publication Critical patent/JP2017112406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6584943B2 publication Critical patent/JP6584943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/10Radiation diagrams of antennas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B1/0466Fault detection or indication
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/02Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/0864Measuring electromagnetic field characteristics characterised by constructional or functional features
    • G01R29/0871Complete apparatus or systems; circuits, e.g. receivers or amplifiers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、アンテナが正常に接続されているか、オープン、ショート等の異常状態になっているかを判定するアンテナ状態判定回路、および、このアンテナ状態判定回路を備えるアンテナマッチング回路に関する。
従来、アンテナの状態を監視、検出する装置および方法が各種考案されている。
特許文献1に記載のアンテナ状態監視装置は、送信信号の電力増幅回路の消費電力を計測し、消費電力が異常であると、アンテナが正常動作をしていないと判断する。
特許文献2、特許文献3に記載の障害検出方法では、アンテナからの反射電力を測定することで、アンテナの異常を検出している。
特許文献4に記載の異常検出装置では、アンテナに流れる電流によってアンテナの異常を検出している。
特許第3889007号明細書 特開2014−64221号公報 特開平6−296168号公報 特開2008−22233号公報
しかしながら、上述の各装置および方法では、アンテナに対して送信信号を出力しなければ、アンテナの状態を検出することができない。また、アンテナで送信または受信する周波数帯域が広帯域の場合、上述の各装置および方法では、全帯域に対してアンテナの状態を正確に把握することが容易ではない。また、送信電力が高い場合、検出回路、送信回路を反射信号によって破損する可能性がある。
したがって、本発明の目的は、送信信号の仕様に影響され難く、アンテナの状態を正確に判定することが可能なアンテナ状態判定回路、およびこれを備えたアンテナチューナを提供することにある。
この発明のアンテナ状態判定回路は、無線通信機のアンテナの状態を検出する回路であって、次の特徴を備えている。アンテナ状態判定回路は、発振回路、アンテナ接続部、周波数計測部、および、状態判定部を備える。発振回路は帰還回路を有し、発振回路の発振周波数は、無線通信機の通信信号の周波数と異なる。アンテナ接続部は、帰還回路にアンテナが接続されていない第1接続状態と、帰還回路に前記アンテナが接続されている第2接続状態を切り換える。周波数計測部は、発振回路の出力信号の周波数を計測する。状態判定部は、計測された周波数に基づいてアンテナの状態を判定する。
この構成では、アンテナの状態に応じて、帰還回路のインピーダンスが異なり、発振周波数が異なる。具体的には、アンテナが正常であれば、アンテナのインピーダンスが帰還回路に加わり、アンテナを接続しない状態に対して発振周波数が変化する。アンテナがオープンであれば、アンテナのインピーダンスが帰還回路に加わらず、アンテナを接続しない状態に対して発振周波数は変化しない。アンテナがショートであれば、帰還回路が接地され、発振が停止する。すなわち、発振周波数が0になる。したがって、発振周波数を計測することによって、アンテナの状態の判定が可能になる。
この発明によれば、送信信号の仕様に影響され難く、アンテナの状態を正確に判定することができる。
本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定回路を含む無線通信機の機能ブロック図 本発明のアンテナ状態の検出概念を示す図である。 本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第1態様を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第2態様を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第3態様を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第4態様を示すフローチャート
本発明の第1の実施形態に係るアンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、および、アンテナ状態判定方法について、図を参照して説明する。
