JP6663655B2 - デシカント空調装置 - Google Patents

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本発明は、給気を屋内へ供給する給気通路と、排気を屋外へ排出する排気通路とを備え、前記給気通路の除湿領域を通流する処理対象給気から水分を吸着し、当該吸着した水分を前記排気通路の再生領域を通流する再生用排気に放出する吸放湿部を備えたデシカント空調装置に関する。
従来、屋外空気と屋内空気とを交換する換気を行いながら、屋外空気を除湿した上で給気として屋内に供給する所謂除湿運転を実行可能なデシカント空調装置が知られている。(例えば、特許文献1〜3を参照。)
かかるデシカント空調装置では、吸放湿部において、屋外から取込まれた給気が通流する給気通路に配置された除湿領域と、屋内から取込まれた排気が通流する排気通路に配置された再生領域との間で、デシカントロータを回転駆動させる。すると、給気通路の除湿領域を通流する処理対象給気からデシカントロータに吸着された水分を、排気通路の再生領域を通流する再生用排気へ放出する形態で除湿運転を行うことができる。
更に、上記特許文献1〜3に記載のデシカント空調装置では、装置全体の省エネ性と除湿能力を向上するために、給気通路における除湿領域の上流側に、排気との全熱交換により給気を冷却及び除湿可能な全熱交換部が設けられている。
特開2002−276998号公報 特許4835688号公報 特許3425088号公報
従来のデシカント空調装置では、一般的に、吸放湿部のサイズは必要給気流量に応じて決定される。例えば、吸放湿部の小型化を図るために、除湿領域の流路断面積を小さくすると、必要給気流量を確保するために給気通路の除湿領域を通流する処理対象給気の流速を高く設定する必要がある。すると、吸放湿部の水分吸着性能が低下し、結果、屋内への給気の快適性を損なうという問題が生じる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、屋内への給気の快適性を損なうことなく、吸放湿部の小型化を実現して省スペース化やコストダウンを図ることができ、更には省エネ性向上を図ることができるデシカント空調装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、給気を屋内へ供給する給気通路と、排気を屋外へ排出する排気通路とを備え、
前記給気通路の除湿領域を通流する給気から水分を吸着し、当該吸着した水分を前記排気通路の再生領域を通流する排気に放出する吸放湿部を備えたデシカント空調装置であって、
前記給気通路に取込んだ給気の一部を、前記除湿領域及び当該除湿領域に供給される給気を冷却する予冷部が配置された前記給気通路の一部である第2給気通路をバイパスさせて通流させる給気バイパス通路を備え、
前記給気通路における前記第2給気通路の上流側の給気側全熱交換領域を通流する給気と、前記排気通路の排気側全熱交換領域を通流する排気との間で全熱交換を行う全熱交換部を備えると共に、
前記給気通路における前記給気バイパス通路の分流部が、前記給気側全熱交換領域の下流側に設けられており、
前記排気通路において、前記排気側全熱交換領域が前記再生領域の上流側に配置されており、
前記給気通路において、前記全熱交換部を通流した給気の一部を、前記分流部から前記給気バイパス通路に分流させて前記第2給気通路をバイパスさせ、当該バイパスさせた給気と前記除湿領域を通流した給気とを合流させて屋内へ吹き出す点にある。
本構成によれば、屋内への給気の快適性を損なうことなく、吸放湿部の小型化を実現して省スペース化やコストダウンを図ることができ、更には省エネ性向上を図ることができるデシカント空調装置を提供することができる。
即ち、給気通路に取込んだ給気の一部を給気バイパス通路に通流させて吸放湿部の除湿領域をバイパスさせるので、吸放湿部の除湿領域を通流する給気の流量を削減することができる。このことで、除湿領域における吸放湿部の水分吸着性能の低下を回避しながら、除湿領域の流路断面積をできるだけ小さくして、吸放湿部の小型化を実現し、省スペース化やコストダウンを図ることができる。
