JP4020087B2 - 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 - Google Patents
防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4020087B2 JP4020087B2 JP2004055001A JP2004055001A JP4020087B2 JP 4020087 B2 JP4020087 B2 JP 4020087B2 JP 2004055001 A JP2004055001 A JP 2004055001A JP 2004055001 A JP2004055001 A JP 2004055001A JP 4020087 B2 JP4020087 B2 JP 4020087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- armature
- inner rod
- actuator
- caulking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
すなわち、防振用アクチュエータに関する本発明の第1の態様は、略カップ形状のハウジングにコイル部材を組み込むと共に、該コイル部材への通電によって駆動力が及ぼされるアーマチャを該ハウジングの軸方向に変位可能に配設する一方、該ハウジングの開口部側に出力部材を離隔配置せしめて該出力部材を該ハウジングに対して支持ゴム弾性体を介して弾性支持せしめると共に、該出力部材を該アーマチャに連結することにより、該コイル部材への通電によって該アーマチャから該出力部材に加振力を及ぼして、該出力部材を該ハウジングの軸方向に加振変位せしめるようにした防振用アクチュエータにおいて、前記アーマチャに軸方向の貫通孔を設けると共に前記出力部材にインナロッドを突設して該インナロッドを該アーマチャの該貫通孔に挿通して、該インナロッドの該アーマチャからの突出部分をかしめ被着部とする一方、かしめ固定部を備えた係止部材を該インナロッドの突出部分に外挿せしめて、該かしめ固定部を該インナロッドの該かしめ被着部に対してかしめ固定することによって該係止部材を該インナロッドの突出部分に固着すると共に、該アーマチャに対して該インナロッドからの抜け出し方向に付勢力を及ぼす付勢手段を設けて、該インナロッドに対してかしめ固定された該係止部材に対して該アーマチャを該付勢手段の付勢力で抜け出し方向に押し付けて該アーマチャを該インナロッドに対して軸方向で位置決めし、且つ該アーマチャを該インナロッドに対して軸直角方向に隙間をもたせて外挿せしめて該アーマチャにおける該インナロッドの突出側端面に対して軸直角方向の滑り変位が許容される状態で該係止部材を重ね合わせたことを、特徴とする。
防振用アクチュエータに関する本発明の第2の態様は、前記態様1に係る防振用アクチュエータにおいて、前記インナロッドの前記かしめ被着部の外周面が、凹凸形状とされていると共に、該かしめ被着部に対して前記係止部材の前記かしめ固定部がかしめ固定されていることを、特徴とする。本態様に従う構造とされた防振用アクチュエータにおいては、かしめ固定されるかしめ被着部が凹凸形状とされていることによって、インナロッドに対して係止部材をより強固に連結することが出来る。
防振用アクチュエータに関する本発明の第3の態様は、前記態様1又は2に係る防振用アクチュエータにおいて、前記インナロッドの前記アーマチャから突出した前記かしめ被着部に雄ねじが形成されている一方、前記係止部材に雌ねじが形成されており、該インナロッドに対して、該係止部材が螺着されていることを、特徴とする。本態様に従う構造とされた防振用アクチュエータにおいては、係止部材がインナロッドに対して螺着されることから、係止部材のねじ込み量を調節することによって、アーマチャの軸方向の高精度な位置決めを行なうことが出来る。そして、かしめ固定によって強固に締結することで、係止部材の緩み等の発生も抑えられているのである。また、かしめ被着部にねじ溝が形成されることによって、係止部材をより強固にかしめ固定することが出来る。
防振用アクチュエータに関する本発明の第4の態様は、前記態様1乃至3の何れかに係る防振用アクチュエータにおいて、前記ハウジングの底壁の中央部分に作業用孔を設けて、前記アーマチャに挿通した前記インナロッドに対して前記係止部材をかしめ固定する固定作業を、該作業用孔を通じて外部から行うことが出来るようにすると共に、該作業用孔を覆蓋する蓋部材を設けたことを、特徴とする。
能動形防振用マウントに関する本発明は、相互に連結されることにより振動伝達系を構成する一方の部材に取り付けられる第一の取付部材と他方の部材に取り付けられる第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一方、該本体ゴム弾性体によって壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された受圧室を形成すると共に、該受圧室の壁部の別の一部を加振部材で構成し、該加振部材に加振力を及ぼすアクチュエータを設けて、該アクチュエータで該加振部材を加振駆動することにより該受圧室の圧力を能動的に制御するようにした能動型防振用マウントにおいて、前記アクチュエータとして上述の如き防振用アクチュエータに関する本発明の態様1乃至4の何れかの態様に係る防振用アクチュエータを用い、該防振用アクチュエータにおける前記ハウジングを前記第二の取付部材に固定する一方、前記出力部材によって前記加振部材を構成したことを、特徴とする。このような本発明に従えば、例えば自動車用エンジンマウント等に好適に採用され得る能動型防振用マウントが有利に実現され得る。
能動形防振用制振器に関する本発明は、防振対象部材に装着されることにより、該防振対象部材に加振力を及ぼして能動的な制振作用を発揮する能動型防振用制振器であって、前記防振用アクチュエータに関する本発明の態様1乃至4の何れかの態様に係る防振用アクチュエータを用い、該防振用アクチュエータにおける前記ハウジングと前記出力部材の一方において前記防振対象部材に固定するための取付部を設けると共に、それらハウジングと出力部材の他方にマス部を設けたことを、特徴とする。このような本発明に従えば、例えば自動車のボデー用制振器等に好適に採用され得る能動型防振用制振器が有利に実現され得る。
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
80 加振板
86 駆動軸
90 締結部
118 オリフィス通路
132 滑動子
136 係合突部
140 締結部材
144 かしめ筒部
146 コイルスプリング
Claims (6)
- 略カップ形状のハウジングにコイル部材を組み込むと共に、該コイル部材への通電によって駆動力が及ぼされるアーマチャを該ハウジングの軸方向に変位可能に配設する一方、該ハウジングの開口部側に出力部材を離隔配置せしめて該出力部材を該ハウジングに対して支持ゴム弾性体を介して弾性支持せしめると共に、該出力部材を該アーマチャに連結することにより、該コイル部材への通電によって該アーマチャから該出力部材に加振力を及ぼして、該出力部材を該ハウジングの軸方向に加振変位せしめるようにした防振用アクチュエータにおいて、
前記アーマチャに軸方向の貫通孔を設けると共に前記出力部材にインナロッドを突設して該インナロッドを該アーマチャの該貫通孔に挿通して、該インナロッドの該アーマチャからの突出部分をかしめ被着部とする一方、かしめ固定部を備えた係止部材を該インナロッドの突出部分に外挿せしめて、該かしめ固定部を該インナロッドの該かしめ被着部に対してかしめ固定することによって該係止部材を該インナロッドの突出部分に固着すると共に、該アーマチャに対して該インナロッドからの抜け出し方向に付勢力を及ぼす付勢手段を設けて、該インナロッドに対してかしめ固定された該係止部材に対して該アーマチャを該付勢手段の付勢力で抜け出し方向に押し付けて該アーマチャを該インナロッドに対して軸方向で位置決めし、且つ該アーマチャを該インナロッドに対して軸直角方向に隙間をもたせて外挿せしめて該アーマチャにおける該インナロッドの突出側端面に対して軸直角方向の滑り変位が許容される状態で該係止部材を重ね合わせたことを特徴とする防振用アクチュエータ。
