JP7183891B2 - 遠隔制御装置及び自動運転システム - Google Patents

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Description

本発明は遠隔制御装置及び自動運転システムに関する。
従来、自律走行によって乗客を輸送するように構成された車両が知られている。特許文献1には、ユーザの利用要求に応じて運行するデマンドバスが記載されている。
特開2017-182137号公報
ドライバによって操作される従来の車両では、車両の走行のために車両の周囲の状況等に応じた適切な操作がドライバによって行われる。一方、特許文献1に記載のデマンドバスのような自律走行する車両には、ドライバが存在しない。このため、斯かる車両では、車両に設けられた制御装置が車両を適切に制御する必要がある。
しかしながら、車両が不測の事態に遭遇した場合には、制御装置によって車両を適切に制御することが困難である。例えば、信号機の故障によって警察官の手信号に従って車両を走行させる必要がある場合、制御装置によって車両を適切に制御することが困難である。このような場合には、車両の安全を確保するために、車両の制御に人が介入することが望まれている。
このため、車両を監視するオペレータをサポートセンターに配置し、遠隔制御装置を介してオペレータによって車両を遠隔制御することが考えられる。しかしながら、限られた人数のオペレータが複数の車両を同時に監視する場合、所望のタイミングでオペレータが車両の制御に介入できないおそれがある。また、通信障害等によって車両と遠隔制御装置との通信が遮断された場合、オペレータは車両の制御に介入することができない。オペレータが車両の制御に介入できないときに車両が不測の事態に遭遇した場合、適切な制御が行われず、車両の安全性が低下する。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、自律走行可能な車両において、オペレータが車両の制御に介入できないときに車両の安全性が低下することを抑制することにある。
本開示の要旨は以下のとおりである。
(1)自律走行する車両を遠隔制御可能な遠隔制御装置であって、前記車両と通信可能な通信装置と、前記車両の制御への介入のためにオペレータによって操作される入力装置と、オペレータが前記車両の制御に介入できる可能性を示すオペレータ介入余裕度を算出する余裕度算出部と、前記通信装置を介して前記車両の制御に関する指示を前記車両に送信する指示部とを備え、前記指示部は、前記入力装置がオペレータによって操作された場合には、該オペレータからの指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が所定値以下である場合には、前記車両の走行計画を変更する指示を前記車両に送信する、遠隔制御装置。
(2)前記余裕度算出部は、前記車両の制御への介入のために前記入力装置を操作可能なオペレータの数が相対的に少ない場合には、該オペレータの数が相対的に多い場合に比べて、前記オペレータ介入余裕度を低くする、上記(1)に記載の遠隔制御装置。
(3)前記余裕度算出部は、当該遠隔制御装置と前記車両との通信状態が相対的に悪い場合には、該通信状態が相対的に良い場合に比べて、前記オペレータ介入余裕度を低くする、上記(1)又は(2)に記載の遠隔制御装置。
(4)前記指示部は、前記オペレータ介入余裕度が前記所定値以下である場合には、前記車両を停車させる指示を前記車両に送信する、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の遠隔制御装置。
(5)前記指示部は、オペレータによる介入無しで前記車両が自律走行を継続できる可能性を示す自信度が閾値以下であり且つ前記オペレータ介入余裕度が前記所定値以下である場合には、前記車両を停車させる指示を前記車両に送信する、上記(4)に記載の遠隔制御装置。
(6)前記指示部は、前記オペレータ介入余裕度が前記所定値以下である場合には、オペレータによる介入無しで前記車両が自律走行を継続できる可能性を示す自信度が高くなるように前記車両の走行ルートを変更する指示を前記車両に送信する、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の遠隔制御装置。
(7)前記指示部は、前記オペレータ介入余裕度が第1所定値以下である場合には、オペレータによる介入無しで前記車両が自律走行を継続できる可能性を示す自信度が高くなるように前記車両の走行ルートを変更する指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が第2所定値以下である場合には、前記車両を停車させる指示を前記車両に送信し、前記第2所定値は前記第1所定値よりも小さい、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の遠隔制御装置。
(8)前記指示部は、前記オペレータ介入余裕度が前記所定値以下である場合には、前記車両の上限速度を低くする指示を前記車両に送信する、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の遠隔制御装置。
