JP6573470B2 - 逆流防止弁、及びサイホン排水システム - Google Patents
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Description
水廻り器具から排水がなされ、逆流防止弁に水圧が作用すると、開閉弁が弾性変形して開き、排水が開閉弁を通過して下流側に流出する。
そして、水廻り器具からの排水が終了して水圧が掛らなくなると、開閉弁が元の状態に弾性復帰して閉じる。
しかしながら、この種の逆流防止弁では、排水が流れている間は問題ないが、空気が流れている間に逆流防止弁の開閉弁が振動し、異音(例えば、ブーという音)を発生する場合がある。
図1〜図6を用いて、本発明の第1の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。
逆流防止弁付き継手24は、ゴム等の弾性材料からなる略筒状の逆流防止弁38を備えている。
図1、及び図3に示すように、逆流防止弁38は、逆流防止弁付き継手24の本体部40に設けられたフランジ部42に係合する係合部としての環状の管状部44を備えており、管状部44の下流側には管状部44から離れるにしたがって互いの間隔が接近する一対の湾曲面46を備えた略筒状の絞り部48が一体的に形成されている。逆流防止弁38は弾性材料から形成されているため、管状部44を容易に拡径でき、フランジ部42に着脱自在となっている。なお、管状部44と絞り部48とは同軸的に配置され、管状部44の中心線(軸線)CLと絞り部48の中心線(軸線)CLとは一致している。なお、ここでいう中心線CLの方向は、逆流防止弁38を流れる流体の流れ方向と一致している。
次に、本実施形態の逆流防止弁38の作用を説明する。
台所流し16の使用により台所流し16から排水がなされると、排水はディスポーザ20、排水トラップ22を介して逆流防止弁付き継手24に至る。排水が逆流防止弁38に流入すると、排水の圧力により開閉弁50を押し広げ、開放状態となった開閉弁50を通過し、下流側へ排出される(図6(A)参照)。
空気に対しても、開閉弁50が開きやすくなるため、開閉弁50が振動し難くなり、異音の発生を抑制することができる。
次に、図7を用いて、本発明の第2の実施形態に係るサイホン排水システム10について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態のサイホン排水システム10では、第1の実施形態のサイホン排水システム10で用いられていた排水トラップ22が省略されているものである。
本実施形態では、台所流し16から排水が終了し、竪管28B内でサイホン力が発生している場合、横引き管28A内が負圧となっているので、横引き管28A内には台所流し16の排水部から空気が流入し、空気が開閉弁50を通過するが、第1の実施形態と同様に、開閉弁50の異音の発生は抑えられる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
図10に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、端縁50Bの上流側の中心線CL上に曲率中心を有する円弧状に形成されている。
図11に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、端縁50Bの下流側に曲率中心を有する円弧状の端縁50Ba、及び端縁50Bbで形成されている。
図12に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが直線状とされ、中心線CLと直交する方向に対して傾斜している。
図13に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、第1の実施形態とは反対方向に傾斜する直線状の端縁50Baと直線状の端縁50Bbとで形成されている。
図14に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、端縁50Bの下流側の中心線CL上に曲率中心を有する円弧状に形成されている。
図15に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、端縁50Bの上流側に曲率中心を有する円弧状の端縁50Ba、及び端縁50Bbで形成されている。
図16に示す開閉弁50は、上流側の端縁50Bが、両側の一部分で中心線CLと直交する方向に対して傾斜している。
上記図10〜図16の逆流防止弁38は、何れも下流側の端縁50Aが中心線CLに直交する方向に延びていたが、端縁50Aは中心線CLに直交する方向に対して傾斜していても良く、例えば、上流側の端縁50Bと平行としても良い。
なお、傾斜とは、中心線CLに直交する方向に対して角度(但し、90°を除く)を有していることを意味しており、その傾斜している部分の形状としては、直線状であっても良く、円弧状等の曲線状であっても良い。
Claims (5)
- 管状部と、
管状部から延出する絞り部と、
前記絞り部の先端部に設けられ弾性力で面接触して流路を閉塞し、平面視で前記絞り部側の上流側縁部が前記絞り部の中心線と直交する方向に対して傾斜すると共に、前記絞り部側とは反対側の下流側縁部が、前記上流側縁部と同じ方向に傾斜している開閉弁と、
を備える、逆流防止弁。 - 前記上流側縁部、及び前記下流側縁部は、前記開閉弁の中央部分が最も流路下流側に位置している、請求項1に記載の逆流防止弁。
- 前記開閉弁は、前記絞り部よりもヤング率の低い材料により形成される、請求項1又は請求項2に記載の逆流防止弁。
- 水廻り器具からの排水を水平方向に排水する横引き管、及び前記横引き管に連通されて前記横引き管からの前記排水を下方に落下させて排水する竪管を含んで構成されるサイホン排水管と、
前記水廻り器具と前記横引き管との間に前記開閉弁が排水方向下流側に向けて配置される請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の逆流防止弁と、
を備えたサイホン排水システム。 - 前記横引き管には、複数の前記水廻り器具からの排水が流入する、請求項4に記載のサイホン排水システム。
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JP2015077221A JP6573470B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 逆流防止弁、及びサイホン排水システム |
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JP2016196771A JP2016196771A (ja) | 2016-11-24 |
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- 2015-04-03 JP JP2015077221A patent/JP6573470B2/ja active Active
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