また、給気通路では、給気の一部が、比較的圧力損失が大きい除湿領域を通流することなく、比較的圧力損失が小さい給気バイパス通路を通流することになるから、給気通路全体の圧力損失が、給気の全量を除湿領域に通流させる場合と比較して小さくなる。これにより、給気通路におけるファン動力を削減して、省エネ性の向上を図ることができる。
本構成によれば、吸放湿部の除湿領域に供給される前の給気が、上記全熱交換部による排気との間の全熱交換により、冷却及び除湿されるので、装置全体の省エネ性と除湿能力を向上することができる。
更に、分流部から給気バイパス通路に分流されて吸放湿部の除湿領域をバイパスする給気が、全熱交換部の給気側全熱交換領域を通流して既に冷却及び除湿されたものとなる。このことで、吸放湿部の除湿領域を通流させて除湿する給気の流量を一層削減した場合でも、その給気と給気バイパス通路を通流した給気とが合流した上で屋内へ吹出される給気を比較的低温且つ低湿に保つことができるので、更なる吸放湿部の小型化に貢献することができる。
本構成によれば、全熱交換部の排熱側全熱交換領域を通流することで給気との間の全熱交換により加熱された排気を、吸放湿部の再生領域に供給し利用することができるので、装置全体の省エネ性を向上することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記排気通路において前記再生領域に供給される排気を加熱する加熱部を備え、
前記排気通路の排気側全熱交換領域から排出された排気の一部を、排気バイパス調整弁により流量調整可能な状態で前記加熱部及び前記再生領域をバイパスさせて屋外へ排出する排気バイパス通路を備えた点にある。
本構成によれば、全熱交換部の排熱側全熱交換領域を通流した排気を吸放湿部の再生領域に供給する場合において、その排気の一部を排気バイパス通路に通流させて加熱部及び吸放湿部の再生領域をバイパスさせるので、吸放湿部の再生領域を通流する排気の流量を削減することができる。このことで、再生領域における吸放湿部の水分放出性能の低下を回避しながら、再生領域の流路断面積をできるだけ小さくして、更なる吸放湿部の小型化に貢献することができる。
また、排気通路では、排気の一部が、比較的圧力損失が大きい再生領域を通流することなく、比較的圧力損失が小さい排気バイパス通路を通流することになるから、排気通路全体の圧力損失が、排気の全量を再生領域に通流させる場合と比較して小さくなるので、排気通路におけるファン動力を削減することができる。更に、排気バイパス通路を通流する排気は、加熱部をもバイパスすることから、加熱部における加熱対象の排気の流量が削減でき、加熱部における加熱エネルギをも削減することができる。これらにより、更なる省エネ性の向上に貢献することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記給気通路における前記除湿領域の下流側を通流する給気を冷却する冷却用温調部を備えると共に、
前記給気通路における前記給気バイパス通路の合流部が、前記冷却用温調部の上流側に設けられている点にある。
本構成によれば、除湿領域を通流して除湿された給気に対して給気バイパス通路を通流した給気が合流され、当該合流後の給気全体が、冷却用温調部で冷却された後に、屋内へ吹出される。これにより、当該吹出される給気の温度状態を斑無く快適な設定温度に維持することができる。
本発明の第特徴構成は、前記給気通路から屋内へ吹出される給気の湿度を検出する給気湿度検出手段と、
前記給気通路へ取込んだ給気に対する前記給気バイパス通路を通流する給気の割合である給気イパス割合を調整可能な給気イパス割合調整手段とを備え、
前記給気湿度検出手段の検出結果に基づいて前記給気バイパス割合調整手段を制御して前記給気通路から屋内へ吹出される給気の湿度を所望の設定給気湿度に維持する制御手段を備えた点にある。
