JP6030386B2 - スラブ開口用型枠 - Google Patents

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本発明は、鉄筋コンクリート構造の床板に工事用の開口部を形成するスラブ開口用型枠に関する。
鉄筋コンクリート構造物の施工時に、各種工事を行う際に使用するだめ穴等の開口部を床板(スラブ)に形成する場合、コンクリートを打設する際に、開口部を形成するための個別の施工が必要であり、手間が掛かる他、開口部側の強度が低い場合があった。
そこで、上下が開口した筒状の本体枠と、本体枠の上面又は下面側からスラブ鉄筋側に突出した状態で支持されるアンカー鉄筋とを備え、スラブ鉄筋側の型枠への打設によって本体枠の内周面側に床を上下に貫通する開口部を形成する特許文献1に記載のスラブ開口用型枠が従来公知となっている。
特許3084349号公報
上記文献のスラブ開口用型枠は、本体枠とアンカー鉄筋とが一体的に形成されていることから、アンカー鉄筋がスラブ鉄筋と干渉する場合や、スラブ厚が異なる場合等には、アンカー鉄筋の配置や本体枠の高さの異なる型枠を個別に用意する必要がある。
本発明では、コンクリート構造物の床板に工事の際に使用する開口部を形成するにあたり、開口部周りのスラブ鉄筋の配置や、スラブ厚の違いへの対応が容易なスラブ開口用型枠を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、第1に、上下が開口した筒状の本体枠3と、本体枠3の上面又は下面側からスラブ鉄筋7側に突出した状態で支持されるアンカー鉄筋13,14,16,17とを備え、スラブ鉄筋7側の型枠へのコンクリートの打設によって本体枠3の内周面側に床を上下に貫通する開口部2を形成するスラブ開口用型枠において、アンカー鉄筋13,14,16,17を一体的に編成したアンカー枠4本体枠3とは別に形成されており、該アンカー枠4を本体枠3の上面又は下面に取付け固定して構成されたことを特徴としている。
第2に、本体枠3に対してアンカー枠4を上下何れかの向きに選択可能に取付けることを特徴としている。
第3に、アンカー枠4を本体枠3の上下何れか一方の側にまたは両方の側に選択可能に取付けることを特徴としている。
第4に、アンカー鉄筋13,14,16,17をアンカー枠4の上下方向に対して非対称な構造又は形状に形成したことを特徴としている。
第5に、前記アンカー枠4を本体枠3側に着脱自在に取付け可能な仮止め手段を備えたことを特徴としている。
第6に、長手方向に形成されたアンカー鉄筋である第1アンカー鉄筋13と、該第1アンカー鉄筋13と交差する方向に形成されたアンカー鉄筋である第2アンカー鉄筋14とを上下互い違いに配置することにより、アンカー枠4を形成したことを特徴としている。
第7に、上下方向の第1アンカー鉄筋13の間に第2アンカー鉄筋14を挟むことにより形成された隙間にアンカー部材16,17を設けたことを特徴としている。
以上のように構成される本発明によれば、本体枠とアンカー枠を分割形成することにより、本体枠とアンカー枠との組合せのバリエーションが豊富になり、各種スラブ鉄筋への対応が容易になる。
また、本体枠に対してアンカー枠を上下何れかの向きに選択可能に取付けるものによれば、アンカー鉄筋の配筋時にスラブ鉄筋と上下位置が干渉することを防止し、適正な配筋ができる。
また、アンカー枠を本体枠の上下何れか一方の側にまたは両方の側に選択可能に取付けるものによれば、アンカー鉄筋と干渉する部分のスラブ鉄筋を不要に切断することや除去することを避けることができる。
さらに、アンカー鉄筋をアンカー枠の上下方向に対して非対称な構造又は形状に形成したものによれば、型枠全体がスラブ鉄筋の各種配筋形態に対して適応できるため汎用性がある。
なお、前記アンカー枠を本体枠側に着脱自在に取付け可能な仮止め手段を備えたものによれば、アンカー鉄筋がスラブ鉄筋に干渉しないことを実際に確認した後に、溶接等によってアンカー枠を本体枠側へ強固に固定できるため、作業性がより向上する。