図1に示すように、無線通信機100は、アンテナ110、送信回路101、および、アンテナチューナ10を備える。アンテナチューナ10は、アンテナ状態判定回路20、および、可変整合回路30を備える。なお、無線通信機100は、MF帯、HF帯の周波数の通信信号を送信する。この無線通信機100は、船舶の通信用等に用いるものであり、MF帯、HF帯を構成する広い周波数帯域(1.6MHzから27MHzの周波数帯域)の中から選択した所定周波数で、大電力の通信信号を送信する。
アンテナ状態判定回路20は、発振回路21、スイッチ22、周波数計測部23、制御部24を備える。スイッチ22は、本発明の「アンテナ接続部」に対応する。
発振回路21は、オペアンプ211、インピーダンス素子212、キャパシタ213を備える。発振回路21は、オペアンプ211を用いた負帰還型の発振回路でも正帰還型の発振回路でもよい。図1では、負帰還型の発振回路を図示する。
オペアンプ211の反転入力端子は、インピーダンス素子212とキャパシタ213の並列回路を介して、接地されている。インピーダンス素子212は、インダクタまたは抵抗である。オペアンプ211の非反転入力端子は、直接接地されている。なお、非反転入力端子は、抵抗等を介して接地してもよい。オペアンプ211の出力端子は、非反転入力端子に接続されている。この構成によって、発振回路21としての基本となる帰還回路が構成されている。この出力端子と非反転入力端子を接続する経路に抵抗等を接続してもよい。オペアンプ211の出力端子は、周波数計測部23に接続されている。周波数計測部23は、制御部24に接続されている。
オペアンプ211の制御端子(駆動電圧印加端子)は、制御部24に接続されている。オペアンプ211の制御端子には、制御部24から発振制御用(発振起動用)の電圧が印加される。
スイッチ22は、共通端子P220、被選択端子P221,P222を備えている。スイッチ22は、制御部24からスイッチ制御信号に基づいて、共通端子P220を被選択端子P221,P222のいずれか一方に接続する。共通端子P220は、アンテナ110に接続されている。被選択端子P221は、可変整合回路30を介して、送信回路101に接続されている。被選択端子P222は、オペアンプ211の非反転入力端子に接続する帰還回路、より具体的には、インピーダンス素子212およびキャパシタ213における接地される端子と反対側の端子に接続されている。
周波数計測部23は、発振回路21の出力信号の周波数を計測する。周波数計測部23は、計測した周波数を制御部24に出力する。
制御部24は、周波数計測部23で計測された周波数に基づいて、アンテナ110の状態を判定する。すなわち、制御部24は、本発明の「状態判定部」の機能を有する。なお、アンテナ110の状態を判定する具体的な方法は、後述する。
制御部24は、アンテナ接続状態を判定する時に、発振制御用の電圧を供給することによって発振回路21を発振させる。一方、制御部24は、アンテナ接続状態を判定する必要が無い時には、発振制御用の電圧の供給を停止することによって発振回路21の発振を停止させる。
制御部24は、スイッチ制御信号をスイッチ22に出力することで、スイッチ22の接続切替の制御を実行する。具体的には、制御部24は、アンテナ接続状態を判定する時に、共通端子P220と被選択端子P222とを接続するスイッチ制御信号を出力する。制御部24は、アンテナ接続状態を判定する必要が無い時には、共通端子P220と被選択端子P221とを接続するスイッチ制御信号を出力する。
制御部24は、無線通信機100で送信する通信信号の周波数に基づいて、可変整合回路30のインピーダンスを調整するインピーダンス制御信号を発生する。
可変整合回路30は、制御部24からのインピーダンス制御信号に応じて、インピーダンスが可変し、送信回路101とアンテナ110(より詳細には、アンテナ110とスイッチ22を含む回路)との間のインピーダンス整合を実現する。
このような構成において、アンテナ状態判定回路20は、次に示すように、アンテナ110の状態を検出する。図2は、本発明のアンテナ状態の検出概念を示す図である。図2(A)はアンテナが正常な状態での等価回路を示し、図2(B)はアンテナがオープン状態での等価回路を示し、図2(C)はアンテナがショート状態での等価回路を示す。アンテナがオープン状態とは、アンテナ110がスイッチ22の共通端子にP220、すなわち、アンテナチューナ10に接続されていない状態を示す。アンテナがショート状態とは、アンテナ110が船体等の導電体に接触して、意図せずに接地されている状態を示す。
アンテナ110は、無線通信機100の通信周波数よりも低い周波数帯域では、等価回路的にキャパシタC110で表される。なお、より詳細には、キャパシタC110に直列接続される低い抵抗成分を有するが、ここでは省略する。
アンテナ110が正常な状態であると、図2(A)に示すように、インピーダンス素子212とキャパシタ213に対して、アンテナ110によるキャパシタC110が並列に接続される。したがって、発振回路21の出力信号の周波数は、インピーダンス素子212のインピーダンスとキャパシタ213,C110のキャパシタンスによって決定される。
アンテナ110がオープンの状態であると、図2(B)に示すように、アンテナ110は、インピーダンス素子212とキャパシタ213とに接続されていない。したがって、発振回路21の出力信号の周波数は、インピーダンス素子212のインピーダンスとキャパシタ213のキャパシタンスによって決定される。
