JP4079072B2 - 能動型流体封入式防振装置 - Google Patents
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すなわち、本発明の第1の態様は、第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにすると共に、該加振板と該アーマチャの間に付勢手段を配設して、該付勢手段の付勢力により該加振板を該アーマチャに対して該可撓性連結材で規定された離隔側の変位端に弾性的に位置決め保持せしめたことを、特徴とする。
また、本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、加振板とアーマチャとの間に付勢手段が配設されていることから、引張方向に加えて、アーマチャの軸方向上方への駆動力を加振板に伝えることも可能となり、より高度な圧力制御が可能となる。更に、付勢手段によって、加振板とアーマチャが互いに離隔する方向に常時付勢されることで、可撓性連結材が常に引張状態に保たれることとなり、アーマチャの駆動力を安定して加振板に伝達することが出来る。更にまた、付勢手段は、アーマチャと加振板の間に配設されていることにより、コイルのハウジングや第二の取付部材に対して直接に取り付けられていないことから、付勢手段の変形に伴う振動のコイルハウジングや第二の取付部材への伝達が抑えられて、異音発生等の問題が有利に回避され得るのである。
(本発明の態様2)
また、本発明の第2の態様は、第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにすると共に、該可撓性連結材の該加振板に対する連結部と該アーマチャに対する連結部との少なくとも一方の連結部において、該可撓性連結材の該加振板及び/又は該アーマチャに対する軸直角方向の滑り変位が許容されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、可撓性連結材の変形に加えて、滑り変位が許容されていることで、加振板とアーマチャとの軸直角方向における相対的な位置ずれをより有利に吸収することが可能となるのである。
なお、かかる可撓性連結材の滑り変位の許容変位量としては、0.2mm〜3mmの範囲内であるのが望ましい。即ち、かかる許容変位量が小さ過ぎると、加振板とアーマチャとの相対的な位置ずれを十分に吸収できなくなるおそれがある。一方、隙間が大き過ぎると、必要以上の変位を許容することとなって、アーマチャのガタツキが発生するおそれがあり、作動の安定性が低下するおそれがある。ここにおいて、許容変位量をかかる範囲内に設定することで、加振板とアーマチャとの軸直角方向での相対的な位置ずれを吸収しつつ、アーマチャのガタツキを可及的に軽減して、作動安定性を有効に確保することが出来るのである。
本発明の第3の態様は、前記態様1又は2に係る能動型流体封入式防振装置において、前記コイルへの通電による前記アーマチャ側に向かう引張方向への駆動力で変位せしめられた前記加振板に対して、前記支持ゴム弾性体の弾性による復元力が及ぼされるようになっていることを、特徴とする。
本発明の第4の態様は、前記態様1乃至3の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置において、前記可撓性連結材の前記加振板に対する連結部と前記アーマチャに対する連結部との少なくとも一方の連結部において、該可撓性連結材の該加振板及び/又は該アーマチャに対する連結位置を該可撓性連結材の長手方向で変更設定することの出来る連結位置調節手段を設けたことを、特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記態様1乃至4の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置において、前記第二の取付部材が大径の略円筒形状を有していると共に、その軸方向一方の開口部側に離隔して前記第一の取付部材が配設されており、それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該第二の取付部材の軸方向一方の開口部が流体密に閉塞されていると共に、該第二の取付部材の他方の開口部が可撓性膜で流体密に閉塞されており、該第二の取付部材の軸方向中間部分で軸方向両側に仕切るようにして前記加振板を弾性支持する前記支持ゴム弾性体が配設されて、該支持ゴム弾性体を挟んで一方の側に前記振動作用室が形成されていると共に、他方の側に該可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室が形成されている一方、該可撓性膜の中央部分に固定金具が固着されて、該固定金具が該加振板に重ね合わせられて固着されており、それら加振板と固定金具に対して前記可撓性連結材の一方の端部が連結されていると共に、該第二の取付部材における該他方の開口部側に前記コイルが配設されて該第二の取付部材で支持せしめられており、該コイルに組み込まれた前記アーマチャに対して、該可撓性連結材によって、該加振板が連結されていることを、特徴とする。
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
48 加振板
56 平衡室
58 受圧室
60 加振室
62 第一のオリフィス通路
65 第二のオリフィス通路
78 結合ワイヤ
82 かしめ金具
84 電磁駆動手段
100 アーマチャ
104 挿通孔
118 係合部材
120 上側連結部
122 下側連結部
130 係止板
140 コイルスプリング
142 付勢ゴム
Claims (11)
- 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、
前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにすると共に、該加振板と該アーマチャの間に付勢手段を配設して、該付勢手段の付勢力により該加振板を該アーマチャに対して該可撓性連結材で規定された離隔側の変位端に弾性的に位置決め保持せしめたことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 前記付勢手段がコイルスプリングにより構成されている請求項1に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記第二の取付部材が大径の略円筒形状を有していると共に、その軸方向一方の開口部側に離隔して前記第一の取付部材が配設されており、それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該第二の取付部材の軸方向一方の開口部が流体密に閉塞されていると共に、該第二の取付部材の他方の開口部が可撓性膜で流体密に閉塞されており、該第二の取付部材の軸方向中間部分で軸方向両側に仕切るようにして前記加振板を弾性支持する前記支持ゴム弾性体が配設されて、該支持ゴム弾性体を挟んで一方の側に前記振動作用室が形成されていると共に、他方の側に該可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室が形成されている一方、該可撓性膜の中央部分に固定金具が固着されて、該固定金具が該加振板に重ね合わせられて固着されており、それら加振板と固定金具に対して前記可撓性連結材の一方の端部が連結されていると共に、該第二の取付部材における該他方の開口部側に前記コイルが配設されて該第二の取付部材で支持せしめられており、該コイルに組み込まれた前記アーマチャに対して、該可撓性連結材によって、該加振板が連結されており、
