JP4023462B2 - 能動型流体封入式防振装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第1の態様は、防振連結される一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を他方の部材に取り付けられる筒状の第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置せしめて、該第一の取付部材と該第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結することにより、該第二の取付部材の一方の開口部を該本体ゴム弾性体で覆蓋せしめて、該第二の取付部材の他方の開口部を変形容易な可撓性膜で覆蓋することによって、それら本体ゴム弾性体と可撓性膜の対向面間に非圧縮性流体の封入領域を形成すると共に、該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で弾性的に支持された加振部材を該封入領域を仕切るようにして配設することによって、壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された振動作用室と、壁部の一部が該可撓性膜で構成された平衡室を形成する一方、該封入領域の外方に電磁式アクチュエータを配設して、該電磁式アクチュエータの出力部材を該加振部材に連結せしめて該加振部材に加振力を及ぼすことにより該振動作用室の圧力を能動的に制御するようにした能動型流体封入式防振装置において、前記出力部材から前記加振部材に向かって突出する駆動ロッドの突出先端面を前記平衡室内に位置せしめて該突出先端面に当接受部を設けると共に、該加振部材から該駆動ロッド側に向かって突出する当接突部を設けて、該当接突部を該当接受部に対して該平衡室内で屈曲可能に当接せしめたことを、特徴とする。
本発明の第2の態様は、前記態様1に係る能動型流体封入式防振装置において、前記当接突部を、前記当接受部に対して軸直角方向の相対的な位置ずれが許容される状態で当接せしめたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、製造誤差や組付誤差等に起因して加振部材と電磁式アクチュエータの間に軸直角方向の相対的な偏倚が発生した場合でも、当接突部の当接受部に対する軸直角方向での相対的な位置ずれによって加振部材と電磁式アクチュエータの軸直角方向での偏倚を許容した状態で、加振部材や電磁式アクチュエータ等の各部材を容易に組み付けることが出来る。そして、加振部材の当接受部に対する当接部位における軸直角方向での相対的な位置ずれが許容されていることから、組み付けられた加振部材と出力部材の間における軸直角方向の応力の残留も一層効果的に軽減され得ることとなり、電磁式アクチュエータの出力部材もより円滑に軸方向作動可能となって、加振部材の安定した駆動変位が実現され得る。
本発明の第3の態様は、前記態様1又は2に係る能動型流体封入式防振装置において、前記当接突部を略球面形状の先端面を有する球状突部とすると共に、前記当接受部において該球状突部より大きい曲率半径で略球面形状で窪んだ球状凹面を形成して、該球状凹面に対して該球状突部を当接せしめたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、当接突部が当接受部の球状凹面によって当接受部の中心へ向かうように案内されて、これら加振部材と駆動ロッドの軸合わせを行なうことが出来る。これにより、アクチュエータの組付けの際には、加振部材に対して駆動ロッドを当接せしめることによって、加振部材の当接突部が球状凹面の形状に沿って球状凹面の中心に案内されて、加振部材と駆動ロッドとの軸合わせを半ば自動的に行なうことが出来る。
本発明の第4の態様は、前記態様1乃至3の何れかに係る能動型流体封入式防振装置において、前記駆動ロッドを前記出力部材から別体形成して前記可撓性膜の中央部分を実質的に貫通するように該可撓性膜に固着すると共に、該駆動ロッドの該出力部材側の先端面を該出力部材に設けた当接面に対して軸直角方向の相対的な位置ずれが許容される状態で当接せしめたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、駆動ロッドが、加振部材及び出力部材の何れの部材からも別体とされて、当接せしめられていることによって、加振部材乃至は出力部材の傾きが駆動ロッドを介して他方の部材に及ぼされることが無く、加振部材及び出力部材の軸方向の安定した駆動を行なうことが出来る。また、駆動ロッドの出力部材に対する軸直角方向の相対変位が許容されていることから、アクチュエータの組付け時の、出力部材と加振部材との軸直角方向の位置ずれをより有効に吸収することが出来、これら出力部材と加振部材との間に軸直角方向の位置ずれが生じている場合でも、かかる位置ずれが加振部材と駆動ロッドの当接部位と、駆動ロッドと出力部材の当接部位で吸収されることによって、加振部材や出力部材が傾いた状態で配設されるようなことも無く、軸方向の安定駆動が実現され得る。
本発明の第5の態様は、前記態様4に係る能動型流体封入式防振装置において、前記出力部材において、前記駆動ロッドに向かって開口する凹所を形成し、該凹所の底面により該駆動ロッドの先端面が当接せしめられる前記当接面を構成したことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、かかる凹所によって、駆動ロッドの当接面に対する軸直角方向の変位量が規制されて、加振部材と出力部材の相対的な過大変位を防止することが出来る。これにより、出力部材の駆動力を加振部材に対して安定して及ぼすことができる。
本発明の第6の態様は、前記態様1乃至5の何れかに係る能動型流体封入式防振装置において、前記振動作用室内において前記加振部材を前記出力部材に向けて付勢する第一の付勢手段を設けると共に、該出力部材を該加振部材に向けて付勢する第二の付勢手段を設けて、それら第一の付勢手段と第二の付勢手段により該加振部材の前記当接突部を前記駆動ロッドの前記当接受部に対して当接状態に保持せしめたことを、特徴とする。
