JP6568421B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体の状態情報を送受信する通信端末に関する。
従来から、自動走行する車両として、現在位置から自動走行開始位置へ自動で移動する車両が提案されている(下記特許文献1参照)。具体的には、車両が自動走行コースから所定範囲内に有る場合、自動走行コースの開始位置まで自動走行することが記載されている。
特開2006−48614号公報
しかし、上記特許文献1に記載の車両は、自動走行コースから近いか否かに基づいて自動走行しているに過ぎない。従って、例えば、走行経路中に他の車両が有ると、円滑な走行が阻害されてしまう可能性がある。特許文献1に記載の車両は、走行経路中に他の車両が有る場合を想定したものではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、自動運転可能な移動体において、他の移動体との送受信により得られた情報に基づいて円滑に移動体を走行させることができる通信端末を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る通信端末は、自動走行する複数の移動体にそれぞれ接続された通信端末によって双方向通信可能な通信システムにおける通信端末であって、自通信端末が接続された第1移動体の走行状態を示す第1状態情報を取得する第1状態取得手段と、第1状態取得手段によって取得された第1状態情報を、第1移動体の周囲に位置する第2移動体に接続された他の通信端末へ送信する第1状態送信手段と、第2移動体の走行状態を示す第2状態情報を、他の通信端末から取得する第2状態取得手段と、第1状態取得手段によって取得された第1状態情報と、第2状態取得手段によって取得された第2状態情報に基づいて第1移動体の走行を制御する走行制御手段と、を備える。
本発明の一側面に係る通信端末では、第1移動体の走行状態を示す第1状態情報と、第2移動体の走行状態を示す第2状態情報とに基づいて自通信端末が接続された移動体の走行制御を行うので、他の移動体から得られた情報に基づいて円滑に移動体を走行させることができる。また、上記通信端末は、上記第1状態情報を他の通信端末へ送信するので、当該第1状態情報に基づいて円滑に第2移動体を走行させることもできる。
上記通信端末において、第1状態送信手段は、第1状態情報の内容に応じて当該第1状態情報の送信方法を切り替えてもよい。上記通信端末によれば、第1状態情報の内容に応じて送信方法を切り替えることにより、第1状態情報の内容に応じた適切な送信方法によって、第1状態情報を送信することができる。例えば、受信する必要の無い範囲にまで第1状態情報を送信することが無くなり、送信負荷を軽減させることができる。
上記通信端末において、第1状態送信手段は、転送条件を付して第2移動体から転送可能に第1状態情報を送信してもよい。上記通信端末によれば、当該通信端末の送信可能範囲に含まれない通信端末にも第1状態情報を通知することができる。
上記通信端末において、第1状態送信手段は、第1状態情報の内容に応じて設定された第2移動体の走行制御の指示を示す指示情報、をさらに送信してもよい。上記通信端末によれば、第1状態情報の内容に応じて設定された指示情報を送信することにより、第1状態情報の内容に応じた指示情報に基づき第2移動体により走行制御させることができる。
本発明の一側面によれば、自動運転可能な移動体において、他の移動体との送受信により得られた情報に基づいて円滑に移動体を走行させることができる。
本実施形態に係る通信端末の機能構成を示すブロック図である。 通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 周囲の車両を検知する例を説明する図である。 複数の車両間の位置関係を示す図である。 車両情報記憶部が記憶するデータ例を示す図である。 自車両情報を送信する例を示す図である。 通信端末による処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同様の機能を有する部分には適宜同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る通信端末10(通信端末)の機能構成を示すブロック図である。この通信端末10は、自動走行する車両(移動体)と接続可能な装置である。