JP6562766B2 - 自動車のモール取付構造 - Google Patents

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本発明は、自動車のモール取付構造に関し、特にフロントピラーとフロントフェンダーの後部上端部とのパーティング部に加飾を目的として配置されるモールの取付構造に関する。
この種のモールの取付構造として例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。
この特許文献1に記載された構造では、フロントフェンダーの後部上端部にフロントピラー側に向かってフランジ部が形成されているとともに、フロントフェンダーの後部上端部とフロントピラーとのパーティング部(突き合わせ部)を隠蔽するべくそのパーティング部に配置されるモールは全体として略プレート状をなしている。そして、モールの基部となる係合部が上記フランジ部に係合しているとともに、係合部から真上に延びるモールリップ部が両面粘着テープにてフロントピラーの外側面に接合固定(貼着)されている。
特開2012−1193号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構造では、モールリップを両面粘着テープで接合固定する方式であるため、部品点数の増加とともにコストアップが余儀なくされるほか、組み付け作業性が悪いという問題がある。すなわち、特許文献1に記載された構造では、モールの基部となる係合部をフロントフェンダー側の後部上端部のフランジ部に係合させて正規位置に位置決めし、その上で、モールリップの裏面に予め貼着されている両面粘着テープの離型紙を剥がしてそのモールリップをフロントピラーに圧着させる必要があり、組み付け作業性がきわめて悪いものとなっている。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、特に両面粘着テープの廃止によって部品点数とコストの低減を図りながら、組み付け作業性を著しく向上させることができるモール取付構造を提供するものである。
そこで、本発明は、モールの支持形態として、当該モールの取付本体部をフロントピラー側に圧接させながらフロントフェンダーの後部上端部におけるフランジ部へのいわゆるくわえ込み方式とし、取付本体部から突出形成されたモールリップについてはその自己弾性力によってフロントピラーに圧接させるようにしたものである。
より具体的には、請求項1に記載の発明は、自動車車体のフロントピラーと、フロントフェンダーのうち上記フロントピラーに対し車幅方向外側から近接する後部上端部と、の間に車体前後方向に沿って介装されるモールの取付構造を前提としている。そして、上記フロントフェンダーの後部上端部にはモールを位置決め支持するためのフランジ部が折り曲げ形成されていて、このフランジ部は、下向きに折り曲げられた根元側曲片部と、当該根元側曲片部からフロントピラー側に向けて折り曲げられた棚状部と、当該棚状部から下向きに折り曲げられた先端側曲片部と、により断面略クランク状に屈曲している。
その一方、上記モールは、上記フランジ部の根元側曲片部、棚状部および先端側曲片部のそれぞれに当接しつつ棚状部と先端側曲片部を上下から挟み込む断面略コ字状の取付本体部と、上記取付本体部からフロントピラー側に向かって斜め上方に突出形成されて当該フロントピラーに圧接するモールリップと、上記取付本体部のうちフロントピラーと対向する内面において上記モールリップの下方位置から斜め下方に突出形成されて当該フロントピラーに圧接する姿勢保持リップと、上記取付本体部の下側保持部に設けられ上記根元側曲片部方向へ向かって突出したガイド突起部と、を備えている。
その上で、上記フロントピラーと取付本体部のフロントピラー側の内面との間に隙間を形成してある。
また、上記取付本体部は、フランジ部の根元側曲片部と棚状部にそれぞれ当接する上側保持部と、フランジ部における先端側曲片部の先端に当接する下側保持部と、上記上側保持部と下側保持部と間に位置してフランジ部における先端側曲片部のフロントピラー側の面に当接する接続部と、により断面略コ字状に形成されている。
さらに、請求項2に記載のように、上記下側保持部の先端部に上記ガイド突起部が形成されている。
