JP2009250331A - 防振装置及び防振装置の製造方法 - Google Patents
防振装置及び防振装置の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】樹脂製のブラケット部材2と、ブラケット部材2の収容孔20に嵌合された第一取付部材3と、第二取付部材4と、第一取付部材3と第二取付部材4とを弾性的に連結するゴム弾性体5と、第一取付部材3の開口端を閉塞するダイヤフラム6と、液室7を主液室7Aと副液室7Bとに区画する仕切り部材8と、を備えた防振装置において、第一取付部材3を他方側から押さえる押さえ部材9が備えられ、ブラケット部材2には、第一取付部材3を一方側から押さえる係止部25と、押さえ部材9に形成された貫通孔97に挿入される突起部26と、が備えられ、貫通孔97から突出した突起部26の先端には、貫通孔97に挿入された突起部26を溶融することによって拡径部26aが形成され、拡径部26aと係止部25との間に押さえ部材9及び第一取付部材3が挟持されている。
【選択図】図2
Description
なお、本実施の形態では、図2における下側がバウンド側、つまり防振装置1を設置した際に静荷重(初期荷重)が入力される方向であって、本発明における他方側に相当する。また、図2における上側がリバウンド側、つまり前記静荷重の入力方向の反対側であって、本発明における一方側に相当する。以下の説明においてバウンド側(他方側)を下側とし、リバウンド側(一方側)を上側とする。また、本実施の形態では、後述する内筒4の軸線方向(図1における縦方向)を前後方向とし、内筒4の軸線方向に直交する水平方向(図1における横方向)を左右方向とする。さらに、図2に示す符号Lは後述する収容孔20の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Lと記す。
詳しく説明すると、係止部25は、小径孔20b(収容孔20)の上端部の内周面から径方向内側に突出した凸部であり、小径孔20b(収容孔20)の内周面に沿って全周に亘って形成されており、平面視円環状に形成されている。
以上により、ブラケット部材2に対して本体ゴム3,4,5やダイヤフラム部材6,9等が組み付けられ、防振装置1が製作される。
例えば、防振装置1の製造方法としては、外筒3、内筒4、ゴム弾性体5、ダイヤフラム6、仕切り部材8及びダイヤフラムリング9を組み合わせて防振装置本体を形成した後、この防振装置本体をブラケット部材2に組み付ける方法が好ましい。
すなわち、防振装置1の製造方法としては、まず、外筒3、内筒4、ゴム弾性体5、ダイヤフラム6、仕切り部材8及びダイヤフラムリング9を組み合わせる工程を行う。具体的に説明すると、外筒3、内筒4及びゴム弾性体5からなる本体ゴムを製作し、その本体ゴムの外筒3の内側に仕切り部材8を嵌合させ、その後、ダイヤフラムリング9及びダイヤフラム6からなるダイヤフラム部材を外筒3の下側に組み付ける。このとき、ダイヤフラムリング9と外筒3とを溶着などで接合させる。
次に、ブラケット部材2の突起部26をダイヤフラムリング9の貫通孔97に挿入させつつ、収容孔20の内側に外筒3を嵌合させる工程を行う。
次に、上記した突起部26を溶融して、貫通孔97から突出した突起部26の先端に拡径部26aを形成する工程を行う。これにより、拡径部26aでダイヤフラムリング9が下方側から押さえられるとともに、ブラケット部材2の係止部25で外筒3が上方側から押さえられ、係止部25と突起部26の拡径部26aとの間に外筒3とダイヤフラムリング9とが挟み込まれる。
この製造方法によれば、上述した製造方法に比べて、組み付け工程が簡素化されるので、防振装置1の量産性をさらに向上させることができる。
2 ブラケット部材
3 外筒(第一取付部材)
4 内筒(第二取付部材)
5 ゴム弾性体
6 ダイヤフラム
7 液室
7A 主液室
7B 副液室
8、108 仕切り部材
9 ダイヤフラムリング(押さえ部材)
20 収容孔
25 係止部
26 突起部
26a、26a´ 拡径部
97、197 貫通孔
126 ピン体(突起部)
Claims (7)
- 振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される樹脂製のブラケット部材と、
該ブラケット部材に形成された収容孔に嵌合された環状の第一取付部材と、
前記振動発生部および前記振動受部のうちの何れか他方に連結される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結するとともに前記第一取付部材の一方側の開口端を閉塞するゴム弾性体と、
前記第一取付部材の他方側の開口端を閉塞するダイヤフラムと、
前記ゴム弾性体と前記ダイヤフラムとの間に形成されて液体が封入された液室を、隔壁の一部が前記ゴム弾性体で形成されて前記ゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室と、隔壁の一部が前記ダイヤフラムで形成された副液室と、に区画する仕切り部材と、
を備えた防振装置において、
前記第一取付部材を他方側から押さえる押さえ部材が備えられ、
前記ブラケット部材には、前記第一取付部材を一方側から押さえる係止部と、前記押さえ部材に形成された貫通孔に挿入される突起部と、が備えられ、
前記貫通孔から突出した前記突起部の先端には、前記貫通孔に挿入された前記突起部を溶融することによって前記貫通孔の内径よりも大径に拡径されて前記押さえ部材を他方側から押さえる拡径部が形成され、
該拡径部と前記係止部との間に前記押さえ部材及び前記第一取付部材が挟持されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1記載の防振装置において、
前記押さえ部材として、環状のダイヤフラムリングが備えられ、
該ダイヤフラムリングの内側に、該ダイヤフラムリングの内側を閉塞するように前記ダイヤフラムが張設されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1又は2に記載の防振装置において、
前記押さえ部材と前記第一取付部材との間に弾性変形可能な弾性部が介在されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の防振装置において、
前記第一取付部材が樹脂製であることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の防振装置において、
前記押さえ部材が樹脂製であることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の防振装置において、
前記突起部の溶融は、超音波溶融、熱溶融、及びレーザ溶融のうちの何れかの一つの方法で行われていることを特徴とする防振装置。 - 振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される樹脂製のブラケット部材と、
該ブラケット部材に形成された収容孔に嵌合された環状の第一取付部材と、
前記振動発生部および前記振動受部のうちの何れか他方に連結される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結するとともに、前記第一取付部材の一方側の開口端を閉塞するゴム弾性体と、
前記第一取付部材の他方側の開口端を閉塞するダイヤフラムと、
前記ゴム弾性体と前記ダイヤフラムとの間に形成されて液体が封入された液室を、隔壁の一部が前記ゴム弾性体で形成されて前記ゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室と、隔壁の一部が前記ダイヤフラムで形成された副液室と、に区画する仕切り部材と、
を備えた防振装置の製造方法において、
前記第一取付部材、前記第二取付部材、前記ゴム弾性体、前記ダイヤフラム、前記仕切り部材、及び、前記第一取付部材を他方側から押さえる押さえ部材を、それぞれ組み合わせる工程と、
前記ブラケット部材に備えられた突起部を前記押さえ部材に形成された貫通孔に挿入させつつ、前記収容孔の内側に前記第一取付部材を嵌合させる工程と、
前記突起部を溶融して、前記貫通孔から突出した前記突起部の先端に前記貫通孔の内径よりも大径に拡径された拡径部を形成する工程と、
を備え、
前記拡径部で前記押さえ部材を他方側から押さえるとともに、前記ブラケット部材に形成された係止部で前記第一取付部材を一方側から押さえ、該拡径部と前記係止部との間に前記押さえ部材及び前記第一取付部材を挟み込むことを特徴とする防振装置の製造方法。
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