JP6575689B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6575689B2
JP6575689B2 JP2018543743A JP2018543743A JP6575689B2 JP 6575689 B2 JP6575689 B2 JP 6575689B2 JP 2018543743 A JP2018543743 A JP 2018543743A JP 2018543743 A JP2018543743 A JP 2018543743A JP 6575689 B2 JP6575689 B2 JP 6575689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
width direction
gear
door
tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018543743A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018066201A1 (ja
Inventor
康裕 関戸
康裕 関戸
小林 亮
亮 小林
加藤 慎也
慎也 加藤
優輝 津曲
優輝 津曲
松栄 哲也
哲也 松栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JPWO2018066201A1 publication Critical patent/JPWO2018066201A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6575689B2 publication Critical patent/JP6575689B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • F24F13/12Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of sliding members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00692Damper doors moved by translation, e.g. curtain doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/02Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
    • B60H1/04Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant
    • B60H1/08Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator
    • B60H1/10Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator the other radiator being situated in a duct capable of being connected to atmosphere outside vehicle
    • B60H1/12Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant from other radiator than main radiator the other radiator being situated in a duct capable of being connected to atmosphere outside vehicle using an air blower
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H2001/00728Film doors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年10月3日に出願された日本特許出願番号2016−195888号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、開閉装置に関するものである。
従来、開閉装置では、送風通路を形成するケーシングと、スライドが可能に構成されてスライドによって送風通路を開閉するドア本体を有するスライドドアとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
スライドドアのドア本体のうち幅方向一方側にのみスライドギアがスライド方向に亘って形成されている。
さらに、開閉装置では、スライドギアとともにラックアンドピニオンを構成する平歯車が設けられている。平歯車は、スライドギアに対して噛み合うように配置されている。つまり、ドア本体のうち幅方向一方側にのみスライドギアと平歯車とが配置されていることになる。そして、平歯車が回転する際に、平歯車からスライドギアを通してドア本体に駆動力が伝達されることによりスライドドアがスライドする。
特開2015−123834号公報
上記開閉装置では、上述の如く、ドア本体のうち幅方向一方側にスライドギアと平歯車とが配置されている。このため、平歯車の回転に伴って平歯車によってスライドギアを通してドア本体の幅方向一方側を駆動することになる。したがって、スライドドアがスライドする際にドア本体が幅方向にずれてしまう。
