JP6365870B2 - 鉄筋コンクリート構造及びその構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異種コンクリートを用いた鉄筋コンクリート構造及びその構築方法に関する。
鉄筋コンクリート構造を構築するにあたり、その構成材料であるコンクリートには施工時にワーカビリティが、硬化後には構造体としての強度が基本性能としてそれぞれ求められるが、これらに加えて、用途や環境に応じた性能が別途要求されることがあり、例えば鉄筋の配置密度が高い箇所には充填性に優れた高流動コンクリートが、塩害や凍害を受ける地域では緻密化によって塩分浸透抵抗性や凍結融解抵抗性を高めた高耐久コンクリートが、劣化による剥落や火災時の爆裂を抑制したい場合にはそれぞれの目的に適した短繊維が添加された繊維補強コンクリートがそれぞれ用いられる。
このように特定の性能あるいは機能が付与されたコンクリート(以下、機能性コンクリートと呼ぶ)は、それぞれの機能が発揮されるように配合が決定され、通常のコンクリート(以下、普通コンクリートと呼ぶ)とは異なる配合となるが、各機能が断面全体にわたって要求される場合には、その要求を満たすように配合された一種類の機能性コンクリートを断面全体に打設すればよい。
一方、例えば剥落や爆裂を抑制する際には、かぶり領域、すなわち鉄筋配置面よりも躯体表面側に位置する断面領域だけを機能性コンクリートで施工し、躯体表面と反対の側に位置する断面領域については普通コンクリートで足りる、あるいは基本性能を確実に発揮させるためには普通コンクリートの方が望ましいことがあり、この場合においては、互いに配合が異なるコンクリート、いわゆる異種コンクリートを鉄筋配置面の内外で打ち分ける必要がある。
特開2001−115418号公報 特開2001−123666号公報
異種コンクリートを鉛直面を境界として打ち分ける方法としては、境界面にメタルラス等の仕切板を設置しこれをコンクリート打設後も残置する方法や(特許文献1)、境界面に配置された仕切板をコンクリート打設後に引抜き撤去する方法が知られている(特許文献2)。
しかしながら、鉄筋配置面は、鉄筋とコンクリートとの間で応力伝達が行われる、いうなれば鉄筋コンクリート構造の要であって、特許文献1記載の仕切板を鉄筋配置面に設置すると、該仕切板によってコンクリートがきちんと充填されず、その結果、鉄筋とコンクリートとの応力伝達が阻害され、あるいは想定外の応力伝達機構が形成されるおそれがある。
また、特許文献2記載の方法では、打設高さが大きい場合、直上の障害物が邪魔になって引抜き撤去できないケースが生じ、何よりコンクリート打設とは別の作業が必要になるため、その適用範囲は、特許文献2に記載されているようにスリップフォーム工法と併用される場合などに限定される。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、鉄筋とコンクリートとの応力伝達に影響を及ぼすことなく、かつ適用現場が限定されることなく、異種コンクリートを鉄筋配置面の内外で打ち分けることが可能な鉄筋コンクリート構造及びその構築方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は請求項1に記載したように、並列に配置された複数の鉄筋と、該複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に配置された多孔体とで仕切り手段を構成することで、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側とが、前記互いに隣り合う鉄筋間では前記多孔体で、それらの鉄筋が配置された箇所では該各鉄筋でそれぞれ仕切られるようになっているとともに、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設したものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は、前記多孔体を、前記隣り合う鉄筋の各材軸を含む配置面に配置される多孔部材としたものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は、前記多孔部材を網状部材で構成したものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は、前記多孔体としての網状部及び前記鉄筋と前記コンクリートとの付着が阻害されないように構成された取付部を面内方向に沿って交互に繰り返し配置することで網状シートを構成し、該網状シートを、前記網状部が前記隣り合う鉄筋の間に位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し又は該複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置したものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は請求項5に記載したように、並列に配置された複数の鉄筋と、該複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に配置された多孔体とで仕切り手段を構成するとともに、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設した鉄筋コンクリート構造であって、網状部と取付部とを面内方向に沿って交互に繰り返し配置することで網状シートを構成し、該網状シートを、前記網状部が前記多孔体として前記隣り合う鉄筋の間に位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し又は該複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置するとともに、前記取付部を伸縮性線材で構成したものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造は、前記2種類のコンクリートのうち、前記仕切り手段の躯体表面側に打設されるコンクリートを高耐久コンクリート又は繊維補強コンクリートとしたものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造の構築方法は請求項7に記載したように、第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
網状部と取付部とが面内方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる網状シートを、前記複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に前記網状部が位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し、
前記第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋に隣接されるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
前記第1の組に属する複数の鉄筋と前記網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれらが固化する前にそれぞれ打設するものである。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート構造の構築方法は請求項8に記載したように、第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
網状部と取付部とが面内方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる網状シートを、前記複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に前記網状部が位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるようにかつ前記複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置し、
前記第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋との間に前記網状シートが挟み込まれるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
前記第1の組に属する複数の鉄筋と前記網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれらが固化する前にそれぞれ打設するものである。
鉄筋コンクリート工事においては、「鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの付着による応力の伝達が十分に行われ、かつコンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるよう、過小であってはならない。本項の規定は、この点を考慮し、粗骨材の最大寸法及び鉄筋の径を要因として取り上げて定め、所用のあきの最小値を示したものである」(建築工事標準仕様書・同解説5 鉄筋コンクリート工事 第10版、日本建築学会編、第220頁)と記載されていることからもわかる通り、配筋するにあたっては、フレッシュコンクリートが通過できるよう、鉄筋相互にあきが設けられるものであるが、本発明においては、鉄筋相互のあきを介してフレッシュコンクリートを移動させるのではなく、それらのあきに多孔体を配置する。
