JP6570980B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
この種の防振装置として、例えば下記特許文献1に示されるように、第1取付け部材が、ブラケットの連結筒部内に挿入された本体部と、本体部の上端開口縁から径方向の外側に向けて突出する上フランジ部と、上フランジ部の外周縁のうち、本体部の中心軸線を径方向に挟む両側から径方向の外側に向けて突出する一対の支持板部と、を備え、ブラケットが、連結筒部の上端開口縁から径方向の外側に向けて突出する下フランジ部を備える構成が知られている。
そして、第1取付け部材の本体部、上フランジ部、および支持板部が金属材料で一体に形成され、支持板部が、ブラケットの下フランジ部の上面にボルトで固定されている。
また、第1取付け部材の取付け部が、連結筒部の開口端縁に溶着されているので、例えば連結筒部にフランジ部が形成され、このフランジ部に取付け部が溶着された構成を比べて、重量および寸法がかさむのを抑えることができる。
以上より、寸法および重量がかさむのを抑えつつ、第1取付け部材をブラケットに確実に固定することができる。
第1取付け部材12、第2取付け部材13、および弾性体14はそれぞれ、筒状に形成され、これら12〜14は共通軸Oと同軸に配置されている。第2取付け部材13は、第1取付け部材12に対して前記共通軸Oに沿う軸方向の一方側に離れて配置されている。
以下、前記共通軸Oに沿って第2取付け部材13側を上側といい、第1取付け部材12側を下側といい、前記軸方向から見た平面視において、前記共通軸Oに直交する方向を径方向といい、前記共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
第1取付け部材12において、上端開口は弾性体14により閉塞され、かつ下端開口はダイヤフラム21により閉塞されている。なお、弾性体14およびダイヤフラム21は、例えばゴム材料等で形成されている。第1取付け部材12、弾性体14、およびダイヤフラム21によって、エチレングリコールや水等の液体が封入された液室22が画成されている。液室22内には、この液室22を、弾性体14を隔壁の一部に有する主液室23と、ダイヤフラム21を隔壁の一部に有する副液室24と、に仕切る仕切り部材25が配設されている。
下板部29には、制限通路26と副液室24とを連通する下側開口29aと、収容凹部28と副液室24とを連通する下側連通孔29bと、が形成されている。制限通路26は、下板部29の外周部に形成され周方向に沿って延在している。収容凹部28は、下板部29の上面において、制限通路26より径方向の内側に位置する部分に形成されている。下板部29は、ダイヤフラム21の上端開口部内に嵌合されている。
仕切り部材25は、下板部29の上面に載置され、かつ制限通路26および収容凹部28を閉塞する上板部30を備えている。上板部30には、制限通路26と主液室23とを連通する不図示の上側開口と、収容凹部28と主液室23とを連通する上側連通孔30bと、が形成されている。上板部30は、挿入筒部31の下端部内に、弾性体14を介して嵌合されている。
ストッパ部16は、前記共通軸Oを径方向に挟んで互いに対向する一対の側壁部16aと、側壁部16aの上端同士を連結する上壁部16bと、を備え、径方向のうちの一方向に向けて開口する筒状に形成されている。一対の側壁部16aの各下端が連結筒部15の上端開口縁に接続されている。一対の側壁部16a同士の間隔は、連結筒部15の内径と同等になっている。
取付け部32は、全周にわたって連続して延びるフランジ状に形成されている。取付け部32と連結筒部15の下端開口縁(開口端縁)15bとが互いに溶着されている。つまり、取付け部32と連結筒部15の下端開口縁15bとが、溶着部35を介して連結されている。図示の例では、取付け部32の上面と、連結筒部15の下端開口縁15bと、が互いに溶着されている。取付け部32と連結筒部15の下端開口縁15bとが全周にわたって溶着されている。取付け部32と連結筒部15の下端開口縁15bとは、例えば超音波溶着、若しくは熱溶着等により溶着される。
挿入筒部31は、例えば金属材料等で形成されている。挿入筒部31の内周面には、弾性体14の下端開口部が連結されている。弾性体14は、挿入筒部31に加硫接着されている。挿入筒部31の外周面には、全周にわたって連続して延びる係止突条31aが形成されている。
