JP5324853B2 - サイフォン排水システム - Google Patents

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本発明は、サイフォン力を利用して排水するサイフォン排水システムに関する。
近年、従来の勾配排水システムに代わって、サイフォン排水システムが提案されている。サイフォン排水システムは、特許文献1に記載されるように、水廻り器具とサイフォン排水管を含んで構成されており、サイフォン排水管は、床スラブに沿って無勾配で配管された横引き管、及び、垂下部をなす竪管で構成されている。そして、サイフォン排水システムでは、竪管にて発生するサイフォン力(負圧力)を利用して、水廻り器具からの排水効率の向上が図られている。
このようなサイフォン排水システムのサイフォン排水管は、基本的に排水立て管との間に設けられる合流部継手に達するまで他のパイプとは合流することはなく、各水廻り器具に対応するサイフォン排水管がそのまま合流部継手に接続されている。
また、サイフォン排水システムでは、在来の排水方式と異なり、勾配を必要としないため、管材として塩化ビニルに代表される硬管に代えて、ポリブテン管、架橋ポリエチレン管等の自由に曲げることの可能な可とう管や、複層管・金属補強樹脂管・銅管などの曲げ形状を保持可能な可とう管などの、施工性・作業性の高い管を自由に使用することができる。
ところで、前述のように、サイフォン排水管が合流する合流部継手において、多量の排水があった際などには、通気不良による、排水不良やトラップの破封が生じることがある。
特開平6−42019号公報
このような不都合を解消するために、合流部継手を大気に開放して通気を行うことが考えられるが、通気部分から合流部継手の臭気が排出されることがあることから、臭気対策が必要である。一方、通気部分は、合流部継手を介して排水立て管へ通じているので、雨水やその他の水が床スラブ上に溜まった場合に、その水を通気部分を利用して排水することができれば便利である。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、複数の竪管が合流する合流部における排水性を良くすると共に、床スラブ上に溜まった水を排水することが可能なサイフォン排水システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るサイフォン排水システムは、床スラブの下方へ排水を流下させることによりサイフォン力を発生させる複数の竪管を有するサイフォン排水管と、前記複数の竪管が連結され、前記複数の竪管を流下した排水を合流させる合流部と、前記合流部と連通されると共に前記床スラブ上に溜まった水と大気とが流入可能に前記床スラブの上方へ向かって開口する通気路が形成された通気路形成部材と、前記通気路形成部材に設けられ、弾性材料で筒状に形成され、上流側が常時開口しており、下流側が開閉可能とされかつ自由状態では閉じており、前記通気路の開口から前記合流部内へ向かう流体の流入を許容すると共に前記合流部内から前記通気路の開口へ向かう流体の流出を阻止するメンブレンバルブと、を備えている。
この構成によれば、メンブレンバルブは通気路の外側から内側へ向かう流体の流入を許容するので、合流部が大気に対して負圧になると、筒状に形成されたメンブレンバルブには、引っ張られる力が作用し、閉じていた下流側が開放される。
メンブレンバルブの下流側が開放されると、常時開口している上流側を通じて通気路の外側からメンブレンバルブへ流入する空気が、開放された下流側から合流部へ流入する。これにより、合流部の負圧が解消され、合流部における排水性が向上する。
また、メンブレンバルブは、通気路の内側から外側へ向かう流体の流出が阻止するので、合流部が大気に対して正圧となった場合でも、メンブレンバルブが閉鎖されて、合流部内の空気が外部へ出ることがなく、臭気の排出を防止することができる。
また、床スラブ上に水が溜まった場合は、その水は、床スラブの上方へ向かって開口する通気路をから、常時開口している上流側を通じてメンブレンバルブへ流入する。筒状に形成されたメンブレンバルブに水が流入すると、メンブレンバルブには押し広げられる力(水圧)が作用し、閉じていた下流側が開いて水が合流部へ流れる。このように、床スラブ上に溜まった水を合流部へ排水することができる。
本発明の請求項2に係るサイフォン排水システムは、請求項1の構成において、前記通気路形成部材は、上面が前記床スラブの上面と同じ高さ又は床スラブの上面よりも低い位置に配置されている。
