JP2014198488A - 車両用空調装置の内外気切換装置 - Google Patents

車両用空調装置の内外気切換装置 Download PDF

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祐二 大平
Yuji Ohira
祐二 大平
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Abstract

【課題】内外気切換のためのスライドドアを採用することで小型化を図りつつ、ゴミや埃等の塵埃がスライドドアのスライド駆動部(駆動歯車とラックとの間)へ噛み込むのを抑制できる車両用空調装置の内外気切換装置を提供すること。【解決手段】ラックギア22および駆動歯車23を有するスライド駆動部21が送風路(第1送風路2a)の外側に設けられていると共に、スライドドア20のスライド方向におけるラックギア22の端部においてラックギア22の歯部22aまたは駆動歯車23を覆うカバー部材27,28がスライドドア20の一側縁部20aに設けられるようにしている。【選択図】図5

Description

この発明は、車両用空調装置の内外気切換装置に関するものである。
自動車等の車両では、車室内の空調を行わせるための車両用空調装置が車室前部のインストルメントパネル内に配置されているのが一般的である。この車両用空調装置では、車室内の空気(以下単に、内気と略称)を送風路内に吸い込む内気導入口と、車室外の空気(以下単に、外気と略称)を送風路内に吸い込む外気導入口とを隣接して設けて、内気導入口と外気導入口とを内外気切換ドアで切換開閉することが行われている。
このような車両用空調装置には、内外気切換用の内外気切換ドアをスライドドアとして、このスライドドアをスライド駆動部によって内気導入口と外気導入口との配列方向にスライドさせることにより、上記したように、内気導入口と外気導入口とを切換開閉可能としたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
このスライド駆動部は、スライドドアにスライド方向に設けたラックギアと、このラックギアに噛合し且つ駆動モータ等により回転駆動される駆動歯車とを備えたものとされている。そして、駆動モータにより駆動歯車を正転又は逆転させることにより、スライドドアが駆動歯車とラックギアによりスライド方向に進退駆動させられるようになっている。
特開2005−297792号公報
しかしながら、上記した駆動歯車およびラックギアが上記送風路内に設けられているため、ゴミや埃等の塵埃がスライド駆動部の駆動歯車の歯部やラックギアの歯部の部分に侵入して噛み込みを生じ易いものであった。しかも、これらの歯部への塵埃等の噛み込み状態によっては、駆動歯車の回転が塵埃等により動きが悪くなり、スライドドアのスライド駆動を円滑に行うことができない虞れがあった。
そこで、この発明は、内外気切換のためのスライドドアを採用することで小型化を図りつつ、ゴミや埃等の塵埃がスライドドアのスライド駆動部(駆動歯車とラックとの間)へ噛み込むのを抑制できる車両用空調装置の内外気切換装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、内気導入口および外気導入口を有する送風路と、前記内気導入口と外気導入口との配列方向にスライドして前記内気導入口と外気導入口との送風路への開度割合を調整するスライドドアと、前記スライドドアをスライド方向にスライド駆動させるスライド駆動部とを備え、前記スライド駆動部は、前記スライドドアに設けられたラックギアと、前記ラックギアの歯部に噛み合う歯部を有する駆動歯車と、前記駆動歯車を回転駆動する駆動部とを備える車両用空調装置の内外気切換装置であって、前記送風路を形成する壁部に前記スライド方向に延びるガイドスリットが形成され、前記スライドドアの側縁部が前記ガイドスリットを通過して前記送風路の外側に配設され、前記スライド駆動部のラックギアを前記スライドの側縁部に設けることにより、前記スライド駆動部が前記送風路の外側に設けられていると共に、前記スライド方向における前記ラックギアの端部において前記ラックギアの歯部または前記駆動歯車を覆うカバー部材が前記スライドドアの側縁部側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用空調装置の内外気切換装置において、前記送風路を形成する壁部の外側に前記スライド方向に延びる駆動部収容室が形成され、前記駆動部収容室内に前記スライド駆動部が配設されていることを特徴とする。
さらに、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の車両用空調装置の内外気切換装置において、前記カバー部材は前記スライドドアから前記内気導入口側又は外気導入口側と反対方向に向けて延び且つ前記駆動部収容室の対向する内側面間を閉塞する方向に延びていると共に、前記カバー部材の一端部が前記スライドドアの幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能に前記スライドドアの側縁部のスライド方向端部に保持され、前記カバー部材の他端部に設けたガイド突部を前記スライドドアのスライド方向にガイドさせるガイド溝が前記駆動部収容室の内側面に設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内気導入口と外気導入口から送風路に吸い込まれる空気にゴミや埃等の塵埃が含まれていても、この吸い込まれるゴミや塵埃がスライド駆動部に侵入するのを防止して、スライド駆動部の歯部に付着するのを防止できる。しかも、内気導入口と外気導入口の送風路への開度割合を調整させる手段にスライドドアを採用することで、車両用空調装置の小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、送風路を形成する壁部の外側に設けた駆動部収容室にスライド駆動部を配設しているので、送風路の外側からスライド駆動部にゴミや塵埃が入り込むことを防止できる。
請求項3の発明によれば、送風路の外側からスライド駆動部にゴミや塵埃が入り込むのを簡単な構成で防止できる
この発明にかかる内外気切換装置(カバー部材の図示は省略)を有する車両用空調装置の模式図である。 図1に示した内外気切替装置の分解斜視図である。 図2に示したスライドドアのラックギアと駆動歯車との配置関係を示す説明図である。 図3のA1−A1線に沿う断面図である。 図3に示したスライドドアにカバー部材が設けられた説明図である。 図5の一方のカバー部材とスライド部材の分解斜視図である。 図6のカバー部材のスライド部材への取付部を示す断面図である。 図5の他方のカバー部材のスライド部材への取付部を示す断面図である。
以下、本発明の車両用空調装置の内外気切換装置に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
図1はこの発明にかかる内外気切換装置(カバー部材の図示は省略)を有する車両用空調装置の模式図、図2は図1に示した内外気切替装置の分解斜視図である。また、図3は図2に示したスライドドアのラックギアと駆動歯車との配置関係を示す説明図、図4は図3のA1−A1線に沿う断面図である。図5は、図3に示したスライドドアにこの発明にかかるカバー部材が設けられた説明図である。
図1において、車両用空調装置1は空調ケース2を有する。この空調ケース2は、空気吸い込み側の第1送風路2aと、第1送風路2aの下流側の第2送風路2bとを有する。また、空調ケース2は、第1送風路2aが設けられた空気導入ケース3と、第2送風路2bが設けられたケース本体4とを有する。
このうち、第2送風路2b内には、図1に示したように、ブロワ7により吹き出される空調空気を通過させる際に冷却可能な冷房用熱交換器(エバポレータ)31と、この冷房用熱交換器31を通過した空調空気が暖められる暖房用熱交換器(ヒータコア)32とが配設されている。そして、上記した冷房用熱交換器31を通過した空調空気は、エアミックスドア33により暖房用熱交換器32とバイパス冷却通路34へ供給可能に設けられている。そして、暖房用熱交換器32からの温風とバイパス冷却通路34を通過した冷風は暖房用熱交換器32の下流の混合空間35で混合される。この混合空間35の空調空気は、デフ吹出口36,ベント吹出口37,フート吹出口38等の各吹出口から車室内にそれぞれ吹き出し可能に設けられている。なお、36aはデフ吹出口36を開閉するデフドア、37aはベント吹出口37を開閉するベントドア、38aはフート吹出口38を開閉するフートドアである。
次に、この発明の実施例に係る内外気切替装置(符号省略)について、以下に詳説する。この内外気切替装置は、上述した空気導入ケース3を備えている。この空気導入ケース3は、図2に示したように、断面が円弧状で半円筒状の導入口形成壁3aと、この導入口形成壁3aの長手方向(または幅方向)の一側部および他側部に設けられたほぼ半円状の側壁3b,3cとを有する。この一方の側壁3bには、径方向の中央部に位置させて軸支持用切欠3dが形成されている。また、図4に示したように、上記導入口形成壁3aの長手方向の一側部および他側部の近傍には、上記した側壁3b、3cの内側に、側壁3b、3cと平行に延びるリブ3b1,3b2が形成されている。
また、図2に示したように、上記した導入口形成壁3aには、車室(図示せず)内の内気を吸い込ませる内気導入口5と、車室外の外気を吸い込む外気導入口6とが形成されている。この内気導入口5と外気導入口6とは、円弧方向(周方向)に間隔をおいて隣接配置させられている。
上記したケース本体4は図1に示したように空調空気の流れ方向の上流側にブロワケース部4aを有し、このブロワケース部4aは図2に示したような方形状の吸込開口形成壁4bを有する。この吸込開口形成壁4bにはブロワ吸込口4cが形成されている。このブロワケース部4a内には図1に示したようにブロワ(送風装置)7が配設されている。このブロワ7は、駆動モータ(駆動装置)8により回転駆動されて、上記した第1送風路2a内の空調空気をブロワ吸込口4cから吸い込んだ後、矢印B1で示したように第2送風路2b内へ吹き出させるようになっている。
上記した吸込開口形成壁4bの周縁には、図2に示したように、上記空気導入ケース3側に突出する周壁9が設けられている。この周壁9は、短辺を形成する一対の側壁部9a,9bと長辺を形成する一対の側壁部9c,9dとから長方形状に形成されている。そして、側壁部9aには、空気導入ケース3の上記した半円状の軸支持用切欠3dに合わせられて軸保持穴を形成する半円状の軸支持用切欠10が形成されている。
また、上記した吸込開口形成壁4bの一側部近傍には、上記側壁部9aと平行な隔壁11が、側壁部9aの内方に近接して一体に形成されている。また、上記した吸込開口形成壁4bの他側近傍には、上記側壁部9bと平行な隔壁12が、側壁部9bの内方に近接して一体に形成されている。この各隔壁11,12は、周壁9の長辺側の側壁部9c、9dに一体に接続するように形成されている。