すなわち、本発明に係る鉄筋コンクリート構造及びその構築方法においては、並列に配置された複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に多孔体を配置する。
このようにすると、隣り合う鉄筋とその間に配置された多孔体とが仕切り手段を構成する、つまり鉄筋が仕切り手段の一部となるので、該鉄筋には必然的にフレッシュコンクリートが到達する。
そのため、鉄筋配置面を境界としたコンクリートの打ち分けを仮に仕切板だけで行おうとした場合において、鉄筋に近接配置された仕切板が障壁となって鉄筋にフレッシュコンクリートが到達しなくなるといった事態は未然に回避される。
互いに隣り合う鉄筋の間に多孔体を配置したならば、上述したように、隣り合う鉄筋とその間に配置された多孔体とが仕切り手段として機能し、該仕切り手段がフレッシュコンクリートの移動を制限するので、かかる状態で互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれらが固化する前に仕切り手段の躯体表面側とその反対側とにそれぞれ打設する。
このようにすれば、鉄筋が配置された箇所では、該鉄筋によってコンクリートの移動が完全に遮断され、多孔体が配置された箇所では、該多孔体に形成された孔にコンクリートの粗骨材が両方向から嵌り込んでコンクリートの移動が制限されることとなり、かくしてコンクリートと鉄筋とを確実に付着させつつ、異種コンクリートを鉄筋配置面で打ち分けることが可能となる。
異種コンクリートの打ち分け境界となる鉄筋配置面は、鉛直面とするのが典型例であって、その場合、柱、壁及び梁が本発明の適用対象となるが、スラブを異種コンクリートで打ち分ける場合に例えばコンクリートの流動性の関係で本発明を適用した方がバイブレータの多用を避けることができるなどの事情があれば、鉄筋配置面を水平面とする構成が排除されるものではない。
多孔体は、異種コンクリートの移動を制限しつつ、両者を一体化させることができる限り、どのように構成するかは任意であって、孔の形状や大きさ、あるいは母材の構成材料は適宜選択することが可能であり、例えば、隣り合う鉄筋の各材軸を含む配置面に配置される多孔部材で構成することができる。
多孔部材は、一定の形状を有するものであって、パンチングメタルや樹脂パンチング等で構成することができるが、樹脂等で形成された網状部材で構成すれば、安価に調達できるだけでなく、軽量でかつ折り畳みや展開が自在であるため、コンクリート打設前の作業を短時間に行うことが可能となる。
なお、本発明でいう網状とは、孔と該孔を取り囲む母材との関係において、孔の大きさや面積が母材の幅や面積よりも十分に大きい状態を意味するものであって、網状部材には、紐状体を編んでなるものや、一般にネットと呼ばれるものをはじめ、樹脂や金属で網目状あるいは格子状に形成されたものが包摂される。
多孔体は、上述した多孔部材以外にも、多孔体としての網状部を所定の取付部と面内方向に沿って交互に繰り返し配置してなる網状シートとして構成することが可能である。
かかる網状シートは、
(a) 隣り合う鉄筋の間に網状部が位置決めされ、該各鉄筋に取付部がそれぞれ位置決めされるように、複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置する
(b) 隣り合う鉄筋の間に網状部が位置決めされ、該各鉄筋に取付部がそれぞれ位置決めされるように、複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置する
という2つの配置構成が典型例となる。
なお、鉄筋は、柱であれば主筋とそれに直交する帯筋、壁であれば主筋とそれに直交する配力筋、梁であれば主筋とそれに直交するあばら筋、スラブであれば主筋とそれに直交する配力筋という具合に、基本的には互いに直交する2組の鉄筋で構成される。
そのため、上述した(a)の場合においては、第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋した後、(a)の構成を実施し、次いで、第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋に隣接されるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、しかる後、第1の組に属する複数の鉄筋と網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設する。
