JPH049294Y2 - - Google Patents

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JPH049294Y2
JPH049294Y2 JP1985035103U JP3510385U JPH049294Y2 JP H049294 Y2 JPH049294 Y2 JP H049294Y2 JP 1985035103 U JP1985035103 U JP 1985035103U JP 3510385 U JP3510385 U JP 3510385U JP H049294 Y2 JPH049294 Y2 JP H049294Y2
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plate
inner plate
carton
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powder leakage
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JP1985035103U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は粉洩れ防止カートンで、特には粉末洗
剤に利用できる粉洩れ防止カートンに関するもの
である。
[従来の技術] 従来より、洗剤のカートンの消費量は極めて多
く、その上この種のカートンに使用される用紙
は、強度が特に要求されるので厚手でしかも良質
の用紙が使用されているため、その使用量を極め
て小さく設計することが要求され、しかも粉末の
外部への洩れがないように構成しなければならな
い。
この点を考慮した粉洩れ防止カートンに関する
従来技術を開示するものとしては、実開昭59−
43312号公報があり、このカートンは、カートン
の開口部が外板、内板、及び二つの舌片で折重ね
て糊付けされるカートンであつて、該外板及び内
板の幅が側面板の幅の約2/3の幅で形成され、且
つ内板の左右両角部には切取り部が、また二つの
舌片の中央部には切取り部と間隙なく対峙し且つ
外側に突出する浮上げ部が形成されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の技術においては、外板及
び内板の幅を小さくすることにより素材を節約す
ることはできたが、密封性が完全でないため、粉
洩れを完全に防止できなかつた。すなわち、従来
の技術においては、粉末洗剤のうちの粒径の小さ
なフアインパウダーの洩れを防止することはでき
ないと云う問題があつた。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解消するべく考えられたの
が本考案であり、断面方形の角筒状胴部を有する
カートンの上下開口部の少くとも一方が外板、内
板、及び二つの舌片で折重ねて糊付けされるカー
トンにおいて、該外板及び内板の幅が側面板の幅
より小さく、前記両舌片にはそれぞれ横向きの略
凸字状の浮上げ部が設けられ、また内板には該浮
上げ部の凸部に対応する位置に二個所に切欠が設
けられ、かつ該内板の両側縁には帯状の切取り部
が形成され前記外板の両側先端部裏面と舌片上面
とが隙間なく糊付けできるようにした粉洩れ防止
カートンとする。
[作用] 上記構造にしたことにより、内板の切欠と凸字
状の浮上げ部を合致させて一種の迷路を形成保持
し、さらに内板の両側縁に帯状の切取り部が設け
られているので、重ねられた内側の舌片と外側の
外板とも隙間なく糊付け可能としたので密着性が
保持され粉洩れ防止を可能とした。
[実施例] 以下、本考案を図面に示した実施例により詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す展開図であ
り、組立後断面方形の筒状胴部を形成する正面板
1、後面板2及び対向する二つの側面板3,4と
が折目を介して連設されている。この正面板1の
上下方向には夫々天壁用と底壁用の外板5,6が
折目を介して連設され、前記後面板2の上下方向
にも夫々天壁用と底壁用の内板7,8が折目を介
して連設され、両側面板3,4の上下方向には
夫々舌片9,10,11,12が折目を介して連
設され、組立時の折込み順としては、舌片9…
…、内板7……、外板5……、である。
なお、図面上で符号13は糊代、14及び1
4′は必要に応じて設けられた吊り手及び開口部、
14″,14″は吊り手の補強テープ、15は開封
用テープであり、また20はカートンを起して角
筒状に形成する時に用いる半円形の切欠である。
また、ここで側面板3,4の幅をaとし、内板
7と外板5の幅をb、内板8と外板6の幅をb′と
すると、 a>b 及び a>b′ と云う関係になつているものである。
つぎに、本考案の洩れ防止手段を具体的に説明
する。
第1図において、天壁部と底壁部とは略同一で
あるので天壁部を用いて説明する。
まず、内板7の上縁両側部には夫々切欠16,
16を設け、他方この内板7の下に折込まれる舌
片9,10には前記切欠16,16と合致する浮
上げ部17,17が形成されている。ここで、該
浮上げ部17,17の形状は横向きの略凸字状で
あるが、その一部を曲線部p,pとし、他方この
曲線部に対応する内板7の切欠16,16にも曲
線部q,qが形成されている。
また、内板7の切欠16の更に側端部における
内板7の幅をcとすると、 b>c と云う関係にある。
次に、前記内板7の両側縁には帯状の切取り部
18,18を設け、舌片9,10の上に内板7を
重ねたとき舌片9,10の折目付近が露出部分
r,rとなる構造となつている。
尚、内板7の両側縁が帯状に切取られた残りの
幅をdとすると、 d≒a−b と云う関係にある。
ここで、第2図に示すように舌片9,10の下
端の側面板3,4の付け根の切れ目t,tの両側
縁の側面板への付け根部分u,uが内方にむかつ
て曲線状になつている。すなわち、従来のカート
ンにおいては、例えば下に折込まれるフラツプの
折目が上に折込まれるフラツプの折目より紙厚分
だけ下に位置するようにしてあるが、本考案のカ
ートンにおいては、粉洩れ防止を向上させるた
め、折目v,v′,v″を横一線の同一とし、無理に
折込むようにした構造で、この部分で細いワレ等
を生じるので、このワレを防止するように、前記
のように、舌片9,10の付け根部分u,uの切
目を内方に曲線状とした。
さらに、上記外板5の両側縁には前記切取り部
18,18と同じ寸法の位置に縦方向の罫目l,
lが設けられている。
また、上記外板5の両側縁にも帯状の切取り部
19,19が設けられている。
さらにまた、第3〜6図は、本考案の別の実施
例を示すもので、第3図は組立過程を示す斜視
図、第4図は組立後の斜視図、第5図は第4図の
P−P断面図、第6図は第3図のR−R矢視図で
ある。この実施例の粉洩れ防止カートンは、つぎ
の相違点以外は、第1〜2図に示す実施例と全く
同様に構成されている。
(第1〜2図に示す実施例との相違点) ・ 切欠16及び浮上げ部17の夫々に曲線部p
及びqがなく、略コの字状の切欠と略凸字状の
浮上げ部の組合せになつてる。
・ 舌片9……の付け根部分u,u……の切れ目
が内方に曲線状となつておらず、正面板1と側
面板3、或いは、後面板2と側面板3との間の
折目の略延長線上に直線上に設けられている。
・ 外板5の両側縁に罫目lが設けられてない。
・ 外板5の両側縁に帯状の切取り部19が設け
られてない。
次に本考案の粉洩れ防止カートンの組立方法を
第3〜6図に示す実施例で説明すると、まず前記
の糊代13を前記側面板4に糊付けした後、正面
板1、後面板2および二つの側面板3,4を起し
て角筒状とし、舌片9,10を折込み、前記舌片
9,10の浮上げ部17,17と内板7の切欠1
6,16が合致するようにして舌片9,10と内
板7とを糊付けし(第3図)、さらにこの上に外
板5を折込んで重ね、内板7の外面と外板5内面
とを糊付けする(第4図)。この時、外板の両側
先端部s,sの裏面が前記舌片9,10の露出部
分r,rに重ねられ、これらを隙間なく糊付けす
ることにより製函を完了する(第5図)。
以上の如くカートンが構成されたときには、内
板7の切欠16,16と、舌片9,10の浮上げ
部17,17とが合致し、これらの間に形成され
る略ハツト(〓)型間隙は一種の迷路となり、粉
の進入、通過が妨げられ、さらに最も内側の舌片
と最も外側の外板とを隙間なく糊付けすることに
より粉洩れが防止されている。
第7図は、本考案の更に別の実施例を示すもの
であり、この実施例の粉洩れ防止カートンは、つ
ぎの相違点以外は、第1〜2図に示す実施例と全
く同様に構成されている。
(第1〜2図に示す実施例との相違点) ・ 舌片9,10,……に形成される浮上げ部1
7は、曲線部pを有した横向きの略凸字状のも
のに、更に露出部分rをも浮上げたもので、全
体的には略L字状或いは略逆L字状である。
・ 外板5の両側縁に罫目lが設けられていない
(図示せず)。
尚、第8図に示すように舌片9(図示せず)、
10の浮上げ部17,17の浮上げ高さは、内板
7の切欠16,16及び切取り部18,18に向
つて逓増させることが好ましい。この実施例の如