(9)自律走行する車両と、該車両を遠隔制御可能な遠隔制御装置とを備える自動運転システムであって、前記遠隔制御装置は、前記車両と通信可能な通信装置と、前記車両の制御への介入のためにオペレータによって操作される入力装置と、オペレータが前記車両の制御に介入できる可能性を示すオペレータ介入余裕度を算出する余裕度算出部と、前記通信装置を介して前記車両の制御に関する指示を前記車両に送信する指示部とを備え、前記指示部は、前記入力装置がオペレータによって操作された場合には、該オペレータからの指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が所定値以下である場合には、前記車両の走行計画を変更する指示を前記車両に送信する、自動運転システム。
本発明によれば、自律走行可能な車両において、オペレータが車両の制御に介入できないときに車両の安全性が低下することを抑制することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る自動運転システムの概略的な構成図である。 図2は、車両の構成を概略的に示す図である。 図3は、サーバの構成を概略的に示す図である。 図4は、サーバのプロセッサの機能ブロック図である。 図5は、第一実施形態における余裕度算出処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図6は、オペレータ介入余裕度を算出するためのマップを示す図である。 図7は、操作可能なオペレータの数とオペレータ介入余裕度との関係を示す図である。 図8は、サーバと車両との通信状態とオペレータ介入余裕度との関係を示す図である。 図9は、第一実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図10は、第二実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図11は、第三実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
<第一実施形態>
以下、図1~図9を参照して、本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る自動運転システムの概略的な構成図である。自動運転システム1は車両2及びサーバ3を備える。サーバ3は車両2の外部に設けられ、車両2及びサーバ3は互いに通信可能である。
車両2は自律走行するように構成されている。したがって、車両2は、いわゆる自動運転車両であり、車両2を操作するドライバを必要としない。例えば、車両2は、カーシェアサービス、ライドシェアサービス等のモビリティサービスを提供する。具体的には、車両2は、ユーザからの配車依頼に応じて、ユーザを含む乗員を所望の目的地まで輸送する。ライドシェアサービスでは、目的地の近い複数のユーザが同時に一つの車両2を利用することができる。
なお、車両2は、特定のユーザによって所有され、特定のユーザのみによって利用されてもよい。また、車両2は、荷物を輸送する配送車両であってもよい。
図2は、車両2の構成を概略的に示す図である。車両2は電子制御ユニット(ECU(Electronic Control Unit))70を備える。ECU70は、通信インターフェース71、メモリ72及びプロセッサ73を含み、車両2の各種制御を実行する。通信インターフェース71及びメモリ72は信号線を介してプロセッサ73に接続されている。なお、本実施形態では、一つのECU70が設けられているが、機能毎に複数のECUが設けられていてもよい。ECU70は車両2の制御装置の一例である。
通信インターフェース71は、CAN(Controller Area Network)等の規格に準拠した車内ネットワークにECU70を接続するためのインターフェース回路を有する。ECU70は通信インターフェース71を介して他の車載機器と通信する。
メモリ72は、例えば、揮発性の半導体メモリ(例えば、RAM)及び不揮発性の半導体メモリ(例えば、ROM)を有する。メモリ72は、プロセッサ73において実行されるプログラム、プロセッサ73によって各種処理が実行されるときに使用される各種データ等を記憶する。
プロセッサ73は、一つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有し、各種処理を実行する。なお、プロセッサ73は、論理演算ユニット又は数値演算ユニットのような演算回路を更に有していてもよい。
また、車両2は周辺情報検出装置21を備える。周辺情報検出装置21は車両2の自律走行のために車両2の周辺情報を検出する。周辺情報には、道路の白線、他車両、歩行者、自転車、建物、標識、信号機、障害物等の情報が含まれる。周辺情報検出装置21は車内ネットワークを介してECU70に接続され、周辺情報検出装置21の出力はECU70に送信される。例えば、周辺情報検出装置21は、車外カメラ、ミリ波レーダ、ライダ(Laser Imaging Detection And Ranging(LIDAR))、超音波センサ等を含む。車外カメラは車両2の外部を撮影して車両2の周辺画像を生成する。
また、車両2は車両状態検出装置22を備える。車両状態検出装置22は車両2の自律走行のために車両2の状態を検出する。車両状態検出装置22は車内ネットワークを介してECU70に接続され、車両状態検出装置22の出力はECU70に送信される。例えば、車両状態検出装置22は、車速センサ、ヨーレートセンサ等を含む。車速センサは車両2の速度を検出する。ヨーレートセンサは、車両2の重心を通る鉛直軸線回りの回転速度であるヨーレートを検出する。