外嵌筒部33は、挿入筒部31の下端部に外嵌され、挿入筒部31から下方に突出している。外嵌筒部33の内周面には、挿入筒部31の係止突条31aが係止される係止溝33aが形成されている。係止溝33a、および取付け部32それぞれの前記軸方向に沿う位置は互いに同等になっている。
外嵌筒部33の内周面において係止溝33aより下方に位置する部分には、上方を向き、かつ挿入筒部31の下端開口縁における外周部に当接する支持段部33bが形成されている。外嵌筒部33の下端部には、径方向の内側に向けて突出し、挿入筒部31の下端開口縁との間でダイヤフラム21の上端開口部を前記軸方向に挟む挟着フランジ部33cが形成されている。
ここで、下板部29の上端部には、径方向の外側に向けて突出し、上面が挿入筒部31の下端開口縁における内周部に当接し、かつ外周縁および下面がダイヤフラム21の上端開口部の内周面に当接するフランジ部29cが形成されている。フランジ部29cの下面は、ダイヤフラム21を介して、外嵌筒部33の挟着フランジ部33cに前記軸方向で対向している。
圧入筒部34は例えばゴム材料等で形成され、弾性体14と一体に形成されている。圧入筒部34は、ブラケット11のストッパ部16の内側に配置されている。圧入筒部34は、径方向のうち、ストッパ部16が開口する向きと同じ向きに開口している。圧入筒部34の中心軸線は、前記共通軸Oと直交している。圧入筒部34の内部には、圧入筒部34の内周面に沿って延びる筒状に形成された補強金具34bが埋設されている。補強金具34bの下端は、第2取付け部材13のフランジ部に対してこのフランジ部の上方から当接若しくは近接している。圧入筒部34の上壁部には、補強金具34bと併せて一体に前記軸方向に貫く貫通孔34aが形成されている。
また、第1取付け部材12の取付け部32が、連結筒部15の下端開口縁15bに溶着されているので、例えば連結筒部15にフランジ部が形成され、このフランジ部に取付け部32が溶着された構成を比べて、重量および寸法がかさむのを抑えることができる。
以上より、寸法および重量がかさむのを抑えつつ、第1取付け部材12をブラケット11に確実に固定することができる。
また、取付け部32に貫通孔を形成し、かつ連結筒部15の下端開口縁15bに下方に向けて突出する突起を形成し、この突起を前記貫通孔に挿入した状態で加熱して潰すことによって、取付け部32の下面と連結筒部15の下端開口縁15bとを溶着してもよい。なお、この構成において、取付け部32の上面と、連結筒部15の下端開口縁15bと、は互いに溶着せず当接させるだけでもよい。
また、挿入筒部31および取付け部32を一体に形成してもよい。
また、本発明に係る防振装置10は、車両のエンジンマウントに限定されるものではなく、エンジンマウント以外に適用することも可能である。例えば、建設機械に搭載された発電機のマウントにも適用することも可能であり、或いは、工場等に設置される機械のマウントにも適用することも可能である。
11 ブラケット
12 第1取付け部材
13 第2取付け部材
14 弾性体
15 連結筒部
15b 下端開口縁(開口端縁)
31 挿入筒部
32 取付け部
33 外嵌筒部
O 共通軸(中心軸線)
Claims (1)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるブラケットと、
前記ブラケットに連結される第1取付け部材と、
振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、
これらの両取付け部材同士を連結する弾性体と、を備える防振装置であって、
前記ブラケットは、熱可塑性樹脂製の連結筒部を有し、
前記第1取付け部材は、前記連結筒部内に配置される挿入筒部と、前記連結筒部に対してその中心軸線に沿う軸方向の外側に配置されるとともに、前記挿入筒部の径方向の外側に配置された熱可塑性樹脂製の取付け部と、を備え、
前記取付け部と、前記連結筒部の開口端縁と、は互いに溶着されており、
前記第1取付け部材は、前記挿入筒部に外嵌された外嵌筒部を備え、前記取付け部は、前記外嵌筒部から径方向の外側に向けて突出するフランジ状に形成されていることを特徴とする防振装置。
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