JP2017110697A - 防振装置の製造方法および防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製のブラケットを屈曲した際に、連結筒部に割れが起こらず連結筒部内に第1取付け部材を強固に保持する。【解決手段】金属製の連結筒部15を備えるブラケット11と、連結筒部15内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材12と、第2取付け部材13と、第1取付け部材12と第2取付け部材13とを連結する弾性体14と、を有し、第1取付け部材12と第2取付け部材13とが弾性体14で連結された本体部10を形成する本体部形成工程と、本体部10の第1取付け部材12を連結筒部15内に挿入した状態で、連結筒部15の軸方向の開口端縁15bに、周方向に間隔を空けて複数配設され、かつ軸方向に突出する縁状突起15cを、径方向の内側に向けて屈曲変形させることで、第1取付け部材12を連結筒部15内に保持する保持工程と、を有する防振装置の製造方法。【選択図】図1

Description

この発明は、防振装置の製造方法および防振装置に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1には、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、金属製の連結筒部を備えるブラケットと、連結筒部内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、第1取付け部材と第2取付け部材とを連結する弾性体と、を有する防振装置が知られている。
特開2014−163487号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、ブラケットの連結筒部内に第1取付け部材を強固に保持するために、連結筒部を屈曲させようとすると、連結筒部が割れてしまうおそれがあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、金属製の連結筒部を屈曲した際に、連結筒部に割れが起こらず連結筒部内に第1取付け部材を強固に保持することができる防振装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る防振装置の製造方法は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、金属製の連結筒部を備えるブラケットと、前記連結筒部内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する弾性体と、を有する防振装置の製造方法であって、前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とが前記弾性体で連結された本体部を形成する本体部形成工程と、前記本体部の前記第1取付け部材を前記連結筒部内に挿入した状態で、前記連結筒部におけるその中心軸線に沿う軸方向の開口端縁に、周方向に間隔を空けて複数配設され、かつ前記軸方向に突出する縁状突起を、径方向の内側に向けて屈曲変形させることで、前記第1取付け部材を前記連結筒部内に保持する保持工程と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、連結筒部の前記開口端縁に、周方向に間隔を空けて複数配設され、かつ軸方向に突出する縁状突起を、保持工程時に径方向の内側に向けて屈曲変形させた際に、縁状突起に生ずる周方向の圧縮力を抑えることが可能になり、連結筒部に割れが生ずるのを抑えることができる。これにより、連結筒部内に第1取付け部材を強固に保持することができる。
また、複数の前記縁状突起は、前記連結筒部の開口端縁に、前記中心軸線を基準に対称となる位置に各別に配置されていてもよい。
この場合、保持工程時に複数の縁状突起に加える各押圧力を偏り少なく均等にすることが可能になり、連結筒部に割れ等の不具合が生ずるのを確実に抑えることができる。
また、前記縁状突起は、前記連結筒部から前記軸方向に離れるに従い漸次、径方向の厚みが薄くなっていてもよい。
この場合、保持工程時に縁状突起を少ない力で円滑に変形させることが可能になり、連結筒部に割れが生ずるのを抑えることができる。
また、前記連結筒部の内周面と、前記縁状突起の内面と、が段差なく連なっていてもよい。
この場合、保持工程時に連結筒部の内周面に応力が集中する箇所が生ずるのを抑えることが可能になり、連結筒部に割れが生ずるのを抑えることができる。
また、前記第1取付け部材の外周面のうち、前記保持工程時に屈曲させられた縁状突起と当接する部分は、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に形成されていてもよい。