この構成によれば、床スラブ上に溜まった水を、より効果的に通気路へ流入させることができる。
本発明の請求項3に係るサイフォン排水システムは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記合流部は、排水立て管と連結される合流部継手を含んで構成されている。
この構成によれば、合流部継手内の通気を行うことができ、合流部継手内からの排水性を向上させることができると共に、合流部継手へ床スラブ上に溜まった水を流し込むことができる。
本発明の請求項4に係るサイフォン排水システムは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、前記合流部は、前記複数の竪管の下流端部が筒内部に挿入された筒状の収納部材を含んで構成されている。
この構成によれば、収納部材内の通気を行うことができ、収納部材の内部における排水をスムーズに行うことができる。
本発明の請求項5に係るサイフォン排水システムは、請求項4に記載の構成において、前記通気路形成部材は、前記収納部材の上端側に設けられ、前記複数の竪管を挿通可能な挿通孔が形成されると共に、前記収納部材の内部と外部とを閉塞する。
この構成によれば、通気路形成部材を用いて収納部材を閉鎖できると共に、竪管を挿通孔に通して保持することができる。
本発明の請求項6に係るサイフォン排水システムは、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前記サイフォン排水管は、前記竪管に接続されると共に前記床スラブに沿って配管された横引き管を有し、前記床スラブには、前記竪管を貫通させる貫通口、及び、前記貫通口の外側に前記床スラブの上面よりも低い面を構成する落込み凹部が形成され、前記通気路の開口は、前記落込み凹部からの水が流入可能な位置に形成されている。
一般的に、サイフォン排水管における横引き管と竪管の間の屈曲部分は、サイフォンの発生を促進するために、直角に屈曲されるのではなく、直角よりも緩やかなR形状とされている。そこで、竪管を貫通させる貫通口の外側に落込み凹部を構成する。この落込み凹部は、床スラブの上面よりも低くなっているので、横引き管と竪管の間の屈曲部分を落込み凹部に配置することにより、サイフォン排水管を床スラブとの干渉を避けつつ容易に配管することができる。
このように落込み凹部を構成した場合には、落込み凹部に雨水等が流れ込むことが考えられる。そこで、通気路形成部材の通気路の開口を、落込み凹部からの水が流入可能な位置に構成する。具体的には、落込み凹部に向かって開口し、落込み凹部と同じ高さ、または落込み凹部よりも低い位置に構成する。これにより、万一落込み凹部に雨水等が流れ込んだ場合でも、通気路へ流すことができる。
本発明は、上記構成としたので、複数の竪管が合流する合流部における排水性を良くすると共に、床スラブ上に溜まった水を排水することができる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(第1実施形態に係るサイフォン排水システムの構成)
まず、第1実施形態に係るサイフォン排水システムの構成を説明する。図1には、第1実施形態に係るサイフォン排水システムの構成が概略図にて示されている。
第1実施形態に係るサイフォン排水システムは、サイフォン力を利用して水廻り器具からの排水を効率よく排出する排水システムである。第1実施形態では、サイフォン排水システムを、複数階で構成された集合住宅に用いた例について説明する。なお、サイフォン排水システムは、集合住宅に好適に用いられるが、集合住宅以外の戸建て住宅や工場等にも用いることができる。
第1実施形態のサイフォン排水システム10は、図1に示すように、排水を下方へ流す排水立て管12を備えている。この排水立て管12は、集合住宅の上下方向(縦方向)に延設され、集合住宅の各階の床スラブ14を貫いている。床スラブ14の貫かれている部分を、以下「貫通口15」という。貫通口15の外側(図1における上側)には、落込み凹部15Aが構成されている。落込み凹部15Aは、床スラブ14の上面よりも一段下がった段部で構成されている。
なお、排水立て管12は、図1−2に示すように、スラブ14を貫くのではなく、集合住宅の外側に配置される構成であってもよい。図1−2に示す構成では、排水立て管12は外壁に設けられた支持部材19により支持されている。
また、図1−3、図1−4、図1−5に示すように、貫通口15とは別に、後述の竪管26が床スラブ14を貫く貫通口35が形成される構成であってもよい。また、図1−3、図1−4、図1−5に示すように、落込み凹部15Aは、任意の位置に形成することができる。
図1−3に示す例では、落込み凹部15Aは、貫通口35の外側(図1−3における上側)であって、収納管30と排水立て管12との間の部分及び収納管30から見て排水立て管12がある側とは反対側の部分を含めた領域に形成されている。また、図1−4に示す例では、落込み凹部15Aは、貫通口35の外側(図1−4における上側)であって、収納管30から見て排水立て管12がある側とは反対側の部分を含めた領域に形成され、収納管30と排水立て管12との間の部分には落込み凹部15Aが形成されていない。また、図1−5に示す例では、落込み凹部15Aは、貫通口15及び貫通口25の外側(図1−5における上側)であって、排水立て管12の周囲を含めて形成されている。
集合住宅の各階の各戸には、複数の水廻り器具16が設けられており、この水廻り器具16には、サイフォン排水管22が接続されている。サイフォン排水管22は、床スラブ14上に無勾配で設置され、略水平方向に延びる横引き管24と、排水立て管12に沿って、上下方向(鉛直方向)に配設される竪管26と、一端部が横引き管24に接続されると共に他端部が竪管26に接続されたベンド管25と、を有している。
なお、サイフォン排水管22としては、サイフォン力を発生させる竪管26を有していればよく、横引き管24及びベンド管25は、必須の構成ではない。
竪管26は貫通口15部分で床スラブ14を貫通しており、排水立て管12に沿って配置されている。貫通口15から下側には、排水立て管12に沿って、竪管26を収納する収納部材の一例としての収納管30が配置されている。収納管30は、筒状とされ、その筒内部には、竪管26の下端部(下流端部)が、収納管30の上方から挿入されている。竪管26の下端口は収納管30の下側に達しており、複数の竪管26が、収納管30で合流されている。
ベンド管25は、水平方向から下側へ向かってR形状に屈曲され、R部分は、落込み凹部15Aに配置されている。落込み凹部15Aが形成されていることにより、ベンド管25の曲率半径が比較的大きくても、床スラブ14と干渉し合わず、所定のR形状を保って貫通口15へ竪管26を落とし込むことができる。
貫通口15の隙間部分、すなわち、床スラブ14と排水立て管12、収納管30との間の隙間には、隙間埋部材17が詰め込まれている。隙間埋部材17により、床スラブ14の穴が埋められると共に、収納管30の上部が保持される。
収納管30の上端側は、通気路形成部材32により閉鎖されている。通気路形成部材32の詳細については、後述する。収納管30の下端側は、合流部継手40と接続され、合流部継手40を介して排水立て管12と連通されている。
この合流部継手40及び収納管30により、複数の竪管26を流下した排水を合流させる合流部が構成されている。
横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、1本の排水管で構成され、サイフォン排水管内では、収納管30までは他の排水管と途中で合流することなく、排水立て管12へ排水を導くようになっている。
横引き管24内の排水には、竪管26で発生するサイフォン水頭Hsのエネルギーにより、排水方向へ向かうサイフォン力が作用される。
また、横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、細くなれば、排水が満水の状態になりサイフォン力が発生しやすい一方、排水処理量が低下する。従って、横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、サイフォン力の発生のしやすさ及び必要な排水処理量を考慮した上で管の内径が設定され、例えば、20Aにされている。
通気路形成部材32は、図2に示すように、略円柱状とされ、通気路本体部34A及びフランジ部34Bを備えている。図3に示すように、通気路本体部34Aは、収納管30の内径よりもわずかに小径とされ、収納管30に圧入可能とされている。フランジ部34Bは、収納管30の端辺に当接され、これにより通気路形成部材32が収納管30内へ入り込むことが防止されている。
通気路形成部材32の中央部には、通気路37が形成されている。通気路37は、通気路形成部材32の中央部を貫通し、上方へ開放されると共に、収納管30内と連通されている。通気路37の上側開口は、床スラブ14の上面と同レベルの高さ、または、床スラブ14の上面よりも低い位置に形成されている。第1実施形態では、落込み凹部15Aの上面とほぼ同じ高さとされている。