本開示は、スライドドアが幅方向にずれることを抑制するようにした開閉装置を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、開閉装置は、空気通路を形成するケーシングと、スライドが可能に構成されて、スライドによって空気通路を開閉するドア本体と、ドア本体のうち幅方向の一方側に配置されてスライド方向に亘って第1歯が形成されているスライドギアと、を備えるスライドドアと、幅方向に延びる軸線を中心として回転自在に構成されて、軸線を中心とする円周方向に亘って第2歯が形成されて、第1歯および第2歯が互いに噛み合うように配置されている駆動ギアと、を備える。開閉装置は、駆動ギアが回転する際に駆動ギアからスライドギアを通してスライドドアに駆動力が伝達されることによりスライドドアをスライドさせる。前記スライドギアは、前記ドア本体の幅方向の片側のみに設置されている。前記駆動ギアは、前記スライドギアを支えて前記スライドギアが前記幅方向にずれることを抑制することにより、前記駆動ギアの回転に伴って前記ドア本体が前記幅方向にずれることを抑制する。前記駆動ギアおよび前記スライドギアは、それぞれ、前記軸線に対して斜めに伸びる山歯車である。前記駆動ギアの各歯(30a)は、前記幅方向の前記一方側においては、前記幅方向の中央に近付くほど前記軸線を中心とする周方向の一方側に伸びると共に、前記幅方向の中央よりも他方側においては、前記幅方向から遠ざかるほど前記軸線を中心とする前記周方向の前記一方側とは反対側に伸びる。前記スライドギアの各歯(50a)は、前記幅方向の中央よりも前記一方側においては、前記幅方向の中央に近付くほど前記スライド方向の一方側に伸びると共に、前記幅方向の中央よりも他方側においては、前記幅方向の中央から遠ざかるほど前記スライド方向の前記一方側とは反対側に伸びる。
本開示の他の観点によれば、開閉装置は、空気通路(11a)を形成するケーシング(10)と、スライドが可能に構成されて、前記スライドによって前記空気通路を開閉するドア本体(41)と、前記ドア本体のうち幅方向の一方側に配置されて前記スライド方向に亘って第1歯(50a)が形成されているスライドギア(50、50x)と、を備えるスライドドア(40)と、前記幅方向に延びる軸線(S)を中心として回転自在に構成されて、前記軸線を中心とする円周方向に亘って第2歯(30a)が形成されて、前記第1歯および前記第2歯が互いに噛み合うように配置されている駆動ギア(30、30x)と、を備え、前記駆動ギアが回転する際に前記駆動ギアから前記スライドギアを通して前記スライドドアに駆動力が伝達されることにより前記スライドドアを前記スライドさせる開閉装置であって、前記スライドギアを前記幅方向の他方側から支えることにより前記駆動ギアの回転に伴って前記ドア本体が前記幅方向の他方側にずれることを抑制する支持部(26)と、前記軸線を中心として回転自在に構成されているシャフト(20)と、を更に備え、前記駆動ギアは、前記シャフトに対して前記軸線を中心とする径方向外側に設けられており、前記支持部は、前記スライドギアに対して前記幅方向の他方側に配置されて、かつ前記シャフトに対して前記径方向外側に設けられており、前記シャフトの回転に伴って前記支持部が前記駆動ギアとともに回転するようになっている
したがって、スライドドアが幅方向にずれることを抑制するようにした開閉装置を提供することができる。
但し、スライドドアの幅方向とは、ドア本体のスライド方向に直交し、かつ厚み方向に直交する方向である。
第1実施形態における車載空調装置の室内空調ユニットの正面図である。 図1の室内空調ユニットのうち吹出開口部およびギア付近の内部構造を示す断面図である。 図2中III−III断面図である。 図3A中B部分の拡大図である。 第2実施形態の室内空調ユニットにおいて吹出開口部およびギア付近の断面図であって、図2中IV−IV断面図に相当する図である。 図4中A部分の拡大図である。 第3実施形態の室内空調ユニットにおいて吹出開口部およびギア付近の断面図である。 図6中VII−VII断面図に相当する図である。 他の実施形態における図2中IV−IV断面図に相当する図である。 他の実施形態における図2中IV−IV断面図に相当する図である。 他の実施形態における図2中IV−IV断面図に相当する図である。 他の実施形態における図2中IV−IV断面図に相当する図である。 他の実施形態における図2中III−III断面図である。 図12A中C部分の拡大図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本開示の開閉装置が適用されている車載空調装置の室内空調ユニット1の第1実施形態について図1、図2、図3A、図3Bを参照して説明する。
本実施形態の室内空調ユニット1は、図1および図2に示すように、ケーシング10を備える。ケーシング10は、ブロアユニットから送風される空気流の温度を調節する冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、エアミックスドア等を収納する。本実施形態のケーシング10は、ポリプロピレン等の樹脂材料によって構成されている。
具体的には、ケーシング10は、上面12a、下面12b、および側面14a、14b、14c、14dを備える。上面12aは、側面14a、14b、14c、14dによって囲まれる空間を天地方向上側から覆うように配置されている。下面12bは、側面14a、14b、14c、14dによって囲まれる空間の天地方向下側を塞ぐように配置されている。
側面14a、14b、14c、14dは、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、エアミックスドア等を収納する空間を形成する。ケーシング10のうち上面12aには、吹出開口部11が形成されている。
吹出開口部11は、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、エアミックスドア等によって温度調節された空気流を車室内に吹き出す空気通路11aを形成することになる。本実施形態の上面12aと側面14dとを接続する接続部18は、滑らかな湾曲状に形成されている。
ケーシング10の内部には、モードドアとしてのスライドドア40が配置されている。スライドドア40は、薄板状或いはフィルム状に形成されているドア本体41を備える。ドア本体41は、ポリプロピレン等の樹脂材料によって弾性変形が可能に構成されている。
スライドドア40は、ケーシング10のうち上面12a、側面14dに沿ってスライドが可能に構成されて、スライドによって空気通路11aを開閉する。
以下、説明の便宜上、スライドドア40のスライドする方向をスライド方向Kaとし、スライドドア40の幅方向を幅方向Kbとする。幅方向Kbとは、スライド方向Kaに直交し、かつスライドドア40の厚み方向に直交する方向である。幅方向Kbは、後述するシャフト20および駆動ギア30の軸線Sが延びる方向(以下、軸線方向という)に平行になっている。
本実施形態のケーシング10の上面12a、14dの内部側には、スライドドア40をその厚み方向から支えるレール13a、13bが設けられている。
具体的には、レール13a、13bは、それぞれ、上面12a、側面14d(すなわち、スライド方向Ka)に沿って長板状に延びるように形成されている。
レール13aは、ケーシング10の側面14aによって支持されている。レール13aは、スライドドア40のうち幅方向Kb一方側を厚み方向から支える。つまり、スライドドア40のうち幅方向Kb一方側は、上面12aとレール13aとの間に配置されている。このため、スライドドア40のうち幅方向Kb一方側とレール13aとが厚み方向にて重なるシール代Saが形成されることになる。
レール13bは、ケーシング10の側面14bによって支持されている。レール13bは、スライドドア40のうち幅方向Kb他方側を厚み方向から支える。つまり、スライドドア40のうち幅方向Kb他方側は、上面12aとレール13bとの間に配置されている。このため、スライドドア40のうち幅方向Kb他方側とレール13bとが厚み方向にて重なるシール代Sbが形成されることになる。
ここで、シール代Sa、Sbは、ケーシング10の側面14a、14bとスライドドア40との間の隙間を通してケーシング10の外側と内側との間で空気が流通することを抑制する。
本実施形態のレール13aには、後述する駆動ギア30をケーシング10の接続部18との間に収納する収納部15が形成されている。収納部15は、ケーシング10の内側に凸となる円弧状に形成されている。
ドア本体41の裏面側のうち幅方向Kb一方側には、スライド方向Kaに亘って歯50a(すなわち、第1歯)が形成されているスライドギア50が形成されている。すなわち、スライドギア50は、ドア本体41の裏面側のうち幅方向Kb一方側においてスライド方向Kaに延びるように形成されている。ドア本体41の裏面とは、ドア本体41の厚み方向のうちケーシング10の内側(すなわち、上面12aと反対側)に向いている面のことである。スライドギア50は、樹脂材料等によって構成されて、ドア本体41の変形に伴って変形可能に構成されている。
駆動ギア30は、シャフト20のうち軸線方向の一方側に配置されている。駆動ギア30は、シャフト20に対して軸線Sを中心とする径方向外側において軸線Sを中心とする円周方向に亘って歯(すなわち、第2歯)30aが形成されている駆動ギアである。軸線Sは、幅方向Kbに延びる仮想線である。
シャフト20は、軸線Sを中心とする円柱状に形成されている。シャフト20および駆動ギア30は、樹脂材料等によって一体成形されている。このことにより、駆動ギア30は、シャフト20によって支持されていることになる。シャフト20のうち軸線Sの方向の他方側は、ケーシング10の側面14aの貫通孔を介してケーシング10の外側に突起している。
このことにより、駆動ギア30およびシャフト20は、それぞれ、ケーシング10の側面14aに対して軸線Sを中心として回転自在に構成されていることになる。駆動ギア30およびスライドギア50は、ラック・アンド・ピニオンを構成する。シャフト20は、電動モータ或いは使用者の操作力によって軸線Sを中心に回転される。
駆動ギア30の歯30aは、スライドギア50の歯50aに対して噛み合うように配置されている。本実施形態の駆動ギア30は山歯車である。また、図3Bに示すように、スライドギア50も山歯車である。したがって、駆動ギア30およびスライドギア50は、それぞれ、軸線Sに対して斜めに伸びる歯車である。図3Bは、図3中B部分の拡大図である。ただし、図3Bでは、レール13aは省略されている。
より具体的には、駆動ギア30の各歯30aは、幅方向Kb中央よりも一方側(すなわち図3A中左側)においては、幅方向Kb中央に近付くほど軸線Sを中心とする周方向の一方側に伸びる。また、駆動ギア30の各歯30aは、幅方向Kb中央よりも他方側(すなわち図3A中右側)においては、幅方向Kbから遠ざかるほど軸線Sを中心とする周方向の上記一方側とは反対側に伸びる。
また、スライドギア50の各歯50aは、幅方向Kb中央よりも一方側(すなわち図3A中左側)においては、幅方向Kb中央に近付くほどスライド方向Kaの一方側(すなわち図3A中下側)に伸びる。また、スライドギア50の各歯50aは、幅方向Kb中央よりも他方側(すなわち図3A中右側)においては、幅方向Kb中央から遠ざかるほどスライド方向Kaの上記一方側とは反対側(すなわち図3A中上側)に伸びる。
このため、駆動ギア30は、駆動ギア30が回転する際にスライドギア50が幅方向Kbにずれることを抑制することにより、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制するスラスト抑制機構を構成することになる。
次に、本実施形態の室内空調ユニット1の作動について説明する。
まず、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。ここで、駆動ギア30の歯20aおよびスライドギア50の歯50aは、互いに噛み合っている。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Ka一方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka一方側にスライドする。その後、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを閉じる。
次に、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Kaの他方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka他方側にスライドする。その後、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを開ける。
このように、駆動ギア30を回転させることによりスライドドア40をスライドさせて空気通路11aを開閉する。この際に、駆動ギア30およびスライドギア50として山歯車が用いられているため、駆動ギア30は、スライドギア50が幅方向Kbにずれることを抑制する。このことにより、スライドドア40が幅方向Kbにずれることが抑制される。
以上説明した本実施形態によれば、室内空調ユニット1は、空気通路11aを形成するケーシング10とスライドドア40と駆動ギア30とを備える。スライドドア40は、スライドが可能に支持されて、スライドによって空気通路11aを開閉するドア本体41と、ドア本体41の幅方向一方側に配置されてスライド方向Kaに亘って歯50aが形成されているスライドギア50とを備える。
駆動ギア30は、幅方向Kbに延びる軸線Sを中心として回転自在に構成されて、軸線Sを中心とする円周方向に亘って歯30aが形成されて、歯30a、50aが互いに噛み合うように配置されている。駆動ギア30が回転する際に駆動ギア30からスライドギア50を通してスライドドア40に駆動力が伝達されることにより、スライドドア40をスライドさせる。駆動ギア30およびスライドギア50は、それぞれ、スラスト抑制機構としての山歯車を構成する。
以上により、スライドドア40が幅方向にずれることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、シャフト20および駆動ギア30は、スライドドア40の幅方向Kb一方側にのみ設置されている。このため、スライドドア40の幅方向Kbの一方側および他方側のそれぞれにシャフト20および駆動ギア30を配置する場合に比べて、空気通路11a内にシャフト20および駆動ギア30が占有する割合を小さくすることができる。このため、空気通路11a内の通風抵抗を増加させることを抑制することができる。
例えば、駆動ギア30およびスライドギア50が平歯車である場合には、駆動ギア30によってスライドドア40を駆動すると、スライドドア40が幅方向Kbにずれる恐れがある。このため、スライドドア40および吹出開口部11の間を閉じるシール性を保つためには、スライドドア40に対して、吹出開口部11の開口面積を小さめに設定する必要があり、そのため、空気通路11aの通風抵抗が増加してしまう、といった課題があった。
これに対して、本実施形態では、上述の如く、駆動ギア30およびスライドギア50として、それぞれ、山歯車を用いることにより、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制することができる。したがって、スライドドア40によって吹出開口部11の開口部を閉じるシール性を保つためにスライドドア40に対して、吹出開口部11の開口面積を小さくする必要がなく、空気通路11aの通風抵抗が増加することを抑制することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制するために、駆動ギア30およびスライドギア50として、それぞれ、スラスト抑制機構としての山歯車を用いる例について説明したが、これに代えて、スライドドア40およびケーシング10によってスラスト抑制機構60を構成する例について図4、図5を参照して説明する。
本実施形態の室内空調ユニット1においてスラスト抑制機構60以外の構成は、上記第1実施形態の室内空調ユニット1と同じであるため、他の構成の説明は省略する。
スラスト抑制機構60は、リブ61と凹部62とから構成されている。リブ61はドア本体41の表面41aから厚み方向一方側に突起する突起部である。リブ61は凸部に対応する。凹部62は、ケーシング10の上面12aのうち厚み方向一方側に凹む凹部である。
凹部62は、吹出開口部11に対して幅方向Kb一方側に配置されている。リブ61が凹部62に入るようにリブ61と凹部62とが形成されている。このことにより、ケーシング10がリブ61を介してスライドドア40を幅方向Kbから支えることになる。つまり、駆動ギア30およびスライドギア50は、駆動ギア30によってスライドドア40を駆動する際に、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制するスラスト抑制機構を構成する。
本実施形態では、リブ61が凹部62内に入っている状態になっているため、凹部62を含むケーシング10とリブ61を含むドア本体41との間の隙間が迷路状に形成されることになる。このため、凹部62を含むケーシング10とリブ61を含むドア本体41とは、凹部62とリブ61との間の隙間を通して空気が流通することを抑制するラビリンスシール構造(すなわちラビリンス機構)を構成している。
次に、本実施形態の室内空調ユニット1の作動について説明する。
まず、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Kaの一方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka一方側にスライドする。
この際に、スライドドア40のリブ61がケーシング10の凹部62が入っているため、スライドドア40がケーシング10によって支持された状態で、スライド方向Ka一方側にスライドする。その後、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを閉じる。
ここで、凹部62を含むケーシング10とリブ61を含むスライドドア40とは、ラビリンスシール構造を構成している。このため、スライドドア40が空気通路11aを閉じた状態で、ケーシング10の内側10aと外側との間で隙間70を通して空気流が流れることが抑制される。
次に、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Kaの他方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka他方側にスライドする。
この際に、スライドドア40がケーシング10によって支持された状態で、スライド方向Ka他方側にスライドする。このため、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを開ける。
このように、スライドドア40は、ケーシング10によって支持された状態で、ケーシング10の側面14a、14bに接触することなく、スライド方向Kaにスライドする。これにより、スライドドア40が空気通路11aを開閉することになる。
以上説明した本実施形態によれば、室内空調ユニット1において、ケーシング10には、幅方向Kbに直交し、かつスライド方向Kaに直交する厚み方向に凹むように形成されている凹部62が設けられている。スライドドア40のドア本体41には、厚み方向に突起するように形成されているリブ61が設けられている。凹部62およびリブ61は、リブ61が凹部62に入った状態で、ドア本体41が幅方向Kbに移動することを抑制するスラスト抑制機構を構成する。
以上により、上記第1実施形態と同様に、スライドドア40が幅方向にずれることを抑制することができる。
本実施形態では、上述の如く、凹部62を含むケーシング10とリブ61を含むドア本体41とは、ラビリンスシール構造を構成している。このため、ケーシング10の内側10aと外側との間で隙間70を通して空気流が流れることが抑制される。
本実施形態では、スライドドア40およびケーシング10によってスラスト抑制機構60を構成する。このため、駆動ギア30およびスライドギア50としては、山歯車に代わる平歯車を用いることができる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、スライドドア40およびケーシング10によってスラスト抑制機構を構成する例について説明したが、これに代えて、スラスト抑制機構をシャフト20に設けた例について図6、図7を参照して説明する。
本実施形態のシャフト20には、第1支持部としての支持部26が設けられている。支持部26は、シャフト20によって支持されている。支持部26は、駆動ギア30に対して幅方向Kb他方側に配置されている。このことにより、支持部26は、スライドギア50に対して幅方向Kb他方側に配置されていることになる。
具体的には、支持部26は、シャフト20から軸線Sを中心とする径方向外側に突起して、かつ軸線Sを中心とする環状に形成されている。支持部26は、後述するように、シャフト20とともに回転して、スライドギア50を幅方向Kb他方側から支える役割を果たす。
ケーシング10は、スライドギア50を幅方向Kb一方側から支える内壁17を構成する。内壁17は、ケーシング10のうち側面14aに対して幅方向他方側に形成されている。内壁17は、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制する第2支持部である。
本実施形態では、支持部26および内壁17は、スライドドア40を支えてスライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制するスラスト抑制機構を構成する。
次に、本実施形態の室内空調ユニット1の作動について説明する。
まず、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。回転方向一方側と、後述する回転方向他方側とは、互いに逆方向となる回転の向きである。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向一方側に回転する。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Kaの一方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka一方側にスライドする。
この際に、支持部26がシャフト20とともに、回転方向一方側に回転する。つまり、支持部26、シャフト20、および駆動ギア30が回転方向一方側に回転することになる。このため、スライドギア50が支持部26および内壁17によって支持された状態で、スライド方向Ka一方側にスライドする。その後、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを閉じる。
次に、シャフト20を軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。これに伴い、駆動ギア30が軸線Sを中心とする回転方向他方側に回転する。このため、駆動ギア30からスライドギア50を介して駆動ギア30に対してスライド方向Kaの他方向に作用する駆動力が与えられる。したがって、スライドドア40は、レール13a、13bによって支持された状態で、スライド方向Ka他方側にスライドする。
この際に、支持部26がシャフト20とともに、回転方向他方側に回転する。つまり、支持部26、シャフト20、および駆動ギア30が回転方向他方側に回転することになる。このため、スライドギア50が支持部26および内壁17によって支持された状態で、スライド方向Ka他方側にスライドする。その後、スライドドア40のドア本体41が空気通路11aを開ける。
以上説明した本実施形態によれば、室内空調ユニット1において、スライドドア40がスライド方向Kaにスライドする際に、支持部26および内壁17は、スライドドア40が幅方向Kbにずれることを抑制することができる。
本実施形態では、支持部26および内壁17がスラスト抑制機構を構成する。このため、上記第2実施形態と同様に、駆動ギア30およびスライドギア50としては、山歯車に代わる平歯車を用いることができる。
本実施形態の支持部26のうち径方向外側で、かつスライドギア50側の角部は、テーパ部26aを構成している。テーパ部26aは、軸線Sを中心とする環状で、かつ、外側に凸となる、具体的には、幅方向Kbに対する斜め方向に凸となる、略円弧状に形成されている。
したがって、支持部26がスライドギア50に引っかかることを未然に避けることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第2実施形態では、スライドドア40にリブ61を設け、ケーシング10に凹部62を設けた例について説明したが、これに代えて、図8に示すように、スライドドア40に凹部62を設け、ケーシング10にリブ61を設けてもよい。
(2)上記第2実施形態では、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kb一方側のみにリブ61および凹部62を設けた例について説明した。これに加えて、例えば、図9に示すように、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kbの他方側にも、リブ61aおよび凹部62aが設けられていてもよい。リブ61aおよび凹部62aは、それぞれ、リブ61および凹部62と同等の構成および機能を有する。