また、(b)の場合においては、第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋した後、(b)の構成を実施し、次いで、第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋との間に網状シートが挟み込まれるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、しかる後、第1の組に属する複数の鉄筋と網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設する。
取付部は、網状部同士をつなぐ役割を果たすほか、網状シート全体を鉄筋に取り付ける役目を果たすが、鉄筋とコンクリートとの付着が阻害されない限り、取付部をどのように構成するかは任意であって、網状部と同一の構成とすれば、網状シートを容易に製作することができる。一方、取付部を網状部よりも目開き寸法が大きな網状に形成すれば、鉄筋とコンクリートとをより確実に付着させることができる。
ここで、取付部を伸縮性線材で構成したならば、該伸縮性線材の伸びを調整することにより、網状部を、隣り合う鉄筋の間に確実に位置決めすることができるとともに、伸縮性線材の配置ピッチを適宜設定することで、鉄筋とコンクリートとの付着をさらに確実にすることも可能となる。
2種類のコンクリートは、要求される機能に応じてそれぞれ適宜選定すればよいが、仕切り手段の躯体表面側に打設されるコンクリートを、高耐久コンクリート又は繊維補強コンクリートとする構成が典型例となる。
第1実施形態に係る鉄筋コンクリート構造1の図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A線方向から見た矢視図。 鉄筋コンクリート構造1を構築する様子をB−B線に沿う断面で示した施工図。 変形例に係る鉄筋コンクリート構造31の図であり、(a)は横断面図、(b)はC−C線に沿う鉛直断面図。 鉄筋コンクリート構造31を構築する様子を示した施工図。 第2実施形態に係る鉄筋コンクリート構造51の図であり、(a)は水平断面図、(b)はD−D線に沿う鉛直断面図、(c)はE−E線方向から見た矢視図。 変形例に係る網状シートの正面図。 変形例に係る鉄筋コンクリート構造の水平断面図。
以下、本発明に係る鉄筋コンクリート構造及びその構築方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る鉄筋コンクリート構造を柱部材に適用した例を示したものである。同図に示すように、本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造1は、鉛直方向に並列配置された複数の主筋2aと該主筋の周囲にかつ直交するように並列配置された帯筋2bとをコンクリート5,6に埋設することで、同図の例では正方形断面の柱部材として構成してある。
主筋2a,2aの間には、それらの材軸を含む配置面に網状部材4を配置してあり、該網状部材は、主筋2a,2aとともに、コンクリート5,6を打ち分けるための仕切り手段を構成する。
網状部材4は、樹脂で形成してあるとともに、幅が主筋2a,2aのあき寸法と同等になるように構成してあり、コンクリート5,6の移動を制限しつつ、該コンクリートを一体化できるよう、目開き寸法を粗骨材が嵌り込む大きさ、例えば5mm程度に設定してある。
なお、網状部材4の長さは、鉄筋コンクリート構造1が、主筋2aを継ぎ足しつつ適当な打設高さで鉛直上方に構築が進行していくことから、主筋2aの長さやコンクリートの打設高さを考慮して適宜決定すればよい。
コンクリート6は、複数の主筋2aとそれらの間に配置された網状部材4とで構成される仕切り手段の躯体表面側に、コンクリート5は、その反対側にそれぞれ打設されるものであって、コンクリート6は機能性コンクリート、コンクリート5は普通コンクリートで構成してある。
コンクリート6は、高耐久コンクリート又は繊維補強コンクリートで構成することができる。
本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造1を構築するには、まず、主筋2aを先行配筋する。
次に、主筋2a,2aの間に網状部材4をそれぞれ配置する。網状部材4は、主筋2a,2aの間に仮保持し、その状態で結束線等を用いて主筋2a,2aに取り付ければよい。
なお、網状部材4は、主筋2aと同様、上方へと継ぎ足されるものであるため、次のコンクリート打設終了時のコンクリート天端から上端が突出するようにその長さを適宜調整しておく。
次に、帯筋2bを主筋2aの回りに配筋する。
次に、躯体表面となる位置に型枠(図示せず)を立て込んだ後、図2に示すように、主筋2a,2aとそれらの間に各々配置された網状部材4とで構成される仕切り手段の躯体表面側、すなわちかぶり領域に機能性コンクリートであるコンクリート6を、その反対側である断面中央に普通コンクリートであるコンクリート5をそれぞれ打設する。
このようにすると、コンクリート5,6は、主筋2a,2aが配置された箇所では、該主筋によって移動が完全に遮断され、網状部材4が配置された箇所では、該網状部材に形成された孔(網目)にコンクリート5,6の粗骨材が両方向から嵌り込んで移動が制限される。
