JP6584307B2 - 調湿装置 - Google Patents

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本発明は、調湿装置に関し、デシカントブロックを用いた空気調和機の調湿技術に係るものである。
この種の技術には、例えば特許文献1がある。これは、室内へ外気を給気する外気経路と、再生用空気を排気する還気経路と、外気経路の外気から湿気を収着し、還気経路の再生用空気により再生するデシカントブロックを外気経路に接続する収着状態と還気経路に接続する再生状態とに切り替える収脱切替部と、外気を冷却する予冷コイルと、収着後の外気の露点温度を測定する露点計で測定する露点温度が設定露点温度より高い場合に予冷コイルの冷却能力を高めるように予冷コイルを制御する調湿負荷制御部と、予冷コイル出口温度が設定出口温度に達した時に、収脱切替部を制御してデシカントブロックを収着状態から再生状態に切り替える収脱切替制御部を備えるものである。
また、特許文献2は、第1の空間から第2の空間へ向かう空気の流れを形成する第1の空気流路と、第2の空間から第1の空間へ向かう空気の流れを形成する第2の空気流路と、第1の空気流路又は第2の空気流路の一方の流路を流れる空気の水分を吸着し、他方の流路へ水分を放出する水分吸着手段と、他方の流路に設けられ、当該流路を流れる空気を加熱する加熱手段とを備え、水分吸着手段の吸着速度及び放出速度を調整することにより除湿能力又は加湿能力を制御するものである。
さらに、特許文献3は、除湿ロータと、空気供給ユニットと、空気放出ユニットとを備えた除湿空調装置において、水分吸着領域を通過する直前の処理空気の温度および湿度を検知する温湿度センサと、湿度調整指令が与えられた場合に、その指令に含まれる湿度情報と温湿度センサにより検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出し、その目標除湿量と、検知温度情報と、予め設定してある再生用空気の温度ごとの除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報とから必要エネルギー量を演算し、その必要エネルギー量が最小となる回転数および再生用空気温度を択一的に選択して、除湿ロータの回転数および加熱器による加熱量の制御を行うものである。
特開2013−155942 特開2011−64407 特開2009−41841
デシカントブロックを使用する調湿装置では、外気はデシカントブロックに通気させる前に行う予冷コイルの予冷により調湿負荷が低減され、デシカントブロックによる水分の収着により除湿され、調湿負荷の減少量と収着量とにより除湿量が定まる。デシカントブロックでは、水分の収着と脱着は等しく、脱着する能力により水分(潜熱)を収着する除湿限界が定まり、除湿限界の収着容量はデシカントブロックの再生用空気入口における再生用空気の飽和度に等しくなり、再生用空気の温度に大きく依存する。
特許文献1の構成において、太陽熱などの自然エネルギーを利用して再生コイルを稼働させる場合には、予冷コイルよりも再生コイルを優先して運転している。すなわち、図11の(a)に示すように、制御対象室の制御対象空気の還気を再生用空気として通気し、設定湿度SPを目標として制御対象空気の湿度H2を制御しており、再生コイルの加熱媒体の流通を制御するバルブMV2を開栓して再生コイルを始動し、デシカントブロックDESによる除湿を開始する。そして、制御対象空気の湿度H2を設定湿度SPに制御するためにバルブMV2の開度を増加させる。その後、バルブMV2が全開し、再生コイルの再生温度が最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度となる。
バルブMV2を全開する状態でも制御対象空気の湿度H2を設定湿度SPに制御できない場合は、再生コイルの再生温度を最大負荷再生温度に維持する状態で、予冷コイルの冷却媒体の流通を制御するバルブMV1を開栓して予冷コイルを始動し、制御対象空気の設定湿度SPを目標として、バルブMV1の開度を増加させる。その後、バルブMV1を全開させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度とする。
この制御では、制御対象室の制御対象空気の設定湿度SPに対する調湿負荷が小さくなると、制御対象室に供給する供給空気の温度が設計値より高くなる場合がある。図9は、全熱交換器およびデシカントブロックを通して外気を収着する場合の収着操作を示す空気線図である。還気RAは、全熱交換器で外気OAとの全熱交換により28℃から32℃に加温され、再生コイルで32℃から最大負荷再生温度の56℃に加温され、再生するデシカントブロックから脱着した外気の水分を含んで56℃から41℃に降温し、排気EAとして排出される。デシカントブロックは、最大負荷再生温度による再生によって最大収着容量を備える。
外気OAは全熱交換器で還気RAとの全熱交換により35℃から31℃に冷却され、予冷コイルで31℃から28℃に冷却される。このとき、デシカントブロックが最大収着容量を備えることで、予冷コイルに要求される調湿負荷の調整量、すなわち目標の絶対湿度0.008kg/kgとするために必要な調整量は少なくなっており、許される温度降下は僅かである。このため、外気は十分に冷却されないままにデシカントブロックで等エンタルピ変化により28℃から43℃に昇温し、その後に給気温度調整用の冷却コイルを通過して43℃から37℃に冷却されて給気SAとなる。このため、給気SAの目標温度28℃に対して給気SAの実際温度37℃は高い温度となるので、給気温度調整用の冷却コイルの列数を増加させることが必要となり、その結果、給気ファンの動力が増加する。
