JP6577976B2 - 硬化性樹脂組成物及びその用途 - Google Patents
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Description
本発明は更に、基板上に、上記硬化物を有するカラーフィルターでもある。
本発明はそして、上記カラーフィルターを用いて構成される表示装置でもある。
以下に本発明を詳述する。なお、以下に記載される本発明の個々の好ましい形態を2又は3以上組み合わせた形態も本発明の好ましい形態である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含むが、これら含有成分は、それぞれ1種又は2種以上を使用することができる。また、必要に応じて、更に、他の成分を1種又は2種以上含んでいてもよい。
なお、本発明の硬化性樹脂組成物は、下記a)〜c)の3形態を含む。
a)(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物、光重合開始剤、及び、水酸基を有する重合体、の4成分を少なくとも含む硬化性樹脂組成物であり、該(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位を有する重合体である。更に水酸基を有するものであってもよい。
b)(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物、及び、光重合開始剤、の3成分を少なくとも含む硬化性樹脂組成物であり、該(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位を有し、かつ水酸基を有する重合体である。
c)(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物、光重合開始剤、及び、水酸基を有する重合体、の4成分を少なくとも含む硬化性樹脂組成物であり、該(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位を有し、かつ水酸基を有する重合体である。
上記硬化性樹脂組成物において、(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位を有する重合体である。3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位とは、当該単量体中の重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味するが、当該単量体は、(メタ)アクリロイル基に隣接する酸素原子が第3級炭素原子と結合した構造を有するものであることが好適である。すなわち、上記3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体は、(メタ)アクリロイル基に隣接する酸素原子が第3級炭素原子と結合した構造を有することが好適である。なお、第3級炭素原子とは、該炭素原子に結合している他の炭素原子が3個である、炭素原子を意味する。
CH2=C(R)−C(=O)−O−A (1)
(Rは、水素原子又はメチル基を表す。Aは、酸素原子側に第3級炭素原子を有する構造を含む、一価の有機基を表す。)で表される化合物であることが好ましい。
なお、本発明では、後述するように、(メタ)アクリロイル基に隣接する酸素原子と、それに隣接するA中の第3級炭素原子との間のO−C結合が切断されて生成する新たな化合物が揮発し易い点で、Aで表される有機基の炭素数は12以下であることが好ましい。中でも、Aで表される有機基が、(メタ)アクリル酸t−ブチル及び/又は(メタ)アクリル酸t−アミルに由来する基であることが好ましい。また、Aで表される有機基は、分岐構造を有していてもよい。
上記酸基としては、例えば、カルボキシル基、フェノール性水酸基、カルボン酸無水物基、リン酸基、スルホン酸基等、アルカリ水と中和反応する官能基が挙げられ、これらの1種のみを有していても、2種以上有していてもよい。中でも、カルボキシル基、カルボン酸無水物基が好ましく、カルボキシル基がより好ましい。
重合体の酸価は、例えば、後述するようにして求めることができる。
なお、使用される各単量体は、それぞれ1種又は2種以上を使用することができる。
なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を意味する。
なお、(メタ)アクリロイル基とは、メタクリロイル基及び/又はアクリロイル基を意味する。
上記他の単量体としては、例えば、上述した単量体以外の、N置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体、α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体(好ましくはアルキル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート系単量体)等を使用することが好ましい。このように、上記単量体成分が、更に、N置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及びα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体からなる群より選択される少なくとも1種の単量体を含む形態は、本発明の好適な形態の1つである。その他、要求物性に応じて(メタ)アクリル酸エステル系単量体や芳香族ビニル系単量体等の1種又は2種以上が好適に使用される。
