JP6576220B2 - セグメントおよびセグメントの製造方法 - Google Patents

セグメントおよびセグメントの製造方法 Download PDF

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本発明は、セグメントおよびセグメントの製造方法に関する。
シールド工法やTBM工法等では、地山の掘削に伴い、筒状のセグメントリングを地中に連設することでトンネルの覆工を形成している。セグメントリングは、複数のセグメントの端面(端板)同士を連結することにより形成される。
このようなセグメントには、例えば、特許文献1に示すように、スキンプレート、主桁および端板を備える鋼殻とコンクリートとを一体化したコンクリート一体型鋼製セグメント(合成セグメント)がある。
合成セグメントでは、トンネル内部で発生した火災等の熱が主桁等に伝達されることを防ぐために、トンネル内周面側に所定の厚みのコンクリート層(耐火代部)を形成する場合がある。耐火代部を構成する耐火コンクリートは、コンクリートの付着力または主桁のフランジに塗布された接着剤により主桁に接合されている。
特開2011−012495号公報
コンクリートの付着力や接着剤の接着力では、地震時の振動や近接施工等によって曲げモーメントが生じた場合に、応力レベルが低い段階で耐火コンクリートがはがれてしまうおそれがある。
このような観点から、本発明は、トンネルの覆工に曲げモーメントが発生した場合であっても、耐火コンクリートの一体性が維持されるセグメントおよびセグメントの製造方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明のセグメントは、トンネル軸方向の両端に設けられた一対の主桁と、トンネル周方向の両端に設けられた一対の端板と、地山に面するスキンプレートと、前記主桁の内空側に配筋された格子状鉄筋と、前記格子状鉄筋を巻き込む耐火コンクリートとを備えるセグメントであって、前記格子状鉄筋は前記主桁の内空側の端部に固定された取付部材により前記主桁に取り付けられており、前記取付部材は、鋼板または鉄筋を折り曲げることにより、一対の直線部と前記直線部同士をつなぐ曲線部とを備えたU字状の部材からなり、一方の前記直線部は前記主桁に固定されていて、他方の前記直線部は前記主桁の内空側端面から離れた位置に配置されており、前記格子状鉄筋のトンネル軸方向端部に配筋された鉄筋が前記取付部材に挿入されていることを特徴としている。
かかるセグメントは、耐火コンクリートに配筋された格子状鉄筋が、取付部材を介して主桁に取り付けられているため、何らかの原因によりセグメントに曲げモーメントが発生した場合であっても、耐火コンクリートが主桁から離間する(はがれる)ことが防止される。
なお、前記一対の主桁に固定された複数の前記取付部材が、いずれも同じ向きで固定されていれば、格子状鉄筋をスライドさせることにより取り付けることができ、作業性が向上する。
また、本発明のセグメントの製造方法は、トンネル軸方向の両端に設けられた一対の主桁と、トンネル周方向の両端に設けられた一対の端板と、前記一対の主桁および前記一対の端板の地山側を覆うスキンプレートとを備える鋼殻を準備する鋼殻準備工程と、型枠上に前記鋼殻を設置する打設準備工程と、前記鋼殻と前記型枠とによって囲まれた空間にコンクリートを打設する打設工程とを備えるセグメントの製造方法であって、前記鋼殻準備工程では、鋼板または鉄筋を折り曲げることにより一対の直線部と前記直線部同士をつなぐ曲線部とを備えたU字状の取付部材の一方の前記直線部を前記主桁の内空側端面に固定し、前記打設準備工程では、前記スキンプレートを上にして前記鋼殻を配設するとともに、前記取付部材に鉄筋を係止することを特徴としている。
かかるセグメントの製造方法によれば、セグメントの内空側の表面を覆う耐火コンクリートを、鉄筋および取付部材を介して鋼殻に固定することができるため、耐火コンクリートが主桁から離間することを防止することができる。
また、鉄筋は、取付部材を介して主桁に取り付けられているため、必要なコンクリート被りを確保した状態でコンクリートを打設することができる。
なお、前記取付部材が、前記主桁の内空側端面から突出するフック状の突起であれば、前記鉄筋をトンネル軸方向に沿ってスライドさせることで、前記取付部材に簡易に係止することできる。
本発明のセグメントおよびセグメントの製造方法によれば、トンネルの覆工に曲げモーメントが発生した場合であっても、耐火コンクリートの一体性が維持されるセグメントを提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るセグメントを示す斜視図である。 (a)は図1のY−Y矢視図、(b)は同X−X矢視図である。 (a)は同セグメントの主桁と鉄筋との取付部を示す拡大断面図、(b)は取付部材を示す斜視図、(c)は(a)に示す取付部の斜視図である。 (a)はコンクリート打設状況を示す断面図、(b)は鉄筋の取付状況を示す断面図、(c)は他の形態に係る鉄筋の取付状況を示す断面図である。 (a)〜(c)は、他の形態に係る主桁と鉄筋との取付部を示す斜視図である。
