JP6561527B2 - 電子機器の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は電子機器の支持構造に関する。
卓上設置および壁掛け設置の両方が可能な電子機器において、その設置角度すなわち姿勢を複数段階に変えられる支持構造が求められている。電子機器の支持構造には、従来から様々な構造が開発されている。
例えば、電子機器である電話機を卓上で使用する場合には、ダイヤルボタンの操作性の向上や表示画面を見やすくするために、電話機の筺体の背面に一対のスタンドを取り付けて、電話機からスタンドを三角形に開いて、電話機に卓上面に対して角度を付けるようにする支持構造が知られている。
また、別の支持構造として、特許文献1には、端末筺体の背面に取り付ける角度調整装置が開示されている。この角度調整装置は、背面に取り付け用取付け部、取付け部に揺動自在に固定された一対の脚部、脚部を繋ぐアジャスタ、取付け部に揺動自在に固定されアジャスタを移動させるアームの4点から構成されている。
しかしながら、この角度調整装置は、端末機器を壁掛けで使用するときには不要になるため、筺体から取り外す必要があり、このために取り外すための手間がかかっていた。そのために筺体に角度調整装置を一体に設ける工夫もなされている。
例えば、特許文献2には、電子機器の側面に設けられた多段階角度設定構造が開示されている。該構造においては、第1および第2のベース部材が回転自在に係合し、電子機器に第1のベース部材が回転自在に係合され、第2のベース部材が電子機器の側面に設けた多数の凸部または凹部に係合するように構成されている。
さらに、特許文献3には、電話機の下ケースの前側を回転軸を介して角度アダプタベースの回転軸固定部に回転自在に連結し、下ケースの後ろ側に複数の穴を形成し、角度アダプタベースに角度アダプタを回転自在に連結し、角度アダプタの先端側の爪を下ケースの穴のいずれか一つを選択して挿入する角度調整装置が開示されている。
またさらに、特許文献4には、電子機器のアームにてスタンドの角度設定を行う構造が開示されている。電話機のロアーケースの底部に対して回動端部が接離自在となるように、アームの基端部が底部に回動自在に支持されている。ロアーケースの底部に対して回動端部が接離自在となるように、スタンドの支承部の基端部が底部に回動自在に支持されている。アームには、スタンドのステーが係合する係合部が設けられている。
特開2010−081331号公報 実登3179606号公報 特開平08−236946号公報 特開2004−266087号公報
特許文献1に開示された従来の支持構造では、角度調整装置の部品点数が多く、角度調整装置の組立構造が複雑であった。また、角度設定を行う際には、アジャスタをどのように移動させればよいのかユーザが直感的に理解難いという課題があった。角度を大きくする方向にアジャスタを移動させる場合と、角度を小さくする方向にアジャスタを移動させる場合とで、操作手順が異なり操作し難いという課題があった。
特許文献2に開示された従来の多段階角度設定構造では、角度変更する場合に第2のベース部材の係合部を広げながら多数の凸部または凹部に沿って移動させる必要があり、操作性が悪いという課題があった。また、凸部および凹部の係合で電話機に対する外力を受けるため、凸部には大きなせん断力が印加され、係合時の強度が弱く耐久性に課題があった。
特許文献3に開示された従来の角度調整装置では、卓上面と電話機との成す傾き角度を高い角度に実現できない課題があった。高角度の傾きを実現するには、角度アダプタを長くする必要があり、角度アダプタを長くした場合、低角度設定時に下ケースの前側の回転軸の近くに穴を設ける必要がある。そうすると、低角度設定時に電話機上部に外力が印加された場合に穴と爪の係合構造が壊れやすいという問題があった。
特許文献4に開示された従来の電子機器の角度設定構造では、角度設定をした場合に常にアームを卓上面に平行に広げる故に、電子機器の高角度に設定した場合に電子機器の占有面積を小さくすることができない。一般的に高角度設定の目的は省設置スペース化であることが多い。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、卓上と壁掛けの切替えを容易に行えるようにするとともに、電子機器の高角度の傾きも対応できかつ、省設置スペース化を実現し、操作性がよく、強度に優れ、小部品点数で組立可能な電子機器の支持構造を提供することにある。