なお、スイッチ22の共通端子P220が被選択端子P221に接続されている状態、すなわち、アンテナ110が可変整合回路30を介して送信回路101に接続されている状態は、図2(B)に示す、アンテナ110がオープンの状態と等価回路としては同じになる。したがって、アンテナ110が可変整合回路30を介して送信回路101に接続されている状態では、発振回路21の出力信号の周波数は、インピーダンス素子212のインピーダンスとキャパシタ213のキャパシタンスによって決定される。
アンテナ110がショートの状態にあると、図2(C)に示すように、オペアンプ211の反転入力端子と非反転入力端子がともに接地された状態となる。したがって、発振回路21の発振は停止し、発振信号が出力されない。すなわち、出力信号の周波数が「0」となるのと同じになる。
例えば、インピーダンス素子212がインダクタの場合であり、インダクタンスがL212とする。キャパシタ213のキャパシタンスがC213とし、アンテナ110のキャパシタンスがCC110とする。
この場合、アンテナ110が正常であると、発振周波数は、1/(2π√(L212・(C213+CC110)))である。アンテナ110がオープン状態、または、アンテナ110が発振回路21に接続されていないと、発振周波数は、1/(2π√(L212・C213))である。アンテナ110がショート状態であると、発振周波数は「0」である。
制御部24は、スイッチ22の共通端子P220が被選択端子P222に接続された状態において、周波数が1/(2π√(L212・(C213+CC110)))であることを検出すると、アンテナ110が正常な接続状態であると判定する。
制御部24は、スイッチ22の共通端子P220が被選択端子P222に接続された状態において、周波数が1/(2π√(L212・C213))であること、または、周波数が「0」であることを検出すると、アンテナ110が異常な接続状態であると判定する。さらに、必要に応じて、制御部24は、スイッチ22の共通端子P220が被選択端子P222に接続された状態において、周波数が1/(2π√(L212・C213))であることを検出すると、アンテナ110がオープン状態であると判定する。また、制御部24は、スイッチ22の共通端子P220が被選択端子P222に接続された状態において、周波数が「0」であることを検出すると、アンテナ110がショート状態であると判定する。
このように、本実施形態の構成を用いることによって、アンテナ110の接続状態を判定することができる。
また、本実施形態の構成を用いることによって、アンテナ110の接続状態の判定用の周波数が、無線通信機100の無線通信の周波数と異なるので、無線通信の周波数帯域が広くても、これに無関係に、アンテナ110の接続状態を、正確且つ確実に判定することができる。
また、本実施形態の構成を用いることによって、通信信号の送信信号を用いなくても、アンテナ110の接続状態を判定できるので、送信信号による送信回路101の破損を防止できる。特に、送信信号の電力(送信電力)が大きい無線通信機では、送信信号の反射電力等による破損が生じ易いが、本実施形態の構成を用いることによって、このような破損を防止できる。
また、本実施形態の構成では、制御部24によって、アンテナチューナ10のインピーダンス調整、および、アンテナ110の接続状態の判定を行っている。言い換えれば、アンテナ110の接続状態を判定する状態判定部を、アンテナチューナ10のインピーダンス調整をする制御部24に含んでいる。これにより、アンテナ110の直下に配置されるアンテナチューナ10の回路構成に、アンテナ110の接続状態を判定する回路構成を含み、制御系の機能部の構成要素数を少なくすることができる。これにより、アンテナ110の接続状態の判定機能を有するアンテナチューナ10の回路構成を、より簡素化することができ、小型化が可能になる。
なお、上述の説明では、インピーダンス素子212としてインダクタを用いたが、抵抗を用いても、同様の方法によって、アンテナ110の接続状態を判定することができる。
上述のアンテナ状態判定回路20は、次に示すフローを用いて、アンテナ110の接続状態を判定する。図3は、本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第1態様を示すフローチャートである。
制御部24は、スイッチ22を制御して、アンテナ110を送信側に接続させた状態、すなわち、アンテナ110を発振回路21に接続していない状態で、発振回路21を起動する(S101)。この状態が、本発明の「第1接続状態」に対応する。
周波数計測部23は、第1接続状態における発振回路21からの出力信号の周波数を、第1発振周波数f1として計測する(S102)。この際、周波数計測部23は、発振回路21が起動してから所定時間が経過し、発振回路21の出力信号の周波数が安定した状態において、第1発振周波数f1を計測する。
制御部24は、スイッチ22を制御して、アンテナ110を発振回路21に接続する(S103)。この状態が、本発明の「第2接続状態」に対応する。
周波数計測部23は、第2接続状態における発振回路21からの出力信号の周波数を、第2発振周波数f2として計測する(S104)。この際、周波数計測部23は、アンテナ110を発振回路21に接続してから所定時間が経過し、発振回路21の出力信号の周波数が安定した状態において、第2発振周波数f2を計測する。
