JP6578990B2 - 色変換装置、色変換方法、及び、色変換プログラム - Google Patents

色変換装置、色変換方法、及び、色変換プログラム Download PDF

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Description

本発明は、色変換装置、色変換方法、及び、色変換プログラムに関する。
色再現特性はデバイスに依存するため、デバイス間で色を合わせるためにICC(International Color Consortium)プロファイルが使用されている。機器従属色空間(device dependent color space)の座標値を機器独立色空間(device independent color space)の座標値に変換すると、同じ機器独立色空間で色を合わせることができる。これにより、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定して色変換LUT(ルックアップテーブル)を生成することができる。ただ、第一デバイスに依存する入力色空間では濁りの無い純色であっても、第二デバイスに依存する出力色空間では他の色が混じることがある。
特許文献1には、出力色空間の濁った初期の色から不純色(純色以外の色成分)を除去する技術が示されている。この技術では、純色化された初期色の値と元の濁った初期色の値との関係に基づいた補正係数に基づいて非初期色の値を補正している。
米国特許第7911665号明細書
上述した技術は、元の濁った初期色の値を保持する必要があり、純色化処理が煩雑となる。
以上を鑑み、本発明の目的の一つは、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な技術を提供することにある。
上記目的の一つを達成するため、本発明は、機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換部と、
前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する修正部と、を備え、
前記修正部は、
前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正する、態様を有する。
また、本発明は、機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換工程と、
前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する修正工程と、を含み、
前記修正工程では、
前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正する、態様を有する。
さらに、本発明は、機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換機能と、
前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する修正機能と、をコンピューターに実現させ、
前記修正機能は、
前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正する、態様を有する。
上述した態様は、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な技術を提供することができる。
入力プロファイルと出力プロファイルに基づいてLUTを生成する例を模式的に示す図。 入力色空間の第一純色軸の座標値を出力色空間の第二純色軸の座標値に変換する例を模式的に示す図。 図3A,3Bは第一純色軸及び所定範囲の例を模式的に示す図。 図4Aは第一係数の例を模式的に示す図、図4Bは第二係数の例を模式的に示す図。 入力色空間の第一純色軸からの距離に対する出力色空間の不純色の色成分の量を模式的に例示する図。 色変換装置の構成例を模式的に示すブロック図。 LUT生成処理の例を示すフローチャート。 LUT生成処理の別の例を示すフローチャート。 入力色空間の第一純色軸の座標値を出力色空間の第二純色軸の座標値に変換する別の例を模式的に示す図。 純色軸から所定範囲内の格子点の座標値を修正した対応関係に従ってサンプル画像を色変換した実施例の出力画像を示す図。 純色軸のみ純色化した対応関係に従ってサンプル画像を色変換した比較例の出力画像を示す図。 比較例において入力色空間の純色軸からの距離に対する出力色空間の不純色の色成分の量を模式的に例示する図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本技術の概要:
まず、図1〜12に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、図1〜12は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
[態様1]
図1,6に例示される色変換装置100は、変換部U1と修正部U2とを備える。前記変換部U1は、機器独立色空間(device independent color space)を経由して第一デバイスに依存する入力色空間CS1の入力座標値(例えば(C1i,M1i,Y1i))を第二デバイスに依存する出力色空間CS2の出力座標値(例えば(C2i,M2i,Y2i))に変換する。前記修正部U2は、前記入力色空間CS1の第一純色軸AX1の座標値が前記出力色空間CS2の第二純色軸AX2の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係710に規定される前記出力座標値を修正する。また、前記修正部U2は、第一変換式(例えばV3i=F1×V2i)と第二変換式(例えばV3i=F2×V2i)とを用いて前記初期対応関係710に規定される出力座標値を修正する。図2,4A等に例示するように、前記第一変換式は、前記入力座標値が前記第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合に前記出力色空間CS2において前記第二純色軸AX2を除く第三純色軸AX3の色成分が前記初期対応関係710に従うよりも少なくなる変換式である。図2,4B等に例示するように、前記第二変換式は、前記入力座標値が前記第一純色軸AX1から前記所定範囲AR1内の座標値である場合に前記出力色空間CS2において前記第二純色軸AX2の色成分が前記初期対応関係710に従うとき以上となる変換式である。