なお、上記他の単量体の含有割合は、上記単量体成分の総量100質量%中、60質量%以下とすることが好ましく、50質量%以下とすることがより好適である。特にN置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及び/又はα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体を含む場合、その含有割合は、耐熱性や硬度、色材分散性、現像速度、透明性等の観点から、2〜60質量%とすることが好ましく、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜40質量%である。
上記α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレートは、例えば、国際公開第2010/114077号パンフレットに開示されている製造方法により製造することができる。
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類;ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリシロキサン、ポリカプロラクトン、ポリカプロラクタム等の重合体分子鎖の片末端に(メタ)アクリロイル基を有するマクロモノマー類;1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役ジエン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルモルフォリン、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニル化合物類;(メタ)アクリル酸イソシアナトエチル、アリルイソシアネート等の不飽和イソシアネート類;等。
また上記単量体成分を重合して得られる重合体の分子量は、重合開始剤の量や種類、重合温度、連鎖移動剤の種類や量の調整等により制御することができる。
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノール等のモノアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシブタノール等のグリコールモノエーテル類;エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート等のグリコールモノエーテルのエステル類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のアルキルエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;等。
重合体の重量平均分子量は、例えば、後述するようにして求めることができる。
二重結合当量とは、重合体の二重結合1molあたりの重合体溶液(樹脂溶液とも称す)の固形分の質量である。ここでいう重合体溶液の固形分の質量とは、上記単量体成分の構成成分の質量と重合禁止剤の質量とを合計したものである。重合体溶液の固形分の質量を重合体の二重結合量で除することにより、求めることが可能である。重合体の二重結合量は、投入した酸基と、結合し得る官能基及び重合性二重結合を有する化合物との量から求めることができる。
上記硬化性樹脂組成物が、上記(メタ)アクリレート系重合体に加えて水酸基を有する重合体を更に含む場合、該水酸基を有する重合体としては、分子内に水酸基を有するものである限り特に限定されるものではない。中でも、現像性をより高める観点から、アルカリ可溶性を示す重合体であることが好ましく、分子内に酸基を有する重合体であることが好適である。酸基については、上記(メタ)アクリレート系重合体において上述したとおりであり、上記水酸基を有する重合体の酸価についても、上記(メタ)アクリレート系重合体において上述した好適な範囲内にあることが好ましい。
このように、上記(メタ)アクリレート系重合体及び/又は水酸基を有する重合体が、側鎖に重合性二重結合を有する重合体である形態は、本発明の好適な形態に含まれる。
なお、他の単量体の含有割合は、上記水酸基を有する重合体を形成する単量体成分の総量100質量%中、60質量%以下とすることが好ましく、50質量%以下とすることがより好適である。特にN置換マレイミド系単量体を含む場合、その含有割合は、耐熱性や硬度、色材分散性、現像速度、透明性等の観点から、2〜60質量%とすることが好ましく、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜40質量%である。
なお、「固形分総量」とは、硬化物を形成する成分(硬化物の形成時に揮発する溶媒等を除く)の総量を意味する。
上記硬化性樹脂組成物はまた、重合性化合物を含む。重合性化合物とは、重合性単量体とも称し、フリーラジカル、電磁波(例えば赤外線、紫外線、X線等)、電子線等の活性エネルギー線の照射等により重合し得る、重合性不飽和結合(重合性不飽和基とも称す)を有する低分子化合物である。例えば、重合性不飽和基を分子中に1つ有する単官能の化合物と、2個以上有する多官能の化合物が挙げられる。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート等の2官能(メタ)アクリレート化合物;
トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(メタクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、アルキレンオキシド付加トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、アルキレンオキシド付加トリ(メタクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート等の多官能(メタ)アクリロイル基含有イソシアヌレート類;
トリアリルイソシアヌレート等の多官能アリル基含有イソシアヌレート類;
トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の多官能イソシアネートと(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類との反応で得られる多官能ウレタン(メタ)アクリレート類;
ジビニルベンゼン等の多官能芳香族ビニル類;等。
また上記重合性化合物の分子量としては特に限定されないが、取り扱いの観点から、例えば、2000以下が好適である。
上記硬化性樹脂組成物は更に、光重合開始剤を含む。光重合開始剤として好ましくは、ラジカル重合性の光重合開始剤である。ラジカル重合性の光重合開始剤とは、電磁波や電子線等の活性エネルギー線の照射により重合開始ラジカルを発生させるものであり、通常使用されるものを1種又は2種以上使用することができる。また、必要に応じて、光増感剤や光ラジカル重合促進剤等を1種又は2種以上併用してもよい。光重合開始剤とともに、光増感剤及び/又は光ラジカル重合促進剤を使用してもよいし、使用しなくてもよい。光増感剤及び/又は光ラジカル重合促進剤を併用しなくても本願発明の効果は充分に発揮されるが、併用した場合は感度や硬化性がより向上される。
2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル〕フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−〔(4−メチルフェニル)メチル〕−1−〔4−(4−モルホリニル)フェニル〕−1−ブタノン等のアルキルフェノン系化合物;ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、2−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン系化合物;チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物;
−溶剤−
上記硬化性樹脂組成物はまた、溶剤を含むことが好適である。溶剤は、希釈剤等として好ましく使用される。すなわち具体的には、粘度を下げ取扱い性を向上する;乾燥により塗膜を形成する;色材の分散媒とする;等のために好適に使用されるものであり、硬化性樹脂組成物中の各含有成分を溶解又は分散することができる、低粘度の有機溶媒又は水である。
上記色材としては、例えば、顔料や染料が好適に使用される。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、顔料と染料とを組み合わせてもよい。例えば、カラーフィルターの赤色、青色、緑色画素を形成する場合、青と紫、緑と黄等、色材を組み合わせて求める色特性を発揮させる手法が好適に使用される。また、ブラックマトリックスを形成する場合にも黒の色材を用いて形成することができる。
上記顔料及び染料の中でも、例えば耐久性の点では、顔料(例えば有機顔料又は無機顔料)が優れ、また、例えばパネル等の輝度向上の点では染料が優れることから、求められる特性に応じて適宜これらを選択又は併用すればよい。なお、顔料の中でもより好ましくは有機顔料である。
紫色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントバイオレット1、1:1、2、2:2、3、3:1、3:3、5、5:1、13、14、15、16、17、19、23、25、27、29、31、32、36、37、38、39、42、44、47、49、50等が挙げられる。
緑色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントグリーン1、2、4、7、8、10、13、15、17、18、19、26、36、45、48、50、51、54、55、58等が挙げられる。
黒色顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉄、チタンブラック、C.I.ピグメントブラック1、6、7、9、10、11、12、13、20、31、32、34等が挙げられる。白色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントホワイト1、2、4、5、6、7、11、12、18、19、21、22、23、26、27、28等を挙げることができる。
上記分散剤とは、色材への相互作用部位と分散媒(例えば溶剤やバインダー樹脂)への相互作用部位とを有し、色材の分散媒への分散を安定化する働きを持つものであり、一般的には、樹脂型分散剤(例えば高分子分散剤)、界面活性剤(例えば低分子分散剤)、色素誘導体に分類される。本発明の硬化性樹脂組成物は、色材とともに分散剤を含むことが好適である。なお、分散剤(すなわち、樹脂型分散剤、界面活性剤及び/又は色素誘導体)としては、通常使用される分散剤を使用することができる。また、分散剤として、1種のものを単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また上記樹脂型分散剤の構造としては、主鎖が色材への相互作用部位を有するアンカー鎖で、グラフト鎖が分散媒への相互作用性を有する相溶性鎖であるようなグラフト構造の樹脂や、アンカー鎖と相溶性鎖がブロック構造になっている樹脂が、特に好ましく用いられる。