本発明の実施形態では、図1に示すように、鋼殻2と、鋼殻2内に打設されたコンクリート3とにより構成されたコンクリート一体型鋼製セグメント(以下、端に「セグメント1」という)およびこのセグメント1の製造方法について説明する。
セグメント1は、円弧状に湾曲した版状に形成されており、周方向に複数接続することで、セグメントリング(図示せず)を形成する。このセグメントリングを軸方向に順次接合すると、トンネルの覆工が形成される。
鋼殻2は、一対の主桁4,4と、一対の端板5,5と、スキンプレート6と、複数の形状保持材7,7,…とを備えて構成されている。
一対の主桁4,4は、セグメント1のトンネル軸方向の両端に設けられている。
主桁4は、図2(a)に示すように、トンネルの断面形状に応じて円弧状に形成された鋼製部材からなる。
本実施形態の主桁4は、図2(b)に示すように、ウェブ41と、ウェブ41の地山側端部およびトンネル内空側端部にそれぞれ設けられたフランジ42,42とを備えている。すなわち、本実施形態の主桁4は、ウェブ41と一対のフランジ42,42により、断面視コ字状を呈している。なお、主桁4の構成は限定されるものではなく、必ずしも断面視コ字状である必要はない。
図1に示すように、主桁4には、複数のリング間ジョイント11,11,…が形成されている。リング間ジョイント11は、セグメントリング同士を連結するものである。なお、リング間ジョイント11の構成、配置および数は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
主桁4の一方の端部には、継手部材13の位置に対応して矩形状の切欠き43が形成されている。なお、切欠き43は、継手部材13の構成に応じて形成すればよく、切欠き43の配置、形状および有無は限定されるものではない。
一対の端板5,5は、図1に示すように、トンネル周方向の両端に設けられている。端板5は、矩形状の鋼板からなり、一対の主桁4,4の端部に横架されている。
端板5のトンネル軸方向の一方の端部には矩形状の貫通孔51が形成されていて他方の端部には矩形状の切欠き52が形成されている。すなわち、端板5の両端部には、継手部材12,13の位置に対応して貫通孔51または切欠き52がそれぞれ形成されている。端板5の切欠き52と主桁4の切欠き43とにより、セグメント1の角部に開口が形成されている。なお、貫通孔51および切欠き52は、継手部材12,13の構成に応じて形成すればよい。すなわち、貫通孔51および切欠き52の配置、形状および有無は継手部材12,13の構成に応じて適宜設定すればよい。
継手部材12,13は、セグメント1同士を連結するための部材である。本実施形態では、一方のセグメント1の端面に突設された継手部材12を、他方のセグメント1の端面に形成された継手部材13に係止させることで、セグメント1同士が連結される。
本実施形態の継手部材12,13は、図1に示すように、鋼殻2の厚さ方向中央付近に形成されているが、継手部材12,13の形成箇所は限定されるものではない。また、継手部材12,13は、複数段形成されていてもよい。
さらに、セグメント1同士を接合するための継手構造(継手部材12,13の構成)は限定されるものではない。
スキンプレート6は、地山に面する部材であり、図2(a)および(b)に示すように、セグメント1の地山側の端面を覆っている。
スキンプレート6は、枠状に組み付けられた主桁4,4および端板5,5の開口部の外周面側(地山側)を塞ぐように配置された鋼板である。
スキンプレート6のトンネル周方向中央部には、コンクリート3の打設時に使用する打設口61が形成されている。なお、打設口61の構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
形状保持材7,7,…は、図2(a)および(b)に示すように、枠状に組み付けられた主桁4,4および端板5,5の内空部分に間隔をあけて配置されている。形状保持材7は、端板5と平行となるように、主桁4同士の間に横架されている。
形状保持材7は鋼板からなり、地山側端面がスキンプレート6に当接しているとともに、トンネル軸方向両端がそれぞれ主桁4,4の板面に当接している。
本実施形態の形状保持材7は、図2(b)に示すように、スキンプレート6との接合部に凹部71,71を有しているとともに、スキンプレート6側の角部(ウェブ41とフランジ42の角部)に隅切り部72,72を有している。なお、本実施形態では、3つの凹部71,71,71が形成されているが、凹部71の数は限定されるものではない。また、凹部71および隅切り部72は必要に応じて形成すればよい。