図12は、入力色空間CS1の複数の格子点GD0のうち純色軸にある格子点GD0のみ出力色を純色化した比較例において、入力色空間CS1の純色軸から離れた距離sに対する出力色空間CS2の不純色の色成分(純色以外の色成分)の量を模式的に例示している。例えば、CMY(シアン、マゼンタ、及び、イエロー)色空間においてC(純色の例)に対する不純色の色成分は、MとYである。図12には、純色化していない場合の不純色の色成分の量を破線L9で示し、純色軸のみ純色化した場合の不純色の色成分の量を太線L8で示している。この太線L8で示されるように、入力色空間CS1の純色軸の方向へ並ぶ格子点GD0の間隔の一つ分に相当する距離s=1において不純色の色成分の階調が破綻することがある。
一方、本技術の上記態様1では、第一変換式を用いた出力座標値の修正により、入力色空間CS1の第一純色軸AX1から所定範囲AR1内において出力色空間CS2の第三純色軸AX3の色成分が初期対応関係710に従うよりも少なくなる。これにより、図5に例示される太線L1のように、距離s=1等において不純色の色成分の階調が滑らかとなり、出力画像の階調の破綻が抑制される。また、第二変換式を用いた出力座標値の修正により、入力色空間CS1の第一純色軸AX1から所定範囲AR1内において第二純色軸AX2の色成分が前記初期対応関係710に従うとき以上となる。これにより、出力色空間CS2の第三純色軸AX3の色成分が少なくなることによる出力画像の明度の変化(例えば上昇)が抑制される。本態様は、初期対応関係710に規定される出力座標値が第一変換式及び第二変換式で修正されるので、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な色変換装置を提供することができる。
ここで、機器独立色空間は、絶対色空間とも呼ばれ、デバイスに依存せず、座標値が決まれば色そのものを特定することができる色空間である。機器独立色空間は、CIE(国際照明委員会)L***色空間、CIE Lch色空間、CIE XYZ色空間、CIE L***色空間、等を含む。以下、CIE L***を単にLabとも記載する。
デバイスに依存する色空間は、機器従属色空間(device dependent color space)とも呼ばれ、座標値が決まっても人間が知覚する色そのものは特定することができず、デバイスの色再現特性に依存して色が定まる色空間である。また、デバイスに依存する色空間は、印刷用紙や織物といった被印刷物等にも依存する色空間であるものとする。
入力色空間は、CMY色空間、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)色空間、RGB(赤、緑、及び、青)色空間、等を含む。出力色空間も、CMY色空間、CMYK色空間、RGB色空間、等を含む。
純色軸は、座標値が1色を表現する軸を意味する。例えば、CMY色空間には純色軸としてC軸とM軸とY軸が存在する。ここで、減法混色となるCMY色空間の座標値を(c,m,y)とし、各色成分の値c,m,yが相対値で0%以上100%以下であるとする。この場合、C軸はm=y=0%であって0%≦c≦100%を満たす軸であり、M軸はc=y=0%であって0%≦m≦100%を満たす軸であり、Y軸はc=m=0%であって0%≦y≦100%を満たす軸である。
また、CMY色空間の入力座標値からCMY色空間の出力座標値に変換する場合、入力色空間のC軸が第一純色軸であれば出力色空間のC軸が第二純色軸となり、入力色空間のM軸が第一純色軸であれば出力色空間のM軸が第二純色軸となり、入力色空間のY軸が第一純色軸であれば出力色空間のY軸が第二純色軸となる。
さらに、加法混色となるRGB色空間の入力座標値から減法混色となるCMY色空間の出力座標値に変換する場合、RGB色空間においてGとBが100%の座標値であってRが0〜100%の座標値であるC軸が第一純色軸であればCMY色空間のC軸が第二純色軸となり、RGB色空間においてRとBが100%の座標値であってGが0〜100%の座標値であるM軸が第一純色軸であればCMY色空間のM軸が第二純色軸となり、RGB色空間においてRとGが100%の座標値であってBが0〜100%の座標値であるY軸が第一純色軸であればCMY色空間のY軸が第二純色軸となる。
純色軸の色成分は、例えば、C軸が純色軸であればC成分となり、M軸が純色軸であればM成分となり、Y軸が純色軸であればY成分となる。
[態様2]
図1に例示するように、前記変換部U1は、前記入力色空間CS1の格子点GD0の入力座標値を前記出力色空間CS2の出力座標値に変換してもよい。図2等に例示するように、前記所定範囲AR1は、前記入力色空間CS1の純色軸の方向へ並ぶ前記格子点GD0の間隔の2倍以上の範囲でもよい。本態様は、純色軸と純色軸周辺との色成分量の差をさらに軽減することができ、出力画像の階調の破綻をさらに抑制することが可能な技術を提供することができる。
尚、格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
[態様3]
図1に例示するように、前記第一変換式は、前記第三純色軸AX3の色成分の量を表す値(例えばV2i)に乗じる第一係数F1を有してもよい。ここで、図4Aに例示するように、前記入力色空間CS1において前記第一純色軸AX1を除く第四純色軸AX4の方向における前記第一純色軸AX1からの第一距離s1が前記所定範囲AR1内となる距離であり、前記入力色空間CS1において前記第四純色軸AX4の方向における前記第一純色軸AX1からの第二距離s2が前記第一距離s1よりも長く前記所定範囲AR1内となる距離であるとする。前記第二距離s2における前記第一係数F1は、前記第一距離s1における前記第一係数F1よりも大きくてもよい。本態様は、純色軸と純色軸周辺との色成分量の差をさらに軽減することができ、出力画像の階調の破綻をさらに抑制することが可能な技術を提供することができる。例えば、印刷物の純色付近のグラデーション部分がより自然な階調となり、よりなだらかな表現が可能となり、且つ、純色による自然な色合いの表現も兼ね備えた高画質の表現が可能となる。
[態様4]
図1に例示するように、前記第二変換式は、前記第二純色軸AX2の色成分の量を表す値(例えばV2i)に乗じる第二係数F2を有してもよい。ここで、図4Bに例示するように、前記入力色空間CS1において前記第一純色軸AX1を除く第四純色軸AX4の方向における前記第一純色軸AX1からの第一距離s1が前記所定範囲AR1内となる距離であり、前記入力色空間CS1において前記第四純色軸AX4の方向における前記第一純色軸AX1からの第二距離s2が前記第一距離s1よりも長く前記所定範囲AR1内となる距離であるとする。前記入力座標値が前記所定範囲AR1内の座標値である場合に前記出力色空間CS2において前記第二純色軸AX2の色成分が前記初期対応関係710に従うよりも多くなるとき、前記第二距離s2における前記第二係数F2は、前記第一距離s1における前記第二係数F2よりも小さくてもよい。本態様は、純色化した際に出力色空間の第三純色軸の色成分が少なくなることによる出力画像の明度の変化(例えば上昇)を抑制することが可能な技術を提供することができる。