前記加振板には下方に開口する凹所を備えた前記固定金具が固定されており、該凹所内から前記アーマチャに向かって開口側に突出形成されて該アーマチャに当接せしめられた付勢ゴムによって前記付勢手段が構成されている請求項1に記載の能動型流体封入式防振装置。 - 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、
前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにすると共に、該可撓性連結材の該加振板に対する連結部と該アーマチャに対する連結部との少なくとも一方の連結部において、該可撓性連結材の該加振板及び/又は該アーマチャに対する軸直角方向の滑り変位が許容されていることを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、
前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにして、更に、
前記可撓性連結材の少なくとも一方の端部に係合部材を固着せしめる一方、前記アーマチャと前記加振板の少なくとも一方の側において係止板を設けると共に、該係止板に該可撓性連結材の連結方向に直交して延びる切欠溝を形成し、該切欠溝に対して該可撓性連結材を差し入れることにより、該係止板の該切欠溝両縁に対して該可撓性連結材の該係合部材が当接せしめられる抜け止め構造を構成したことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 前記係合部材が球形状とされている請求項5に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、
前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにして、更に、
前記アーマチャの中心軸上に挿通孔を形成して、該挿通孔に前記可撓性連結材の一方の端部を挿通すると共に、該挿通孔における軸方向外側を大径部とすることにより、該アーマチャの軸方向中間部分に段差面を形成せしめて、該段差面に対して係止板を重ね合わせて配設して、該係止板によって該可撓性連結材の端部を係止させたことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結し、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入されることにより該第一の取付部材と該第二の取付部材の間への振動入力時に該本体ゴム弾性体の弾性変形に基づいて圧力変動が生ぜしめられる振動作用室を形成すると共に、該振動作用室の壁部の別の一部を加振板で構成して該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で変位可能に弾性支持せしめる一方、該加振板に駆動力を及ぼして該加振板を加振変位せしめることにより該振動作用室を圧力制御するアクチュエータを、該加振板を挟んで該振動作用室と反対側に配設した能動型流体封入式防振装置において、
前記第二の取付部材に対してコイルを固定的に取り付けると共に、該コイルの中空孔にアーマチャを軸方向で変位可能に組み込んで、該コイルへの通電により該アーマチャが前記加振板の加振変位方向に駆動変位せしめられるようにすることによって前記アクチュエータを構成する一方、鋼線等の可撓性連結材によって該加振板と該アーマチャを連結して、該コイルへの通電により変位せしめられる該アーマチャから該可撓性連結材を介して該加振板に対して、該アーマチャ側に向かう引張方向の駆動力が及ぼされるようにして、更に、
前記第二の取付部材が大径の略円筒形状を有していると共に、その軸方向一方の開口部側に離隔して前記第一の取付部材が配設されており、それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該第二の取付部材の軸方向一方の開口部が流体密に閉塞されていると共に、該第二の取付部材の他方の開口部が可撓性膜で流体密に閉塞されており、該第二の取付部材の軸方向中間部分で軸方向両側に仕切るようにして前記加振板を弾性支持する前記支持ゴム弾性体が配設されて、該支持ゴム弾性体を挟んで一方の側に前記振動作用室が形成されていると共に、他方の側に該可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室が形成されている一方、該可撓性膜の中央部分に固定金具が固着されて、該固定金具が該加振板に重ね合わせられて固着されており、それら加振板と固定金具に対して前記可撓性連結材の一方の端部が連結されていると共に、該第二の取付部材における該他方の開口部側に前記コイルが配設されて該第二の取付部材で支持せしめられており、該コイルに組み込まれた前記アーマチャに対して、該可撓性連結材によって、該加振板が連結されており、
前記加振板に対して前記固定金具とかしめ金具とを重ね合わせると共に、該かしめ金具に該加振板と該固定金具とを重ね合わせ方向に貫通するかしめ部を一体形成して、該かしめ金具に対して前記可撓性連結材の一方の端部を係止させたことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 前記第二の取付部材が大径の略円筒形状を有していると共に、その軸方向一方の開口部側に離隔して前記第一の取付部材が配設されており、それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する前記本体ゴム弾性体によって該第二の取付部材の軸方向一方の開口部が流体密に閉塞されていると共に、該第二の取付部材の他方の開口部が可撓性膜で流体密に閉塞されており、該第二の取付部材の軸方向中間部分で軸方向両側に仕切るようにして前記加振板を弾性支持する前記支持ゴム弾性体が配設されて、該支持ゴム弾性体を挟んで一方の側に前記振動作用室が形成されていると共に、他方の側に該可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室が形成されている一方、該可撓性膜の中央部分に固定金具が固着されて、該固定金具が該加振板に重ね合わせられて固着されており、それら加振板と固定金具に対して前記可撓性連結材の一方の端部が連結されていると共に、該第二の取付部材における該他方の開口部側に前記コイルが配設されて該第二の取付部材で支持せしめられており、該コイルに組み込まれた前記アーマチャに対して、該可撓性連結材によって、該加振板が連結されている請求項4乃至7の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記コイルへの通電による前記アーマチャ側に向かう引張方向への駆動力で変位せしめられた前記加振板に対して、前記支持ゴム弾性体の弾性による復元力が及ぼされるようになっている請求項1乃至9の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記可撓性連結材の前記加振板に対する連結部と前記アーマチャに対する連結部との少なくとも一方の連結部において、該可撓性連結材の該加振板及び/又は該アーマチャに対する連結位置を該可撓性連結材の長手方向で変更設定することの出来る連結位置調節手段を設けた請求項1乃至10の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置。
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