JP6387539B2 - 逆流防止弁 - Google Patents
逆流防止弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6387539B2 JP6387539B2 JP2014121384A JP2014121384A JP6387539B2 JP 6387539 B2 JP6387539 B2 JP 6387539B2 JP 2014121384 A JP2014121384 A JP 2014121384A JP 2014121384 A JP2014121384 A JP 2014121384A JP 6387539 B2 JP6387539 B2 JP 6387539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water stop
- stop surface
- backflow prevention
- prevention valve
- downstream side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Check Valves (AREA)
Description
上記逆流防止弁の上流側(設備機器側)から排水が流入した際、排水が逆流防止弁の内側から傾斜面及び止水面を押し広げることによって、止水面の閉塞が解除されて排水は下流側へと排出される。そして、上流からの排水の流れが終了すると、逆流防止弁は自身の弾性力によって再び止水面を閉塞させる。
従って、従来の逆流防止弁は止水面の閉塞によってトラップ機能を形成する構造となっている。又、他の設備機器から大量の排水が排出された場合等、逆流防止弁に対し、下流側から正圧が加わった場合において、止水面は閉塞を維持し、臭気や排水の逆流を防ぐことができる。
しかし、上記逆流防止弁は、下流側より過度の正圧が加わった際に、止水面が該正圧に耐えきれず変形してしまうことによって開弁し、下流側からの臭気や排水等が屋内に逆流してしまうという事態が生じていた。
下流側に進むにつれて、対向する面に対して漸次近接するよう傾斜を設けた傾斜面と、
前記傾斜面が対向する面と当接するとともに、下流側へ向けて延設されることによって形成された止水面とを備え、
前記止水面は弾性変形によって上流から下流側への流体の流れを許容するとともに、下流側から上流側への流体の流れを阻止し、
前記止水面の少なくとも一部には、下流側端部より上流側に向けて切り欠きが形成されていることを特徴とする逆流防止弁である。
平時において閉弁状態となっており、上流側からの正圧によって開弁状態となる第一止水面と、
前記第一止水面の上流側であって、平時において開弁状態となっており、下流側からの正圧によって閉塞し閉弁状態となる第二止水面より成り、
前記切り欠きが、第一止水面にのみ形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の逆流防止弁である。
請求項2に記載の本発明においては、最も通水が多くなるとともに開口幅が大きくなる逆流防止弁の中心位置において切り欠きが最も深くなるように形成されている。従って、止水面によって弁の開口面積が狭められてしまうことを防ぎ、好適な排水流量を確保することができる。
請求項3に記載の本発明においては、切り欠きは下流側に進むにつれて漸次幅広となるように形成されていることから、止水面の両端は十分な長さが確保されており、下流側からの正圧に対して強い耐性を有することができる。
請求項4に記載の本発明においては、第二止水面を設けることにより下流側からの正圧に対する耐性を高めることができるとともに、切り欠きが第一止水面にのみ形成されていることによって、逆流防止弁の排水流量を確保することができる。尚、ここにいう「平時」とは逆流防止弁に対し、上流側及び下流側から正圧も負圧も付与されていない状態のことを指す。
第一傾斜面31は上流側の傾斜面3であって、中心軸に対して第二傾斜面32よりも大きな角度を有して傾斜している。
第二傾斜面32は上記第一傾斜面31の下端より連続し、その下端において対向する第二傾斜面32と当接している。
第一止水面41は下流側の止水面4であって、前記第二傾斜面32が逆流防止弁1の中心軸上で対向する第二傾斜面32と当接するとともに、下流側へ向けて延設されることによって形成されている。即ち、第一止水面41は円筒の一端を押し潰し、逆流防止弁1の軸上で重ね合わせた形状をしている。図7に示すように、第一止水面41は上流側及び下流側から正圧も負圧も付与されていない状態(以下、「平時」)において閉塞状態を維持し、下流側からの臭気や害虫の逆流を防ぐ機能(トラップ機能)を有している。即ち、逆流防止弁1は平時において閉弁状態となっている。
リブ7は図4に示すように、逆流防止弁1の軸方向に対して平行に設けられた肉厚部分であって、逆流防止弁1の他の部分よりも高い剛性、特に軸方向の圧力に対して高い剛性を有する。又、リブ7は前記第一傾斜面31上端の高さ位置から、傾斜面3に達する位置まで垂設されており、傾斜面3上には達していない。
即ち、図5に示すように、逆流防止弁1はリブ7が設けられているエリアXにおいて軸方向に高い剛性を備えて下流側からの正圧による変形を防ぎ、リブ7下端より止水面4下端までのエリアYにおいては好適な排水を行うため、リブ7を設けないようにして剛性(弾性)が押さえられている。尚、第二傾斜面32はエリアYに配置されているため、下流側にて正圧が生じた際、リブ7が後述する第二傾斜面32(第二止水面42)以下の閉塞動作を妨げることはない。
一方、リブ7は第一止水面41の両端部の上方に設けられているが、図4に示すように、正面視における逆流防止弁1の中心軸を挟むように配置されており、止水面4の当接面と同一平面上には配置されていない。
又、本発明においてはリブ7が筒部6にのみ設けられているため、第一止水面41の開弁/閉弁に伴い大きく変形する傾斜面3及び止水面4はリブ7によってその動作を妨げられることはない。尚、筒部6は開弁時において、下端が軸方向と直交する方向に倒れ込むように変形するが、リブ7は逆流防止弁1の軸方向に対して平行に設けられているため、軸方向と直交する方向に対しては(軸方向に比べて)高い剛性を有さず、開弁を妨げることはない。
この時、前述のように、リブ7は第二止水面42までは達していないため、当該第二止水面42の閉塞動作がリブ7によって阻害されることはない。
例えば、上記第一実施形態においては切り欠き5は略V字形状であったが、図10に示す第二実施形態のように、切り欠き5を略弧状に形成しても良い。尚、切り欠き5については図11や図12に示すように略コの字状や略台形形状でも良く、又、図13のようにスリット状であっても良いが、下流側に進むにつれて漸次幅広となるように形成されている形成されている方が好ましい。さらに、切り欠き5の数は1箇所に限定されるものではなく、図14に示すように2箇所以上の切り欠き5を設けても良い。
2 取付部
3 傾斜面
31 第一傾斜面
32 第二傾斜面
4 止水面
41 第一止水面
42 第二止水面
5 切り欠き
6 筒部
7 リブ
Claims (4)
- 略筒状にして弾性を有する素材からなる一つの入口と一つの出口を備えた逆流防止弁であって、
下流側に進むにつれて、対向する面に対して漸次近接するよう傾斜を設けた傾斜面と、