次に、再生コイルよりも予冷コイルを優先して運転する場合には、図11の(b)に示すように、制御対象空気の設定湿度SPを目標として、予冷コイルの冷却媒体の流通を制御するバルブMV1を開栓して予冷コイルを始動し、デシカントブロックDESによる除湿を開始する。そして、制御対象空気の湿度H2を設定湿度SPに制御するために、バルブMV1の開度を増加させる。その後、バルブMV1を全開し、予冷コイルの冷却温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷冷却温度とする。
そして、予冷コイルの冷却温度を最大負荷冷却温度に維持する状態で、再生コイルの加熱媒体の流通を制御するバルブMV2を開栓して再生コイルを始動し、バルブMV2の開度を増加させ、ついにはバルブMV2を全開させ、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度とする。
この制御では、制御対象室の制御対象空気の設定湿度SPに対する調湿負荷が小さくなると、制御対象室に供給する供給空気の温度が設計値より低くなる場合がある。図10に示すように、外気OAは全熱交換器で還気RAとの全熱交換により35℃から31℃に冷却され、予冷コイルで最大負荷予冷温度で冷却されて31℃から17℃に冷却され、外気の調湿負荷が十分に低減される。このため、デシカントブロックに要求される収着量は少なくなり、デシカントブロックで水分を収着して目標の絶対湿度0.008kg/kgとする場合には、等エンタルピ変化する給気SAは17℃から26℃にまでしか昇温せず、給気SAの目標温度28℃に対して給気SAの実際温度26℃は低い温度となる。このため、給気SAの温度制御に加熱コイルが必要となる。一方、還気RAは全熱交換器で外気OAとの全熱交換により28℃から32℃に加温され、再生コイルで32℃から38℃に加温され、再生するデシカントブロックから脱着した外気の水分を含んで38℃から29℃に降温し、排気EAとして排出される。
また、特許文献2では、吸着速度および放出速度を調整し、風量を制御することで除湿量を制御しているので、必要な外気量を確保できない場合には除湿量の調整に不具合が生じることがある。
また、特許文献3では、除湿ロータの回転数および加熱器による加熱量の制御を行って収着するので、季節の中間期等の潜熱負荷が少ない時に制御対象室へ供給する給気の温度が目標空気温度より低下する場合がある。
本発明は上記した課題を解決するものであり、制御対象室の調湿負荷が小さくなっても給気を目標空気温度付近に制御できる調湿装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の調湿装置は、制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室から還気として戻る制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に再生用空気として制御対象室から戻る制御対象空気の還気を通気し、湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする。
本発明の調湿装置は、制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室から還気として戻る制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、湿度計より下流側で再生コイルより上流側の再生用空気経路に混合用空気を供給する混合用空気経路と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に制御対象室から戻る制御対象空気の還気を通気し、混合用空気経路から混合用空気として外気を通気して還気と外気の混合空気を再生用空気として通気し、湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする。
本発明の調湿装置は、制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室の制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に再生用空気として外気を通気し、湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする。
本発明の調湿装置において、湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする。
本発明の調湿装置において、湿度制御部は、再生コイルより先行して予冷コイルを始動し、所定時間遅れで再生コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする。
本発明の調湿装置において、湿度制御部は、予冷コイルより先行して再生コイルを始動し、所定時間遅れで予冷コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする。
本発明の調湿装置において、湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、再生コイルより先行して予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させ、所定時間遅れで再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする。
本発明の調湿装置において、湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルより先行して再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、所定時間遅れで予冷コイルの冷却温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、湿度制御部は、再生用空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、還気湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整するので、調湿負荷の変動分を予冷コイルと再生コイルで分担し合うことになり、給気温度を過不足なく目標空気温度付近に制御できる。
本発明の実施の形態における調湿装置の構成を示す模式図 同実施の形態における予冷コイルと再生コイルの動作タイミングを示す図 本発明の他の形態における予冷コイルと再生コイルの動作タイミングを示す図 本発明の他の実施の形態における調湿装置の構成を示す模式図 本発明の他の実施の形態における調湿装置の構成を示す模式図 本発明の他の実施の形態における調湿装置の構成を示す模式図 本発明の実施の形態における調湿装置の動作を説明する空気線図 夏期設計条件(最大負荷)における調湿装置の動作を説明する空気線図 再生コイル優先における調湿装置の動作を説明する空気線図 予冷コイル優先における調湿装置の動作を説明する空気線図 従来の予冷コイルと再生コイルの動作タイミングを示す図
実施の形態1
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、本実施の形態において調湿装置をなすデシカント空気調和機は、ケーシング1に、外気OAを取り込む外気口2、制御対象室へ外気OAを給気SAとして供給する給気口3、制御対象室の制御対象空気の還気RAを取り込む還気口4、還気RAを排気EAとして排出する排気口5とを有しており、ここでは外気口2から給気口3までの通気路を外気経路6とし、還気口4から排気口5までの通気路を還気経路7として説明する。
外気経路6は、夏期に収着対象空気を通気する収着用空気経路(除湿対象)となり、冬期に再生用空気を通気する再生用空気経路(加湿対象)となる。
還気経路7は、夏期に再生用空気を通気する再生用空気経路となり、冬期に収着対象空気を通気する収着用空気経路となる。
ケーシング1の内部は、横閉鎖板8で上下に分離され、第1縦閉鎖板9および第2縦閉鎖板10でそれぞれ上流側と下流側に分離されている。
横閉鎖板8より上方で第1縦閉鎖板9より上流側を第1室11、横閉鎖板8より下方で第1縦閉鎖板9より上流側を第2室12、横閉鎖板8より上方で第1縦閉鎖板9と第2縦閉鎖板10の間を第3室13、横閉鎖板8より下方で第1縦閉鎖板9と第2縦閉鎖板10の間を第4室14、横閉鎖板8より上方で第2縦閉鎖板10より下流側を第5室15、横閉鎖板8より下方で第2縦閉鎖板10より下流側を第6室16とする。
外気経路6は、第1室11、第4室14、第5室15からなり、還気経路7は、第2室12、第3室13、第6室16からなり、外気経路6と還気経路7が並流経路をなす。
外気経路6と還気経路7の途中には双方に連通するデシカントブロック装置17と全熱交換器18を設けている。
さらに、外気経路6には、第4室14に第1冷温水コイル19を配置し、第5室15に給気ファン20およびその下流に第2冷温水コイル21を配置しており、全熱交換器18をバイパスするバイパス経路201およびダンパ装置201aを設けている。還気経路7には、第3室13に温水コイル22を配置し、第6室16に排気ファン23を配置している。第1冷温水コイル19、第2冷温水コイル21、温水コイル22の数量や位置に制限はない。
第1冷温水コイル19、温水コイル22、第2冷温水コイル21、は、温水媒体や冷水媒体の流通を制御する第1バルブ(MV1)41、第2バルブ(MV2)42、第3バルブ(MV3)43をそれぞれ備えている。
デシカントブロック装置17は第3室13と第4室14と第5室15と第6室16との間に介在し、デシカントブロック装置17より上流側に位置する全熱交換器18は第1室11と第2室12と第3室13と第4室14との間に介在し、全熱交換器18の上流側に第1室11と第2室12が接続し、全熱交換器18の下流側に第3室13と第4室14が接続している。デシカントブロック装置17の上流側に第3室13と第4室14が接続し、デシカントブロック装置17の下流側に第5室15と第6室16が接続している。
第1室11には外気フィルタ51およびその下流側に外気温度計52と外気湿度計53を配置しており、第2室12には還気フィルタ54およびその下流側に還気温度計55と還気湿度計56を配置し、第5室15には給気温度計57を配置している。
デシカントブロック装置17は、外気経路6と還気経路7の流路方向と直交する方向の軸心廻りに回転自在に設けた複数のデシカントブロック(DES)61およびデシカントブロック(DES)61を軸心廻りに回転させるモータ62を備えている。
