JP4552808B2 - 流体封入式防振マウント及びその製造方法 - Google Patents

流体封入式防振マウント及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、流体封入式防振マウント及びその製造方法に関するものである。
従来の流体封入式防振マウントは、図5に示すように、例えば特許文献1に開示されたものがある。図5に示す流体封入式防振マウントは、マウント構成部品若しくはマウント構成部品の支持部材を一体固定するために、かしめ構造を採用している。具体的には、最外周側に位置するダイヤフラムの支持部材をかしめ用とし、他の支持部材など(本体ゴム弾性体及び加振板などの支持部材)を被かしめ用としている。そして、かしめ用の支持部材は、全体として略円筒状に形成され、下端側のかしめ部分が外周側へ曲げ形成により突出する形状となっている。
特開2005−188581号公報
しかし、かしめ用の支持部材のかしめ部分が、外周側へ曲げ形成により突出する形状とされていることにより、流体封入式防振マウントの外径が拡大化する。さらに詳細に検討すると、かしめ用の支持部材のかしめ部分は、円筒状の端部が外周側へ向かって曲げ形成され、さらにその端部が円筒状(図5の下方側)に曲げ形成されている。つまり、外周側へ向かって曲げ形成された部分が、被かしめ用の支持部材に係合する部分とされている。そして、このように被かしめ用の支持部材に係合する部分を曲げにより形成していることが、流体封入式防振マウントの最外径を拡大化している要因となっている。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、被かしめ用の支持部材などに係合する部分を曲げにより形成することなく複数の部材をかしめにより一体固定することができ、且つ、最外径の小型化を図ることができる流体封入式防振マウントを提供することを目的とする。
本発明の流体封入式防振マウントは、複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントであって、複数の一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、第1かしめ部材と、第2かしめ部材とを備えることを特徴とする。第1かしめ部材は、筒状からなり、他の一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に筒軸方向にて当接し係合する支持端面を有する部材である。第2かしめ部材は、筒状からなり、第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と開口内径が第1かしめ部材の支持端面の外径より小さくなるように筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、第1かしめ部材の支持端面と筒軸方向に対向する空間にて、支持端面との間に第2一体固定部材をかしめにより筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する部材である。
ここで、一体固定部材は、防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成する受圧室形成部材と、オリフィス通路を介して受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材とのうち一体固定される複数の部材である。
若しくは、一体固定部材は、防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成し、且つ、変位可能な加振板を支持する加振板支持部材と、通電により加振板を加振変位させる電磁アクチュエータを支持するアクチュエータ支持部材と、オリフィス通路を介して受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材とのうち一体固定される複数の部材である。
なお、一体固定部材を前者とした場合における流体封入式防振マウントは、いわゆる能動型でない流体封入式防振マウントの場合や、能動型の流体封入式防振マウントの一部の場合を含むことになる。また、一体固定部材を後者とした場合における流体封入式防振マウントは、能動型の流体封入式防振マウントの場合となる。
そして、本発明の流体封入式防振マウントによれば、かしめ用の第1一体固定部材が、第1かしめ部材と第2かしめ部材の2部品化され、第1かしめ部材と第2かしめ部材とが接合により一体化されている。従って、かしめ用の第1一体固定部材の外径は、第1かしめ部材の外径に対して第2かしめ部材の肉厚を加えた外径となる。一方、従来の流体封入式防振マウントにおいて、かしめ用の一体固定部材は、上述したように、曲げにより形成している。従って、本発明の流体封入式防振マウントのかしめ用の第1一体固定部材の外径は、従来の流体封入式防振マウントのかしめ用の一体固定部材の外周側へ向かって延在する部分だけ、小さくできる。
そして、かしめ用の一体固定部材の外径が、流体封入式防振マウントの最外径を構成しているので、かしめ用の一体固定部材の外径を小さくすることにより流体封入式防振マウントの最外径を小さくすることにつながる。
また、第1一体固定部材の第1かしめ部材の端面(支持端面)が、被かしめ用の第2一体固定部材に係合する支持部を形成している。従って、第1かしめ部材の支持端面により、被かしめ用の第2一体固定部材に筒軸方向へ確実に係合させることができる。そして、第1一体固定部材の第2かしめ部材の端部を屈曲形成(曲げ形成)することにより、被かしめ用の第2一体固定部材を確実にかしめにより挟持することができる。その結果、複数の一体固定部材を確実に一体固定することができる。
さらに、第2一体固定部材の外径は、第1一体固定部材の第1かしめ部材の支持端面に当接する外径であればよい。一方、従来の流体封入式防振マウントにおいては、被かしめ用の一体固定部材の外径は、かしめ用の一体固定部材の曲げ形成により径方向外側へ向かって延在している部分に当接する外径である必要がある。つまり、本発明によれば、第2一体固定部材の外径を小さくすることができる。その結果、流体封入式防振マウントの軽量化を図ることができる。
さらに、第1一体固定部材は、2部品化された第1かしめ部材及び第2かしめ部材を接合形成することにより、第1一体固定部材を予め形成しておくことができる。その他の一体固定部材についても同様にそれぞれ予め形成しておくことができる。そして、これらの複数の一体固定部材を一体固定するので、製造が容易にできる。
また、第1かしめ部材の肉厚は、第2かしめ部材の肉厚より大きくするとよい。上述したように、第1かしめ部材の支持端面は、被かしめ用の第2一体固定部材に対して筒軸方向に係合するようにしている。従って、第1かしめ部材の支持端面を大きくすることにより、第2一体固定部材に対してより確実に筒軸方向へ係合させることができる。さらに、上述したように、第1一体固定部材の外径は、第1かしめ部材の外径に第2かしめ部材の肉厚を加えた外径である。従って、第2かしめ部材の肉厚を小さくすることにより、第1一体固定部材の外径、ひいては、流体封入式防振マウントの最外径を小さくすることができる。つまり、第1かしめ部材の肉厚を第2かしめ部材の肉厚より大きくすることにより、複数の一体固定部材をより確実に一体固定することができ、且つ、流体封入式防振マウントの最外径を小さくすることができる。