本発明に係る電子機器の支持構造は、
前記電子機器の筐体に対して回動自在に結合した長手のスタンドと、
前記スタンドの中間部分に対してその一端が回動自在に結合した長手のリンクと、
前記筐体に設けられ、前記リンクの自由端を着脱自在に把持する把持部と、を有し、
前記把持部は、少なくとも1つの凹部を有する支持部と、前記凹部を臨む押圧弾性体とからなることを特徴とする。
本発明によれば、少ない部品点数で組立できる電子機器の支持構造が提供され、前記リンクの操作により、ユーザが直感的に角度調整できる操作性をも実現できる。例えばフック形状の前記支持部の凹部と前記リンクの自由端との把持の係合を外す際は、前記スタンドの自由端を引っ張り、固定する際は、前記リンクの自由端を前記支持部の凹部に押し込むだけで容易な着脱が可能である。
本発明による電子機器の支持構造によれば、電子機器への外力は例えば円柱状の前記リンクの自由端で受けるため、前記支持部の凹部と前記リンクの自由端の係合部にせん断力は発生せず、十分な強度を維持可能である。
本発明の電子機器の支持構造によれば、前記スタンドおよび前記リンクがともに回転ヒンジ構造となっているため、低角度設定時と高角度設定時で電子機器の占有面積が明らかに小さくでき、電子機器の省設置スペース化を実現できる。
本発明によれば、高角度設定が可能であり、さらに様々な傾斜角度においても外力に対する耐久性を維持可能な電子機器の支持構造が提供される。
本発明の実施例に係る支持構造が適用された電子機器の外観を示す背面側から見た斜視図である。 本発明の実施例の電子機器の背面図である。 本発明の実施例に用いられるスタンドの平面図である。 本発明の実施例に用いられるリンクの平面図である。 本発明の実施例に用いられるリンクの自由端を示す斜視図である。 本発明の実施例に用いられるフック部を示す側方側から見た部分拡大斜視図である。 本発明による実施例に用いられるフック部とバネ板を示す部分拡大側面図である。 本発明の実施例に用いられる本体背面の本体軸受部を示す部分拡大側面図である。 本発明の実施例の電子機器の側面図である。
図面を参照しつつ本発明による実施例の電子機器の支持構造の一例について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下の説明では電子機器の壁掛け時または卓上の傾斜時における電子機器の上部方向をX方向と、下部方向をY方向として説明する。
図1は、電子機器10である電話機の外観を示す背面側から見た斜視図である。図2は、かかる電子機器の背面部のみを示す背面図である。電子機器10は、本体の筐体11の背面(以下、本体背面という)12側で、スタンド16によって自立している。
例えば電話機の本体の筐体11は角部が丸められた略長方体である。該筐体はプラスチックで成型されており、例えば表ケース半体と裏ケース半体とを組み合わせた構造としてもよい。
図1に示すように、筐体11の上半分領域に一体成型された複数の支持部14の各々は本体背面12から突き出たフック形状を有している。以下、支持部をフック部という。
図1に示すように、本体背面12において水平方向に1対のフック部が並べられている。1対のフック部の組が平行に3段階でXY方向に並べられている。3組のフック部の対14a,14b,14cが電子機器10の角度調整と本体の自立保持に用いられる。なお、複数のフック部14は本体背面12にXY方向に直線状に少なくとも1列並べられていてもよい。
スタンド16は、フック部14より下の本体背面12の略中央の水平方向に並べて設けられた3個の本体軸受部20(すなわち図2に示す本体軸受部20a,20b,20c)によって回動可能に取り付けられている。
連結部材であるリンク18は、スタンド16の中央から本体背面12寄りに設けられた1対のスタンド軸受部22によって回動可能に取り付けられている。リンク18はスタンド16の上側に設けられているので、支持構造が安定する。