複数のデシカントブロック(DES)61は、軸心廻りの回転操作により、一体的に変転する断面正四角形の柱体状をなし、軸心と平行な4面のうちの1組の対向面のうちの一方の空気流入口611をなし、他方が空気流出口612をなし、他の1組の対向面が閉鎖面613、614をなす。
各デシカントブロック(DES)61は、第1姿勢状態と第2姿勢状態とに変転し、第1姿勢状態で、空気流入口611、空気流出口612が外気経路6に連通し、夏期には収着状態(除湿対象)となり、冬期には再生状態(加湿対象)となる。第1姿勢状態から第2姿勢状態への変転に際し、第1姿勢状態の空気流入口611が反転して空気流出口(括弧内611)となるとともに、空気流出口612が反転して空気流入口(括弧内612)となり、第2姿勢状態で、空気流入口(括弧内612)と空気流出口(括弧内611)とが還気経路7に連通し、夏期には再生状態となり、冬期には収着状態となる。
例えば、夏期において、一つのデシカントブロック(DES)61が第1姿勢状態にあるときに、外気経路6の上流側に向けて空気流入口611が対向し、外気経路6の下流側に向けて空気流出口612が対向し、閉鎖面614、613が還気経路7に対向する。そして、他のデシカントブロック(DES)61が第2姿勢状態となって、還気経路7の上流側に向けて空気流入口(括弧内612)が対向し、還気経路7の下流側に向けて空気流出口(括弧内611)が対向し、閉鎖面(括弧内614、括弧内613)が外気経路6に対向する。
湿度制御部をなす制御部71には、給気ファン20、排気ファン23、第1バルブ(MV1)41、第2バルブ(MV2)42、第3バルブ(MV3)43、外気温度計52、外気湿度計53、還気温度計55、還気湿度計56、給気温度計57、デシカントブロック(DES)61のモータ62が接続している。
以下、上記した構成における作用について説明する。
(夏期モード)
夏期モードでは、外気OAが収着対象空気で外気経路6が収着用空気経路となり、還気RAが再生用空気で還気経路7が再生用空気経路となり、一方のデシカントブロック(DES)61が外気経路6に接続する第1姿勢状態にあるときに、他方のデシカントブロック(DES)61が還気経路7に接続する第2姿勢状態となる。
外気OAは外気口2から外気フィルタ51を通して流入し、外気温度計52および外気湿度計53で外気温度と外気湿度が測定され、還気RAは還気口4から還気フィルタ54を通して流入し、還気温度計55および還気湿度計56で還気温度と還気湿度が測定され、測定データが制御部71に送られる。
制御部71は測定した外気温度、外気湿度、還気温度、還気湿度に基づいて第1バルブ(MV1)41および第2バルブ(MV2)42の開閉を制御して予冷コイルをなす第1冷温水コイル19および再生コイルをなす温水コイル22の稼働を制御する。
全熱交換器18には、外気経路6を通して外気OAが流入し、還気経路7を通して還気RAが流入し、外気OAと還気RAが全熱交換器18において全熱交換する。
全熱交換器18を通過した外気OAは、冷水コイルをなす第1冷温水コイル19で予冷して調湿負荷を低減された後に、第1姿勢状態の一方のデシカントブロック(DES)61に流入して吸着もしくは収着により除湿される。
その後、外気OAは給気ファン20を通って、夏期に冷水コイルとなる第2冷温水コイル21で設定温度に調整されて制御対象室へ給気SAとして供給される。この温度調整は給気温度計57で測定する温度を指標として行われる。
一方、全熱交換器18を通過した還気RAは、再生コイルをなす温水コイル22で予熱されて所定の再生温度に加温された後に、第2姿勢状態の他方のデシカントブロック(DES)61に流入し、吸収により湿気(水分)を脱着させて第2姿勢状態の他方のデシカントブロック(DES)61を再生し、排気ファン23により排気される。
制御部71は、所定時間の経過後、あるいは適当時に、デシカントブロック装置17のデシカントブロック(DES)61をモータで回転させ、除湿に使用した一方のデシカントブロック(DES)61を第1姿勢状態から第2姿勢状態へ変転させ、他方のデシカントブロック(DES)61を第2姿勢状態から第1姿勢状態へ変転させる。
制御部71は、外気温度、外気湿度、還気温度、還気湿度を指標として調湿負荷が最大負荷である場合には、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を全開し、第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を全開し、温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
図8は夏期設計条件すなわち調湿負荷が最大負荷となる条件下での除湿装置の作用を示す空気線図である。還気RAは、全熱交換器18で外気OAとの全熱交換により28℃から32℃に加温され、再生コイルをなす温水コイル22で32℃から最大負荷再生温度の56℃に加温され、第2姿勢状態のデシカントブロック(DES)61を再生して脱着した外気の水分を含んで56℃から40℃に降温し、排気EAとして排出される。デシカントブロック(DES)61は、最大負荷再生温度による再生によって最大収着容量を備える。
外気OAは全熱交換器18で還気RAとの全熱交換により35℃から31℃に冷却され、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19で最大負荷予冷温度に冷却されて31℃から17℃に冷却され、外気の調湿負荷が十分に低減される。その後、第1姿勢状態のデシカントブロック(DES)61が外気OAの水分を収着し、外気OAは等エンタルピ変化で17℃から31℃にまで昇温し、第2冷温水コイル21で冷却されて給気SAの目標温度28℃となって制御対象室へ供給される。
(夏期 制御対象室負荷小)
制御部71は、還気湿度計56で測定する還気湿度を指標として制御対象室負荷を判断し、還気RAの設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時には、還気湿度計56の測定湿度に応じて予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の予冷温度を増減調整しつつ再生コイルをなす温水コイル22の再生温度を増減調整する。
制御例1
図2に示すように、湿度制御部をなす制御部71は、還気湿度計56で測定した還気湿度の測定湿度H2を指標とし設定湿度SPを目標として制御対象室の制御対象空気である還気の還気湿度を制御する。測定湿度H2が設定湿度SPより低い下位湿度において予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41および再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を開栓し、第1冷温水コイル19と温水コイル22を同時に始動する。
測定湿度H2の上昇に伴って、第1バルブ(MV1)41の開度を増して予冷温度を漸次に低下させつつ、第2バルブ(MV2)42の開度を増して再生温度を漸次に上昇させ、さらに測定湿度H2が上昇する場合には、予冷コイルの予冷温度および再生コイルの再生温度を同時に、それぞれ最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度および最大負荷再生温度に到達させる。すなわち、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を全開し、第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を全開し、温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
図7は上述した作用を示す空気線図である。還気RAは、全熱交換器18で外気OAとの全熱交換により28℃から32℃に加温され、再生コイルをなす温水コイル22で32℃から46℃に加温され、第2姿勢状態のデシカントブロック(DES)61を再生して脱着した外気の水分を含んで46℃から33℃に降温し、排気EAとして排出される。
外気OAは全熱交換器18で還気RAとの全熱交換により35℃から31℃に冷却され、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19で冷却されて31℃から19℃に冷却され、外気の調湿負荷が低減される。その後、第1姿勢状態のデシカントブロック(DES)61が外気OAの水分を収着し、外気OAは等エンタルピ変化で19℃から33℃にまで昇温し、第2冷温水コイル21で冷却されて給気SAの目標温度28℃となって制御対象室へ供給される。
第1冷温水コイル19および温水コイル22の稼働は以下のように行うこともできる。
制御例2
図3(a)に示すように、制御部71は、設定湿度SPを目標として還気湿度計56で測定する還気湿度H2を制御する。再生コイルに先行して予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を開栓して予冷コイルを始動し、所定時間遅れで再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を開栓して再生コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴ってバルブ開度を上げて予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、さらに測定湿度が上昇する場合には、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
制御例3
図3(b)に示すように、制御部71は、設定湿度SPを目標として還気湿度計56で測定する還気湿度H2を制御する。予冷コイルより先行して再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を開栓して再生コイルを始動し、所定時間遅れで予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を開栓して予冷コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴ってバルブ開度を上げて予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、さらに測定湿度が上昇する場合には、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
制御例4