また、車両2はGPS受信機23を備える。GPS受信機23は、3個以上のGPS衛星から信号を受信し、車両2の現在位置(例えば、車両2の緯度及び経度)を検出する。GPS受信機23は車内ネットワークを介してECU70に接続され、GPS受信機23の出力はECU70に送信される。
また、車両2は地図データベース24を備える。地図データベース24は地図情報を記憶している。地図情報には、道路の位置情報、道路の形状情報(例えばカーブと直線部との種別、カーブの曲率半径、道路勾配等)、道路種別、制限車速等の道路情報が含まれる。地図データベース24は車内ネットワークを介してECU70に接続され、ECU70は地図データベース24から地図情報を取得する。地図データベース24に記憶された地図情報は、車両2の外部から受信したデータ、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術等を用いて更新される。
また、車両2はアクチュエータ25を備える。アクチュエータ25は車両2を動作させる。アクチュエータ25は車内ネットワークを介してECU70に接続され、ECU70はアクチュエータ25を制御する。例えば、アクチュエータ25は、車両2の加速のための駆動装置(エンジン及びモータの少なくとも一方)、車両2の制動のためのブレーキアクチュエータ、車両2の操舵のためのステアリングモータ等を含む。
また、車両2はヒューマンマシンインタフェース(HMI(Human Machine Interface))26を備える。HMI26は、車両2の乗員と車両2との間で情報の入出力を行う入出力装置である。HMI26は、例えば、情報を表示するディスプレイ、音を発生させるスピーカー、乗員が入力操作を行うための操作ボタン又はタッチスクリーン、乗員の音声を受信するマイクロフォン等を含む。HMI26は車両2の乗員に情報(車両2の現在位置、天気、外気温等)及びエンターテインメント(音楽、映画、TV番組、ゲーム等)を提供する。HMI26は車内ネットワークを介してECU70に接続され、ECU70の出力がHMI26を介して乗員に伝達され、乗員からの入力がHMI26を介してECU70に送信される。
また、車両2は通信モジュール27を備える。通信モジュール27は、車両2の外部と通信可能であり、車両2が車両2の外部と通信することを可能とする。通信モジュール27は、例えば、データ通信モジュール(DCM(Data communication module))及び近距離無線通信モジュール(例えば、WiFiモジュール、Bluetooth(登録商標)モジュール等)を含む。車両2は、データ通信モジュール、無線基地局5及び通信ネットワーク4を介して、サーバ3と通信する。また、車両2は、近距離無線モジュールを介して、車両2の乗員の携帯端末、路側機、他車両等と通信する。
図1に示されるように、サーバ3は、車両2の自律走行を支援するためのサポートセンター6に設けられている。サポートセンター6には、車両2の自律走行を支援するオペレータが配置される。オペレータは、サーバ3を介して車両2を監視し、必要に応じて車両2の制御に介入する。サーバ3は、車両2の制御に関する指示を車両2に送信することによって車両2を遠隔制御することができる。サーバ3は、車両2を遠隔制御可能な遠隔制御装置の一例である。
図3は、サーバ3の構成を概略的に示す図である。図3に示されるように、サーバ3は、通信インターフェース31、ストレージ装置32、メモリ33、表示装置34、入力装置35及びプロセッサ36を備える。通信インターフェース31、ストレージ装置32、メモリ33、表示装置34及び入力装置35は、信号線を介してプロセッサ36に接続されている。なお、サーバ3は複数のコンピュータから構成されていてもよい。
通信インターフェース31は、サーバ3を通信ネットワーク4に接続するためのインターフェース回路を有する。このため、通信インターフェース31は、サーバ3の外部(車両2、他の車両、他のサーバ等)と通信可能であり、サーバ3がサーバ3の外部と通信することを可能とする。通信インターフェース31は通信装置の一例である。
ストレージ装置32は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、光記録媒体等を有する。ストレージ装置32は、各種データを記憶し、例えば、車両情報(車両2の識別情報、位置、走行ルート等)、地図情報、プロセッサ36が各種処理を実行するためのコンピュータプログラム等を記憶する。ストレージ装置32は記憶装置の一例である。
メモリ33は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)のような半導体メモリを有する。メモリ33は、例えばプロセッサ36によって各種処理が実行されるときに使用される各種データ等を記憶する。メモリ33は記憶装置の一例である。
表示装置34は一つ又は複数のディスプレイを有する。表示装置34は、オペレータが車両2の自律走行を支援するために必要な情報を表示する。例えば、周辺情報検出装置21の車外カメラによって生成された車両2の周辺画像が車両2からサーバ3に周期的に送信され、表示装置34は、車両2から送信された車両2の周辺画像を表示する。また、車両2の現在位置、車両2の走行ルート、及び車両2の走行ルート周辺の道路の交通状況(例えば、渋滞の有無、事故の有無、落下物の有無、故障車の有無、工事の有無等)と共に、車両2周辺の地図情報が表示装置34に表示されてもよい。
