JP2017138078A - 除湿システム - Google Patents
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Description
の下流側に給気ファン(22)を配置することにより、凝縮器から蒸発器へと切り換えられた直後の吸着熱交換器(61,62)から供給される高温高湿の空気が吸着部材(21)を通過する前に給気ファン(22)を通過することを回避することができる。
均一化された空気を吸着部材(21)に供給ことができるので、調湿ユニット(20)の動作切り換えに起因する供給空気(SA)の湿度変動を抑制する効果をさらに向上させることができる。
図1は、実施形態による除湿システム(10)の構成例を示している。この除湿システム(10)は、空気を除湿して室内空間(S1)に供給するものであり、調湿ユニット(20)と吸着部材(21)と給気ファン(22)と給気フィルタ(23)と加熱器(30)と補助ファン(31)と補助フィルタ(32)とコントローラ(70)とを備えている。また、この除湿システム(10)には、外気チャンバ(C1)と吸込通路(P1)と給気通路(P2)と再生通路(P3)と排気通路(P4)と補助通路(P5)とが設けられている。
間)であり、中間室(S2)は、展示空間の断熱性の確保などを目的として展示空間の周囲に設けられた空気層である。
外気チャンバ(C1)は、室外から室外空気(OA)を取り込むためのチャンバである。例えば、外気チャンバ(C1)は、直方体型の箱状に形成されている。
吸込通路(P1)は、調湿ユニット(20)に処理空気(調湿ユニット(20)において処理される空気、この例では、外気チャンバ(C1)に取り込まれた室外空気(OA))を供給するための空気通路である。この例では、吸込通路(P1)は、その流入端が外気チャンバ(C1)に接続され、その流出端が調湿ユニット(20)に接続されている。
給気通路(P2)は、調湿ユニット(20)から室内空間(S1)に空気を供給するための空気通路である。この例では、給気通路(P2)は、その流入端が調湿ユニット(20)に接続され、その流出端が室内空間(S1)に開口する給気吹出口(24)に接続されている。
再生通路(P3)は、調湿ユニット(20)に再生空気(吸着剤を再生させるための空気、この例では、外気チャンバ(C1)に取り込まれた室外空気(OA))を供給するための空気通路である。この例では、再生通路(P3)は、その流入端が外気チャンバ(C1)に接続され、その流出端が調湿ユニット(20)に接続されている。
排気通路(P4)は、調湿ユニット(20)から室外空間に空気を排出するための空気通路である。この例では、排気通路(P4)は、その流入端が調湿ユニット(20)に接続され、その流出端が室外空間に開口している。
補助通路(P5)は、給気通路(P2)とは別経路で室内空間(S1)に空気を供給するための空気通路である。この例では、補助通路(P5)は、その流入端が外気チャンバ(C1)に接続され、その流出端が中間室(S2)に開口する中間吹出口(33)に接続されている。
調湿ユニット(20)は、吸着剤が担持された第1および第2吸着熱交換器(61,62)を有し、第1吸着熱交換器(61)が蒸発器となって空気を除湿し第2吸着熱交換器(62)が凝縮器となって吸着剤を再生させる第1動作と、第1吸着熱交換器(61)が凝縮器となって吸着剤を再生させ第2吸着熱交換器(62)が蒸発器となって空気を除湿する第2動作と
を交互に行うように構成されている。なお、以下の説明では、第1および第2吸着熱交換器(61,62)の総称を「吸着熱交換器(61,62)」と記載する。
ケーシング(51)は、直方体型の箱状に形成されている。ケーシング(51)には、第1調湿室(S51)と第2調湿室(S52)とが形成されている。第1調湿室(S51)には、第1吸着熱交換器(61)が配置され、第2調湿室(S52)には、第2吸着熱交換器(62)が配置される。
図2に示すように、冷媒回路(52)は、圧縮機(60)と第1および第2吸着熱交換器(61,62)と膨張弁(63)と四方切換弁(64)とを有し、冷媒を循環させて冷凍サイクル動作を行う。
圧縮機(60)は、冷媒を圧縮して吐出するものであり、その回転数(運転周波数)を変更可能に構成されている。例えば、圧縮機(60)は、インバータ回路(図示を省略)により回転数を調節可能な可変容量式の圧縮機(ロータリー式,スイング式,スクロール式などの圧縮機)によって構成されている。