さらに、第1かしめ部材の肉厚が大きいので、第1かしめ部材の支持端面の面積が大きくなる。これにより、第1かしめ部材は、確実に被かしめ用の第2一体固定部材を支持することができる。
また、第2一体固定部材は、筒軸直交外側方向(径方向外側)に延在する外周平面部を有し、第1かしめ部材の支持端面は、複数の第2一体固定部材の外周平面部に筒軸方向にて係合し、第2かしめ部材は、第1かしめ部材の支持端面との間に、複数の第2一体固定部材の外周平面部をかしめにより筒軸方向に挟持するようにしてもよい。
つまり、被かしめ用の第2一体固定部材が複数であると共に、第2一体固定部材の外周平面部の部分を第1一体固定部材によりかしめにより挟持している。第2一体固定部材が外周平面部を有するような形状の場合に、上述したかしめ構造を採用することにより、複数の一体固定部材をより強固に一体固定することができる。
また、第2一体固定部材は、筒軸直交外側方向(径方向外側)に延在する外周平面部と、筒状からなり、外周平面部の外周側に接合される筒状部材とを備える。そして、第1かしめ部材の支持端面は、筒状部材に筒軸方向に係合し、第2かしめ部材は、第1かしめ部材の支持端面との間に、筒状部材をかしめにより筒軸方向に挟持するようにしてもよい。
つまり、第2一体固定部材の最外周端が屈曲している場合に、第2一体固定部材を外周平面部と筒状部材の2部品化する。そして、筒状部材が、第1一体固定部材の第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより挟持されるようにしている。ここで、第2一体固定部材の最外周端が屈曲している場合には、曲げにより形成することが考えられる。しかし、曲げにより形成した場合、第1一体固定部材の第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより挟持される部分に、第2一体固定部材の曲げ形成部分が存在することになる。このように、曲げ形成部分が、第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより挟持される部分に含まれる場合、一体固定部材の一体固定が不安定になるおそれがある。これに対して、本発明のように、第2一体固定部材の筒状部材を第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより挟持することにより、曲げ形成部分が、第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより挟持される部分に含まれることはない。従って、複数の一体固定部材の一体固定がより安定することになる。
また、第2かしめ部材は、屈曲形成により第2一体固定部材をかしめるかしめ部と、かしめ部に対して筒軸反対方向に押さえ治具に当接支持される治具用端面とを有するようにし、第2かしめ部材の治具用端面は、第1かしめ部材の外周側に位置するようにしてもよい。つまり、第2かしめ部材の筒軸方向の一端側は、かしめるために用いられ、第2かしめ部材の筒軸方向の他端側は、かしめの際に用いる押さえ治具を当接支持するために用いられる。このように、かしめの際に用いる押さえ治具を、第2かしめ部材自身に当接支持することができるので、非常に安定してかしめ部を屈曲形成することができる。
また、本発明の流体封入式防振マウントは、さらに、弾性支持部材を備えるようにしてもよい。この弾性支持部材は、弾性材からなり、他の一体固定部材のうち第2一体固定部材以外の第3一体固定部材と共に、複数の第2一体固定部材の間に挟持される部材である。つまり、第3一体固定部材が、弾性支持部材を介して、複数の第2一体固定部材の間に挟持されるようにしている。ここで、第1一体固定部材の第1かしめ部材と第2かしめ部材とにより、かしめにより挟持される第2一体固定部材の数が多くなりすぎると、流体封入式防振マウントの筒軸方向の寸法にばらつきが生じるおそれがある。そのため、第1一体固定部材がかしめにより挟持する第2一体固定部材の数を制限することがある。そこで、弾性支持部を介して第3一体固定部材を第2一体固定部材に挟持するようにして一体固定することで、流体封入式防振マウントの筒軸方向の寸法のばらつきが生じることを防止できる。
ここで、上述においては、本発明を流体封入式防振マウントを対象として記載したが、本発明を流体封入式防振マウントの製造方法に適用することもできる。
すなわち、本発明の流体封入式防振マウントの製造方法は、複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントの製造方法であって、治具配置工程と、第2一体固定部材配置工程と、かしめ工程とからなることを特徴とする。
治具配置工程は、押さえ治具を配置する工程である。この押さえ治具は、第2かしめ部材の筒軸第1側の一端面を当接支持するための治具である。ここで、複数の一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、第1かしめ部材と、第2かしめ部材とを備えるものである。第1かしめ部材は、筒状からなり、他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に当接し筒軸方向にて係合する支持端面を有する。第2かしめ部材は、筒状からなり第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と、開口内径が第1かしめ部材の支持端面の外径より小さくなるように筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、第1かしめ部材の支持端面と筒軸方向に対向する空間にて、支持端面との間に第2一体固定部材をかしめにより筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する
第2一体固定部材配置工程は、他の一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材を、第1かしめ部材の筒軸第2側の支持端面に対して、当接して筒軸方向に係合するように配置する工程である。かしめ工程は、第1一体固定部材の第2かしめ部材の筒軸第2側の他端側であるかしめ部を内側に屈曲して、第1かしめ部材の支持端面とかしめ部とが筒軸方向に対向する空間にて、支持端面とかしめ部の間に第2一体固定部材をかしめにより筒軸方向に挟持する工程である。
ここで、一体固定部材は、上述と同様に、第1取付部材と、弾性体支持部材と、受圧室形成部材と、ダイヤフラム支持部材とのうち一体固定される複数の部材としてもよい。若しくは、一体固定部材は、第1取付部材と、弾性体支持部材と、加振板支持部材と、アクチュエータ支持部材と、ダイヤフラム支持部材とのうち一体固定される複数の部材としてもよい。すなわち、一体固定部材を前者とした場合における流体封入式防振マウントは、いわゆる能動型でない流体封入式防振マウントの場合や、能動型の流体封入式防振マウントの一部の場合を含むことになる。また、一体固定部材を後者とした場合における流体封入式防振マウントは、能動型の流体封入式防振マウントの場合となる。