この場合、縁状突起の径方向の内側に向けた屈曲変形量を少なく抑えても、縁状突起により第1取付け部材を第1取付け部材の下側から支持させることができ、連結筒部内に第1取付け部材を強固に保持することができる。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、金属製の連結筒部を備えるブラケットと、前記連結筒部内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する弾性体と、を有する防振装置であって、前記連結筒部におけるその中心軸線に沿う軸方向の開口端縁に、前記軸方向に突出し、かつ径方向の内側に向けて屈曲することで前記第1取付け部材を前記連結筒部内に保持する縁状突起が周方向に間隔を空けて複数配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、径方向の内側に向けて屈曲させられて第1取付け部材を連結筒部内に保持する縁状突起が、連結筒部の開口端縁に、周方向に間隔を空けて複数配置されているので、第1取付け部材を連結筒部内に強固に保持することができる。
この発明によれば、金属製の連結筒部を屈曲変形させた際に、連結筒部に割れが起こらず強固に保持することができる。
本発明に係る一実施形態として示した防振装置の縦断面図である。 図1に示す防振装置の下面図である。
以下、本発明に係る防振装置の一実施形態を図1および図2を参照しながら説明する。本実施形態に係る防振装置1は、例えば自動車における振動発生部であるエンジンを、振動受部である車体へ支持するエンジンマウントである。
図1に示されるように、防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、アルミニウム合金製の連結筒部15を備えるブラケット11と、連結筒部15内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材12と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材13と、第1取付け部材12と第2取付け部材13とを連結する弾性体14と、を有している。
第1取付け部材12、第2取付け部材13、および弾性体14はそれぞれ、筒状に形成されるとともに、連結筒部15の中心軸線Oと同軸に配置されている。第2取付け部材13は、第1取付け部材12に対して中心軸線Oに沿う軸方向の一方側に離れて配置されている。以下、軸方向に沿って第2取付け部材13側を上側といい、第1取付け部材12側を下側といい、軸方向から見た平面視において、中心軸線Oに直交する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
第1取付け部材12は、弾性体14と連結される金属製の挿入筒部31と、挿入筒部31に外嵌された熱可塑性樹脂製の外嵌筒部32と、を備えている。挿入筒部31の内周面には、弾性体14の下端開口部が連結されている。弾性体14は、挿入筒部31に加硫接着されている。また、挿入筒部31の外周面には、全周にわたって連続して延びる係止突条31aが形成されている。
挿入筒部31の上端開口は、弾性体14により閉塞され、かつ下端開口はダイヤフラム21により閉塞されている。なお、弾性体14およびダイヤフラム21は、例えばゴム材料等で形成されている。第1取付け部材12、弾性体14、およびダイヤフラム21によって、エチレングリコールや水等の液体が封入された液室22が画成されている。液室22内には、この液室22を、弾性体14を隔壁の一部に有する主液室23と、ダイヤフラム21を隔壁の一部に有する副液室24と、に仕切る仕切り部材25が配設されている。
外嵌筒部32は、例えばガラス繊維が混入された6,6−ナイロン等の熱可塑性樹脂により形成されており、挿入筒部31の下端部に外嵌され、挿入筒部31から下方に突出している。外嵌筒部32の内周面には、挿入筒部31の係止突条31aが係止される係止溝32aが形成されている。外嵌筒部32の外周面のうち、挿入筒部31から下方に突出した部分は、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に形成されている。
また、外嵌筒部32の内周面において係止溝32aより下方に位置する部分には、上側を向き、かつ挿入筒部31の下端開口縁における外周部に当接する支持段部32bが形成されている。外嵌筒部32の下端部には、径方向の内側に向けて突出し、挿入筒部31の下端開口縁との間でダイヤフラム21の上端開口部を軸方向に挟む挟着フランジ部32cが形成されている。
仕切り部材25は、上面に、主液室23と副液室24とを連通する制限通路26と、弾性変形可能なメンブラン27が収容される収容凹部28と、が形成された下板部29を備えている。
下板部29には、制限通路26と副液室24とを連通する不図示の下側開口と、収容凹部28と副液室24とを連通する下側連通孔29aと、が形成されている。制限通路26は、下板部29の外周部に形成され周方向に沿って延在している。収容凹部28は、下板部29の上面において、制限通路26より径方向の内側に位置する部分に形成されている。
下板部29は、ダイヤフラム21の上端開口部内に嵌合されている。
また、仕切り部材25は、下板部29の上面に載置され、かつ制限通路26および収容凹部28を閉塞する上板部30を備えている。上板部30には、制限通路26と主液室23とを連通する不図示の上側開口と、収容凹部28と主液室23とを連通する上側連通孔30aと、が形成されている。上板部30は、挿入筒部31の下端部内に、弾性体14を介して嵌合されている。
ここで、下板部29の上端部には、径方向の外側に向けて突出し、上面が挿入筒部31の下端開口縁における内周部に当接し、かつ外周縁および下面がダイヤフラム21の上端開口部の内周面に当接するフランジ部29bが形成されている。フランジ部29bの下面は、ダイヤフラム21を介して、外嵌筒部32の挟着フランジ部32cに軸方向で対向している。
第2取付け部材13は有底筒状に形成され、第1取付け部材12に対して径方向の内側に配置された状態で、第2取付け部材13の全体が、一体に弾性体14の内部に埋没されている。第2取付け部材13の上端開口縁に、径方向の外側に向けて突出するフランジ部が形成されている。第2取付け部材13の周壁部に、貫通孔が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2取付け部材13には、第2取付け部材13の上側に位置し、内側に振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結されるブラケット板18が圧入される圧入筒部33が配設されている。
圧入筒部33は例えばゴム材料等で形成され、弾性体14と一体に形成されている。圧入筒部33は、径方向のうちの一方向に向けて開口しており、圧入筒部33の中心軸は、中心軸線Oと直交している。圧入筒部33の内部には、圧入筒部33の中心軸と同軸に配置された筒状の補強金具33bが埋設されている。補強金具33bの下端は、第2取付け部材13のフランジ部に対してこのフランジ部の上側から当接若しくは近接している。圧入筒部33および補強金具33bの各上壁部には、軸方向に一体に貫く貫通孔33aが形成されている。
ブラケット11は、アルミニウム合金製の連結筒部15と、連結筒部15から上側に向けて突出するストッパ部16と、連結筒部15から下方に向けて突出する脚部17と、を備えている。本実施形態では、連結筒部15、ストッパ部16、および脚部17は、アルミニウム合金で一体に形成されている。なお、連結筒部15、ストッパ部16および脚部17は、その他の金属や、例えばガラス繊維が混入された6,6−ナイロン等の熱可塑性樹脂等で形成してもよい。
ストッパ部16は、径方向のうち、前記一方向に直交する方向に中心軸線Oを挟んで互いに対向する一対の側壁部16aと、これらの側壁部16aの上端同士を連結する上壁部16bと、を備えている。一対の側壁部16aの各下端が連結筒部15の上端に接続されている。ストッパ部16は、前記一方向に向けて開口する筒状をなし、その中心軸方向の両端開口部のうちの一方側の開口部が閉塞されている。
連結筒部15の内周面には、下方を向き、かつ第1取付け部材12の上端開口縁が突き当たる係止段部15aが形成されている。連結筒部15内に第1取付け部材12の挿入筒部31の上端部が嵌合されている。また、連結筒部15のうち、係止段部15aより下方に位置する部分の内径は、第1取付け部材12の外嵌筒部32の外径より僅かに大きくなっている。
そして本実施形態では、図1および図2に示されるように、連結筒部15における下端開口縁15bに、下方に向けて突出し、径方向の内側に屈曲することで第1取付け部材12を保持する縁状突起15cが、周方向に間隔を空けて複数(図示の例では二つ)配設されている。これらの縁状突起15cは、連結筒部15の下端開口縁15bにおいて、中心軸線Oを基準に対称となる位置に各別に配置されている。縁状突起15cは、連結筒部15から下方に離れるに従い漸次、径方向の厚みが薄くなっている。また、連結筒部15の内周面と、縁状突起15cの内面と、が段差なく連なっている。本実施形態においては、連結筒部15および縁状突起15cは一体に形成されている。
また、縁状突起15cは、外嵌筒部32の外周面のうち、挿入筒部31から下方に突出した部分に当接している。縁状突起15cは、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に屈曲している。縁状突起15cの内面は、外嵌筒部32の外周面に圧接しており、外嵌筒部32を外嵌筒部32の下側から支持している。
なお、図1においては、後述する保持工程時に縁状突起15cが屈曲変形する前の状態を破線にて示し、屈曲変形した後の状態を実線にて示している。
以上のように第1取付け部材12が、連結筒部15内に保持されることによって、第1取付け部材12、第2取付け部材13、弾性体14、仕切り部材25およびダイヤフラム21を備える本体部10がブラケット11内に保持されている。
次に、防振装置1の製造方法について説明する。
まず、本体部10の製造方法について説明する。第1取付け部材12の挿入筒部31および第2取付け部材13をインサート品として未加硫ゴムを射出成形することにより、挿入筒部31と第2取付け部材13とに弾性体14を加硫接着することで、本体ゴム8を形成する。
また、ダイヤフラム21内に仕切り部材25の下板部29を嵌合し、かつ外嵌筒部32の挟着フランジ部32cの上面にダイヤフラム21の上端部を装着することで閉塞部材9を形成する。その後、外嵌筒部32の上端部内に挿入筒部31の下端部を嵌合することで、係止溝32aに係止突条31aが係止され、本体ゴム8と閉塞部材9とが組合わされて、本体部10が形成される(本体部形成工程)。
なおこの際、ダイヤフラム21の上端部および下板部29のフランジ部29bが、挿入筒部31の下端開口縁および外嵌筒部32の挟着フランジ部32cによって軸方向に挟まれる。また、上板部30が、挿入筒部31の下端部内に、弾性体14を介して嵌合される。
次に、ブラケット11の内部に向けてブラケット11の下方から本体部10を進入させ、第1取付け部材12を連結筒部15内に挿入する。ここで、連結筒部15のうち、係止段部15aより下方に位置する部分の内径が、外嵌筒部32の外径より僅かに大きいため、第1取付け部材12を連結筒部15内に円滑に挿入することができる。
その後、連結筒部15の縁状突起15cを、径方向の内側に向けて屈曲変形させることで、第1取付け部材12を連結筒部15内に保持する(保持工程)。この際、縁状突起15cは径方向の外側に向けて凸となる曲面状に屈曲し、縁状突起15cの内面は外嵌筒部32の外周面に圧接し、かつ外嵌筒部32を外嵌筒部32の下側から支持している。
以上説明したように、本実施形態による防振装置1によれば、連結筒部15の下端開口縁15bに、周方向に間隔を空けて複数配設され、かつ軸方向に突出する縁状突起15cを、保持工程時に径方向内側に屈曲変形させた際に、縁状突起15cに生ずる周方向の圧縮力を抑えることが可能になり、連結筒部15に割れが生ずるのを抑えることができる。これにより、アルミニウム合金製の連結筒部15を採用してこの防振装置1の軽量化を図っても、連結筒部15に第1取付け部材12を強固に保持することができる。
また、複数の縁状突起15cが、連結筒部15の下端開口縁15bに、中心軸線Oを基準に対称となる位置に各別に配置されているため、保持工程時に複数の縁状突起15cに加える押圧力を偏り少なく均等にすることができ、連結筒部15に割れ等の不具合が生ずるのを確実に抑えることができる。
また、縁状突起15cが、連結筒部15から軸方向に離れるに従い漸次、径方向の厚みが薄くなっているため、保持工程時に縁状突起15cを少ない力で円滑に変形させることが可能になり、連結筒部15に割れが生ずるのを抑えることができる。
また、連結筒部15の内周面と、縁状突起15cの内面と、が段差なく連なっているため、保持工程時に連結筒部15の内周面に応力が集中する箇所が生ずるのを抑えることができ、連結筒部15に割れが生ずるのを抑えることができる。
また、外嵌筒部32の外周面のうち、保持工程時に屈曲させられた縁状突起15cと当接する部分は、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に形成されている。このため、縁状突起15cの径方向の内側に向けた屈曲変形量を少なく抑えても、縁状突起15cにより第1取付け部材12を、第1取付け部材12の下側から支持させることができ、連結筒部15内に第1取付け部材12を強固に保持することができる。
また、連結筒部15がアルミニウム合金で形成されているので、この防振装置1の軽量化を図ることができる。しかも、径方向の内側に向けて屈曲させられて第1取付け部材12を連結筒部15内に保持する縁状突起15cが、連結筒部15の下端開口縁15bに、周方向に間隔を空けて複数配置されているので、第1取付け部材12を連結筒部15内に強固に保持することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、縁状突起15cの内面が外嵌筒部32の外周面に圧接し、かつ外嵌筒部32を外嵌筒部32の下側から支持していたが、このような態様に限られない。すなわち、縁状突起の内面を外嵌筒部の外周面に圧接させず、縁状突起の内面により外嵌筒部を外嵌筒部の下側から支持させてもよいし、また、縁状突起の内面を外嵌筒部の外周面に圧接させ、縁状突起の内面により外嵌筒部を外嵌筒部の下側から支持させなくてもよい。
また、上記実施形態においては、本体部10として本体ゴム8および閉塞部材9を備える構成を示したが、このような態様に限られず、例えば本体部は閉塞部材9を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態においては、第1取付け部材12として挿入筒部31と外嵌筒部32とを備える構成を示したが、このような態様に限られず、例えば挿入筒部および外嵌筒部が一体に形成された構成を採用してもよい。