ここでの「車両」には、自動車、電動いす等のさまざまな種類の移動体が含まれる。また、接続可能とは、当該車両の走行状態を示す情報(例えば、車両の走行方向、車両の速度等)を取得可能であることを意味している。具体的には、車両に搭載・設置されている場合、車両と通信可能(例えば、近距離無線通信可能)である場合等が該当する。また、当該通信端末10は、他の車両に接続された別の通信端末10と双方向通信可能な無線通信装置である。このように、自動走行する複数の車両にそれぞれ接続された通信端末10によって双方向通信が可能な移動体通信システムが構成されている。通信端末10は、上述のように車両に接続されているので、車両に搭載されている各種センサ(例えば、加速度センサ、速度センサ、方位センサ(例えば、全方位の超音波センサ)、操舵角センサ、ブレーキの踏込量センサ)及び各種装置(例えば、カメラ、レーダ、地図情報を有するナビゲーション装置)の情報を取得することができる。具体的には、車両には、コンピュータ(以下、「車両コンピュータ」という)が搭載されており、当該車両コンピュータが、車両の走行状態を示す情報を上記の各種センサ及び各種装置から取得し、取得した情報を通信端末10へ送出する。また、車両コンピュータは、上記の各種センサ及び各種装置から取得した情報に基づいて車両の走行制御を行う。また、車両コンピュータは、通信端末10からの走行制御要求を受け付けた場合、当該走行制御要求に応じて車両を走行制御する。
本実施形態では一例として、通信端末10が、当該通信端末10と接続している車両(第1移動体)から当該車両の走行状態を示す情報(自車両情報)を取得し、上記車両の周囲(例えば、上記通信端末10の送信範囲)に位置する他の車両(第2移動体)に接続されている通信端末10から当該他の車両の走行状態を示す情報(他車両情報)を取得し、自車両情報(第1状態情報)及び他車両情報(第2状態情報)に基づいて自車両の走行制御を行う。
通信端末10は、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)等である。通信端末10は、機能的要素として、自車両情報取得部11(第1状態取得手段)と、自車両情報生成部20と、他車両情報受信部21(第2状態取得手段)と、車両情報記憶部22と、送信方法決定部23(第1状態送信手段)と、自車両情報送信部24(第1状態送信手段)と、自車両制御部25(走行制御手段)とを備えている。また、自車両情報取得部11は、進行方向情報取得部12と、位置情報取得部13と、速度情報取得部14と、制動情報取得部15と、地形情報取得部16と、周囲車両情報取得部17と、操舵情報取得部18と、障害情報取得部19とを備えている。
図2は、通信端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、通信端末10は、一以上のCPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、他の車両に接続されている通信端末10及び車両コンピュータとのデータ通信を行うための通信モジュール104、並びにハードディスク等の補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータシステムとして構成される。通信端末10の各機能は、例えば、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104を動作させ、RAM102及び補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図1の機能的要素をそれぞれ説明する。自車両情報取得部11は、自車両の車両コンピュータから自車両情報を取得する部分である。自車両情報取得部11は、予め定められている時間毎に車両コンピュータに対して、自車両情報の送信要求をする。すなわち、自車両情報取得部11は、定期的に自車両情報の送信要求をする。
自車両情報取得部11は、上記送信要求に応じて車両コンピュータから自車両情報が送信されると、当該自車両情報を受信し、自車両情報生成部20へ送出する。