リンク18の1対の自由端にはそれぞれ先端軸18aが設けられている。1対の先端軸18aが1対のフック部14にそれぞれ嵌合されることにより、スタンド16と本体背面12との成す角度が調整される。電子機器10は、本体背面12のリンク18と共にスタンド16により自立保持される。
なお、図示しないが、筐体の表面側には、例えば、上部に相手先のダイヤル番号や状態を表示する液晶表示装置が設けられ、中央に多数の機能ボタンが設けられ、下方にダイヤルボタンが設けられ、表面側部の右に送受話器が載置されている。
また、図1に示すように、本体背面12の1対のフック部14の間には、本体背面12から高さhで箱状に突き出て凸部23が形成されている。凸部23の表面には、抜け止め部23aが形成されている。抜け止め部23aは壁掛けピン(図示せず)の頭部を係合させるための孔である。凸部23の高さhはフック部14の高さ以上である。
以下に、スタンド16と、リンク18と、フック部14と、軸受部などを詳述する。
[スタンド]図3は、電子機器のスタンド16のみを示す上方側から見た平面図である。スタンド16は例えばプラスチックで成型されている。
スタンド16は、平行な1対の脚部16aと、脚部16aの両端に設けられた平行なヒンジ軸16bおよびステー軸16cと、これらを接続するスタンド底部16dと、を有する。
脚部16aは略長方体の長手部材であり、本体背面12を保持する。脚部16aの厚さ(スタンド16の折り畳み時の本体背面12からの高さに略等しい)は、本体背面12の凸部23の高さhと略同一である。
ヒンジ軸16bには3つの段差24a,24b,24cが設けられており、本体背面12に設けられた本体軸受部20a,20b,20cに差込める構造となっている。さらに、ヒンジ軸16bには、本体軸受部20a〜20cの両端間の距離に合わせて離れた2つの円弧突起25a,25bが形成されている。
ステー軸16cの両下端側面は卓に接触する滑り止め部材26が取り付けられている。なお、本体背面12の下端にも滑り止め部材26が取り付けられている。
スタンド底部16dにはリンク18をヒンジ固定する1対のスタンド軸受部22がヒンジ軸16bに平行に並べて設けられている。リンク18を1対のスタンド軸受部22に差込むために、1対のスタンド軸受部22の凹部同士を通る延長線上の一方の脚部16aには切欠き溝24dが設けられている。
また、スタンド16には、リンク18を収納するに十分な深さを有する溝部の凹部(空間27:図3中便宜上ハッチングを施した部位)が設けられている。すなわち、スタンド軸受部22と1対の脚部16aとステー軸16cとで区画された空間27に、畳まれた時のリンク18が収納可能に構成されている。
さらに、スタンド16のスタンド底部16dには、リンク18を収納する際に、リンク18を固定する弾性係止片28が設けられている。
また、スタンド底部16dのヒンジ軸16b周りには、本体背面12に設けられた本体軸受部20a−20cと接触しないように開口29Aが設けられている。さらに、スタンド底部16dのステー軸16c周りには、脚部16aを握り易いように開口29Bが設けられている。
[リンク]図4は、電子機器のリンク18のみを示す上方側から見た平面図である。図5は、リンク18の先端軸18aを示す斜視図である。リンク18は例えばプラスチックで成型されている。
図4に示すように、リンク18は、一端に先端軸18aを備える平行な1対の長手部材である脚部18bと、脚部18bの他端同士に架け渡された回動軸18cと、回動軸18cに一体化された板部18dと、を有し、全体がカタカナのコの字状に形成されている。脚部18bは先端軸18a側で多少屈曲した略長方体である。リンク18の厚さは、スタンド16に収納されるようにスタンド底部16dの凹部の深さより小である。
図5に示すように、脚部18bは、先端の二股枝部18bbに別れ、それらの間に先端軸18aが架け渡され、固定されている。先端軸18aは、本体背面12のフック部14に嵌合できる円柱状軸となっている。先端軸18aの周りに開口部30が設けられている。この開口部30は、先端軸18aが本体背面のフック部14と嵌合した際に、ガイドとして更に、先端軸18aをフック部14から脱落させないストッパとして機能する。
図4に示すように、リンク18の回動軸18cの両端の近傍には、1対の開口部33がスタンド16の1対のスタンド軸受部22に合わせて設けられている。