そのため、コンクリート5,6は、互いに混じり合うことなく、網状部材4に形成された孔(網目)を介して相互に一体化する。
コンクリート5,6は同図に示すように、コンクリート6の天端をコンクリート5の天端よりも若干高く保ちながら打設するのが望ましい。
このようにすると、機能性コンクリートであるコンクリート6をかぶり領域に確実に充填することができる。
コンクリート5,6の打設が完了したならば、コンクリートの強度発現を待って、適当な時期に型枠を解体撤去すればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造1及びその構築方法によれば、互いに隣り合う主筋2a,2aの間に網状部材4を配置したので、それら主筋2a,2aと網状部材4とが、コンクリート5,6を打ち分けるための仕切り手段として機能する。
そのため、上述した仕切り手段の躯体表面側にコンクリート6を、その反対側にコンクリート5を打設すると、コンクリート5,6は、互いに混じり合うことなく該仕切り手段で明確に打ち分けられるとともに、網状部材4の網目を介して互いに一体化する。
加えて、主筋2aが仕切り手段の一部となるので、該主筋には必然的にフレッシュコンクリート5,6が到達し、該コンクリートは主筋2aの周面に確実に付着する。
そのため、コンクリート5,6と主筋2aとの応力伝達が阻害されることなく、鉄筋配置面を境界とした異種コンクリートの打ち分けが可能となる。
本実施形態では、本発明の多孔体を多孔部材、特に樹脂製の網状部材4で構成したが、これに代えて、メタルラスで構成された網状部材としてもよいし、パンチングメタルや樹脂パンチングで構成された多孔部材としてもかまわない。
また、本実施形態では、コンクリート5,6を同時打設するものとしたが、それらの一方のみが打設された状態でも他方の打設領域への移動が網状部材4によって制限できるのであれば、コンクリート5及びコンクリート6のうち、一方のコンクリートを先行打設し、そのコンクリートが固化する前に他方のコンクリートを打設するようにしてもかまわない。
また、本実施形態では、本発明を柱部材に適用した場合について説明したが、これに代えて、壁部材や梁部材にも同様に本発明を適用することが可能である。
図3は、本発明を梁部材に適用した例を示したものである。同図に示す鉄筋コンクリート構造31は、水平方向に並列配置された複数の主筋32aと、該主筋の周囲にかつ直交するように並列配置されたあばら筋32bとをコンクリート5,6に埋設することで、同図の例では長方形断面の梁部材として構成してある。
主筋32a,32aのうち、下方に位置する主筋32a,32aの間と、各側方に位置する主筋32a,32aの間には網状部材34,35をそれぞれ配置してあり、該網状部材は、主筋32a,32aとともに、コンクリート5,6を打ち分けるための仕切り手段を構成する。
なお、網状部材34は、異種コンクリートの打ち分け境界となる鉄筋配置面を水平面とした場合に該当する。
網状部材34,35はそれぞれ樹脂で形成してあり、網状部材34は、幅が梁幅方向に沿った主筋32a,32aのあき寸法と同等になるように、網状部材35は、高さが梁成方向に沿った主筋32a,2aのあき寸法と同等になるように、それぞれ構成してあるとともに、コンクリート5,6の移動を制限しつつ、該コンクリートを一体化できるよう、目開き寸法を粗骨材が嵌り込む大きさ、例えば5mm程度に設定してある。
本変形例に係る鉄筋コンクリート構造31を構築するには、まず、主筋32aを先行配筋する。
次に、主筋32a,32aの間に網状部材34,35をそれぞれ配置する。網状部材34,35は、主筋32a,32aの間に仮保持し、その状態で結束線等を用いて主筋32a,32aに取り付ければよい。
次に、帯筋32bを主筋32aの回りに配筋する。
次に、図4(a)に示すように躯体表面となる位置に型枠41を立て込んだ後、主筋32a,32aとそれらの間に配置された網状部材34とで構成される仕切り手段の躯体表面側、すなわち梁下面のかぶり領域と、主筋32a,32aとそれらの間に配置された網状部材35とで構成される仕切り手段の躯体表面側、すなわち梁側面のかぶり領域に機能性コンクリートであるコンクリート6をそれぞれ打設する。
コンクリート6の天端が梁下に位置する主筋32aの設置高さを上回ったならば、同図(b)に示すように、主筋32a,32aとそれらの間に配置された網状部材34,35とで構成される仕切り手段の断面中央側に普通コンクリートであるコンクリート5を打設する。
このようにすると、コンクリート5,6は、主筋32a,32aが配置された箇所では、該主筋によって移動が完全に遮断され、網状部材34,35が配置された箇所では、該網状部材に形成された孔(網目)にコンクリート5,6の粗骨材が両方向から嵌り込んで移動が制限される。
そのため、コンクリート5,6は、互いに混じり合うことなく、網状部材34,35に形成された孔(網目)を介して相互に一体化する。
コンクリート5,6は図4(b)に示すように、コンクリート6の天端をコンクリート5の天端よりも若干高く保ちながら打設するのが望ましい。
このようにすると、機能性コンクリートであるコンクリート6をかぶり領域に確実に充填することができる。
コンクリート5,6の打設が完了したならば、コンクリートの強度発現を待って、適当な時期に型枠41を解体撤去すればよい。
本変形例においても上述した実施形態とほぼ同様の作用効果を奏するが、ここではその説明を省略する。
なお、本変形例では、コンクリート6を打設中、その天端が梁下に位置する主筋32aの設置高さを上回っても、コンクリート6が断面中央に進入しないよう、下方に位置する主筋32a,32aの間に網状部材34を配置するようにしたが、そのようなおそれがないのであれば、網状部材34を省略してもかまわない。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明に係る鉄筋コンクリート構造を壁部材に適用した例を示したものである。同図に示すように、本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造51は、鉛直方向に並列配置された複数の主筋52aと、該主筋の躯体表面側にかつ該主筋と直交するように並列配置された配力筋52bとをコンクリート5,6に埋設して構成してあり、主筋52aは、本発明では第1の組に属する鉄筋に該当し、配力筋52bは第2の組に属する鉄筋に該当する。
複数の主筋52aの躯体表面側には、該各主筋の材軸を含む配置面と平行になるようにかつ配力筋52bとの間に挟み込まれる形で網状シート54を隣接配置してあり、該網状シートは、網状部55と取付部56とを面内方向に沿って交互に繰り返し配置して構成してある。
網状シート54は、網状部55が本発明の多孔体として主筋52a,52aの間に位置決めされ、取付部56が各主筋52aにそれぞれ位置決めされるように、主筋52aに隣接配置してあり、網状部55は、主筋52a,52aとともに、コンクリート5,6を打ち分けるための仕切り手段を構成する。
かかる網状シート54は、全体を格子状に形成してあり、例えば樹脂で形成することができる。
ここで、網状部55は、コンクリート5,6の移動を制限しつつ、該コンクリートを一体化できるよう、格子寸法(目開き寸法)を粗骨材が嵌り込む大きさ、例えば5mm程度に設定してある。
一方、取付部56は、網状部55と格子寸法が異なっており、主筋52aとコンクリート5,6との間で確実な付着が行われるよう、網状部55よりも格子寸法を大きくしてある。
コンクリート6は、複数の主筋52aとそれらの間に位置決めされた網状部55とで構成される仕切り手段の躯体表面側に、コンクリート5は、その反対側にそれぞれ打設される。
本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造51を構築するには、まず、主筋52aを先行配筋する。
次に、網状シート54を、主筋52aの材軸を含む配置面と平行になるように該各主筋の躯体表面側に隣接配置する。このとき、網状部55が主筋52a,52aの間に位置決めされ、取付部56が各主筋52aにそれぞれ位置決めされるようにする。
網状シート54は、取付部56の網目に結束線等を挿通し、これを主筋52aに結び付けることで該主筋に容易に取り付けることができる。
次に、主筋52aとの間に網状シート54が挟み込まれるように配力筋52bを配筋する。
次に、躯体表面となる位置に型枠(図示せず)を立て込んだ後、図2で説明したと同様にして、主筋52a,52aとそれらの間に位置決めされた網状部55とで構成される仕切り手段の躯体表面側、すなわちかぶり領域に機能性コンクリートであるコンクリート6を打設し、その反対側である断面中央に普通コンクリートであるコンクリート5を打設する。
このようにすると、コンクリート5,6は、主筋52a,52aが配置された箇所では、該主筋によって移動が完全に遮断され、網状部55が位置する箇所では、該網状部に形成された孔(網目)にコンクリート5,6の粗骨材が両方向から嵌り込んで移動が制限される。
そのため、コンクリート5,6は、互いに混じり合うことなく、網状部55に形成された孔(網目)を介して相互に一体化する。
コンクリート5,6は、機能性コンクリートであるコンクリート6がかぶり領域に確実に充填されるように、コンクリート6の天端をコンクリート5の天端よりも若干高く保ちながら打設するのが望ましい。
コンクリート5,6の打設が完了したならば、コンクリートの強度発現を待って、適当な時期に型枠を解体撤去すればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る鉄筋コンクリート構造51及びその構築方法によれば、互いに隣り合う主筋52a,52aの間に網状部55を位置決めしたので、それら主筋52a,52aと網状部55とが、コンクリート5,6を打ち分けるための仕切り手段として機能する。
そのため、上述した仕切り手段の躯体表面側にコンクリート6を、その反対側にコンクリート5を打設すると、コンクリート5,6は、互いに混じり合うことなく該仕切り手段で明確に打ち分けられるとともに、網状部55の網目を介して互いに一体化する。
加えて、主筋52aが仕切り手段の一部となるので、該主筋には必然的にフレッシュコンクリート5,6が到達し、該コンクリートは主筋52aの周面に確実に付着する。
そのため、コンクリート5,6と主筋52aとの応力伝達が阻害されることなく、鉄筋配置面を境界とした異種コンクリートの打ち分けが可能となる。
また、本実施形態に係る鉄筋コンクリート51によれば、網状部55と取付部56とを面内方向に沿って交互に繰り返し配置することで網状シート54を構成するとともに、取付部56の格子寸法を網状部55よりも大きくした上、網状部55が主筋52a,52aの間に位置決めされ、取付部56が各主筋52aにそれぞれ位置決めされるように、網状シート54を主筋52aに隣接配置したので、主筋52a,52aの間では、網状部55によってコンクリート5,6の移動を制限しつつ、主筋52aとコンクリート5,6とを確実に付着させることが可能となる。
本実施形態では、コンクリート5,6を同時打設するものとしたが、それらの一方のみが打設された状態でも他方の打設領域への移動が網状部55によって制限できるのであれば、コンクリート5及びコンクリート6のうち、一方のコンクリートを先行打設し、そのコンクリートが固化する前に他方のコンクリートを打設するようにしてもかまわない。
また、本実施形態では、本発明を壁部材に適用した場合について説明したが、これに代えて、柱部材や梁部材にも同様に本発明を適用することが可能である。
また、本実施形態では特に言及しなかったが、網状シート54を正面(図5(c))から見て90゜回転させた形で配置することにより、網状部55を配力筋52b,52bの間に位置決めし、取付部56を配力筋52bに位置決めするようにしてもかまわない。
ちなみに、かかる構成では、配力筋52b,52bとそれらの間に配置される網状部55が、コンクリート5,6の移動を制限する仕切り手段として機能する。
また、本実施形態では、主筋52aとコンクリート5,6との間で確実な付着が行われるよう、取付部56の格子寸法を網状部55よりも大きくしたが、網状部55の格子寸法と同等であっても主筋52aとコンクリート5,6との付着が阻害されないのであれば、取付部56の格子寸法を網状部55と同じにしてもかまわない。
この場合、取付部56と網状部55とは同一構成となるため、網状シート54の製造コストを低減することが可能となる。
また、本実施形態では特に言及しなかったが、網状シート54を配置するにあたっては、網状部55を主筋52a,52aの間に、取付部56を各主筋52aにそれぞれ位置決めする必要があるため、主筋52aの配置間隔ごとに網状シート54を取り揃えなければならないが、これが難しい場合、図6に示すように、伸縮性線材61を多段配置してなる取付部62を網状部55,55の間に介在させ、該網状部を伸縮性線材61でつなぐように構成したならば、該伸縮性線材の伸びを調整することにより、網状部55を、隣り合う主筋52a,52aの間に確実に位置決めすることができるとともに、伸縮性線材61の配置ピッチを適宜設定することで、主筋52aとコンクリート5,6との付着をさらに確実にすることも可能となる。
また、本実施形態では、網状シート54を、主筋52aの材軸を含む配置面と平行になるように該各主筋に隣接配置するようにしたが、これに代えて、図7に示すように、網状部55が主筋52a,52aの間に位置決めされ、取付部56が各主筋52aにそれぞれ位置決めされるように、該主筋に網状シート54を交互に掛け回すようにしてもよい。
かかる構成においても、上述した実施形態とほぼ同様の作用効果を奏するが、ここではその説明を省略する。
なお、上述した各変形例、特に取付部に関する変形例については、図7の構成にも同様に適用することが可能である。
1,31,51 鉄筋コンクリート構造
2a,32a 主筋(鉄筋)
2b 帯筋(鉄筋)
4,34,35 網状部材(多孔部材、多孔体)
5 普通コンクリート
6 機能性コンクリート
32b あばら筋(鉄筋)
52a 主筋(第1の組に属する鉄筋)
52b 配力筋(第2の組に属する鉄筋)
54 網状シート
55 網状部
56,62 取付部
61 伸縮性線材

Claims (8)