自車両情報には、自車両の進行方向を示す進行方向情報と、自車両の現在位置を示す位置情報と、自車両の速度を示す速度情報と、自車両の制動(ブレーキの有無、ブレーキ量)を示す制動情報と、走行箇所の地形(例えば、道路形状)を示す情報である地形情報と、周囲にある車両を示す周囲車両情報と、自車両の操舵状態(例えば、操舵角)を示す情報である操舵情報と、自車両における障害(障害の可能性も含む)の情報を示す障害情報とが含まれる。これらの情報を進行方向情報取得部12、位置情報取得部13、速度情報取得部14、制動情報取得部15、地形情報取得部16、周囲車両情報取得部17、操舵情報取得部18、及び障害情報取得部19がそれぞれ取得する。
進行方向情報取得部12は、自車両の進行方向情報を車両コンピュータから取得する部分である。進行方向情報取得部12は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ進行方向情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて、自車両の方向センサによる検出結果に基づいた進行方向情報を生成し、当該進行方向情報を進行方向情報取得部12へ送信する。なお、車両のユーザによる入力操作等により予め進行方向が設定されている場合、車両コンピュータは、当該設定されている進行方向を示す進行方向情報を進行方向情報取得部12へ送信するようにしてもよい。進行方向情報取得部12は、車両コンピュータから進行方向情報を受信すると、当該進行方向情報を自車両情報生成部20へ送出する。
位置情報取得部13は、自車両の位置情報を車両コンピュータから取得する部分である。位置情報取得部13は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ位置情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて、自車両に搭載されているGPS(Global Positioning System)受信機が受信したGPS信号に位置情報を生成し、当該位置情報を位置情報取得部13へ送信する。位置情報取得部13は、車両コンピュータから位置情報を受信すると、当該位置情報を自車両情報生成部20へ送出する。
速度情報取得部14は、自車両の速度情報を車両コンピュータから取得する部分である。速度情報取得部14は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ速度情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて、自車両の速度センサによる検出結果に基づいた速度情報を生成し、当該速度情報を速度情報取得部14へ送信する。なお、車両のユーザによる入力操作等により予め速度が設定されている場合、車両コンピュータは、当該設定されている速度を示す速度情報を速度情報取得部14へ送信するようにしてもよい。速度情報取得部14は、車両コンピュータから速度情報を受信すると、当該速度情報を自車両情報生成部20へ送出する。
制動情報取得部15は、自車両の制動情報を車両コンピュータから取得する部分である。制動情報取得部15は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ制動情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて踏込量センサによる検出結果に基づいた制動情報を生成し、当該制動情報を制動情報取得部15へ送信する。制動情報取得部15は、車両コンピュータから制動情報を受信すると、当該制動情報を自車両情報生成部20へ送出する。
地形情報取得部16は、自車両が走行している箇所の地形情報を車両コンピュータから取得する部分である。地形情報取得部16は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ地形情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて超音波などの全方位センサによる検出結果に基づいた地形情報を生成し、当該地形情報を地形情報取得部16へ送信する。地形情報取得部16は、車両コンピュータから地形情報を受信すると、当該地形情報を自車両情報生成部20へ送出する。なお、車両コンピュータは、上述のGPS信号に基づいた位置情報と、ナビゲーション装置が有する地図情報とに基づいて地形情報を生成するようにしてもよい。