図3(c)に示すように、制御部71は、設定湿度SPを目標として還気湿度計56で測定する還気湿度H2を制御する。予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を開栓するとともに、再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を開栓して、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴ってバルブ開度を上げて予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、さらに測定湿度が上昇する場合には、再生コイルより先行して予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させ、所定時間遅れで再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
制御例5
図3(d)に示すように、制御部71は、設定湿度SPを目標として還気湿度計56で測定する還気湿度H2を制御する。予冷コイルをなす第1冷温水コイル19の第1バルブ(MV1)41を開栓するとともに、再生コイルをなす温水コイル22の第2バルブ(MV2)42を開栓して、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴ってバルブ開度を上げて予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、さらに測定湿度が上昇する場合には、予冷コイルより先行して再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、所定時間遅れで予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させ、予冷コイルをなす第1冷温水コイル19を最大負荷予冷温度で稼働させるとともに、再生コイルをなす温水コイル22を最大負荷再生温度で稼働させる。
以上のように、制御部71は、還気(再生用空気)RAの設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、還気湿度計56の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することで、調湿負荷の変動分を予冷コイルと再生コイルで分担して調整するので、給気温度を過不足なく目標空気温度付近に制御することができる。
また、制御例1から5の何れの制御方法においても、予冷コイルおよび再生コイルにおける冷水温度および温水温度の使用条件に応じて、予冷コイルおよび再生コイルを適切に調整することによって、制御対象室から戻る制御対象空気の還気RAの測定湿度が設定湿度に一致するように最終的に調整することができる。
また、制御例1から5の制御方法方法に限らず、制御対象空気の還気RAの測定湿度を設定湿度に一致させることが可能な制御であれば、予冷コイルおよび再生コイルの制御条件に制限はない。
(冬期モード)
冬期には、還気RAが収着対象空気で還気経路7が収着用空気経路となり、外気OAが再生用空気で外気経路6が再生用空気経路(加湿対象)となり、上述した操作と同様の操作において、還気RAから除湿した湿気を外気OAに与えて加湿し、調整後の外気OAを給気する。
実施の形態2
図4は本発明の他の実施の形態を示すものであり、図1に示した先の実施の形態におけるものと同様の作用を行う部材には同符号を付して説明を省略する。
ここでは、デシカントブロック装置171および全熱交換器181が円板状をなし、軸心廻りに回転することで、外気経路6と還気経路7とにわたって移動する。
運転制御方法は先に説明した制御例1から5の何れでも行うことができ、同様の作用効果を実現できる。
実施の形態3
図5は本発明の他の実施の形態を示すものであり、図1に示した先の実施の形態におけるものと同様の作用を行う部材には同符号を付して説明を省略する。
ここでは、還気湿度計56より下流側で温水コイル22より上流側の還気経路7に連通して混合用空気を供給する混合用空気経路202を設けており、混合用空気経路202はケーシング1に設けた第3室13と外部とを連通するダンパ装置203からなる。
この構成では、収着用空気経路である外気経路6に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路である還気経路7に制御対象室から戻る制御対象空気の還気を通気し、混合用空気経路202から混合用空気として外気を通気して還気と外気の混合空気を再生用空気として通気する。
運転制御方法は先に説明した制御例1から5の何れでも行うことができ、同様の作用効果を実現できる。
実施の形態4
図6は本発明の他の実施の形態を示すものであり、図1に示した先の実施の形態におけるものと同様の作用を行う部材には同符号を付して説明を省略する。
この構成は全熱交換器を設けないものであり、制御対象室301に制御対象空気の湿度を測定する制御対象室湿度計302を設けており、制御対象室湿度計302の測定湿度H2を指標とし設定湿度SPを目標として制御対象室301の制御対象空気の湿度を制御する。
この構成では、収着用空気経路である外気経路6に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路である還気経路7にも外気を通気する。
運転制御方法は先に説明した制御例1から5の何れでも行うことができ、同様の作用効果を実現できる。
1 ケーシング
2 外気口
3 給気口
4 還気口
5 排気口
6 外気経路
7 還気経路
8 横閉鎖板
9 第1縦閉鎖板
10 第2縦閉鎖板
11 第1室
12 第2室
13 第3室
