JP6031647B2 - 管体継ぎ手 - Google Patents

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本発明は、内部に気体や液体を通過させる管体に接続される管体継ぎ手であって、その内部に機械式逆流防止弁が内蔵されている管体継ぎ手に関するものである。
図12に記載の従来例における管体継ぎ手は、潜熱回収型給湯器や空調機器等の、使用によりドレン水を排出する機器に連結されている配管や、洗面ボウル、シンク等の使用により排水が排出される槽体等に接続される。
従来例の管体継ぎ手は、管体と、継ぎ手本体と、機械式逆流防止弁を有し、継ぎ手本体の上流側に管体が接続し、管体下流側にも管体と接続している。又、前記管体は、使用時においてドレン水が発生する排水機器(図示せず)と接続している。
継ぎ手部材は、上下端及び側面に開口部を有する略筒状の管体であって、内部に後述する機械式逆流防止弁を収納する収納室を有する。継ぎ手部材の上端に設けられた開口部は上流側の管体と接着剤によって接続し、継ぎ手部材の下端に設けられた開口部は下流側の管体と接着剤によって接続する。又、継ぎ手部材の側方に設けられた開口部は収納室の側面より開口し、挿入部材を介して機械式逆流防止弁が挿入し配置固定する為の開口である。
収納室は前記開口部と連続し、挿入部材及び機械式逆流防止弁を内部に備える。
挿入部材は、継ぎ手部材の側面の開口部に着脱自在に取り付けられる部材であって、後記機械式逆流防止弁が取り付けられ、継ぎ手部材の開口部に取り付けられた際には、継ぎ手部材内部の収納室に配置される。また、当該挿入部材は継ぎ手部材の側面の開口部にロック機構によって着脱自在且つ水密的に取り付けられる。
機械式逆流防止弁はいわゆる自封トラップとよばれるもので、図6に示すように、シリコンゴム等の可撓性を有する材質から成る。又、本従来例での機械式逆流防止弁は内部に排水流路を有する略円筒形状であり、下流側端部に開閉機能を有して、通常時は閉塞している閉塞部を備え、他端に挿入部材に嵌着する取付部を備えている。
閉塞部は円筒の一端を押し潰し、軸上で重ね合わせた形状をしており、内部より圧力が付与されない限りにおいて閉塞している。従って、上流側から閉塞部に向けて排水が流れる際には、該排水の圧力により閉塞部が押し広げられて、閉塞部の閉塞が解除される。一方、排水が流れていない状態においては、閉塞部は閉塞されており、機械式逆流防止弁は当該閉塞によって、下流側からの排水や臭気、害虫等の逆流を防ぐことができる。
上記の構成の従来の管体継ぎ手は以下のように施工・取り付けられる。
上流側と下流側の管体外周面に接着剤を塗布し、継ぎ手部材の上端及び下端を管体が内嵌するようにはめ込む。そうすると、上流及び下流の管体に継ぎ手部材が接続され、使用時に管体内部の排水は上流の管体そして継ぎ手部材を介して下流の管体へと排水される。そして、予め挿入部材に機械式逆流防止弁である自封トラップを取り付けておき、継ぎ手部材の側面の開口部に、挿入部材を差し込み、挿入部材を開口部に水密的に取り付ける。そうすると、挿入部材に取り付けられた機械式逆流防止弁は継ぎ手部材の収納室内に配置されることとなる。このときの機械式逆流防止弁の配置は、継ぎ手部材の上流側に向かうように機械式逆流防止弁の取付部が配置され、継ぎ手部材の下流側に向かうように機械式逆流防止弁の閉塞部が配置される。
また、継ぎ手部材の内部を清掃したい時、また、機械式逆流防止弁などをメンテナンスする際には、挿入部材を継ぎ手部材の開口部から取り外すことで、挿入部材に取り付けられた機械式逆流防止弁も取り外すことができる。従って、継ぎ手部材内部の清掃やメンテナンスも非常に容易である。
上記の構成の従来の管体継ぎ手では以下のような排水の流れとなる。
空調機器などからドレン水が発生すると、排水管である管体に排出される。そうすると、上流側の管体から継ぎ手部材内部に排水が流入する。
継ぎ手部材内に流入した排水は、継ぎ手部材の上端の開口部から流入し、収納室内に流入する。そして、収納部内の機械式逆流防止弁の取付部に排水が流入し、機械式逆流防止弁の閉塞部に排水が到達し、排水の圧力により閉塞部が押し広げられて開口し、排水が機械式逆流防止弁の閉塞部より下流へ排水される。機械式逆流防止弁より下流へ排水された排水は、継ぎ手部材の下端開口部より下流へと排水され、管体下流へと排出される。管体下流に排水された排水は、最終的には下水管へと排水される。