周囲車両情報取得部17は、自車両の自車両周囲情報を車両コンピュータから取得する部分である。周囲車両情報取得部17は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ周囲車両情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じてカメラやレーダにより周囲の車両を特定し、当該車両の通信端末10から車両の識別子を取得する。例えば、図3に示すように、通信端末10を備える車両30Aに搭載されている車両コンピュータは、当該通信端末10の周囲車両情報取得部17からの周囲車両情報の送信要求に応じて、カメラ又はレーダを作動し、公知技術(例えば、車両周囲を方向単位にセンシングする技術)により送信範囲AR1に含まれる車両30Bを特定する。そして、車両コンピュータは、車両コンピュータが備える通信手段により車両30Bに対して車両の識別子の送信要求をして、当該車両30Bから車両の識別子を取得する。車両コンピュータは、車両30Bが位置する方向(相対位置)と、当該車両30Bの識別子を含む周囲車両情報を通信端末10に送出する。
操舵情報取得部18は、自車両の操舵情報を車両コンピュータから取得する部分である。操舵情報取得部18は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ操舵情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じて操舵角センサによる検出結果に基づいた操舵情報を生成し、当該操舵情報を操舵情報取得部18へ送信する。操舵情報取得部18は、車両コンピュータから操舵情報を受信すると、当該操舵情報を自車両情報生成部20へ送出する。
障害情報取得部19は、自車両周辺における障害情報を車両コンピュータから取得する部分である。障害情報取得部19は、上述のように一定時間毎に、車両コンピュータへ障害情報の送信要求をする。車両コンピュータは、当該送信要求に応じてレーダによる検出結果に基づいた障害情報(例えば、近くに人がいることを示す情報)を生成し、当該障害情報を障害情報取得部19へ送信する。障害情報取得部19は、車両コンピュータから障害情報を受信すると、当該障害情報を自車両情報生成部20へ送出する。また、障害情報取得部19は、後述する他車両情報において、自車両周辺において障害が発生しているか否かを特定し、その結果に基づいて障害情報を取得するようにしてもよい。
自車両情報生成部20は、自車両情報取得部11によって取得された情報に基づいた自車両情報を生成する部分である。自車両情報生成部20は、自車両情報取得部11によって取得された情報に、予め記憶されている自車両の識別子及び生成した時刻を付した情報を自車両情報として生成する。自車両情報生成部20は、生成した自車両情報を送信方法決定部23へ送信する。また、自車両情報生成部20は、生成した自車両情報を車両情報記憶部22へ登録する。また、自車両情報生成部20は、自車両情報の内容(例えば、障害情報)に応じて設定される走行制御の指示を示す指示情報を生成する。例えば、自車両情報生成部20は、障害情報の内容が障害を有することを示す場合、停止指示・減速指示・方向変更指示等を示す指示情報を生成する。自車両情報生成部20は、この指示情報も送信方法決定部23へ送信する。
他車両情報受信部21は、他の車両の走行状態を示す情報である他車両情報を他の通信端末10から取得する部分である。他車両情報受信部21は、所定のタイミングで、他の車両に接続されている通信端末10から他車両情報を受信する。この他車両情報に含まれている情報は、他車両の識別子と、他車両の走行状態を示す情報(進行方向情報、位置情報、速度情報、制動情報、地形情報、周囲車両情報、操舵情報、及び障害情報)と、当該他車両の走行状態を示す情報を生成した時刻を含む。他車両情報受信部21は、他車両情報を受信すると、当該他車両情報を車両情報記憶部22へ登録する。また、他車両情報受信部21は、自車両制御部25に対して他車両情報を受信した旨を通知する。また、他車両情報受信部21は、受信した他車両情報に転送可能である旨の情報が含まれている場合、当該他車両情報を自車両情報送信部24へ送出する。
車両情報記憶部22は、自車両情報及び他車両情報を記憶する部分である。ここで、図4及び図5を用いて車両情報記憶部22が記憶する情報の例を示す。まず、前提として、図4に示すように車両30A、車両30B、及び車両30Cがそれぞれ走行しているものとする。この時に、車両30Cの車両コンピュータが車両30Cの前方に人がいることを検知すると、車両30Cの通信端末10は、車両30Cの自車両情報の障害情報として、事故危険性がある旨の情報を、車両30Cの近くを走行している車両30Aの通信端末10へ送信する。