[態様5]
図6,7に例示するように、本色変換装置100は、前記入力色空間CS1の複数の純色軸に含まれる純色軸について該純色軸の座標値を前記出力色空間CS2の純色軸の座標値に変換するか否かの選択を受け付ける選択部U3をさらに備えてもよい。前記修正部U2は、前記出力色空間CS2の純色軸の座標値に変換する選択を受け付けた純色軸を前記第一純色軸AX1として前記初期対応関係710に規定される前記出力座標値を修正してもよい。本態様は、純色を保持する純色軸を選択することができるので、利便性を向上させることができる。
[態様6]
図1,7等に例示される色変換方法は、変換部U1に対応する変換工程、及び、修正部U2に対応する修正工程を含む。この態様は、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な色変換方法を提供することができる。本色変換方法は、選択部U3に対応する選択工程等を含んでもよい。
[態様7]
図1,6,7等に例示される色変換プログラムPR0は、変換部U1に対応する変換機能FU1、及び、修正部U2に対応する修正機能FU2をコンピューターに実現させる。この態様は、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な色変換プログラムPR0を提供することができる。本色変換プログラムPR0は、選択部U3に対応する選択機能FU3等をコンピューターに実現させてもよい。
さらに、本技術は、色変換装置を含む複合装置、これらの装置の制御方法、これらの装置の制御プログラム、色変換プログラムや前記制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)色変換方法の具体例:
ここでは、第一印刷装置(第一デバイスの例)に依存するCMY色空間(入力色空間の例)の入力座標値を第二印刷装置(第二デバイス)に依存するCMY色空間(出力色空間の例)の出力座標値に変換するための色変換LUTを生成する具体例を説明する。第一印刷装置及び第二印刷装置には、オフセット印刷機、グラビア印刷機、フレキソ印刷機、プルーファー、インクジェットプリンター、レーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、等が含まれ、複写機、ファクシミリ、これらの機能を備えた複合機、等も含まれる。色変換LUTは、デバイスリンクとも呼ぶことができる。第一印刷装置と第二印刷装置が異なる場合、機器従属色空間がともにCMY色空間であっても入力座標値と出力座標値とが異なってくる。図1,2等に例示するように、入力色空間CS1であるCMY色空間の色成分をC1,M1,Y1で表し、出力色空間CS2であるCMY色空間の色成分をC2,M2,Y2で表すことにする。色成分C1と色成分C2は同系統の色であり、色成分M1と色成分M2は同系統の色であり、色成分Y1と色成分Y2は同系統の色である。
詳しくは後述するが、図6に示す色変換装置100は、デバイスに応じたICCプロファイルPF0を複数記憶している。これらのプロファイルPF0には、第一印刷装置用のプロファイル(入力プロファイルPF1とする。)、及び、第二印刷装置用のプロファイル(出力プロファイルPF2とする。)が含まれる。図1に示す入力プロファイルPF1は、第一印刷装置に依存するCMY色空間の座標値(C1i,M1i,Y1i)とLab色空間の座標値(Li,ai,bi)との対応関係を表す情報である。図1に示す出力プロファイルPF2は、第二印刷装置に依存するCMY色空間の座標値(C2i,M2i,Y2i)とLab色空間の座標値(Li,ai,bi)との対応関係を表す情報である。ここでの変数iは、格子点GD0を識別する変数である。入力プロファイルPF1からは、各格子点GD0の位置を表す入力座標値(C1i,M1i,Y1i)に対応するLab色空間の座標値(Li,ai,bi)を取得することができる。出力プロファイルPF2からは、Lab色空間の各座標値(Li,ai,bi)に対応する出力色空間CS2の座標値(C2i,M2i,Y2i)を取得することができる。図1に示すように、入力座標値(C1i,M1i,Y1i)と出力座標値(C2i,M2i,Y2i)とを対応付けると、初期対応関係710が規定された元LUT810を生成することができる(変換工程)。座標値の各色成分の値は、印刷装置が使用する色材(例えばインク)の使用量を表す。
入力プロファイルPF1と出力プロファイルPF2とは特性が異なるため、入力色空間CS1の純色軸の座標値が出力色空間CS2の純色軸の座標値に対応付けられないことがある。図1に示す例では、入力色空間CS1の純色軸であるC1軸の座標値(C1i,M1i,Y1i)=(100%,0%,0%)が出力色空間CS2の座標値(C2i,M2i,Y2i)=(99%,5%,2%)に対応付けられている。例えば、座標値C1i,M1i,Y1i,C2i,M2i,Y2iが0〜255の階調値で表現される場合、座標値0%は階調値0で表され、座標値100%は階調値255で表される。不純色の座標値M2iが0%よりも大きくなり、不純色の座標値Y2iが0%よりも大きくなると、純色Cとともに不純色M,Yも出力され、出力画像に濁りが生じることになる。そこで、入力色空間CS1で濁りの無い純色については、出力色空間CS2でも濁りの無い純色に変換されるように出力座標値(C2i,M2i,Y2i)を座標値(C3i,M3i,Y3i)に修正して、純色が保持されるようにしている(修正工程)。図1に示す例では、入力座標値(C1i,M1i,Y1i)が純色の座標値(100%,0%,0%)である場合に出力座標値(C2i,M2i,Y2i)=(99%,5%,2%)が純色の座標値(100%,0%,0%)に修正されている。
図2は、入力色空間CS1の第一純色軸AX1の座標値を出力色空間CS2の第二純色軸AX2の座標値に変換する例を模式的に示している。第一純色軸AX1の色成分と第二純色軸AX2の色成分とは、同系統の色成分である。図2に示すWは、明度L*が最も高い白色頂点を示す。尚、白っぽい地色(紙白)の被印刷物の要因が色空間に含まれる場合、白色頂点Wは紙白を表す。図2に示す例では、入力色空間CS1のC1軸の色が出力色空間CS2のC2軸の色に対応付けられている。この場合、入力色空間CS1のC1軸が第一純色軸AX1に当てはまり、出力色空間CS2のC2軸が第二純色軸AX2に当てはまり、出力色空間CS2のM2軸及びY2軸が第三純色軸AX3に当てはまり、入力色空間CS1のM1軸及びY1軸が第四純色軸AX4に当てはまる。入力色空間CS1の第一純色軸AX1の座標値は、出力色空間CS2の第二純色軸AX2の座標値に変換される。修正後の対応関係700が規定された色変換LUT800は、デバイスのユーザー等に供給されて使用される。