EFKA−46、47,48、745、1101、1120、1125、4008、4009、4046、4047、4520、4540、4550、6750、4010、4015、4020、4050、4055、4060、4080、4300、4330、4400、4401、4402、4403、4406、4800、5010、5044、5244、5054、5055、5063、5064、5065、5066、1210、2150、KS860、KS873N、7004、1813、1860、1401、1200、550、EDAPLAN470、472、480、482、K−SPERSE131、1525070、5207(以上、エフカアディティブズ(EFKA ADDITIVES)社製);Anti−Terra−U、Anti−Terra−U100、Anti−Terra−204、Anti−Terra−205、Anti−Terra−P、Disperbyk−101、102、103、106、108、109、110、111、112、151、160、161、162、163、164、166、182、P−104、P−104S、P105、220S、203、204、205、2000、2001、9075、9076、9077(以上、ビックケミー社製);SOLSPERSE3000、5000、9000、12000、13240、13940、17000、20000、22000、24000、24000GR、26000、28000(以上、日本ルーブリゾール社製);Disperlon7301、325、374、234、1220、2100、2200、KS260、KS273N、152MS(以上、楠本化成社製);アジスパーPB−711、821、822、880、PN−411、PA−111(以上、味の素ファインテクノ社製);KPシリーズ(信越化学工業社製);ポリフローシリーズ(共栄社化学社製);メガファックシリーズ(ディーアイシー(DIC)社製);ディスパーエイドシリーズ(サンノプコ社製);等が挙げられる。
上記耐熱向上剤は、耐熱性や強度の向上のために好ましく使用される。耐熱向上剤としては、例えば、N−(アルコキシメチル)メラミン化合物、2個以上のエポキシ基やオキセタニル基を有する化合物等が好適である。特に、上記硬化性樹脂組成物を、フォトスペーサー用レジスト、保護膜用透明レジストや層間絶縁膜用レジストとして使用する場合には、これらの使用が好ましい。
上記レベリング剤は、レベリング性向上のために好ましく使用される。レベリング剤としては、フッ素系、シリコン系の界面活性剤が好ましい。
上記カップリング剤は、密着性向上のために好ましく使用される。カップリング剤としては、シラン系のカップリング剤が好ましく、例えば、エポキシ系、メタクリル系、アミノ系のシランカップリング剤が挙げられる。中でも、エポキシ系のシランカップリング剤が好ましい。
上記現像助剤は、現像性向上のために好ましく使用される。現像助剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸、酢酸、プロピオン酸等のモノカルボン酸類;マレイン酸、フマル酸、コハク酸、テトラヒドロフタル酸、トリメリット酸等の多価カルボン酸類;無水マレイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロフタル酸無水物、トリメリット酸無水物等のカルボン酸無水物類;等が好適である。
なお、得られた硬化性樹脂組成物は、フィルター等によって、濾過処理をして微細なゴミを除去するのが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上述したように、感光性や硬化性に特に優れ、現像性、耐溶剤性、基板(基材)との密着性、耐熱性及び透明性等の基本性能に優れる硬化物を与えるものである。このような硬化物はまた、画像形成性及び表面平滑性にも優れ、例えば、現像後に未露光部の残渣や地汚れ等がないものである。このような上記硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物もまた、本発明の1つである。
本発明のカラーフィルターは、基板上に、上記硬化物を有する形態からなる。
上記カラーフィルターにおいて、本発明の硬化性樹脂組成物により形成される硬化物は、例えば、ブラックマトリクスや、赤色、緑色、青色、黄色等の各画素のような着色が必要なセグメントとして特に好適であるが、フォトスペーサー、保護層、配向制御用リブ等の着色が必ずしも必要としないセグメントとしても好適である。
また上記基材には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、シランカップリング剤等による薬品処理等を行ってもよい。
上記カラーフィルターを得るには、例えば、画素一色につき(すなわち、一色の画素ごとに)、基板上に、上記硬化性樹脂組成物を配置する工程(配置工程とも称す)と、該基板上に配置された硬化性樹脂組成物に光を照射する工程(光照射工程とも称す)と、現像液により現像処理する工程(現像工程とも称す)と、加熱処理する工程(加熱工程とも称す)とを含む手法を採用し、これと同じ手法を各色で繰り返す製造方法を採用することが好適である。なお、各色の画素の形成順序は、特に限定されるものではない。
上記配置工程は、塗布により行うことが好適である。基板上に上記硬化性樹脂組成物を塗布する方法としては、例えば、スピン塗布、スリット塗布、ロール塗布、流延塗布等が挙げられ、いずれの方法も好ましく用いることができる。
上記配置工程ではまた、上記硬化性樹脂組成物を基板上に塗布した後、塗膜を乾燥することが好適である。塗膜の乾燥は、例えば、ホットプレート、IRオーブン、コンベクションオーブン等を用いて行うことができる。乾燥条件は、含まれる溶媒成分の沸点、硬化成分の種類、膜厚、乾燥機の性能等に応じて適宜選択されるが、通常、50〜160℃の温度で10秒〜300秒間行うことが好適である。
上記光照射工程において、使用される活性光線の光源としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、タングステンランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、中圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、蛍光ランプ等のランプ光源、アルゴンイオンレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、窒素レーザー、ヘリウムカドミニウムレーザー、半導体レーザー等のレーザー光源等が使用される。また、露光機の方式としては、プロキシミティー方式、ミラープロジェクション方式、ステッパー方式が挙げられるが、プロキシミティー方式が好ましく用いられる。
