JP2550140Y2 - 液体を収納する紙容器 - Google Patents

液体を収納する紙容器

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JP2550140Y2
JP2550140Y2 JP1991048207U JP4820791U JP2550140Y2 JP 2550140 Y2 JP2550140 Y2 JP 2550140Y2 JP 1991048207 U JP1991048207 U JP 1991048207U JP 4820791 U JP4820791 U JP 4820791U JP 2550140 Y2 JP2550140 Y2 JP 2550140Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紙を基材とする包装容
器に係り、特に、ミルク、ジュースなどの液体を包装す
る包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】使用後の処理が簡単である点から、従来
よりミルク、ジュースなどの液体を包装する包装容器
に、紙を基材とする包装容器が用いられている。この紙
を基材とする包装容器は、法令等によって接液面には無
添加のポリエチレンを被覆することが義務付けらてい
る。このミルク、ジュースなどの液体を包装する紙を基
材とする包装容器は、折り畳んで箱状の容器を形成して
いる。
【0003】この包装容器は、図7に示す如きカートン
ブランク100を成形充填機等を用いて成形している。
この従来のカートンブランク100を組み立てて包装容
器を成形する場合、底部の成形は、カートンブランク1
00の底部を形成する2枚の底部ガゼットパネル11
0、130と、2枚の底部閉鎖パネル120、140と
を重ね合わせるように折り畳んで行われる。この底部ガ
ゼットパネル110、130の下端辺は、図7に示す如
く、直線状に形成されており、かつ、底部閉鎖パネル1
40の下端辺と同一線上になるように構成されている。
このようなカートンブランク100を組み立てて包装容
器の底部を成形する場合、平面のプレスとアンビルを用
いて2枚の底部ガゼットパネル110、130と、2枚
の底部閉鎖パネル120、140を折り畳み圧着成形す
ると、包装容器の底部は、部位によって折り畳み枚数が
異なるので、包装容器成形後、底部が平らにならず、包
装容器としての坐りが悪くなる。そこで、従来は包装容
器の内側に向かって凸状の曲面に形成したプレス及びア
ンビルの接触面を用いて包装容器の底部を上げ底に成形
し、包装容器の底部の周縁で包装容器を支え坐りを良く
している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに包装容器の底部を上げ底に成形すると、包装容器の
内面側において底部折り込みフラップの寸法が不足し、
特に、相対する底部ガゼットパネル110、130の折
込部頂点110A、130Aの突き合わせ部に図8に示
す如き間隔を生じ、シール圧力が不均一となり、包装容
器に収納した内容物である液体が漏洩する危険性がある
という問題点を有している。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、包装容器にテーブル等の上に置いたときの安定
した坐りを持たせられ、かつ、底部密封を完全にするこ
とのできる液体を収納する紙容器を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1に記載の考案に係る液体を収納する紙
容器は、全表面が熱可塑性プラスチック物質によって被
覆された板紙によって形成され互いに対向配置された2
枚の底部ガゼットパネルと、互いに対向配置された2枚
の底部閉鎖パネルを折り畳んで底部を構成してなる液体
を収納する紙容器であって、該2枚の底部閉鎖パネル同
士が、前記底部ガゼットパネルをその間に介在させずに
接着される形式の底部構造を有するものにおいて,上記
2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を上記2枚
の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く山形
に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネルの中央
三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に形成され
るパネル下端辺中央部に近接する交点の位置が、前記一
方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上に位置するよう
に形成したものである。
【0007】また、上記目的を達成するために、本願請
求項2に記載の考案に係る液体を収納する紙容器は、全