本発明の第7の態様は、前記態様6に係る能動型流体封入式防振装置において、前記第二の取付部材によって支持された仕切部材を前記振動作用室内に配設して該振動作用室を該仕切部材で仕切ることにより、壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成された受圧室と、壁部の一部が前記加振部材で構成された加振室を形成すると共に、それら受圧室と加振室を相互に連通する第一のオリフィス通路を形成する一方、該加振室に対して前記第一の付勢手段を収容配置せしめて、該第一の付勢手段により該仕切部材と該加振部材との間に離隔方向の付勢力が及ぼされるようにしたことを、特徴とする。
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
36 ダイヤフラム
38 連結軸金具
40 凹状面
48 液室
50 仕切部材
52 オリフィス部材
54 支持ゴム弾性体
56 加振板
60 球状突部
72 平衡室
74 受圧室
76 加振室
78 第一のオリフィス通路
82 第二のオリフィス通路
94 当接受部
96 球状凹面
100 連結ロッド
106 第一コイルスプリング
110 電磁加振器
118 外側ヨーク部
120 内側ヨーク
130 アーマチャ
136 当接面
140 第二コイルスプリング
Claims (7)
- 防振連結される一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を他方の部材に取り付けられる筒状の第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置せしめて、該第一の取付部材と該第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結することにより、該第二の取付部材の一方の開口部を該本体ゴム弾性体で覆蓋せしめて、該第二の取付部材の他方の開口部を変形容易な可撓性膜で覆蓋することによって、それら本体ゴム弾性体と可撓性膜の対向面間に非圧縮性流体の封入領域を形成すると共に、該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で弾性的に支持された加振部材を該封入領域を仕切るようにして配設することによって、壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された振動作用室と、壁部の一部が該可撓性膜で構成された平衡室を形成する一方、該封入領域の外方に電磁式アクチュエータを配設して、該電磁式アクチュエータの出力部材を該加振部材に連結せしめて該加振部材に加振力を及ぼすことにより該振動作用室の圧力を能動的に制御するようにした能動型流体封入式防振装置において、
前記出力部材から前記加振部材に向かって突出する駆動ロッドの突出先端面を前記平衡室内に位置せしめて該突出先端面に当接受部を設けると共に、該加振部材から該駆動ロッド側に向かって突出する当接突部を設けて、該当接突部を該当接受部に対して該平衡室内で屈曲可能に当接せしめたことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 前記当接突部を、前記当接受部に対して軸直角方向の相対的な位置ずれが許容される状態で当接せしめた請求項1に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記当接突部を略球面形状の先端面を有する球状突部とすると共に、前記当接受部において該球状突部より大きい曲率半径で略球面形状で窪んだ球状凹面を形成して、該球状凹面に対して該球状突部を当接せしめた請求項1又は2に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記駆動ロッドを前記出力部材から別体形成して前記可撓性膜の中央部分を実質的に貫通するように該可撓性膜に固着すると共に、該駆動ロッドの該出力部材側の先端面を該出力部材に設けた当接面に対して軸直角方向の相対的な位置ずれが許容される状態で当接せしめた請求項1乃至3の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記出力部材において、前記駆動ロッドに向かって開口する凹所を形成し、該凹所の底面により該駆動ロッドの先端面が当接せしめられる前記当接面を構成した請求項4に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記振動作用室内において前記加振部材を前記出力部材に向けて付勢する第一の付勢手段を設けると共に、該出力部材を該加振部材に向けて付勢する第二の付勢手段を設けて、それら第一の付勢手段と第二の付勢手段により該加振部材の前記当接突部を前記駆動ロッドの前記当接受部に対して当接状態に保持せしめた請求項1乃至5の何れかに記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記第二の取付部材によって支持された仕切部材を前記振動作用室内に配設して該振動作用室を該仕切部材で仕切ることにより、壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成された受圧室と、壁部の一部が前記加振部材で構成された加振室を形成すると共に、それら受圧室と加振室を相互に連通する第一のオリフィス通路を形成する一方、該加振室に対して前記第一の付勢手段を収容配置せしめて、該第一の付勢手段により該仕切部材と該加振部材との間に離隔方向の付勢力が及ぼされるようにした請求項6に記載の能動型流体封入式防振装置。
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