また、さらなる組み付け作業性の向上の上では、請求項3に記載のように、上記フランジ部の先端側曲片部と上記ガイド突起部とが車幅方向でなす距離を、上記フランジ部の棚状部と取付保持部の上側保持部との車幅方向での重なり幅よりも小さく設定してあることが望ましい。
より望ましくは、請求項4に記載のように、上記取付本体部のフロントピラー側の内面に長手方向に沿って部分的に補強ブロックを設け、上記補強ブロックとフロントピラーとのなす隙間を、上記フランジ部の先端側曲片部と上記ガイド突起部とが車幅方向でなす距離と略同一の大きさに設定してあるものとする。
さらに、モールの位置決めをより確実なものとしてその位置ずれを防止する上では、請求項5に記載のように、上記モールリップの長手方向前端および後端にそれぞれにエンドキャップ部を形成してあることが望ましい。
より望ましくは、請求項6に記載のように、上記取付本体部における上側保持部の長手方向前端部にフロントフェンダーの端部に当接する位置決めブロックを形成してあるものとする。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、モールの取付本体部に形成した姿勢保持リップをフロントピラー側に圧接させながら当該取付本体部をフロントフェンダーの後部上端部におけるフランジ部へのいわゆるくわえ込み方式とすることでモールが位置決めされ、取付基部から突出形成したモールリップについてはその自己弾性力によってフロントピラーに圧接し、その状態が長期にわたって安定して維持される。これにより、両面粘着テープは必要としないことになる。
本発明によれば、モールの固定手段として両面粘着テープを必要としないため、部品点数とコストの低減を図ることができるほか、フロントピラーと取付本体部のフロントピラー側の内面との間に隙間を設定してあるとともに、取付本体部にガイド突起部を形成してあるため、これらにより組み付け時の作業性が良好なものとなり、組み付け作業性が著しく向上する。
また、フロントピラーに対するモールリップや姿勢保持リップの圧接に伴う反力が取付本体部をフロントフェンダー側のフランジ部に押し付ける方向に作用するため、当該フランジ部と取付本体部との間に隙間が発生することがなければ、モールのぶかつきや落ち込みも発生することもなく、モール周りの外観的な見栄えが良好なものとなって、その外観品質も向上するようになる。
本発明に係るモール取付構造のより具体的な実施の形態を示す図で、自動車を斜め前方側から見たフロント部のコーナー部の拡大図。 図1のA−A線に沿った拡大断面図。 図1のB−B線に沿った拡大断面図。 図1に示したモールの単独での斜視図。 図4に示したモールを俯瞰的に見た斜視図。 図4に示したモールを裏側から見た斜視図。 図4に示したモールの前端部を俯仰的に見た拡大斜視図。 図7のC−C線に沿った拡大断面図。 フロントピラーとフロントフェンダーとの間にモールを挿入する際の斜視図。 同じくフロントピラーとフロントフェンダーとの間にモールを挿入する際の図2に相当する拡大断面図。
図1以下の図面は本発明に係るモール取付構造を実施するためのより具体的な形態を示していて、特に図1は自動車を斜め前方側から見たフロント部のコーナー部を拡大して示している。また、図2は図1のA−A線に沿った拡大断面図を、図3は図1のB−B線に沿った拡大断面図をそれぞれ示している。
図1において、1は自動車車体のボディサイドの一部を形成しているフロントピラー、2はフロントフェンダー、3はフロントドア(サイドドア)、4はフロントドア3の一部を形成しているドアミラーブラケット(コーナーピース)である。ただし、ドアミラーそのものは図示省略している。また、5はフロントガラス、6はカウルトップカバーである。また、図3において、15はフロントピラー1とドアガラス5との間に介装されたウインドモール、16はエンドラバー、17はフェンダーカバーである。
図1および図2に示すように、フロントピラー1のいわゆるウエスト高さ位置相当部にはフロントフェンダー2の後部上端部が所定の段差と隙間をもって突き合わされていて、それらのフロントピラー2とフロントフェンダー2の後部上端部との突き合わせ部(パーティング部)を隠蔽しつつ両者の干渉を回避するべく、フロントピラー1とフロントフェンダー2の後部上端部との間には、車体前後方向に沿ってモール7が装着されている。このモール7は樹脂材料またはゴム系材料にて形成されて所定の可撓性を有しており、図2に示すようにフロントピラー1とフロントフェンダー2の後部上端部との間に挟み込まれるようにして位置決め固定されている。そして、図1に示すモール7の正規組み付け状態では、そのモール7の前後方向長さは該当する部位でのフロントピラー1の前後方向長さと整合・合致している。