なお、通気路37は、通気路形成部材32の中央部に形成される必要はなく、図2−2に示すように、通気路形成部材32の中央部からずれた外周側に形成されていてもよい。
通気路形成部材32に形成された通気路37には、通気路37の外側(図3における上側)から内側(図3における下側)へ向かう流体の流入を許容すると共に内側から外側へ向かう流体の流出を阻止するメンブレンバルブ80が設けられている。
なお、ここでいう流体には、少なくとも、空気、臭気、水、細菌が含まれる。
メンブレンバルブ80は、通気路37の内壁に縦方向に取り付けられており、上流端部80Aが上側に配置され、下流端部80Bが下側に配置されている。
メンブレンバルブ80は、ゴム等の弾性体からなる筒状の成形品であり、自由状態では、上流端部80A側は図4(A)に示すように、円形に形成されて開口しているが、図3に示すように、下流端部80Bへ向かうにしたがって徐々に潰された形状に形成され、中間部では断面が楕円形とされ、下流端部80Bでは図4(B)に示すように、軸方向から見て直線状となって互いに対向する内周面が接触して開口が閉じた状態となっている。
下流端部80Bは、開口が開閉可能に閉じており、メンブレンバルブ80に排水が流入していないときに開口が閉じた状態で維持されるように癖付けられると共に、メンブレンバルブ80に排水が流入したときに、その水圧で開口するようになっている。
通気路形成部材32には、通気路37の外周りに、竪管26が挿通可能な複数(第1実施形態では6個)の竪管挿通孔39が形成されている。竪管挿通孔39は、上下方向に貫通され、竪管26の外径よりもわずかに大径とされている。竪管挿通孔39に、竪管26が挿通され、竪管26の上部がここで支持される。竪管26は、竪管挿通孔39の内壁に密着されており、通気路形成部材32によって、収納管30の上側開口は密閉されている。通気路形成部材32は、弾性体(例えば、ゴム、ウレタン等)で構成することができる。
(第1実施形態のサイフォン排水システム10の作用)
次に、第1実施形態のサイフォン排水システム10の作用を説明する。
第1実施形態に係るサイフォン排水システム10では、水廻り器具16から排出された排水は、横引き管24へ流入し、ベンド管25を経て、竪管26を流下し、収納管30へ流入される。
収納管30には、複数の竪管26が接続されており、収納管30内で、複数の竪管26からの排水が合流する。そして、合流部継手40を経て排水立て管12へ排水される。サイフォン排水管22内では、竪管26で排水が流下して、サイフォン水頭Hsのポテンシャルエネルギーにより、サイフォン力が発生する。このサイフォン力により、サイフォン排水管22内の排水が誘導され、その排水が促進される。
このようにサイフォン力により排水が行われているとき、収納管30や合流部継手40内が負圧になることがある。すると、筒状に形成されたメンブレンバルブ80には、引っ張られる力が作用し、図5に示すように、閉じていた下流端部80Bが開放される。
メンブレンバルブ80の下流端部80Bが開放されると、常時開口している上流端部80Aを通じて通気路37の外側からメンブレンバルブ80へ流入する空気Aが、開放された下流端部80Bから収納管30及びへ流入する。これにより、収納管30及び合流部継手40の負圧が解消され、収納管30及び合流部継手40における排水性が向上する。
また、図6に示すように、落込み凹部15Aに雨水等が溜まった際には、通気路37へ水が流れ込み、常時開口している上流端部80Aを通じてメンブレンバルブ80へ流入する。筒状に形成されたメンブレンバルブ80に水が流入すると、図4(C)及び図6に示すように、メンブレンバルブ80が水圧によって弾性変形して押し広げられ(メンブレンバルブ80内側の圧力>メンブレンバルブ80の外側の圧力となる)、下流端部80Bが開口して水が通過する。これにより、水は収納管30内へ流入し、合流部継手40を経て、排水立て管12へ流出される。
第1実施形態によれば、通気路37を構成することにより、通気、及び、溜まった水の排水を行うことができる。また、通気路37は、通常時には、メンブレンバルブ80で閉鎖されているので、通気路37から外部へ気体が排出されることがなく、臭気の排出を防止することができる。
また、第1実施形態では、収納管30で複数の竪管26を合流させた例について説明したが、収納管30は必ずしも必要ではない。図7に示すように、竪管26を合流部継手40に直接接続してもよい。この場合には、床スラブ14と合流部継手40との間に、通気管50を配管し、通気管50の一端を床スラブ14の上方に開口させると共に、他端を合流部継手40に接続する。そして、図8に示すように、通気管50の床スラブ14側の開口に、竪管挿通孔39を有さない通気路形成部材32を取り付ければよい。
また、第1実施形態では、床スラブ14に落込み凹部15Aを構成したが、落込み凹部15Aは、必ずしも必要な構成ではない。第1実施形態の通気路形成部材32は、床スラブ14上に水が溜まる可能性のある、あらゆる部分に設けて、溜まった水の排水を行うことができる。例えば、集合住宅のメーターボックスのドア内側部分や、傾斜の不十分な屋外の配管部分に、効果的に適用することができる。
なお、サイフォン排水システムを導入する集合住宅では、通常、図9に示すように、室内の床FLは床スラブ14から150mm程度高い位置に設置され、玄関の高さSTは室内の床FLとの段差が30mm〜50mm程度になるように床スラブ14よりも高い位置に構成される。したがって、玄関の高さSTと同じ高さの共用廊下60は、室内の床スラブ14の天端よりも高い位置に設けられている。一方、サイフォン排水システムでは、ガス管などと共に、共用廊下60面して設けられたメーターボックス62に、排水立て管12、サイフォン排水管22を配管することができる。この場合、図9(A)に示すように、共用廊下60の高さにサイフォン排水管22を配置することになると、逆勾配となって、排水が難しい。
そこで、図9(B)に示すように、メーターボックス62内を凹状とすることが必要となる。この凹状の部分に、サイフォン排水管22を配管することにより、サイフォン排水管22を逆勾配とすることなく、配管することができる。また、凹状の部分が、前述の落込み凹部15Aに対応しているので、サイフォン排水管22を床スラブ14と干渉させることなく、配管することができる。さらに、メーターボックス62内に雨水などが流れ込んだ場合に、通気路形成部材32により、収納管30へ流入させて排水することができる。
(第2実施形態に係るサイフォン排水システムの構成)
まず、第2実施形態に係るサイフォン排水システムの構成について説明する。図10は、第2実施形態に係るサイフォン排水システムの構成を示す概略図である。
第2実施形態に係るサイフォン排水システム20は、サイフォン力を利用して水廻り器具からの排水を効率よく排出する排水システムである。第2実施形態では、サイフォン排水システムを、複数階で構成された集合住宅に用いた例について説明する。なお、サイフォン排水システムは、集合住宅に好適に用いられるが、集合住宅以外の戸建て住宅や工場等にも用いることができる。
第2実施形態のサイフォン排水システム20は、図10に示すように、排水を下方へ流す排水立て管12を備えている。この排水立て管12は、集合住宅の上下方向(縦方向)に延設され、集合住宅の各階の床スラブ14を貫いている。床スラブ14の貫かれている部分を、以下「貫通口15」という。貫通口15の外側(図10における上側)には、落込み凹部15Aが構成されている。落込み凹部15Aは、床スラブ14の上面よりも一段下がった段部で構成されている。
集合住宅の各階の各戸には、複数の水廻り器具16が設けられている。複数の水廻り器具16は、洗面台、洗濯機、ユニットバス、トイレ及び台所流し等で構成されている。
この複数の水廻り器具16には、水廻り器具16から排出される排水を流す排水導入管18の一端がそれぞれ接続されている。
各排水導入管18の他端は、水廻り器具16からの排水を一時的に貯留する一時貯留槽52に接続されている。また、各排水導入管18は、一時貯留槽52側が低くなるように勾配をもって配設されるのが好ましい。
一時貯留槽52の下流側には、複数(第2実施形態では3本)のサイフォン排水管22が接続されている。サイフォン排水管22は、床スラブ14上に無勾配で設置され、略水平方向に延びる横引き管24と、排水立て管12に沿って、上下方向(鉛直方向)に配設される竪管26と、一端部が横引き管24に接続されると共に他端部が竪管26に接続されたベンド管25と、を有している。
なお、一時貯留槽52に接続されるサイフォン排水管22は、1本であってもよい。
なお、サイフォン排水管22としては、サイフォン力を発生させる竪管26を有していればよく、横引き管24及びベンド管25は、必須の構成ではない。
竪管26は貫通口15部分で床スラブ14を貫通しており、排水立て管12に沿って配置されている。貫通口15から下側には、排水立て管12に沿って、竪管26を収納する収納部材の一例としての収納管30が配置されている。収納管30は、筒状とされ、その筒内部には、竪管26の下端部(下流端部)が、収納管30の上方から挿入されている。竪管26の下端口は収納管30の下側に達しており、複数の竪管26が、収納管30で合流されている。
ベンド管25は、水平方向から下側へ向かってR形状に屈曲され、R部分は、落込み凹部15Aに配置されている。落込み凹部15Aが形成されていることにより、ベンド管25の曲率半径が比較的大きくても、床スラブ14と干渉し合わず、所定のR形状を保って貫通口15へ竪管26を落とし込むことができる。
貫通口15の隙間部分、すなわち、床スラブ14と排水立て管12、収納管30との間の隙間には、隙間埋部材17が詰め込まれている。隙間埋部材17により、床スラブ14の穴が埋められると共に、収納管30の上部が保持される。
収納管30の上端側は、通気路形成部材32により閉鎖されている。通気路形成部材32の詳細については、後述する。収納管30の下端側は、合流部継手40と接続され、合流部継手40を介して排水立て管12と連通されている。
この合流部継手40及び収納管30により、複数の竪管26を流下した排水を合流させる合流部が構成されている。
横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、1本の排水管で構成され、サイフォン排水管内では、収納管30までは他の排水管と途中で合流することなく、排水立て管12へ排水を導くようになっている。
横引き管24内の排水には、竪管26で発生するサイフォン水頭Hsのエネルギーにより、排水方向へ向かうサイフォン力が作用される。
また、横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、細くなれば、排水が満水の状態になりサイフォン力が発生しやすい一方、排水処理量が低下する。従って、横引き管24、ベンド管25及び竪管26は、サイフォン力の発生のしやすさ及び必要な排水処理量を考慮した上で管の内径が設定され、例えば、20Aにされている。
また、一時貯留槽52には、一時貯留槽52と排水立て管12との間で通気を可能にする通気管54が接続されている。
通気管54の下端部(下流端部)は、竪管26と同様に、収納管30の上方から挿入されており、通気管54の下端口は収納管30の下側に達している。
なお、第2実施形態では、通気管54は、一時貯留槽52の上面に接続されており、排水が流入しない通気専用となっているが、通気管としては、排水と通気とを兼用する通気管であっても良い。
通気路形成部材32は、略円柱状とされ、通気路本体部34A及びフランジ部34Bを備えている。図11に示すように、通気路本体部34Aは、収納管30の内径よりもわずかに小径とされ、収納管30に圧入可能とされている。フランジ部34Bは、収納管30の端辺に当接され、これにより通気路形成部材32が収納管30内へ入り込むことが防止されている。
通気路形成部材32の中央部には、通気路37が形成されている。通気路37は、通気路形成部材32の中央部を貫通し、上方へ開放されると共に、収納管30内と連通されている。通気路37の上側開口は、床スラブ14の上面と同レベルの高さ、または、床スラブ14の上面よりも低い位置に形成されている。第2実施形態では、落込み凹部15Aの上面とほぼ同じ高さとされている。
通気路形成部材32に形成された通気路37には、通気路37の外側(図11における上側)から内側(図11における下側)へ向かう流体の流入を許容すると共に内側から外側へ向かう流体の流出を阻止する逆止部材としてのメンブレンバルブ80が設けられている。
なお、ここでいう流体には、少なくとも、空気、臭気、水、細菌が含まれる。
メンブレンバルブ80は、通気路37の内壁に縦方向に取り付けられており、上流端部80Aが上側に配置され、下流端部80Bが下側に配置されている。
メンブレンバルブ80は、ゴム等の弾性体からなる筒状の成形品であり、自由状態では、上流端部80A側は図4(A)に示すように、円形に形成されて開口しているが、図11に示すように、下流端部80Bへ向かうにしたがって徐々に潰された形状に形成され、中間部では断面が楕円形とされ、下流端部80Bでは図4(B)に示すように、軸方向から見て直線状となって互いに対向する内周面が接触して開口が閉じた状態となっている。
下流端部80Bは、開口が開閉可能に閉じており、メンブレンバルブ80に排水が流入していないときに開口が閉じた状態で維持されるように癖付けられると共に、メンブレンバルブ80に排水が流入したときに、その水圧で開口するようになっている。
通気路形成部材32には、図11に示すように、通気路37の外周りに、竪管26が挿通可能な複数の竪管挿通孔39及び通気管54が挿通可能な複数の通気管挿通孔42が形成されている。
竪管挿通孔39は、上下方向に貫通され、竪管26の外径よりもわずかに大径とされている。竪管挿通孔39に、竪管26が挿通され、竪管26の上部がここで支持される。竪管26は、竪管挿通孔39の内壁に密着されており、通気路形成部材32によって、収納管30の上側開口は密閉されている。
通気管挿通孔42も、竪管挿通孔39と同様に、上下方向に貫通され、通気管54の外径よりもわずかに大径とされている。通気管挿通孔42に、通気管54が挿通され、通気管54が支持される。通気管54は、通気管挿通孔42の内壁に密着されており、通気路形成部材32によって、収納管30の上側開口は密閉されている。通気路形成部材32は、弾性体(例えば、ゴム、ウレタン等)で構成することができる。
(第2実施形態のサイフォン排水システム20の作用)
次に、第2実施形態のサイフォン排水システム20の作用を説明する。
第2実施形態に係るサイフォン排水システム20では、水廻り器具16から排出された排水は、排水導入管18を経て一時貯留槽52に貯留される。
一時貯留槽52に貯留された排水は、横引き管24へ流入し、ベンド管25を経て、竪管26を流下し、収納管30へ流入される。収納管30には、複数の竪管26が接続されており、収納管30内で、複数の竪管26からの排水が合流する。そして、合流部継手40を経て排水立て管12へ排水される。サイフォン排水管22内では、竪管26で排水が流下して、サイフォン水頭Hsのポテンシャルエネルギーにより、サイフォン力が発生する。このサイフォン力により、サイフォン排水管22内の排水が誘導され、その排水が促進される。
このようにサイフォン力により排水が行われているときなどに、収納管30や合流部継手40内が負圧になることがある。なお、サイフォン力が発生せずに排水がなされた場合や他の階で排水が行われた場合においても、収納管30や合流部継手40内が負圧になる場合がある。
収納管30や合流部継手40内が負圧になると、筒状に形成されたメンブレンバルブ80には、引っ張られる力が作用し、図4(C)及び図12に示すように、閉じていた下流端部80Bが開放される。
メンブレンバルブ80の下流端部80Bが開放されると、常時開口している上流端部80Aを通じて通気路37の外側からメンブレンバルブ80へ流入する空気Aが、開放された下流端部80Bから収納管30及びへ流入する。これにより、収納管30及び合流部継手40の負圧が解消され、収納管30及び合流部継手40における排水性が向上する。
また、図13に示すように、落込み凹部15Aに雨水等が溜まった際には、通気路37へ水が流れ込み、常時開口している上流端部80Aを通じてメンブレンバルブ80へ流入する。筒状に形成されたメンブレンバルブ80に水が流入すると、図4(C)及び図13に示すように、メンブレンバルブ80が水圧によって弾性変形して押し広げられ(メンブレンバルブ80内側の圧力>メンブレンバルブ80の外側の圧力となる)、下流端部80Bが開口して水が通過する。これにより、水は収納管30内へ流入し、合流部継手40を経て、排水立て管12へ流出される。
第2実施形態によれば、通気路37を構成することにより、通気、及び、溜まった水の排水を行うことができる。また、通気路37は、通常時には、メンブレンバルブ80で閉鎖されているので、通気路37から外部へ気体が排出されることがなく、臭気の排出を防止することができる。
さらに、第2実施形態の構成によれば、サイフォン排水管22のサイフォン力によって、一時貯留槽52を含む排水システム内が負圧になった場合でも、図14に示すように、通気管54、収納管30及び合流部継手40を通じて排水立て管12から空気を吸い込むことができ、排水システム内の負圧が解消される。これにより、排水システム内が負圧になって水廻り器具16の封水を引っ張ることによって生じる破封などが解消される。
ここで、排水が収納管30及び合流部継手40を流れていると、収納管30及び合流部継手40の内壁に排水が当って排水が飛び散るなどすることにより、図15に示すように、その排水が収納管30及び合流部継手40の部分を閉鎖し、通気が不能となる場合がある。この場合でもメンブレンバルブ80を通じて空気を取り込むことができ、排水システム内の負圧を解消できる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である