前記傾斜面が対向する面と当接するとともに、下流側へ向けて延設されることによって形成された止水面とを備え、
前記止水面は弾性変形によって上流から下流側への流体の流れを許容するとともに、下流側から上流側への流体の流れを阻止し、
前記止水面の少なくとも一部には、下流側端部より上流側に向けて切り欠きが形成されていることを特徴とする逆流防止弁。 - 前記切り欠きは、止水面の中央が切り欠かれるようにして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の逆流防止弁。
- 前記切り欠きは、下流側に向かうにつれて漸次幅広となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の逆流防止弁。
- 前記止水面が、
平時において閉弁状態となっており、上流側からの正圧によって開弁状態となる第一止水面と、
前記第一止水面の上流側であって、平時において開弁状態となっており、下流側からの正圧によって閉塞し閉弁状態となる第二止水面より成り、
前記切り欠きが、第一止水面にのみ形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の逆流防止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014121384A JP6387539B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 逆流防止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014121384A JP6387539B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 逆流防止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016001039A JP2016001039A (ja) | 2016-01-07 |
JP6387539B2 true JP6387539B2 (ja) | 2018-09-12 |
Family
ID=55076728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014121384A Active JP6387539B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 逆流防止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6387539B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6573469B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2019-09-11 | 株式会社ブリヂストン | 逆流防止弁、及びサイホン排水システム |
CN105972267A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-09-28 | 戴文平 | 单圈齿合硅胶柔性内置单向阀 |
CN105972270A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-09-28 | 戴文平 | 多圈齿合硅胶柔性内置单向阀 |
KR102592351B1 (ko) * | 2019-05-27 | 2023-10-20 | 베이징 션추앙 센츄리 인포메이션 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 넘침 방지 유관 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56139066U (ja) * | 1980-03-24 | 1981-10-21 | ||
JPH0531333Y2 (ja) * | 1987-10-09 | 1993-08-11 |
-
2014
- 2014-06-12 JP JP2014121384A patent/JP6387539B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016001039A (ja) | 2016-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6387539B2 (ja) | 逆流防止弁 | |
JP5499284B2 (ja) | 自封トラップ | |
US9567737B2 (en) | Non-return device | |
JP6060326B2 (ja) | 逆流防止弁 | |
JP6031647B2 (ja) | 管体継ぎ手 | |
JP6078713B2 (ja) | 逆流防止弁 | |
JP2015098702A (ja) | 排水トラップ | |
JP4842021B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP7249480B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP5891483B2 (ja) | 排水配管 | |
JP5720014B2 (ja) | 自封式排水トラップ | |
JP2019078096A (ja) | 間接排水用継手 | |
EP3899330B1 (en) | Valve for a sanitary appliance | |
JP6986242B2 (ja) | 圧力緩和装置 | |
JP2006265971A (ja) | 流水ボールオーバーフロー管の逆流防止構造 | |
JP5928984B2 (ja) | ヘアキャッチャー | |
JP6326578B2 (ja) | 排水部材 | |
JP7072813B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP6303089B2 (ja) | 排水配管 | |
JP6805411B2 (ja) | 排水トラップ | |
EP2757203B1 (en) | Siphon with enlarged water seal | |
JP7165309B2 (ja) | 通気弁 | |
US20180026281A1 (en) | Knock-out valve with an extension tube for fuel cell purging | |
JP6515258B2 (ja) | 逆止め弁 | |
JP6573469B2 (ja) | 逆流防止弁、及びサイホン排水システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151005 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180710 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6387539 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |