JP6569593B2 - 繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、繊維強化熱可塑性樹脂からなる構造体の製造方法に関する。
従来から繊維を含有する熱可塑性樹脂を成形する方法、および、それに使用される成形装置に関する発明が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1は、繊維を含有する熱可塑性樹脂からなる基材を用いて、板状部および当該板状部の少なくとも一方の面から突出する突出部を有する成形品を製造する方法を開示している。この方法は、プレス段階と射出補充段階とを有する(同文献の請求項1を参照)。
前記プレス段階では、前記板状部の肉厚のうちの一部に対応する分量の前記基材が加熱された被加熱基材をプレスすることによって、前記板状部の肉厚のうちの一部に該当するプレス成形部を形成する。前記射出補充段階では、前記板状部の肉厚のうちの残部および前記突出部に該当する部分について、溶融状態の熱可塑性樹脂を射出して補充することによって、射出補充成形部を形成する。
特開2014−172279号公報
前記従来の方法では、プレス成形部を形成する基材に含有された繊維と、射出補充成形部を形成する基材に含有された繊維とが、プレス成形部と射出補充成形部との界面で絡み合うことがない。そのため、プレス成形部と射出補充成形部との界面において、成形品の強度が低下するおそれがある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、繊維を含有する熱可塑性樹脂からなる繊維強化熱可塑性樹脂構造体の強度を向上させることができる該構造体の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法は、基部と該基部に接して成形された縁部とを有する繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法であって、前記基部の基材として繊維を含む熱可塑性樹脂からなるスタンピング基材を用い、プレス成形のための加熱によるスプリングバックで全体的に前記繊維が拡張した前記スタンピング基材の内側部分をプレスし、該スタンピング基材の外側部分をプレスしないことにより該外側部分の前記繊維を前記内側部分の前記繊維よりもプレス方向に相対的に拡張した状態にするプレス工程と、前記スタンピング基材の前記外側部分の周囲に繊維を含む熱可塑性樹脂を射出する射出工程と、前記スタンピング基材の前記外側部分およびその周囲の前記熱可塑性樹脂を加圧する加圧工程と、を有することを特徴とする。
本発明の製造方法によって製造される繊維強化熱可塑性樹脂構造体は、高い強度を有することから、たとえば、フロントエンドリテーナーやシートシェルなどの自動車用の構造体として用いることができる。本発明の製造方法は、主に、プレス工程と、射出工程と、加圧工程とを有している。
プレス工程では、繊維強化熱可塑性樹脂構造体の基部の基材として繊維を含む熱可塑性樹脂からなるスタンピング基材を用いる。スタンピング基材は、たとえば、樹脂シートと繊維をスタンピング成形することによって製作することができる。より具体的には、スタンピング基材は、たとえば、熱可塑性樹脂シートの間に繊維を配置した積層体を、熱可塑性樹脂の融点以上または流動可能温度以上の温度に加熱してプレス成形するホットフロースタンピングによって製作することができる。
スタンピング成形は、射出成形と比較して、成形圧力が小さく、大型の構造体の成形が容易であり、長繊維の構造を破壊することなく構造体を成形でき、構造体の強度を向上させることができる利点がある。スタンピング基材に含まれる繊維としては、たとえば、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、有機繊維、または、これらを2種以上混合した繊維を用いることができる。また、スタンピング基材に含まれる繊維としては、たとえば、縁部に含まれる繊維よりも長い長繊維を用いることができ、シート状の繊維織物や繊維不織布を用いることもできる。
プレス工程では、プレス成形のための加熱によるスプリングバックで膨らんだスタンピング基材の内側部分をプレスする。より具体的には、たとえば、上下に配置された金型の温度を、スタンピング基材を構成する熱可塑性樹脂の融点よりも低い所定の温度に加熱し、スタンピング基材の外側部分すなわち周縁部を除く内側部分を、加熱された上下の金型の間でプレスする。スタンピング基材の外側部分はプレスされないので、スプリングバックにより繊維間が拡張された状態になっている。