また、機械式逆流防止弁は、排水が完了すると自身の弾性により自動的に閉塞部を閉塞させるので、閉塞部より下流の空気や排水、さらには害虫が機械式逆流防止弁の閉塞部より上流へ逆流することはない。
特願2012−19196号公報
前記した従来例の管体継ぎ手では以下のような問題があった。
継ぎ手部材は管体と接着剤によって接続されるが、通常の接着剤は粘性があり、塗布後乾燥するまでに液ダレしてしまうことがある。その際、特に機械式に稼働する逆流防止弁内部に接着剤が液ダレしてしまうことがあった。機械式逆流防止弁に接着剤が液ダレしてしまうと、例えば機械式逆流防止弁である自封トラップの閉塞部内等の可動部分に接着剤が進入したりし、機械式逆流防止弁が接着剤によって誤作動もしくは正常に作動しない状態に陥ることがあった。
請求項1に記載の管体継ぎ手は、流体が流れる管体1と、管体1がその上流と下流に接続される継ぎ手部材2と、継ぎ手部材2内部に備えられる可動部分を備える機械式逆流防止弁4と、継ぎ手部材2の管体1と接続される箇所に接着剤のあふれを防止する凹部3から構成され、前記継ぎ手部材2は、内周面から中心方向に向かって飛び出すフランジ部23を備え、当該フランジ部23は前記機械式逆流防止弁4の流入側端部の内径よりも内側に突出することを特徴とする管体継ぎ手である。
請求項2に記載の管体継ぎ手は、前記管体1と継ぎ手部材2が鉛直方向に接続されることを特徴とする前記段落0007に記載の管体継ぎ手である。
請求項3に記載の管体継ぎ手は、前記機械式逆流防止弁4を、略筒体状にして弾性を有する素材からなり、筒体の中間部分に傾斜部分を設けて、筒体の一方の端部の内面同士が当接することで筒体が閉塞し、筒体の他端側から閉塞側へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、閉塞側から他端側へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する閉塞部411から構成される自封トラップ41としたことを特徴とする前記段落0007又は段落0008に記載の管体継ぎ手である。
請求項1に記載の本発明は、継ぎ手部材2の管体1と接続される箇所に接着剤のあふれを防止する凹部3を構成したことから、管体1と継ぎ手部材2を接着剤によって接着しても、接着剤の液ダレは凹部3内に収納される為、接着剤の液ダレが機械式逆流防止弁4に作用することがなくなり、機械式逆流防止弁4の誤作動することがなくなった。
請求項2に記載の本発明は、管体1と継ぎ手部材2が鉛直方向に接続されることにより、更に接着剤の液ダレが発生しやすい状況であっても、接着剤の液ダレを防止することができるようになった。
請求項3に記載の本発明は、前記機械式逆流防止弁4を、閉塞側から他端側へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する閉塞部から構成される自封トラップ41としたことにより、機械式逆流防止弁4の構造の多様性が増えた。
実施例1の施工状態を示す断面図である。 実施例1の管体継ぎ手の断面図である。 実施例1の分解断面図である。 図3の上面図である。 凹部付近の拡大断面図である。 機械式逆流防止弁の自封トラップを示す斜視図と断面図である。 実施例2の施工状態を示す断面図である。 その他の実施例の、弁体が閉塞時を示す断面図である。 図8の実施例の、弁体が開口時を示す断面図である。 その他の実施例の、弁体が閉塞時を示す断面図である。 図10の実施例の、弁体が開口時を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
以下に図1乃至図6に図示した管体継ぎ手の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に記載の本実施例における管体継ぎ手は、潜熱回収型給湯器や空調機器等の使用によりドレン水を排出する機器に連結されている配管に接続される。
本発明の管体継ぎ手は、管体1と、継ぎ手部材2と、機械式逆流防止弁4を有し、継ぎ手本体の上流側に管体1が接続し、継ぎ手部材2下流側にも管体1と接続している。又、前記管体1は、使用時においてドレン水が発生する排水機器(図示せず)と接続している。
継ぎ手部材2は、上下端及び側面に開口部を有する略筒状の管体1であって、内部に後述する機械式逆流防止弁4を収納する収納室22を有する。継ぎ手部材2の上端に設けられた開口部211は上流側の管体1と接着剤によって接続し、継ぎ手部材2の下端に設けられた開口部212は下流側の管体1と接着剤によって接続する。又、継ぎ手部材2の側方に設けられた開口部213は収納室22の側面より開口し、挿入部材5を介して機械式逆流防止弁4が挿入し配置固定する為の開口である。