そして、本発明の流体封入式防振マウントの製造方法によれば、第1一体固定部材の第2かしめ部材の一端面(治具用端面)が押さえ治具に当接支持された状態で、第2かしめ部材の他端側(かしめ部)をかしめる(曲げ形成する)ことができる。これにより、第2かしめ部材のかしめ部を非常に安定してかしめることができる。なお、治具配置工程と第2一体固定部材配置工程とは、何れが先であってもよい。
本発明の流体封入式防振マウントによれば、複数の一体固定部材を確実に一体固定することができると共に、最外径を小型化することができる。さらに加えて、軽量化を図ることができると共に、製造の容易化を図ることもできる。また、本発明の流体封入式防振マウントの製造方法によれば、非常に安定して、第2一体固定部材をかしめることができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
本発明の流体封入式防振マウントの一実施形態として自動車用エンジンマウント(以下、「エンジンマウント」という)について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のエンジンマウントの筒軸方向の断面図を示す。なお、本実施形態のエンジンマウントは、いわゆる能動型のエンジンマウントを例に挙げる。
(1)エンジンマウントの概略構成
まず、エンジンマウントの構成についての概略について簡単に説明する。このエンジンマウントは、第1取付部材としての第1取付金具1と第2取付部材としての第2取付金具2が本体ゴム弾性体4によって弾性的に連結された構造とされている。そして、第1取付金具1が自動車の車両ボディ(防振連結される一方の部材)に取り付けられ、第2取付金具2が自動車のパワーユニット(防振連結される他方の部材)に取り付けられることにより、パワーユニットを車両ボデーに対して防振支持するようになっている。なお、第1取付金具1と第2取付金具2の間には、パワーユニットの分担支持荷重及び防振すべき主たる振動が、エンジンマウントの筒軸方向(図1の上下方向)に入力されるようになっている。ここで、以下、上下方向及び筒軸方向とは、原則として、図1の上下方向を示す。また、径方向とは、図1の左右方向を示す。
(2)エンジンマウントの詳細構成
次に、エンジンマウントの詳細な構成について説明する。エンジンマウントは、第1取付金具1と、第2取付金具2と、本体ゴムアウタ金具3と、本体ゴム弾性体4と、ダイヤフラムアウタ金具5と、ダイヤフラム6と、加振板保持金具7と、加振板8と、仕切板金具9と、アクチュエータハウジング11と、電磁アクチュエータ12と、嵌合ゴム13とから構成される。
第1取付金具1(本発明における第1取付部材、第2一体固定部材)は、図1の下方側に配置される筒状のブラケットであり、車両ボディに取り付けられる。この第1取付金具1は、筒部101と、取付板部102と、フランジ部103とから構成される。筒部101は、略円筒状からなる部分であり、後述する電磁アクチュエータ12及びアクチュエータハウジング11を収納する部分である。取付板部102は、筒部101の下端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。この取付板部102には、車両ボディへの固定用ボルトを挿通する複数の取付孔(図示せず)が形成されている。フランジ部103は、筒部101の上端開口部から径方向外側(筒軸直交外側方向)に延在するような略中空円板状に形成されている。ここで、第1取付金具1は、後述するかしめ用部材であるダイヤフラムアウタ金具5によりかしめられる被かしめ部材を構成する。そして、フランジ部103の外周端が、ダイヤフラムアウタ金具5によりかしめられる部分となる。
第2取付金具2(本発明における第2取付部材)は、図1の上方側に配置される部材であり、パワーユニットに取り付けられる。この第2取付金具2は、本体ゴムインナ金具201と、ダイヤフラムインナ金具202と、連結ボルト203とから構成される。
本体ゴムインナ金具201は、逆向きの略円錐台形状をなしている。この本体ゴムインナ金具201の上面には、下側に円形の嵌合凹部201aが形成されている。さらに、本体ゴムインナ金具201の嵌合凹部201aの底面に開口し、連結ボルト203に螺合するねじ穴201bが形成されている。
ダイヤフラムインナ金具202は、厚肉の円板形状をなしている。このダイヤフラムインナ金具202の下面には、下側に突出する円形の嵌合凸部202aを有している。この嵌合凸部202aは、本体ゴムインナ金具201に形成された嵌合凹部201aに嵌合される。さらに、ダイヤフラムインナ金具202は、嵌合凸部202aを含み筒軸方向に貫通し、連結ボルト203を挿通する連結ボルト挿通孔202bが形成されている。さらに、ダイヤフラムインナ金具202の上方には、上側に突出し、パワーユニットに取り付けられる取付板部202cが一体形成されている。この取付板部202cの中央部分には、パワーユニットを連結するためのボルトを挿通するボルト挿通孔202dが形成されている。
つまり、ダイヤフラムインナ金具202が本体ゴムインナ金具201の上面に直接に重ね合わされて、ダイヤフラムインナ金具202の嵌合凸部202aが本体ゴムインナ金具201の嵌合凹部201aに嵌合される。このように、嵌合凹部201aと嵌合凸部202aとが嵌合されることにより、本体ゴムインナ金具201とダイヤフラムインナ金具202とが同軸上に位置合わせされる。これにより、さらに、本体ゴムインナ金具201に形成されたねじ穴201bとダイヤフラムインナ金具202に形成されたボルト挿通孔202dとが位置合わせされる。また、嵌合凹部201aと嵌合凸部202aの各外周面には、相互に係合する係合部(図示せず)がそれぞれ形成されている。そして、当該係合部の係合により、本体ゴムインナ金具201とダイヤフラムインナ金具202とが周方向に位置決めされている。
このように、本体ゴムインナ金具201とダイヤフラムインナ金具202とが重ね合わされた状態で、連結ボルト203が、ダイヤフラムインナ金具202のボルト挿通孔202dから挿通して本体ゴムインナ金具201のねじ穴201bに螺合される。このようにして、本体ゴムインナ金具201とダイヤフラムインナ金具202とが連結される。
本体ゴムアウタ金具3(本発明における弾性体支持部材、第2一体固定部材)は、筒状をなしており、本体ゴムインナ金具201と同軸上に、本体ゴムインナ金具201の下方側に離隔配置されている。この本体ゴムアウタ金具3は、筒部301と、フランジ部302と、テーパ部303とから構成される。筒部301は、略円筒状からなる部分であり、本体ゴムインナ金具201の外径よりも大きな内径からなる。フランジ部302は、筒部301の下端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。テーパ部303は、筒部301の上端開口部から上方に行くに従って次第に拡径するように形成されている。このテーパ部303の内周面が、本体ゴムインナ金具201の逆テーパ形状の外周面に、相互に離隔して対向するように配置されている。