なお、活性エネルギー光線の照射工程では、用途によっては、所定のマスクパターンを介して活性エネルギー光線を照射することとしてもよい。この場合、露光部が硬化し、硬化部が現像液に対して不溶化又は難溶化されることになる。
上記現像工程は、上述した光照射工程の後、現像液によって現像処理し、未露光部を除去しパターンを形成する工程である。これにより、パターン化された硬化膜を得ることができる。現像処理は、通常、10〜50℃の現像温度で、浸漬現像、スプレー現像、ブラシ現像、超音波現像等の方法で行うことができる。
上記アルカリ剤としては、例えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機のアルカリ剤;トリメチルアミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等のアミン類が挙げられ、これらは単独でも2種以上を組み合わせてもよい。
上記加熱工程は、上述した現像工程の後、焼成によって露光部(硬化部)を更に硬化させる工程(後硬化工程とも称す)である。例えば、高圧水銀灯等の光源を使用して、例えば0.5〜5J/cm2の光量で後露光する工程や、例えば60〜260℃の温度で10秒〜120分間にわたって後加熱する工程等が挙げられる。このような後硬化工程を行うことにより、パターン化された硬化膜の硬度及び密着性を更に強固なものとすることが可能になる。また、この加熱工程により、上記硬化性樹脂組成物に含まれる(メタ)アクリレート系重合体の構成単位の一部(すなわち、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体の一部に由来する部分)が分解されるため、硬化性及び耐溶剤性を高めることができる。
なお、上記加熱工程により得られる塗膜(すなわち硬化膜)の膜厚は、加熱前の塗膜の膜厚を100%とすると、90%以下であることが好適である。より好ましくは80%以下、更に好ましくは70%以下である。
本発明はまた、上記カラーフィルターを用いて構成されてなる表示装置でもある。
なお、上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物を有する表示装置用部材及び表示装置もまた、本発明の好適な実施形態に含まれる。上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物(硬化膜)は、安定して、基材等に対する密着性に優れ、かつ高硬度であるうえ、高平滑性を示し、高い透過率を有するものであるから、透明部材として特に好適であり、また、各種表示装置における保護膜や絶縁膜としても有用である。
なお、上記硬化物(硬化膜)を表示装置用部材として用いる場合、当該部材は、上記硬化膜から構成されるフィルム状の単層又は多層の部材であってもよいし、該単層又は多層の部材に更に他の層が組み合わされた部材であってもよいし、また、上記硬化膜を構成中に含む部材であってもよい。
以下の合成例等において、各種物性等は以下のようにして測定した。
ポリスチレンを標準物質とし、テトラヒドロフランを溶離液として、HLC−8220GPC(東ソー社製)、カラム:TSKgel SuperHZM−M(東ソー社製)によるGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法にて重量平均分子量を測定した。
重合体溶液(樹脂溶液又はポリマー溶液とも称す)をアルミカップに約1gはかり取り、アセトン約3gを加えて溶解させた後、常温で自然乾燥させた。そして、熱風乾燥機(エスペック社製、商品名:PHH−101)を用い、真空下140℃で1.5時間乾燥した後、デシケータ内で放冷し、質量を測定した。その質量減少量から、重合体溶液の固形分(質量%)を計算した。
樹脂溶液3gを精秤し、アセトン90gと水10gとの混合溶媒に溶解し、0.1規定のKOH水溶液を滴定液として用いて、自動滴定装置(平沼産業社製、商品名:COM−555)により、重合体溶液の酸価を測定し、溶液の酸価と溶液の固形分とから固形分1g当たりの酸価(AV)を求めた。
硬化性樹脂組成物を5cm角のガラス基板上にスピンコートし、80℃で3分間乾燥後、高圧水銀灯にて100mJで露光を行い、220℃で30分時間熱処理を行い、膜厚5μmの薄膜を得た。その後、1−メチル−2−ピロリドン20gに25℃で2時間浸漬し、塗膜から溶出した1−メチル−2−ピロリドンの色相を分光光度計UV3100(島津製作所社製)で測定して、450nmの吸光度を求めた。
樹脂溶液1(BzMI−CHMA−t−BMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド50g、メタクリル酸シクロヘキシル125g、メタクリル酸t−ブチル225g、メタクリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン21g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は7800、酸価は129mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液2(BzMI−CHMA−HEMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド50g、メタクリル酸シクロヘキシル250g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、メタクリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン21g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