JP6582696B2 - フラットトップ型紙容器 - Google Patents

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Description

この発明は,牛乳,ジュース,ヨーグルト,ワイン,酒,焼酎などの液体飲料,塩,砂糖,粉末調味料その他の粉体または粒体食品,その他の包装ないし収納に適する容器,特に天面がフラット(平坦)に形成された,紙製のフラットトップ型容器に関する。
軽く,低コストで,開封使用後に処分しやすいことなどを理由として,紙容器(紙パック)が広く用いられている。紙容器は,ブランク紙を所定の形状に打抜きかつ折り目(折罫,罫線)を形成し,折り目に沿ってブランク紙を折りかつ接着(溶着)することによってつくられる。
紙容器の代表的な形態としてゲーブルトップ(gable top )型のものが知られている。ゲーブルトップ型紙容器は,その天面に,切妻屋根の形状をした部分と,切妻屋根の上方に突出するトップシール部とを備え,トップシール部を剥離する(シールを破く)ことで開封される。
ゲーブルトップ型紙容器の切妻屋根およびトップシール部の部分を平らにし,天面をほぼフラットにした紙容器も知られている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1には,切妻屋根の両側の一対の三角形板を外向きに折って側壁外面に沿わせたもの,および上記一対の三角形板を内向きに折って天面に沿わせたものが示されている。
切妻屋根の両側の一対の三角形板を内向きに折ることで,容器の側壁外面に凹凸が無くなる。デザイン上の観点からは,三角形板は外向きに折るよりも内向きに折るのが好ましい。しかしながら,一対の三角形板を両側から内向きに折ると,三角板同士が干渉し合い(ぶつかる,重なり合う),局所的なシワ(凹凸)が生じることがある。容器天面にシワが発生すると,シール不良の要因になることがある。
特開平5−330551号公報
この発明は,天面がフラットに形成される紙容器において,天面にシワを発生しにくくすることを目的とする。
第1の発明によるフラットトップ型紙容器は,互いに平行な折り目を介して連なる第1から第4のパネル体を備える一枚のブランク紙を溶着貼合することによって形成され,四角筒状の筒状胴部と,上記筒状胴部の上縁に連設され,上記筒状胴部の上面を塞ぐ天面部と,上記筒状胴部の下端に連設され,上記筒状胴部の下面を塞ぐ底面部とを備えるものである。上記天面部は,対向する第1,第3の側壁パネルの上縁に連設され,内向きに折られる第1,第2の天面構成パネル,上記第1の天面構成パネルの上縁に連設され,上記第1の天面構成パネル上に重なるように外向きに折り畳まれる第3の天面構成パネル,上記第2の天面構成パネルの上縁に連設され,上記第2の天面構成パネルとともに天面部の最外面を構成する第4の天面構成パネル,対向する第2,第4の側壁パネルの上縁に底辺が連設され,内向きに折られる第1,第2の三角形の三角天面構成パネル,上記第1の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの一方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第1の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル,上記第2の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの他方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第2の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル,上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの一方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第5の天面構成パネルと,上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの他方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第6の天面構成パネルとから構成され,上記第1,第2の三角天面構成パネルの底辺から頂点までの長さが,上記第1,第3の側壁パネルの幅の半分以下であることを特徴とする。「内向き」とは紙容器の内方がわを,「外向き」とは紙容器の外方がわを意味する。また,上縁,下縁,側縁等の用語に含まれる「上」,「下」,「側」などの方向を表す用語は,折られていない(折り畳まれていない)ブランク紙(展開図)の状態を基準にして用いる。
第1の発明は上述のフラットトップ型紙容器を形成するためのブランク紙も提供する。この発明によるブランク紙は,直方体状のフラットトップ型紙容器を形成するためのものであって,互いに平行な折り目を介して上記折り目と直交する向きに一方向に連なる第1から第4のパネル体を備え,上記第1から第4のパネル体のそれぞれが,紙容器の筒状胴部を形成する側壁パネル体と,上記側壁パネル体の上縁に連設されて紙容器の天面部を形成する天面パネル体と,上記筒状胴部の下端に連設されて紙容器の底面部を形成する底面パネル体とを備えている。第1,第3の側壁パネルの上縁に,折り目を介して第1,第2の天面構成パネルが連設されており,上記第1の天面構成パネルの上縁に,折り目を介して第3の天面構成パネルが連設されており,上記第2の天面構成パネルの上縁に,折り目を介して第4の天面構成パネルが連設されており,対向する第2,第4の側壁パネルの上縁に,第1,第2の三角形の三角天面構成パネルの底辺が連設されており,上記第1の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの一方側の側縁のそれぞれとに,第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネルが連設されており,上記第2の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの他方側の側縁のそれぞれとに,第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネルが連設されており,上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの一方側の側縁とに,第5の天面構成パネルが連設されており,上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの他方側の側縁とに,第6の天面構成パネルが連設されており,上記第1,第2の三角天面構成パネルの底辺から頂点までの長さが,上記第1,第3の側壁パネルの幅の半分以下であることを特徴とする。
第1の発明によると,いわゆるゲーブルトップ型紙容器の切妻屋根を平らにして天面をほぼフラットにした直方体状の紙容器であって,一対の第1,第2の三角天面構成パネルが内向きに折られた紙容器が提供される。内向きに折られる第1,第2の三角天面構成パネルは,その底辺が,対向する第2,第4の側壁パネルの上縁に連設されているので,内向きに折られることで第1,第3の側壁パネルの幅方向に沿ってのび,両側から対向するようにして設けられる。この発明の紙容器はフラットトップ型のもの,すなわち平坦な天面部を備えるものであるから,第1,第2の三角天面構成パネルを含めて天面部を構成するパネルは,いずれも同じ方向を向く姿勢を持つようにして,典型的には水平方向の姿勢を持つようにして,折られるまたは折り畳まれる。
第1の発明によると,第1,第2の三角天面構成パネルの底辺から頂点までの長さ(三角形の高さ)が,第1,第3の側壁パネルの幅の半分以下であるので,第1,第2の一対の三角天面構成パネルが両側から内向きに折られたときに,頂点部分(先端部分)が重なり合ってしまうことがない。このため,完成した紙容器の天面に,一対の三角天面構成パネルの頂点部分が重なり合うことに起因して,シワが寄ったり,余計な凹凸が生じたりしないようにすることができ,フラットな天面部を有する紙容器を形成することができる。
一実施態様では,上記第3の天面構成パネルの上縁が切り欠かれており,上記第1の天面構成パネルの一部に上記第3の天面構成パネルが重ならない範囲が存在する。第3の天面構成パネルは第1の天面構成パネルの上縁に連設されており,外向きに折り畳まれて第1の天面構成パネル上に重ねられる。第1の天面構成パネル上の全体に第3の天面構成パネルが重ねられないので,天面部において,パネルの積重ねの数を部分的に少なくすることができる。切り欠きは,寸法を短く(小さく)することも含む。たとえば折り畳まれるときの折り目から第3の天面構成パネルの上縁までの寸法(高さ)を,上記第1の天面構成パネルの対応する寸法よりも短くする(高さを低くする)ことも,「切り欠き」という用語には含まれるものとする。
他の実施態様では,上記第4のパネル体の外側縁に第5のパネル体が連設されており,上記第5のパネル体が上記第1のパネル体の内面に溶着されており,上記第5のパネル体が位置する部分の上記第1の天面構成パネルと上記第3の天面構成パネルの境界の折り目,およびこの境界に重なる第5のパネル体の折り目の少なくともいずれか一方に,ミシン目が形成されている。第5のパネル体が溶着されることでパネルの積重ね数が多くなる箇所の折り目にミシン目を形成しておくことで,ブランクから紙容器を組立てるときに,パネルを折りやすくすることができる。
好ましくは,上記内向きに折り畳まれる第5,第6の天面構成パネルの折り箇所の上縁端が切り欠かれている。第5,第6の天面構成パネルは組み立てられた紙容器の対向する位置にそれぞれ設けられており,かついずれも内向きに折り畳まれるので,折り畳まれたときの折り箇所が両側から紙容器の中心に向かい,重なり合ってしまうおそれがある。第5,第6の天面構成パネルの折り箇所の上縁端(外端)を切り欠いておくことで,折り箇所における第5,第6の天面構成パネルの重なり合いを防止することができる。第5,第6の天面構成パネルの重なり合いによって容器天面にシワが寄ったりすることを防止することができる。また,紙容器を解体するときに指または爪をかけやすくもなる。
第2の発明によるフラットトップ型紙容器は,互いに平行な折り目を介して連なる第1から第4のパネル体を備える一枚のブランク紙を溶着貼合することによって形成され,四角筒状の筒状胴部と,上記筒状胴部の上縁に連設され,上記筒状胴部の上面を塞ぐ天面部と,上記筒状胴部の下端に連設され,上記筒状胴部の下面を塞ぐ底面部とを備えるものであって,上記天面部が,対向する第1,第3の側壁パネルの上縁に連設され,内向きに折られる第1,第2の天面構成パネル,上記第1の天面構成パネルの上縁に連設され,上記第1の天面構成パネル上に重なるように外向きに折り畳まれる第3の天面構成パネル,上記第2の天面構成パネルの上縁に連設され,上記第2の天面構成パネルとともに天面部の最外面を構成する第4の天面構成パネル,対向する第2,第4の側壁パネルの上縁に底辺が連設され,内向きに折られる第1,第2の三角形の三角天面構成パネル,上記第1の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの一方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第1の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル,上記第2の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの他方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第2の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル,上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの一方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第5の天面構成パネルと,上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの他方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第6の天面構成パネルとから構成され,上第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネルが折り畳まれて第1の三角天面構成パネル上に重ね合わされたときに,上記第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネルが上記第1の三角天面構成パネルの頂点付近に重ねられない範囲が設けられており,上記第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネルが折り畳まれて第2の三角天面構成パネル上に重ね合わされたときに,上記第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネルが上記第2の三角天面構成パネルの頂点付近に重ねられない範囲が設けられていることを特徴とする。
第2の発明による直方体状のフラットトップ型紙容器を形成するためのブランク紙は,互いに平行な折り目を介して上記折り目と直交する向きに一方向に連なる第1から第4のパネル体を備え,上記第1から第4のパネル体のそれぞれが,紙容器の筒状胴部を形成する側壁パネル体と,上記側壁パネル体の上縁に連設されて紙容器の天面部を形成する天面パネル体と,上記筒状胴部の下端に連設されて紙容器の底面部を形成する底面パネル体とを備え,第1,第3の側壁パネルの上縁に,折り目を介して第1,第2の天面構成パネルが連設されており,上記第1の天面構成パネルの上縁に,折り目を介して第3の天面構成パネルが連設されており,上記第2の天面構成パネルの上縁に,折り目を介して第4の天面構成パネルが連設されており,第2,第4の側壁パネルの上縁に,第1,第2の三角形の三角天面構成パネルの底辺が連設されており,上記第1の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの一方側の側縁のそれぞれとに,第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネルが連設されており,上記第2の三角天面構成パネルの両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネルの他方側の側縁のそれぞれとに,第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネルが連設されており,上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの一方側の側縁とに,第5の天面構成パネルが連設されており,上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネルの上縁と上記第3,第4の天面構成パネルの他方側の側縁とに,第6の天面構成パネルが連設されており,上第1,第2の三角折畳み天面構成パネルと,上記第5の天面構成パネルとの境界の折り目が,上記第1の三角天面構成パネルの頂点付近において不連続となっており,上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネルと,上記第6の天面構成パネルとの境界の折り目が,上記第2の三角天面構成パネルの頂点付近において不連続となっていることを特徴とする。