ここで、本体ゴムアウタ金具3は、後述するかしめ用部材であるダイヤフラムアウタ金具5によりかしめられる被かしめ部材を構成する。そして、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の外周端が、ダイヤフラムアウタ金具5によりかしめられる部分となる。
本体ゴム弾性体4は、全体として大径の円錐台形状をなしている。この本体ゴム弾性体4の上側中央部分には、本体ゴムインナ金具201が同軸的に配置されて加硫接着されている。このようにして、本体ゴム弾性体4は、本体ゴムインナ金具210に支持されている。さらに、本体ゴム弾性体4の下側大径端部には、本体ゴムアウタ金具3のテーパ部303が加硫接着されている。このようにして、本体ゴム弾性体4は、本体ゴムアウタ金具3に支持されている。つまり、本体ゴム弾性体4は、本体ゴムインナ金具201と本体ゴムアウタ金具3とを弾性的に連結している。そして、本体ゴム弾性体4と、本体ゴムインナ金具201と、本体ゴムアウタ金具3とが、一体加硫成形品を形成している。なお、本体ゴムアウタ金具3の外周側には、周方向に一周弱の長さで延びる周溝が形成されている。
ダイヤフラムアウタ金具5(本発明におけるダイヤフラム支持部材、第1一体固定部材)は、筒状をなしており、本体ゴムアウタ金具3と同軸上に、本体ゴムアウタ金具3の外周側に配置されている。このダイヤフラムアウタ金具5については、図1に加えて、図2を参照しながら説明する。図2(a)は、図1のA部分の拡大図であり、図2(b)は、ダイヤフラムアウタ金具5の第2かしめ部材を図2(a)の右側から見た部分展開図である。
図1及び図2に示すように、ダイヤフラムアウタ金具5は、第1かしめ部材501と、第2かしめ部材502とから構成される。そして、このダイヤフラムアウタ金具5は、かしめ用部材を構成する。つまり、ダイヤフラムアウタ金具5は、被かしめ部材である第1取付金具1、本体ゴムアウタ金具3、及び加振板保持金具7をかしめる部材である。
第1かしめ部材501は、筒部501aとフランジ部501bとから構成される。第1かしめ部材501の筒部501aは、略円筒状からなる部分であり、本体ゴムアウタ金具3の筒部301の外径よりも大きな内径からなる。この第1かしめ部材501の筒部501aは、本体ゴムアウタ金具3の筒部301及びテーパ部303の外周側に配置されている。そして、第1かしめ部材501の筒部501aの下方側端面(本発明における支持端面)は、第1取付金具1のフランジ部103の外周平面部、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の外周平面部、及び、加振板保持金具7の上フランジ部702(後述する)の外周端と筒軸方向に係合している。そして、第1かしめ部材501の筒部501aの下方側端面は、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の上面に当接している。
さらに、第1かしめ部材501の筒部501aの内周側と、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302との間には、後述するダイヤフラム6と一体成形されたシールゴムを介在して、流体密にシールされている。また、第1かしめ部材501の筒部501aの内周側と、本体ゴムアウタ金具3のテーパ部303との間にも、同様にダイヤフラム6と一体成形されたシールゴムを介在して、流体密にシールされている。従って、本体ゴムアウタ金具3と第1かしめ部材501との間には、周方向に所定長さ若しくは全周に亘って連続して延びる環状通路(本発明におけるオリフィス通路)14が形成されている。
第1かしめ部材501のフランジ部501bは、筒部501aの上端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。このフランジ部501bには、外れ防止用のボルトを取り付けるためのボルト取付穴(図示せず)が形成されている。
第2かしめ部材502は、筒状をなしており、第1かしめ部材501の外周側に溶接接合されている。この第2かしめ部材502は、筒部502aと、かしめ部502bとから構成される。筒部502aは、円筒状からなる。この筒部502aの板厚(肉厚)は、第1かしめ部材501の筒部501aの板厚(肉厚)よりも小さくされている。そして、この第2かしめ部材502の筒部502aの内径は、第1かしめ部材501の筒部501aの外径とほぼ同一である。また、この筒部502aは、図2(b)に示すように、上方側に凹部502cが複数形成されている。そして、筒部502aの凹部502cの底面と第1かしめ部材501の筒部501aの外周面とが溶接接合される。また、筒部502aの上端面(本発明における治具用端面、筒軸第1側の一端面)は、かしめの際に用いる押さえ治具17を当接支持する部分である。かしめ部502b(本発明における筒軸第2側の他端側)は、筒部502aの下端開口部から径方向内側に延在するように略中空円板状に曲げ形成されている。そして、このかしめ部502aは、第1かしめ部材501の筒部501aの下方側端面との間に、被かしめ部材をかしめにより挟持している。
ダイヤフラム6は、薄肉のゴム膜により形成されており、容易に弾性変形が許容される形状からなる。このダイヤフラム6の上方内周側が、ダイヤフラムインナ金具202の外周側に加硫接着されている。このようにして、ダイヤフラム6は、ダイヤフラムインナ金具202に支持されている。さらに、ダイヤフラム6の下方外周側が、ダイヤフラムアウタ金具5の第1かしめ部材501の筒部501aの内周側に加硫接着されている。このようにして、ダイヤフラム6は、ダイヤフラムアウタ金具5の第1かしめ部材501に支持されている。つまり、ダイヤフラム6は、ダイヤフラムインナ金具202と、ダイヤフラムアウタ金具5とを連結している。そして、ダイヤフラム6と、ダイヤフラムインナ金具202と、ダイヤフラムアウタ金具5とが、一体加硫成形品を形成している。
そして、ダイヤフラム6と本体ゴム弾性体4の上面側との間に、非圧縮性流体が封入された平衡室15が形成されている。この平衡室15は、変形容易なダイヤフラム6により形成されているので、ダイヤフラム6の弾性変形に基づいて容易に容積変化が許容される。この平衡室15は、本体ゴムアウタ金具3と第1かしめ部材501とにより形成される環状通路14に連通している。