本構成によれば、除湿領域を通流して除湿された給気と給気バイパス通路を通流した給気とが合流した上で給気通路から屋内への吹出される給気の湿度を許容域である設定給気湿度に維持しながら、外気の湿度が比較的低い場合でも過剰な除湿を回避して、給気バイパス割合をできるだけ大きくすることができる。これにより、吸放湿部の除湿領域を通流する給気の流量を大幅に削減して、更なる吸放湿部の小型化や省エネ性向上に貢献することができる。
第1実施形態のデシカント空調装置の概略構成図 第2実施形態のデシカント空調装置の概略構成図
〔第1実施形態〕
本発明に係るデシカント空調装置の第1実施形態について、図1に基づいて説明する。
尚、本実施形態のデシカント空調装置(以下「本空調装置」と呼ぶ。)100は、低温低湿の給気SAを屋内Rに供給する除湿運転を実行可能なものとして構成されている。
詳しくは、屋外Oから取込まれた屋外空気OAが給気SAとして通流し、当該給気SAを屋内Rに供給する給気通路1と、屋内Rから取込まれた屋内空気RAが排気EAとして通流し、当該排気EAを屋外Oへ排出する排気通路2とが設けられている。
そして、詳細については後述するが、排気通路2に配置された再生領域12を通流する排気EAの加湿を伴って、給気通路1に配置された除湿領域11を通流する給気SAの除湿を行うことができる吸放湿部10が設けられている。
更に、本空調装置100には、この吸放湿部10とは別に、給気通路1に配置された給気側全熱交換領域21を通流する給気SA(屋外空気OA)と、排気通路2に配置された排気側全熱交換領域22を通流する排気EA(屋内空気RA)との間で全熱交換を行うことができる全熱交換器20(全熱交換部の一例)が設けられている。更に、給気SA又は排気EAを冷却又は加熱するための冷却又は加熱部30,31,32,33、給気通路1や排気通路2において給気SA又は排気EAをバイパスさせるバイパス通路B1,B2、運転を制御する制御装置50等が設けられている。
以下に、これら本空調装置100に設けられた各種構成部の詳細について順に説明する。
(給気通路1)
上記給気通路1としては、給気SA(屋外空気OA)の流れ方向に沿う順に、屋外Oに臨む屋外空気取込口Paから分流部Pbまでの第1給気通路P1と、当該分流部Pbから合流部Pcまでの第2給気通路P2と、当該合流部Pcから屋内Rに臨む給気吹出口Pdまでの第3給気通路P3とが設けられており、更に、第2給気通路P2とは別に、分流部Pbと合流部Pcとを接続する給気バイパス通路B1が設けられている。
そして、給気通路1の最も下流の給気吹出口Pd側の通路、即ち第3給気通路P3には、給気ファン41が設けられており、この給気ファン41を作動させることにより、屋外Oから屋外空気取込口Paを介して給気通路1に屋外空気OAが取込まれ、その取込まれた屋外空気OAが、第1給気通路P1、第2給気通路P2又は給気バイパス通路B1、及び、第3給気通路P3を記載の順に通流し、その通流した屋外空気OAが給気SAとして給気吹出口Pdを介して屋内Rに吹出されることになる。
(排気通路2)
上記排気通路2としては、排気EA(屋内空気RA)の流れ方向に沿う順に、屋内Rに臨む屋内空気取込口Qaから分流部Qbまでの第1排気通路Q1と、当該分流部Qbから合流部Qcまでの第2排気通路Q2と、当該合流部Qcから屋外Oに臨む排気排出口Qdまでの第3排気通路Q3とが設けられており、更に、第2排気通路Q2とは別に、分流部Qbと合流部Qcとを接続する排気バイパス通路B2が設けられている。
そして、排気通路2の最も下流の排気排出口Qd側の通路、即ち第3排気通路Q3には、排気ファン42が設けられており、この排気ファン42を作動させることにより、屋内Rから屋内空気取込口Qaを介して排気通路2に屋内空気RAが取込まれ、その取込まれた屋内空気RAが、第1排気通路Q1、第2排気通路Q2又は排気バイパス通路B2、及び、第3排気通路Q3を記載の順に通流し、その通流した屋内空気RAが排気EAとして排気排出口Qdを介して屋外Oに排出されることになる。
(吸放湿部10)
吸放湿部10は、除湿領域11と再生領域12との間で円盤状のデシカントロータ13を回転駆動させて両領域11,12を通流する空気の除湿及び加湿を行うロータ式に構成されている。
デシカントロータ13は、モーター(図示省略)により回転駆動される回転駆動軸14に中心部が固定されて比較的低速で回転駆動され、除湿領域11と再生領域12との間を横断する姿勢で配置された円盤状の部材として構成されている。また、この種のデシカントロータ13は、回転軸方向に貫通する多数の通路が形成されたアルミニウム製等のハニカム表面にシリカゲルやゼオライト等の吸着剤や高分子収着剤を塗布してなり、除湿領域11及び再生領域12の夫々において空気がデシカントロータ13を貫通する状態で通流するように構成されている。
かかる吸放湿部10の除湿領域11は第2給気通路P2に配置されており、後述する給気側全熱交換領域21及び予冷部30で冷却されて比較的低温となった給気SAがこの除湿領域11を通流することで、その通流した給気SAはデシカントロータ13の吸湿時の放熱作用による温度上昇を伴って除湿され、その部分のデシカントロータ13は給気SAの水分を吸着した状態となる。そして、その水分を吸着したデシカントロータ13の部分が上記回転駆動により再生領域12に移動することになる。
一方、吸放湿部10の再生領域12は第2排気通路Q2に配置されており、後述する排気側全熱交換領域22及び加熱部31で加熱されて比較的高温となった排気EAがこの再生領域12を通流することで、その通流した排気EAはデシカントロータ13の放湿時の吸熱作用による温度低下を伴って加湿され、その部分のデシカントロータ13は上記吸着した水分を十分に放出させて再生されることになる。そして、その再生されたデシカントロータ13の部分が上記回転駆動により上記除湿領域11に移動することになる。
このようにして、吸放湿部10は、再生領域12を通流する排気EAの加湿を伴って、除湿領域11を通流する給気SAの除湿を行うことができる。
(全熱交換器20)
全熱交換器20は、給気側全熱交換領域21と排気側全熱交換領域22との間で円盤状の通気性蓄熱体23を回転駆動させて両領域21,22を通流する空気間の全熱交換を行う回転式のものとして構成されている。
通気性蓄熱体23は、モーター(図示省略)により回転駆動される回転駆動軸24に中心部が固定されて比較的低速で回転駆動され、給気側全熱交換領域21と排気側全熱交換領域22との間を横断する姿勢で配置された円盤状の部材として構成されている。また、この種の通気性蓄熱体23は、回転軸方向に貫通する多数の通路が形成されたアルミニウム製等のハニカムからなり、給気側全熱交換領域21及び排気側全熱交換領域22の夫々において空気が通気性蓄熱体23を貫通する状態で通流するように構成されている。
かかる全熱交換器20の給気側全熱交換領域21は第1給気通路P1に配置されており、その給気側全熱交換領域21に屋外Oから取込まれた比較的高温多湿の給気SA(屋外空気OA)が通流することで、その通流した高温多湿の給気SAは通気性蓄熱体23の吸熱及び吸湿作用により顕熱、更には潜熱が回収されて冷却及び除湿され、その部分の通気性蓄熱体23は昇温する。そして、その昇温した通気性蓄熱体23の部分が上記回転駆動により排気側全熱交換領域22に移動することになる。
一方、全熱交換器20の排気側全熱交換領域22は第1排気通路Q1に配置されており、その排気側全熱交換領域22に屋内Rから取込まれた比較的低温低湿の排気EA(屋内空気RA)が通流することで、その低温低湿の排気EAは通気性蓄熱体23の放熱作用により加熱され、その部分の通気性蓄熱体23は降温する。そして、その降温した通気性蓄熱体23の部分が上記回転駆動により上記給気側全熱交換領域21に移動することになる。
このようにして、全熱交換器20は、給気側全熱交換領域21を通流する高温多湿の給気SA(屋外空気OA)と排気側全熱交換領域22を通流する低温低湿の排気EA(屋内空気RA)との間で全熱交換を行うことができる。
更に、かかる全熱交換器20の排気側全熱交換領域22は、排気通路2において、吸放湿部10の再生領域12の上流側に配置されている。これにより、吸放湿部10の再生領域12に供給される排気EAが、屋外Oから取込まれた屋外空気OAとの全熱交換により加熱されることになって、装置全体の省エネ性が図られる上に、吸放湿部10の除湿能力の向上が図られている。
(予冷部30)
本空調装置100には、給気通路1において除湿領域11に供給される給気SAを冷却する冷却部として、当該給気SAを外部から供給された冷熱媒との熱交換により冷却するコイル式の予冷部30が、第2給気通路P2における除湿領域11の上流側に設けられている。これにより、除湿領域11に供給される給気SAが予冷部30により一層冷却されることになって、吸放湿部10(デシカントロータ13)の水分吸着性能の向上が図られている。
(加熱部31)
本空調装置100には、排気通路2において再生領域12に供給される排気EAを加熱する加熱部として、当該排気EAを外部から供給された温熱媒との熱交換により加熱するコイル式の加熱部31が、第2排気通路Q2において再生領域12の上流側に設けられている。これにより、再生領域12に供給される排気EAが上記加熱部31により一層加熱されることになって、吸放湿部10の除湿能力の更なる向上が図られている。
(温調部32,33)
本空調装置100には、給気通路1における除湿領域11の下流側を通流する給気SAを冷却又は加熱する温調部として、当該給気SAを外部から供給された冷熱媒との熱交換により冷却する冷却用温調部32と、当該給気SAを外部から供給された温熱媒との熱交換により加熱する加熱用温調部33とが、第3給気通路P3に設けられている。そして、これら冷却用温調部32及び加熱用温調部33による冷却量及び加熱量を調整することにより、屋内Rへ供給される給気SAを所望の設定温度に調整することができる。
また、給気通路1における給気バイパス通路B1の合流部Pcが、温調部32,33の上流側に設けられているので、合流後の給気SA全体が、温調部32,33で冷却又は加熱された後に、屋内Rへ吹出されることになって、当該吹出される給気SAの温度状態が斑無く快適な設定温度に維持されている。
(給気バイパス通路B1)
本空調装置100には、給気通路1に取込んだ給気SAの一部を、吸放湿部10の除湿領域11をバイパスさせて通流させる給気バイパス通路B1が、分流部Pbと合流部Pcとを接続する形態で第2給気通路P2に対して並設されている。
これにより、吸放湿部10の除湿領域11を通流する給気SAの流量を削減することができる。よって、吸放湿部10の除湿領域11におけるデシカントロータ13の水分吸着性能の低下を回避しながら、除湿領域11の流路断面積をできるだけ小さくすることで、吸放湿部10の小型化を実現し、省スペース化やコストダウンが図られている。
更に、この給気バイパス通路B1を通流する給気SAは、予冷部30をもバイパスすることから、予冷部30における冷却対象の給気SAの流量が削減されて、当該予冷部30における冷却エネルギをも削減されることになる。
また、給気通路1では、給気SAの一部が、比較的圧力損失が大きい除湿領域11を通流することなく、比較的圧力損失が小さい給気バイパス通路B1を通流することになる。このことで、給気通路1全体の圧力損失、即ち給気ファン41の動力が削減されて、省エネ性の向上が図られている。
給気通路1において、給気バイパス通路B1の分流部Pbが、全熱交換器20の給気側全熱交換領域21の下流側に設けられている。すると、分流部Pbから給気バイパス通路B1に分流されて吸放湿部10の除湿領域11をバイパスする給気SAが、全熱交換器20の給気側全熱交換領域21を通流して既に冷却及び除湿されたものとなる。このことで、吸放湿部10の除湿領域11を通流させて除湿する給気SAの流量を一層削減した場合でも、その給気SAと給気バイパス通路B1を通流した給気SAとが合流部Pcで合流した上で屋内Rへ吹出される給気SAを比較的低温且つ低湿に保つことができる。
更に、この給気バイパス通路B1には、開度調整に伴って給気バイパス通路B1における給気SAの流量を調整可能な給気バイパス調整弁52が設けられている。そして、この給気バイパス調整弁52は、給気通路1から分岐する給気バイパス通路B1において給気SAの流量を調整可能であることから、給気通路1へ取込んだ給気SAに対する給気バイパス通路B1を通流する給気SAの割合である給気イパス割合を調整可能な給気イパス割合調整手段として機能することになる。
そこで、給気通路1から屋内Rへ吹出される給気SAの湿度を検出する湿度センサ51(給気湿度検出手段の一例)が第3給気通路P3における給気吹出口Pdの直上流側に設けられている。そして、制御装置50は、湿度センサ51の検出結果に基づいて給気バイパス調整弁52の開度を制御して、給気吹出口Pdからから屋内Rへ吹出される給気SAの湿度を所望の設定給気湿度に維持するように構成されている。
即ち、屋内Rへの吹出される給気SAの湿度が許容域である設定給気湿度に維持されつつ、給気SAの全量に対する給気バイパス通路B1を通流する給気SAの割合である給気バイパス割合をできるだけ大きくすることができる。これにより、吸放湿部10の除湿領域11を通流する給気SAの流量が大幅に削減される。
(排気バイパス通路B2)
本空調装置100には、排気通路2の排気側全熱交換領域22から排出された排気EAの一部を加熱部31及び吸放湿部10の再生領域12をバイパスさせて屋外Oへ排出する排気バイパス通路B2が、分流部Qbと合流部Qcとを接続する形態で第2排気通路Q2に対して並設されている。
これにより、吸放湿部10の再生領域12を通流する排気EAの流量を削減することができる。よって、吸放湿部10の再生領域12におけるデシカントロータ13の水分放出性能の低下を回避しながら、再生領域12の流路断面積をできるだけ小さくすることで、吸放湿部10の更なる小型化を実現することができる。
更に、この排気バイパス通路B2を通流する排気EAは、加熱部31をもバイパスすることから、加熱部31における加熱対象の排気EAの流量が削減されて、当該加熱部31における加熱エネルギをも削減されることになる。
また、排気通路2では、排気EAの一部が、比較的圧力損失が大きい再生領域12を通流することなく、比較的圧力損失が小さい排気バイパス通路B2を通流することになる。このことで、排気通路2全体の圧力損失、即ち排気ファン42の動力が削減されて、省エネ性の向上が図られている。
この排気バイパス通路B2にも、開度調整に伴って排気バイパス通路B2における排気EAの流量を調整可能な排気バイパス調整弁55が設けられている。そして、この排気バイパス調整弁55は、排気通路2から分岐する排気バイパス通路B2において排気EAの流量を調整可能であることから、排気通路2へ取込んだ排気EAに対する排気バイパス通路B2を通流する排気EAの割合である排気イパス割合を調整可能な排気イパス割合調整手段として機能することになる。そして、この排気バイパス調整弁55についても、給気バイパス調整弁52と同様に、排気バイパス割合ができるだけ大きくなるように、制御装置50により開度制御を実行することができる。
〔第2実施形態〕
本発明に係るデシカント空調装置の第2実施形態について、図2に基づいて説明する。
尚、本実施形態のデシカント空調装置(以下「本空調装置」と呼ぶ。)200は、上述した第1実施形態に対して、排気通路2に関する構成のみが異なる。よって、他の同様の構成については、図面において同じ符号を付すとともに、詳細な説明は割愛する場合がある。
本実施形態において、上記排気通路2としては、排気EAの流れ方向に沿う順に、屋内Rに臨む屋内空気取込口Raから合流部Rcまでの第1排気通路R1と、第1給気通路P1の屋外空気取込口Pa側(給気側全熱交換領域21の上流側)に配置された分流部Rbから合流部Rcまでの第2排気通路R2と、当該合流部Rcから屋外Oに臨む排気排出口Rdまでの第3排気通路R3とが設けられている。
排気通路2の最も下流の排気排出口Rd側の通路、即ち第3排気通路R3には、排気ファン42が設けられており、この排気ファン42を作動させることにより、屋内Rから屋内空気取込口Raを介して第1排気通路R1に屋内空気RAが取込まれると共に、屋外Rから屋外空気取込口Pa及び分流部Rbを介して第2排気通路R2に屋外空気OAが取込まれる。そして、これら取込まれた屋内空気RAと屋外空気OAとが合流部Rcで合流して第3排気通路R3を通流した後に、排気EAとして排気排出口Rdを介して屋外Oに排出されることになる。
また、夫々の排気通路R1,R2に設けられた夫々の調整弁57,58の開度が制御装置50により調整されることで、第1排気通路R1を通流する屋内空気RAと第2排気通路R2を通流する屋外空気OAとの割合が適切なものに設定されている。
このような排気通路2において、全熱交換器20の排気側全熱交換領域22は第1排気通路R1に配置されており、一方、加熱部31及び吸放湿部10の再生領域12は第2排気通路R2に配置されている。
即ち、加熱部31及び吸放湿部10の再生領域12は、屋内空気RAが通流する第1排気通路R2における全熱交換器20の排気側全熱交換領域22の下流側ではなく、屋外空気OAが通流する第2排気通路R2に設けられている。このことで、再生領域12に供給される排気EAは、加熱部31で加熱されることで比較的高温な状態となる上に、屋外Oから取込まれた比較的高温の屋外空気OAを加熱部31で加熱したものとなるので、加熱部31の加熱量を小さくした場合でも比較的高温な状態とすることができる。よって、再生領域12には、比較的高温な状態の排気EAが通流するので、その部分のデシカントロータ13は上記吸着した水分を十分に脱着させて再生され、吸放湿部10の除湿能力の更なる向上が図られることになる。
尚、この第2実施形態では、加熱部31及び吸放湿部10の再生領域12に比較的高温の屋外空気OAを供給するように構成したが、例えば、分流部Rbを第1排気通路R1の屋内空気取込口Ra側(排気側側全熱交換領域22の上流側)に配置することで、加熱部31及び吸放湿部10の再生領域12に、比較的低湿の屋内空気RAを供給するように構成しても構わない。このことで、加熱部31の加熱量は増すものの、再生領域12には比較的高温低湿の排気EAが通流することになり、吸放湿部10の除湿能力をより一層向上させることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、給気通路1における除湿領域11の上流側の給気側全熱交換領域21を通流する給気SAと、排気通路2の排気側全熱交換領域22を通流する排気EAとの間で全熱交換を行う全熱交換部として回転式の全熱交換器20を設けたが、この全熱交換器20を省略又は静止型等の別の形式のものに改変しても構わない。
(2)上記実施形態では、給気SA又は排気EAを冷却又は加熱するための各種冷却又は加熱部30,31,32,33を備えたが、これらは適宜省略又は改変しても構わない。
例えば、吸放湿部10の除湿領域11に供給される給気SAを冷却する予冷部30と、吸放湿部10の再生領域12に供給される排気EAを加熱する加熱部31とについては、何れか一方を省略することができる。
(3)上記実施形態では、給気通路1における給気バイパス通路B1の分流部Pbを予冷部30の上流側に配置して、給気バイパス通路B1を通流する給気SAが、吸放湿部10の除湿領域11のみならず、予冷部30をもバイパスするように構成したが、別に、分流部Pbを予冷部30の下流側且つ除湿領域11の上流側に配置して、当該予冷部30で冷却された給気SAを給気バイパス通路B1に分流させて、吸放湿部10の除湿領域11のみをバイパスさせるように構成しても構わない。
(4)上記実施形態では、制御装置50により、湿度センサ51の検出結果に基づいて給気バイパス調整弁52の開度を制御して、給気吹出口Pdからから屋内Rへ吹出される給気SAの湿度を所望の設定給気湿度に維持するように構成したが、これらの構成を省略又は改変して、給気SAの湿度を成り行きで設定したり、別の構成で給気SAの湿度を所望の設定給気湿度に維持するように構成しても構わない。