ただ、入力色空間CS1の複数の格子点GD0のうち純色軸にある格子点GD0のみ出力色を純色化すると、図12に例示される太線L8のように、格子点間距離s=1において不純色の色成分の階調が破綻することがある。そこで、本具体例では、図2等に例示するように、第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値(C1i,M1i,Y1i)に対応する出力座標値(C2i,M2i,Y2i)を以下の変換式で座標値(C3i,M3i,Y3i)に修正することにしている。
V3i=F×V2i …(1)
ここで、V3iは、C3i、M3i、又は、Y3iを表す。V2iは、C2i、M2i、又は、Y2iを表す。係数Fは、後述する第一係数F1又は第二係数F2である。
変換式(1)を書き直すと、以下の通りとなる。
C3i=F×C2i
M3i=F×M2i
Y3i=F×Y2i
尚、変換式(1)は、所定範囲AR1に適用するフィルターといえる。
図2に示す所定範囲AR1は、C1軸からM1軸の方へ格子点間距離(格子点間隔)の4倍(s=4)、及び、C1軸からY1軸の方へ格子点間距離の4倍(s=4)とされている。この場合、変換式(1)を適用するサイズFsは、格子点間距離の4倍(s=4)である。本具体例の所定範囲AR1は、境界(s=4)を含まないものとする。変換式(1)を適用する所定範囲AR1は、図3A,3Bに例示するように、第一純色軸AX1がC1軸であるのかM1軸であるのかY1軸であるのかに応じて変わる。図3Aに示す例では、入力色空間CS1のM1軸が第一純色軸AX1に当てはまり、所定範囲AR1がM1軸からC1軸の方へ格子点間距離の4倍、及び、M1軸からY1軸の方へ格子点間距離の4倍とされている。この場合、図示しないM2軸が第二純色軸AX2に当てはまり、図示しないC2軸及びY2軸が第三純色軸AX3に当てはまり、入力色空間CS1のC1軸及びY1軸が第四純色軸AX4に当てはまる。図3Bに示す例では、入力色空間CS1のY1軸が第一純色軸AX1に当てはめられ、所定範囲AR1がY1軸からC1軸の方へ格子点間距離の4倍、及び、Y1軸からM1軸の方へ格子点間距離の4倍とされている。この場合、図示しないY2軸が第二純色軸AX2に当てはまり、図示しないC2軸及びM2軸が第三純色軸AX3に当てはまり、入力色空間CS1のC1軸及びM1軸が第四純色軸AX4に当てはまる。
上述した変換式(1)は、所定範囲AR1内の出力座標値(C2i,M2i,Y2i)に適用される。
所定範囲AR1のサイズFsは、入力色空間CS1の純色軸の方向へ並ぶ格子点GD0の間隔の2倍以上が好ましく、図2等に示すように4倍でもよいし、3倍でもよいし、5倍以上でもよい。サイズFsを格子点間距離の2倍以上にすることにより、純色軸と純色軸周辺との色成分量の差がさらに軽減され、印刷物の階調の破綻がさらに抑制される。
図1に示す第一変換式は、出力色空間CS2において第三純色軸AX3の色成分に適用される。
V3i=F1×V2i=f1(s)×V2i …(2)
ここで、V3i,V2iは、第三純色軸AX3の色成分の量を表す値である。変数sは、入力色空間CS1において第一純色軸AX1を除く第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの距離であり、格子点間距離を1とした距離である。第一係数F1は、第三純色軸AX3の色成分の量を表す値に乗じる係数であり、第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの距離sに応じて変わる係数である。C1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第三純色軸AX3の色成分はM2及びY2となり、上記式(2)は、M3i=f1(s)×M2i、又は、Y3i=f1(s)×Y2iとなる。M1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第三純色軸AX3の色成分はC2及びY2となり、上記式(2)は、C3i=f1(s)×C2i、又は、Y3i=f1(s)×Y2iとなる。Y1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第三純色軸AX3の色成分はC2及びM2となり、上記式(2)は、C3i=f1(s)×C2i、又は、M3i=f1(s)×M2iとなる。関数f1(s)は、例えば、変数sの2次以上の多項式等で記述することができる。
図4Aは、第一係数F1=f1(s)の例を模式的に示している。第一係数F1は、所定範囲AR1(適用サイズFs)内において、s=0からs=Fsとなるにつれて0から1まで大きくなっている。s<FsにおいてF1<1であるので、第一変換式V3i=F1×V2iは、入力座標値が第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合に出力色空間CS2において第三純色軸AX3の色成分が初期対応関係710に従うよりも少なくなる変換式である。従って、第一変換式は、純色以外の色成分に適用するもので、純色軸及びその近傍において純色以外の色成分を除去するフィルターといえる。また、第一純色軸AX1からの距離sが大きくなるにつれて、第一変換式による影響が弱くなる(第一係数F1が1になる)。
ここで、入力色空間CS1において第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの第一距離s1が0≦s1<Fs(所定範囲AR1内となる距離)であり、入力色空間CS1において第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの第二距離s2がs1<s2<Fs(所定範囲AR1内となる距離)であるとする。第一係数F1=f1(s)は、f1(s1)<f1(s2)を満たす係数である。
図5は、入力色空間CS1の複数の格子点GD0のうち純色軸から所定範囲AR1内にある格子点GD0の出力階調値を修正した例において、入力色空間CS1の純色軸からの距離sに対する出力色空間CS2の不純色の色成分の量を模式的に例示している。図5には、純色化していない場合の不純色の色成分の量を破線L9で示し、純色軸のみ純色化した場合の不純色の色成分の量を実線L8で示し、純色軸から所定範囲AR1内にある格子点GD0の出力階調値を修正した場合の不純色の色成分の量を太線L1で示している。図5に示すように、純色軸から所定範囲AR1内にある格子点GD0の出力階調値を修正すると、距離s=1等において不純色の色成分の階調が滑らかとなる。これにより、印刷物の純色付近のグラデーション部分が自然な階調となり、なだらかな表現が可能となり、且つ、純色による自然な色合いの表現も兼ね備えた高画質の表現が可能となる。
また、図4Aに示すように、0<s1<Fsである場合、s−F1平面においてF1=f1(s)上の点(s1,f1(s1))は、点(0,0)と点(Fs,1)とを結ぶ線L11よりも上側にある。これにより、印刷物の純色付近のグラデーション部分がさらに自然な階調となり、さらになだらかな表現が可能となり、且つ、純色によるさらに自然な色合いの表現も兼ね備えた高画質の表現が可能となる。
図1に示す第二変換式は、出力色空間CS2において第二純色軸AX2の色成分に適用される。
V3i=F2×V2i=f2(V2max,s)×V2i …(3)
ここで、V3i,V2iは、第二純色軸AX2の色成分の量を表す値である。第二係数F2は、第二純色軸AX2の色成分の量を表す値に乗じる係数である。V2maxは、入力色空間CS1の第一純色軸AX1における色成分の量を表す座標値(C1i、M1i、又は、Y1i)が100%である場合の出力色空間CS2の第二純色軸AX2における色成分の量を表す座標値V2i(C2i、M2i、又は、Y2i)の最大値を表す。出力座標値の最大値V2maxが100%よりも小さい場合、最大値V2maxを100%に修正することにより純色を増やして出力画像が明るくなり過ぎることを抑制することができる。この場合、第二係数F2は、第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの距離sに応じて変わる係数となる。C1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第二純色軸AX2の色成分はC2となり、上記式(3)は、C3i=f2(V2max,s)×C2iとなる。M1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第二純色軸AX2の色成分はM2となり、上記式(3)は、M3i=f2(V2max,s)×M2iとなる。Y1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第二純色軸AX2の色成分はY2となり、上記式(3)は、Y3i=f2(V2max,s)×Y2iとなる。関数f2(V2max,s)は、例えば、変数sの2次以上の多項式であって最大値V2maxに依存する係数を有する多項式等で記述することができる。
図4Bは、第二係数F2=f2(V2max,s)の例を模式的に示している。図4Bに示す第二係数F2は、所定範囲AR1(適用サイズFs)内において、s=0からs=Fsとなるにつれて1.1から1まで小さくなっている。尚、V2max=100%である場合、F2>1にすると修正後の階調値V3iが100%を超えることがあるため、所定範囲AR1内でもf2(V2max,s)=1にしてもよい。91%≦V2max<100%である場合、F2=1.1にすると修正後の階調値V3iが100%を超えることがあるため、1<f2(V2max,0)<1.1にしてもよい。V2max<91%である場合、f2(V2max,0)>1.1にしてもよいし、f2(V2max,0)=1.1に固定してもよい。s<FsにおいてF2≧1であるので、第二変換式V3i=F2×V2iは、入力座標値が第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合に出力色空間CS2において第二純色軸AX2の色成分が初期対応関係710に従うとき以上となる変換式である。従って、第二変換式は、純色の色成分に適用するもので、純色軸及びその近傍において純色の色成分を増加させるフィルターといえる。また、第一純色軸AX1からの距離sが大きくなるにつれて、第二変換式による影響が弱くなる(第二係数F2が1になる)。
ここで、入力色空間CS1において第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの第一距離s1が0≦s1<Fsであり、入力色空間CS1において第四純色軸AX4の方向における第一純色軸AX1からの第二距離s2がs1<s2<Fsであるとする。V2max<100%である場合の第二係数F2=f2(V2max,s)は、f2(V2max,s1)>f2(V2max,s2)を満たす係数である。これにより、純色化した際に出力色空間CS2の第三純色軸AX3の色成分が少なくなることにより印刷物が明るくなりすぎること抑制することが可能となる。
また、0<s1<Fsである場合、s−F2平面においてF2=f2(V2max,s)上の点(s1,f2(V2max,s1))は、点(0,f2(V2max,0))と点(Fs,1)とを結ぶ線L12よりも下側にある。これにより、純色化した際に出力色空間CS2の第三純色軸AX3の色成分が少なくなることによる印刷物の明度の上昇をさらに適切に抑制することが可能となる。
(3)色変換装置の具体例:
図6は、色変換方法を実施する色変換装置の構成例を模式的に示している。図6に示す色変換装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、表示装置115、入力装置116、撮像装置117、通信I/F(インターフェイス)118、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。記憶装置114は、色変換プログラムPR0、プロファイルPF0、生成された色変換LUT800、等を記憶している。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。表示装置115は、RGB色空間で表現される画像を表示する。表示装置115には、液晶表示パネル等を用いることができる。入力装置116には、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、キーボードを含むハードキー、ポインティングデバイス、等を用いることができる。撮像装置117は、例えば、被写体を撮影してRGB色空間で表現される画像を生成する。通信I/F118は、印刷装置200の通信I/F210に接続され、印刷装置200に対して情報を入出力する。通信I/F118,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格、等を用いることができる。通信I/F118,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネット等といったネットワーク通信でもよい。
色変換装置100には、パーソナルコンピューター(タブレット型端末を含む。)といったコンピューター等が含まれる。色変換装置100は、一つの筐体内に全構成要素111〜118を有してもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。また、印刷装置が色変換装置100にあっても本技術を実施可能であり、印刷機能を有するプリンター自体が本技術の色調整処理を行ってもよい。
印刷装置200は、例えば、CMYKのインク(色材の例)のドットを被印刷物に形成する記録ヘッドを有している。印刷装置200は、色変換装置100が生成した色変換後の出力画像に基づく印刷用データを入手し、該印刷用データに基づいて前記出力画像に対応するCMYKのドットで表現される印刷画像を被印刷物に形成する。印刷装置200には、上述した第一印刷装置及び第二印刷装置等が含まれる。
図6に示す色変換プログラムPR0は、変換機能FU1、修正機能FU2、及び、選択機能FU3を色変換装置100に実現させる。これにより、色変換装置100は、変換部U1、修正部U2、及び、選択部U3として機能する。
(4)色変換処理の具体例:
図7は、図6に示す色変換装置100で行われるLUT生成処理の例を示している。ここで、ステップS110〜S120は変換部U1、変換工程、及び、変換機能FU1に対応する例であり、ステップS130は選択部U3、選択工程、及び、選択機能FU3に対応する例であり、ステップS160は修正部U2、修正工程、及び、修正機能FU2に対応する例である。以下、「ステップ」の記載を省略する。
処理が開始されると、色変換装置100は、第一印刷装置に依存する入力色空間CS1の各格子点GD0の座標値(C1i,M1i,Y1i)を入力プロファイルPF1に従ってLab色空間の座標値(Li,ai,bi)に色変換する(S110)。次に、色変換装置100は、Lab色空間の各座標値(Li,ai,bi)を出力プロファイルPF2に従って第二印刷装置に依存する出力色空間CS2の座標値(C2i,M2i,Y2i)に色変換する(S120)。S110〜S120の処理により、色変換装置100は、Lab色空間を経由して入力色空間CS1の各格子点GD0の入力座標値(C1i,M1i,Y1i)を出力色空間CS2の出力座標値(C2i,M2i,Y2i)に変換する。
出力座標値を得た後、色変換装置100は、入力色空間CS1の各純色軸について純色を保持する処理を行うか否かの選択を受け付ける(S130)。この処理は、例えば、C軸を純色保持の処理対象にするか否か、M軸を純色保持の処理対象にするか否か、及び、Y軸を純色保持の処理対象にするか否かを含む画面を表示装置115に表示してユーザーの選択操作を入力装置116により受け付ける処理とすることができる。S130の処理は、入力色空間CS1の複数の純色軸に含まれる純色軸について該純色軸の座標値を出力色空間CS2の純色軸の座標値に変換するか否かの選択を受け付ける処理である。
処理対象の選択後、色変換装置100は、純色を保持する処理を実施するか否かに応じて処理を分岐させる(S140)。C軸、M軸、及び、Y軸のいずれも処理対象として選択されなかった場合、色変換装置100は、LUT生成処理を終了させる。C軸、M軸、及び、Y軸の少なくとも一つが処理対象として選択された場合、色変換装置100は、処理をS150に進める。S150において、色変換装置100は、入力座標値(C1i,M1i,Y1i)と出力座標値(C2i,M2i,Y2i)とを対応付けることにより、入力座標値(C1i,M1i,Y1i)と出力座標値(C2i,M2i,Y2i)との初期対応関係710が規定された元LUT810を生成する。S150の処理は、PCS(プロファイル接続空間)にデバイスリンクを作成する処理ともいえる。
その後、色変換装置100は、選択された純色軸に対応する入力色空間CS1の純色軸を第一純色軸AX1として、上述した変換式(1)に従って元LUT810の初期対応関係710に規定される出力座標値(C2i,M2i,Y2i)を修正し(S160)、LUT生成処理を終了させる。ここで、出力色空間CS2において第三純色軸AX3の色成分の座標値V2iは、対応する格子点の座標値V1iが第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合、上述した第一変換式(2)、すなわち、V3i=F1×V2i=f1(s)×V2iに従って修正される。出力色空間CS2において第二純色軸AX2の色成分の座標値V2iは、対応する格子点の座標値V1iが第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合、上述した第二変換式(3)、すなわち、V3i=F2×V2i=f2(V2max,s)×V2iに従って修正される。得られる色変換LUT800は、入力色空間CS1の入力座標値(C1i,M1i,Y1i)と出力色空間CS2の修正後の出力座標値(C3i,M3i,Y3i)との対応関係700が規定されている。このLUT800を参照することにより、第一印刷装置に依存するCMY色空間の入力座標値を第二印刷装置に依存するCMY色空間の出力座標値に変換してから該出力座標値で表される出力画像を第二印刷装置に印刷させることができる。
例えば、S130でC軸が選択されたとする。この場合、入力色空間CS1のC1軸が第一純色軸AX1に当てはまり、出力色空間CS2のC2軸が第二純色軸AX2に当てはまり、出力色空間CS2のM2軸及びY2軸が第三純色軸AX3に当てはまる。格子点GD1の座標値(C1i,M1i,Y1i)が第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合、修正後の出力座標値(C3i,M3i,Y3i)は、以下の通りとなる。
C3i=F2×C2i=f2(C2max,s)×C2i …(4)
M3i=F1×M2i=f1(s)×M2i …(5)
Y3i=F1×Y2i=f1(s)×Y2i …(6)
上記式(5),(6)により、図5で示したように、距離s=1等において不純色の色成分M,Yの階調が滑らかとなる。これにより、出力画像の純色付近のグラデーション部分が自然な階調となり、なだらかな表現が可能となり、且つ、純色による自然な色合いの表現も兼ね備えた高画質の表現が可能となる。
また、上記式(4)により、不純色の色成分M,Yが少なくなることによる出力画像の明度の上昇が抑制される。これにより、純色によるさらに自然な色合いの表現も兼ね備えた高画質の表現が可能となる。
本具体例は、初期対応関係710に規定される出力座標値が第一変換式(2)及び第二変換式(3)で修正されるので、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能となる。
(5)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、機器独立色空間は、CIE Lch色空間、CIE XYZ色空間、CIE L***色空間、等でもよい。
入力色空間及び出力色空間は、CMYK色空間、RGB色空間、等でもよい。