加振板保持金具7(本発明における受圧室形成部材、加振板支持部材、第2一体固定部材)は、略円環状からなり、本体ゴムアウタ金具3の下方側に配置されている。加振板保持金具7は、筒部701と、上フランジ部702と、下フランジ部703とから構成される。筒部701は、円筒状からなり、後述する電磁アクチュエータ12のプランジャ122の上端部122aの外径よりも大きな内径からなる。上フランジ部702は、筒部701の上端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。この上フランジ部702の外周端は、下方側に僅かに屈曲形成されている。そして、上フランジ部702の外周端は、第1かしめ部材501の筒部501aの下方側端面に筒軸方向に係合するようにされている。つまり、上フランジ部702の屈曲部の外径は、第1かしめ部材501の筒部501aの内径よりも大きく、第2かしめ部材502の筒部502aの内径よりも小さくされている。さらに、上フランジ部702の上面は、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の下面に当接している。また、上フランジ部702の屈曲部の下方側端面は、第1取付金具1のフランジ部103の上面に当接している。下フランジ部703は、筒部701の下端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。この下フランジ部702の外周面は、後述するアクチュエータハウジング11の内周面に当接している。
加振板8(本発明における受圧室形成部材)は、環状のゴム板からなる。この加振板8の外周側が、加振板保持金具7の筒部701の内周面に加硫接着されている。このようにして、加振板8の外周側は、加振板保持金具7に支持されている。すなわち、加振板8の軸中央付近がは、加振板保持金具7に対して筒軸方向に加振変位可能となる。一方、加振板8の内周側は、後述する電磁アクチュエータ12のプランジャ122の上端部122aに加硫接着されている。つまり、加振板8、加振板保持金具7、及び、プランジャ122の上端部122aにより、第1かしめ部材501の下方開口側が流体密に覆蓋されている。そして、加振板8と、加振板保持金具7と、プランジャ122とが、一体加硫成形品を形成している。また、この加振板8及び加振板保持金具7と、本体ゴム弾性体4の下面側との間に、非圧縮性流体が封入された受圧室16が形成されている。この受圧室16は、本体ゴム弾性体4が振動することに基づいて圧力変動を生じる。さらに、受圧室16は、加振板8の変位によっても、圧力変動を生じる。また、受圧室16は、本体ゴムアウタ金具3と第1かしめ部材501とにより形成される環状通路14に連通している。すなわち、受圧室16は、環状通路14を介して、平衡室15に連通している。
仕切板金具9(本発明における第3一体固定部材)は、薄肉の円板形状からなる。この仕切板金具9の外径は、加振板保持金具7の上フランジ部702の外径よりも小さくされている。さらに、仕切板金具9の外径は、本体ゴムアウタ金具3の筒部301の内径よりも大きくされている。そして、この仕切板金具9の外周端は、本体ゴム弾性体4の一部(本発明における弾性支持部材)と共に、加振板保持金具7の上フランジ部702と本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302との間に挟持固定されている。また、仕切板金具9の中央部分は、略台地状に上方に突出している。この中央部分の中心軸上には、オリフィス孔901が形成されている。
ここで、仕切板金具9は、受圧室16を二分している。具体的には、受圧室16を、仕切板金具9と本体ゴム弾性体4とにより形成される主液室161と、仕切板金具9と加振板8とにより形成される副液室162とに区画している。そして、主液室161と副液室162とは、オリフィス孔901を介して連通している。なお、主液室161は、主として、本体ゴム弾性体4の振動に基づいて圧力変動を生じる領域である。一方、副液室162は、主として、加振板8の変位に基づいて圧力変動を生じる領域である。
アクチュエータハウジング11(本発明におけるアクチュエータ支持部材、第3一体固定部材)は、略筒状からなり、第1取付金具1と同軸上に、第1取付金具1の内周側に配置されている。さらに、アクチュエータハウジング11は、内部に電磁アクチュエータ12を収納支持する。このアクチュエータハウジング11は、筒部111と、フランジ部112と、アクチュエータ保持部113とから構成される。筒部111は、略円筒状からなる部分であり、第1取付金具1の筒部101の内周面に対向するように同軸上に配置されている。フランジ部112は、筒部111の上端開口部から径方向外側に延在するような略中空円板状に形成されている。このフランジ部112は、加振板保持金具7の上フランジ部702と、第1取付金具1のフランジ部101との間に配置されている。さらに、アクチュエータハウジング11のフランジ部112の外径は、加振板保持金具7の上フランジ部702の屈曲部の内径よりも小さくされている。アクチュエータハウジング11のアクチュエータ保持部113は、筒部111の下端開口部から径方向内側に延在するような略中空円板状に形成されている。このアクチュエータ保持部113の上面側が、電磁アクチュエータ12の下端側を支持している。
嵌合ゴム13(本発明における弾性支持部材)は、加振板保持金具7の筒部701、上フランジ部702、及び下フランジ部703により囲まれる部分に配置されている。そして、この嵌合ゴム13は、加振板保持金具7の外周側とアクチュエータハウジング11とに、加硫接着されている。さらに具体的には、嵌合ゴム13は、加振板保持金具7の上フランジ部702の下面とアクチュエータハウジング11のフランジ部112の上面とに加硫接着されている。すなわち、アクチュエータハウジング11のフランジ部112が、嵌合ゴム13の一部と共に、加振板保持金具7の上フランジ部702と第1取付金具1のフランジ部103との間に挟持固定されている。
電磁アクチュエータ12は、コア121と、プランジャ122とから構成される。コア121は、略円筒状からなり、アクチュエータハウジング11の内側に収納固定されている。このコア121は、コイルが巻回されたコイル部材121aと、コイル部材121aの外周に配置された磁路を形成するヨーク121b、121cとから構成される。
プランジャ122は、強磁性材からなり、略軸状をなしている。プランジャ122は、コア121の中心孔に筒軸方向に移動可能に配置されている。このプランジャ122の上端部122aは、上述した加振板8の中央に加硫接着されている。つまり、プランジャ122は、加振板8と一体化されている。そして、プランジャ122は、コア121のコイル部材121aに通電されることにより発生する磁力により、下方側へ吸引される。つまり、コア121のコイル部材121aに通電されることで、プランジャ122により加振板8の中央付近が下方側へ変位するようにされている。さらに詳細には、コイル部材121aへの通電量に応じて、加振板8を適宜変位を変更することができる。
(3)かしめ方法
次に、第1取付金具1と、本体ゴムアウタ金具3と、ダイヤフラムアウタ金具5と、加振板保持金具7と、仕切板金具9と、アクチュエータハウジング11とを一体固定する方法について、図2(a)を参照して説明する。図2(a)は、図1のA部分の拡大図である。
まず、これらを一体固定する前は、ダイヤフラムアウタ金具5の第2かしめ部材502のかしめ部502bは、曲げ形成されていない。つまり、第2かしめ部材502は、筒部502a及びかしめ部502bにより、円筒状をなしている。