  1. 並列に配置された複数の鉄筋と、該複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に配置された多孔体とで仕切り手段を構成することで、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側とが、前記互いに隣り合う鉄筋間では前記多孔体で、それらの鉄筋が配置された箇所では該各鉄筋でそれぞれ仕切られるようになっているとともに、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設したことを特徴とする鉄筋コンクリート構造。
  2. 前記多孔体を、前記隣り合う鉄筋の各材軸を含む配置面に配置される多孔部材とした請求項1記載の鉄筋コンクリート構造。
  3. 前記多孔部材を網状部材で構成した請求項2記載の鉄筋コンクリート構造。
  4. 前記多孔体としての網状部及び前記鉄筋と前記コンクリートとの付着が阻害されないように構成された取付部を面内方向に沿って交互に繰り返し配置することで網状シートを構成し、該網状シートを、前記網状部が前記隣り合う鉄筋の間に位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し又は該複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置した請求項1記載の鉄筋コンクリート構造。
  5. 並列に配置された複数の鉄筋と、該複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に配置された多孔体とで仕切り手段を構成するとともに、該仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれぞれ打設した鉄筋コンクリート構造であって、網状部と取付部とを面内方向に沿って交互に繰り返し配置することで網状シートを構成し、該網状シートを、前記網状部が前記多孔体として前記隣り合う鉄筋の間に位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し又は該複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置するとともに、前記取付部を伸縮性線材で構成したことを特徴とする鉄筋コンクリート構造。
  6. 前記2種類のコンクリートのうち、前記仕切り手段の躯体表面側に打設されるコンクリートを高耐久コンクリート又は繊維補強コンクリートとした請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の鉄筋コンクリート構造。
  7. 第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
    網状部と取付部とが面内方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる網状シートを、前記複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に前記網状部が位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるように前記複数の鉄筋に交互に掛け回す形で配置し、
    前記第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋に隣接されるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
    前記第1の組に属する複数の鉄筋と前記網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれらが固化する前にそれぞれ打設することを特徴とする鉄筋コンクリート構造の構築方法。
  8. 第1の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
    網状部と取付部とが面内方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる網状シートを、前記複数の鉄筋のうち、互いに隣り合う鉄筋の間に前記網状部が位置決めされ該各鉄筋に前記取付部がそれぞれ位置決めされるようにかつ前記複数の鉄筋の各材軸を含む配置面と平行になるように該鉄筋に隣接配置し、
    前記第1の組に属する複数の鉄筋に直交するようにかつ該複数の鉄筋との間に前記網状シートが挟み込まれるように第2の組に属する複数の鉄筋を並列に配筋し、
    前記第1の組に属する複数の鉄筋と前記網状部とで構成される仕切り手段の躯体表面側とその反対側に、互いに配合が異なる2種類のコンクリートをそれらが固化する前にそれぞれ打設することを特徴とする鉄筋コンクリート構造の構築方法。
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