射出工程では、プレス工程によって繊維がプレス方向に拡張されたスタンピング基材の外側部分の周囲に、繊維を含む熱可塑性樹脂を射出する。より具体的には、たとえば、プレス工程に用いた金型のキャビティに、繊維強化熱可塑性樹脂構造体の縁部を構成する熱可塑性樹脂であって繊維を含むものを、その熱可塑性樹脂の融点以上または流動可能温度以上の温度に加熱して射出する。なお、スタンピング基材の外側部分はプレスされないので、金型によって温度が下がることがなく、樹脂が溶けた状態のままであり、そこに射出した樹脂が入り込む。
射出工程で射出する熱可塑性樹脂に含まれる繊維は、たとえば、プレス工程で用いるスタンピング基材に含まれる繊維と同様の繊維を用いることができ、スタンピング基材に含まれる繊維よりも短い短繊維を用いることができる。射出工程で射出する熱可塑性樹脂に含まれる繊維の長さは、たとえば、1mmから7mm程度の長さにすることができる。射出工程において、スタンピング基材の外側部分の周囲に射出された繊維を含む熱可塑性樹脂は、たとえば、スタンピング基材の外側部分の拡張された繊維の間に入り込む。
加圧工程では、たとえば、射出工程で射出された繊維を含む熱可塑性樹脂が拡張された繊維の間に入り込んだスタンピング基材の外側部分およびその周囲の熱可塑性樹脂を加圧して、繊維強化熱可塑性樹脂構造体を成形する。そして、金型内で熱可塑性樹脂の冷却が完了した後に、成形された繊維強化熱可塑性樹脂構造体を金型から取り出す。
加圧工程では、たとえば、射出工程で射出された繊維を含む熱可塑性樹脂が固化する前に、たとえば、上下の金型に設けられたコアによって、スタンピング基材の外側部分およびその周囲の熱可塑性樹脂を加圧する。これにより、スタンピング基材の外側部分の繊維とその周囲に射出された熱可塑性樹脂に含まれる繊維とが絡み合い、成形された繊維強化熱可塑性樹脂構造体の基部と縁部との接合強度が向上する。さらに、基部と縁部との接合界面における接触面積が増加することによるアンカー効果によっても、繊維強化熱可塑性樹脂構造体の基部と縁部との接合強度が向上する。
以上の説明から理解できるように、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法によれば、基部と該基部に接して成形された縁部との接合界面において、基部を構成する熱可塑性樹脂に含有された繊維と、縁部を構成する熱可塑性樹脂に含有された繊維とが絡み合う。また、基部と縁部との接合界面における接触面積が増加することによるアンカー効果が得られる。したがって、本発明の繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法によれば、基部と縁部の接合強度を向上させ、繊維を含有する熱可塑性樹脂からなる繊維強化熱可塑性樹脂構造体の強度を向上させることができる。
繊維強化熱可塑性樹脂構造体の一例を示す平面図。 図1のII-II線に沿う繊維強化熱可塑性樹脂構造体の拡大断面図。 本発明の実施形態に係る繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法のフロー図。 図3に示すプレス工程を説明する断面図。 図3に示すプレス工程を説明する断面図。 図3に示す射出工程を説明する断面図。 図3に示す加圧工程を説明する断面図。
以下、図面を参照して本発明に係る繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法の一実施形態を説明する。以下の説明では、繊維強化熱可塑性樹脂構造体を「樹脂構造体」と略称する。
図1は、本実施形態の樹脂構造体の製造方法によって製造される樹脂構造体1の一例を示す平面図である。
本実施形態の樹脂構造体の製造方法によって製造される樹脂構造体1は、繊維強化熱可塑性樹脂からなる基部2と、該基部2に接して成形された繊維強化熱可塑性樹脂からなる縁部3とを有する。縁部3は、たとえば、基部2の周縁部に沿って基部2の周囲に枠状に形成されている。樹脂構造体1の縁部3には、たとえば、ボルトなどの締結部材を挿通させる貫通孔3aが形成されている。
図2は、図1に示すII-II線に沿う樹脂構造体1の拡大断面図である。
樹脂構造体1の基部2は、たとえば、比較的に長さの長い長繊維である第1の繊維11を含有している。樹脂構造体1の縁部3は、基部2との接合界面Bの近傍において第2の繊維12と絡み合う比較的に長さの短い短繊維である第2の繊維12を含有している。図2に示す例では、第1の繊維11の長さは、第2の繊維12の長さよりも長くなっている。