長手方向に形成されたアンカー鉄筋である第1アンカー鉄筋と、該第1アンカー鉄筋と交差する方向に形成されたアンカー鉄筋である第2アンカー鉄筋とを上下互い違いに配置することにより、アンカー枠を形成したものによれば、アンカー鉄筋をアンカー枠の上下方向に対して容易に非対称に形成できる。
上下方向の第1アンカー鉄筋の間に第2アンカー鉄筋を挟むことにより形成された隙間にアンカー部材を設けたものによれば、上下方向をコンパクトに保ちつつアンカー部材を配置することができる。
開口部を形成した状態の型枠ユニットを示す要部平面図である。 開口部を埋設した状態の型枠ユニットを示すスラブの要部平面図である。 型枠鉄筋とアンカー枠を示した斜視図である。 メッシュ部材の構成を示した図である。 (A),(B)は、型枠ユニットをスラブ内に設置した状態を示す要部正面図,要部側面図である。 (A),(B)は、型枠鉄筋とアンカー枠とを別体形成した状態を示す要部正面図,要部側面図である。 (A),(B)は、アンカー枠の上下逆向きにして型枠鉄筋に取付固定した状態を示す要部正面図,要部側面図である。
以下、本発明の実施形態を図1乃至5に基づき説明する。図1は、開口部を形成した状態の型枠ユニットを示す要部平面図であり、図2は、開口部を埋設した状態の型枠ユニットを示すスラブの要部平面図であり、図3は、型枠鉄筋とアンカー枠を示した斜視図であり、図4は、メッシュ部材の構成を示した図であり、図5(A),(B)は、型枠をスラブ内に設置した状態を示す要部正面図,要部右側面図である。図示した本発明の型枠ユニット(スラブ開口用型枠)1は、鉄筋コンクリート構造の床板(スラブ)に工事の際に使用する通称「だめ穴」(以下、開口部2)を形成し(図1参照)、工事終了後に該開口部2ごとコンクリートで埋設される(図2参照)。
前記型枠ユニット1は、床板を上下方向に貫通する方形枠状の前記開口部2に沿うように鉄筋を編成した型枠鉄筋(本体枠)3と、該型枠鉄筋3の上面側及び下面側に配置され、開口部2周辺のスラブ鉄筋7側へ向けて延設されるアンカー鉄筋を備えたアンカー枠4と、開口部2上にスライド移動可能に設けられた補強鉄筋6とを備え、床板内の上下位置にそれぞれ格子状に設けられたスラブ鉄筋7の間に配置されている(図1乃至3参照)。このとき、開口部2が形成される箇所では床板が上下に連通するようにスラブ鉄筋7が除去されている。
前記型枠鉄筋3は、開口部2の長手方向に沿って平行に配置される第1鉄筋11と、該第1鉄筋11の端部と直交するように配置される第2鉄筋12とを矩形状に編組することにより形成されている。詳しくは、図3乃至5に示すように、平行に配置した一対の第1鉄筋11の端部側と、平行に配置した一対の第2鉄筋12の端部側とを交差させて固着し、上下方向に交互に積み重ねることによって、方形状の枠体である型枠鉄筋3が形成されている。
このとき、上下に並ぶ鉄筋の間には鉄筋一本分の隙間が形成されており、上下方向に並べられた第1鉄筋11の両端側と中央側とに、それぞれ上下方向の支柱鉄筋9Aが固着されることにより互いがより強固に連結されている。同様に、上下方向に並べられた第2鉄筋12の両端側に、それぞれ上下方向の支柱鉄筋9Bが固着されることにより互いがより強固に連結されている。
前記アンカー枠4は、前記第1鉄筋11と平面視で重なるように配置される第1サブアンカー鉄筋13と、前記第2鉄筋12と平面視で重なるように配置される第2サブアンカー鉄筋14とから形成されており、各サブアンカー鉄筋13,14により、前記型枠鉄筋3の上面側及び下面側のそれぞれに、開口部2の形状に沿った枠状のアンカー枠4が形成されている。
詳しく説明すると、該アンカー枠4は、図3に示されるように、上下方向に2本束ねるとともに平面視で平行に並べた一対の第1サブアンカー鉄筋13,13と、同様に上下に2本束ねるとともに平面視で平行に並べた一対の第2サブアンカー鉄筋14,14とを、平面視矩形状となるように端部側を交差させながら上下方向に積み重ねるようにして構成されており、前記型枠鉄筋3と略同じ大きさの開口部2が形成される。また、第1サブアンカー鉄筋13及び第2サブアンカー鉄筋14の両端側は、中途部で交差するように形成されており、各サブアンカー鉄筋13,14の両端が開口部の外側であるスラブ鉄筋側7まで延設され、コンクリート内に埋め込まれるアンカー部13a,14aが形成されている。
また、アンカー枠4には、上下に並んだ2組の第2サブアンカー鉄筋14,14の間のスペースに、第1サブアンカー鉄筋13と平行であって且つ開口部2内面側に沿って延設される第1メインアンカー鉄筋(アンカー部材)16が一対設けられており、上下に並んだ2組の第1サブアンカー鉄筋13,13の間のスペースに、第2サブアンカー鉄筋14と平行であって且つ開口部2内面側に沿って延設される第2メインアンカー鉄筋17が一対設けられている。このとき、各メインアンカー鉄筋16,17が配置される隙間がサブアンカー鉄筋2本分あるため、各メインアンカー鉄筋16,17は、サブアンカー鉄筋13,14よりも太い鉄筋が用いられるとともに、各サブアンカー鉄筋13,14よりも長く(より開口部外側へ)形成されており、コンクリート内に埋め込まれる鉄筋端部側のアンカー部16a,17aが前記サブアンカー鉄筋13,14より長く形成されている。
このとき、第1メインアンカー鉄筋16とその上下に配置された第2サブアンカー鉄筋14,14とが交差する箇所が上下方向に延びる2本の支柱鉄筋9Dによって連結されるとともに、第2メインアンカー鉄筋17,17とその上下に配置された第1サブアンカー鉄筋13,13とが交差する箇所と、第1サブアンカー鉄筋の長手方向中央部とが、上下方向に延びる2本の支柱鉄筋9Cによって連結されている。
なお、開口部2外側のスラブ鉄筋7側に延設された、前記の各アンカー鉄筋13,14,16,17のアンカー部13a,14a,16a,17aは、端部側がそれぞれJ字状に屈曲形成されており、より強固に床板のコンクリートと結合し、型枠ユニット1全体が床板と強力に一体化する。ちなみに、該アンカー部13a,14a,16a,17aは屈曲させずに直線状であってもよく、この場合、アンカー鉄筋13,14,16,17がスラブ鉄筋7へ干渉し難くなる。
前記補強鉄筋6には、図1及び図2に示されるように、両端側がJ字状に屈曲されるとともに、両端側が一対の前記第2メインアンカー部材17,17を緩く覆うように係合される1又は複数(図示する例では1本)の第1補強鉄筋6Aと、両端側がJ字状に屈曲されるとともに、両端側が一対の前記第1メインアンカー部材16,16を緩く覆うように係合される1又は複数(図示する例では4本)の第2補強鉄筋6Bとがあり、各補強鉄筋6は、両端側が各メインアンカー鉄筋16,17上を滑ることにより、開口部2内側をスライド移動可能に構成されている。
ちなみに、図4より、前記型枠鉄筋3及びアンカー枠4は、鉄筋を積み重ねたことにより形成された隙間からスラブを形成するために打設されたコンクリートが開口部2の内側へ漏れることを防止するノロ止め部材である樹脂製のメッシュ部材10が設けられている。具体的には、図4に示されるように、型枠鉄筋3の各周面側を覆うメッシュ部材10は、上下方向に並んだ第1鉄筋11又は第2鉄筋12の内側と外側を交互に通るようにして上下方向波状に屈曲させて取付けられている。このとき、長手方向の面は、中央部に支柱鉄筋9Aがあるため、前後2枚に分けて設けられている(図示しない)。
続いて、アンカー枠4を覆うメッシュ部材10は、メッシュ部材10を屈曲させて上下に2本並べて束にした第1サブアンカー鉄筋13,13及び第2サブアンカー鉄筋14,14の間を通すことにより取付けられている(図4参照)。なお、メッシュ部材10は、型枠ユニット1の開口部を形成する枠部の内周面側又は外周面側に貼り付けた構成としても良い。
上述のように構成される型枠ユニット1は、床板にコンクリートを打設する前に工事中に使用する開口部2を形成する箇所に設置され、型枠ユニット1の型枠鉄筋3及びアンカー枠4が開口部2を形成する型枠となる。型枠ユニット1の設置後に床板へコンクリートを打設すると、アンカー枠4の枠(開口部)外側に突出した各アンカー鉄筋13,14,16,17が、床板側に打設したコンクリート結合して型枠ユニット1の全体が床板と強力に一体化される。このとき、型枠鉄筋3とアンカー枠4には、鉄筋を交互に積み重ねたことにより隙間が形成されているため、該隙間から打設したコンクリートが開口部2の内側へ漏れ出ることを防止するメッシュ部材10が貼られている。
以上より、型枠鉄筋3及びアンカー枠4の枠内側に、工事用穴である開口部2が容易に形成される(図1参照)。これにより、工事に開口部2が必要な場合には、両移動鉄筋6A,6Bを端までスライド移動させて工事穴を確保し、開口部2を使用しない工事の場合には、図示しない開口蓋によって開口部を閉じるように構成されている。また、開口部2は、型枠ユニット1の枠内に沿って形成されるが、工事の際に使用できる範囲は、メインアンカー鉄筋16,17によって囲まれる方形状の範囲内となる。
続いて、工事が終了し、開口部2にコンクリートを打設して埋設する場合には、両補強鉄筋6A,6Bを平面視で開口部2上に等間隔で並ぶようにスライド移動させてからコンクリートを打設することにより、開口部2の埋め立て箇所に複数の補強鉄筋6A,6Bが埋設できる。以上より、工事終了後に、開口部2が形成された箇所を十分な強度を確保しつつ埋めることができる(図2参照)。
さらに、上記の型枠ユニット1によれば、開口部2の形成と、開口部2埋め立て時の補強を行うことができるだけでなく、工事終了後に型枠ユニット1の全体が補強用の部材としてスラブ内に埋設されるため、ゴミを出すことがなく、開口部2の形成及び埋設に伴って使用した部材の処分用の手間・コストを抑えることができる。
なお、前記型枠ユニット1は、型枠鉄筋3とアンカー枠4とを別途に形成し、床板内に格子状に設けられたスラブ鉄筋7の配置に応じて、型枠鉄筋3とアンカー枠4との組合せ等を適宜選択可能に構成されている。以下、型枠ユニット1の分割構成について説明する。
次に、図3乃至7に基づき、前記型枠ユニットの構成について説明する。図6(A),(B)は、型枠鉄筋とアンカー枠とを別体形成した状態を示す要部正面図,要部側面図であり、図7(A),(B)は、アンカー枠の上下逆向きにして型枠鉄筋に取付固定した状態を示す要部正面図,要部側面図である。図3,6より、型枠ユニット1は、前記型枠鉄筋3と、該型枠鉄筋3の上面側及び下面側に取付固定される上下一対のアンカー枠4とを別体のユニットとしてそれぞれ編成している。
図6に示されるように、別々に形成された型枠鉄筋3とアンカー枠4は、型枠鉄筋3に対してアンカー枠4を取付ける際に、アンカー枠4の上下どちらの面であっても、型枠鉄筋3の上面側及び下面側に取付け固定することができるように構成されている。言い換えると、型枠鉄筋3側にアンカー枠4を取付け固定する際には、アンカー枠4の上下何れかの面(表裏の一方側の面)のどちらかを適宜選択し、型枠鉄筋3の上面側及び下面側に取付け固定することができる。このとき、型枠鉄筋に対するアンカー枠の取付け固定は、溶着等によって強固に結合される。
さらに、前記アンカー枠4に設けた各メインアンカー鉄筋16,17及び各サブアンカー鉄筋13,14は、図3乃至7より、アンカー枠4の上下方向に対して非対称に形成(上下方向の一方側に寄せて配置)されているため、型枠鉄筋3に取付けられるアンカー枠4の上下何れかの向きを選択することによって、形成される型枠ユニット1の各メインアンカー鉄筋16,17及び各サブアンカー鉄筋13,14の上下位置を適宜設定できるように構成されている。
該構成によれば、床板内に格子状に配されたスラブ鉄筋7に対して、型枠ユニット1に形成される各アンカー鉄筋13,14,16,17のアンカー部が干渉することを防止することができる。具体的には、図5で示されるように、適切な面を選択してアンカー枠4を取付け固定することによって、各アンカー鉄筋13,14,16,17を、軸方向と交差する方向のスラブ鉄筋7との干渉を避けるように配置できるため、スラブ鉄筋を不要に切断したり除去したりする必要がなくなる。なお、スラブ鉄筋の配置が図5とは上下逆にして格子状に配設されている場合には、型枠ユニットを、図7に示されるようなアンカー鉄筋の上下面を逆にしたものを用いることによって、アンカー鉄筋と該アンカー鉄筋と同軸方向のスラブ鉄筋との干渉を防止することができる。
さらに、型枠鉄筋3とアンカー枠4とを別々に形成し、アンカー枠4を型枠鉄筋3に取付け固定する構成としたことにより、開口部を形成する床板の厚さ(スラブ厚)に応じて高さの異なる型枠鉄筋3を適宜選択して用いることができるため、型枠ユニット1の汎用性がより高いものとなる。
また、前記型枠鉄筋3の端部側であって且つ第1鉄筋11と第2鉄筋12との溶接箇所に図示しないワイヤ(仮止め手段)を設け、アンカー枠4の第1サブアンカー鉄筋13と第2サブアンカー鉄筋14との溶接箇所に図示しないワイヤを設けることにより、型枠鉄筋3とアンカー枠4とを溶着する前に、ワイヤ同士を巻き付けることによりアンカー枠4を型枠鉄筋側に着脱自在な状態で取付けられた仮止め状態にすることができる。
該構成によれば、型枠ユニット3を仮止めで形成した状態で一度床板内に設置し、各メインアンカー鉄筋16,17と各サブアンカー鉄筋13,14とがスラブ鉄筋7と干渉しないことを確かめることができ、その後、溶着等によりアンカー枠4を型枠鉄筋3側に溶着することができる。したがって、各アンカー鉄筋13,14,16,17がスラブ鉄筋7側へと干渉することをより確実に防止することができるとともに、作業性も向上するものである。
なお、上記の仮止め手段として、ワイヤに変えてボルト・ナットを用いて型枠鉄筋3とアンカー枠4とを仮止めする構成としても良い。
2 開口部
3 型枠鉄筋(本体枠)
4 アンカー枠
7 スラブ鉄筋
13 第1サブアンカー鉄筋(アンカー鉄筋,第1アンカー鉄筋)
14 第2サブアンカー鉄筋(アンカー鉄筋,第2アンカー鉄筋)
16 第1メインアンカー鉄筋(アンカー部材)
17 第1メインアンカー鉄筋(アンカー部材)

Claims (7)

  1. 上下が開口した筒状の本体枠(3)と、本体枠(3)の上面又は下面側からスラブ鉄筋(7)側に突出した状態で支持されるアンカー鉄筋(13,14,16,17)とを備え、スラブ鉄筋(7)側の型枠へのコンクリートの打設によって本体枠(3)の内周面側に床を上下に貫通する開口部(2)を形成するスラブ開口用型枠において、アンカー鉄筋(13,14,16,17)を一体的に編成したアンカー枠(4)本体枠(3)とは別に形成されており、該アンカー枠(4)を本体枠(3)の上面又は下面に取付け固定して構成されたスラブ開口用型枠。
  2. 本体枠(3)に対してアンカー枠(4)を上下何れかの向きに選択可能に取付ける請求項1に記載のスラブ開口用型枠。
  3. アンカー枠(4)を本体枠(3)の上下何れか一方の側にまたは両方の側に選択可能に取付ける請求項1又は2に記載のスラブ開口用型枠。
  4. アンカー鉄筋(13,14,16,17)をアンカー枠(4)の上下方向に対して非対称な構造又は形状に形成した請求項1乃至3の何れかに記載のスラブ開口用型枠。
  5. 前記アンカー枠(4)を本体枠(3)側に着脱自在に取付け可能な仮止め手段を備えた請求項1乃至4の何れかに記載のスラブ開口用型枠。
  6. 長手方向に形成されたアンカー鉄筋である第1アンカー鉄筋(13)と、該第1アンカー鉄筋(13)と交差する方向に形成されたアンカー鉄筋である第2アンカー鉄筋(14)とを上下互い違いに配置することにより、アンカー枠(4)を形成した請求項3乃至5の何れかに記載のスラブ開口用型枠。
  7. 上下方向の第1アンカー鉄筋(13)の間に第2アンカー鉄筋(14)を挟むことにより形成された隙間にアンカー部材(16,17)を設けた請求項6に記載のスラブ開口用型枠。
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