14 第4室
15 第5室
16 第6室
17 デシカントブロック装置
18 全熱交換器
19 第1冷温水コイル
20 給気ファン
21 第2冷温水コイル
22 温水コイル
23 排気ファン
41 第1バルブ(MV1)
42 第2バルブ(MV2)
43 第3バルブ(MV3)
51 外気フィルタ
52 外気温度計
53 外気湿度計
54 還気フィルタ
55 還気温度計
56 還気湿度計
57 給気温度計
61 デシカントブロック
62 モータ
71 制御部
171 デシカントブロック装置
181 全熱交換器
201 バイパス経路
201a ダンパ装置
301 制御対象室
302 制御対象室湿度計
611(614) 空気流入口
612(613) 空気流出口
613、614 閉鎖面
外気OA
給気SA
還気RA
排気EA

Claims (8)

  1. 制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室から還気として戻る制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、
    収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に再生用空気として制御対象室から戻る制御対象空気の還気を通気し、
    湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする調湿装置。
  2. 制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室から還気として戻る制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、湿度計より下流側で再生コイルより上流側の再生用空気経路に混合用空気を供給する混合用空気経路と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、
    収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に制御対象室から戻る制御対象空気の還気を通気し、混合用空気経路から混合用空気として外気を通気して還気と外気の混合空気を再生用空気として通気し、
    湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする調湿装置。
  3. 制御対象室に連通し、収着対象空気を通気する収着用空気経路および再生用空気を通気する再生用空気経路と、収着用空気経路に接続して収着対象空気から湿気を収着する収着状態と再生用空気経路に接続して再生用空気により湿気を脱着する再生状態とを交互に繰り返すデシカントブロックと、デシカントブロックより上流側の収着用空気経路を通過する収着対象空気を冷却する予冷コイルと、デシカントブロックより上流側の再生用空気経路を通過する再生用空気を加温する再生コイルと、制御対象室の制御対象空気の湿度を測定する湿度計と、予冷コイルと再生コイルの稼働を制御する湿度制御部を備え、
    収着用空気経路に収着対象空気として外気を通気し、再生用空気経路に再生用空気として外気を通気し、
    湿度制御部は、制御対象空気の測定湿度が設定湿度より低くて制御対象空気の設定湿度に対して制御対象室の調湿負荷が小さい小負荷運転時に、湿度計の測定湿度に応じて予冷コイルの予冷温度を増減調整しつつ再生コイルの再生温度を増減調整することを特徴とする調湿装置。
  4. 湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調湿装置。
  5. 湿度制御部は、再生コイルより先行して予冷コイルを始動し、所定時間遅れで再生コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調湿装置。
  6. 湿度制御部は、予冷コイルより先行して再生コイルを始動し、所定時間遅れで予冷コイルを始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させると同時に、再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調湿装置。
  7. 湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、再生コイルより先行して予冷コイルの予冷温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させ、所定時間遅れで再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調湿装置。
  8. 湿度制御部は、予冷コイルと再生コイルを同時に始動し、測定湿度の上昇に伴って予冷コイルの予冷温度を漸次に低下させつつ、再生コイルの再生温度を漸次に上昇させ、予冷コイルより先行して再生コイルの再生温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷再生温度に到達させ、所定時間遅れで予冷コイルの冷却温度を最大調湿負荷に応じた最大負荷予冷温度に到達させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調湿装置。
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