JP6515258B2 - 逆止め弁 - Google Patents
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Description
上記特許文献1に記載のような逆止め弁は、上流側からの流体の圧力が付与されない限り開閉部が閉塞を維持する構造となっている。逆止め弁に対して上流からの流体の圧力が加わった際、当該圧力によって開閉部が押し広げられて開口し、流体を下流側へと流出させる。そして、上流からの流体の圧力が無くなった際には自身の弾性によって復元し、閉塞状態となる。尚、下流からの流体の圧力が加わった際には、開閉部が閉塞を維持する構造となっている。
即ち、上記逆止め弁は、開閉部の対向する面同士が当接することによって閉塞状態を維持する構造となっているが、開閉部が閉塞状態を維持するように逆止め弁を成形することは難しかった。例えば、逆止め弁の端部(開閉部が形成される部分)に薄板状の型を挟むことによって開閉部を成形すると、型の厚み分開閉部が離間した状態に成形されてしまい、閉塞を維持することができない。又、上記方法では開閉部の対向する面同士が当接を維持する方向には付勢されていないことから、開閉部に隙間が生じたままとなってしまう。尚、その他の成形方法としては、特開2011−089359のように、逆止め弁の成形後に端部を刃物等で切り欠くことによって開閉部を形成する方法が知られているが、当該方法であっても、開閉部において対向する面同士が当接を維持するようには成形されないことから、閉塞を維持することは困難であった。
この時、逆止め弁の短径側より連続する開閉部に回転モーメントが働き、開閉部において対向する面が互いに当接する方向に付勢される。即ち、特許文献1に記載の逆止め弁は、成形時の状態に関わらず、取り付け時には、対向する面同士が当接した状態を維持することが可能となっている。
略筒体状にして弾性を有する素材から成り、
流体が流入する開口が形成された取付部と、
取付部の下方に形成され、下流側に進むにつれて、対向する面に対して漸次近接するよう傾斜を設けた、対向する側面に形成された2つの傾斜面と、
前記傾斜面が対向する面と当接することによって形成される開閉部と、
前記対向する2つの傾斜面と隣接する筒状部である筒部と、
から成る逆止め弁本体と、
前記逆止め弁本体の上流側に配置され、取付部が外嵌めされる被取付部から構成され、
前記取付部が被取付部に外嵌めされた際、傾斜面上方の取付部が筒部上方の取付部よりも大きく外側へと変形し、当該変形により開閉部の当接する面同士が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする逆止め弁である。
前記傾斜面は、取付部の短径側下方に形成されており、
取付部の短径側が長径側よりも大きく外側へと変形することで、
開閉部が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする請求項1に記載の逆止め弁である。
前記傾斜面が被取付部の長径側に外嵌めされるように配置され、
取付部の被取付部の長径側に外嵌めされている部分が短径側に外嵌めされている部分よりも大きく外側へと変形することで、
開閉部が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする請求項1に記載の逆止め弁である。
前記取付部が被取付部に外嵌めされた際、開閉部の当接する面同士が互いに近接する方向に応力が加わりやすくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の逆止め弁。
請求項2に記載の本発明によれば、被取付部は円筒形状であることから、逆止め弁本体の向きを問わず、作業者は取付部を被取付部に外嵌めするのみで良好な逆流防止機能を奏することができる。
請求項3に記載の逆止め弁によれば、逆止め弁本体の取付部が円形状であることから、従来から使用している逆止め弁本体を取り付けることが可能となる。即ち、請求項3に記載の発明によれば、従来から使用している取付部が円形状の逆止め弁本体の逆流防止機能を向上させることができる。
請求項4に記載の逆止め弁によれば、逆止め弁本体の剛性を調整することにより、取り付け時において開閉部の当接する面同士が互いに近接する方向に応力を集中させることが容易に可能となる。
尚、上記「扁平形状」とは、楕円形状の他、卵形状、長円形状等を含むものである。又、当該「扁平形状」は長方形その他の扁平な多角形形状も含むものである。
リブ25は図2(a)に示すように、逆止め弁本体2の軸方向に対して平行に設けられた肉厚部分であって、逆止め弁本体2の他の部分よりも高い剛性、特に軸方向の圧力に対して高い剛性を有している。又、リブ25は筒部24の上端から傾斜面22に達する位置まで垂設されており、傾斜面22及び開閉部23上には設けられていない。
従って、逆止め弁本体2はリブ25が設けられている部分において軸方向に高い剛性を備え、下流側からの正圧による変形を防ぐとともに、傾斜面22や開閉部23にはリブ25を設けないようにして変形を阻害しないように構成されている。
従って、逆止め弁本体2が被取付部31に外嵌めされる前の状態(成形時の状態)において、開閉部23に隙間が生じており、閉塞状態が維持されていない状態であっても、被取付部31に取り付けられることにより開閉部23がしっかりと閉塞される。
尚、図4には短径側の取付部21の変形方向と、当該変形に伴い開閉部23に加わる応力を矢印によって記載している。
又、本発明の逆止め弁1においては、被取付部31に対して逆止め弁本体2の取付部21を外嵌めするため、取り付け不良による隙間等が生じる恐れがなく、施工が容易である。即ち、前掲した特許文献1のように、取り付け時に逆止め弁本体2が折れ曲がることにより臭気等が逆流してしまう恐れがない。