樹脂構造体1の基部2および縁部3を構成する熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル共重合体、ポリスチレン、ナイロン等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、スチレン−ブタジエン共重合体などの一般的な熱可塑性樹脂や、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトンなどのエンジニアリングプラスチックを用いることができる。第1の繊維11および第2の繊維12としては、たとえば、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、有機繊維、または、これらを2種以上混合した繊維を用いることができる。
樹脂構造体1は、基部2が第1の繊維11を含有し、縁部3が第2の繊維12を含有することで、基部2と縁部3を構成する熱可塑性樹脂が繊維強化され、基部2と縁部3がそれぞれ高い強度を有する。さらに、基部2の周縁部の第1の繊維11の端部と、縁部3の第2の繊維12とが、基部2と縁部3の接合界面Bの近傍において絡み合うことで、基部2と縁部3の接合界面Bの近傍においても高い強度を有する。さらに、基部2と縁部3の接合界面Bにおける接触面積が増加することによるアンカー効果が得られる。このような樹脂構造体1は、たとえば、フロントエンドリテーナーやシートシェルなどの自動車用の構造体として用いることができる。
図3は、本実施形態の樹脂構造体の製造方法S100の各工程を示すフロー図である。
本実施形態の樹脂構造体の製造方法S100は、主に、プレス工程S1と、射出工程S2と、加圧工程S3とを有している。
図4および図5は、図3に示すプレス工程S1を説明する断面図である。
プレス工程S1では、樹脂構造体1の基部2の基材として、第1の繊維11を含む熱可塑性樹脂からなるスタンピング基材20を用いる。スタンピング基材20は、たとえば、樹脂シートと第1の繊維11をスタンピング成形することによって製作することができる。より具体的には、スタンピング基材20は、たとえば、熱可塑性樹脂シートの間に第1の繊維11を配置した積層体を、熱可塑性樹脂の融点以上または流動可能温度以上の温度に加熱してプレス成形するホットフロースタンピングによって製作することができる。
スタンピング成形は、射出成形と比較して、成形圧力が小さく、大型の構造体の成形が容易であり、長繊維である第1の繊維11の構造を破壊することなくスタンピング基材20を成形でき、スタンピング基材20の強度を向上させることができる利点がある。
プレス工程S1では、図4および図5に示すように、金型100の上型101と下型102の間にスタンピング基材20を配置して加熱およびプレスする。プレス工程S1の前に、スプリング基材20を、たとえばIR加熱炉によってその構成材料である熱可塑性樹脂の融点近傍の温度に加熱する。スタンピング基材20を構成する熱可塑性樹脂が、たとえばPA6である場合には、スタンピング基材20の加熱温度は約250℃である。このように加熱することによりスプリングバックが起こり、スタンピング基材20の繊維間が拡張する。その状態で、スタンピング基材20の外縁部よりも内側の内側部分21をプレス成形し、スタンピング基材20の外縁部である外側部分22をプレス成形しないことにより、外側部分22の第1の繊維11を、内側部分21の第1の繊維11よりも相対的にプレス方向に拡張した状態にする。プレス時の上型101と下型102は、たとえば、約150℃の温度に加熱することができる。
金型100において、上型101は、たとえば上下に移動可能な上コア103を有し、下型102は、たとえば上下に移動可能な下コア104を有している。また、図示は省略するが、金型100は、後述する射出工程S2において、上型101と下型102との間のキャビティに、第2の繊維12を含む熱可塑性樹脂30を射出する射出機構を備えている。
プレス工程S1では、たとえば、上型101の上コア103を上方に退避させ、下型102の下コア104を下方に退避させる。そして、スタンピング基材20の外側部分22を、たとえば、退避させた上コア103と下コア104との間に配置し、スタンピング基材20の内側部分21を、たとえば、金型100の上型101と下型102の間に配置してプレスする。
これにより、スタンピング基材20の内側部分21において、加熱に伴うスプリングバックでプレス方向に拡張された第1の繊維11は、たとえば熱可塑性樹脂とともにプレス方向に圧縮され、密度が向上する。一方、スタンピング基材20の外側部分22はプレスされないため、第1の繊維11は、図5に示すようにプレス方向に拡張されたままであり、密度は向上しない。
射出工程S2では、図6に示すように、プレス工程S1によって第1の繊維11がプレス方向に拡張されたスタンピング基材20の外側部分22の周囲に、第2の繊維12を含む熱可塑性樹脂30を射出する。より具体的には、たとえば、プレス工程S1に用いた金型100のキャビティに、樹脂構造体1の縁部3を構成する熱可塑性樹脂30であって第2の繊維12を含むものを、その熱可塑性樹脂30の融点以上または流動可能温度以上の温度に加熱して射出する。
射出工程S2で射出する熱可塑性樹脂30に含まれる第2の繊維12は、たとえば、プレス工程S1で用いるスタンピング基材20に含まれる第1の繊維11と同様の繊維を用いることができる。また、第2の繊維12は、第1の繊維11よりも短い短繊維を用いることができる。第2の繊維12の長さは、たとえば、7mm程度の長さにすることができる。射出工程S2において、スタンピング基材20の外側部分22の周囲に射出された第2の繊維12を含む熱可塑性樹脂30は、たとえば、スタンピング基材20の外側部分22の拡張された第1の繊維11の間に入り込む。
加圧工程S3では、たとえば、拡張された第1の繊維11の間に第2の繊維12を含む熱可塑性樹脂30が入り込んだ状態のスタンピング基材20の外側部分およびその周囲の熱可塑性樹脂30を、図7に示すように加圧して、樹脂構造体1を成形する。そして、金型100内で熱可塑性樹脂30の冷却が完了した後に、成形された樹脂構造体1を金型から取り出す。
加圧工程S3では、たとえば、射出工程S2で射出された第2の繊維12を含む熱可塑性樹脂30が固化する前に、たとえば、上型101に設けられた上コア103と下型102に設けられた下コア104とによって、スタンピング基材20の外側部分22およびその周囲の熱可塑性樹脂30を加圧する。これにより、スタンピング基材20の外側部分22の第1の繊維11とその周囲に射出された熱可塑性樹脂30に含まれる第2の繊維12とが絡み合い、成形された樹脂構造体1の基部2と縁部3との接合強度が向上する。さらに、基部2と縁部3との接合界面Bにおける接触面積が増加することによるアンカー効果によっても、樹脂構造体1の基部2と縁部3との接合強度が向上する。
以上説明したように、本実施形態の樹脂構造体の製造方法S100によれば、基部2と、該基部2に接して成形された縁部3との接合界面Bにおいて、基部2を構成する熱可塑性樹脂に含有された第2の繊維12と、縁部3を構成する熱可塑性樹脂に含有された第3の繊維13とが絡み合う。また、基部2と縁部3との接合界面Bにおける接触面積が増加することによるアンカー効果が得られる。したがって、本実施形態の樹脂構造体1の製造方法S100によれば、基部2と縁部3の接合強度を向上させ、繊維強化熱可塑性樹脂からなる樹脂構造体1の強度を向上させることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…樹脂構造体(繊維強化熱可塑性樹脂構造体)、2…基部、3…縁部、11…繊維、12…繊維、20…スタンピング基材、21…内側部分、22…外側部分、30…熱可塑性樹脂、S100…樹脂構造体の製造方法(繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法)、S1…プレス工程、S2…射出工程、S3…加圧工程

Claims (1)

  1. 基部と該基部に接して成形された縁部とを有する繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法であって、
    前記基部の基材として繊維を含む熱可塑性樹脂からなるスタンピング基材を用い、プレス成形のための加熱によるスプリングバックで全体的に前記繊維が拡張した前記スタンピング基材の外縁部よりも内側の内側部分をプレスし、該スタンピング基材の前記外縁部をプレスしないことにより前記外縁部の前記繊維を前記内側部分の前記繊維よりもプレス方向に相対的に拡張した状態にするプレス工程と、
    前記スタンピング基材の前記外縁部の周囲に繊維を含む熱可塑性樹脂を射出する射出工程と、
    前記スタンピング基材の前記外縁部およびその周囲の前記熱可塑性樹脂を加圧する加圧工程と、を有することを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法。
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