表面が熱可塑性プラスチック物質によって被覆された板
紙によって形成され互いに対向配置された2枚の底部ガ
ゼットパネルと、互いに対向配置された2枚の底部閉鎖
パネルを折り畳んで底部を構成してなる液体を収納する
紙容器であって、該2枚の底部閉鎖パネル同士が、前記
底部ガゼットパネルをその間に介在させずに接着される
形式の底部構造を有するものにおいて,上記2枚の底部
ガゼットパネルの下端辺の中央部を上記2枚の底部閉鎖
パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く山形に形成する
と共に、これらの底部ガゼットパネルの中央三角面部を
構成する折込線の交点の内、山形に形成されるパネル下
端辺中央部に近接する交点の位置が、前記一方の底部閉
鎖パネルの下端辺の延長線上より外側に突出した位置に
なるように形成したものである。
【0008】そして、本願請求項3に記載の考案に係る
液体を収納する紙容器は、上記2枚の底部閉鎖パネルの
一方の底部閉鎖パネルの下端辺の少なくとも中央部に該
一方の底部閉鎖パネルの下端辺位置より外側に突出する
突出部を形成したものである。
【0009】
【作用】2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を
上記2枚の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより
高く山形に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネ
ルの中央三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に
形成されるパネル下端辺中央部に近接する交点の位置
が、前記一方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上に位
置するように形成するか、又は前記一方の底部閉鎖パネ
ルの下端辺の延長線上より外側に突出した位置になるよ
うに形成することにより、包装容器にテーブル等の上に
置いたときの安定した坐りを持たせることができ、か
つ、底部密封を完全にすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。
【0011】図1〜図2には、本考案に係る液体を収納
する紙容器の一実施例が示されている。図において、1
はカートンブランクで、成形充填機等を用いて折り畳み
成形して包装容器を成形するものである。2、3は底部
ガゼットパネルで、互いに対向して配設されている。
4、5は底部閉鎖パネルで互いに対向して配設されてい
る。この底部ガゼットパネル2、3と底部閉鎖パネル
4、5とによって、図2に示す如くカートンブランク1
によって構成される包装容器の底部6が形成されてい
る。この底部ガゼットパネル2、3の下端辺は、その中
央部2A、3Aが底部閉鎖パネル5の下端辺5Aよりも
高さaだけ高く形成されており、この底部ガゼットパネ
ル2、3の下端辺の形状は、中央部2A、3Aを頂点と
する山形に形成されている。また、底部ガゼットパネル
2、3には、折込線によって三角面部(中央の三角形状
の部分)2C、3Cが形成され、この三角面部2C、3
Cを形成する3本の折込線の各交点の内、山形に形成さ
れる底部ガゼットパネル2、3の下端辺中央部に近接す
る交点(下端側頂点)2D、3Dの位置が、底部閉鎖パ
ネル5の下端辺5Aの延長線上と同じ高さに位置するよ
うに形成されている。そして、底部ガゼットパネル2、
3の中央部2A、3Aと底部閉鎖パネル5の下端辺5A
との高さの差aの寸法は、容器の大きさによって異なる
が、0.5〜2.0mmの範囲内が適当である。
【0012】したがって、本実施例によれば、包装容器
の坐りを良くするため包装容器の内側に向かって凸状の
曲面に形成したプレス及びアンビルの接触面を用いて包
装容器の底部を上げ底に成形しても、図2に示す如く、
包装容器の内面側の底部6は、相対する底部ガゼットパ
ネル2、3の折込部頂点2B、3Bの突き合わせ部が、
図8に示す如く間隔を生じることがなく当接し、シール
圧力を均一にすることができ、底部密封を完全にするこ
とができる。
【0013】図3には、本考案に係る液体を収納する紙
容器の他の実施例が示されている。図において、10は
カートンブランクで、成形充填機等を用いて折り畳み成
形して包装容器を成形するものである。11、12は底
部ガゼットパネルで、13、14は底部閉鎖パネルであ
る。この底部ガゼットパネル11、12と底部閉鎖パネ
ル13、14とによってカートンブランク10によって
構成される包装容器の底部が形成される。底部閉鎖パネ
ル14の下端辺は、底部閉鎖パネル14と底部ガゼット
パネル12との接合先端部14Aと下端点14Cとを結
ぶ線上に位置している。この底部閉鎖パネル14の下端
には、底部閉鎖パネル14と同一の幅で、先端の頂部が
中央部に向かって傾斜させて面取りして、底部閉鎖パネ