そして、非圧縮性流体の液中にて、このような状態のダイヤフラムアウタ金具5を含む一体加硫成形品の内側に、本体ゴムアウタ金具3を含む一体加硫成形品を図2(a)の下方側から挿入する(第2一体固定部材配置工程)。具体的には、ダイヤフラムインナ金具202の嵌合凸部202aと本体ゴムインナ金具201の嵌合凹部201aとを嵌合させる。さらに、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302を、第2かしめ部材502の内側に挿入する。そして、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の外周側の上面をダイヤフラムアウタ金具5の第1かしめ部材501の下方側端面に当接させる。このとき、平衡室15に非圧縮性流体が封入される。
続いて、非圧縮性流体の液中にて、仕切板金具9及び加振板8を含む一体加硫成形品を本体ゴムアウタ金具3を含む一体加硫成形品の図2(a)の下方側に挿入する(第2一体固定部材配置工程)。具体的には、加振板保持金具7の上フランジ部702を、第2かしめ部材502の内側に挿入する。そして、加振板保持金具7の上フランジ部702の外周側の上面を本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302の下面に当接させる。このとき、受圧室16に非圧縮性流体が封入される。
続いて、液外にて、電磁アクチュエータ12のコア121と一体固定されたアクチュエータハウジング11を、加振板保持金具7の図2(a)の下方側に配置させる。具体的には、アクチュエータハウジング11のフランジ部112を、第2かしめ部材502の内側に、図2(a)の下方側から挿入する。そして、アクチュエータハウジング11のフランジ部112の外周側の上面を加振板保持金具7の上フランジ部702の屈曲部の下方側端面に当接させる。
続いて、液外にて、第1取付金具1を、アクチュエータハウジング11の外周側に配置する(第2一体固定部材配置工程)。具体的には、第1取付金具1のフランジ部103を、第2かしめ部材502の内側に、図2(a)の下方側から挿入する。そして、第1取付金具1のフランジ部103の外周側の上面をアクチュエータハウジング11のフランジ部112の下面に当接させる。
続いて、押さえ治具17により第2かしめ部材502の上端面を当接支持する(治具配置工程)。続いて、押さえ治具17により第2かしめ部材502の上端面を当接支持した状態で、第2かしめ部材502の図2(a)の下方側(かしめ部502bの部分)を内側に曲げ形成する(かしめ工程)。このようにして、第2かしめ部材502のかしめ部502bが、第1かしめ部材501の下方側端面との間にて、本体ゴムアウタ金具3、加振板保持金具7、及び第1取付金具1をかしめにより挟持する。つまり、ダイヤフラムアウタ金具5と、本体ゴムアウタ金具3と、加振板保持金具7と、第1取付金具1とが、かしめにより一体固定される。
また、仕切板金具9は、上記かしめに伴って、本体ゴム弾性体4の一部と共に、加振板保持金具7の上フランジ部702と本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302との間に挟持固定されている。このようにして、仕切板金具9が、加振板保持金具7及び本体ゴムアウタ金具3に一体固定される。
また、アクチュエータハウジング11のフランジ部112が、嵌合ゴム13の一部と共に、加振板保持金具7の上フランジ部702と第1取付金具1のフランジ部103との間に挟持固定されている。このようにして、アクチュエータハウジング11が、加振板保持金具7及び第1取付金具1に一体固定される。
(4)エンジンマウントの動作
次に、上述した構成からなるエンジンマウントの動作について説明する。第1取付金具1は自動車の車両ボディに取り付けられ、第2取付金具2はパワーユニットに取り付けられる。この場合、車両ボディに対してパワーユニットが移動することから、第1取付金具1と第2取付金具2との間に振動が発生する。第1取付金具1と第2取付金具2との間に振動が発生すると、本体ゴム弾性体4の弾性変形する。そして、本体ゴム弾性体4の弾性変形に伴って、受圧室16が圧力変動を生じる。そうすると、受圧室16と平衡室15との間に圧力差が生じ、環状通路14を通じて流体流動が起こる。このような流体の共振作用等の流動作用に基づいて、パワーユニットを車両ボディに対して受動的に防振する効果を発揮する。ここで、受動的な防振効果が、例えばアイドリング振動等の特定の周波数域で有効に発揮されるように、環状通路14の断面積や通路長さを適宜調整されている。
さらに、電磁アクチュエータ12のコア121のコイル部材121aに通電することにより、プランジャ122により加振板8を加振振動させる。これにより、副液室162からオリフィス孔901を介して主液室161に圧力変動を及ぼす。その結果、主液室161の圧力変動を能動的に抑制することにより、能動的な防振効果を発揮することができる。ここで、防振すべき振動に応じた周波数や位相に基づき、コイル部材121aへの通電量を調整することにより、適切な振動を抑制することができる。
(5)効果
上述したように、ダイヤフラムアウタ金具5を第1かしめ部材501と第2かしめ部材502とにより構成することで、エンジンマウントの外径を小さくすることができる。さらに、押さえ治具17を第2かしめ部材502の上端面に当接支持した状態で、かしめ部502によりかしめるので、非常に安定して被かしめ部材をかしめることができる。
また、上記のようなエンジンマウントの構成によれば、本体ゴムアウタ金具3のフランジ部302、加振板保持金具7、第1取付金具1のフランジ部103、アクチュエータハウジング11のフランジ部112、及び仕切板金具9は、何れも、径方向外側に延在する平面部(本発明における外周平面部)を有している。このような平面部が複数存在する場合に、かしめにより挟持固定する場合には、特定の位置のみの外径が拡大する。従って、平面部が複数存在する場合に、上述したかしめ構造を採用することで、特定の位置のみの外径が拡大するという問題を効果的に低減することができる。
また、第1かしめ部材501の筒部501aの肉厚を第2かしめ部材502の筒部502aの肉厚より大きくしている。これにより、エンジンマウントの外径を小さくすることができる。さらに、第1かしめ部材501の筒部501aの肉厚を大きくすることにより、被かしめ部材を確実に支持することができる。
(6)他の実施形態
上記実施形態においては、ダイヤフラムアウタ金具5の第1かしめ部材501がダイヤフラム6に加硫接着されているが、これに限られるものではない。例えば、図3に示すように、外周側に位置する第2かしめ部材502の上端側が、内周側に位置する第1かしめ部材501の上端側よりも上方に位置するように形成してもよい。この場合、第2かしめ部材502が、主として、ダイヤフラム6に加硫接着されるようにして、ダイヤフラム6を支持するようになる。この場合にも、上記と同様にエンジンマウントの小型化を図ることができる。ただし、押さえ治具17の当接支持を行う場所を別途確保する必要がある。なお、図3においては、第1かしめ部材501及び第2かしめ部材502は、共に、ダイヤフラム6に加硫接着されている例である。
また、上記実施形態において、加振板保持金具7の上フランジ部702は、外周端を屈曲形成したが、これに限られるものではない。例えば、図4に示すように、加振板保持金具7の上フランジ部702を2部品化してもよい。具体的には、上フランジ部702が、平面部702a(本発明における外周平面部)と、外周円筒部702b(本発明における筒状部材)とから構成されるようにする。平面部702aは、加振板保持金具7の筒部701の上端開口部から径方向外側に延在するように略中空円板状に形成されている。外周円筒部702bは、筒状からなり、平面部702aの外周側に溶接接合される。この外周円筒部702bは、第1かしめ部材501の筒部501aとほぼ同径からなる。
つまり、上記構成からなる加振板保持金具7をダイヤフラムアウタ金具5によりかしめる場合には、加振板保持金具7の上フランジ部702の外周円筒部702bが、第1かしめ部材501の筒部501aの下方側端面と第2かしめ部材502のかしめ部502bとの間に挟持されることになる。
このように、外周円筒部702bを第1かしめ部材501と第2かしめ部材502とにより挟持することにより、上記実施形態の上フランジ部702には存在する曲げ形成部分が、第1かしめ部材501と第2かしめ部材502とにより挟持される部分に含まれることはない。つまり、かしめによる一体固定が非常に安定することになる。
また、上記実施形態のエンジンマウントは、電磁アクチュエータ12を備えるいわゆる能動型のエンジンマウントとして説明した。ただし、本発明は、能動型ではないエンジンマウントに対しても適用することができる。この場合のエンジンマウントの構成は、電磁アクチュエータ12に関連する部分とを除いた構成となり、加振板8及び仕切板金具9に関連する部分が加振変化しない単に受圧室16を形成する構成となる。そして、被かしめ部材としては、例えば、本体ゴムアウタ金具3と、加振板8に相当する受圧室形成部材と、第1取付金具1などとする。
また、上記実施形態においては、かしめ部材として、ダイヤフラムアウタ金具5を適用し、被かしめ部材として、本体ゴムアウタ金具3、加振板保持金具7、及び、第1取付金具1を適用し、ゴム(本体ゴム弾性体4若しくは嵌合ゴム13)を介して一体固定する部材として、仕切板金具9及びアクチュエータハウジング11を適用した。しかし、これら一体固定する部材の何れを、かしめ部材としてもよいし、被かしめ部材としてもよいし、ゴムを介して一体固定する部材としてもよい。
本実施形態のエンジンマウントの筒軸方向の断面図である。 (a)図1のA部分の拡大図である。(b)ダイヤフラムアウタ金具5の第2かしめ部材を図2(a)の右側から見た部分展開図である。 他の実施形態の図1のA部分の拡大図である。 他の実施形態の図1のA部分の拡大図である。 従来のエンジンマウントの筒軸方向の断面図である。
符号の説明
1:第1取付金具(第1取付部材)、 2:第2取付金具(第2取付部材)、
3:本体ゴムアウタ金具、 4:本体ゴム弾性体、 5:ダイヤフラムアウタ筒金具、
6:ダイヤフラム、 7:加振板保持金具、 8:加振板、 9:仕切板金具、
11:アクチュエータハウジング、 12:電磁アクチュエータ、 13:嵌合ゴム、
14:環状通路、 15:平衡室、 16:受圧室、 17:押さえ治具、
101:筒部、 102:取付板部、 103:フランジ部、
111:筒部、 112:フランジ部、 113:アクチュエータ保持部、
161:主液室、 162:副液室、
201:本体ゴムインナ金具、 202:ダイヤフラムインナ金具、
203:連結ボルト、 301:筒部、 302:フランジ部、 303:テーパ部、
501:第1かしめ部材、 502:第2かしめ部材、
501a:筒部、 501b:フランジ部、 502a:筒部、 502b:かしめ部、
701:筒部、 702:上フランジ部、 703:下フランジ部、
901:オリフィス孔

Claims (9)

  1. 防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、
    防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、
    前記本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成する受圧室形成部材と、
    オリフィス通路を介して前記受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材と、
    のうち一体固定される複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントであって、
    複数の前記一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、
    筒状からなり、他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に当接し筒軸方向にて係合する支持端面を有する第1かしめ部材と、
    筒状からなり、前記第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と開口内径が前記第1かしめ部材の前記支持端面の外径より小さくなるように前記筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面との間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する第2かしめ部材と、
    を備えることを特徴とする流体封入式防振マウント。
  2. 防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、
    防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、
    前記本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成し、且つ、変位可能な加振板を支持する加振板支持部材と、
    通電により前記加振板を加振変位させる電磁アクチュエータを支持するアクチュエータ支持部材と、
    オリフィス通路を介して前記受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材と、
    のうち一体固定される複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントであって、
    複数の前記一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、
    筒状からなり、他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に当接し筒軸方向にて係合する支持端面を有する第1かしめ部材と、
    筒状からなり、前記第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と開口内径が前記第1かしめ部材の前記支持端面の外径より小さくなるように前記筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面との間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する第2かしめ部材と、