入力装置35は、キーボード、マウス、マイクロフォン等を有する。入力装置35は、車両2の制御への介入のためにオペレータによって操作される。オペレータは、表示装置34に表示された情報に基づいて、必要に応じて入力装置35を介して車両2の制御に介入する。オペレータは、車両2の制御に介入するとき、入力装置35を操作して車両2の制御に関する指示を入力装置35に入力する。
なお、入力装置35は、ステアリングホイール、アクセルペダル及びブレーキペダルを有していてもよい。この場合、オペレータは、実際の車両を操作するように入力装置35を操作することによって車両2の制御に関する指示を入力装置35に入力する。
プロセッサ36は、一つ又は複数のCPU及びその周辺回路を有し、各種処理を実行する。なお、プロセッサ36は、論理演算ユニット又は数値演算ユニットのような演算回路を更に有していてもよい。
上述したように、車両2は自律走行するように構成されている。具体的には、車両2に設けられたECU70が、車両2を自律走行させるための制御を実行する。例えば、車両2が乗員を輸送する場合、ECU70は、最初に、GPS受信機23によって検出された車両2の現在位置と、地図データベース24の地図情報と、HMI26、携帯端末等を介して乗員によって入力された目的地とに基づいて、目的地までの走行ルートを決定する。次いで、ECU70は、車両2が走行ルートに沿って走行するように、周辺情報検出装置21の出力、車両状態検出装置22の出力等に基づいて、アクチュエータ25を制御する。
しかしながら、車両2が不測の事態に遭遇した場合には、ECU70によって車両2を適切に制御することが困難である。例えば、信号機の故障によって警察官の手信号に従って車両2を走行させる必要がある場合、ECU70によって車両2を適切に制御することが困難である。
このため、本実施形態では、サポートセンター6に配置されたオペレータが必要に応じてサーバ3を介して車両2の制御に介入する。このことによって、ECU70が判断できない状況においても、車両2の安全を確保することができる。
しかしながら、サーバ3には複数の車両から情報が送信され、限られた人数のオペレータが複数の車両を同時に監視する必要がある。このため、所望のタイミングでオペレータが車両2の制御に介入できないおそれがある。また、通信障害等によって車両2とサーバ3との通信が遮断された場合、オペレータは車両2の制御に介入することができない。オペレータが車両2の制御に介入できないときに車両2が不測の事態に遭遇した場合、適切な制御が行われず、車両2の安全性が低下する。
これに対して、本実施形態では、オペレータが車両2の制御に介入できる可能性を考慮し、サーバ3によって以下のような制御が実行される。図4は、サーバ3のプロセッサ36の機能ブロック図である。本実施形態では、プロセッサ36は余裕度算出部37及び指示部38を有する。
余裕度算出部37及び指示部38は、それぞれ、ストレージ装置32に記憶されたプログラムをプロセッサ36が実行することによって実現される機能モジュールである。なお、余裕度算出部37及び指示部38は、それぞれ、プロセッサ36に設けられた専用の演算回路であってもよい。
余裕度算出部37は、オペレータが車両2の制御に介入できる可能性を示すオペレータ介入余裕度(以下、単に「余裕度」と称する)を算出する。車両2が不測の事態に遭遇してからオペレータが車両2の制御に介入できるまでの時間の推定値が短いほど、余裕度は高くなる。一方、車両2が不測の事態に遭遇してからオペレータが車両2の制御に介入できるまでの時間の推定値が長いほど、余裕度は低くなる。
指示部38はサーバ3の通信インターフェース31を介して車両2の制御に関する指示を車両2に送信する。具体的には、指示部38は、サーバ3の入力装置35がオペレータによって操作された場合には、オペレータからの指示を車両2に送信する。また、指示部38は、余裕度算出部37によって算出された余裕度が所定値以下である場合には、車両2の走行計画を変更する指示を車両2に送信する。このことによって、自律走行可能な車両2において、オペレータが車両2の制御に介入できないときに車両2の安全性が低下することを抑制することができる。
<余裕度算出処理>
以下、図5~図9を参照して、上記の制御について詳細に説明する。図5は、第一実施形態における余裕度算出処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、サーバ3のプロセッサ36、具体的には余裕度算出部37によって所定間隔で繰り返し実行される。
最初に、ステップS101において、余裕度算出部37は、車両2の制御への介入のためにサーバ3の入力装置35を操作可能なオペレータの数(以下、単に「操作可能なオペレータの数」と称する)を取得する。具体的には、余裕度算出部37は待機状態のオペレータの数を操作可能なオペレータの数として取得する。