くカートンが構成されたときには、外板5の剛性
が強い場合においても、罫目l,lを設けること
なく良好な接着が得られる。
以上本考案の粉洩れ防止カートンの実施例を
種々説明したが、本考案はこれらに制限されるも
のではない。例えば、 ・ カートンの上下開口部の一方は他の方法で密
封されても良く、 ・ 内板7の幅がb=cの関係であつても良く、 ・ 内板7と舌片9,10とに、必要に応じ剛性
を附与するための補強罫線、或いは糊付けを容
易にするためのミシン目等を設けても良い。
尚、舌片9,10の浮上げ部17,17の浮上
げ高さは第6図に示すように、内板7の切欠1
6,16に向つて逓増させることが好ましい。
尚また、本考案の粉洩れ防止カートンは従来の
ものと同様に、紙、或いは、ラミネート材等の適
当な材料を使用することができ、特に材質的な制
約は受けない。
[考案の効果] 本考案の粉洩れ防止カートンは以上のような構
成であり、外板及び内板の幅を側面板の幅より小
さくしたことにより素材を節約することができる
一方、それにより損なわれる密封性が切欠と浮上
げ部の合致により一種の迷路を形成し、さらに最
も内側の舌片と最も外側の外板とを隙間なく糊付
けすることにより粉洩れを完全に防止できるなど
の秀れた効果を奏し、極めて実用的価値の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の粉洩れ防止カートンの一実施
例展開平面図、第2図は第1図のQ部分の拡大
図、第3図は本考案の粉洩れ防止カートンの別の
実施例の組立過程を示す斜視図、第4図はその組
立後の斜視図、第5図は第4図のP−P断面図、
第6図は第3図のR−R矢視図、第7図は本考案
の粉洩れ防止カートンの更に別の実施例の部分展
開平面図、第8図は第7図の実施例における第5
図と同様の断面図である。 1……正面板、2……後面板、3,4……側面
板、5,6……外板、7,8……内板、9,1
0,11,12……舌片、17,17……浮上げ
部、16,16……切欠、18,18……切取り
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面方形の角筒状胴部を有するカートンの上下
    開口部の少なくとも一方が外板、内板、及び二つ
    の舌片で折重ねて糊付けされるカートンにおい
    て、該外板及び内板の幅が側面板の幅より小さ
    く、前記両舌片にはそれぞれ横向きの略凸字状の
    浮上げ部が設けられ、また内板には該浮上げ部の
    凸部に対応する位置に二個所に切欠が設けられ、
    かつ該内板の両側縁には帯状の切取り部が形成さ
    れ、前記外板の両側先端部裏面と舌片上面とが糊
    付けできるようにした粉洩れ防止カートン。
JP1985035103U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH049294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985035103U JPH049294Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JP1985035103U JPH049294Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JPS61150717U JPS61150717U (ja) 1986-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007152A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Lion Corp カートンの製造方法及び製造装置

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JPH0424806Y2 (ja) * 1987-05-20 1992-06-12

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JPS5943312U (ja) * 1982-09-17 1984-03-22 凸版印刷株式会社 洗剤用カ−トン
JPS59191313U (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 凸版印刷株式会社 吊手付カ−トン

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