ル14の下端辺の位置(底部閉鎖パネル14と底部ガゼ
ットパネル12との接合先端部14A及び底部閉鎖パネ
ル14の下端点14Cの位置)よりも外側に突出した突
出部14Bが形成されている。
【0014】一方、底部ガゼットパネル11、12の下
端辺は、図1に図示の底部ガゼットパネル2、3と同
様、その中央部11A、12Aが底部閉鎖パネル14の
下端辺(底部閉鎖パネル14と底部ガゼットパネル12
との接合先端部14Aと下端点14Cとを結ぶ線)より
もa(図3には示されていない)だけ高く形成されてお
り、この底部ガゼットパネル11、12の下端辺の形状
は、中央部11A、12Aを頂点とする山形に形成され
ている。また、底部ガゼットパネル11、12には、折
込線によって三角面部(中央の三角形状の部分)11
B、12Bが形成され、この三角面部11B、12Bを
形成する3本の折込線の各交点の内、山形に形成される
底部ガゼットパネル11、12の下端辺中央部に近接す
る交点(下端側頂点)11C、12Cの位置が、底部閉
鎖パネル14の下端辺(底部閉鎖パネル14と底部ガゼ
ットパネル12との接合先端部14Aと下端点14Cと
を結ぶ線)の延長線上と同じ高さに位置するように形成
されている。そして、底部ガゼットパネル11、12の
中央部11A、12Aと底部閉鎖パネル14の下端辺と
の高さの差の寸法は、図1に図示の底部ガゼットパネル
2、3と同様、容器の大きさによって異なるが、0.5
〜2.0mmの範囲内が適当である。
【0015】したがって、本実施例によれば、包装容器
の坐りを良くするため包装容器の内側に向かって凸状の
曲面に形成したプレス及びアンビルの接触面を用いて包
装容器の底部を上げ底に成形しても、底部閉鎖パネル1
4の下端辺に底部閉鎖パネル14の下端辺と同一の幅
で、先端の頂部が中央部に向かって傾斜させて面取りし
た突出部14Bを底部閉鎖パネル14と底部ガゼットパ
ネル12との接合先端部14Aの位置(下端辺の位置)
よりも外側(図3では下方)に突出して設けてあるた
め、包装容器の内面側の底部は、相対する底部ガゼット
パネル11、12の折込部頂点の突き合わせ部を確実に
当接することができ、シール圧力を均一にすることがで
き、底部密封を完全にすることができる。
【0016】図4には、本考案に係る液体を収納する紙
容器の別な実施例が示されている。図において、20は
カートンブランク、21、22は底部ガゼットパネル、
23、24は底部閉鎖パネルである。本実施例が図3に
図示の実施例と異なる点は、図3に図示の実施例の底部
閉鎖パネル14の下端辺に形成される突出部14Bが両
端部の頂点の面取りをして底部閉鎖パネル14の下端辺
のほぼ全域に渡る幅広に設けてるのに対し、底部閉鎖パ
ネル24の下端辺24Cの略中央部に幅狭に底部閉鎖パ
ネル24の下端辺24Cより外側(底部閉鎖パネル24
と底部ガゼットパネル22との接合先端部24Aの位置
よりも外側)に突出して底部閉鎖パネル24の突出部2
4Bを設けている点である。他は、図3に図示の実施例
と同様である。すなわち、底部ガゼットパネル21、2
2の下端辺は、図1に図示の底部ガゼットパネル2、3
と同様、その中央部21A、22Aが底部閉鎖パネル2
4の下端辺24Cよりもa(図4には示されていない)
だけ高く形成されており、この底部ガゼットパネル2
1、22の下端辺の形状は、中央部21A、22Aを頂
点とする山形に形成されている。また、底部ガゼットパ
ネル21、22には、折込線によって三角面部(中央の
三角形状の部分)21B、22Bが形成され、この三角
面部21B、22Bを形成する3本の折込線の各交点の
内、山形に形成される底部ガゼットパネル21、22の
下端辺中央部に近接する交点(下端側頂点)21C、2
2Cの位置が、底部閉鎖パネル24の下端辺24Cと同
じ高さに位置するように形成されている。そして、底部
ガゼットパネル21、22の中央部21A、22Aと底
部閉鎖パネル24の下端辺との高さの差の寸法は、図1
に図示の底部ガゼットパネル2、3と同様、容器の大き
さによって異なるが、0.5〜2.0mmの範囲内が適
当である。
【0017】したがって、本実施例によれば、包装容器
の内側に向かって凸状の曲面に形成したプレス及びアン
ビルの接触面を用いて包装容器の底部を上げ底に成形し
て坐りを良くしても、底部閉鎖パネル24の下端辺24
Cの中央部に底部閉鎖パネル24の下端辺24Cの位置
よりも外側(図4では下方)に突出して構成してあるた
め、包装容器の底部は、相対する底部ガゼットパネル2
1、22の折込部頂点の突き合わせ部を確実に当接する
ことができ、シール圧力を均一にすることができ、底部
密封を完全にすることができる。
【0018】図5には、本考案に係る液体を収納する紙
容器のさらに別な実施例が示されている。図において、
30はカートンブランク、31、32は底部ガゼットパ
ネル、33、34は底部閉鎖パネルである。本実施例が