- 前記インナロッドの前記かしめ被着部の外周面が、凹凸形状とされていると共に、該かしめ被着部に対して前記係止部材の前記かしめ固定部がかしめ固定されている請求項1に記載の防振用アクチュエータ。
- 前記インナロッドの前記アーマチャから突出した前記かしめ被着部に雄ねじが形成されている一方、前記係止部材に雌ねじが形成されており、該インナロッドに対して、該係止部材が螺着されている請求項1又は2に記載の防振用アクチュエータ。
- 前記ハウジングの底壁の中央部分に作業用孔を設けて、前記アーマチャに挿通した前記インナロッドに対して前記係止部材をかしめ固定する固定作業を、該作業用孔を通じて外部から行うことが出来るようにすると共に、該作業用孔を覆蓋する蓋部材を設けた請求項1乃至3の何れかに記載の防振用アクチュエータ。
- 相互に連結されることにより振動伝達系を構成する一方の部材に取り付けられる第一の取付部材と他方の部材に取り付けられる第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一方、該本体ゴム弾性体によって壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された受圧室を形成すると共に、該受圧室の壁部の別の一部を加振部材で構成し、該加振部材に加振力を及ぼすアクチュエータを設けて、該アクチュエータで該加振部材を加振駆動することにより該受圧室の圧力を能動的に制御するようにした能動型防振用マウントにおいて、前記アクチュエータとして請求項1乃至4の何れかに記載の防振用アクチュエータを用い、該防振用アクチュエータにおける前記ハウジングを前記第二の取付部材に固定する一方、前記出力部材によって前記加振部材を構成したことを特徴とする能動型防振用マウント。
- 防振対象部材に装着されることにより、該防振対象部材に加振力を及ぼして能動的な制振作用を発揮する能動型防振用制振器であって、請求項1乃至4の何れかに記載の防振用アクチュエータを用い、該防振用アクチュエータにおける前記ハウジングと前記出力部材の一方において前記防振対象部材に固定するための取付部を設けると共に、それらハウジングと出力部材の他方にマス部を設けたことを特徴とする能動型防振用制振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055001A JP4020087B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055001A JP4020087B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005240975A JP2005240975A (ja) | 2005-09-08 |
JP4020087B2 true JP4020087B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=35022916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004055001A Expired - Fee Related JP4020087B2 (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4020087B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094750A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式能動型エンジンマウント |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004055001A patent/JP4020087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005240975A (ja) | 2005-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4072696B2 (ja) | 流体封入式能動型防振装置 | |
JP2007239883A (ja) | 能動型防振装置用電磁式アクチュエータ | |
JP2010276140A (ja) | 流体封入式能動型防振装置とその製造方法 | |
JPWO2011070744A1 (ja) | 電磁式アクチュエータとそれを用いた流体封入式能動型防振装置 | |
JP5641526B2 (ja) | 流体封入式能動型防振装置 | |
JP4379920B2 (ja) | 流体封入式防振装置 | |
US7128311B2 (en) | Active vibration damping actuator and active damping apparatus using the same | |
JP4020087B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP2006275273A (ja) | 自動車用流体封入式エンジンマウントおよびそれを用いたパワーユニット支持機構 | |
JP2004232792A (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP4020082B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP4016343B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP4186217B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP4081421B2 (ja) | 防振マウント組立体 | |
JP3784377B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP2005239084A (ja) | 能動型流体封入式エンジンマウント | |
JP2006266425A (ja) | 能動型流体封入式防振装置 | |
JP4168445B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP3753702B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP3753703B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP4055008B2 (ja) | 能動型防振装置および能動型防振装置の製造方法 | |
JP4079072B2 (ja) | 能動型流体封入式防振装置 | |
JP2007252017A (ja) | ソレノイド型アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP5377280B2 (ja) | 流体封入式能動型防振装置 | |
JP4061650B2 (ja) | 能動型流体封入式防振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070521 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070917 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |