JP4415860B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、卓上と壁掛けの両方で使用される電子機器の載置角度設定機構および壁掛機構に関する。
従来、この種の電子機器を卓上で使用する場合、その筐体上面操作部の操作性および表示部の視認性を向上させるために、操作面と卓面との成す角度を調整できる機構が提案されている。また、壁掛で使用する場合においても、操作部の操作性向上や、特に電話機等の場合、ハンドセットの脱落防止のため、操作面と壁面が平行若しくは傾斜させる機構が提案されている。しかも、新たに筐体に装着若しくは取外し破棄する部品が発生することなく卓上及び壁掛の両方で使用できる幾つかの機構が提案されている。
例えば、従来の卓上及び壁掛兼用の電話機では、載置角度設定の構造は、筐体底部に、その端部で接離自在となるようベース部を枢着し、一端を筐体底部に枢支され他端が前記ベース部に係合する支脚部材により筐体底部を支承することによって卓上での載置角度を設定している。また、壁掛時には、前記支脚部材をベース部との係合を解除し、支脚部材をベース部中空部等に収容し、操作面と筐体底面とを略平行となるようベース部を筐体に保持し、壁掛けを行っている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
また、筐体底部に脱着可能な側面形状が略三角形若しくは台形の補助部を備え、補助部材の装着位置若しくは装着方向によって、卓上での載置角度、及び壁掛時の設置角度を設定するものもある(例えば特許文献3、特許文献4参照)。
特開平11−225194号公報 特開2004−266087号公報 特開2000−299724号公報 特開平11−55375号公報
しかしながら、従来の前者卓上及び壁掛兼用電話機においては、筐体とは別に、ベース部と支脚部材の2つの成形部品が必要であり、製造コストが高くなると共に、製造での組立工程若しくはユーザー先での開梱時に筐体にベース部材と支脚部材を装着する工程が多く必要になるという課題がある。
また、後者の電話機においても、載置角度の設定及び壁掛時に、筐体底部の補助部を、一旦、筐体底部から外し、所定の位置に装着する操作が煩雑であるという課題がある。
本発明の目的は、このような従来の課題を解決するものであり、筐体と支脚部材のみを用いて、卓上での載置角度の設定と壁掛の設置作業が簡単に行える卓上及び壁掛兼用電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、対なる被支持部を前後平行に備える支脚部材と、各被支持部とそれぞれ着脱自在に嵌合し、支脚部材を枢支する二対の支脚支持部を底面部に備える筐体とを設け、支脚部材の二対の被支持部と筐体の支脚支持部とを同時に嵌合し筐体底面に収納する第1の形態と、筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材を筐体底面後方の支脚支持部を支軸に回動し、支脚部材にて筐体底面を支承することに拠って操作面の載置角度を設定する第2の形態と、筐体底面後方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、筐体底面前方の支脚支持部を支軸に回動し、操作面と壁面とが略平行となるよう支脚部材を筐体底面に係止し壁掛する第3の形態とを有し、何れか一つの形態を選択できる電子機器であって、筐体には、第2の形態時に筐体底面後方にて支脚部材を係止する第1の支脚係止部と、第3の形態時に筐体底面後方にて支脚部材の端部を係止する第2の支脚係止部とを設けると共に、その底面には第3の形態時に操作面と壁面との角度を設定する支脚壁掛角度形成部を設け、かつ、支脚部材に第1の支脚係止部と係合する被係止部を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、従来からある筐体後方底面を支脚部材で枢支し筐体の載置角度を設定する構造に、新たに一対の支脚支持部を筐体底面前方に設け、二対の嵌合部を夫々独立して筐体の支脚支持部から着脱及び回動自在としたことによって、卓上使用時においては筐体の載置角度の設定を行え、壁掛時においても、新たな補助部材を用いることなく、筐体後方の支脚支持部から支脚部材を外し、回動し、支脚部材を筐体底面に収納させるだけの簡単な作業で、壁掛時の形態を設定できるという効果を奏するものである。
本発明、対なる被支持部を前後平行に備える支脚部材と、各被支持部とそれぞれ着脱自在に嵌合し、支脚部材を回動自在に枢支する二対の支脚支持部を底面部に備える筐体とを設け、支脚支持部と支脚部材の二対の被支持部とを同時に嵌合することに拠って支脚部材を筐体底面に収納する第1の形態と、筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材を筐体底面後方の支脚支持部を支軸にして筐体底面と角度が零度でない所定の位置まで回動し、支脚部材にて筐体底面を支承することに拠って筐体上方の操作面の載置角度を設定する第2の形態と、筐体底面後方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材が第1の形態の状態と反対面となるよう筐体底面前方の支脚支持部を支軸に回動し、操作面と壁面とが略平行となるよう支脚部材を筐体底面に係止し壁掛する第3の形態とを有し、何れか一つの形態を選択できる電子機器であって、筐体には、第2の形態時に筐体底面後方にて支脚部材を係止する第1の支脚係止部と、第3の形態時に筐体底面後方にて支脚部材の端部を係止する第2の支脚係止部とを設けると共に、その底面には第3の形態時に操作面と壁面との角度を設定する支脚壁掛角度形成部を設け、かつ、支脚部材に第1の支脚係止部と係合する被係止部を設けたことを特徴とする。
これにより、卓上で使用する場合においては支脚部材を用いて、筐体の載置角度の設定が行え、壁掛時においても、新たな補助部材を用いることなく、支脚部材を回動するだけの簡単な作業で、壁掛することができる。第2の形態時には、筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材を筐体底面後方の支脚支持部を支軸にして筐体底面との角度が零度でない所定の位置まで回動した際に、第1の支脚係止部と被係止部とが係合し、支脚部材を所定の角度に係止することができる。また、第3の形態時には、第2の支脚係止部に拠って筐体底面後方にて支脚部材の端部を係止し、かつその底面に設けられた支脚壁掛角度形成部に拠って操作面と壁面とが略平行となるよう支脚部材を筐体底面に係止して壁掛することができる。
なお、ここで、支脚部材の形状は、二対(4つ)の被支持部を結ぶ直線が略平行となる形状の板材であれば良い。また、板材は中空でも中実の何れでも良い。中空の支脚部材の場合は、被支持部を中空部分に設けても良い。また、被支持部と支持部の嵌合部は、何れか一方が凸形状で他方が凹形状で、着脱自在に嵌合し枢支可能であればよい。
また、筐体底面後方に支脚部材端部を筐体内に収納する支脚収納部と、筐体底面後方の支脚支持部と着脱自在に嵌合する被支持部を始点とし支脚部材の側面長手方向に長孔とを設け、筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部を外し、支脚部材をケース底面との角度が零度でない所定の位置まで回動し、前記長孔に沿って筐体内方向に支脚部材を所定距離だけ摺動し、支脚部材を支脚収納部内に係止し、支脚部材にて筐体底面後部を支承することに拠って操作面の傾斜角度を設定する形態を選択できるようにしてもよい。
これにより、第2の形態選択時の載置角度を、支脚部材収納部の深さによって調整することができる。
また、前記発明の形態において、筐体底面後方の支脚支持部の嵌合部を円柱Dカット形状とし、Dカットした直線が支脚部材の摺動方向となる対の支脚支持部を備える筐体と、前記円柱の直径孔とする被支持部と直径孔からDカット形横幅の長孔を備える支脚部材としてもよい。
これにより、第1の形態から第2の形態に設定する場合、支脚部材を筐体底面内部に収容する摺動方向を容易に決めることができる。
以下に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る電子機器の実施例の一つである電話機の外観を示す斜視図である。図1において、1は構内交換機やボタン電話装置に内線収容される電話機で、電話機筐体の上ケース2と下ケース3からなる筐体と、下ケース3の底面後方にて筐体を支承することに拠って機器の載置角度を設定する支脚部材4とを備え、前記の各構成物は弾性を有する合成樹脂で構成されている。
また、上ケース2の操作面21には、ダイヤルボタン、ハンドセットおよび表示器等が配置される。
図2は、下ケース3の底面部及び支脚部材4の斜視図である。
下ケース3の底面部には、図2に示すように、底面後方部にて支脚部材4の被支持部41と嵌合し支脚部材4を回動自在に枢支する対の支脚支持部31aと、支脚支持部31aを上部に備える弾性板状片31bと、下ケース3の底面中央の両端近傍にて支脚部材4の被支持部42と嵌合し支脚部材4を回動自在に枢支する対の支脚支持部32aと、支脚支持部32aを上部に備える弾性板状片32bと、電話機1を壁掛する形態時に上ケース上面の操作面が壁面と略平行となるよう支脚部材4の傾斜角を形成する支脚角度形成部33と、壁掛時に支脚部材4を筐体底面に2箇所で係止する支脚係止部34と、底面後部の2隅に電話機1を卓上載置する時に支脚部材4を係止する支脚係止部35と、壁掛時に使用する引掛け部36と、前部の2隅に補助脚37と、底面の側端部に壁掛時にガタ防止するための対の補助脚38とを備える。
また、支脚部材4は、図2に示すように、中空の箱状で、底板45と上板46は矩形で中央部後方寄りに引掛け部36より大きい矩形の窓を形成し、両方の側面板の前後部には対向する対なる円孔形の被支持部(凹部)41、42を形成し、前記被支持部41は図2の下ケース底面に設けた円柱突起形状の支脚支持部31aと嵌合し、被支持部41と支脚支持部31aのみで嵌合時は、対なる支脚支持部31aの中心を結ぶ一点破線X1を回転軸とし、支脚部材4を回動自在に枢支することができる。また、被支持部42と支脚支持部32aのみで嵌合時においても、対の支脚支持部32aの中心を結ぶ一点破線X2を回転軸とし、支脚部材4を回動自在に枢支することができ、回転軸X1とX2は略平行の位置関係にある。そして、支脚部材4の対向する両側面板の被支持部41側の端部形状は被支持部41の円孔を中心にして、其の側面幅を直径とする半円形状であり、半円周上の90度と180度の位置に、支脚部材4を係止する支脚係止部35の膨出部35a(凸部)と係合する被係止部(凹部)43aと43bを形成する。また、支脚支持部42側の端部形状は円弧状である。さらに、支脚部材4の上板後方端部の中央には、壁掛時に使用する引掛け部44とを形成する。
図3(a)は下ケース3の支脚支持部31a及び弾性板状片31bの斜視図で、図3(b)は支脚支持部31aと被支持部41との嵌合時の上面図、図3(c)は図3(b)のA−A‘での断面図である。支脚支持部31aは、前述の通り円柱形状で弾性板状片1bの上部に配置され、図3(b)に示すように、下ケース3の内側面に上面から見て凹部を形成し、支脚支持部31aの円柱突起部が凹部より下ケース内方向に突出するよう前記凹部内に、板面方向に直交する方向に弾性編奇可能な弾性板状片31bを立設する。支脚支持部31aは、図3(c)に示すように、弾性板状片31bの上部を側面視で傾斜カットし、先端部を爪で引掛け、下ケース外方向に撓ませることに拠って、支脚部材4を支脚支持部31aから着脱自在とすることができる。また、支脚支持部32a及び弾性板状片32bと被支持部42に関しても、夫々31a、31b、41と同様の構造を有し、支脚部材4を支脚支持部22aから着脱自在とすることができる。
なお、支脚支持部31a、32aの形状を円柱形状の凸、対応する被支持部41、42を円孔状の凹としたが、反対の支脚支持部を円孔形状、被支持部を円柱形状としてもよい。
また、被支持部41または42の何れか一方を円柱形状とした場合は、対応する支脚支持部31a,32aを、図4に示すように、弾性板状片31b、32bの上部に被支持部の円柱の直径より若干長く、上部をカットし開放した円孔を形成することに拠って、支脚部材4を各支脚支持部31a、32aと着脱自在で且つ回動自在とする構造にしてもよい。
(電話機を卓上載置する第1の形態の説明)
次に、電話機1の操作面を低角度に卓上載置する第1の形態について説明する。
図5は、本発明に係る実施例1の電話機の支脚部材3を下ケース底面に収納した卓上載置時の側面図で、下ケース内部の主要部の輪郭を点線で表したものである。
下ケース2の2対の支脚支持部31a,32aは、図2の点線矢印で示すように、支脚部材4の被支持部41、42と嵌合することに拠って、筐体下ケース底面凹部に、支脚支持部4の一部を収納保持し、支脚底板45と補助脚37が卓面に接し、電話機1の操作面21を低角度に卓上載置する第1の形態とすることができる。
また、図6(a)は、前記第1の形態時に支脚部材4を筐体底面に収容した下ケース後方の側断面図で、図6(b)は、其の後方部の上面図である。支脚係止部35は、板状で、板面方向に直交する方向に弾性編奇可能で、其の先端には膨出する膨出部35aが形成され、図6(a)及び(b)に示すように、筐体下ケース後方の2隅に位置する支脚係止部35の膨出部35aと支脚部材4の被係止部43aとが係合し、支脚部材4を係止することができる。
このように、2対の嵌合部と1対の係止部で支脚部材4を下ケース底面に保持することにより、卓上載置することは勿論のこと、支脚部材4を脱落および遥動させることなく、電話機1を持ち運びすることができる。
(電話機を卓上載置する第2の形態の説明)
次に、電話機1の操作面を第1の形態より高角度に卓上載置する第2の形態について説明する。
図7は、支脚部材4にて電話機の下ケース2の底面後方を支承した卓上載置時の電話機側面図で、下ケース内部の主要部の輪郭を点線で表したものである。
また、図8は、電話機1を卓上載置する第1の形態から第2の形態に移行するときの支脚部材4の回動動作を示す図で、第1の形態の支脚部材4の状態を1点破線、第2の形態の支脚部材4の状態を実線で示した側面断図である。
支脚部材4を下ケース底面に収納保持した卓上載置する第1の形態において、弾性板状片32bの先端部を爪で引掛け、下ケース1の外方向に弾性板状片32bを撓ませ、支脚部材4の被支持部42を支脚支持部32aから外し、図8に示すように、支脚部材4の底板45が下ケース底面後方の内壁に接し支持される位置まで、支脚支持部31aを回転軸に反時計回り方向Y1に支脚部材4を回動させ、支脚部材4の被係止部43bと下ケース底面後方の支脚係止部35の膨出部35aとが係合することに拠って支脚部材4を下ケース底面後方に係止し、電話機1の操作部21を第1の形態より高角度に卓上載置する第2の形態とすることができる。
また、図9は、電話機1を卓上載置する第1の形態から筐体下ケース底面後方に形成した支脚端部収納部39に支脚部材4の被支持部41側端部を収納するときの支脚部材4の回動および摺動動作を示す図で、第1の形態の支脚部材4の状態を1点破線、第2の形態の支脚部材4の状態を2点破線、支脚端部収納部39に支脚部材4の被支持部41側端部を収納した状態を実線で示した側面断図である。
支脚部材4には、被支持部41と、被支持部41を始点とし支脚部材4の側面長手方向に、図7に示す支脚部材4の状態にて下ケース底面部底板まで垂直方向に摺動させた被支持部41の軌跡を形状とする長孔41aと、図9に示すように、被係止部43bから下方に前記摺動距離の位置に被係止部43cを形成する。そして、筐体下ケース後方には、機器を卓上載置する第2の形態時に支脚部材4の被支持部41側端部を筐体下ケース3の内部に支脚部材4の端部より若干大きめの凹部で、支脚部材4の端部を収容するスペースとなる支脚端部収納部39を形成する。
これらの新たな形成部を設けたことにより、前記説明の通り、第1の形態から第2の形態への移行させた状態において、図9に示すように、更に、支脚部材4を筐体下ケースの底板面方向Y2に押圧することに拠って、支脚部材4の被係止部43bと支脚係止部35の膨出部35aとの係合が外れ、支脚部材4を長孔41aに沿って支脚部材4の先端が下ケース底面の底板面に達するまで摺動させ、支脚部材4の被係止部43cと下ケース底面後方の支脚係止部35の膨出部35aとが係合することに拠って支脚部材4を下ケース底面後方に係止することができ、図10に示すように、第1の形態より電話機上面の操作部を高角度で、前記第2の形態より低角度に卓上載置する第2´の形態とすることができる。
なお、支脚部材4の被係止部43bを形成せず、被係止部43aと43cのみとし、第2´の形態を第2の形態とすることも可能である。
これにより、第2の形態選択時の載置角度を、支脚部材収納部39の深さによって調整することができる。
また、筐体下ケース底面後方の対の支脚支持部31aの形状を、円柱の両端を図11に示すようにDカットし、Dカットした直線が支脚部材4の摺動方向となるよう形成し、支脚部材においては、前記円柱の直径孔とする被支持部41と直径孔からDカット形横幅の長孔31bを備える支脚部材3としてもよい。
これにより、第1の形態から第2の形態若しくは第2´の形態に設定する場合、図11に示すように、支脚支持部31aを回転軸に反時計回り方向Y1に支脚部材4を安定して回動させることができ、下ケース3の支脚端部収納部39に収容する摺動方向Y2を容易に決めることができる。
(電話機を壁掛する第3の形態の説明)
次に、電話機1を壁掛して使用する形態について説明する。図12は、本発明に係る電話機1の壁掛時の側面図で、下ケース内部の主要部の輪郭を点線で表したものである。
また、図13は、電話機1を卓上載置する第1の形態から壁掛する第3の形態に移行するときの支脚部材4の回動動作を示す図で、第1の形態の支脚部材4の状態を1点破線、壁掛する第3の形態の支脚部材4の状態を実線で示した側面断図である。
支脚支持部4を下ケース底面に収納保持した卓上載置する第1の形態において、弾性板状片31aの先端部を爪で引掛け、下ケース3の外方向に撓ませ、支脚部材4の被支持部41を支脚支持部31から外し、図13に示すように、支脚底板45が下ケース底面前方の支脚壁掛角度形成部33に密着する位置まで、支脚支持部32を回転軸に時計回り方向Y3に支脚部材3を回動させる。
これによって、支脚部材4は、第1の形態時と反対の板面が壁面側を向き、引掛け部44が壁面と接する位置にくる。
そして、支脚部材4の支脚底面部45が支脚壁掛角度形成部33に密着するときに、丁度、支脚底面部45の端部がくる筐体底面の位置に形成された支脚係止部34は、図14に示すように、板状で、板面方向に直交する方向に弾性編奇可能で、其の先端には膨出する膨出部34aが形成され、支脚係止部34の膨出部34aに、支脚底面部45の端部を引っ掛け、支脚部材4を係止することができる。
また、壁掛時に支脚部材4を筐体底面に係止する支脚係止部44を、前記の形成位置以外に支脚壁掛角度形成部33の傾斜面の両端に支脚係止部を形成し、支脚部材4においては両側面に支脚係止部の膨出部と係合する凹部形成し、前記支脚係止部と係合することに拠って、機器を壁掛するとき支脚部材4を下ケース底面に係止してもよい。
このように、機器を壁掛時、支脚部材4の壁面密着する支脚上面部46と引掛け部36、44及び補助脚38の上面の形成面をX3は、側面視において、上ケース2の操作面21を示すX4と略平行となるよう下ケース底面に支脚部材3が係止され、電話機上面2の操作部12を壁面と略平行に壁掛する第3の形態とすることができる。