形状保持材7は、スキンプレート6との当接箇所において溶接されているとともに、端部がウェブ41とフランジ42に溶接されている。
コンクリート3は、図1に示すように、セグメント1の内面側に所定の厚みを有して形成された耐火コンクリート部31と、鋼殻2の内部に形成された内部コンクリート部32とを備えている。なお、コンクリート3の配合は、適宜設定すればよい。
また、耐火コンクリート部31には、補強材として、格子状鉄筋8が埋設されている。本実施形態では、格子状鉄筋8として、複数の鉄筋が予め格子状に組み付けられた鉄筋網を採用するが、格子状鉄筋8は必ずしも網である必要はなく、縦筋および横筋を適宜配筋してもよい。また、内部コンクリート部32(鋼殻2内)にも鉄筋を配筋してもよい。また、補強材として、耐火コンクリート部31の格子状鉄筋8と、内部コンクリート部32の鉄筋とを組み合わせた鉄筋籠を採用してもよい。
図3(a)に示すように、格子状鉄筋8は、主桁4の内空側に配筋されており、取付部材9を介して主桁4に取り付けられている。
取付部材9は、図1に示すように、主桁4の内空側(トンネル内周面側)のフランジ42に所定の間隔をあけて複数固定されている。
取付部材9は、図3(b)に示すように、一対の直線部91,91と、直線部91同士をつなぐ曲線部92とを備えたU字状部材からなる。本実施形態では、鋼板を折り曲げることにより取付部材9を形成するが、取付部材9を構成する材料は限定されるものではない。例えば、鉄筋を折り曲げることにより形成してもよい。
取付部材9の一方の直線部91は、主桁4の内空側フランジに固定されており、他方の直線部91は、主桁4の内空側フランジから離れた位置に配置されている。直線部91同士の間隔は、格子状鉄筋8の鉄筋径に応じて設定する。また、曲線部92は、格子状鉄筋8の必要コンクリート被り厚に応じて曲率半径を設定する。なお、取付部材9の形状は限定されるものではなく、例えばコ字状に形成されていてもよい。
格子状鉄筋8は、図3(c)に示すように、トンネル軸方向端部に配筋された鉄筋(端部鉄筋81)を取付部材9に挿入することにより主桁4に取り付けられている。
図2(b)に示すように、本実施形態では、一対の主桁4,4に固定された各取付部材9,9が、同じ向きになるように(図面において曲線部92が左側になるように)固定するが、取付部材の向きは限定されるものではない。
次に、本実施形態のセグメントの製造方法について説明する。
セグメントの製造方法は、鋼殻準備工程と、打設準備工程と、打設工程とを備えている。
鋼殻準備工程は、鋼殻2を用意する工程である。鋼殻2には、他の場所において製造されたものを搬入する。なお、鋼殻2は、鋼材等を組み合わせることにより、現地で製造してもよい。
打設準備工程は、図4(a)に示すように、型枠F上に鋼殻2を設置する工程である。
まず、主桁4の内空側端面に固定された取付部材9に格子状鉄筋8を係止する。
図4(b)に示すように、格子状鉄筋8は、一方から他方に(図面において右から左に)向けてトンネル軸方向に沿ってスライドさせることにより取付部材9に係止する。具体的には、格子状鉄筋8の端部鉄筋81を取付部材9に係止させることで、格子状鉄筋8を主桁4に取り付ける。なお、格子状鉄筋8をスライドさせる方向は限定されるものではなく、取付部材9の向きに応じて適宜設定すればよい。例えば、トンネル周方向に沿ってスライドさせてもよい。また、図4(c)に示すように、一対の主桁4,4に固定された取付部材9,9が互いに逆向きである場合には、端部鉄筋81を取付部材9に係止させた後、格子状鉄筋8と組み合わせればよい。
次に、鋼殻2を型枠F上に設置する。鋼殻2は、図4(a)に示すように、打設口61が頂部(最も高い位置)となるように、スキンプレート6を上にして配設する。
また、打設口61には、ホッパHを固定する。なお、ホッパHの固定方法は限定されるものではなく、適宜行えばよい。
打設工程は、鋼殻2と型枠Fによって囲まれた空間にコンクリートを打設する工程である。
コンクリートの打設は、ホッパHを介して鋼殻2の内部に流し込む。コンクリートは、打設口61から弧状の型枠Fに沿って両端の端板5,5に向って流下する。
また、コンクリートの打設に伴い、スキンプレート6の背面に溜まる空気は、スキンプレート6の内面に沿って、凹部71または隅切り部72を通過しつつ、頂部(打設口61)に向って上昇する。
本実施形態のセグメント1によれば、耐火コンクリート31に配筋された格子状鉄筋8が、取付部材9を介して主桁4に取り付けられているため、何らかの原因によりセグメント1に曲げモーメントが発生した場合であっても、耐火コンクリートが主桁から離間する(はがれる)ことが防止される。
また、U字状の取付部材9に係止させることで格子状鉄筋8の取り付けが完了するため、作業が容易である。また、複雑な作業や高価な治具等を必要としないため、セグメント1の製造コストの低減化を図ることができる。
また、格子状鉄筋8は、取付部材9を介して主桁4に取り付けられているため、スキンプレート6を上にした状態でコンクリートを打設する場合であっても、必要なコンクリート被りを確保することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、セグメント1の用途は限定されるものではなく、例えば、シールドトンネルやTBMの施工に使用すればよい。
また、前記実施形態では、打設工程において、スキンプレート6を上にした状態でコンクリートを打設する場合(いわゆる山打ち打設)について説明したが、スキンプレート(鋼殻2)を下にしたいわゆる舟打ち打設によりコンクリートを打設してもよい。
また、前記実施形態では、U字状の取付部材9を利用して格子状鉄筋8を主桁4に取り付ける場合について説明したが、取付部材9の形状(構成)は限定されるものではない。取付部材9は、例えば、図5(a)に示すように、主桁4の端面に固定されたコマ材であってもよい。取付部材9としてコマ材を使用する場合には、コマ材に端部鉄筋81を溶接することで固定すればよい。
また、図5(b)に示すように、取付部材9として主桁4に植設されたスタッドジベルを採用してもよい。この場合には、取付部材9に端部鉄筋81を結束すればよい。
さらに、取付部材9は、図5(c)に示すように、両端がフランジ42に固定されたU字状の部材であってもよい。この場合には、取付部材9に端部鉄筋81を挿通させた後、当該端部鉄筋81を格子状鉄筋8に組み合わせればよい。
前記実施形態では、取付部材9を主桁4のフランジ42に固定する場合について説明したが、取付部材9の固定箇所はフランジ42に限定されるものではない。例えば、主桁4が内空側のフランジ42を有していない場合には、主桁4(ウェブ41)の内空側端部に固定すればよい。この場合において使用する取付部材の形状は限定されるものではない。例えば、U字状部材のスキンプレート側の直線部91の先端からウェブ41の表面に固定するための固定部が延びたP字状の取付部材と、U字状部材の曲線部からウェブ41の表面に固定するための固定部が延びたF字状の取付部材とを組み合わせて使用すればよい。また、U字状の取付部材9の一方の直線部91をウェブ41の表面に固定し、スキンプレート側から端部鉄筋81を落とし込むように配筋してもよい。
1 セグメント
2 鋼殻
3 コンクリート
31 耐火コンクリート部
32 内部コンクリート部
4 主桁
5 端板
6 スキンプレート
7 形状保持材
8 格子状鉄筋
81 端部鉄筋
9 取付部材

Claims (4)

  1. トンネル軸方向の両端に設けられた一対の主桁と、
    トンネル周方向の両端に設けられた一対の端板と、
    地山に面するスキンプレートと、
    前記主桁の内空側に配筋された格子状鉄筋と、
    前記格子状鉄筋を巻き込む耐火コンクリートと、を備えるセグメントであって、
    前記格子状鉄筋は、前記主桁の内空側の端部に固定された取付部材により、前記主桁に取り付けられており、
    前記取付部材は、鋼板または鉄筋を折り曲げることにより、一対の直線部と前記直線部同士をつなぐ曲線部とを備えたU字状の部材からなり、
    一方の前記直線部は前記主桁に固定されていて、他方の前記直線部は前記主桁の内空側端面から離れた位置に配置されており、
    前記格子状鉄筋のトンネル軸方向端部に配筋された鉄筋が前記取付部材に挿入されていることを特徴とする、セグメント。
  2. 前記一対の主桁に固定された複数の前記取付部材が、いずれも同じ向きで固定されていることを特徴とする、請求項に記載のセグメント。
  3. トンネル軸方向の両端に設けられた一対の主桁と、トンネル周方向の両端に設けられた一対の端板と、前記一対の主桁および前記一対の端板の地山側を覆うスキンプレートとを備える鋼殻を準備する鋼殻準備工程と、
    型枠上に前記鋼殻を設置する打設準備工程と、
    前記鋼殻と前記型枠とによって囲まれた空間にコンクリートを打設する打設工程と、を備えるセグメントの製造方法であって、
    前記鋼殻準備工程では、鋼板または鉄筋を折り曲げることにより一対の直線部と前記直線部同士をつなぐ曲線部とを備えたU字状の取付部材の一方の前記直線部を前記主桁の内空側端面に固定し、
    前記打設準備工程では、前記スキンプレートを上にして前記鋼殻を配設するとともに、前記取付部材に鉄筋を係止することを特徴とする、セグメントの製造方法。
  4. 前記取付部材が、前記主桁の内空側端面から突出するフック状の突起であって、
    前記鉄筋をトンネル軸方向に沿ってスライドさせることにより前記取付部材に係止することを特徴とする、請求項に記載のセグメントの製造方法。
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