車両30Aの通信端末10は、車両30Cから上記の情報(車両30Aの通信端末10にとっての他車両情報)を受信すると、車両30Aの前方に人を検知できなかったとしても、車両30Aの自車両情報の障害情報として、前方事故可能性ありという情報を生成して、車両30B及び車両30Cへ送信する。
車両30Bの通信端末10は、自車両の情報を生成すると共に転送可能である旨の情報を含めて、当該自車両の情報を車両30Aへ送信する。また、車両30Aは、車両30Bの情報を車両Cへ転送する。この状況に基づくと、車両30Cの通信端末10における車両情報記憶部22では、図5に示すような情報を記憶する。
図5に示すように、車両情報記憶部22では、送信元の車両を示す「車両」と、当該車両の相対位置を示す「相対位置」と、送信元の車両の走行情報(走行方向情報、操舵情報、速度情報、制動情報)を示す「走行情報」と、送信元の障害情報を示す「状態判断」と、送信元の車両の周辺車両を示す「周辺車両」を含める。なお、さらに地形情報、位置情報を含めるようにしてもよい。
車両Aから送信された情報は、上述のように、車両Cから送信された情報に基づいて前方事故可能性ありという障害情報が含まれる。また、車両C自身の情報も含めている。また、車両B及び車両Aの通信端末10も、自車両の情報と周囲の車両から受信した他車両情報とを記憶している。このように、各車両の通信端末10は、互いに自車両情報及び他車両情報を共有している。すなわち、各車両の通信端末10は、自端末―周囲端末間の相対的な位置情報、進行方向情報、速度情報、操舵情報、及び制動情報を共有することができる。
ここで、図1の説明に戻る。送信方法決定部23は、自車両情報の内容に応じて当該自車両情報の送信方法を切り替える部分である。送信方法決定部23は、自車両情報生成部20から自車両情報及び指示情報を受信する。送信方法決定部23は、この自車両情報に含まれる障害情報が「異常無し」以外で、且つ制動情報が急ブレーキを示す場合(例えば、突発的な障害物や、運転手の睡眠が確認されたことにより、急ブレーキをかける必要性が生じた場合)には、車両30の後方に位置する車両が有る場合、当該車両30に対して送信する(すなわち、車両単位で送信する)旨、決定する。また、送信方法決定部23は、上記のように車両30の後方に位置する車両が複数ある場合、後方に含まれる車両全てに送信する(すなわち、方向(エリア)単位で送信する)旨決定する。また、送信方法決定部23は、障害情報が「異常無し」である場合、自車両の周囲に位置する車両全体へ送信する(例えば、ブロードキャスト送信する)旨決定するようにする。送信方法決定部23は、送信方法を決定すると、決定した送信方法を示す情報と共に、自車両情報及び指示情報を自車両情報送信部24へ送信する。このように、送信方法決定部23は、自車両情報の内容に基づいて、送信方法を決定する。
自車両情報送信部24は、自車両情報を、他の車両に接続された他の通信端末10へ送信する部分である。自車両情報送信部24は、決定した送信方法を示す情報と共に、自車両情報及び指示情報を送信方法決定部23から受け取る。自車両情報送信部24は、車両単位又はエリア単位で送信する場合、各車両の通信端末10に対して自車両情報を送信する。具体的には、自車両情報送信部24は、送信先として車両識別子を指定して、自車両情報を送信する。また、自車両情報送信部24は、指示情報を受け取っている場合、当該指示情報も各車両の通信端末10へ送信する。
例えば、図6(A)に示すように、車両30Aに接続されている通信端末10が、車両前方に位置する人がいる旨の障害情報と、車両30Aが急ブレーキをかける旨の制動情報とを車両コンピュータから受信した場合、当該通信端末10の自車両情報送信部24は、後方の送信範囲AR2に位置する車両30Bの通信端末10及び送信範囲AR3に位置する車両30Cの通信端末10へ自車両情報と共に指示情報を送信する。自車両情報送信部24は、車両30Bの通信端末10へ右方向の移動要求を示す指示情報を送信したり、車両30Cの通信端末10へ停止指示の指示情報を送信したりする。このように、車両30Aに接続されている通信端末10は、緊急停止による二次的な事故が懸念される場合、周囲の車両に接続されている通信端末10へ指示情報を送信する。これにより、車両30Aに接続されている通信端末10は、周囲の車両(車両30B及び車両30A)に接続されている通信端末10に対して能動的な走行指示をすることができる。