折られたパネルの折り箇所が一箇所(一点)に集中すると,そこにパネルが凝集してシワ(浮き,パネルの波打ち)が生じやすい。第2の発明によると,第1,第2の三角折畳み天面構成パネル,第3,第4の三角折畳み天面構成パネルが,第1,第2の三角天面構成パネル上にそれぞれ重なるようにして折り畳まれたときに,第1,第2の三角天面構成パネルの頂点付近に,三角折畳み天面構成パネルが重ねられない範囲が生じる。すなわち,第1,第2の三角天面構成パネルの頂点位置に折り箇所が集中せずに,ずれが生じる。紙容器の天面にシワを発生しにくくすることができ,フラットな天面を持つ紙容器を実現することができる。
第1実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 第1実施例のフラットトップ型紙容器の斜視図である。 第1実施例のフラットトップ型紙容器の天面図である。 組み立てられた第1実施例のフラットトップ型紙容器のパネルの一部を示している。 変形例のブランクの一部拡大図を示している。 他の変形例のブランクの一部拡大図を示している。 第2実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 組立途中の第2実施例のフラットトップ型紙容器の上側斜視図である。 第3実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 組立途中の第3実施例のフラットトップ型紙容器の上側斜視図である。 第4実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 組立途中の第4実施例のフラットトップ型紙容器の上側斜視図である。 第5実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 組立途中の第5実施例のフラットトップ型紙容器の上側斜視図である。 第6実施例のフラットトップ型紙容器のブランク図である。 組立途中の第6実施例のフラットトップ型紙容器の上側斜視図である。
以下,図面を参照してフラットトップ型紙容器を詳細に説明する。
図1から図4は第1実施例のフラットトップ型の紙容器を示すもので,図1は紙容器の展開図(ブランク図),図2は紙容器全体の斜視図,図3は紙容器の天面図(上面図),図4は組立てられた紙容器が備えるパネルの一部をそれぞれ示している。
図1のブランク1Aは組み立てられたときに紙容器の外面となる面を示しており,紙を主成分とするシート(シートの層構造の詳細は後述する)を打ち抜き,かつ折り目(折り線,罫線)をつけることで形成される。図1において山折りされる折り目が一点鎖線で示され,谷折りされる折り目が二点鎖線で示されている。
ブランク1Aには,縦方向に互いに平行に間隔をあけて一直線状にのびる4本の折り目が形成されている。4本の折り目は,図1のブランク1Aの左から右に向けて,折り目28,27,13,29と,折り目43,44,15,50と,折り目59,58,17,60と,折り目74,73,19,80から構成される。これらの縦方向にのびる4本の折り目によって区切られる,5つの横一列に並ぶ区画(領域)のうち,左から4つ目までの区画が紙容器1Bの基本構造を構成する。最右端の区画は溶着(接着)に用いられる区画(糊代)である。以下,横向きに並ぶ合計5つの区画のそれぞれを,左から右に向けて,それぞれ,包括的に第1,第2,第3,第4,第5のパネル体と呼ぶ。
第1〜第5のパネル体のそれぞれは,その上下方向の中央に,ブランク1Aを組み立てることで形成される紙容器1Bの胴部を構成するパネル部分が位置し,その上縁に紙容器1Bの天面部を構成するパネル部分が,その下端に紙容器1Bの底面部を構成するパネル部分が,それぞれ連続している。以下に詳細に説明するように,図1に示すブランク1Aを折り目に沿って折り曲げ(折り畳み),かつ適所を溶着して貼り合せることによって,図2に示す紙容器1Bがつくられる。
第1〜第4のパネル体には縦向きに長い長方形の第1から第4の側壁パネル12,14,16,18がそれぞれ含まれ,第5のパネル体には溶着パネル20が含まれており,これらが横一列に並んでいる。これらのパネルの側端同士が,縦方向に互いに平行にのびる折り目13,15,17,19のそれぞれにおいて連続している。第1および第3の側壁パネル12,16は同じ幅W1を持つ。第2および第4の側壁パネル14,18も同じ幅W2を持つ。なお,同じ幅とは厳密に同じでなくてもよく,多少の差異,たとえば2mm以内の差異は許容される。また,この実施例では幅W1と幅W2とは同じとされるが,幅W1と幅W2とを異ならせることもできる。第1〜第4の側壁パネル12,14,16,18の高さおよび溶着パネル20の高さはほぼ等しい。
第1の側壁パネル12と第2の側壁パネル14の間の折り目13に連続して,上方には折り目27,28が,下方には折り目29が,それぞれ一直線上に伸びている。第2の側壁パネル14と第3の側壁パネル16の間の折り目15も,その上方に折り目44,43が,下方に折り目50が連続している。第3の側壁パネル16と第4の側壁パネル18の間の折り目17にも折り目58,59と折り目60とが,第4の側壁パネル18と溶着パネル20との間の折り目19にも折り目73,74と折り目80とが連続している。これらの折り目はいずれも山折りされ,横断面がほぼ正方形の胴部を形作る。また天面部および底面部はいずれもほぼフラットとなるように折り畳まれ,これにより組立が完成した紙容器1Bは,全体として直方体の形状を持つものとなる(図2参照)。
第1から第4の側壁パネル12,14,16,18および溶着パネル20の上縁に,折り目21,31,51,61,81がそれぞれ設けられており,これらは縦方向にのびる上記折り目13,15,17,19と直交して横向きにのびている。折り目21,31,51,61,81において第1から第4の側壁パネル12,14,16,18および溶着パネル20の上縁につながるパネル部分は,いずれもほぼ水平方向の姿勢となるように折られて,紙容器1Bの天面部を構成する。第1から第4の側壁パネル12,14,16,18および溶着パネル20の下縁にも折り目22,32,52,62,82がそれぞれ設けられ,これらも縦方向にのびる上記折り目13,15,17,29と直交する向きにのびている。折り目22,32,52,62,82において第1から第4の側壁パネル12,14,16,18および溶着パネル20の下縁につながるパネル部分も,いずれも水平方向の姿勢となるように折られて,紙容器1Bの底面部を構成する。以下の説明において,第1から第4の側壁パネル12,14,16,18を包括的に「側壁パネル体」と呼ぶ。側壁パネル体の上縁につながるパネル部分を包括的に「天面パネル体」と呼び,下縁につながるパネル部分を包括的に「底面パネル体」と呼ぶ。