図1に図示の実施例と異なる点は、図1に図示の実施例
が、底部ガゼットパネル2、3の下端辺の中央部2A、
3Aを底部閉鎖パネル5の下端辺5Aよりもaだけ高く
し、かつ底部ガゼットパネル2、3の下端辺の形状を山
形に構成しているのに対し、本実施例が、底部ガゼット
パネル31、32の中央部31A、32Aを底部閉鎖パ
ネル34の下端辺34Aよりも距離bだけ高くし、かつ
底部ガゼットパネル31、32の下端辺の形状を中央部
31A、32Aを頂点とする山形に形成すると共に、底
部ガゼットパネル31、32の折込線の頂点31C、3
2Cの位置を底部閉鎖パネル34の下端辺34Aの位置
よりも外側(図5では下方)に突出するように形成した
点である。すなわち、底部ガゼットパネル31、32の
下端辺は、その中央部31A、32Aが底部閉鎖パネル
34の下端辺34Aよりも高さb(図1に図示の高さa
よりも大きい)だけ高く形成されており、この底部ガゼ
ットパネル31、32の下端辺の形状は、中央部31
A、32Aを頂点とする山形に形成されている。そし
て、底部ガゼットパネル31、32には、折込線によっ
て三角面部(中央の三角形状の部分)31B、32Bが
形成されており、この三角面部31B、32Bを形成す
る3本の折込線の各交点の内、山形に形成される底部ガ
ゼットパネル31、32の下端辺中央部に近接する交点
(下端側頂点)31C、32Cの位置は、底部閉鎖パネ
ル34の下端辺34Aの延長線上よりも外側(図5では
下方)に突出して形成されている。
【0019】したがって、本実施例によれば、底部ガゼ
ットパネル31、32と底部閉鎖パネル33、34を折
り曲げ包装容器の内側に向かって凸状の曲面に形成した
プレス及びアンビルの接触面を用いて包装容器の底部を
上げ底に成形して坐りを良く成形した場合、図6に本考
案適用前の状態を破線を以て示す如く底部ガゼットパネ
ルと底部閉鎖パネルとの接合先端部41、42との間、
及び底部ガゼットパネルと底部閉鎖パネルとの接合先端
部43、44との間に図6に示す如き隙間を生じること
がない。すなわち、包装容器の内側に向かって凸状の曲
面に形成したプレス及びアンビルの接触面を用いて包装
容器の底部を上げ底に成形して坐りを良くしても、底部
密封を完全にすることができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0021】請求項1の液体を収納する紙容器において
は、2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を2枚
の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く山形
に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネルの中央
三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に形成され
るパネル下端辺中央部に近接する交点の位置が、前記一
方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上に位置するよう
に形成しているため、包装容器にテーブル等の上に置い
たときの安定した坐りを持たせることができ、かつ、底
部密封を完全にすることができる。
【0022】請求項2の液体を収納する紙容器において
は、2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を2枚
の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く山形
に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネルの中央
三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に形成され
るパネル下端辺中央部に近接する交点の位置が、前記一
方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上より外側に突出
した位置になるように形成しているため、底部ガゼット
パネルと底部閉鎖パネルとの接合先端部に隙間を生じさ
せることがなく、包装容器にテーブル等の上に置いたと
きの安定した坐りを持たせることができ、かつ、底部密
封を完全にすることができる。
【0023】請求項3の液体を収納する紙容器において
は、2枚の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルの下
端辺の少なくとも中央部に該一方の底部閉鎖パネルの下
端辺位置より外側に突出する突出部を形成しているた
め、包装容器の坐りを良くすることができると共に、包
装容器の底部で相対する底部ガゼットパネルの折込部頂
点の突き合わせ部を確実に当接することができ、シール
圧力を均一にしてして底部密封を完全にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体を収納する紙容器の実施例を
示すカートンブランクの展開図である。
【図2】図1に図示のカートンブランクを組み立てた状
態の底部を示す図である。
【図3】本考案に係る液体を収納する紙容器の他の実施
例を示すカートンブランクの展開図である。
【図4】本考案に係る液体を収納する紙容器の別な実施
例を示すカートンブランクの展開図である。
【図5】本考案に係る液体を収納する紙容器のさらに別
な実施例を示すカートンブランクの展開図である。
【図6】図5に図示の構成適用前のカートンブランクを
組み立てた状態の底部を示す図である。
【図7】従来の液体を収納する紙容器のカートンブラン
クの展開図である。
【図8】図7に図示のカートンブランクを組み立てた状
態の容器内部の底部を示す図である。
【符号の説明】
1,10,20,30………………………………カート
ンブランク 2,3,11,12…………………………………底部ガ
ゼットパネル 2A,3A,11A,12A………………………中央部 2D,3D,11C,12C………………………下端側
頂点 4,5,13,14…………………………………底部閉
鎖パネル 5A,34A…………………………………………下端辺 14B,24B………………………………………突出部 21A,22A,31A,32A…………………中央部 21C,22C,31C,32C…………………下端側
頂点 21,22,31,32……………………………底部ガ
ゼットパネル 23,24,33,34……………………………底部閉
鎖パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 英治 東京都北区王子5丁目21番2号 十條製 紙株式会社リキッドパッケージングセン ター内 (56)参考文献 実開 昭57−193621(JP,U) 実開 昭57−199515(JP,U) 実開 昭62−6213(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全表面が熱可塑性プラスチック物質によ
    って被覆された板紙によって形成され互いに対向配置さ
    れた2枚の底部ガゼットパネルと、互いに対向配置され
    た2枚の底部閉鎖パネルを折り畳んで底部を構成してな
    る液体を収納する紙容器であって、該2枚の底部閉鎖パ
    ネル同士が、前記底部ガゼットパネルをその間に介在さ
    せずに接着される形式の底部構造を有するものにおい
    て, 上記2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を上記
    2枚の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く
    山形に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネルの
    中央三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に形成
    されるパネル下端辺中央部に近接する交点の位置が、前
    記一方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上に位置する
    ように形成したことを特徴とする液体を収納する紙容
    器。
  2. 【請求項2】 全表面が熱可塑性プラスチック物質によ
    って被覆された板紙によって形成され互いに対向配置さ
    れた2枚の底部ガゼットパネルと、互いに対向配置され
    た2枚の底部閉鎖パネルを折り畳んで底部を構成してな
    る液体を収納する紙容器であって、該2枚の底部閉鎖パ
    ネル同士が、前記底部ガゼットパネルをその間に介在さ
    せずに接着される形式の底部構造を有するものにおい
    て, 上記2枚の底部ガゼットパネルの下端辺の中央部を上記
    2枚の底部閉鎖パネルの一方の底部閉鎖パネルより高く
    山形に形成すると共に、これらの底部ガゼットパネルの
    中央三角面部を構成する折込線の交点の内、山形に形成
    されるパネル下端辺中央部に近接する交点の位置が、前
    記一方の底部閉鎖パネルの下端辺の延長線上より外側に
    突出した位置になるように形成したことを特徴とする液
    体を収納する紙容器。
  3. 【請求項3】 上記2枚の底部閉鎖パネルの一方の底部
    閉鎖パネルの下端辺の少なくとも中央部に該一方の底部
    閉鎖パネルの下端辺位置より外側に突出する突出部を形
    成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体を
    収納する紙容器。
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