また、図6(B)に示すように、車両30Aに接続されている通信端末10が、車両前方に位置する人がいる旨の障害情報を車両コンピュータから受信したが、車両30Aが急ブレーキをかけていない旨の制動情報を車両コンピュータから受信した場合、通信端末10の自車両情報送信部24は、指示情報を送信することなく、送信範囲AR4の範囲に自車両情報をブロードキャスト送信する。この場合、車両30B及び車両30Cに接続されている通信端末10は、当該車両30Aの自車両情報を受信した後に、それぞれの通信端末10が独自に走行制御をする。なお、自車両情報送信部24は、転送条件(転送可能ホップ数(転送可能回数)及び現状の転送回数の組、転送可能時間等)と共に転送可能である旨の情報を自車両情報に付して、周囲の車両30の通信端末10へ自車両情報を送信するようにしてもよい。すなわち、自車両情報送信部24は、マルチホップ可能に周囲の車両30へ自車両情報を送信するようにしてもよい。なお、自車両情報送信部24は、他車両情報受信部21から、転送条件と転送可能な情報が付された他車両情報を受け取った場合、転送条件を参照して送信可能であれば、周囲の車両30の通信端末10へ当該他車両情報を送信する。この場合、自車両情報送信部24は、転送条件として転送可能ホップ数及び現状の転送回数が含まれているとき、現状の転送回数をインクリメントして他車両情報を送信する。このように、複数の通信端末10が、通信端末10の間で複数回車両情報を転送することにより、多段階で他車両情報を通知することができる。
自車両制御部25は、自車両情報と他車両情報とに基づいて自車両30の走行を制御する部分である。自車両制御部25は、他車両情報受信部21から他車両情報を受信した旨の通知を受けると、車両情報記憶部22を参照し、直近に登録された自車両情報を取得すると共に、直近に受信した他車両情報を取得する。自車両制御部25は、取得した自車両情報及び他車両情報に基づいて車両30へ走行制御要求をする。例えば、前方にある車両が急ブレーキをかける旨の制動情報を含む場合、自車の周囲に他の車両が無ければ、車線変更する旨の走行制御要求をする。なお、自車両制御部25は、他車両情報に指示情報が対応付けられている場合は、当該指示情報に従い車両30へ走行制御要求をする。
続いて、図7に示すフローチャートを用いて、通信端末10が他の通信端末10と車両情報(自車両情報・他車両情報)を送受信して、車両制御する処理手順を説明する。まず、自車両情報を取得するタイミングになると、位置情報取得部13が現在位置を取得し(ステップS1)、周囲車両情報取得部17が周囲車両情報を取得し、障害情報取得部19が障害情報を取得する(ステップS2)。また、地形情報取得部16が地形情報を取得する(ステップS3)。また、操舵情報取得部18が操舵情報を取得し、進行方向情報取得部12が進行方向情報を取得し、速度情報取得部14が速度情報を取得し、制動情報取得部15が制動情報を取得する(ステップS4)。ステップS1〜ステップS4で取得された情報は、自車両情報生成部20に送出される。なお、ステップS1〜ステップS4の順序は、必ずしもこの順で処理をする必要はなく、順不同である。
自車両情報生成部20は、ステップS1〜ステップS4で取得された情報を受け取ると、取得された情報に基づいて自車両情報を生成し、ステップS1〜ステップS4で取得された情報に基づいて指示情報も生成する(ステップS5)。
送信方法決定部23は、自車両情報生成部20によって生成された自車両情報に基づいて送信方法を決定する。自車両情報送信部24は、当該決定に基づいて、自車両情報及び指示情報を他車両の通信端末10へ送信する(ステップS6)。また、他車両情報受信部21は、他車両情報を所定のタイミングで受信する(ステップS7)。自車両情報生成部20は、自車両情報を生成した後に、当該自車両情報を車両情報記憶部22へ登録する。他車両情報受信部21は、他車両情報を受信した後に、当該他車両情報を車両情報記憶部22に登録する(ステップS8)。他車両情報受信部21によって他車両情報が受信された後に、自車両制御部25は、自車両情報及び他車両情報に基づいて走行制御をする(ステップS9)。