第1〜第4の側壁パネル12,14,16,18のうち,第1,第3の側壁パネル12,16の上下につながるパネル部分と,第2,第4の側壁パネル14,18の上下につながるパネル部分は,その構造は,同じであるか,または違いがわずかである。以下,第1,第3の側壁パネル12,16の上下につながるパネル部分と,第2,第4の側壁パネル14,18の上下につながるパネル部分とをまとめて説明する。
第1,第3の側壁パネル12,16の上縁に,折り目21,51を介して横向きに長い長方形の第1,第2の天面構成パネル23,53が連続し,第1,第2の天面構成パネル23,53のさらに上縁に,折り目21,51と平行な折り目26,57を介して横向きに長い長方形の第3,第4の天面構成パネル24,55が連続している。折り目26の先端部分(外側端に近い箇所,後述する溶着パネルが溶着される範囲)には,折りやすくするためのミシン目Mが形成されている。第1〜第4の天面構成パネル23,53,24,55はほぼ同一の寸法を備え,長辺の長さが第1,第3の側壁パネル12,16の幅W1に等しく,短辺の長さが第2,第4の側壁パネル14,18の幅W2の約半分である。
組立てが完成した紙容器1Bにおいては,折り目26において第3の天面構成パネル24が折り畳まれて(180度の折り曲げ),第1の天面構成パネル23の外面上に第3の天面構成パネル24の外面が重ねられるようにして互いに溶着される。外観を考慮して,第3の天面構成パネル24の短辺(折り目26からその上縁までの長さ)よりも第1の天面構成パネル23の短辺の長さを少し長くしてもよい。他方,第2の天面構成パネル53と第4の天面構成パネル55の間の折り目57は,完成した紙容器1Bにおいてパネルの折り曲げに用いられない。第2の天面構成パネル53と第4の天面構成パネル55はほぼ面一とされて,紙容器1Bのフラットな天面部の最外面を構成する。
第2の天面構成パネル53のほぼ中央に円形の注出口取り付け孔54があけられている。この円形の取り付け孔54およびそこに取り付けられるキャップ付きの注出口C(図2参照)を通して,紙容器1Bに収納された液状物,粉状物,粒状物等(以下,内容物という)が容器の外に出される。取り付け孔54は,第2の天面構成パネル53に代えて第1の天面構成パネル23や第1〜第4の側壁パネル12,14,16,18に形成してもよく,またその形状も円形に限られず,楕円形,長円形,方形,その他の形状であってもよい。注出口Cは,紙容器の内面に取り付けられてもよいし,紙容器の外面に取り付けられてもよい。
第1,第3の側壁パネル12,16の下縁には,折り目22,52を介して横向きにほぼ長方形の第1,第2の底面構成パネル25,56が連続している。第1,第2の底面構成パネル25,56の長辺の長さは第1,3の側壁パネル12,16の幅W1に等しく,短辺の長さは第2,第4の側壁パネル14,18の幅W2の半分よりもわずかに長い。
次に,第2,第4の側壁パネル14,18の上下につながるパネル部分をまとめて説明する。
第2,第4の側壁パネル14,18の上縁の折り目31,61に,第1,第2の三角形の天面構成パネル33,63が連続している。第1の三角天面構成パネル33は,折り目31を底辺とし,底辺(折り目31)の両端から斜め内向きにそれぞれのびて頂点で結合する,2本の折り目36,37を斜辺とする二等辺三角形の形状を有している。第2の三角天面構成パネル63も同様に,折り目61を底辺とし,底辺(折り目61)の両端から斜め内向きにそれぞれのびて頂点で結合する,2本の折り目66,67を斜辺とする二等辺三角形の形状を有している。第1,第2の三角天面構成パネル33,63の高さ(底辺から頂点までの長さ)T1は,第1,第3の側壁パネル12,16の幅W1の半分以下の寸法を持つ。
第1の三角天面構成パネル33の二つの斜辺(折り目36,37)に第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35がつながっている。第2の三角天面構成パネル63の二つの斜辺(折り目66,67)にも第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65がつがなっている。後述するように,組立てが完成した紙容器1Bにおいて,折り目36,37において第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35はそれぞれ谷折りで折り畳まれて,第1の三角天面構成パネル33の外面上に第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35の外面が重ねられるようにして互いに溶着される。同様に,折り目66,67において第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65はそれぞれ谷折りで折り畳まれて,第2の三角天面構成パネル63の外面上に第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65の外面が重ねられるようにして互いに溶着される。
折り目38,39を介して三角折畳み天面構成パネル34,35の上縁に第5の天面構成パネル41a,41bがつながっている。折り目68,69を介して三角折畳み天面構成パネル64,65の上縁にも第6の天面構成パネル71a,71bがつながっている。組立が完成した紙容器1Bにおいて,第5の天面構成パネル41a,41bは,その中央に縦向きに設けられた折り目42において谷折りされて半分に折り畳まれる(半分にされる範囲が符号41a,41bで示されている)。第6の天面構成パネル71a,71bも,その中央に縦向きにのびる折り目72において谷折りされて半分に折り畳まれる(半分にされる範囲が符号71a,71bで示されている)。
第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35と第5の天面構成パネル41a,41bとの境界の折り目38,39は一直線に形成されておらず,互いに近づく向きにやや斜め下向きに形成されている。第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65と第6の天面構成パネル71a,71bとの境界の折り目68,69も一直線に形成されていず,互いに近づく向きにやや斜め下方に形成されている。折り目38,39および折り目68,69を互いに近づく向きに延ばしたときの交点(以下,仮想交点と呼ぶ)は,上記第1,第2の三角天面構成パネル33,63の内部に位置する。すなわち,折り目38,39は,第1の三角天面構成パネル33の頂点付近で遮られて不連続になっている。折り目68,69も,第2の三角天面構成パネル63の頂点付近で遮られて不連続となっている。
第2,第4の側壁パネル14,18の下縁の折り目32,62に,折り目32,62をそれぞれ底辺とし,底辺(折り目32,62)の両端から斜めにのびて頂点で結合する2本の折り目48,49,78,79を斜辺とする,二等辺三角形の形状の第1,第2の三角底面構成パネル45,75が連続している。第1の三角底面構成パネル45の2つの斜辺(折り目48,49)にはさらに第1,第2の三角折畳み底面構成パネル46,47が,第2の三角底面構成パネル75の2つの斜辺(折り目78,79)にはさらに第3,第4の三角折畳み底面構成パネル76,77が連続している。組立てが完成した紙容器1Bにおいて,折り目48,49において第1,第2の三角折畳み底面構成パネル46,47はそれぞれ谷折りで折り畳まれて,第1の三角底面構成パネル45の外面上にそれらの外面が重ねられるようにして互いに溶着される。第3,第4の三角折畳み底面構成パネル76,77も折り目78,79においてそれぞれ谷折りで折り畳まれて,第2の三角底面構成パネル75の外面上にそれらの外面が重ねられて互いに溶着される。
第4の側壁パネル18の外側縁に溶着パネル20が折り目19を介してつながっている。溶着パネル20の上縁および第4の三角折畳み天面構成パネル65の側縁に,折り目81,73を介して第1の天面溶着パネル83がつながり,第1の天面溶着パネル83の上縁および第6の天面構成パネル71bの側縁にはさらに,ミシン目Mおよび折り目74を介して第2の天面溶着パネル84がつながっている。溶着パネル20の下縁および第4の三角折畳み底面構成パネル77の側縁には折り目82,80を介して底面溶着パネル85がつながっている。
図1に示すブランク1Aを以下のようにして折り目で折り曲げて組立てると図2に示す紙容器1Bができる。すなわち,第1〜第5のパネル体が,縦方向にのびる折り目に沿って山折りされて平板な状態とされ,第5のパネル体が第1のパネル体の内面に溶着される。これにより平らに畳まれた筒状体が作成される。製函工程において,第1〜第5のパネル体をつなぐ縦向きの折り目が用いられて,平らに畳まれた筒状体が起函され,これにより上下が開口した四角筒が形成される。
はじめに底面部が形成される。すなわち,折り目22,32,52,62,82においてつながる底面パネル体が,側壁パネル体に対して山折りされ,直角に内向きに折り曲げられる。また,第1の三角底面構成パネル45の両側の第1,第2の三角折畳み底面構成パネル46,47が折り目48,49に沿って谷折りされて外向きに折り畳まれ,第2の三角底面構成パネル75の両側の第3,第4の三角折畳み底面構成パネル76,77も折り目78,79に沿って谷折りされて外向きに折り畳まれる。第1,第2の三角底面構成パネル45,75は,いずれも容器の内側に向けて内向きに折り畳まれることになる。第1の三角底面構成パネル45の外面には第1,第2の三角折畳み底面構成パネル46,47の外面が,第2の三角底面構成パネル75の外面には第3,第4の三角折畳み底面構成パネル76,77の外面がそれぞれ外側から重なり合わされ,さらにその外側に第1,第2の底面構成パネル25,56が重なり合わされる。重なり合った部分が溶着されることで,底面から見てほぼ正方形の,フラットな底面部が形成される。
取り付け孔54に注出口Cを固定した後,上方開口から内容物が充填される。その後,天面部の形成に進む。
折り目21,31,51,61,81において,天面パネル体が側壁パネル体に対して直角に山折りされて内向きに折られる。第1の三角天面構成パネル33の両側の第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35,第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35の上縁につながる第5の天面構成パネル41a,41bが,折り目36,37,42で谷折りされて折り畳まれる。第2の三角天面構成パネル63の両側の第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65,第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65の上縁につながる第6の天面構成パネル71a,71bも,折り目66,67,72に沿って谷折りされて折り畳まれる。さらに第1の天面構成パネル23と第3の天面構成パネル24の間の折り目26,および第2の天面構成パネル53と第4の天面構成パネル55との間の折り目57が谷折りされる。第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35と第5の天面構成パネル41a,41bとの間の折り目38,39,および第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65と第6の天面構成パネル71a,71bとの間の折り目68,69が山折りされる。重なり合った部分が溶着されることで,第1〜第4の側壁パネル12,14,16,18および溶着パネル20の上縁に連続する天面パネル体が容器天面にフラットに設けられる(組立途中の様子について図6を参照)。最後に第3の天面構成パネル24を折り畳み,その外面を第1の天面構成パネル23の外面に溶着する。直方体状の紙容器1Bが完成する(図2)。
第3の天面構成パネル24の外面を第1の天面構成パネル23の外面に溶着するのに代えて,第4の天面構成パネル55の外面を第2の天面構成パネル53の外面に溶着してもよい(この場合,注出口取り付け孔54は,第2の天面構成パネル53ではなく,たとえば第1の天面構成パネル23にあけられる)。天面部に位置する第1の天面溶着パネル83と第2の天面溶着パネル84がその境界(ミシン目Mの位置)で折り返されないことになるので,成形性に優れるものとすることができる。この場合には,第1の天面溶着パネル83と第2の天面溶着パネル84の境界のミシン目M,および第1の天面構成パネル23と第2の天面構成パネル53の境界の折り目26の先端部分のミシン目Mを形成しておく必要は必ずしもない。
図3を参照して,上述したように,紙容器1Bの天面部を構成する第1,第2の三角天面構成パネル33,63の底辺から頂点までの長さ(高さ)T1は,第1,第3の側壁パネル12,16の幅W1の半分以下である。したがって,天面部がフラットなるように上述のようにパネルを折ったときに,第1,第2の三角天面構成パネル33,63の頂点部分(先端部分)が重なりあうことはない。完成した紙容器1Bの天面部に,第1,第2の三角天面構成パネル33,63の頂点部分が重なり合うことに起因して,たとえばシワが寄ったり,余計な凹凸が生じたりしないようにすることができる。フラットな天面部を持つ紙容器1Bを形成することができる。
図4を参照して,紙容器1Bを上述のように組み立てると,折り目36,37に沿って第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35が折り畳まれて,第1の三角天面構成パネル33の外面に重ね合わされる。同様にして,第2の三角天面構成パネル63の外面には第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65の外面が重ね合わされる。上述したように,折り目38,39および折り目68,69は一直線に形成されていずに,仮想交点が第1,第2の三角天面構成パネル33,63の内側に位置するようにやや斜めに形成されており,折り目38,39および折り目68,69は,第1,第2の三角天面構成パネル33,63によって遮られるようにして不連続となっている。このため,第1,第2の三角折畳み天面構成パネル34,35,および第3,第4の三角折畳み天面構成パネル64,65が折り畳まれたときに,第1,第2の三角天面構成パネル33,63の頂点付近に,三角折畳み天面構成パネルが重ねられない範囲が生じる。図4は,第1の三角天面構成パネル33の頂点付近に三角折畳み天面構成パネル34,35が重なっていない様子をやや強調して示すが,第2の三角天面構成パネル63も同様である。すなわち,第1,第2の三角天面構成パネル33,63の頂点の位置に折り箇所が集中せずに,ずれが生じる。折られたパネルの折り箇所が一箇所に集中すると,そこにパネル(シート)が凝集してシワ(浮き,パネルの波打ち)が生じやすくなるが,このように第1,第2の三角天面構成パネル33,63の頂点の位置とパネルの折り箇所とをずらすことによってシワが発生しにくくすることができる。これによってもフラットな天面を持つ紙容器1Bを実現することができる。
図5は,変形例のブランクの部分拡大図を示している。折り目38と折り目39とが第1の三角天面構成パネル33の頂点を挟んで上下に位置をずらして形成されている。第1の三角天面構成パネル33の頂点の位置とパネルの折り箇所がずらされているので,パネルの折り箇所の集中が軽減(分散)される。この変形例でも,第1の三角折畳み天面構成パネル34および第2の三角折畳み天面構成パネル35が折り畳まれたときに,第1の三角天面構成パネル33の頂点付近にパネル同士が重ねられない範囲が生じる。フラットな天面を持つ紙容器を実現することができる。第2の三角天面構成パネル63の頂点の位置とパネルの折り箇所(折り目68,69)についても,同様とされる(図5と鏡像反転した形状とされる)のは言うまでもない。
図6はさらに他の変形例のブランクの部分拡大図を示している。第1の三角天面構成パネル33の左辺(折り目36)と右辺(折り目37)が一箇所(頂点)で交差しないように,右辺(折り目37)の角度がわずか調整されている。また,折り目38と折り目39とが上下に位置をずらして形成されている。この変形例でもパネルの折り箇所の集中が軽減(分散)され,第1の三角折畳み天面構成パネル34および第2の三角折畳み天面構成パネル35が折り畳まれたときに,第1の三角天面構成パネル33の頂点付近に,パネル同士が重ねられない範囲が生じる。フラットな天面を持つ紙容器を実現することができる。
紙容器1Bに使用されるシートには,外面から内面に向かって,たとえば以下の層構造を持つものを採用することができる。
(1)LDPE/紙/LDPEまたはLLDPE
(2)LDPE/紙/LDPE/アルミニウム箔/接着剤/PET/LDPEまたはLLDPE
(3)LDPE/紙/LDPE/アルミ蒸着層/PET/LDPEまたはLLDPE
(4)LDPE/紙/LDPE/酸化珪素蒸着層/PET/LDPEまたはLLDPE
(5)LDPE/紙/LDPE/酸化アルミニウム蒸着層/PET/LDPEまたはLLDPE
ここでLDPEは低密度ポリエチレン(Low density polyethylene)を,LLDPEは直鎖状低密度ポリエチレン(Linear low density polyethylene )を,PETはポリエチレンテレフタラート(Polyethylene terephthalate)を,それぞれ意味する。いずれも層構造も,紙を主体とし,かつ両側の最外面に熱可塑性樹脂が積層された構造を持ち,熱溶着に適している。最も内面側の熱可塑性樹脂層の厚さは,最も外面側の熱可塑性樹脂層の厚さよりも厚くするのが好ましい。たとえば,最も内面側の熱可塑性樹脂層の厚さを30〜80μm,最も外面側の熱可塑性樹脂層の厚さを10〜30μmとすることができる。また,紙と最も内面側の熱可塑性樹脂層との間に中間層を設けてもよい。中間層としては,たとえばガスバリア層が挙げられる。
上述のようにブランク1Aから紙容器1Bを組み立てるときには,フレームシール,ホットエアーシール等を用いることができる。また,必要に応じてブランクの端面は,切削した上で折り込み加工してもよいし(スカイブヘミング方式),さらに端面にプラスチックフィルム等を貼り合わせてもよい(テープ貼り加工方式)。
なお,ブランク1Aにおけるパネルの並び順は図1に示すものに限られないのは言うまでもない。上述の例では,第1のパネル体,第2のパネル体,第3のパネル体,第4のパネル体,第5のパネル体が左から順に並ぶ例を説明したが,並び順を逆にしてもよい。すなわち,第5のパネル体,第4のパネル体,第3のパネル体,第2のパネル体,第1のパネル体が左から順に並んでいてもよい。
図7および図8は第2実施例のフラットトップ型紙容器を示しており,図7は第2実施例の紙容器の展開図を,図8は組み立て途中の第2実施例の紙容器の上側斜視図をそれぞれ示している。第1実施例の紙容器1A,1Bとは,第3の天面構成パネルの構造(寸法)が異なっている。図1〜図4と同一の構造(パネル,折り目)には同じ符号を付し,重複説明を避ける。
第2実施例の紙容器2Bのブランク2Aにおいて,長方形の第3の天面構成パネル24Aの短辺の長さが第5の天面構成パネル41a,41bの上下方向の長さおよび第6の天面構成パネル71a,71bの上下方向の長さよりも短い。これに対応して,第3の天面構成パネル24Aの内面に溶着される溶着パネル84Aの長さも短くされている。図7のブランク2Aを組み立てると,第3の天面構成パネル24Aの短辺の長さが短いので,第3の天面構成パネル24Aによって第1の天面構成パネル23の全体が覆われずに,第1の天面構成パネル23に,第3の天面構成パネル24Aが重ならない範囲が形成される。半分に折られた第5の天面構成パネル41aの内面の一部と,同様にして半分に折られた第6の天面構成パネル71bの内面の一部が,第1の天面構成パネル23の外面に直接に溶着されることになる。天面部の一部のパネルの重なり合う枚数を減らすことができる。また,パネル内面の熱可塑性樹脂を溶着に用いることができる。このため,紙容器2Bの天面部をフラットな状態に保持しやすくすることができる。
図9および図10は第3実施例のフラットトップ型紙容器を示しており,図9は第3実施例の紙容器の展開図を,図10は組み立て途中の紙容器の上側斜視図をそれぞれ示している。第2実施例の紙容器2A,2Bとは,第5の天面構成パネル41a,41bの上縁中央(折り目42付近),および第6の天面構成パネル71a,71bの上縁中央(折り目72付近)に,V字形の切り欠き(スリット)91がそれぞれ形成されている点が異なる。切り欠き91は,第1の三角天面構成パネル33,第1の三角折畳み天面構成パネル34,第2の三角折畳み天面構成パネル35,第2の三角天面構成パネル63,第3の三角折畳み天面構成パネル64,第4の三角折畳み天面構成パネル65に達しないように形成され,折り目42と折り目72の上下方向の長さは10mm以下であることが好ましい。
第3の天面構成パネル24Aと第4の天面構成パネル55との間に,折り目42において谷折りされて半分に折り畳まれた第5の天面構成パネル41a,41bが挟まれ,かつ折り目72において谷折りされて半分に折り畳まれた第6の天面構成パネル71a,71bが挟まれ,これらの谷折りされる折り箇所同士が対向する。図10を参照して,第5の天面構成パネル41a,41bの折り箇所,および第6の天面構成パネル71a,71bの折り箇所に,V字形の切り欠き91が形成されているので,組み立てられた紙容器3Bにおいて,対向する折り箇所の部分が重なり合ってしまうことが抑制される。紙容器3Bの密封性を向上させることができる。なお,切り欠き91の形状はV字形に限られず,たとえば円弧状としてもよい。