上記した隔壁11は、図4に示したように、空気導入ケース3の上記リブ3b1に合わせられて、リブ3b1と共に第2送風路2bを形成する壁部13を構成している。また、上記した隔壁12は、空気導入ケース3の上記リブ3b1に合わせられて、リブ3b2と共に第2送風路2bを形成する壁部14を構成している。そして、壁部13と側壁3bとの間には駆動部収容室15が形成され、壁部14と側壁3cとの間には区画室16が形成されている。
また、隔壁11は、図2に示した吸込開口形成壁4bと一体に設けられ且つ側壁部9aに対向する基端壁部11aと、基端壁部11aから導入口形成壁3a側に円弧状に突出する突出支持壁部11bとを有する。また、隔壁12は、吸込開口形成壁4bと一体に設けられ且つ側壁部9bに対向する基端壁部12aと、基端壁部12aから導入口形成壁3a側に円弧状に突出する突出支持壁12bとを有する。この突出支持壁部11b,12bは、同一形状で同一の大きさに形成されている。
そして、図4に示したように、上記突出支持壁部11bとリブ3b1との間には、上記した第1送風路2aと駆動部収容室15とを連通させるガイドスリット17が形成されている。また、上記突出支持壁12bとリブ3b2との間には、上記した第1送風路2aと区画室16とを連通させるガイドスリット18が形成されている。
また、上記突出支持壁部11bの径方向の中心部には軸支持穴19が形成されている。この軸支持穴19の中心と上記軸支持用切欠10の中心は一致させられている。
そして、上記した空気導入ケース3内には、スライドドア20が配設されている。このスライドドア20の一側縁部20aおよび他側縁部20bは、図4に示したように上記したガイドスリット17,18にそれぞれ挿通されている。このガイドスリット17,18は、スライドドア20の一側縁部20aおよび他側縁部20bを図1,図3に示したように内気導入口5と外気導入口6との配列方向(図1の矢印B方向)にガイドするようになっている。そして、このスライドドア20は、内気導入口5と外気導入口6との配列方向にスライドすることにより、内気導入口5と外気導入口6との第1送風路2aへの開度割合を調整するようになっている。図2において、20Sは、スライドドア20に設けられたスポンジゴム等のシール材である。
また、上記スライドドア20は、図4に示したスライド駆動部21により内気導入口5と外気導入口6との配列方向にスライド駆動させられるようになっている。このスライド駆動部21は、駆動部収容室15内に配設された歯車駆動機構を有する。
この歯車駆動機構は、図2,図4に示したようにスライドドア20の一側縁部20aに一体に設けられ且つこの一側縁部20aに沿って円弧状に延びるラックギア22と、図3,図5に示したようにラックギア22の歯部22aに歯部23aが噛み合う駆動歯車23とを有する。この駆動歯車23は、図4に示したように駆動軸23bが軸支持用切欠3d,10間および軸支持穴19に回転自在に保持されている。
さらに、スライド駆動部21は、駆動歯車23を回転駆動する駆動部24を備えている。この駆動部24は、駆動部収容室15の外側に配設されていると共に、ステッピングモータ等の駆動モータ又はリンク等が用いられている。
また、上記したラックギア22は図2に示したようにスライドドア20のスライド方向の両端にラックギア端部22b1,22b2を有しており、このラックギア端部22b1,22b2には、図5に示したように軸保持部25,26が設けられている。この軸保持部25は、図6,図7に示したように側面形状又は断面形状がC字状に形成されていて、下方に向けて解放されている。また、軸保持部26は、図8に示したように断面形状がC字状に形成されていて、下方に向けて解放されている。
そして、上記ラックギア端部22b1,22b2に対して、図5に示したようにラックギア22の歯部22aまたは駆動歯車23を覆う円弧状のカバー部材27,28が設けられる。
このカバー部材27は、図6、図7に示したように、円弧状のカバー本体27aと、カバー本体27aの上端の両側に設けた軸支持部27bと、軸支持部27bと一体に設けられた軸部27cと、カバー本体27aの下端の一側部に設けたガイドピン27dとを有する。また、上記カバー部材28は、図8に示したように、円弧状のカバー本体28aと、カバー本体28aの上端の両側に設けた軸支持部28b(他方図示せず)と、軸支持部28bと一体に設けたられた軸部28cと、カバー本体28aの下端の一側部に設けたガイドピン28d(ガイド突部)とを有する。
そして、上記した軸部27cは図7に示したように軸保持部25に回動可能に保持され、上記した軸部28cは図8に示したように軸保持部26に回動可能に保持されている。なお、軸部27c,28cは、スライドドア20の幅方向に延びてガイドスリット17と直交していると共に、駆動歯車23の駆動軸23bと平行に設けられている。
また、図5に示したように、上記カバー部材27,28の他端部に設けたガイドピン27d,28dは、上記した駆動部収容室15の内側面である側壁部9aの内側面に設けたガイド溝29,30に対して挿入係合させられている。このガイド溝29,30は、スライドドア20のスライド方向に延びている。なお、図5では、ガイド溝29はガイド溝30に対して傾斜させられている。
[作用]
次に、このような構成の内外気切替装置の作用を説明する。
図示しない空調操作パネル又は空調操作つまみ等の空調操作部の操作により、空調装置から車室内に吹き出させる空調空気の温度等が設定される。この設定に基づいて図示しない制御装置は駆動部24を駆動制御する。これにより駆動部24は、駆動歯車23を正転又は逆転駆動させて、ラックギア22をスライド方向に駆動させることにより、スライドドア20を内気導入口5と外気導入口6との配列方向(図1の矢印B方向)に進退駆動させる。
そして、このようなスライドドア20のスライド移動により、内気導入口5と外気導入口6との第1送風路2aへの開度割合が空調操作部(図示せず)で設定した割合に調整される。
この際、カバー部材27,28のガイドピン27d、28dはガイド溝29,30にそれぞれガイドされて移動させられる。これに伴い、カバー部材27,28は軸部27c、28cを中心に軸保持部25,26に対してそれぞれ回動して、スライドドア20の円弧方向へのスライド移動に伴うカバー部材27,28の上下方向の変化を吸収する。
一方、駆動モータ8を駆動させてブロワ7を回転駆動させることにより、ブロワ7は車室内の内気を内気導入口5から第1送風路2a内に吸い込むか、または、車室外の外気を外気導入口6から第1送風路2a内に吸い込ませる。そして、ブロワ7は、第1送風路2a内に吸い込まれた内気や外気を第2送風路2b内に吹き出させる。
ところで、このような内気や外気の第1送風路2a内への吸込みに際して、内気や外気にゴミや埃等の塵埃が含まれていることがある。この際、内気や外気に含まれる塵埃の一部がガイドスリット17の第1送風路2aに開口する部分から駆動部収容室15内に流入する場合がある。特に、ブロワ7による吸込の開始時やブロワ7の停止時には、第1送風路2a内に流入する内気や外気の流れが緩やかになると共に、第1送風路2a内において乱流が発生して、内気や外気に含まれる塵埃の一部がガイドスリット17の第1送風路2aに開口する部分から駆動部収容室15内へ流入しやすくなる。
この駆動部収容室15内に流入する塵埃は、ラックギア22の歯部22aと駆動歯車23の歯部23aとの噛合部側に移動しようとする。しかし、この塵埃は、カバー部材27,28によって、ラックギア22の歯部22aと駆動歯車23の歯部23aとの噛合部側に移動するのが防止されるので、塵埃が歯部22a,23aの噛合部に噛み込むことがない。これにより、駆動部収容室15内に塵埃が流入しても、ラックギア22および駆動歯車23によるスライドドア20のスムースな進退駆動が損なわれることがない。
(発明の実施の形態の作用・効果)
(1).この発明の実施の形態の車両用空調装置の内外気切換装置は、ラックギア22および駆動歯車23を有するスライド駆動部21が送風路(第1送風路2a)の外側に設けられている。しかも、スライドドア20のスライド方向におけるラックギア22の端部において前記ラックギア22の歯部22aまたは上記駆動歯車23を覆うカバー部材27,28が上記スライドドア20の一側縁部20a側に設けられている構成としている。
この構成によれば、内気導入口5と外気導入口6から送風路(第1送風路2a)に吸い込まれる空気にゴミや埃等の塵埃が含まれていても、この吸い込まれるゴミや塵埃がスライド駆動部21に侵入するのを防止して、スライド駆動部21の歯部22a,23aに付着するのを防止できる。しかも、内気導入口5と外気導入口6の送風路(第1送風路2a)への開度割合を調整させる手段にスライドドア20を採用することで、車両用空調装置の小型化を図ることができる。
(2).また、この発明の実施の形態の車両用空調装置の内外気切換装置において、上記送風路(第1送風路2a)を形成する壁部13の外側に上記したスライド方向に延びる駆動部収容室15が形成され、上記駆動部収容室15内に上記スライド駆動部21が配設されている。
この構成によれば、送風路(第1送風路2a)を形成する壁部13の外側に設けた駆動部収容室15にスライド駆動部21を配設しているので、送風路(第1送風路2a)の外側からスライド駆動部21にゴミや塵埃が入り込むのも防止できる。
(3).さらに、この発明の実施の形態の車両用空調装置の内外気切換装置において、上記カバー部材27,28は上記スライドドア20から上記内気導入口5側又は外気導入口6側と反対方向に向けて延び且つ上記駆動部収容室15の対向する内側面間を閉塞する方向に延びている。しかも、上記カバー部材27,28の一端部が上記スライドドア20の幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能に上記スライドドア20の側縁部のスライド方向端部に保持されている。また、上記カバー部材27,28の他端部に設けたガイド突部(ガイドピン27d、28d)を上記スライドドア20のスライド方向にガイドさせるガイド溝29,30が上記駆動部収容室15の内側面に設けられている。
この構成によれば、送風路(第1送風路2a)の外側からスライド駆動部21にゴミや塵埃が入り込むのを簡単な構成で防止できる。
1 車両用空調装置
2 空調ケース
2a 第1送風路
3 空気導入ケース
5 内気導入口
6 外気導入口
13 壁部
15 駆動部収容室
17 ガイドスリット
18 ガイドスリット
20 スライドドア
20a 一側縁部
21 スライド駆動部
22 ラックギア
22a 歯部
22b1 ラックギア端部
22b2 ラックギア端部
23 駆動歯車
23a 歯部
27 カバー部材
27d ガイドピン(ガイド突部)
28 カバー部材
28d ガイドピン(ガイド突部)
29 ガイド溝
30 ガイド溝

Claims (3)

  1. 内気導入口および外気導入口を有する送風路と、前記内気導入口と外気導入口との配列方向にスライドして前記内気導入口と外気導入口との送風路への開度割合を調整するスライドドアと、前記スライドドアをスライド方向にスライド駆動させるスライド駆動部とを備え、
    前記スライド駆動部は、前記スライドドアに設けられたラックギアと、前記ラックギアの歯部に噛み合う歯部を有する駆動歯車と、前記駆動歯車を回転駆動する駆動部とを備える車両用空調装置の内外気切換装置であって、
    前記送風路を形成する壁部に前記スライド方向に延びるガイドスリットが形成され、
    前記スライドドアの側縁部が前記ガイドスリットを通過して前記送風路の外側に配設され、
    前記スライド駆動部のラックギアを前記スライドの側縁部に設けることにより、前記スライド駆動部が前記送風路の外側に設けられていると共に、
    前記スライド方向における前記ラックギアの端部において前記ラックギアの歯部または前記駆動歯車を覆うカバー部材が前記スライドドアの側縁部側に設けられていることを特徴とする車両用空調装置の内外気切換装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置の内外気切換装置において、
    前記送風路を形成する壁部の外側に前記スライド方向に延びる駆動部収容室が形成され、前記駆動部収容室内に前記スライド駆動部が配設されていることを特徴とする車両用空調装置の内外気切換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用空調装置の内外気切換装置において、
    前記カバー部材は前記スライドドアから前記内気導入口側又は外気導入口側と反対方向に向けて延び且つ前記駆動部収容室の対向する内側面間を閉塞する方向に延びていると共に、
    前記カバー部材の一端部が前記スライドドアの幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能に前記スライドドアの側縁部のスライド方向端部に保持され、
    前記カバー部材の他端部に設けたガイド突部を前記スライドドアのスライド方向にガイドさせるガイド溝が前記駆動部収容室の内側面に設けられていることを特徴とする車両用空調装置の内外気切換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066201A1 (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 株式会社デンソー 開閉装置

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WO2018066201A1 (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 株式会社デンソー 開閉装置

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