以上述べた通信端末10では、自車両情報取得部11によって、自通信端末10が接続された車両30の走行状態を示す自車両情報が取得され、当該自車両情報が自車両情報送信部24によって、当該自車両情報が周囲に位置する車両に接続される他の通信端末10へ送信され、他車両情報受信部21によって、他の通信端末から他車両の走行状態を示す他車両情報が取得され、自車両制御部25によって、自車両情報及び他車両情報に基づいて自通信端末10が接続された車両30の走行が制御される。このように、自車両情報と他車両情報とに基づいて車両30の走行制御を行うので、他の車両30から得られた情報に基づいて円滑に自車両30を走行させることができる。また、上記通信端末10は、上記自車両情報を他の通信端末10へ送信するので、当該自車両情報に基づいて円滑に他車両を走行させることもできる。また、上述の実施形態では、通信端末10が、定期的に自車両情報(障害情報、速度情報、相対位置を含む周囲車両情報)を他の車両の通信端末10へ送信するので、定期的な速度情報等の更新情報や突発的な障害情報を相対位置(方向)と紐づけて他の車両の通信端末10へ通知することができる。このように、複数の通信端末10が、接続されている車両の情報を互いに送受信することにより、自動運転する複数台の車両を協調させて走行制御することができる。
また、送信方法決定部23によって、自車両情報の内容に基づいて送信方法を切り替えることにより、自車両情報の内容に応じた適切な送信方法によって、自車両情報を送信することができる。例えば、受信する必要が無い範囲にまで自車両情報を送信してしまうことを防止することができる。
また、自車両情報送信部24は、転送可能なホップ数を設定して他の車両に接続された通信端末10へ自車両情報を送信するので、通信端末10の送信可能範囲に含まれない通信端末10にも自車両情報を送信することができる。
また、自車両情報送信部24は、自車両情報の内容に応じて設定された指示情報をさらに送信する。これにより、自車両情報の内容に応じた指示情報に基づき他の車両により走行制御することができる。
10…通信端末、11…自車両情報取得部、12…進行方向情報取得部、13…位置情報取得部、14…速度情報取得部、15…制動情報取得部、16…地形情報取得部、17…周囲車両情報取得部、18…操舵情報取得部、19…障害情報取得部、20…自車両情報生成部、21…他車両情報受信部、22…車両情報記憶部、23…送信方法決定部、24…自車両情報送信部、25…自車両制御部、30…車両、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…通信モジュール、105…補助記憶装置。

Claims (3)

  1. 自動走行する複数の移動体にそれぞれ接続された通信端末によって双方向通信可能な通信システムにおける通信端末であって、
    自通信端末が接続された第1移動体の走行状態を示す第1状態情報を取得する第1状態取得手段と、
    前記第1状態取得手段によって取得された第1状態情報を、前記第1移動体の周囲に位置する第2移動体に接続された他の通信端末へ送信する第1状態送信手段と、
    前記第2移動体の走行状態を示す第2状態情報を、前記他の通信端末から取得する第2状態取得手段と、
    前記第1状態取得手段によって取得された第1状態情報と、前記第2状態取得手段によって取得された第2状態情報に基づいて前記第1移動体の走行を制御する走行制御手段と、
    を備え、
    前記第1状態送信手段は、
    前記第1状態情報に含まれる前記第1移動体の進行方向情報、前記第1移動体の位置情報、前記第2移動体に関する周囲車両情報、前記第1移動体における障害の情報を示す障害情報、および前記第1移動体の制動を示す制動情報に基づいて、前記第1移動体を中心として設定された複数の送信範囲のうち前記第2移動体が位置する送信範囲、に紐づけられる前記第2移動体の走行制御の指示を示す指示情報、
    をさらに送信する、
    通信端末。
  2. 前記第1状態送信手段は、前記第1状態情報の内容に応じて当該第1状態情報の送信方法を切り替える、請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記第1状態送信手段は、転送条件を付して前記第2移動体から転送可能に前記第1状態情報を送信する請求項1又は2に記載の通信端末。
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