JP6574719B2 - 環状部材・線状部材組み付け治具 - Google Patents

環状部材・線状部材組み付け治具 Download PDF

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Description

この発明は環状部材・線状部材組み付け治具に関する。
グロメットなどの環状部材の内孔にチューブ、ワイヤハーネスなどの線状部材を挿通して組み付ける環状部材・線状部材組み付け治具としては、特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術は、グロメット(環状部材)の内孔に沿って複数個の爪を有する爪移動機構を支持する支持部材を移動させる支持部材移動機構と、支持部材移動機構で支持部材を移動させる途中で、内孔が拡張されているグロメットを2個のアームで受け止めるグロメット受け止め部材を備え、支持部材移動機構によって爪移動機構などを移動させると共に、グロメット受け止め部材でグロメットを受け止めるように構成している。
特開2010−136560号公報
特許文献1記載の技術の場合、上記のように構成することでグロメット(環状部材)の内孔から爪を容易に外すことができるが、作業者が2個のアームを手で操作してグロメットを受け止める必要があるため、組み付け作業が煩瑣であって作業効率が必ずしも十分とは言い難い不都合があった。また、両手の使用に支障のある作業者にとっては片手で作業するのが困難であった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、作業者の手作業を減らして作業効率を向上させると共に、作業者が片手でも作業可能なようにした環状部材・線状部材組み付け治具を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、環状部材の内孔に線状部材を挿通して組み付ける環状部材・線状部材組み付け治具において、前記環状部材と前記内孔で係合可能な複数個の爪と、前記複数個の爪が前記環状部材と前記内孔で係合するとき、前記複数個の爪を相互に近接した初期位置から相互に離間した拡張位置に変位させて前記環状部材の前記内孔を拡張可能な内孔拡張機構と、前記環状部材の前記拡張された内孔に前記線状部材が挿通されたとき、前記環状部材を前記複数個の爪との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構と、前記内孔拡張機構と前記環状部材変位機構の動作を制御する制御部とを備えると共に、前記制御部は、前記内孔拡張機構が前記環状部材の内孔を所定時間以上継続して拡張しているか否か判断する判断部を備え、前記判断部によって前記環状部材の内孔を前記所定時間以上継続して拡張していると判断されるとき、前記内孔拡張機構の動作を停止させる如く構成した。
請求項1に係る環状部材・線状部材組み付け治具にあっては、環状部材と内孔で係合可能な複数個の爪と、複数個の爪が環状部材と内孔で係合するとき、複数個の爪を相互に近接した初期位置から相互に離間した拡張位置に変位させて環状部材の内孔を拡張可能な内孔拡張機構と、環状部材の拡張された内孔に線状部材が挿通されたとき、環状部材を複数個の爪との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構と、内孔拡張機構と環状部材変位機構の動作を制御する制御部とを備える如く構成したので、内孔拡張機構に加え、拡張された内孔に線状部材が挿通されたとき、環状部材を複数個の爪との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構と、それらの動作を制御する制御部とを備えることにより、作業者の手作業を減らして作業効率を向上させることができると共に、両手の使用に支障がある作業者であっても片手で容易に作業することができる。また、前記制御部は、前記内孔拡張機構が前記環状部材の内孔を所定時間以上継続して拡張しているか否か判断する判断部を備え、前記判断部によって前記環状部材の内孔を前記所定時間以上継続して拡張していると判断されるとき、前記内孔拡張機構の動作を停止させる如く構成したので、上記した効果に加え、環状部材の変形を防止することができる。

この発明の実施形態に係る環状部材・線状部材組み付け治具を全体的に示す概略図である。 図1に示す環状部材・線状部材組み付け治具のプレートの平面図である。 図1に示す環状部材・線状部材組み付け治具の動作を示すフロー・チャートである。 図3フロー・チャートの動作を説明する、治具の部分側面図である。 図3フロー・チャートの動作を説明する、作業者によって複数個の爪に環状部材がセットされた後、複数個の爪が拡張される状態を示す治具の部分側面図である。 同様に図3フロー・チャートの動作を説明する、作業者によって環状部材の拡張された内孔に線状部材がセットされる状態を示す治具の部分側面図である。 同様に図3フロー・チャートの動作を説明する、作業者によって環状部材の拡張された内孔に線状部材がセットされ終わった状態を示す治具の部分側面図である。 同様に図3フロー・チャートの動作を説明する、環状部材変位機構のプレートの移動(上昇)を示す治具の部分側面図である。 同様に図3フロー・チャートの動作を説明する、環状部材変位機構のプレートの移動(下降)と作業者の環状部材/線状部材組み付け体の抜き取りを示す治具の部分側面図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る環状部材・線状部材組み付け治具を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る環状部材・線状部材組み付け治具を全体的に示す概略図、図2は図1に示す環状部材・線状部材組み付け治具のプレートの平面図である。
図示の如く、この発明の実施形態に係る環状部材・線状部材組み付け治具(以下「治具」と略称)10は、環状部材12の内孔12aに線状部材14を挿入して組み付ける治具を意味する。
環状部材12は、グロメットなどの、環状で内部にチューブ、ワイヤハーネスなどの線状部材を挿通可能な内孔12aを有すると共に、合成樹脂、ゴムなどの可撓性を有する弾性材から製作される部材を意味する。線状部材14は、チューブやワイヤハーネスなどの、環状部材12の内孔12aに挿通可能な形状を備える部材を意味する。
尚、この実施形態において環状部材12は具体的にはグロメットを意味するが、そのグロメットの場合、通例、外面側に他の部材との係止用の突起などが形成される複雑な形状を有するが、この実施形態では図示の便宜のため、簡略化して示す。
治具10は、複数個の爪16と、それに接続される内孔拡張機構20と、環状部材変位機構22と、内孔拡張機構20と環状部材変位機構22の動作を制御する制御部24とを備える。
複数個の爪16はプレート26上で環状部材12とその内孔12aで係合可能に構成され、金属材などから製作される4個の爪を備え、4個の爪が初期位置(図1に実線で示す)において相互に近接すると共に、内孔拡張機構20の動作によってプレート26と平行な水平面において相互に離間して環状部材12の内孔12aを拡張可能な拡張位置(図5に想像線で示す)の間を変位可能に構成される。
より詳しくは、4個の爪16は、プレート26に穿設された平面視十字状の孔26a(図2に示す)から突出し、プレート26上で環状部材12の内孔12aに係合すると共に、相互に近接した初期位置からプレート26と平行な水平面において90度(等間隔)の方向に相互に離間した拡張位置に変位可能なように構成される。
即ち、内孔拡張機構20は、4個の爪16が環状部材12と内孔12aで係合するとき、作業者による線状部材14の挿通を容易にするため、4個の爪16を初期位置から相互に離間する拡張位置に変位させることで環状部材12の内孔12aを拡張可能なように構成される。
図1に示す如く、内孔拡張機構20は、4個の爪16に適宜な接続手段(図示せず)を介して接続されるエアシリンダ20aと、エアシリンダ20aへのエアの給排を調整する電磁制御弁20bとを備える。
エアシリンダ20aはシリンダ20a1の内部を摺動自在なピストン20a2とピストン20a2に接続されるロッド20a3を有し、ロッド20a3が4個の爪16に接続され、ロッド20a3の進退に応じて4個の爪16を初期位置と拡張位置の間で変位させるように構成される。
より具体的には、電磁制御弁20bはソレノイド20b1が消磁されるとき、エア供給源(図示せず)からエアが入力ポートIaから供給され、供給されたエアはシリンダ20a1のロッド20a3側の室に供給されてロッド20a3を図示のように後退(縮小)方向に駆動する。
一方、電磁制御弁20bにおいてソレノイド20b1が励磁されるとき、エアは入力ポートIaからシリンダ20a1のピストン20a2側の室に供給されてロッド20a3を進出(突出)方向に駆動する。
このように、内孔拡張機構20は、エアシリンダ20aのロッド20a3の進退に応じて4個の爪16を初期位置から拡張位置に変位させ、環状部材12と内孔12aで係合するとき、内孔12aを拡張して線状部材14の挿通を容易にするように構成される。
環状部材変位機構22は、環状部材12の拡張された内孔12aに線状部材14が挿通されたとき、環状部材12を4個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させるように構成される。
より具体的には、環状部材変位機構22は適宜な接続手段(図示せず)を介してプレート26に接続され、環状部材12の拡張された内孔12aに線状部材14が挿通されたとき、プレート26を初期位置(図1に示す位置)から上下方向に移動(具体的には上昇)させて環状部材12を4個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させるように構成される。
環状部材変位機構22も、図1に示す如く、プレート26に適宜な接続手段(図示せず)を介して接続されるエアシリンダ22aと、エアシリンダ22aへのエアの給排を調整する電磁制御弁22bとを備える。
エアシリンダ22aもシリンダ22a1の内部を摺動自在なピストン22a2とピストン22a2に接続されるロッド22a3を有し、ロッド22a3がプレート26に接続され、ロッド20a3の進退に応じてプレート26を環状部材12の内孔12aの軸芯方向(環状部材12の長軸方向)に平行な上下方向に変位(上昇あるいは下降)させるように構成される。
電磁制御弁22bもソレノイド22b1が消磁されるとき、エア供給源(図示せず)からエアが入力ポートIaから供給され、供給されたエアはチェックバルブ22b2を押し上げてシリンダ22a1のロッド22a3側の室に供給されてロッド22a3を後退(縮小)方向に駆動する。
また、電磁制御弁22bにおいてソレノイド22b1が励磁されるとき、エアは入力ポートIaからシリンダ22a1のピストン22a2側の室に供給されてロッド22a3を進出(突出)方向に駆動すると共に、ロッド22a3側の室のエアが大気ポートEaから大気に開放されるとき、可変オリフィス22b3でロッドの突出方向の速度が調整される。
このように環状部材変位機構22は、エアシリンダ22aのロッド22a3の進退に応じてプレート26を環状部材12の内孔12aの軸芯方向に平行な上下方向に変位可能なように構成される。
制御部24は、CPU,ROM,RAM,I/Oなどを備えたマイクロコンピュータを有するECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)から構成される。
図1に示す如く、エアシリンダ20a,22aのロッド20a3,22a3の付近には磁気センサ(異常検出部)30,32が配置される。磁気センサ30,32はロッド20a3,22a3の先端付近に固定された磁性体と磁性体の位置に応じて電圧を出力する磁電変換素子(共に図示せず)から構成される。
磁気センサ30,32は、エアシリンダ20a,22aのロッド20a3,22a3が後退位置、換言すれば、内孔拡張機構に接続される4個の爪16あるいは環状部材変位機構22に接続されるプレート26が初期位置にあるか否かを示す信号を出力する。
また、4個の爪16の付近には光センサ34が配置され、発光部から受光部に向けて光を照射することで環状部材12の内孔12aに線状部材14が挿通されたか否かを示す信号を出力する。磁気センサ30,32と光センサ34の出力は制御部24に送られる。
さらに、治具10の適宜位置には作業者のオン・オフ操作可能なスイッチ40が設けられ、その出力は制御部24に送られる。また、制御部24はMIL(警告灯)42を備える。
制御部24はそれらセンサの出力に基づき、エアシリンダ20a,22aへのエアの給排を調整する電磁制御弁20b,22bのソレノイド20b1,22b1を励磁・消磁することで、内孔拡張機構20と環状部材変位機構22の動作を制御する。
図3は制御部24の動作を示すフロー・チャート、図4以降はその動作を説明する説明図である。尚、図示のプログラムは、4個の爪16(図4に示す)に、図5に示すように作業者によって環状部材12がセットされると共に、作業者によってスイッチ40がオンされるとき、実行される。
以下説明すると、S10において内孔拡張機構20を作動させる。即ち、図4と図5に示す如く、線状部材14の挿通に先立ち、4個の爪16が環状部材12と内孔12aで係合するとき、4個の爪16を相互に近接する初期位置から相互に離間する拡張位置に変位させて環状部材12の内孔12aを拡張させるように内孔拡張機構20の動作を制御する。
図3フロー・チャートにあっては次いでS12に進んで時間計測を開始し、次いでS14に進んで所定時間、例えば30secが経過したか否か判断する。
S14で否定されるときはS16に進み、線状部材14がセットされたか否か判断する。即ち、光センサ34の出力に基づき、図6に示す如く、環状部材12の拡張された内孔12aに作業者の手作業によって線状部材14が挿通されたか否か判断する。
S16で否定されるときはS12に戻って上記した処理を繰り返す一方、肯定されるときはS18に進み、環状部材変位機構22を作動させる(プレート26を上昇させる)。即ち、図7と図8に示す如く、環状部材12の拡張された内孔12aに線状部材14が挿通されたとき、プレート26を移動(上昇)させて環状部材12を4個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させるように環状部材変位機構22の動作を制御する。
次いでS20に進み、環状部材12と線状部材14の組み付け体が抜き取られたか否か判断する。即ち、光センサ34の出力に基づき、図9に示す如く、環状部材12の内孔12aに線状部材14が挿通されて完成された組付け体が作業者の手作業によって治具10から抜き取られたか否か判断する。
S20で否定されるときは肯定されるまで判断を繰り返す一方、肯定されるときは4個の爪16を初期位置に復帰させるように内孔拡張機構20の動作を制御すると共に、環状部材変位機構22の作動を停止させるように、即ち、図10に示す如く、プレート26を移動(下降)させて初期位置に復帰するように環状部材変位機構22の動作を制御する。
次いでS24に進み、磁気センサ30,32の出力に基づき、内孔拡張機構20と環状部材変位機構22の動作に異常、例えばプレート26の移動(上昇)異常が生じたか否か判断する。
具体的には、磁気センサ30,32の出力に基づき、内孔拡張機構20と環状部材変位機構22のエアシリンダ20a,22aでロッド20a3,22a3が後退位置に正常に復帰していないか判断し、否定されるときはプログラムを終了する一方、肯定されるときは異常が生じたと判断し、S26に進み、MIL42を点灯して作業者に警告する。
また、S14で所定時間が経過したと判断されるときはS28に進み、内孔拡張機構20の動作を直ちに停止させ(4個の爪16を初期位置に直ちに復帰させ)、S26に進んでMIL42を点灯して作業者に警告する。
上記においてS12,S14の処理は図1に示す制御部24の判断部24aによって行われると共に、、S24の処理は異常検出部24bによって行われる。図1において磁気センサ30,32の出力は具体的には異常検出部24bに入力され、異常検出部24bはその入力に基づいて異常を検出する。
上記した如く、この実施形態にあっては、環状部材12の内孔12aに線状部材14を挿通して組み付ける環状部材・線状部材組み付け治具10において、前記環状部材12と前記内孔12aで係合可能な複数(4)個の爪16と、前記複数個の爪16が前記環状部材12と前記内孔12aで係合するとき、前記複数個の爪16を相互に近接した初期位置から相互に離間した拡張位置に変位させて前記環状部材12の前記内孔12aを拡張可能な内孔拡張機構20と、前記環状部材12の前記拡張された内孔12aに前記線状部材14が挿通されたとき、前記環状部材12を前記複数個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構22と、前記内孔拡張機構20と前記環状部材変位機構22の動作を制御する制御部24(S10からS28)とを備える如く構成したので、内孔拡張機構20に加え、拡張された内孔12aに線状部材14が挿通されたとき、環状部材12を複数個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構22と、それらの動作を制御する制御部24とを備えることにより、作業者の手作業を減らして作業効率を向上させることができると共に、両手の使用に支障がある作業者であっても片手で容易に作業することができる。