また、リンク18の回動軸18cには段差31が設けられており、スタンド16に設けられたスタンド軸受部22に差込める構造となっている。なお、スタンド16の脚部16aの切欠き溝24dは、回動軸18cの径より広い幅で形成されてある。
また、リンク18の板部18dには、係止開口28aが設けられている。係止開口28aは、リンク18がスタンド16に収納される際に、スタンド16のスタンド底部16dの弾性係止片28と係合して、収納されたリンク18を固定する。
[フック部]図6は、本体背面12上のフック部14を示す側方側から見た部分拡大斜視図である。フック部14は凹部14Rを有する。凹部14Rは筐体11の表面に平行な方向(Y方向)に向いて開いている。フック部14とバネ板42の組がリンク18の自由端(先端軸18a)を着脱自在に把持する把持部を構成している。フック部14は、リンク18の自由端が回動する範囲に重なる筐体11の上部領域に、図1に示すように行列状に並べられている。或いはフック部14は、XY方向に直線状に少なくとも1列(脚部18bが1本の場合)並べられていてもよい。
図6に示すように、各フック部14の湾曲部の凹部14Rに対向してバネ板42が本体背面12に設けられている。すなわちバネ板42の先端が凹部14Rを臨むようになっている。バネ板42は、本体背面12から隆起して平行に伸長する板状体である。フック部14の根元部とバネ板42との間からバネ板42と本体背面12との間まで続く開口部43が設けられている。押圧弾性体であるバネ板42はフック部14よりも低い剛性を有する。なお、支持部であるフック部14は突き出たフック形状が好ましいが、これに拘らず、例えば、支持部14は、筐体11の本体背面12から陥没した凹部の側壁部位に凹部14Rを設け、これに対向するバネ板42を凹部の底面に設けて把持部を構成してもよい。
図7はフック部14とバネ板42を示す部分拡大側面図である。
本体背面12のフック部14に開口部43を設けることで、バネ板42が本体背面12との間で弾性変形可能なバネとして機能する。
図6、図7(a)に示すように、バネ板42の先端には、フック部14の凹部14Rに対向した断面円弧状の保持片42bが形成されている。保持片42bとフック部14とによって断面C字状の軸受凹部44が構成される。この軸受凹部44は、リンク18の先端軸18aを保持する。フック部14と保持片42bとの対向面の間に、側面視において先端軸18aの外径RRよりもやや狭い幅Lの開口42dが形成されている。すなわち、先端軸18aの外径RRはフック部14の係合部の入り口(開口42d)の幅Lより大きく形成されている。凹部14Rは円柱凹面を有しており、リンク18の自由端の先端軸18aは該円柱凹面に相補的な形状の円柱状軸を有している。
このように、保持片42bとフック部14とによって、本体背面12から90度未満傾斜する方向(すなわち図1における下方向)に開く断面C字状の軸受凹部44が形成される。
図7(b)に示すように、開口部43は、先端軸18aの着脱時に、バネ板42が本体背面12の方に十分移動できる空間として設定されてある。先端軸18aを断面C字状の軸受凹部44に押し込むと、図の点線のようにバネ板42が移動し、その後、先端軸18aとフック部14が係合する。凹部14Rはリンク18の先端軸18aが到来したときに、受容または係合自在に開口している。
図7(c)に示すように、先端軸18aを断面C字状の軸受凹部44奥まで押し込むと、バネ板42は元の位置に戻る。このとき、先端軸18aの外径と断面C字状の軸受凹部44の内径にはわずかなクリアランスしかないような構造となっているため、断面C字状の軸受凹部44の入り口幅Lが先端軸18aの外径RRより小さくなり、先端軸18aが脱落しない構造となる。すなわち、リンク18の自由端の先端軸18aは凹部14Rとバネ板42の間で把持される。このようにして、バネ板42は先端軸18aがフック部14から容易に外れない把持構造が実現される。なお、係合解除時は、先端軸18aをA方向に引っ張れば、バネ板42が図7(b)にあるように本体背面12に移動することで先端軸18aを外すことができる。
[ヒンジ構造の軸受部]図8は、本体背面12の本体軸受部20を示す側方側から見た部分拡大側面図である。
