JP6116294B2 - 空気弁 - Google Patents
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水道用管路103は複数本のダクタイル鉄管等の管を接合してなり、管同士の接合部分は一方の管の挿口を他方の管の受口に挿入した耐震継手構造を有している。これによると、地震時の大きな地盤変動の際、挿口が受口に対して管軸方向にスライドすることで、管継手部が管軸方向に伸縮し、挿口が限界まで伸び出ると、挿口突部が受口内のロックリングに引っ掛り、離脱防止機構が機能する。
弁箱の下部に、管路に連通する連通孔が形成され、
弁箱の内部に、空気孔を開閉する遊動弁体と、遊動弁体を開閉方向へ移動させるフロートと、遊動弁体およびフロートを開閉方向へ案内する筒状の案内枠体とが設けられ、
案内枠体内の上部が空気孔に連通し、
遊動弁体およびフロートが案内枠体内に収納され、
弁箱の内周面と案内枠体の外周面との間に、連通孔に連通する弁箱内流路が形成され、
弁箱内流路と空気孔とが、案内枠体に形成された流通口を介して連通している空気弁であって、
弁箱内流路の断面積を絞った狭窄部が弁箱内に形成され、
狭窄部は、案内枠体の底部外面に固定された突部と、弁箱内面との間に形成されているものである。
震災発生時、想定を超えた非常に強い揺れにより、空気弁の弁箱内の水が一気に連通孔を通って管路へ流出する場合、弁箱内流路を流れる水は狭窄部を通過する。また、反対に、管路の水が一気に連通孔から空気弁の弁箱内に流入する場合も、弁箱内流路を流れる水は狭窄部を通過する。このように、水が狭窄部を通過することによって、ウォーターハンマー現象の発生を抑制することができ、フロートや案内枠体の損傷を防止することができる。尚、ウォーターハンマー現象は流れの運動エネルギーが圧力エネルギーに変換されることで発生することが知られている。このため、上記のように水が狭窄部を通過する際、狭窄部が水の流れに対する抵抗になり、流れの運動エネルギーが減少し、運動エネルギーから変換される圧力エネルギーも低減され、これにより、ウォーターハンマー現象が抑制される。
弁箱の下部に、管路に連通する連通孔が形成され、
弁箱の内部に、空気孔を開閉する遊動弁体と、遊動弁体を開閉方向へ移動させるフロートと、遊動弁体およびフロートを開閉方向へ案内する筒状の案内枠体とが設けられ、
案内枠体内の上部が空気孔に連通し、
遊動弁体およびフロートが案内枠体内に収納され、
弁箱の内周面と案内枠体の外周面との間に、連通孔に連通する弁箱内流路が形成され、
弁箱内流路と空気孔とが、案内枠体に形成された流通口を介して連通している空気弁であって、
弁箱内流路の断面積を絞った狭窄部が弁箱内に形成され、
狭窄部は、弁箱内面に固定されて案内枠体に向かって突出する突部と、案内枠体の外面との間に形成されているものである。
本第3発明における空気弁は、狭窄部は全周にわたり形成されているものである。
これによると、弁箱内流路を流れて連通孔から管路へ流出する水は、弁箱の周方向のいずれの位置においても、必ず狭窄部を通過する。また、管路から連通孔を通り弁箱内流路を流れて弁箱内に流入する水は、弁箱の周方向のいずれの位置においても、必ず狭窄部を通過する。これにより、ウォーターハンマー現象を確実に抑制することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は地中に埋設された水道管路(管路の一例)であり、この水道管路1は挿口と受口を有する複数本の管同士を接合してなるものである。管同士の接合部分は、従来と同様に、一方の管の挿口を他方の管の受口に挿入した耐震継手構造を有している。水道管路1はその途中にT字管2を備えており、T字管2には、補修弁4を介して、空気弁6が設けられている。
図1に示すように、補修弁4を開き、水道管路1内に充水することにより、水道管路1内の空気が、補修弁4を通り、空気弁6の連通孔17から弁箱内流路24を流れ、流通口22を通って大空気孔14から流出し、連通空間13を流れて外部へ排気される。この際、図2に示すように、フロート10が自重により案内枠体11内の底部に下降すると共に、遊動弁体9が自重により開位置まで下降して大空気孔14を開放している。
地震等が発生して非常に強い揺れに襲われ、水道管路1の管継手部が伸縮すると、空気弁6の弁箱8内の水が一気に連通孔17を通って水道管路1へ流出したり、或は、水道管路1内の水が一気に連通孔17から空気弁6の弁箱8内へ流入する異常現象が短時間のうちに繰り返し発生することがある。
上記第1の実施の形態では、円環状の突部27を、案内枠体11に、単数個形成しているが、複数個形成してもよい。
第1の実施の形態では、突部27を案内枠体11に設けたが、第2の実施の形態として、図5に示すように、突部27を弁箱8の内周面に設けて、狭窄部26を形成してもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態として、突部27を案内枠体11と弁箱8との両者にそれぞれ設けてもよい。
第4の実施の形態として、図6に示すように、案内枠体11と弁箱8との両者にそれぞれ、複数個の突部27を設け、狭窄部26を屈曲させてもよい。
6 空気弁
8 弁箱
9 遊動弁体
10 フロート
11 案内枠体
14 大空気孔(空気孔)
17 連通孔
22 流通口
24 弁箱内流路
26 狭窄部
27 突部
Claims (3)
- 弁箱の上部に空気孔が形成され、
弁箱の下部に、管路に連通する連通孔が形成され、
弁箱の内部に、空気孔を開閉する遊動弁体と、遊動弁体を開閉方向へ移動させるフロートと、遊動弁体およびフロートを開閉方向へ案内する筒状の案内枠体とが設けられ、
案内枠体内の上部が空気孔に連通し、
遊動弁体およびフロートが案内枠体内に収納され、
弁箱の内周面と案内枠体の外周面との間に、連通孔に連通する弁箱内流路が形成され、
弁箱内流路と空気孔とが、案内枠体に形成された流通口を介して連通している空気弁であって、
弁箱内流路の断面積を絞った狭窄部が弁箱内に形成され、
狭窄部は、案内枠体の底部外面に固定された突部と、弁箱内面との間に形成されていることを特徴とする空気弁。 - 弁箱の上部に空気孔が形成され、
弁箱の下部に、管路に連通する連通孔が形成され、
弁箱の内部に、空気孔を開閉する遊動弁体と、遊動弁体を開閉方向へ移動させるフロートと、遊動弁体およびフロートを開閉方向へ案内する筒状の案内枠体とが設けられ、
案内枠体内の上部が空気孔に連通し、
遊動弁体およびフロートが案内枠体内に収納され、
弁箱の内周面と案内枠体の外周面との間に、連通孔に連通する弁箱内流路が形成され、
弁箱内流路と空気孔とが、案内枠体に形成された流通口を介して連通している空気弁であって、
弁箱内流路の断面積を絞った狭窄部が弁箱内に形成され、
狭窄部は、弁箱内面に固定されて案内枠体に向かって突出する突部と、案内枠体の外面との間に形成されていることを特徴とする空気弁。 - 狭窄部は全周にわたり形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013040204A JP6116294B2 (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 空気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013040204A JP6116294B2 (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 空気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014169708A JP2014169708A (ja) | 2014-09-18 |
JP6116294B2 true JP6116294B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=51692239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013040204A Active JP6116294B2 (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 空気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2013
- 2013-03-01 JP JP2013040204A patent/JP6116294B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014169708A (ja) | 2014-09-18 |
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