あるいは、図9の例からリブ61および凹部62を廃し、図10に示すように、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kbの他方側にのみ、リブ61aおよび凹部62aが設けられていてもよい。つまり、リブおよび凹部が幅方向Kbの反ギア側(すなわち、スライドギアとは反対の側)のみに設けられていてもよい。
(3)上記第1、第2、第3実施形態では、本開示の開閉装置を車載空調装置に適用した例について説明したが、これに限らず、車載空調装置以外の各種の機器に本開示の開閉装置を適用してもよい。
(4)上記第1、第2、第3実施形態では、本開示の開閉装置を車載空調装置に適用した例について説明したが、これに限らず、車載空調装置以外の各種の機器に本開示の開閉装置を適用してもよい。
(5)上記第1、第2、第3実施形態では、本開示のスライドドア40を車載空調装置モードドアとした例について説明したが、これに限らず、本開示のスライドドア40としては、空気通路を開閉するスライドドアであるならば、エアミックスドア等の各種ドアとしてもよい。
(6)上記第1、第2、第3実施形態では、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kb一方側のみにスライドギア50を設けた例について説明した。しかし、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、図11に示すように、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kbの一方側と他方側の両方に、スライドギア50、50xを設けてもよい。この場合、スライドギア50xに対応する駆動ギア30xが設けられる。スライドギア50xおよび駆動ギア30xは、それぞれ、スライドギア50および駆動ギア30と同等の構成および機能を有している。そして、駆動ギア30と駆動ギア30xは同じシャフト20に連結されて同期して回転する。あるいは、スライドドア40のドア本体41のうち幅方向Kb他方側にのみスライドギア50を設けてもよい。
(7)上記第2実施形態では、ケーシング10において幅方向Kbに直交し、かつスライド方向Kaに直交する厚み方向に凹むように凹部62を形成し、ドア本体41から厚み方向に突起するようにリブ61を形成した例について説明したが、これに限らず、次のようにしてもよい。
すなわち、凹部62が凹む方向やリブ61が突起する方向としては、上述の厚み方向に限らず、ケーシング10において幅方向Kbに交差し、かつスライド方向Kaに交差する交差方向であるならば、どのような方向でもよい。
(8)上記第1、第2、第3実施形態では、スライドドア40のドア本体41を薄板状の部材とした例について説明したが、これに代えて、スライドドア40のドア本体41を薄板状の以外の形状の部材としてもよい。
(9)上記第1実施形態では、駆動ギア30およびスライドギア50としては、スラスト抑制機構としての山歯車を用いる例について説明したが、駆動ギア30の回転に伴ってスライドギア50が幅方向Kbにずれることを抑制するのであれば、駆動ギア30およびスライドギア50としては、山歯車以外の歯車を用いてもよい。
例えば、駆動ギア30およびスライドギア50は、図12A、図12Bに示すように、斜歯車であってもよい。図12Aは、本例の開閉装置における図3Aと同形式で表した図である。図12Bは、図3中C部分の拡大図である。ただし、図12Bでは、レール13aは省略されている。
本例でも、駆動ギア30およびスライドギア50は、それぞれ、軸線Sに対して斜めに伸びる歯車である。より具体的には、駆動ギア30の各歯30aは、幅方向Kb中央よりも一方側(すなわち図12A中左側)においては、幅方向Kb中央に近付くほど軸線Sを中心とする周方向の一方側に伸びる。また、駆動ギア30の各歯30aは、幅方向Kb中央よりも他方側(すなわち図12A中右側)においては、幅方向Kbから遠ざかるほど軸線Sを中心とする周方向の上記一方側に伸びる。
また、スライドギア50の各歯50aは、幅方向Kb中央よりも一方側(すなわち図12A中左側)においては、幅方向Kb中央に近付くほどスライド方向Kaの一方側(すなわち図12A中下側)に伸びる。また、スライドギア50の各歯50aは、幅方向Kb中央よりも他方側(すなわち図12A中右側)においては、幅方向Kb中央から遠ざかるほどスライド方向Kaの上記一方側に伸びる。
(10)なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記第1、第2、第3実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、空気通路を形成するケーシングと、スライドが可能に構成されて、スライドによって空気通路を開閉するドア本体と、ドア本体のうち幅方向の一方側に配置されてスライド方向に亘って第1歯が形成されているスライドギアと、を備えるスライドドアと、幅方向に延びる軸線を中心として回転自在に構成されて、軸線を中心とする円周方向に亘って第2歯が形成されて、第1歯および第2歯が互いに噛み合うように配置されている駆動ギアと、を備え、駆動ギアが回転する際に駆動ギアからスライドギアを通してスライドドアに駆動力が伝達されることによりスライドドアをスライドさせる開閉装置であって、駆動ギアの回転に伴ってドア本体が幅方向にずれることを抑制する。
具体的には、第2の観点によれば、駆動ギアは、スライドギアを支えてスライドギアが幅方向にずれることを抑制することにより、ドア本体が幅方向にずれることを抑制する。
第3の観点によれば、駆動ギアおよびスライドギアは、それぞれ、軸線に対して斜めに伸びる歯車である。これにより、簡素な構成で、スライドドアが幅方向にずれることを抑制することができる。
第4の観点によれば、駆動ギアおよびスライドギアとして、それぞれ、山歯車を用いることにより、簡素な構成で、スライドドアが幅方向にずれることを抑制することを実現することができる。
第5の観点によれば、ケーシングは、ドア本体を支えることによりドア本体が幅方向にずれることを抑制する。
具体的には、第6の観点によれば、ケーシングおよびドア本体のうち一方の部材には、幅方向に交差し、かつスライド方向に交差する交差方向に凹むように形成されている凹部が設けられており、ケーシングおよびドア本体のうち一方の部材以外の他方の部材には、交差方向に突起するように形成されている凸部が設けられており、凸部が凹部に入った状態で、ケーシングがドア本体を支えることにより、ドア本体が幅方向に移動することを抑制する。
これにより、凸部および凹部といった簡素な構成で、スライドドアが幅方向にずれることを抑制することを実現することができる。
第7の観点によれば、凹部を含む一方の部材と凸部を含む他方の部材とは、凹部と凸部との間に形成される隙間に空気が流れることを抑制するラビリンス機構を構成する。
第8の観点によれば、スライドギアを幅方向の他方側から支えることによりドア本体が幅方向の他方側にずれることを抑制する支持部を備える。
具体的には、第9の観点によれば、軸線を中心として回転自在に構成されているシャフトを備え、駆動ギアは、シャフトに対して軸線を中心とする径方向外側に設けられており、支持部は、スライドギアに対して幅方向の他方側に配置されて、かつシャフトに対して径方向外側に設けられており、シャフトの回転に伴って支持部が駆動ギアとともに回転するようになっている。
これにより、シャフトに支持部を設けることにより、スライドドアが幅方向他方向にずれることを抑制することを実現することができる。
第10の観点によれば、支持部は、スライドギアが幅方向の他方側にずれることを抑制する第1支持部であり、ケーシングは、スライドギアを幅方向の一方側から支えることによりスライドギアが幅方向の一方側にずれることを抑制する第2支持部を備える。
これにより、第1支持部および第2支持部によって、スライドドアが幅方向にずれることを抑制することを実現することができる。

Claims (3)

  1. 空気通路(11a)を形成するケーシング(10)と、
    スライドが可能に構成されて、前記スライドによって前記空気通路を開閉するドア本体(41)と、前記ドア本体のうち幅方向の一方側に配置されて前記スライド方向に亘って第1歯(50a)が形成されているスライドギア(50、50x)と、を備えるスライドドア(40)と、
    前記幅方向に延びる軸線(S)を中心として回転自在に構成されて、前記軸線を中心とする円周方向に亘って第2歯(30a)が形成されて、前記第1歯および前記第2歯が互いに噛み合うように配置されている駆動ギア(30、30x)と、を備え、
    前記駆動ギアが回転する際に前記駆動ギアから前記スライドギアを通して前記スライドドアに駆動力が伝達されることにより前記スライドドアを前記スライドさせる開閉装置であって
    前記スライドギアは、前記ドア本体の幅方向の片側のみに設置されており、
    前記駆動ギアは、前記スライドギアを支えて前記スライドギアが前記幅方向にずれることを抑制することにより、前記駆動ギアの回転に伴って前記ドア本体が前記幅方向にずれることを抑制し、
    前記駆動ギアおよび前記スライドギアは、それぞれ、前記軸線に対して斜めに伸びる山歯車であり、
    前記駆動ギアの各歯(30a)は、前記幅方向の前記一方側においては、前記幅方向の中央に近付くほど前記軸線を中心とする周方向の一方側に伸びると共に、前記幅方向の中央よりも他方側においては、前記幅方向から遠ざかるほど前記軸線を中心とする前記周方向の前記一方側とは反対側に伸び、
    前記スライドギアの各歯(50a)は、前記幅方向の中央よりも前記一方側においては、前記幅方向の中央に近付くほど前記スライド方向の一方側に伸びると共に、前記幅方向の中央よりも他方側においては、前記幅方向の中央から遠ざかるほど前記スライド方向の前記一方側とは反対側に伸びる、開閉装置
  2. 空気通路(11a)を形成するケーシング(10)と、
    スライドが可能に構成されて、前記スライドによって前記空気通路を開閉するドア本体(41)と、前記ドア本体のうち幅方向の一方側に配置されて前記スライド方向に亘って第1歯(50a)が形成されているスライドギア(50、50x)と、を備えるスライドドア(40)と、
    前記幅方向に延びる軸線(S)を中心として回転自在に構成されて、前記軸線を中心とする円周方向に亘って第2歯(30a)が形成されて、前記第1歯および前記第2歯が互いに噛み合うように配置されている駆動ギア(30、30x)と、を備え、
    前記駆動ギアが回転する際に前記駆動ギアから前記スライドギアを通して前記スライドドアに駆動力が伝達されることにより前記スライドドアを前記スライドさせる開閉装置であって、
    前記スライドギアを前記幅方向の他方側から支えることにより前記駆動ギアの回転に伴って前記ドア本体が前記幅方向の他方側にずれることを抑制する支持部(26)と
    前記軸線を中心として回転自在に構成されているシャフト(20)と、を更に備え、
    前記駆動ギアは、前記シャフトに対して前記軸線を中心とする径方向外側に設けられており、
    前記支持部は、前記スライドギアに対して前記幅方向の他方側に配置されて、かつ前記シャフトに対して前記径方向外側に設けられており、
    前記シャフトの回転に伴って前記支持部が前記駆動ギアとともに回転するようになっている開閉装置。
  3. 前記支持部は、前記スライドギアが前記幅方向の他方側にずれることを抑制する第1支持部であり、
    前記ケーシングは、前記スライドギアを前記幅方向の一方側から支えることにより前記スライドギアが前記幅方向の一方側にずれることを抑制する第2支持部(17)を備える請求項に記載の開閉装置。
JP2018543743A 2016-10-03 2017-07-13 開閉装置 Active JP6575689B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195888 2016-10-03
JP2016195888 2016-10-03
PCT/JP2017/025586 WO2018066201A1 (ja) 2016-10-03 2017-07-13 開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018066201A1 JPWO2018066201A1 (ja) 2019-03-22
JP6575689B2 true JP6575689B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=61832143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018543743A Active JP6575689B2 (ja) 2016-10-03 2017-07-13 開閉装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11041656B2 (ja)
JP (1) JP6575689B2 (ja)
CN (1) CN109790996B (ja)
DE (1) DE112017005018T5 (ja)
WO (1) WO2018066201A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108061359B (zh) * 2017-11-08 2021-01-29 珠海格力电器股份有限公司 空调控制方法及装置
JP7157572B2 (ja) * 2018-06-29 2022-10-20 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ドア駆動装置
CN113719892A (zh) * 2020-05-25 2021-11-30 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种限位机构以及空调器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4030909C1 (ja) * 1990-09-29 1991-11-28 Preh-Werke Gmbh & Co Kg, 8740 Bad Neustadt, De
JPH09175147A (ja) * 1995-12-21 1997-07-08 Zexel Corp 車両用空調装置
JP2002104461A (ja) * 2000-09-26 2002-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓋体開閉装置
JP4863098B2 (ja) * 2001-09-28 2012-01-25 株式会社ヴァレオジャパン 自動車用空調装置
JP2004210034A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Zexel Valeo Climate Control Corp スライドドア装置
US8701353B2 (en) * 2012-06-29 2014-04-22 Ford Global Technologies, Llc Deployable door handle for vehicles
JP6031950B2 (ja) * 2012-11-08 2016-11-24 株式会社デンソー 空気通路開閉装置
JP2014198488A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 カルソニックカンセイ株式会社 車両用空調装置の内外気切換装置
JP2015123834A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 カルソニックカンセイ株式会社 スライドドア装置
CN104180495B (zh) * 2014-07-31 2017-10-13 奥克斯空调股份有限公司 一种空调器滑动门的驱动结构及具有其的空调器
CN204611962U (zh) * 2015-03-31 2015-09-02 广东美的制冷设备有限公司 分体落地式空调器室内机和空调器
JP2016195888A (ja) 2016-08-26 2016-11-24 英三 大森 組立式棚

Also Published As

Publication number Publication date
US11041656B2 (en) 2021-06-22
CN109790996B (zh) 2020-11-06
CN109790996A (zh) 2019-05-21
WO2018066201A1 (ja) 2018-04-12
DE112017005018T5 (de) 2019-07-25
US20190226711A1 (en) 2019-07-25
JPWO2018066201A1 (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6575689B2 (ja) 開閉装置
JP5853801B2 (ja) グリルシャッタ装置
US20150090508A1 (en) Grille Shutter
JP2017171020A (ja) 車両空調用送風装置
JP2016000609A (ja) 風向調整装置
WO2019031151A1 (ja) 送風機
JP4905389B2 (ja) 車両用空調装置の内外気切替装置
JP2015522463A (ja) 空調システムにおける部分再循環のための3ドア構造
JP6497481B2 (ja) 内外気切替ユニット
JPS5897515A (ja) ベンチレ−タグリル
JP2008024253A (ja) 空気通路開閉装置
JP6237328B2 (ja) 車両用空調装置
JP2013154722A (ja) インストルメントパネル構造
JP6262513B2 (ja) 車両用空調装置
JP4720697B2 (ja) 車両用空調装置
JP5908119B2 (ja) 空気調和機
JP2006306150A (ja) 車両用ベンチレータ
JP2004217166A (ja) 流体口切替装置
JP6340244B2 (ja) 送風装置
JP5538085B2 (ja) 内外気切替装置
JP2007276547A (ja) 空気流通路切替え装置およびこれを備えた車両用空調装置
WO2018016109A1 (ja) 内外気切替装置
JP2021075127A (ja) 車両用空調装置
JP2020152199A (ja) 車両用空調装置
JP2020131963A (ja) 車両用レジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190805

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6575689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250