図8に示すように、本体軸受部20内には、相対向する円柱凹面が開口した断面C字状の軸受凹部45が形成されている。この軸受凹部45により、スタンド16をヒンジ軸16bの周りで回動自在に支持する。軸受凹部45の上部はヒンジ軸16bの径よりもやや小さい幅LLの断面矩形状の開口が形成されている。
図1および図3に示したスタンド16のスタンド軸受部22にも、拡大図で示さないが、図8の本体軸受部20と同様の断面C字状の軸受凹部が形成されている。スタンド軸受部22の断面C字状の軸受凹部は、リンク18を回動軸18cの周りで回動自在に支持する。スタンド軸受部22の断面C字状の軸受凹部の上部は回動軸18cの径よりもやや小さい幅の断面矩形状の開口が形成されている。
このように、ヒンジ固定用に、スタンド軸受部22および本体軸受部20にて断面C字状の軸受凹部が形成されることで、ヒンジ軸16bおよび回動軸18cの脱落防止を実現している。
[電子機器の支持構造の組立]組立手順として、まず、図3のスタンド16を図2の本体背面12の本体軸受部20a,20b,20cに取り付ける。このとき、本体軸受部20a,20b,20cにスタンド16のヒンジ軸16bの段差24a,24b,24cを合わせて差込み、スタンド16を図2の右水平方向にスライドさせる。
スタンド16を回転させると、ヒンジ軸16bに設けられた円弧突起25a,25bによって水平方向への移動が制限され、スタンド16がヒンジ固定される。
次に、図4のリンク18を、図3のスタンド16に取り付ける。このとき、リンク18の回動軸18cの段差31と図3のスタンド16の右のスタンド軸受部22を合わせて、回動軸18cの右端を切欠き溝24dに入れて、回動軸18cをスタンド軸受部22に差込み、リンク18を図3の左水平方向にスライドさせる。そしてリンク18を回転させると、回動軸18cの両端に設けられた開口部33がストッパとして機能し、リンク18の水平方向への移動が制限され、リンク18がスタンド16にヒンジ固定される。
次に、リンク18の先端に設けられた円柱状の先端軸18aを本体背面12のフック部の対14a〜14cのいずれかに差込み、完了する。なお、先端軸18aとフック部14との嵌合を解除する際には、スタンド16のステー軸16cを引っ張る。
[壁掛け設置の手順]壁掛け設置用に設定する際には、図9(a)のように、スタンド16のステー軸16cを矢印に示す下方に引っ張ってリンク18の先端軸18aを本体背面12のフック部14から外し、図9(b)のように、リンク18を矢印に示すようにスタンド16の先端側へ回転させ、スタンド16の収納スペース25に収納し、図9(c)のように、スタンド16を矢印に示す下方に回転させ、折りたたむ。
以上のように、本実施例によれば、スタンド16を本体背面12の本体軸受部20とヒンジ固定し、リンク18をスタンド16とヒンジ固定し、さらに本体背面12に角度調整用のフック部14を設けることで、スタンド16とリンク18の2点のみで角度調整が可能という効果が得られる。
角度調整の際には、リンク18の先端に設けられた円柱形状の先端軸18aを本体背面12の3箇所のフック部14のいずれかに差込むという操作のみであるため、理解しやすく、操作性も良い構造となっている。
また、本実施例によれば、本体背面12のフック部14にバネ構造を設け、さらにリンク18の先端を円柱状の先端軸18aにすることで、本体背面12のフック部14に対し、本体を持ち上げても外れない嵌合強度を持ちつつ、容易に着脱できる構造を実現している。
ヒンジ固定用のスタンド軸受部22および本体軸受部20を断面C字状の軸受凹部にすることで、ヒンジ軸16bおよび32の脱落防止を実現している。
スタンド16にリンク18が収納できる空間27を設けることで、壁掛けの際にリンク18をスタンド16から外さなくてもよい構造を実現している。
本実施例は卓上および壁掛け設置型電話機の本体チルト構造に適用した例を説明したが、電話機以外の卓上設置型の電子機器のチルトスタンド構造にも適用できる。
10 電子機器
11 筐体
12 本体背面
14 フック部
14R 凹部
16 スタンド
16b ヒンジ軸
16c ステー軸
18 リンク
18a 先端軸
18c 回動軸
20a,20b,20c 本体軸受部
