JP6574992B2 - 自動変速機 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、コストアップを招くことなく、ドグクラッチの回転状態を検出可能な自動変速機を提供することにある。
図1は実施例1の自動変速機を表す概略システム図である。エンジン1のエンジン出力軸には、クラッチ2が接続されている。クラッチ2は乾式クラッチであり、クラッチプレートの位置をクラッチアクチュエータ2aにより制御する。クラッチアクチュエータ2aは、要求されたトルク伝達容量に応じてクラッチプレートを押圧するクラッチピストンの位置を制御し、クラッチ2の相対回転を許容しながらトルクを伝達するスリップ制御や、クラッチ2の相対回転を許容しない完全締結制御を行う。クラッチアクチュエータ2aは、クラッチピストンのストローク位置を検出するピストンストロークセンサ11を有し、検出されたストローク位置に基づいてトルク伝達容量を制御する。
θ1=(Σθin―Σθout×i1)mod(θp)+θd
ここで、modは、任意の数字で除算したときの余りを演算する演算子である。差分をピッチ角θpで除したのは、絶対的な相対角度ではなく、ドグ歯同士の関係における相対角度を知るためであり、ピッチ角の整数倍に相当する値であれば、他の角度で除してもよい。
θ2=(Σθin―Σθout×i2)mod(θp)+θd2
で表される。すなわち、各変速段のギヤ比と相対回転角初期値によって相対回転角を定義できる。
(1)第1シャフト3aに相対回転可能に支持された1速ドライブギヤ31(第1ギヤ)と、
第2シャフト3bに固定され1速ドライブギヤ31と常時噛み合うことで1速(所定ギヤ比)となる1速ドリブンギヤ33(第2ギヤ)と、
軸方向噛合い側への移動により、第1ドグ31a(第1ギヤのドグ)と噛合う第1クラッチリングドグ311a(クラッチリングドグ)を有する第1クラッチリング311(クラッチリング)と、
第1クラッチリングドグ311aを軸方向に移動させて第1ドグ31aと噛合させる動力伝達状態と、第1クラッチリングドグ311aと第1ドグ31aとを解放させる動力非伝達状態とを制御するシフトアクチュエータ5(アクチュエータ)と、
第1シャフト3aの回転角を検出する第1回転角センサ12と、
第2シャフト3bの回転角を検出する第2回転角センサ15と、
第1回転角センサ12により検出された回転角を累積した第1の累積回転角Σθinと、第2回転角センサ15により検出された回転角を累積した累積回転角Σθoutに1速のギヤ比を乗算した第2の累積回転角と、第1ドグ31aと第1クラッチリングドグ311aとの相対回転角の初期値θdと、に基づいて相対回転角θ1を演算する相対回転角演算部30b(コントローラ)と、を備えた。
よって、2つのセンサで各ドグクラッチの相対回転角を検出することができ、コストを抑制できる。
よって、全ての変速段でのドグクラッチの相対回転角を検出することが可能となり、変速時にシフトアクチュエータ5の作動タイミングを制御することで安定した噛合いを達成できる。
すなわち、両ドグが噛み合ったときは、相対回転角は歯厚θdとなる。よって、この状態から解放したときに、累積回転角を演算することで、演算値が途中で不安定になったとしても、改めて正確に相対回転角θ1を演算できる。
以上、実施例1に基づいて説明したが、上記実施例に限らず、他の構成を備えた自動変速機に本発明を適用してもよい。例えば、実施例1では、第1シャフト3aに相対回転体であるドライブギヤを配置し、これらドライブギヤを第1シャフト3aに選択的に固定可能なドグクラッチ機構を設けた例を示したが、第1シャフト3aに限らず、第2シャフト3bに設けてもよいし、それぞれ組み合わせて第1シャフト3aと第2シャフト3bの両方に設定してもよい。
また、前進4速に限らず、前進2速や、更なる多段化した自動変速機にも適用できる。
また、実施例では、動力源として内燃機関であるエンジンを搭載した例を示したが、動力源として駆動用モータやエンジンとモータを併用するハイブリッド車両であっても本発明を適用できる。
2 クラッチ
3 自動変速機
3a 第1シャフト
3b 第2シャフト
4 駆動輪
5 シフトアクチュエータ
12 第1回転角センサ
13 シフトストロークセンサ
15 第2回転角センサ
30 変速機コントローラ
30a 記憶部
30b 相対回転角演算部
30c リセット部
31 1速ドライブギヤ
31a 第1ドグ
33 1速ドリブンギヤ
50 シフトドラム
53 シフト用モータ
310 第1シフトフォーク
311 第1クラッチリング
311a 第1クラッチリングドグ
Claims (4)
- 第1シャフトに固定または相対回転可能に支持された第1ギヤと、
第2シャフトに固定または相対回転可能に支持され前記第1ギヤと常時噛み合うことで所定ギヤ比となる第2ギヤと、
軸方向噛合い側への移動により、前記第1ギヤの複数のドグ歯を有するドグと噛合う複数のドグ歯を有するクラッチリングドグを有するクラッチリングと、
前記クラッチリングドグを軸方向に移動させて前記ドグと噛合させる動力伝達状態と、前記クラッチリングドグと前記ドグとを解放させる動力非伝達状態とを制御するアクチュエータと、
前記第1シャフトの回転角を検出する第1回転角センサと、
前記第2シャフトの回転角を検出する第2回転角センサと、
前記第1回転角センサにより検出された回転角を累積した第1の累積回転角と、前記第2回転角センサにより検出された回転角を累積した回転角に前記所定ギヤ比を乗算した第2の累積回転角と、前記ドグのドグ歯と前記クラッチリングドグのドグ歯との相対回転角の初期値と、前記複数のドグ歯の隣接するドグ歯との間隔を表すピッチ角あるいは前記ピッチ角の整数倍の値と、に基づいて前記相対回転角を演算するコントローラと、
を備えたことを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載の自動変速機において、
前記コントローラは、予め前記相対回転角の初期値を記憶していることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1または2に記載の自動変速機において、
前記自動変速機は、複数の変速段を有する多段変速機であり、
前記コントローラは、前記複数の変速段におけるドグ及びクラッチリングドグの相対回転角を演算することを特徴とする自動変速機。 - 請求項1ないし3いずれか一つに記載の自動変速機において、
前記コントローラは、前記ドグと前記クラッチリングドグとの噛合い時に、前記ドグのドグ歯の円周方向歯厚に、前記相対回転角の初期値を更新することを特徴とする自動変速機。
Priority Applications (1)
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JP2015169932A JP6574992B2 (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015169932A JP6574992B2 (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 自動変速機 |
Publications (2)
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JP2017048802A JP2017048802A (ja) | 2017-03-09 |
JP6574992B2 true JP6574992B2 (ja) | 2019-09-18 |
Family
ID=58279313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015169932A Active JP6574992B2 (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 自動変速機 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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2015
- 2015-08-31 JP JP2015169932A patent/JP6574992B2/ja active Active
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JP2017048802A (ja) | 2017-03-09 |
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