図11および図12は第4実施例のフラットトップ型紙容器を示しており,図11は第4実施例の紙容器の展開図を,図12は組み立て途中の紙容器の上側斜視図をそれぞれ示している。第1実施例の紙容器1A,1Bとは,第5の天面構成パネル41a,41bの折り目42,および第6の天面構成パネル71a,71bの折り目72に,V字形の切り欠き(スリット)91がそれぞれ形成されている点(第3実施例と同じ),および底面パネル体のパネル構成が異なる。
第4実施例のブランク4Aから形成される紙容器4Bの底面パネル体のパネル構成は,ブランクの端面に内容物が接触しないように折り込み加工されるタイプのものである。第2の底面構成パネル56の下端部に折り目を介して横向きに伸びる長方形の折り込み片93が区画されており,その両側の第2,第3の三角折畳み底面構成パネル47,76の下端部にも横向きに長いほぼ長方形の折り込み片96,97が折り目によって区画されている。折り込み片93は谷折りされて,その外面が第2の底面構成パネル56の外面に接着される。折り込み片93の両側の折り込み片96,97は山折りされて,その外面が第1,第4の三角折畳み底面構成パネル46,77に溶着される。ブランクの端面に内容物が接触しないように折ることができるので,ブランクの端面から液体が染み込むことが防止される。この底面パネル体のパネル構成は,浸透性の高いもの(たとえば酒など)を封入するのに適している。もっとも,液体のみならず粉状物,粒状物を収納する容器にも,この底面パネル体のパネル構成を採用してもよいのは言うまでもない。
図13および図14は第5実施例のフラットトップ型紙容器を示しており,図13は第5実施例の紙容器の展開図を,図14は組み立て途中の紙容器の上側斜視図をそれぞれ示している。第3実施例とは,V字形の切り欠き91Aが幅広に設けられている点が異なる。たとえば,切り欠き91Aの幅を,第2,第4の側壁パネル14,18の幅W2の半分以上とすることができる。
幅広の切り欠き91Aが位置する部分はパネルが1枚少なく,第4の天面構成パネル55と第1の天面構成パネル23との間に指または爪をかけやすい。第3の天面構成パネル24Aの短辺の長さを短くし,V字形の切り欠き91Aを幅広に形成することによって,第5実施例のブランク5Aから形成される紙容器5Bを,比較的解体しやすいものとすることができる。
図15および図16は第6実施例のフラットトップ型紙容器を示しており,図15は第6実施例の紙容器の展開図を,図16は組み立て途中の紙容器の上側斜視図をそれぞれ示している。第2実施例とは,半分に折り畳まれる第5の天面構成パネル41aA,41bAの折り目42を挟んだ一方側41aA,および半分に折り畳まれる第6の天面構成パネル71aA,71bAの折り目72を挟んだ一方側71bAの短辺の長さが短い点,第5の天面構成パネル41aA,41bAの折り目42を挟んだ他方側41bA,および第6の天面構成パネル71aA,71bAの折り目72を挟んだ他方側71bAの上縁に,斜辺98がそれぞれ形成され,第4の天面構成パネル55の短辺の長さが第3の天面構成パネル24Aおよび第5の天面構成パネル71bAの短辺の長さよりも長い点が異なる。
図15に示すブランク6Aを折り畳んで形成される紙容器6Bは,図16に示すように,第5の天面構成パネル41bAの斜辺98および第6の天面構成パネル71aAの斜辺98によってV字形の隙間が形成される。第6実施例も,第4の天面構成パネル55と第1の天面構成パネル23との間に比較的幅広の隙間が形成されるので,そこに指または爪を掛けやすく,紙容器を解体しやすいものとすることができる。また,第4の天面構成パネル55の内面の熱可塑性樹脂を溶着に用いることができるので,紙容器6Bの天面部をフラットな状態に保持しやすくすることができる。
1A,2A,3A,4A,5A,6A ブランク
1B,2B,3B,4B,5B,6B フラットトップ型紙容器
12 第1の側壁パネル
14 第2の側壁パネル
16 第3の側壁パネル
18 第4の側壁パネル
23 第1の天面構成パネル
24,24A 第3の天面構成パネル
53 第2の天面構成パネル
55 第4の天面構成パネル
41a,41b,41aA,41bA 第5の天面構成パネル
71a,71b,71aA,71bA 第6の天面構成パネル
33 第1の三角天面構成パネル
63 第2の三角天面構成パネル
34 第1の三角折畳み天面構成パネル
35 第2の三角折畳み天面構成パネル
64 第3の三角折畳み天面構成パネル
65 第4の三角折畳み天面構成パネル
20,83,84,84A,85 溶着パネル
91,91A 切り欠き(スリット)
98 斜辺
M ミシン目

Claims (4)

  1. 互いに平行な折り目を介して連なる第1から第4のパネル体を備える一枚のブランク紙を溶着貼合することによって形成され,四角筒状の筒状胴部と,上記筒状胴部の上縁に連設され,上記筒状胴部の上面を塞ぐ天面部と,上記筒状胴部の下縁に連設され,上記筒状胴部の下面を塞ぐ底面部とを備える紙容器であって,
    上記天面部が,
    対向する第1,第3の側壁パネル(12,16)の上縁に連設され,内向きに折られる第1,第2の天面構成パネル(23,53),
    上記第1の天面構成パネル(23)の上縁に連設され,上記第1の天面構成パネル(23)上に重なるように外向きに折り畳まれる第3の天面構成パネル(24),
    上記第2の天面構成パネル(53)の上縁に連設され,上記第2の天面構成パネル(53)とともに天面部の最外面を構成する第4の天面構成パネル(55),
    対向する第2,第4の側壁パネル(14,18)の上縁に底辺が連設され,内向きに折られる第1,第2の三角形の三角天面構成パネル(33,63),
    上記第1の三角天面構成パネル(33)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の一方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第1の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル(34,35),
    上記第2の三角天面構成パネル(63)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の他方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第2の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル(64,65),
    上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネル(34,35)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の一方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第5の天面構成パネル(41a,41b)と,
    上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネル(64,65)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の他方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第6の天面構成パネル(71a,71b)とから構成され,