例えば、オペレータは、入力装置35の操作席に着座するときに待機状態を示す入力を入力装置35に入力し、入力装置35の操作席から離れるときに非待機状態を示す入力を入力装置35に入力する。また、オペレータによって入力装置35が操作された場合には、入力装置35によってオペレータの状態が待機状態から非待機状態に変更され、その後、オペレータによって入力装置35が所定時間操作されなかった場合には、入力装置35によってオペレータの状態が非待機状態から待機状態に変更される。各オペレータの状態がサーバ3のストレージ装置32又はメモリ33に記憶されるため、余裕度算出部37は待機状態のオペレータの数を取得することができる。
なお、オペレータを撮影するモニタカメラ等を用いて各オペレータの状態が判定されてもよい。また、余裕度算出部37は、待機状態のオペレータの比率を操作可能なオペレータの数として取得してもよい。待機状態のオペレータの比率は、オペレータの総数に対する待機状態のオペレータの数の比率である。また、各オペレータが担当する車両の少なくとも一部が異なる場合、余裕度算出部37は、車両2を担当するオペレータについて、待機状態のオペレータの数又は待機状態のオペレータの比率を操作可能なオペレータの数として取得する。
次いで、ステップS102において、余裕度算出部37はサーバ3と車両2との間の通信状態を取得する。通信状態は数値化され、通信状態の値は、通信状態が良いほど大きくなるように設定される。このため、ステップS102において、余裕度算出部37はサーバ3と車両2との間の通信状態の値を取得する。
本実施形態では、車両2に関する情報(車両2の周辺画像、車両2の現在位置等)が車両2からサーバ3に周期的に送信される。しかしながら、通信障害等によってサーバ3と車両2との間の通信が確保されない場合には、サーバ3は車両2から情報を受信することができない。このため、例えば、余裕度算出部37は、現在までの所定時間の間にサーバ3が車両2から情報を受信した回数を通信状態の値として取得する。この場合、この回数は、サーバ3のストレージ装置32又はメモリ33に記憶され、定期的に更新される。
また、サーバ3と車両2との通信状態を示す情報が車両2からサーバ3に周期的に送信され、余裕度算出部37はこの情報を通信状態の値として取得してもよい。この情報は、例えば、車両2が無線基地局5から受信する無線信号の信号状態を表す値である。例えば、この値は、車両2が無線基地局5から受信した無線信号の強度を表す信号(例えばReceived Signal Strength Indicator(RSSI)又はReference Signal Received Power(RSRP))、車両2が無線基地局5から受信した無線信号の品質を表す信号(例えばSignal to Interference plus Noise Ratio(SINR)又はビットエラーレート)等から算出される。なお、この値は、無線信号の信号状態が良いほど大きくなるように設定される。
また、所定の区間毎に定められた通信状態の値が地図情報の一部としてサーバ3のストレージ装置32に記憶され、余裕度算出部37は、車両2の現在位置に対応する区間の通信状態の値を取得してもよい。この場合、通信状態の値はサーバ3とサーバ3の外部との通信によって定期的に更新されてもよい。また、余裕度算出部37は、車両2の現在位置、車両2の現在位置の天候等に基づいて通信状態の値を算出することによって通信状態の値を取得してもよい。
次いで、ステップS103において、余裕度算出部37は操作可能なオペレータの数及びサーバ3と車両2との間の通信状態に基づいて余裕度Mを算出する。例えば、余裕度算出部37は、図6に示されるようなマップを用いて余裕度Mを算出する。マップは例えばサーバ3のストレージ装置32に記憶される。
マップでは、余裕度Mが操作可能なオペレータの数ON及び通信状態の値CVの関数として示される。マップは、操作可能なオペレータの数ONが相対的に少ない場合には、操作可能なオペレータの数ONが相対的に多い場合に比べて、余裕度Mが低くなるように作成される。すなわち、余裕度算出部37は、操作可能なオペレータの数が相対的に少ない場合には、操作可能なオペレータの数が相対的に多い場合に比べて、余裕度を低くする。
また、マップは、通信状態の値CVが相対的に小さい場合には、通信状態の値CVが相対的に大きい場合に比べて、余裕度Mが低くなるように作成される。言い換えれば、マップは、通信状態が相対的に悪い場合には、通信状態が相対的に良い場合に比べて、余裕度Mが低くなるように作成される。すなわち、余裕度算出部37は、サーバ3と車両2との間の通信状態が相対的に悪い場合には、サーバ3と車両2との間の通信状態が相対的に良い場合に比べて、余裕度を低くする。ステップS103の後、本制御ルーチンは終了する。
なお、ステップS102は省略されてもよい。この場合、ステップS103において、余裕度算出部37は操作可能なオペレータの数に基づいて余裕度を算出する。具体的には、余裕度算出部37は、操作可能なオペレータの数が相対的に少ない場合には、操作可能なオペレータの数が相対的に多い場合に比べて、余裕度を低くする。例えば、図7に実線で示されるように、余裕度算出部37は、操作可能なオペレータの数が少なくなるにつれて余裕度を線形的に低くする。また、図7に破線で示されるように、余裕度算出部37は、操作可能なオペレータの数が少なくなるにつれて余裕度を段階的(ステップ状)に低くしてもよい。
また、ステップS101は省略されてもよい。この場合、ステップS103において、余裕度算出部37はサーバ3と車両2との間の通信状態に基づいて余裕度を算出する。具体的には、余裕度算出部37は、通信状態が相対的に悪い場合には、通信状態が相対的に良い場合に比べて、余裕度を低くする。例えば、図8に実線で示されるように、余裕度算出部37は、通信状態が悪くなるにつれて余裕度を線形的に低くする。また、図8に破線で示されるように、余裕度算出部37は、通信状態が悪くなるにつれて余裕度を段階的(ステップ状)に低くしてもよい。
<車両遠隔制御>
図9は、第一実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、サーバ3のプロセッサ36、具体的には指示部38によって所定間隔で繰り返し実行される。
最初に、ステップS201において、指示部38はオペレータが入力装置35を操作しているか否かを判定する。指示部38は、オペレータの操作に応じた操作信号が入力装置35から発信されている場合には、オペレータが入力装置35を操作していると判定する。一方、指示部38は、オペレータの操作に応じた操作信号が入力装置35から発信されていない場合には、オペレータが入力装置35を操作していないと判定する。
ステップS201においてオペレータが入力装置35を操作していると判定された場合、本制御ルーチンはステップS202に進む。ステップS202では、指示部38はオペレータからの指示を車両2に送信する。具体的には、指示部38は、入力装置35へのオペレータの操作に応じた操作信号を車両2に送信する。この場合、ECU70は、サーバ3から送信された操作信号に基づいて車両2(具体的にはアクチュエータ25)を制御する。ステップS202の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS201においてオペレータが入力装置35を操作していないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS203に進む。ステップS203では、指示部38は、図5のステップS103において算出された余裕度Mが所定値A以下であるか否かを判定する。余裕度Mが所定値Aよりも高いと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。一方、余裕度Mが所定値A以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS204に進む。
ステップS204では、指示部38は、車両2の走行計画を変更する指示を車両2に送信する。例えば、指示部38は、車両2を停車させる指示を車両2に送信する。この場合、ECU70は直ちに又は所定時間以内に停車可能な位置(例えば路肩等)に車両2を停車させる。このことによって、余裕度が低いときに車両2の安全を確保することができる。なお、車両2の停車後にオペレータが車両2を発進させるように入力装置35を操作した場合、車両2は再び目的地に向かって自律走行することができる。
また、オペレータによる介入無しで車両2が自律走行を継続できる可能性を示す自信度(以下、単に「自信度」と称する)が高い場合には、オペレータによる介入の必要性は低い。このため、ステップS204において、指示部38は、自信度が高くなるように車両2の走行ルートを変更する指示を車両2に送信してもよい。この場合、ECU70は変更後の走行ルートに沿って車両2を自律走行させる。このことによって、余裕度が低いときであっても、車両2の自律走行を安全に継続させることができる。
この場合、自信度は、ルート毎に予め定められ、ストレージ装置32に記憶される。例えば、自信度は、ルート上の情報が多いほど高くなるように設定される。また、自信度は、ルート内の直線部の比率が高いほど高くなるように設定されてもよい。また、自信度は、ルート内の交差点の数が少ないほど高くなるように設定されてもよい。
指示部38は、車両2の走行ルートとして予め定められたルートの自信度と、走行ルート近傍の代替ルートの自信度とを比較し、代替ルートの自信度が予め定められたルートの自信度よりも高い場合には、車両2の走行ルートを代替ルートに変更する指示を車両2に送信する。すなわち、指示部38は、自信度が相対的に低いルートから自信度が相対的に高いルートに車両2の走行ルートを変更する指示を車両2に送信する。なお、自信度はサーバ3とサーバ3の外部との通信等によって定期的に更新されてもよい。
また、車両2の速度を制限した場合には、オペレータによる介入無しで車両2が自律走行を継続できる可能性が高くなる。このため、ステップS204において、指示部38は、車両2の上限速度を低くする指示を車両2に送信してもよい。この場合、ECU70は、車両2の速度が変更後の上限速度以下になるように車両2を自律走行させる。このことによって、余裕度が低いときであっても、車両2の自律走行を安全に継続させることができる。ステップS204の後、本制御ルーチンは終了する。
<第二実施形態>
第二実施形態に係る遠隔制御装置及び自動運転システムの構成及び制御は、以下に説明する点を除いて、基本的に第一実施形態と同様である。このため、以下、本発明の第二実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第一実施形態では、余裕度が所定値以下である場合、車両2を停車させる指示が車両2に送信される。しかしながら、自信度が高いときには必ずしも車両2を停車させる必要はない。また、車両2の利便性を高めるためには、車両2の自律走行が中断されることをできるだけ回避することが望ましい。このため、第二実施形態では、指示部38は、自信度が閾値以下であり且つ余裕度が所定値以下である場合には、車両2を停車させる指示を車両2に送信する。このことによって、車両2の安全を確保しつつ、車両2の自律走行が中断される頻度を少なくすることができる。
<車両遠隔制御>
図10は、第二実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、サーバ3のプロセッサ36、具体的には指示部38によって所定間隔で繰り返し実行される。
ステップS301~ステップS303は図9のステップS201~ステップS203と同様に実行される。ステップS303において余裕度Mが所定値A以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS304に進む。
ステップS304では、指示部38は自信度Cを取得する。自信度Cは、ルート毎に予め定められ、ストレージ装置32に記憶される。例えば、自信度Cは、ルート上の情報が多いほど高くなるように設定される。また、自信度Cは、ルート内の直線部の比率が高いほど高くなるように設定されてもよい。また、自信度Cは、ルート内の交差点の数が少ないほど高くなるように設定されてもよい。なお、自信度Cはサーバ3とサーバ3の外部との通信等によって定期的に更新されてもよい。
次いで、ステップS305において、指示部38は、自信度Cが閾値TH以下であるか否かを判定する。閾値THは予め定められる。自信度Cが閾値THよりも高いと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。一方、自信度Cが閾値TH以下である場合、本制御ルーチンはステップS306に進む。
ステップS306では、指示部38は、車両2を停車させる指示を車両2に送信する。この場合、ECU70は直ちに又は所定時間以内に停車可能な位置(例えば路肩等)に車両2を停車させる。このことによって、余裕度及び自信度が低いときに車両2の安全を確保することができる。なお、車両2の停車後にオペレータが車両2を発進させるように入力装置35を操作した場合、車両2は再び目的地に向かって自律走行することができる。ステップS306の後、本制御ルーチンは終了する。
<第三実施形態>
第三実施形態に係る遠隔制御装置及び自動運転システムの構成及び制御は、以下に説明する点を除いて、基本的に第一実施形態と同様である。このため、以下、本発明の第三実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
上述したように、車両2の利便性を高めるためには、車両2の自律走行が中断されることをできるだけ回避することが望ましい。一方、余裕度が非常に低い場合には、車両2の安全を確保するために車両2を停車させる必要がある。
そこで、第三実施形態では、指示部38は、余裕度が第1所定値以下である場合には、自信度が高くなるように車両2の走行ルートを変更する指示を車両2に送信し、余裕度が第2所定値以下である場合には、車両2を停車させる指示を車両2に送信する。第2所定値は第1所定値よりも小さい。このことによって、車両2の安全を確保しつつ、車両2の自律走行が中断される頻度を少なくすることができる。
<車両遠隔制御>
図11は、第三実施形態における車両遠隔制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、サーバ3のプロセッサ36、具体的には指示部38によって所定間隔で繰り返し実行される。
ステップS401及びステップS402は図9のステップS201及びステップS202と同様に実行される。ステップS401においてオペレータが入力装置35を操作していないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS403に進む。
ステップS403では、指示部38は、余裕度Mが第2所定値A2以下であるか否かを判定する。余裕度Mが第2所定値A2以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS406に進む。
ステップS406では、指示部38は、車両2を停車させる指示を車両2に送信する。この場合、ECU70は直ちに又は所定時間以内に停車可能な位置(例えば路肩等)に車両2を停車させる。このことによって、余裕度が非常に低いときに車両2の安全を確保することができる。なお、車両2の停車後にオペレータが車両2を発進させるように入力装置35を操作した場合、車両2は再び目的地に向かって自律走行することができる。ステップS406の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS403において余裕度Mが第2所定値A2よりも高いと判定された場合、本制御ルーチンはステップS404に進む。ステップS404では、指示部38は、所定値Mが第1所定値A1以下であるか否かを判定する。第1所定値A1は第2所定値A2よりも大きい。言い換えれば、第2所定値A2は第1所定値A1よりも小さい。
ステップS404において余裕度Mが第1所定値A1よりも高いと判定された場合、本制御ルーチンは終了する。一方、ステップS404において余裕度Mが第1所定値A1以下であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS405に進む。