又、被取付部31が正円形であることから、第一実施形態においては逆止め弁本体2の取り付け方向によって排水性能及び逆流防止機能が左右されることはない。
又、第一実施形態では、短径側が長径側に比べて約1割程度短く形成されていたが、短径側と長径側の長さ比は逆止め弁本体2の大きさや形状、材質に応じて適宜変更可能である。
当該第二実施形態に係る逆止め弁本体2は取り付け時において、傾斜面22が被取付部31の長径側に配置されるようにして外嵌めされる。ここで、取付部21の内周面は被取付部31の外周面の形状と合致することから、傾斜面22上方の取付部21は筒部24上方の取付部21に比べて大きく外側に変形し、扁平形状となる。この時、前記第一実施形態(図4)と同様に、開閉部23に対し、開閉部23の当接する面同士が互いに近接する方向に応力が加わる。
尚、被取付部31の形状については第一実施形態と同様に長円形、略卵形状等、楕円形状以外の形状であっても良い。
2 逆止め弁本体
21 取付部
22 傾斜面
23 開閉部
24 筒部
25 リブ
3 配管
31 被取付部
100 排水配管
Claims (4)
- 一方へ流れようとする気体、液体、泡などの流体の圧力に対して開口して流体を通過させると共に、他方へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する逆止め弁であって、
略筒体状にして弾性を有する素材から成り、
流体が流入する開口が形成された取付部と、
取付部の下方に形成され、下流側に進むにつれて、対向する面に対して漸次近接するよう傾斜を設けた、対向する側面に形成された2つの傾斜面と、
前記傾斜面が対向する面と当接することによって形成される開閉部と、
前記対向する2つの傾斜面と隣接する筒状部である筒部と、
から成る逆止め弁本体と、
前記逆止め弁本体の上流側に配置され、取付部が外嵌めされる被取付部から構成され、
前記取付部が被取付部に外嵌めされた際、傾斜面上方の取付部が筒部上方の取付部よりも大きく外側へと変形し、当該変形により開閉部の当接する面同士が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする逆止め弁。 - 前記取付部が扁平形状且つ被取付部が円筒形状であって、
前記傾斜面は、取付部の短径側下方に形成されており、
取付部の短径側が長径側よりも大きく外側へと変形することで、
開閉部が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする請求項1に記載の逆止め弁。 - 前記取付部が円形状且つ被取付部が扁平形状であって、
前記傾斜面が被取付部の長径側に外嵌めされるように配置され、
取付部の被取付部の長径側に外嵌めされている部分が短径側に外嵌めされている部分より
も大きく外側へと変形することで、
開閉部が互いに近接する方向に応力が加わることを特徴とする請求項1に記載の逆止め弁。 - 逆止め弁本体の剛性を調整することによって、
前記取付部が被取付部に外嵌めされた際、開閉部の当接する面同士が互いに近接する方向
に応力が加わりやすくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の逆止め弁。
Priority Applications (1)
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JP2014176684A JP6515258B2 (ja) | 2014-08-30 | 2014-08-30 | 逆止め弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014176684A JP6515258B2 (ja) | 2014-08-30 | 2014-08-30 | 逆止め弁 |
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JP2016050636A JP2016050636A (ja) | 2016-04-11 |
JP6515258B2 true JP6515258B2 (ja) | 2019-05-22 |
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Family Applications (1)
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JP2014176684A Active JP6515258B2 (ja) | 2014-08-30 | 2014-08-30 | 逆止め弁 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63166772U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | ||
AU728691B2 (en) * | 1997-07-15 | 2001-01-18 | Unilever Plc | Duckbill valve |
-
2014
- 2014-08-30 JP JP2014176684A patent/JP6515258B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2016050636A (ja) | 2016-04-11 |
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