は7700、酸価は129mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液3(側鎖二重結合含有共重合体;BzMI−t−BA−AA//GMA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテル1006.67gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド20g、アクリル酸t−ブチル250g、アクリル酸230g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン40g、プロピレングリコールモノメチルエーテル160gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から滴下を開始し、3時間かけて重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
その後、ガス導入管の窒素を酸素/窒素混合ガス(酸素/窒素=5/95vol%)に変え、禁止剤として2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)(川口化学社製、「アンテージw−400」)1.34g、及び、触媒としてトリエチルアミン2.68gを添加し、攪拌混合した後、付加化合物としてグリシジルメタクリレート393.74gを添加し、115℃まで昇温して付加反応を行い、8時間後、GC(ガスクロマトグラフィー)分析による残存GMA量が0.5質量%以下になったところで反応を終了し、側鎖にラジカル重合性二重結合を有する酸基含有共重合体のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は6800、酸価は58mgKOH/g、樹脂固形分は39.0質量%であった。
なお、「BzMI−t−BA−AA//GMA共重合体溶液」とは、“BzMI、t−BA及びAAを用いて得たベースポリマーに、GMAを反応させて得られる共重合体の溶液”を意味する。
樹脂溶液4(側鎖二重結合含有共重合体;BzMI−CHA−HEA−AA//GMA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテル1006.67gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド20g、アクリル酸シクロヘキシル150g、アクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、アクリル酸230g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン40g、プロピレングリコールモノメチルエーテル160gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
その後、ガス導入管の窒素を酸素/窒素混合ガス(酸素/窒素=5/95vol%)に変え、禁止剤として2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)(川口化学社製、「アンテージw−400」)1.34g、及び、触媒としてトリエチルアミン2.68gを添加し、攪拌混合した後、付加化合物としてグリシジルメタクリレート393.74gを添加し、115℃まで昇温して付加反応を行い、8時間後、GC(ガスクロマトグラフィー)分析による残存GMA量が0.5質量%以下になったところで反応を終了し、側鎖にラジカル重合性二重結合を有する酸基含有共重合体のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は6800、酸価は58mgKOH/g、樹脂固形分は39.0質量%であった。
なお、「BzMI−CHA−HEA−AA//GMA共重合体溶液」とは、“BzMI、CHA、HEA及びAAを用いて得たベースポリマーに、GMAを反応させて得られる共重合体の溶液”を意味する。
樹脂溶液5(BzMI−CHMA−t−BMA−HEMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド50g、メタクリル酸シクロヘキシル125g、メタクリル酸t−ブチル125g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、メタリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン21g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は7700、酸価は133mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液6(側鎖二重結合含有共重合体;BzMI−t−BA−HEA−AA//GMA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテル1006.67gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド20g、アクリル酸t−ブチル150g、アクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、アクリル酸230g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン40g、プロピレングリコールモノメチルエーテル160gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
その後、ガス導入管の窒素を酸素/窒素混合ガス(酸素/窒素=5/95vol%)に変え、禁止剤として2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)(川口化学社製、「アンテージw−400」)1.34g、及び、触媒としてトリエチルアミン2.68gを添加し、攪拌混合した後、付加化合物としてグリシジルメタクリレート393.74gを添加し、115℃まで昇温して付加反応を行い、8時間後、GC(ガスクロマトグラフィー)分析による残存GMA量が0.5質量%以下になったところで反応を終了し、側鎖にラジカル重合性二重結合を有する酸基含有共重合体のポリマー溶液を得た。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は6800、酸価は58mgKOH/g、樹脂固形分は39.0質量%であった。
なお、「BzMI−t−BA−HEA−AA//GMA共重合体溶液」とは、“BzMI、t−BA、HEA及びAAを用いて得たベースポリマーに、GMAを反応させて得られる共重合体の溶液”を意味する。
樹脂溶液7(MMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにメタクリル酸メチル400g、メタリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン21g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は7700、酸価は133mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液8(BzMI−t−BMA−HEMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト874.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド50g、メタクリル酸t−ブチル235g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、メタリル酸115g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン6g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート54gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は15500、酸価は150mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液9(MD−t−BMA−HEMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート(MD)50g、メタクリル酸t−ブチル250g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、メタリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン15g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は12000、酸価は133mgKOH/g、樹脂固形分は35.0質量%であった。
樹脂溶液10(AMA−t−BMA−HEMA−MAA共重合体溶液)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト844.57gを仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにメチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート(AMA)50g、メタクリル酸t−ブチル250g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル100g、メタリル酸100g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)10gを攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン15g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート84gを攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、115℃まで昇温し、90分間熟成を行った。
得られたポリマー溶液を分析したところ、重量平均分子量は12300、酸価は132mgKOH/g、樹脂固形分は35.2質量%であった。
なお、表1中の樹脂を構成する単量体の配合量に関し、ベースポリマーを構成する各単量体の数値は、これらの総量を100質量%としたときの各々の配合割合(質量%)を記載した。また、合成例4及び6において、当該ベースポリマーに付加するGMA(酸基と結合し得る官能基及び重合性二重結合を有する化合物)の数値は、酸基と重合性二重結合とを有する単量体(この場合は、AAである)のカルボン酸分に、付加させたGMA割合として記載しており、「GMA配合割合(GMAを付加させたAA配合割合(質量%))={GMAのモル量(mol)/AAのモル量(mol)}×AA配合割合(質量%)」により求められる。例えば、合成例4では、ベースポリマー(100質量%)中のAAが46質量%で構成され、この46質量%(3191mmol)のAAに、2769mmolのGMAを付加させたことで、当該GMAの配合割合(質量%)を「40」と規定した。
BzMI:N−ベンジルマレイミド
MD:ジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート
AMA:メチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート
MMA:メタクリル酸メチル
CHMA:メタクリル酸シクロヘキシル
CHA:アクリル酸シクロヘキシル
t−BMA:メタクリル酸t−ブチル
t−BA:アクリル酸t−ブチル
HEMA:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
HEA:アクリル酸2−ヒドロキシエチル
MAA:メタクリル酸
AA:アクリル酸
GMA:グリシジルメタクリレート
顔料分散体1の作製
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを12.9部、分散剤としてディスパロンDA−7301を0.4部、色材としてC.I.ピグメントグリーン36(Monastral Green 6Y−CL、Heubach社製)を2.25部、及び、C.I.ピグメントイエロー150(Yellow Pigment E4GN−GT、Lanxess社製)1.5部を混合し、ペイントシェーカーにて3時間分散することで顔料分散体1を得た。
樹脂溶液1を1.0部、樹脂溶液2を1.0部、ラジカル重合性化合物としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを0.70部、ラジカル重合性光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を0.35部、顔料分散体1を7.88部、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート6.57部を混合し、硬化性樹脂組成物1を得た。この硬化性樹脂組成物1について吸光度を測定すると、1.6×10−2であった。
表2及び3に示す配合としたこと以外は実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物2〜15を各々得た後、吸光度を各々測定した。結果を表2及び3に示す。
実施例1と比較例1、2、5及び6;実施例2と比較例3及び4;実施例3、6、7及び8と比較例7;実施例4と比較例3及び4;は、それぞれ同様の条件で硬化物を得て吸光度を測定した例であるが、これらをそれぞれ比較すると、いずれも、実施例に比較して比較例では吸光度が著しく大きく、硬化物の透明性に劣ることが分かる。ここで、硬化性樹脂組成物の硬化性や耐溶剤性が不充分であると、色材が溶出することに起因して硬化物の吸光度が大きくなるため、表2及び3の結果から、実施例に比較して比較例の硬化性樹脂組成物は硬化性及び耐溶剤性が不充分であったことが分かる。また、表には示していないが、実施例で得た硬化物はいずれも、現像性や基板との密着性、耐熱性等の各種物性にも優れるものであった。
Claims (7)
- (メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含む硬化性樹脂組成物であって、
該(メタ)アクリレート系重合体は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体由来の構成単位とともに、水酸基及びカルボキシル基を有する重合体であって、重量平均分子量が2000〜15500であり、
該3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体は、下記一般式(1):
CH2=C(R)−C(=O)−O−A (1)
(Rは、水素原子又はメチル基を表す。Aは、−C(R1)(R2)(R3)で表される基を表す。R1、R2及びR3は、同一又は異なって、炭素数が1〜3の飽和炭化水素基を表す。)で表される化合物であり、
該水酸基は、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル及び(メタ)アクリル酸2,3−ヒドロキシプロピルからなる群より選ばれる少なくとも一種のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来することを特徴とする硬化性樹脂組成物(ただし、テトラカルボン酸無水物中の酸無水物基と水酸基とを反 応させて生成される構造を有する(メタ)アクリレート系重合体を含むものを除く。)。 - 前記(メタ)アクリレート系重合体は、単量体成分を重合してなるものであり、該単量体 成分は、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体を単量体成分の総量100質量%に 対して20〜60質量%含み、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを単量体成分の 総量100質量%に対して10〜50質量%含み、(メタ)アクリル酸を単量体成分の総 量100質量%に対して20〜50質量%含むことを特徴とする請求項1に記載の硬化性 樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリレート系重合体は、側鎖に重合性二重結合を有する重合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。
- 更に、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー テルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル メチルエーテル、及び乳酸エチルからなる群より選択される少なくとも一種の溶媒を含む ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなることを特徴とする硬化物。
- 基板上に、請求項5に記載の硬化物を有することを特徴とするカラーフィルター。
- 請求項6に記載のカラーフィルターを用いて構成されることを特徴とする表示装置。
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