図2に示すように、フロントフェンダー2の後部上端部には、フロントピラー1側に向かって折り返すかたちでフランジ部8が折り曲げ形成されている。このフランジ部8は、下向きに折り曲げられた根元側曲片部8aと、この根元側曲片部8aからフロントピラー1側に向けてほぼ水平に折り曲げられた棚状部8bと、この棚状部8bからさらに下向きに折り曲げられた先端側曲片部8cと、により断面略クランク状に屈曲形成されている。これにより、図2に示すモール7の正規組み付け状態では、後述するように、取付本体部9側の嵌合溝9dが上記断面略クランク状のフランジ部8を上下方向から挟み込むようにしてくわえ込むことで、モール7がフロントフェンダー2に位置決め保持されるようになっている。
図4〜7は図1,2に示したモール7単独での詳細を示していて、図4は図1と同じ方向から見た斜視図を、図5は図4のモール7を俯瞰的に見た上面斜視図をそれぞれ示している。
図2のほか図4,図5に示すように、モール7は全体として車体前後方向に長い変形ベルト状のものであり、図4,5に示すような自由状態では車幅方向外側に向かって凸形状となるように滑らかに円弧状に湾曲している。このモール7は、大きく分けて、取付本体部9と、この取付本体部9のうちフロントピラー1寄りの位置から斜め上方に向けて突出形成されたモールリップ10と、取付本体部9のフロントピラー1側の内面(フロントピラー1と対向する内面)のうちモールリップ10の突出位置よりも下方位置から斜め下方に向けて突出形成された姿勢保持リップ11と、から形成されている。
取付本体部9は、図2に示すように、肉厚の上側保持部9aと下側保持部9bのほかそれら両者の間に介在している接続部9cとで断面略コ字状のものとして形成されていて、そのコ字状の内部空間が後述するフロントフェンダー4に対する嵌合溝9dとなっている。そして、上側保持部9aのうち嵌合溝9dの開放側に臨む角隅部にはテーパ部9eが形成されているとともに、下側保持部9bのうち嵌合溝9dの開放側に臨む部位にはテーパ面を含むガイド突起部9fが上向き、つまり、根元側曲片部8a方向に向かって突出形成されている。これらのテーパ面9eやガイド突起部9fの存在のために、取付本体部9の嵌合溝9dは真横方向ではなく、いわゆる段付きのかたちで斜め上方に向けて開放されている。
そして、図4から明らかなように、取付本体部9の上側保持部9aは俯瞰的に見るならば所定幅のいわゆる庇(ひさし)状のものとして形成されていて、特に前端部側ではその幅寸法が前方側に向かって漸次大きくなるように形成されている。
また、図2に示すように、取付本体部9のフロントピラー側の内面であって、且つモールリップ10の根元部と姿勢保持リップ11の根元部との間に相当する位置には、補強ブロック12が形成されている。図6は図4に示したモール7を裏側から俯瞰的に見た斜視図であって、図2および図6から明らかなように、取付本体部9のフロントピラー1側の内面には、その長手方向に沿って複数の補強ブロック12が部分的に、すなわち補強ブロック12が所定のピッチで間歇的に複数箇所に突出形成されている。
モールリップ10は、図2に示すように、取付本体部9側の根元部から先端側に向かってリップ突出方向での肉厚が漸次小さくなる舌片状のものであり、自由状態では図2に破線で示すように時計方向側(右側)に向かって凸形状となるように円弧状に湾曲している。そして、図4,5のほか図6に示すように、モールリップ10の長手方向の前端および後端にはそれぞれにエンドキャップ部10a,10bが折り曲げ形成されている。
その一方、姿勢保持リップ11は、図2に示すように、その肉厚がモールリップ10よりも小さくリップ突出長の全長にわたってほぼ一定したものとなっていて、モールリップ10と同様に、自由状態では図2の時計方向側(右側)に向かって凸形状となるように円弧状に湾曲している。
さらに、図7は図4に示したモール7の前端部を俯仰的に見た要部拡大図を示していて、さらに図8は図7のC−C線に沿った拡大断面図を示している。これらの図7,8に示すように、取付本体部9の前端部において、上側保持部9aの裏面にはその上側保持部9aの幅方向に延びる位置決めブロック13をビード状に突出形成してある。この位置決めブロック13は、図1,2に示すようなモール7の正規組み付け状態において、図8に示すようにフロントフェンダー4の端部に当接・係合して、フロントフェンダー4に対するモール7の長手方向での位置決めがなされるようになっている。
そして、図2に示すモール7の正規組み付け状態では、取付本体部9の嵌合溝9dにてフロントフェンダー4側のフランジ部8を上下方向から挟み込むようにしてくわえ込んでいることにより、それにより両者の相対位置決めがなされて、モール7がフロントフェンダー4のフランジ部8に嵌合保持される。より詳しくは、取付本体部9の上側保持部9aがフランジ部8の根元側曲片部8aと棚状部8bにそれぞれ当接するとともに、取付本体部9の接続部9cがフランジ部8における先端側曲片部8cのフロントピラー1側の面に当接し、さらに取付本体部9の下側保持部9bがフランジ部8における先端側曲片部8cの先端に当接することで、取付本体部9の嵌合溝9dがフランジ部8をくわえ込むようにして嵌合保持される。
これにより、取付保持部9から突出形成されている姿勢保持リップ11およびモールリップ10がそれぞれフロントピラー1に追従するように撓み変形してフロントピラー1の外面に圧接して密着するようになる。
この場合において、モールリップ10の長手方向両端に折り曲げ形成されているエンドキャップ部10a,10bがフロントピラー1の前後端にそれぞれ密着して、モール7の長手方向での位置が規制されることになるとともに(図3参照)、図8に示すように取付本体部9における上側保持部9aの裏面の位置決め突起部13がフロントフェンダー4の端部に落ち込むように嵌合して、これによってもまたモール7の長手方向の位置決めがなされることになる。なお、エンドキャップ部10a,10bの存在によって、モール7を前後方向から見た場合の見栄えの向上にも寄与できる。
そして、図2のようなモール7の正規組み付け状態において、モール7の取付本体部9のうちフロントピラー1側の内面とフロントピラー1との間であって且つモールリップ10および姿勢保持リップ11のそれぞれの先端部を除いた部分には、隙間Gが確保されていて、取付本体部9のフロントピラー1側の内面に形成された補強ブロック12を基準とするならば、その補強ブロック12とフロントピラー1との間の隙間はT3とされている。また、取付本体部9の嵌合溝9dに嵌合されたフランジ部8の先端側曲片部8cと下側保持部9bのガイド突起部9fとの間には隙間T2が確保されている。その上で、隙間T2とT3との関係として両者がほぼ同等なものとなるようにT2≒T3に設定されている。さらに、フランジ部8の棚状部8bに対する上側保持部9aの乗り上げ代をT1としたとき、T1に比べT2が小さくなるようにT1>T2に設定されている。
以上により、フロントピラー1とフロントフェンダー4の後部上端部との間の隙間がモール7で埋められるようにして隠蔽され、特に図1に示すように、外部にベルト状に露出することになる取付本体部9の一部とモールリップ10とによって、見栄えの向上とともに意匠性が付与されることになる。
この場合において、フロントピラー1に対するモールリップ10や姿勢保持リップ11の圧接に伴う反力が取付本体部9をフロントフェンダー2側のフランジ部8に押し付ける方向に作用するため、当該フランジ部8と取付本体部9との間に隙間が発生することがなければ、モール7のいわゆるぶかつきや落ち込みも発生することもなく、モール7周りの外観的な見栄えが良好なものとなって、その外観品質も向上するようになる。
ここで、モール7を組み付ける際には、図9に示すように、モール7の後端部側を挿入始端部側としてフロントピラー1とフロントフェンダー2の後部上端部との間に挿入しつつ図2に示すフランジ部8に沿って車体後方側に引き込むものとする。その際に、図10に示すように、取付本体部9の嵌合溝9dをフロントフェンダー2のフランジ部8に嵌合させるも、取付本体部9をフロントピラー1側に押し付け気味として上側保持部9aをフランジ部8の根元側曲片部8aから離間させるとともに、モールリップ10を図10の矢印D方向に捲り上げて、フロントピラー1との間に隙間を確保しながら、上記のようにモール7全体を車体後方側に引き込むものとする。こうすることにより、フランジ部8と取付本体部9との間の摺動抵抗を減じながら、モール7の組み付けをスムーズに行うことができる。