吸着熱交換器(61,62)は、熱交換器(例えば、クロスフィン型のフィンアンドチューブ式の熱交換器)の表面に吸着剤を担持させることによって構成されている。なお、吸着剤は、ゼオライト,シリカゲル,活性炭,親水性の官能基を有する有機高分子材料によって構成されていてもよいし、水分を吸着する機能だけではなく水分を吸収する機能も有する材料(所謂、収着剤)によって構成されていてもよい。
膨張弁(63)は、冷媒を減圧する膨張機構であり、第1および第2吸着熱交換器(62)の液側端部の間に設けられている。例えば、膨張弁(63)は、その開度を調節可能な電動弁によって構成されている。
四方切換弁(64)は、第1〜第4ポートを有し、第1ポートは、圧縮機(60)の吐出管に接続され、第2ポートは、圧縮機(60)の吸入管に接続され、第3ポートは、第2吸着熱交換器(62)のガス側端部に接続され、第4ポートは、第1吸着熱交換器(61)のガス側端部に接続されている。そして、四方切換弁(64)は、第1ポートと第3ポートとが連通するとともに第2ポートと第4ポートとが連通する第1連通状態(図2の実線で示され
た状態)と、第1ポートと第4ポートとが連通するとともに第2ポートと第3ポートとが連通する第2連通状態(図2の破線で示された状態)とに交互に切り換え可能に構成されている。
上記のような構成により、冷媒回路(52)は、第1冷凍サイクル動作(第1動作)と第2冷凍サイクル動作(第2動作)とを交互に行うことができるように構成されている。
第1冷凍サイクル動作では、四方切換弁(64)が第1連通状態(図2の実線で示された状態)に設定され、圧縮機(60)が駆動状態に設定され、膨張弁(63)の開度が所定の開度に調節される。これにより、冷媒回路(52)では、第1吸着熱交換器(61)が蒸発器となり、第2吸着熱交換器(62)が凝縮器となる。具体的には、圧縮機(60)から吐出された冷媒は、四方切換弁(64)を通過した後に、第2吸着熱交換器(62)において放熱して凝縮する。これにより、第2吸着熱交換器(62)では、冷媒の放熱により吸着剤が加熱され、吸着剤の水分が空気中に放出されて吸着剤が再生される。第2吸着熱交換器(62)を通過した冷媒は、膨張弁(63)において減圧された後に、第1吸着熱交換器(61)において吸熱して蒸発する。これにより、第1吸着熱交換器(61)では、冷媒の吸熱により吸着剤が冷却され、空気中の水分が吸着剤に吸着されて空気が除湿され、その吸着により生じる吸着熱が冷媒に吸収される。第1吸着熱交換器(61)を通過した冷媒は、四方切換弁(64)を通過した後に、圧縮機(60)に吸入されて圧縮される。
第2冷凍サイクル動作では、四方切換弁(64)が第2連通状態(図2の破線で示された状態)に設定され、圧縮機(60)が駆動され、膨張弁(63)の開度が所定の開度に調節される。これにより、冷媒回路(52)では、第1吸着熱交換器(61)が凝縮器となり、第2吸着熱交換器(62)が蒸発器となる。具体的には、圧縮機(60)から吐出された冷媒は、四方切換弁(64)を通過した後に、第1吸着熱交換器(61)において放熱して凝縮する。これにより、第1吸着熱交換器(61)では、冷媒の放熱により吸着剤が加熱され、吸着剤の水分が空気中に放出されて吸着剤が再生される。第1吸着熱交換器(61)を通過した冷媒は、膨張弁(63)において減圧された後、第2吸着熱交換器(62)において吸熱して蒸発する。これにより、第2吸着熱交換器(62)では、冷媒の吸熱により吸着剤が冷却され、空気中の水分が吸着剤に吸着されて空気が除湿され、その吸着により生じる吸着熱が冷媒に吸収される。第2吸着熱交換器(62)を通過した冷媒は、四方切換弁(64)を通過した後に、圧縮機(60)に吸入されて圧縮される。
切換機構(53)は、吸込通路(P1)から調湿ユニット(20)に取り込まれた空気(この例では、室外空気(OA))が蒸発器となっている吸着熱交換器(61,62)を通過して給気通路(P2)に供給される一方で、再生通路(P3)から調湿ユニット(20)に取り込まれた空気(この例では、室外空気(OA))が凝縮器となっている吸着熱交換器(61,62)を通過して排気通路(P4)に排出されるように、調湿ユニット(20)における空気の流れを切り換えることができるように構成されている。
以上のような構成により、調湿ユニット(20)は、下記の第1除湿動作と第2除湿動作とを所定の時間毎に交互に繰り返し行うことが可能である。例えば、調湿ユニット(20)では、第1除湿動作が5分間行われた後に、第2除湿動作が5分間行われる。
第1除湿動作では、四方切換弁(64)が第1連通状態(図2の実線で示した状態)に設定されて冷媒回路(52)が第1冷凍サイクル動作を行い、切換機構(53)が調湿ユニット(20)における空気の流れを第1流通状態(図2の実線の矢印で示した流れ状態)に設定する。これにより、吸込通路(P1)を流れる空気は、第1調湿室(S51)に流入し、第1調湿室(S51)において蒸発器となっている第1吸着熱交換器(61)を通過して除湿および冷却され、その後、第1調湿室(S51)から給気通路(P2)に供給される。一方、再生通路(P3)を流れる空気は、第2調湿室(S52)に流入し、第2調湿室(S52)において凝縮器となっている第2吸着熱交換器(62)を通過して加湿および加熱されるとともに第2吸着熱交換器(62)の吸着剤を再生させ、その後、第2調湿室(S52)から排気通路(P4)に排出される。
第2除湿動作では、四方切換弁(64)が第2連通状態(図2の破線で示した状態)に設定されて冷媒回路(52)が第2冷凍サイクル動作を行い、切換機構(53)が調湿ユニット(20)における空気の流れを第2流通状態(図2の破線の矢印で示した流れ状態)に設定する。これにより、吸込通路(P1)を流れる空気は、第2調湿室(S52)に流入し、第2調湿室(S52)において蒸発器となっている第2吸着熱交換器(62)を通過して除湿および冷却され、その後、第2調湿室(S52)から給気通路(P2)に供給される。一方、再生通路(P3)を流れる空気は、第1調湿室(S51)に流入し、第1調湿室(S51)において凝縮器となっている第1吸着熱交換器(61)を通過して加湿および加熱されるとともに第1吸着熱交換器(61)の吸着剤を再生させ、その後、第1調湿室(S51)から排気通路(P4)に排出される。
吸着部材(21)は、給気通路(P2)の中途部に設けられている。この例では、吸着部材(21)は、給気通路(P2)の中途部に設けられた給気チャンバ(C2)に設けられ、給気チャンバ(C2)内において給気チャンバ(C2)の空気流れ方向における中央位置よりも下流側に配置されている。なお、この例では、吸着部材(21)は、給気通路(P2)のうち分岐通路部(P22)よりも上流側に位置する主通路部(P21)に配置されている。
給気ファン(22)は、給気通路(P2)に設けられ、給気通路(P2)の流入端(すなわち、調湿ユニット(20))から給気通路(P2)の流出端(すなわち、室内空間(S1))へ向けて空気を搬送するように構成されている。この例では、給気ファン(22)は、給気通路(P2)において吸着部材(21)よりも空気流れ方向の上流側に配置されている。具体的には、給気ファン(22)は、給気通路(P2)において調湿ユニット(20)と給気チャンバ(C2)との間に配置されている。
給気フィルタ(23)は、給気通路(P2)に設けられ、給気通路(P2)を流れる空気中に含まれる粉塵やカビ胞子などを捕捉するように構成されている。この例では、給気フィルタ(23)は、給気通路(P2)において吸着部材(21)よりも空気流れ方向の下流側に配置されている。具体的には、給気フィルタ(23)は、給気通路(P2)において給気チャンバ(C2)と室内空間(S1)に開口する給気吹出口(24)との間に配置されている。なお、この例では、給気フィルタ(23)は、給気通路(P2)のうち分岐通路部(P22)よりも上流側に位置する主通路部(P21)に配置されている。
加熱器(30)は、補助通路(P5)に設けられ、補助通路(P5)を流れる空気を加熱するように構成されている。例えば、加熱器(30)は、冷媒回路(図示を省略)において凝縮器として機能する熱交換器によって構成されている。
補助ファン(31)は、補助通路(P5)に設けられ、補助通路(P5)の流入端(この例では、外気チャンバ(C1))から補助通路(P5)の流出端(この例では、中間室(S2))へ
向けて空気を搬送するように構成されている。この例では、補助ファン(31)は、補助通路(P5)において加熱器(30)よりも空気流れ方向の下流側に配置されている。具体的には、補助ファン(31)は、補助通路(P5)において加熱器(30)と中間室(S2)に開口する中間吹出口(33)との間に配置されている。
補助フィルタ(32)は、補助通路(P5)に設けられ、補助通路(P5)を流れる空気中に含まれる粉塵やカビ胞子などを捕捉するように構成されている。この例では、補助フィルタ(32)は、補助通路(P5)において吸着部材(21)よりも空気流れ方向の下流側に配置されている。具体的には、給気フィルタ(23)は、給気通路(P2)において給気チャンバ(C2)と室内空間(S1)に開口する給気吹出口(24)との間に配置されている。