    上記第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル(34,35)が折り畳まれて第1の三角天面構成パネル(33)上に重ね合わされたときに,上記第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル(34,35)が上記第1の三角天面構成パネル(33)の頂点付近に重ねられない範囲が設けられており,
    上記第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル(64,65)が折り畳まれて第2の三角天面構成パネル(63)上に重ね合わされたときに,上記第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル(64,65)が上記第2の三角天面構成パネル(63)の頂点付近に重ねられない範囲が設けられている,
    フラットトップ型紙容器。
  2. 互いに平行な折り目を介して連なる第1から第4のパネル体を備える一枚のブランク紙を溶着貼合することによって形成され,四角筒状の筒状胴部と,上記筒状胴部の上縁に連設され,上記筒状胴部の上面を塞ぐ天面部と,上記筒状胴部の下縁に連設され,上記筒状胴部の下面を塞ぐ底面部とを備える紙容器であって,
    上記天面部が,
    対向する第1,第3の側壁パネル(12,16)の上縁に連設され,内向きに折られる第1,第2の天面構成パネル(23,53),
    上記第1の天面構成パネル(23)の上縁に連設され,上記第1の天面構成パネル(23)上に重なるように外向きに折り畳まれる第3の天面構成パネル(24),
    上記第2の天面構成パネル(53)の上縁に連設され,上記第2の天面構成パネル(53)とともに天面部の最外面を構成する第4の天面構成パネル(55),
    対向する第2,第4の側壁パネル(14,18)の上縁に底辺が連設され,内向きに折られる第1,第2の三角形の三角天面構成パネル(33,63),
    上記第1の三角天面構成パネル(33)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の一方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第1の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル(34,35),
    上記第2の三角天面構成パネル(63)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の他方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第2の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル(64,65),
    上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネル(34,35)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の一方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第5の天面構成パネル(41a,41b)と,
    上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネル(64,65)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の他方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第6の天面構成パネル(71a,71b)とから構成され,
    上記第1,第2の三角天面構成パネル(33,63)の底辺から頂点までの長さ(T1)が,上記第1,第3の側壁パネル(12,16)の幅(W1)の半分以下であ
    上記第4のパネル体の外側縁に第5のパネル体が連設されており,上記第5のパネル体が上記第1のパネル体の内面に溶着されており,
    上記第5のパネル体が位置する部分の上記第1の天面構成パネル(23)と上記第3の天面構成パネル(24)の境界の折り目,およびこの境界に重なる第5のパネル体の折り目の少なくともいずれか一方に,ミシン目が形成されている,
    フラットトップ型紙容器。
  3. 互いに平行な折り目を介して連なる第1から第4のパネル体を備える一枚のブランク紙を溶着貼合することによって形成され,四角筒状の筒状胴部と,上記筒状胴部の上縁に連設され,上記筒状胴部の上面を塞ぐ天面部と,上記筒状胴部の下縁に連設され,上記筒状胴部の下面を塞ぐ底面部とを備える紙容器であって,
    上記天面部が,
    対向する第1,第3の側壁パネル(12,16)の上縁に連設され,内向きに折られる第1,第2の天面構成パネル(23,53),
    上記第1の天面構成パネル(23)の上縁に連設され,上記第1の天面構成パネル(23)上に重なるように外向きに折り畳まれる第3の天面構成パネル(24),
    上記第2の天面構成パネル(53)の上縁に連設され,上記第2の天面構成パネル(53)とともに天面部の最外面を構成する第4の天面構成パネル(55),
    対向する第2,第4の側壁パネル(14,18)の上縁に底辺が連設され,内向きに折られる第1,第2の三角形の三角天面構成パネル(33,63),
    上記第1の三角天面構成パネル(33)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の一方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第1の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第1,第2の三角形の三角折畳み天面構成パネル(34,35),
    上記第2の三角天面構成パネル(63)の両斜辺と,上記第1,第2の天面構成パネル(23,53)の他方側の側縁のそれぞれとに連設され,上記第2の三角天面構成パネル上に重なるように折り畳まれる第3,第4の三角形の三角折畳み天面構成パネル(64,65),
    上記第1,第2の三角折畳み天面構成パネル(34,35)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の一方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第5の天面構成パネル(41a,41b)と,
    上記第3,第4の三角折畳み天面構成パネル(64,65)の上縁と上記第3,第4の天面構成パネル(24,55)の他方側の側縁とに連設され,内向きに折り畳まれる第6の天面構成パネル(71a,71b)とから構成され,
    上記第1,第2の三角天面構成パネル(33,63)の底辺から頂点までの長さ(T1)が,上記第1,第3の側壁パネル(12,16)の幅(W1)の半分以下であ
    上記内向きに折り畳まれる第5,第6の天面構成パネルの折り箇所の上縁が切り欠かれている,
    フラットトップ型紙容器。
  4. 第3の天面構成パネル(24A)の上縁が切り欠かれており,第1の天面構成パネル(23)の一部に第3の天面構成パネルが重ならない範囲が存在する,
    請求項1から3のいずれか一項に記載のフラットトップ型紙容器。
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