また、上記実施形態においては、縁状突起15cが、連結筒部15と一体に形成されるとともに、周方向に間隔を空けて二つ配設された構成を示したが、このような態様に限られず、例えば縁状突起及および連結筒部が互いに別体とされていてもよく、縁状突起の数量についても、一つまたは三つ以上であってもよく、任意に選択可能である。
また、縁状突起15cは、上記実施形態に限られず、中心軸線Oを基準に対称となる位置に各別に配置されていなくてもよく、連結筒部から下方に離れるに従い漸次、径方向の厚みが薄くなっていなくてもよく、さらに、連結筒部の内周面と、縁状突起の内面との間に段差が設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、外嵌筒部32が熱可塑性樹脂により形成された構成を示したが、このような態様に限られず、アルミニウム合金等の金属製であっても構わないし、保持工程時に縁状突起15cの内面と当接する外嵌筒部32の外周面が、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に形成されていなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適時可能である。
1 防振装置
10 本体部
11 ブラケット
12 第1取付け部材
13 第2取付け部材
14 弾性体
15 連結筒部
15b 下端開口縁(開口端縁)
15c 縁状突起
31 挿入筒部(第1取付け部材)
32 外嵌筒部(第1取付け部材)
O 中心軸線

Claims (6)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、金属製の連結筒部を備えるブラケットと、
    前記連結筒部内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材と、
    振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、
    前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する弾性体と、を有する防振装置の製造方法であって、
    前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とが前記弾性体で連結された本体部を形成する本体部形成工程と、
    前記本体部の前記第1取付け部材を前記連結筒部内に挿入した状態で、前記連結筒部におけるその中心軸線に沿う軸方向の開口端縁に、周方向に間隔を空けて複数配設され、かつ前記軸方向に突出する縁状突起を、径方向の内側に向けて屈曲変形させることで、前記第1取付け部材を前記連結筒部内に保持する保持工程と、を有することを特徴とする防振装置の製造方法。
  2. 複数の前記縁状突起は、前記連結筒部の開口端縁に、前記中心軸線を基準に対称となる位置に各別に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の防振装置の製造方法。
  3. 前記縁状突起は、前記連結筒部から前記軸方向に離れるに従い漸次、径方向の厚みが薄くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の防振装置の製造方法。
  4. 前記連結筒部の内周面と、前記縁状突起の内面と、が段差なく連なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置の製造方法。
  5. 前記第1取付け部材の外周面のうち、前記保持工程時に屈曲させられた縁状突起と当接する部分は、径方向の外側に向けて凸となる曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置の製造方法。
  6. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結されるとともに、金属製の連結筒部を備えるブラケットと、
    前記連結筒部内に挿入されて保持される筒状の第1取付け部材と、
    振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に連結される第2取付け部材と、
    前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する弾性体と、を有する防振装置であって、
    前記連結筒部におけるその中心軸線に沿う軸方向の開口端縁に、前記軸方向に突出し、かつ径方向の内側に向けて屈曲することで前記第1取付け部材を前記連結筒部内に保持する縁状突起が周方向に間隔を空けて複数配設されていることを特徴とする防振装置。
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