また、継ぎ手部材2の上流側開口部211の下方内周には、内周面から中心方向に向かって飛び出すフランジ部23を備え、当該フランジ部23上に凹部3を構成している。当該凹部3は、フランジ部23上の円周上に沿って構成された凹みであり、当該凹部3は、管体継ぎ手と管体1を接着剤によって接続した際に発生する接着剤の液ダレを吸収してあふれを防止するように構成されている。また、下流側継ぎ手部材2の開口部212の上方に位置する箇所にも凹部3を構成している。
収納室22は前記開口部213と連続し、挿入部材5及び機械式逆流防止弁4を内部に備える。
挿入部材5は、継ぎ手部材2の側面の開口部213に着脱自在に取り付けられる部材であって、後記機械式逆流防止弁4が取り付けられ、継ぎ手部材2の開口部213に取り付けられた際には、継ぎ手部材2内部の収納室22に配置される。また、当該挿入部材5は継ぎ手部材2の側面の開口部213にロック機構によって着脱自在且つ水密的に取り付けられる。
機械式逆流防止弁4は本実施例ではいわゆる自封トラップ41とよばれるもので、シリコンゴム等の可撓性を有する材質から成る。又、本実施例での機械式逆流防止弁4は図6に示すように、内部に排水流路を有する略円筒形状であり、下流側端部に開閉機能を有して、通常時は閉塞している閉塞部411を備え、他端に挿入部材5に嵌着する取付部412を備えている。
閉塞部411は円筒の一端を押し潰し、軸上で重ね合わせた形状をしており、内部より圧力が付与されない限りにおいて閉塞している。従って、上流側から閉塞部411に向けて排水が流れる際には、該排水の圧力により閉塞部411が押し広げられて、閉塞部411の閉塞が解除される。一方、排水が流れていない状態においては、閉塞部411は閉塞されており、機械式逆流防止弁4は当該閉塞によって、下流側からの排水や臭気、害虫等の逆流を防ぐことができる。
尚、機械式逆流防止弁4は、排水だけではなく、空気も含む流体の逆流を防止する弁である。
上記の構成の本実施例の管体継ぎ手は以下のように施工・取り付けられる。
上流側と下流側の管体1外周面に接着剤を塗布し、継ぎ手部材2の上端及び下端を管体1が内嵌するようにはめ込む。そうすると、上流及び下流の管体1に継ぎ手部材2が接続され、結果的に管体1内部の排水は上流の管体1そして継ぎ手部材2を介して下流の管体1へと排水される。
このとき、接着剤が溢れて液ダレしたとしても、図5に示すように、継ぎ手部材2のフランジ部23の凹部3が構成されていることにより、当該凹部3に溢れて液ダレした接着剤が収納して溜まるので、凹部3より下流に配置されている機械式逆流防止弁4に接着剤が垂れることがなくなり、接着剤による誤作動が発生しなくなる。
また、予め挿入部材5に機械式逆流防止弁4である自封トラップ41を取り付けておき、継ぎ手部材2の側面の開口部213に、挿入部材5を差し込み、挿入部材5を開口部213に水密的に取り付ける。そうすると、挿入部材5に取り付けられた機械式逆流防止弁4は継ぎ手部材2の収納室22内に配置されることとなる。このときの機械式逆流防止弁4の配置は、継ぎ手部材2の上流側に向かうように機械式逆流防止弁4の取付部412が配置され、継ぎ手部材2の下流側に向かうように機械式逆流防止弁4の閉塞部411が配置される。
また、継ぎ手部材2の内部を清掃したい時、また、機械式逆流防止弁4などをメンテナンスする際には、挿入部材5を継ぎ手部材2の開口部213から取り外すことで、挿入部材5に取り付けられた機械式逆流防止弁4も取り外すことができる。従って、継ぎ手部材2内部の清掃やメンテナンスも非常に容易である。
上記の構成の管体継ぎ手では以下のような排水の流れとなる。
空調機器などからドレン水が発生すると、排水管である管体1に排出される。そうすると、上流側の管体1から継ぎ手部材2内部に排水が流入する。
継ぎ手部材2内に流入した排水は、継ぎ手部材2の上端の開口部211から流入し、収納室22内に流入する。そして、収納室22内の機械式逆流防止弁4の取付部412に排水が流入し、機械式逆流防止弁4の閉塞部411に排水が到達し、排水の圧力により閉塞部411が押し広げられて開口し、排水が機械式逆流防止弁4の閉塞部411より下流へ排水される。機械式逆流防止弁4より下流へ排水された排水は、継ぎ手部材2の下端開口部212より下流へと排水され、管体1下流へと排出される。管体1下流に排水された排水は、最終的には下水管へと排水される。
また、機械式逆流防止弁4は、排水が完了すると自身の弾性により自動的に閉塞部411を閉塞させるので、閉塞部411より下流の空気や排水、さらには害虫が機械式逆流防止弁4の閉塞部411より上流へ逆流することはない。
以下に第二実施例の管体継ぎ手の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図7に記載の本実施例における管体継ぎ手は、潜熱回収型給湯器や空調機器等の使用によりドレン水を排出する機器に連結されている配管に接続される。
本発明の管体継ぎ手は、管体1と、継ぎ手部材2と、機械式逆流防止弁4を有し、継ぎ手本体の上流側に管体1が接続し、継ぎ手部材2下流側にも管体1と接続している。又、前記管体1は、使用時においてドレン水が発生する排水機器(図示せず)と接続している。
継ぎ手部材2は、上下端及び側面に開口部を有する略筒状の管体1であって、内部に後述する機械式逆流防止弁4を収納する収納室22を有する。継ぎ手部材2の上端に設けられた開口部211は上流側の管体1と接着剤によって接続し、継ぎ手部材2の下端に設けられた開口部212は下流側の管体1と接着剤によって接続する。又、継ぎ手部材2の側方に設けられた開口部213は収納室22の側面より開口し、機械式逆流防止弁4が挿入し配置固定する為の開口である。
また、継ぎ手部材2の上流側開口部211の下方内周には、内周面から中心方向に向かって飛び出すフランジ部23を備え、当該フランジ部23上に凹部3を構成している。当該凹部3は、フランジ部23上の円周上に沿って構成された凹みであり、当該凹部3は、管体継ぎ手と管体1を接着剤によって接続した際に発生する接着剤の液ダレを吸収してあふれを防止するように構成されている。また、下流側継ぎ手部材2の開口部212の上方に位置する箇所にも凹部3を構成している。
収納室22は前記開口部213と連続し、機械式逆流防止弁4を内部に備える。
蓋部材6は、継ぎ手部材2の側面の開口部213に着脱自在に取り付けられる部材であって、継ぎ手部材2の側面の開口部213にロック機構などの取付手段によって着脱自在且つ水密的に取り付けられる。
機械式逆流防止弁4は本実施例では、ピンを支点とする弧状運動を行う弁体422と、弁体422が流体の逆流によって圧着する弁座423と、更に弁体422を常時付勢するスプリング425などの弾発部材と、を備えた逆流防止弁を備える。
当該機械式逆流防止弁4の弁体422の素材は例えば合成樹脂や金属板、さらにはシリコンゴム、樹脂やゴム等の可撓性を有する材質から成る。又、弁座423を備えているので、流体の下流から上流側への逆流によって弁体422が作動し当該弁座423に当接することによって、上流側からの排水の逆流を防ぐことが出来る。
弁体422は、ピンによって継ぎ手部材2に回動可能に軸着されており、継ぎ手部材2上流より圧力が付与されない限りにおいてスプリング425の付勢により弁座423に密着されて閉塞している。従って、上流側から弁体422に向けて排水が流れる際には、該排水の圧力により弁体422のスプリング425が押されて、弁体422と弁座423の着座の閉塞が解除される。一方、排水が流れていない状態においては、スプリング425の弾発力により弁体422と弁座423は着座し閉塞されており、機械式逆流防止弁4は当該閉塞によって、下流側からの排水や臭気、害虫等の逆流を防ぐことができる。
尚、機械式逆流防止弁4は、排水だけではなく、空気も含む流体の逆流を防止する弁である。
上記の構成の管体継ぎ手は以下のように配置・施工される。
上流側と下流側の管体1外周面に接着剤を塗布し、継ぎ手部材2の上端及び下端を管体1が内嵌するようにはめ込む。そうすると、上流及び下流の管体1に継ぎ手部材2が接続され、結果的に管体1内部の排水は上流の管体1そして継ぎ手部材2を介して下流の管体1へと排水される。
このとき、接着剤が溢れて液ダレしたとしても、継ぎ手部材2のフランジ部23の凹部3が構成されていることにより、図5に示すように、当該凹部3に溢れて液ダレした接着剤が収納して溜まるので、凹部3より下流に配置されている機械式逆流防止弁4に接着剤が垂れることがなくなり、接着剤による誤作動が発生しなくなる。