(5)上記実施形態では、吸放湿部として、除湿領域11と再生領域12との間でデシカントロータ13を回転駆動させて給気SA及び排気EAを同時に処理可能なロータ式を採用したが、給気SA及び排気EAを交互に切替えて処理可能なバッチ式など別の形式の吸放湿部を採用しても構わない。
(6)上記実施形態では、第1排気通路Q1,R1を通流した排気EAと、第2排気通路Q2,R2を通流した排気EAとを、合流部Qc,Rcで合流させた上で、共通の排気排出口Qd,Rdを介して屋外Oへ排出するように構成したが、これら夫々の排気EAを合流させることなく個別に屋外Oへ排出するように構成しても構わない。
また、上記第2実施形態では、共通の屋外空気取込口Paを介して屋外Oから取込んだ屋外空気OAを、分流部Rbで分流させた上で、第1給気通路P1と第2排気通路R2の夫々へ供給するように構成したが、個別に取込んだ屋外空気OAを夫々の通路P1,R2に供給するように構成しても構わない。
1 給気通路
2 排気通路
10 吸放湿部
11 除湿領域
12 再生領域
20 全熱交換器(全熱交換部)
21 給気側全熱交換領域
22 排気側全熱交換領域
30 予冷部
31 加熱部
32 冷却用温調部(温調部)
33 加熱用温調部(温調部)
50 制御装置(制御手段)
51 湿度センサ(給気湿度検出手段)
52 給気バイパス調整弁(給気バイパス割合調整手段)
100 デシカント空調装置
200 デシカント空調装置
B1 給気バイパス通路
B2 排気バイパス通路
SA 給気
EA 排気
O 屋外
R 屋内
Pb 分流部
Pc 合流部

Claims (4)

  1. 給気を屋内へ供給する給気通路と、排気を屋外へ排出する排気通路とを備え、
    前記給気通路の除湿領域を通流する給気から水分を吸着し、当該吸着した水分を前記排気通路の再生領域を通流する排気に放出する吸放湿部を備えたデシカント空調装置であって、
    前記給気通路に取込んだ給気の一部を、前記除湿領域及び当該除湿領域に供給される給気を冷却する予冷部が配置された前記給気通路の一部である第2給気通路をバイパスさせて通流させる給気バイパス通路を備え、
    前記給気通路における前記第2給気通路の上流側の給気側全熱交換領域を通流する給気と、前記排気通路の排気側全熱交換領域を通流する排気との間で全熱交換を行う全熱交換部を備えると共に、
    前記給気通路における前記給気バイパス通路の分流部が、前記給気側全熱交換領域の下流側に設けられており、
    前記排気通路において、前記排気側全熱交換領域が前記再生領域の上流側に配置されており、
    前記給気通路において、前記全熱交換部を通流した給気の一部を、前記分流部から前記給気バイパス通路に分流させて前記第2給気通路をバイパスさせ、当該バイパスさせた給気と前記除湿領域を通流した給気とを合流させて屋内へ吹き出すデシカント空調装置。
  2. 前記排気通路において前記再生領域に供給される排気を加熱する加熱部を備え、
    前記排気通路の排気側全熱交換領域から排出された排気の一部を、排気バイパス調整弁により流量調整可能な状態で前記加熱部及び前記再生領域をバイパスさせて屋外へ排出する排気バイパス通路を備えた請求項1に記載のデシカント空調装置。
  3. 前記給気通路における前記除湿領域の下流側を通流する給気を冷却する冷却用温調部を備えると共に、
    前記給気通路における前記給気バイパス通路の合流部が、前記冷却用温調部の上流側に設けられている請求項1又は2に記載のデシカント空調装置。
  4. 前記給気通路から屋内へ吹出される給気の湿度を検出する給気湿度検出手段と、
    前記給気通路へ取込んだ給気に対する前記給気バイパス通路を通流する給気の割合である給気バイパス割合を調整可能な給気バイパス割合調整手段とを備え、
    前記給気湿度検出手段の検出結果に基づいて前記給気バイパス割合調整手段を制御して前記給気通路から屋内へ吹出される給気の湿度を所望の設定給気湿度に維持する制御手段を備えた請求項1〜3の何れか1項に記載のデシカント空調装置。
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