流路切換機構(40)は、吸込通路(P1)と再生通路(P3)と補助通路(P5)の各々における空気の流通を許容または遮断するように構成されている。この例では、流路切換機構(40)は、吸込ダンパ(41)と再生ダンパ(42)と補助ダンパ(43)とを有している。吸込ダンパ(41)は、吸込通路(P1)に設けられ、吸込通路(P1)を開閉可能に構成されている。再生ダンパ(42)は、再生通路(P3)に設けられ、再生通路(P3)を開閉可能に構成されている。補助ダンパ(43)は、補助通路(P5)に設けられ、補助通路(P5)を開閉可能に構成されている。この例では、補助ダンパ(43)は、補助通路(P5)において補助フィルタ(32)よりも空気流れ方向の上流側に配置されている。
また、除湿システム(10)には、外気温度センサ(71)や外気湿度センサ(72)や室内温度センサ(73)や室内湿度センサ(74)などの各種センサが設けられている。
コントローラ(70)は、除湿システム(10)に設けられた各種センサの検出値に基づいて、除湿システム(10)の運転動作を制御するように構成されている。この除湿システムでは、除湿運転と加熱運転とが行われる。
次に、図3を参照して、除湿システム(10)の除湿運転について説明する。この除湿運転は、室外空気(OA)の温度および相対湿度が比較的に高くなっている時期(例えば、高温高湿の夏期)に行われることが好ましい。除湿運転では、吸込ダンパ(41)と再生ダンパ(42)が開状態に設定され、補助ダンパ(43)が閉状態に設定される。また、調湿ユニット(20)と給気ファン(22)が駆動状態に設定され、加熱器(30)と補助ファン(31)が停止状態に設定される。
次に、図4を参照して、除湿システム(10)の加熱運転について説明する。この加熱運転は、室外空気(OA)の温度および相対湿度が比較的に低くなっている時期(例えば、低温低湿の冬期)に行われることが好ましい。加熱運転では、補助ダンパ(43)が開状態に設定され、吸込ダンパ(41)と再生ダンパ(42)が閉状態に設定される。また、加熱器(30)と補助ファン(31)が駆動状態に設定され、調湿ユニット(20)と給気ファン(22)が停止状態に設定される。
以上のように、給気通路(P2)の中途部に吸着部材(21)を設けることにより、調湿ユニット(20)から流出して給気通路(P2)を流れる空気の相対湿度の突発的な変動を抑制することができる。具体的には、吸着部材(21)を通過する空気の相対湿度が高くなるほ
ど、吸着部材(21)の吸着剤の吸着量(吸着可能な水分量)が多くなる傾向にある。したがって、吸着部材(21)を通過する空気の相対湿度が突発的に高くなると吸着部材(21)の吸着剤の吸着量が多くなり、その結果、吸着部材(21)を通過する空気に含まれる水分が吸着部材(21)の吸着剤に吸着されて空気(吸着部材(21)を通過する空気)が除湿される。このように、調湿ユニット(20)から流出して給気通路(P2)を流れる空気(供給空気(SA))の相対湿度の突発的な変動を吸着部材(21)において抑制することができるので、調湿ユニット(20)の動作切り換えに起因する供給空気(SA)の湿度変動を抑制することができる。したがって、室内空間(S1)の空気(室内空気(RA))の相対湿度を安定させることができる。
により、調湿ユニット(20)を用いた除湿運転を行うことができる。一方、流路切換機構(40)が第2流路状態に設定された場合(この例では、吸込ダンパ(41)と再生ダンパ(42)とが閉状態に設定され補助ダンパ(43)が開状態に設定された場合)に、加熱器(30)において加熱された空気が室内空間(S1)に供給される。これにより、室内空気(RA)の温度を上昇させて室内空気(RA)の相対湿度を低下させることができる。すなわち、流路切換機構(40)を第2流路状態に設定することにより、加熱器(30)を用いた加熱運転を行うことができる。このように、調湿ユニット(20)を用いた除湿運転と加熱器(30)を用いた加熱運転とを切り換えることができる。
図5に示すように、給気通路(P2)において吸着部材(21)の空気流れ方向の下流側に給気ファン(22)が配置されていてもよい。この例では、給気ファン(22)は、給気通路(P2)において給気チャンバ(C2)と給気フィルタ(23)の間に配置されている。なお、この例では、給気ファン(22)は、給気通路(P2)のうち分岐通路部(P22)よりも上流側に位置する主通路部(P21)に配置されている。
以上の説明において、室内空間(S1)の周囲に中間室(S2)が設けられている場合を例に挙げたが、室内空間(S1)の周囲に中間室(S2)が向けられていなくてもよい。この場合、補助通路(P5)の流出端は、室内空間(S1)に開口する中間吹出口(33)に接続されることになる。
20 調湿ユニット
21 吸着部材
22 給気ファン
30 加熱器
31 補助ファン
40 流路切換機構
51 ケーシング
52 冷媒回路
53 切換機構
61 第1吸着熱交換器
62 第2吸着熱交換器
70 コントローラ
S1 室内空間
S2 中間室
P1 吸込通路
P2 給気通路
P3 再生通路
P4 排気通路
P5 補助通路
Claims (7)
- 室内空間(S1)に空気を供給するための給気通路(P2)と、
吸着剤が担持された第1および第2吸着熱交換器(61,62)を有し、該第1吸着熱交換器(61)が蒸発器となって空気を除湿し該第2吸着熱交換器(62)が凝縮器となって吸着剤を再生させる第1動作と、該第1吸着熱交換器(61)が凝縮器となって吸着剤を再生させ該第2吸着熱交換器(62)が蒸発器となって空気を除湿する第2動作とを交互に行い、該第1および第2吸着熱交換器(61,62)のうち蒸発器となっている吸着熱交換器(61,62)を通過した空気を上記給気通路(P2)に供給する調湿ユニット(20)と、
上記給気通路(P2)の中途部に設けられ、吸着剤が担持されて該給気通路(P2)を流れる空気を吸着剤と接触させる吸着部材(21)とを備えている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項1において、
上記給気通路(P2)の中途部には、給気チャンバ(C2)が設けられ、
上記吸着部材(21)は、上記給気チャンバ(C2)内に設けられている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項2において、
上記吸着部材(21)は、上記給気チャンバ(C2)内において該給気チャンバ(C2)の空気流れ方向における中央位置よりも下流側に配置されている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項2または3において、
上記給気通路(P2)に設けられ、上記調湿ユニット(20)から上記室内空間(S1)へ向けて空気を搬送する給気ファン(22)を備え、
上記給気ファン(22)は、上記給気通路(P2)において上記給気チャンバ(C2)よりも空気流れ方向の上流側に配置されている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項2または3において、
上記給気通路(P2)に設けられ、上記調湿ユニット(20)から上記室内空間(S1)へ向けて空気を搬送する給気ファン(22)を備え、
上記給気ファン(22)は、上記給気通路(P2)において上記給気チャンバ(C2)よりも空気流れ方向の下流側に配置されている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項において、
上記調湿ユニット(20)には、室外から取り込まれた室外空気(OA)が供給され、
上記調湿ユニット(20)は、該調湿ユニット(20)に供給された室外空気(OA)を上記第1および第2吸着熱交換器(61,62)の各々に供給するように構成されている
ことを特徴とする除湿システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項において、
上記調湿ユニット(20)に空気を供給するための吸込通路(P1)と、
上記調湿ユニット(20)に空気を供給するための再生通路(P3)と、
上記室内空間(S1)に空気を供給するための補助通路(P5)と、
上記補助通路(P5)を流れる空気を加熱するための加熱器(30)と、
流路切換機構(40)とを備え、
上記調湿ユニット(20)は、上記吸込通路(P5)から該調湿ユニット(20)に供給され
た空気を上記蒸発器となっている吸着熱交換器(61,62)に供給し、上記再生通路(P3)から該調湿ユニット(20)に供給された空気を上記凝縮器となっている吸着熱交換器(61,62)に供給するように構成され、
上記流路切換機構(40)は、上記吸込通路(P1)および上記再生通路(P3)における空気の流通を許容する一方で上記補助通路(P5)における空気の流通を遮断する第1流路状態と、該吸込通路(P1)および該再生通路(P3)における空気の流通を遮断する一方で該補助通路(P5)における空気の流通を許容する第2流路状態とに切り換え可能に構成されている
ことを特徴とする除湿システム。
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