また、予め継ぎ手部材2内に機械式逆流防止弁4を取り付けておき、継ぎ手部材2の側面の開口部213に、蓋部材6を開口部に水密的に取り付ける。そうすると、機械式逆流防止弁4は継ぎ手部材2の収納室22内に配置されることとなる。このときの機械式逆流防止弁4の配置は、継ぎ手部材2の下流側に向かって開口するよう機械式逆流防止弁4が取付配置される。
また、継ぎ手部材2の内部を清掃したい時、また、機械式逆流防止弁4などをメンテナンスする際には、蓋部材6を継ぎ手部材2の開口部213から取り外すことで、機械式逆流防止弁4も取り外すことができる。従って、継ぎ手部材2内部の清掃やメンテナンスも非常に容易である。
上記の構成の管体継ぎ手では以下のような排水の流れとなる。
空調機器などからドレン水が発生すると、排水管である管体1に排出される。そうすると、上流側の管体1から継ぎ手部材2内部に排水が流入する。
継ぎ手部材2内に流入した排水は、継ぎ手部材2の上端の開口部211から流入し、収納室22内に流入する。そして、収納室22内の機械式逆流防止弁4の弁体422に排水が到達し、排水の圧力により弁体422のスプリング425が押し下げられて開口し、排水が機械式逆流防止弁4の閉塞部411より下流へ排水される。機械式逆流防止弁4より下流へ排水された排水は、継ぎ手部材2の下端開口部212より下流へと排水され、管体1下流へと排出される。管体1下流に排水された排水は、最終的には下水管へと排水される。
また、機械式逆流防止弁4は、排水が完了するとスプリング425の反発力により弁体422が弁座423に着座し閉塞させるので、弁体422より下流の空気や排水、さらには害虫が機械式逆流防止弁4の閉塞部411より上流へ逆流することはない。
本発明は、前記した実施例のほか、特許請求の範囲を越えない範囲で適宜変更は可能である。
例えば前記機械式逆流防止弁4を、図8、図9に示すように継ぎ手部材2内に設けたガイド424と、ガイド424によって垂直に作動する弁体422と、弁体422が流体の逆流によって圧着する弁座423とを備えた逆流防止弁としてもかまわない。
また、前記機械式逆流防止弁4を、図10、図11に示すように継ぎ手部材2内部で垂直に作動するフロート426と、フロート426が流体の逆流によって圧着する弁座423とを備えた逆流防止弁としてもかまわない。このように、可動部分を有する逆流防止弁すなわち機械式逆流防止弁4において、本発明を利用することができる。
また、前記実施例では、本発明の管体継ぎ手が用いられる箇所を、潜熱回収型給湯器や空調機器等の、使用によりドレン水を排出する機器に連結されている配管としているが、例えば洗面台や台所の排水管や、排水縦管、また、換気用の通気、吸気管、などに用いられても構わない。
1 管体
2 継ぎ手部材
211 上流の開口部
212 下流の開口部
213 側面の開口部
22 収納室
23 フランジ部
3 凹部
4 機械式逆流防止弁
41 自封トラップ
411 閉塞部
412 取付部
422 弁体
423 弁座
424 ガイド
425 スプリング
426 フロート
5 挿入部材
6 蓋部材

Claims (3)

  1. 流体が流れる管体1と、
    管体1がその上流と下流に接続される継ぎ手部材2と、
    継ぎ手部材2内部に備えられる可動部分を備える機械式逆流防止弁4と、
    継ぎ手部材2の管体1と接続される箇所に接着剤のあふれを防止する凹部3から構成され、
    前記継ぎ手部材2は、内周面から中心方向に向かって飛び出すフランジ部23を備え、
    当該フランジ部23は前記機械式逆流防止弁4の流入側端部の内径よりも内側に突出することを特徴とする管体継ぎ手。
  2. 前記管体1と継ぎ手部材2が鉛直方向に接続されることを特徴とする前記請求項1に記載の管体継ぎ手。
  3. 前記機械式逆流防止弁4を、
    略筒体状にして弾性を有する素材からなり、
    筒体の中間部分に傾斜部分を設けて、
    筒体の一方の端部の内面同士が当接することで筒体が閉塞し、
    筒体の他端側から閉塞側へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、
    閉塞側から他端側へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する閉塞部411から構成される自封トラップ41としたことを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の管体継ぎ手。
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