第1実施形態に係るサイフォン排水システムの全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る排水立て管が集合住宅の外側に配置された変形例を示す概略図である。 第1実施形態に係る落込み凹部を形成した位置をかえた変形例を示す概略図である。 第1実施形態に係る落込み凹部を形成した位置をかえた変形例を示す概略図である。 第1実施形態に係る落込み凹部を形成した位置をかえた変形例を示す概略図である。 第1実施形態の通気路形成部材の斜視図である。 第1実施形態の通気路形成部材の通気路を形成する位置をかえた変形例を示す斜視図である。 第1実施形態の通気路形成部材が収納管に取り付けられた状態を示す図である。 (A)は、メンブレンバルブを上流側から見た図であり、(B)はメンブレンバルブを下流側から見た図であり、(C)は下流端部が開口したメンブレンバルブを下流側から見た図である。 第1実施形態の通気路形成部材が、収納管内の負圧により開放された状態を示す図である。 第1実施形態の通気路形成部材が、外部からの水圧により開放された状態を示す図である。 第1実施形態のサイフォン排水システムにおいて、収納管がない場合の構成例を示す概略図である。 図9における通気管の上部開口と通気路形成部材とを示す斜視図である。 (A)は従来のメーターボックス内にそのままサイフォン排水管を配管した場合の構成を示す図であり、(B)はメーターボックス内に本実施形態の落込み凹部を構成してサイフォン排水管を配管した場合の構成を示す概略図である。 第2実施形態に係るサイフォン排水システムの構成を示す概略図である。 第2実施形態の通気路形成部材が収納管に取り付けられた状態を示す図である。 第2実施形態の通気路形成部材が、収納管内の負圧により開放された状態を示す図である。 第2実施形態の通気路形成部材が、外部からの水圧により開放された状態を示す図である。 第2実施形態の通気管と排水立て管との間で通気が可能な状態を示す概略図である。 第2実施形態の通気管と排水立て管との間が排水で閉鎖された状態を示す概略図である。
符号の説明
10 サイフォン排水システム
12 排水立て管
14 床スラブ
15A 落込み凹部
15 貫通口
20 サイフォン排水システム
22 サイフォン排水管
24 横引き管
26 竪管
30 収納管(収納部材、合流部)
32 通気路形成部材
37 通気路
39 竪管挿通孔
40 合流部継手(合流部)
42 通気管挿通孔
80 メンブレンバルブ

Claims (6)

  1. 床スラブの下方へ排水を流下させることによりサイフォン力を発生させる複数の竪管を有するサイフォン排水管と、
    前記複数の竪管が連結され、前記複数の竪管を流下した排水を合流させる合流部と、
    前記合流部と連通されると共に前記床スラブ上に溜まった水と大気とが流入可能に前記床スラブの上方へ向かって開口する通気路が形成された通気路形成部材と、
    前記通気路形成部材に設けられ、弾性材料で筒状に形成され、上流側が常時開口しており、下流側が開閉可能とされかつ自由状態では閉じており、前記通気路の開口から前記合流部内へ向かう流体の流入を許容すると共に前記合流部内から前記通気路の開口へ向かう流体の流出を阻止するメンブレンバルブと、
    を備えたサイフォン排水システム。
  2. 前記通気路形成部材は、上面が前記床スラブの上面と同じ高さ又は床スラブの上面よりも低い位置に配置されている請求項1に記載のサイフォン排水システム。
  3. 前記合流部は、排水立て管と連結される合流部継手を含んで構成されている請求項1又は請求項2に記載のサイフォン排水システム。
  4. 前記合流部は、前記複数の竪管の下流端部が筒内部に挿入された筒状の収納部材を含んで構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイフォン排水システム。
  5. 前記通気路形成部材は、前記収納部材の上端側に設けられ、前記複数の竪管を挿通可能な挿通孔が形成されると共に、前記収納部材の内部と外部とを閉塞する請求項4に記載のサイフォン排水システム。
  6. 前記サイフォン排水管は、前記竪管に接続されると共に前記床スラブに沿って配管された横引き管を有し、
    前記床スラブには、前記竪管を貫通させる貫通口、及び、前記貫通口の外側に前記床スラブの上面よりも低い面を構成する落込み凹部が形成され、
    前記通気路の開口は、前記落込み凹部からの水が流入可能な位置に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のサイフォン排水システム。
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