22 スタンド軸受部
24a,24b,24c 段差
27 空間
30 開口部
42 バネ板
43 開口部

Claims (12)

  1. 背面の下端にて自立する電子機器の支持構造であって、
    前記電子機器の筐体の中間部分に対してその一端が回動自在に結合し、該一端の反対側の自由端が前記筐体を支える長手のスタンドと、
    前記スタンドの中間部分に対してその一端が回動自在に結合し、該一端から該一端の反対側の自由端までの長さが該一端の回動自在結合部から前記スタンドの自由端までの長さより短い長手のリンクと、
    前記筐体の中間部分より上部に設けられ、前記リンクの自由端を着脱自在に把持する把持部と、を有し、
    前記スタンドは、前記リンクが前記スタンドの自由端側へ回転することにより前記リンクを収納する溝部を有し、前記スタンドが前記電子機器の下端側へ回転することにより折りたたみ可能であり、
    前記把持部は、少なくとも1つの凹部を有する支持部と、前記凹部を臨む押圧弾性体とからなることを特徴とする電子機器の支持構造。
  2. 前記支持部は前記押圧弾性体よりも高い剛性を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の支持構造。
  3. 前記支持部は、前記筐体の外面から突き出たフック形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器の支持構造。
  4. 前記押圧弾性体は、前記筐体の表面に平行に伸長する板状体を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  5. 前記凹部は円柱凹面を有し、前記リンクの自由端が前記円柱凹面に相補的な形状の円柱状軸を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  6. 断面が円弧状の保持片が前記板状体の自由端に形成され、前記保持片と前記凹部とによって、断面がC字状の軸受凹部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器の支持構造。
  7. 前記筐体は、前記スタンドを回動自在に結合する、断面がC字円弧状の軸受凹部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  8. 前記スタンドは、前記リンクを回動自在に結合する、断面がC字円弧状の軸受凹部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  9. 前記リンクの自由端は前記凹部と前記押圧弾性体の間で把持されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  10. 前記凹部は前記筐体の表面に平行な方向に向いて開いていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  11. 前記支持部は、前記リンクの自由端が回動する範囲に重なる前記筐体に直線状に少なくとも1列並べられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記載の電子機器の支持構造。
  12. 背面の下端にて自立する電子機器の支持構造であって、
    前記電子機器の筐体の中間部分に対してその一端が回動自在に結合し、該一端の反対側の自由端が前記筐体を支える長手のスタンドと、
    前記スタンドの中間部分に対してその一端が回動自在に結合し、該一端から該一端の反対側の自由端までの長さが該一端の回動自在結合部から前記スタンドの自由端までの長さより短い長手のリンクと、
    前記筐体の中間部分より上部に設けられ、前記リンクの自由端を着脱自在に把持する把持部と、を有し、
    前記スタンドは、前記リンクが前記スタンドの自由端側へ回転することにより前記リンクを収納する溝部を有し、前記スタンドが前記電子機器の下端側へ回転することにより折りたたみ可能であることを特徴とする電子機器の支持構造。
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