制御部24は、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2とを比較する(S105)。制御部24は、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2が異なり(f1≠f2)、且つ、第2発振周波数f2が「0」でない(f2≠0)ことによって定義される判定条件を満たしていれば(S106:YES)、アンテナ110の接続状態が正常であると判定する(S107)。なお、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2が異なる(f1≠f2)との判定は、完全に異なるものに限らない。例えば、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2との周波数差が所定の閾値以上である場合に、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2が異なる(f1≠f2)と判定してもよい。
制御部24は、上記判定条件を満たしていなければ(S106:NO)、アンテナ110の接続状態が異常であると判定する(S108)。
制御部24は、アンテナ110の接続状態の判定が終了すると、発振回路21の発振を停止する(S109)。
このように、本実施形態のアンテナ状態判定方法を用いることによって、上述のように、アンテナ110の接続状態を正確且つ確実に判定することができる。
また、この第1態様からなるアンテナ状態判定方法を用いることによって、アンテナ110を発振回路21に接続していない状態において計測された周波数を、リファレンスにすることができる。したがって、アンテナ110の接続状態を判定しようとしている環境が発振回路21の発振周波数に与える影響を抑圧でき、アンテナ110の接続状態をより正確に判定することができる。
図4は、本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第2態様を示すフローチャートである。図4に示すアンテナ状態判定方法は、図3に示した第1態様に対して、アンテナの接続状態が異常である場合におけるより詳細な判定を行うものである。したがって、この異常状態での判定の処理を除き、図3に示す第1態様の処理と同じであり、図3と同じ処理の説明は省略する。
制御部24は、アンテナ接続状態が正常であるか異常であるかの判定条件を満たしていなければ(S106:NO)、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2とが同じ周波数であるか否かを判定する。この際、制御部24は、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2とが完全に同じ周波数であるか否かで判定することに限らない。例えば、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2との周波数差が所定の閾値未満である場合に、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2が同じである(f1=f2)と判定してもよい。
制御部24は、第1発振周波数f1と第2発振周波数f2が同じである(f1=f2)というオープン状態判定条件を満たしていると(S111:YES)、アンテナ110がオープン状態であると判定する(S112)。制御部24は、オープン状態判定条件を満たしていないと(S111:NO)、アンテナ110がショート状態であると判定する(S113)。
このような処理を行うことによって、単にアンテナ接続状態が異常であるだけでなく、オープン状態であるかショート状態であるかを判定することができる。これにより、ユーザは、アンテナ110の異常状態を、より詳細に把握でき、復旧作業を容易にすることができる。
図5は、本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第3態様を示すフローチャートである。図5に示すアンテナ状態判定方法は、図3に示すアンテナ状態判定方法に対して、第1発振周波数f1の取得方法が異なる。他の処理は、図3のアンテナ状態判定方法と同じであり、説明は省略する。
制御部24は、アンテナ110が接続されていない状態での発振回路21の発振周波数を、第1発振周波数f1として、予め取得して記憶している。例えば、制御部24には、発振回路21の設計上の発振周波数を、第1発振周波数f1として記憶している。
制御部24は、記憶されている第1発振周波数f1を読み出す(S121)。制御部24は、これ以降、図3に示すアンテナ状態判定方法の処理を用いて、第2発振周波数f2を取得し、アンテナ110の接続状態を判定する。
このような処理を用いることによって、リファレンスとなる発振周波数を取得する時間を短縮でき、アンテナ110の接続状態を、より速く判定することができる。
図6は、本発明の実施形態に係るアンテナ状態判定方法の第4態様を示すフローチャートである。図6に示すアンテナ状態判定方法は、図3に示すアンテナ状態判定方法に対して、送信停止制御を追加したものであり、他の処理は、図3のアンテナ状態判定方法と同じであり、説明は省略する。
制御部24は、アンテナ接続状態が異常であると判定すると(S108)、送信停止制御を実行する(S130)。具体的には、例えば、制御部24は、無線通信機100の送信回路101に対して、送信信号の生成の停止を制御する。また、例えば、制御部24は、スイッチ22に対して、アンテナ110と可変整合回路30とを接続しないように制御する。
このような処理を用いることによって、上述の作用効果とともに、不必要な送信信号の生成を防止することができる。
なお、上述の説明では、アンテナ接続状態の判定時のみに、発振回路21を発振させる態様を示したが、定常的に発振回路21を発振させていてもよい。ただし、アンテナ接続状態の判定時のみに、発振回路21を発振させることによって、発振回路21から出力される信号が、送信信号に与える影響を抑制することができる。また、消費電力を抑制することができる。
また、上述の説明では、発振回路21の発振周波数が、無線通信機100の通信信号の周波数よりも低い態様を示したが、高い場合にであっても、同様の概念を用いて、アンテナの接続状態を判定することができる。ただし、発振回路21の発振周波数が無線通信機100の通信信号の周波数よりも低い場合、アンテナ110は、等価回路上、必ずキャパシタ(C性)になるので、アンテナ接続状態を、より安定して判定することができる。
また、上述の説明では、発振回路21の発振周波数が無線通信機100の通信信号の周波数よりも低いとだけ示したが、これらの周波数の桁が異なることが望ましい。例えば、発振回路21の発振周波数は、10kHz台から100kHz程度であると好ましい。これにより、アンテナ接続状態を、より安定して判定することができる。また、このような発振周波数を用いることによって、アンテナ接続状態を判定するための信号がアンテナから放射されることを抑制できる。また、図示していないが、アンテナと発振回路との間には、抵抗を接続するとよい。これにより、発振回路からアンテナに流れ込む電流を制限することができる。
また、上述の説明では、発振回路にオペアンプを用いる態様を示したが、パッケージとしてコンパレータと成っているICを用いてもよい。また、オペアンプを用いることなく、トランジスタ等の増幅素子に帰還回路を接続して発振回路を構成してもよい。
また、上述の処理方法の各態様は、それぞれ適宜組み合わせることが可能である。
10:アンテナチューナ
20:アンテナ状態判定回路
21:発振回路
22:スイッチ
23:周波数計測部
24:制御部
30:可変整合回路
100:無線通信機
101:送信回路
110:アンテナ
211:オペアンプ
212:インピーダンス素子
213,C110:キャパシタ

Claims (15)

  1. 無線通信機のアンテナの状態を判定するアンテナ状態判定回路であって、
    前記無線通信機の通信信号の周波数と異なる周波数を発振周波数とする帰還回路を有する発振回路と、
    前記帰還回路に前記アンテナが接続されていない第1接続状態と、前記帰還回路に前記アンテナが接続されている第2接続状態を切り換えるアンテナ接続部と、
    前記発振回路の出力信号の周波数を計測する周波数計測部と、
    計測された周波数に基づいてアンテナの状態を判定する状態判定部と、
    を備えるアンテナ状態判定回路。
  2. 請求項1に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記周波数計測部は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数とを計測し、
    前記状態判定部は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数とに基づいて、前記アンテナの状態を判定する、
    アンテナ状態判定回路。
  3. 請求項2に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記状態判定部は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が異なり、且つ、前記第2接続状態の周波数が0でないときに、前記アンテナが正常状態であると判定する、
    アンテナ状態判定回路。
  4. 請求項2に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記状態判定部は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が同じ、または、前記第2接続状態の周波数が0であるとき、前記アンテナが異常状態であると判定する、
    アンテナ状態判定回路。
  5. 請求項4に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記状態判定部は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が同じときに、前記アンテナがオープン状態であると判定する、
    アンテナ状態判定回路。
  6. 請求項4に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記状態判定部は、
    前記第2接続状態の周波数が0であるとき、前記アンテナがショート状態であると判定する、
    アンテナ状態判定回路。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記発振回路は、前記帰還回路の素子としてインダクタとキャパシタが接続されたLC発振回路、または、前記帰還回路の素子として抵抗とキャパシタが接続されたRC発振回路である、
    アンテナ状態判定回路。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ状態判定回路であって、
    前記発振周波数は、前記通信信号の周波数よりも低周波数である、
    アンテナ状態判定回路。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のアンテナ状態判定回路と、
    前記通信信号が生成される送信回路と前記アンテナ接続部との間に接続される可変整合回路と、
    を備え、
    前記アンテナ接続部は、前記帰還回路または前記可変整合回路のいずれかに前記アンテナを接続する、
    アンテナチューナ。
  10. 請求項9に記載のアンテナチューナであって、
    前記可変整合回路のインピーダンスを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記状態判定部を含んでいる、
    アンテナチューナ。
  11. 請求項10に記載のアンテナチューナであって、
    前記制御部は、前記アンテナの状態が異常であると判定すると、前記アンテナ接続部または前記送信回路に対して、前記通信信号の送信を停止する、
    アンテナチューナ。
  12. 請求項10または請求項11に記載のアンテナチューナと、
    前記送信回路と、を備え、
    前記通信信号の周波数は、MF帯またはHF帯である、
    無線通信機。
  13. 無線通信機のアンテナの状態を検出するアンテナ状態判定方法であって、
    前記無線通信機の通信信号の周波数と異なる周波数を発振周波数とする発振回路の帰還回路に前記アンテナを接続しない第1接続状態での前記発振回路の出力信号の周波数を計測する工程と、
    前記帰還回路に前記アンテナを接続した第2接続状態での前記発振回路の出力信号の周波数を計測する工程と、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数から前記アンテナの状態を判定する判定工程と、
    を有する、アンテナ状態判定方法。
  14. 請求項13に記載のアンテナ状態判定方法であって、
    前記判定工程は、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が異なり、且つ、前記第2接続状態の周波数が0でないときに、前記アンテナが正常状態であると判定し、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が同じ、または、前記第2接続状態の周波数が0であるとき、前記アンテナが異常状態であると判定する、
    アンテナ状態判定方法。
  15. 請求項14に記載のアンテナ状態判定方法であって、
    前記第1接続状態の周波数と前記第2接続状態の周波数が同じときに、前記アンテナがオープン状態であると判定し、
    前記第2接続状態の周波数が0であるとき、前記アンテナがショート状態であると判定する、
    アンテナ状態判定方法。
JP2015242994A 2015-12-14 2015-12-14 アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法 Active JP6584943B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242994A JP6584943B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法
EP16202171.1A EP3185022B1 (en) 2015-12-14 2016-12-05 Method and circuit for determining antenna state, antenna tuner and wireless communicator
CN201611113087.9A CN107040266B (zh) 2015-12-14 2016-12-07 天线状态判定电路及方法、天线调谐器、无线通信机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242994A JP6584943B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017112406A JP2017112406A (ja) 2017-06-22
JP6584943B2 true JP6584943B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=57482310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015242994A Active JP6584943B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3185022B1 (ja)
JP (1) JP6584943B2 (ja)
CN (1) CN107040266B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7211037B2 (ja) * 2018-11-29 2023-01-24 株式会社デンソー 信号供給装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296168A (ja) 1993-04-08 1994-10-21 Sony Corp 無線送信装置
JPH1117597A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Nec Corp 合成ダイバーシティ受信方式
KR100540229B1 (ko) 2003-02-25 2006-01-10 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 송신단 성능 개선 장치 및 그 방법
JP4650359B2 (ja) * 2006-07-06 2011-03-16 日産自動車株式会社 車両用アンテナの結線診断装置および車両用アンテナの結線診断方法
JP2008022233A (ja) 2006-07-12 2008-01-31 Denso Corp アンテナのオープン異常検出装置及び無線送信装置
JP2008224522A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Tokai Rika Co Ltd アンテナ接続診断装置
FR2923913B1 (fr) * 2007-11-21 2014-02-21 Lohr Ind Ensemble de detection d'une discontinuite electrique entre un contact electrique et un element electriquement conducteur monte dans le circuit de detection
CN201945662U (zh) * 2010-12-23 2011-08-24 李小萍 一种高压线路故障提醒装置
JP5674504B2 (ja) * 2011-02-22 2015-02-25 古野電気株式会社 アンテナチューナ、無線通信システム、整合回路の回路定数設定方法、および整合回路の回路定数設定プログラム
CN103123371A (zh) * 2011-11-18 2013-05-29 上海晨兴希姆通电子科技有限公司 天线状态监测设备及监测方法
CN103596637B (zh) * 2012-08-13 2016-06-15 华为技术有限公司 天线故障的检测方法与装置
JP6070007B2 (ja) 2012-09-24 2017-02-01 日本電気株式会社 無線通信装置およびその障害検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN107040266B (zh) 2020-08-25
CN107040266A (zh) 2017-08-11
EP3185022A1 (en) 2017-06-28
EP3185022B1 (en) 2019-08-28
JP2017112406A (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4799947B2 (ja) 高周波電源装置および高周波電源の制御方法
JP6004514B2 (ja) 漏電検出装置
US8653901B2 (en) Oscillator and control circuit thereof
JP7423773B2 (ja) 接点監視装置
JP2008005009A (ja) 信号増幅装置
JP6584943B2 (ja) アンテナ状態判定回路、アンテナチューナ、無線通信機、アンテナ状態判定方法
US20110196628A1 (en) Deterioration detection circuit
JP2009302736A (ja) アンテナ接続検知回路
US20140167865A1 (en) Resonant circuit with automated trimming capabilities
JP2014226318A (ja) 超音波治療装置
JP6725992B2 (ja) ワイヤレス送電装置およびその制御ic、異常検出方法、充電器
JP6159472B2 (ja) 圧電トランスを制御する回路装置および方法
US11248951B2 (en) Sensor device including a sensor for carrying out surrounding-area monitoring with the aid of sonic waves
TWI569027B (zh) 射頻裝置、射頻電路的檢測電路及檢測方法
JP2015022434A (ja) リセット信号制御装置
WO2012081242A1 (ja) 携帯電子機器
TWI474147B (zh) 電源電路的調變決定裝置、調變決定方法及該電源電路
JP5799897B2 (ja) 通信装置および整合回路の印加電圧調整方法
JP5452415B2 (ja) 検出装置
JP2008035165A (ja) 整合器
JP5287652B2 (ja) 超音波発生装置
JP5801570B2 (ja) 定電流方式の発振回路におけるテスト方法
JP2011211500A (ja) 発振回路、アクティブタグ及び発振出力制御方法
JP6915312B2 (ja) 無線通信機
EP2833545A1 (en) Device and method for oscillation margin testing of a crystal oscillator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6584943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250