    を備えることを特徴とする流体封入式防振マウント。
  3. 前記第1かしめ部材の肉厚は、前記第2かしめ部材の肉厚より大きい請求項1又は2に記載の流体封入式防振マウント。
  4. 前記第2一体固定部材は、筒軸直交外側方向に延在する外周平面部を有し、
    前記第1かしめ部材の前記支持端面は、複数の前記第2一体固定部材の前記外周平面部に前記筒軸方向にて係合し、
    前記第2かしめ部材は、前記第1かしめ部材の前記支持端面との間に、複数の前記第2一体固定部材の前記外周平面部をかしめにより前記筒軸方向に挟持する請求項1〜3の何れか一項に記載の流体封入式防振マウント。
  5. 前記第2一体固定部材は、
    筒軸直交外側方向に延在する外周平面部と、
    筒状からなり、前記外周平面部の外周側に接合される筒状部材と、を備え、
    前記第1かしめ部材の前記支持端面は、前記筒状部材に前記筒軸方向に係合し、
    前記第2かしめ部材は、前記第1かしめ部材の前記支持端面との間に、前記筒状部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持する請求項1〜4の何れか一項に記載の流体封入式防振マウント。
  6. 前記第2かしめ部材は、
    屈曲形成により前記第2一体固定部材をかしめる前記かしめ部と、
    前記かしめ部に対して筒軸反対方向に押さえ治具に当接支持される治具用端面と、
    を有し、
    前記第2かしめ部材の前記治具用端面は、前記第1かしめ部材の外周側に位置する請求項1又は2に記載の流体封入式防振マウント。
  7. 弾性材からなり、前記他の前記一体固定部材のうち前記第2一体固定部材以外の第3一体固定部材と共に、複数の前記第2一体固定部材の間に挟持される弾性支持部材をさらに備える請求項1〜6の何れか一項に記載の流体封入式防振マウント。
  8. 防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、
    防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、
    前記本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成する仕切部材と、
    オリフィス通路を介して前記受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材と、
    のうち一体固定される複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントの製造方法であって、
    複数の前記一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、
    筒状からなり、他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に当接し筒軸方向にて係合する支持端面を有する第1かしめ部材と、
    筒状からなり前記第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と、開口内径が前記第1かしめ部材の前記支持端面の外径より小さくなるように前記筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面との間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する第2かしめ部材と、
    を備え、
    前記製造方法は、
    前記第2かしめ部材の筒軸第1側の一端面を当接支持するための押さえ治具を配置する治具配置工程と、
    他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材を、前記第1かしめ部材の筒軸第2側の支持端面に対して、当接して筒軸方向に係合するように配置する第2一体固定部材配置工程と、
    前記第1一体固定部材の前記第2かしめ部材の筒軸第2側の他端側である前記かしめ部を内側に屈曲して、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記かしめ部とが前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面と前記かしめ部の間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ工程と、
    からなることを特徴とする流体封入式防振マウントの製造方法。
  9. 防振連結される一方の部材に取り付けられる第1取付部材と、
    防振連結される他方の部材に取り付けられる第2取付部材に連結される本体ゴム弾性体を支持する弾性体支持部材と、
    前記本体ゴム弾性体との間に非圧縮性流体が封入される受圧室を形成し、且つ、変位可能な加振板を支持する加振板支持部材と、
    通電により前記加振板を加振変位させる電磁アクチュエータを支持するアクチュエータ支持部材と、
    オリフィス通路を介して前記受圧室に連通され、且つ、非圧縮性流体が封入される容積可変の平衡室を形成するダイヤフラムを支持するダイヤフラム支持部材と、
    のうち一体固定される複数の一体固定部材を有する流体封入式防振マウントの製造方法であって、
    複数の前記一体固定部材の何れか1つである第1一体固定部材は、
    筒状からなり、他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材に当接し筒軸方向にて係合する支持端面を有する第1かしめ部材と、
    筒状からなり前記第1かしめ部材の外周側に接合により一体化された筒部と、開口内径が前記第1かしめ部材の前記支持端面の外径より小さくなるように前記筒部の一端から径方向内側に曲げ形成されることにより、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面との間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ部と、を有する第2かしめ部材と、
    を備え、
    前記製造方法は、
    前記第2かしめ部材の筒軸第1側の一端面を当接支持するための押さえ治具を配置する治具配置工程と、
    他の前記一体固定部材のうち少なくとも1つである第2一体固定部材を、前記第1かしめ部材の筒軸第2側の支持端面に対して、当接して筒軸方向に係合するように配置する第2一体固定部材配置工程と、
    前記第1一体固定部材の前記第2かしめ部材の筒軸第2側の他端側である前記かしめ部を内側に屈曲して、前記第1かしめ部材の前記支持端面と前記かしめ部とが前記筒軸方向に対向する空間にて、前記支持端面と前記かしめ部の間に前記第2一体固定部材をかしめにより前記筒軸方向に挟持するかしめ工程と、
    からなることを特徴とする流体封入式防振マウントの製造方法。
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