ステップS405において、指示部38は、自信度が高くなるように車両2の走行ルートを変更する指示を車両2に送信する。この場合、ECU70は変更後の走行ルートに沿って車両2を自律走行させる。このことによって、余裕度が低いときであっても、車両2の自律走行を安全に継続させることができる。
自信度は、ルート毎に予め定められ、ストレージ装置32に記憶される。例えば、自信度は、ルート上の情報が多いほど高くなるように設定される。また、自信度は、ルート内の直線部の比率が高いほど高くなるように設定されてもよい。また、自信度は、ルート内の交差点の数が少ないほど高くなるように設定されてもよい。
指示部38は、車両2の走行ルートとして予め定められたルートの自信度と、走行ルート近傍の代替ルートの自信度とを比較し、代替ルートの自信度が予め定められたルートの自信度よりも高い場合には、車両2の走行ルートを代替ルートに変更する指示を車両2に送信する。すなわち、指示部38は、自信度が相対的に低いルートから自信度が相対的に高いルートに車両2の走行ルートを変更する指示を車両2に送信する。なお、自信度はサーバ3とサーバ3の外部との通信によって定期的に更新されてもよい。ステップS405の後、本制御ルーチンは終了する。
<その他の実施形態>
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。
例えば、車両2のECU70は、車両2とサーバ3との通信が所定時間以上確保されない場合には、停車可能な位置(例えば路肩等)に車両2を停車させるようにアクチュエータ25を制御してもよい。
また、上述した実施形態は、任意に組み合わせて実施可能である。例えば、図11の制御ルーチンにおいて、ステップS406の代わりに図10のステップS304~ステップS306が実行されてもよい。すなわち、指示部38は、自信度が閾値以下であり且つ余裕度が第2所定値以下である場合に、車両2を停車させる指示を車両2に送信してもよい。
また、上記の説明では、車両2とサーバ3との間で行われる処理を説明したが、サーバ3によって遠隔制御される他の車両とサーバ3との間においても同様の処理が行われる。
1 自動運転システム
2 車両
3 サーバ
31 通信インターフェース
35 入力装置
36 プロセッサ
37 余裕度算出部
38 指示部
70 電子制御ユニット(ECU)

Claims (4)

  1. 自律走行する車両を遠隔制御可能な遠隔制御装置であって、
    前記車両と通信可能な通信装置と、
    前記車両の制御への介入のためにオペレータによって操作される入力装置と、
    オペレータが前記車両の制御に介入できる可能性を示すオペレータ介入余裕度を算出する余裕度算出部と、
    前記通信装置を介して前記車両の制御に関する指示を前記車両に送信する指示部と
    を備え、
    前記指示部は、前記入力装置がオペレータによって操作された場合には、該オペレータからの指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が第1所定値以下である場合には、オペレータによる介入無しで前記車両が自律走行を継続できる可能性を示す自信度が高くなるように前記車両の走行ルートを変更する指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が第2所定値以下である場合には、前記車両を停車させる指示を前記車両に送信し、
    前記第2所定値は前記第1所定値よりも小さい、遠隔制御装置。
  2. 前記余裕度算出部は、前記車両の制御への介入のために前記入力装置を操作可能なオペレータの数が相対的に少ない場合には、該オペレータの数が相対的に多い場合に比べて、前記オペレータ介入余裕度を低くする、請求項1に記載の遠隔制御装置。
  3. 前記余裕度算出部は、当該遠隔制御装置と前記車両との通信状態が相対的に悪い場合には、該通信状態が相対的に良い場合に比べて、前記オペレータ介入余裕度を低くする、請求項1又は2に記載の遠隔制御装置。
  4. 自律走行する車両と、該車両を遠隔制御可能な遠隔制御装置とを備える自動運転システムであって、
    前記遠隔制御装置は、
    前記車両と通信可能な通信装置と、
    前記車両の制御への介入のためにオペレータによって操作される入力装置と、
    オペレータが前記車両の制御に介入できる可能性を示すオペレータ介入余裕度を算出する余裕度算出部と、
    前記通信装置を介して前記車両の制御に関する指示を前記車両に送信する指示部とを備え、
    前記指示部は、前記入力装置がオペレータによって操作された場合には、該オペレータからの指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が第1所定値以下である場合には、オペレータによる介入無しで前記車両が自律走行を継続できる可能性を示す自信度が高くなるように前記車両の走行ルートを変更する指示を前記車両に送信し、前記オペレータ介入余裕度が第2所定値以下である場合には、前記車両を停車させる指示を前記車両に送信し、
    前記第2所定値は前記第1所定値よりも小さい、自動運転システム。
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