この場合において、図2に示したように、寸法T2と寸法T3の関係としてT2≒T3に設定してあるため、取付本体部9をフロントピラー1側に押し付け気味にしつつ、モールリップ10を捲り上げることでフロントピラー1から離間させたとしても、下側の姿勢保持リップ11はフロントピラー1に圧接して所定の反力を発生しているので、モール7の姿勢を安定的に支持することができ、モール組み付け時に取付本体部9がいわゆる転び現象を生じたり下方に落ち込んでしまうことがない。
また、上記のように取付本体部9をフロントピラー1側に押し付け気味にしたとしても、図2に示したように、寸法T1と寸法T2の関係としてT1>T2に設定してあるため、取付本体部9の上側支持部9aがフランジ部8の棚状部8bから外れてしまうことがなく、組み付け作業性を良好に維持することができる。
このように本実施の形態によれば、組み付け作業性を良好に維持しつつ、両面粘着テープ等を使用せずしてモール7を組み付けることができるとともに、図1〜3に示したような正規組み付け状態を安定的に維持することができる。
1…フロントピラー
2…フロントフェンダー
7…モール
8…フランジ部
8a…根元側曲片部
8b…棚状部
8c…先端側曲片部
9…取付本体部
9a…上側保持部
9b…下側保持部
9c…接続部
9f…ガイド突起部
10…モールリップ
10a,10b…エンドキャップ部
11…姿勢保持リップ
12…補強ブロック
13…位置決めブロック

Claims (6)

  1. 自動車車体のフロントピラーと、フロントフェンダーのうち上記フロントピラーに対し車幅方向外側から近接する後部上端部と、の間に車体前後方向に沿って介装されるモールの取付構造であって、
    上記フロントフェンダーの後部上端部にはモールを位置決め支持するためのフランジ部が折り曲げ形成されていて、
    このフランジ部は、下向きに折り曲げられた根元側曲片部と、当該根元側曲片部からフロントピラー側に向けて折り曲げられた棚状部と、当該棚状部から下向きに折り曲げられた先端側曲片部と、により断面略クランク状に屈曲している一方、
    上記モールは、
    上記フランジ部の根元側曲片部と棚状部にそれぞれ当接する上側保持部と、フランジ部における先端側曲片部の先端に当接する下側保持部と、上記上側保持部と下側保持部と間に位置して上記フランジ部における先端側曲片部のフロントピラー側の面に当接する接続部と、により断面略コ字状に形成されて、上記棚状部と先端側曲片部を上下から挟み込む断面略コ字状の取付本体部と、
    上記取付本体部からフロントピラー側に向かって斜め上方に突出形成されて当該フロントピラーに圧接するモールリップと、
    上記取付本体部のうちフロントピラーと対向する内面において上記モールリップの下方位置から斜め下方に突出形成されて当該フロントピラーに圧接する姿勢保持リップと、
    上記取付本体部の下側保持部に設けられ上記根元側曲片部方向へ向かって突出したガイド突起部と、
    を備え、
    上記フロントピラーと取付本体部のフロントピラー側の内面との間に隙間を形成してあることを特徴とする自動車のモール取付構造。
  2. 上記下側保持部の先端部に上記ガイド突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のモール構造。
  3. 上記フランジ部の先端側曲片部と上記ガイド突起部とが車幅方向でなす距離を、上記フランジ部の棚状部と取付保持部の上側保持部との車幅方向での重なり幅よりも小さく設定してあることを特徴とする請求項2に記載の自動車のモール取付構造。
  4. 上記取付本体部のフロントピラー側の内面に長手方向に沿って部分的に補強ブロックを設け、
    上記補強ブロックとフロントピラーとのなす隙間を、上記フランジ部の先端側曲片部と上記ガイド突起部とが車幅方向でなす距離と略同一の大きさに設定してあることを特徴とする請求項3に記載の自動車のモール取付構造。
  5. 上記モールリップの長手方向前端および後端にそれぞれにエンドキャップ部を形成してあることを特徴とする請求項4に記載の自動車のモール取付構造。
  6. 上記取付本体部における上側保持部の長手方向前端部にフロントフェンダーの端部に当接する位置決めブロックを形成してあることを特徴とする請求項5に記載の自動車のモール取付構造。
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