また、前記制御部24は、前記内孔拡張機構20が前記環状部材12の内孔12aを所定時間以上継続して拡張しているか否か判断する判断部(24a,S12,S14)を備え、前記判断部によって前記環状部材12の内孔12aを前記所定時間以上継続して拡張していると判断されるとき、前記内孔拡張機構20の動作を停止させる(S28)如く構成したので、上記した効果に加え、環状部材の変形を防止することができる。
また、前記複数個の爪16はプレート26上で前記環状部材12と前記内孔12aで係合可能であると共に、前記環状部材変位機構22は前記プレート26に接続され、前記環状部材12の前記拡張された内孔12aに前記線状部材14が挿通されたとき、前記プレート26を移動(上昇)させて前記環状部材12を前記複数個の爪16との係合を離脱する位置まで変位させる如く構成したので、作業効率を一層向上できると共に、両手の使用に支障がある作業者であっても片手で一層容易に作業することができる。
また、前記制御部(ECU24)は前記内孔拡張機構20と前記環状部材変位機構22の動作の異常を検出する異常検出部(24b、磁気センサ30,32,S24)を備え、前記異常検出部によって前記内孔拡張機構20と前記環状部材変位機構22の少なくともいずれかの動作が異常と判断される場合、作業者に警告する(S26)如く構成したので、上記した効果に加え、環状部材12や線状部材14の変形などを一層効果的に防止することができる。
尚、上記において内孔拡張機構20と環状部材変位機構22の動作源としてエアシリンダ20a,22aを用いたが、それに代えて油圧シリンダ、電動モータなどを用いても良い。
また、複数個の爪16の個数の4個の限定されるものではなく、環状部材12あるいは線状部材14の形状も図示のものに限定されないことはいうまでもない。
また、作業者への警告をMIL42の点灯によって行ったが、それに代え、あるいはそれに加え、音声あるいは画像で行っても良い。
10 環状部材・線状部材組み付け治具(治具)、12 環状部材、12a 内孔、14 線状部材、16 複数個の爪、20 内孔拡張機構、20a エアシリンダ、20a3 ロッド、20b 電磁制御弁、22 環状部材変位機構、22a エアシリンダ、22a3 ロッド、22b 電磁制御弁、24 制御部(ECU)、24a 判断部、24b、30,32 異常検出部、26 プレート、34 光センサ、40 スイッチ、42 MIL

Claims (3)

  1. 環状部材の内孔に線状部材を挿通して組み付ける環状部材・線状部材組み付け治具において、前記環状部材と前記内孔で係合可能な複数個の爪と、前記複数個の爪が前記環状部材と前記内孔で係合するとき、前記複数個の爪を相互に近接した初期位置から相互に離間した拡張位置に変位させて前記環状部材の前記内孔を拡張可能な内孔拡張機構と、前記環状部材の前記拡張された内孔に前記線状部材が挿通されたとき、前記環状部材を前記複数個の爪との係合を離脱する位置まで変位させる環状部材変位機構と、前記内孔拡張機構と前記環状部材変位機構の動作を制御する制御部とを備えると共に、前記制御部は、前記内孔拡張機構が前記環状部材の内孔を所定時間以上継続して拡張しているか否か判断する判断部を備え、前記判断部によって前記環状部材の内孔を前記所定時間以上継続して拡張していると判断されるとき、前記内孔拡張機構の動作を停止させることを特徴とする環状部材・線状部材組み付け治具。
  2. 前記複数個の爪はプレート上で前記環状部材と前記内孔で係合可能であると共に、前記環状部材変位機構は前記プレートに接続され、前記環状部材の前記拡張された内孔に前記線状部材が挿通されたとき、前記プレートを移動させて前記環状部材を前記複数個の爪との係合を離脱する位置まで変位させることを特徴とする請求項1記載の環状部材・線状部材組み付け治具。
  3. 前記制御部は前記内孔拡張機構と前記環状部材変位機構の動作の異常を検出する異常検出部を備え、前記異常検出部によって前記内孔拡張機構と前記環状部材変位機構の少なくともいずれかの動作が異常と判断される場合、作業者に警告することを特徴とする請求項1または2記載の環状部材・線状部材組み付け治具。
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