図8は、入力色空間CS1であるCMYK色空間の入力座標値(C1i,M1i,Y1i,K1i)と出力色空間CS2であるCMYK色空間の出力座標値(C3i,M3i,Y3i,K3i)とを対応付けた色変換LUTを生成する処理の例を示している。色成分Kは、墨色の例である。処理が開始されると、色変換装置100は、第一印刷装置に依存する入力色空間CS1の各格子点GD0の座標値(C1i,M1i,Y1i,K1i)を入力プロファイルPF1に従ってLab色空間の座標値(Li,ai,bi)に色変換する(S205)。次に、色変換装置100は、Lab色空間の各座標値(Li,ai,bi)を出力プロファイルPF2に従って第二印刷装置に依存する出力色空間CS2の座標値(C2i,M2i,Y2i,K2i)に色変換する(S210)。
出力座標値を得た後、色変換装置100は、墨色Kを保持する処理を行うか否か、並びに、C軸、M軸、及び、Y軸について純色を保持する処理を行うか否かの選択を受け付ける(S215)。この処理は、例えば、図7で示した画面に墨色Kを保持の処理対象にするか否かを加えた画面を表示装置115に表示してユーザーの選択操作を入力装置116により受け付ける処理とすることができる。
処理対象の選択後、色変換装置100は、墨色K、又は、Kを除く純色を保持する処理を実施するか否かに応じて処理を分岐させる(S220)。いずれも処理対象として選択されなかった場合、色変換装置100は、LUT生成処理を終了させる。少なくとも一つが処理対象として選択された場合、色変換装置100は、処理をS225に進める。S225において、色変換装置100は、入力座標値(C1i,M1i,Y1i,K1i)と出力座標値(C2i,M2i,Y2i,K2i)とを対応付けることにより、入力座標値(C1i,M1i,Y1i,K1i)と出力座標値(C2i,M2i,Y2i,K2i)との初期対応関係が規定された元LUTを生成する。
元LUT生成後、色変換装置100は、墨色Kを保持する処理を実施する場合(S230)、出力座標値K2iをK3i=K1iに修正する(S235)。ここで、墨色Kの座標値の増分をΔKi=K1i−K2iとして、色成分Cの値C2iからΔKiを差し引き、色成分Mの値M2iからΔKiを差し引き、色成分Yの値Y2iからΔKiを差し引いてもよい。
また、色変換装置100は、墨色Kを除く純色を保持する処理を実施する場合(S240)、選択された純色軸に対応する入力色空間CS1の純色軸を第一純色軸AX1として、上述した変換式(1)に従って元LUTの初期対応関係に規定される出力座標値(C2i、M2i、又は、Y2i)を修正し(S245)、LUT生成処理を終了させる。得られる色変換LUTは、入力色空間CS1の入力座標値(C1i,M1i,Y1i,K1i)と出力色空間CS2の修正後の出力座標値(C3i,M3i,Y3i,K3i)との対応関係が規定されている。このLUTを参照することにより、第一印刷装置に依存するCMYK色空間の入力座標値を第二印刷装置に依存するCMYK色空間の出力座標値に変換してから該出力座標値で表される出力画像を第二印刷装置に印刷させることができる。
本具体例も、初期対応関係に規定される出力座標値が第一変換式(2)及び第二変換式(3)で修正されるので、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能となる。
尚、墨色には、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、Lkよりも低濃度のLLk(ライトライトブラック)、等が含まれてもよい。
図9に例示するように、例えば表示装置115(第一デバイスの例)に依存するRGB色空間の入力座標値(Ri,Gi,Bi)と印刷装置200(第二デバイスの例)に依存するCMY色空間の出力座標値(C2i,M2i,Y2i)とを対応付ける場合にも、本技術を適用可能である。尚、図示の都合上、図9の斜視の方法は図2等の斜視の方法とは異なっている。図9に示すKは明度L*が最も低い黒色頂点を示し、図9に示すWは明度L*が最も高い白色頂点を示す。ここで、加法混色となるRGB色空間の座標値を(r,g,b)とし、各色成分の値r,g,bが相対値で0%以上100%以下であるとする。図9に示すように、g=b=100%であって0%≦r≦100%を満たす線状部は、Cのみの1色に対応しているので、C1軸となる。また、r=b=100%であって0%≦g≦100%を満たす線状部は、Mのみの1色に対応しているので、M1軸となる。さらに、r=g=100%であって0%≦b≦100%を満たす線状部は、Yのみの1色に対応しているので、Y1軸となる。尚、座標値Ri,Gi,Giが0〜255の階調値で表現される場合も、座標値0%は階調値0で表され、座標値100%は階調値255で表されるものとする。
以上より、上述した色変換方法を適用することができる。すなわち、変換工程では、Lab色空間を経由してRGB色空間(入力色空間CS1)の各格子点GD0の入力座標値(Ri,Gi,Bi)をCMY色空間(出力色空間CS2)の出力座標値(C2i,M2i,Y2i)に変換すればよい。修正工程では、入力座標値(Ri,Gi,Bi)が第一純色軸AX1から所定範囲AR1内の座標値である場合、上述した第一変換式(2)及び第二変換式(3)を用いて元LUTの初期対応関係に規定される出力座標値(C2i,M2i,Y2i)を修正すればよい。例えば、M1軸を第一純色軸AX1に当てはめる場合、第二純色軸AX2の色成分はM2となり、第三純色軸AX3の色成分はC2及びY2となる。そこで、C2軸の色成分の量を表す座標値を第一変換式C3i=f1(s)×C2iに従って修正し、Y2軸の色成分の量を表す座標値を第一変換式Y3i=f1(s)×Y2iに従って修正し、M2軸の色成分の量を表す座標値を第二変換式M3i=f2(V2max,s)×M2iに従って修正すればよい。
さらに、印刷装置が使用する色材の色は、CMYK以外にも、Cよりも低濃度のLc(ライトシアン)、Mよりも低濃度のLm(ライトマゼンタ)、Yよりも高濃度のDy(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
(6)実施例:
実際に、入力プロファイルと出力プロファイルに従いLab色空間を経由して元LUTを生成し、C軸、M軸、及び、Y軸を純色保持の処理対象の純色軸として出力座標値を第一変換式(2)と第二変換式(3)に従って修正して、得られた色変換LUTに規定される対応関係に従ってカラーサンプル画像を色変換した。図10は、前記対応関係に従ってカラーサンプル画像を色変換した実施例の出力画像を示している。図示の都合上、図10には出力画像をグレー化して示している。
また、C軸、M軸、及び、Y軸を純色保持の処理対象の純色軸として純色軸のみ純色化し、得られた色変換LUTに規定される対応関係に従って同じカラーサンプル画像を色変換した。図11は、前記対応関係に従ってカラーサンプル画像を色変換した比較例の出力画像を示している。図示の都合上、図11には出力画像をグレー化して示している。
図11の例えば一番右上の長方形領域に示すように、比較例の出力画像には、不純色の色成分の階調が不自然なほど急に変わる部分があり、純色付近のグラデーション部分に階調の破綻が見られる。一方、図10の例えば一番右上の長方形領域に示すように、実施例の出力画像は、不純色の色成分の階調が滑らかに変わり、純色付近のグラデーション部分が自然な階調であり、出力画像の階調の破綻が抑制されている。
以上より、第一変換式と第二変換式とを用いて初期対応関係に規定される出力座標値を修正すると、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することができるうえ、出力画像の階調の破綻が抑制されることが確認された。
(7)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、第一デバイスに依存する入力色空間と第二デバイスに依存する出力色空間との対応関係を規定する処理を簡素化することが可能な技術等を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…色変換装置、114…記憶装置、115…表示装置、116…入力装置、200…印刷装置、700…対応関係、710…初期対応関係、800…LUT、810…元LUT、AR1…所定範囲、AX1…第一純色軸、AX2…第二純色軸、AX3…第三純色軸、AX4…第四純色軸、CS1…入力色空間、CS2…出力色空間、F1…第一係数、F2…第二係数、FU1…変換機能、FU2…修正機能、FU3…選択機能、GD0…格子点、PF0…プロファイル、PF1…入力プロファイル、PF2…出力プロファイル、PR0…色変換プログラム、U1…変換部、U2…修正部、U3…選択部。

Claims (6)

  1. 機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換部と、
    前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座
    標値を修正する修正部と、を備え、
    前記修正部は、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
    を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正し、
    前記変換部は、前記入力色空間の格子点の入力座標値を前記出力色空間の出力座標値に変換し、
    前記所定範囲は、前記入力色空間の純色軸の方向へ並ぶ前記格子点の間隔の2倍以上の範囲である、色変換装置。
  2. 前記第一変換式は、前記第三純色軸の色成分の量を表す値に乗じる第一係数を有し、
    前記入力色空間において前記第一純色軸を除く第四純色軸の方向における前記第一純色軸からの第一距離が前記所定範囲内となる距離であり、前記入力色空間において前記第四純色軸の方向における前記第一純色軸からの第二距離が前記第一距離よりも長く前記所定範囲内となる距離であるとして、
    前記第二距離における前記第一係数は、前記第一距離における前記第一係数よりも大きい、請求項1に記載の色変換装置。
  3. 前記第二変換式は、前記第二純色軸の色成分の量を表す値に乗じる第二係数を有し、
    前記入力色空間において前記第一純色軸を除く第四純色軸の方向における前記第一純色軸からの第一距離が前記所定範囲内となる距離であり、前記入力色空間において前記第四純色軸の方向における前記第一純色軸からの第二距離が前記第一距離よりも長く前記所定範囲内となる距離であるとして、
    前記入力座標値が前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも多くなるとき、前記第二距離における前記第二係数は、前記第一距離における前記第二係数よりも小さい、請求項1又は請求項2に記載の色変換装置。
  4. 前記入力色空間の複数の純色軸に含まれる純色軸について該純色軸の座標値を前記出力色空間の純色軸の座標値に変換するか否かの選択を受け付ける選択部をさらに備え、
    前記修正部は、前記出力色空間の純色軸の座標値に変換する選択を受け付けた純色軸を前記第一純色軸として前記初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の色変換装置。
  5. 機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換工程と、
    前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する修正工程と、を含み、
    前記修正工程では、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
    を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正し、
    前記変換工程は、前記入力色空間の格子点の入力座標値を前記出力色空間の出力座標値に変換し、
    前記所定範囲は、前記入力色空間の純色軸の方向へ並ぶ前記格子点の間隔の2倍以上の範囲である、色変換方法。
  6. 機器独立色空間を経由して第一デバイスに依存する入力色空間の入力座標値を第二デバイスに依存する出力色空間の出力座標値に変換する変換機能と、
    前記入力色空間の第一純色軸の座標値が前記出力色空間の第二純色軸の座標値に変換されるように、前記入力座標値と前記出力座標値との初期対応関係に規定される前記出力座標値を修正する修正機能と、をコンピューターに実現させ、
    前記修正機能は、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸を除く第三純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うよりも少なくなる第一変換式と、
    前記入力座標値が前記第一純色軸から前記所定範囲内の座標値である場合に前記出力色空間において前記第二純色軸の色成分が前記初期対応関係に従うとき以上となる第二変換式と、
    を用いて前記初期対応関係に規定される出力座標値を修正し、
    前記変換機能は、前記入力色空間の格子点の入力座標値を前記出力色空間の出力座標値に変換し、
    前記所定範囲は、前記入力色空間の純色軸の方向へ並ぶ前記格子点の間隔の2倍以上の範囲である、色変換プログラム。
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