なお、本発明の実施例の電話機においては、第1の卓上載置する形態時に、操作面21が卓上面と平行でない場合においても、壁掛時に新たな補助部材を要さず、操作面21を壁面と略並行とならしめるものであるが、第1の卓上載置する形態時に、操作面21が卓上面と平行な場合においても、壁掛時に筐体下ケース底面後端部を支点に操作面21と壁面との角度を零度以上を形成し、電話機のハンドセットを脱落防止することができる。
以上、これまで説明したように、本発明に係る実施例によれば、従来からある筐体後方底面を支脚部材で枢支し筐体の載置角度を設定する構造に、新たに一対の支脚支持部を筐体底面前方に設け、二対の嵌合部を夫々独立して筐体の支脚支持部から着脱及び回動自在としたことによって、卓上使用時においては筐体の載置角度の設定を行え、壁掛時においても、新たな補助部材を用いることなく、筐体後方の支脚支持部から支脚部材を外し、回動し、支脚部材を筐体底面に係止させるだけの簡単な作業で、壁掛時の形態を設定できるという効果を奏するものである。
また、電話機筐体を卓上載置し角度調整用、及び壁掛用の成形部品は、支脚部材3のみで良く、部品点数及び製造での組立コストを低減することができる。
本発明は、筐体と支脚部材のみを用いて、卓上での載置角度の設定と壁掛の設置作業が簡単に行えるという効果を有し、電話機等の卓上及び壁掛する形態で使用される電子機器に利用される。
本発明に係る電子機器の1実施例である電話機の斜視図 本発明に係る電子機器の1実施例である電話機の筐体下ケース底面部及び支脚部材の斜視図 (a)は支脚支持部、弾性板状片の斜視図、(b)は支脚支持部と被支持部と嵌合時の支脚支持部、弾性板状片の上面図、(c)は(b)A−A‘断面図 被支持部が円柱凸形状の場合の、支脚部材及び支脚支持部の斜視図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第1の形態側面図 (a)は第1の形態時に支脚部材を筐体後方にて係止する筐体下ケース後方の側断面図、(b)は第1の形態時に支脚部材を筐体後方にて係止する筐体下ケース後方の上面図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第2の形態側面図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第2の形態時の支脚部材回動動作、及び係止説明図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第2の形態時の支脚部材回動動作、摺動動作及び係止説明図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第2の形態側面図 本発明に係る電子機器の1実施例である卓上載置する電話機の第2の形態時の支脚部材回動動作、摺動動作及び係止説明図 本発明に係る電子機器の1実施例である壁掛する電話機の第3の形態側面図 本発明に係る電子機器の1実施例である壁掛する電話機の第3の形態時の支脚部材回動動作説明図 本発明に係る電子機器の1実施例である壁掛する電話機の第3の形態時の支脚部材係止説明図
符号の説明
1 電話機
2 上ケース
21 操作面
3 下ケース
31a 支脚支持部
31b 弾性板状片
32a 支脚支持部
32b 弾性板状片
33 支脚壁掛角度形成部
34 支脚係止部
35 支脚係止部
36 引掛け部
37 補助脚
38 補助脚
39 支脚端部収納部
4 支脚部材
41 被支持部
41a,41b 長孔(摺動孔)
42 被支持部
43a,43b,43c 被係止部
44 引掛け部
45 支脚底面部
46 支脚上面部

Claims (3)

  1. 対なる被支持部を前後平行に備える支脚部材と、前記各被支持部とそれぞれ着脱自在に嵌合し、支脚部材を回動自在に枢支する二対の支脚支持部を底面部に備える筐体とを設け、
    支脚支持部と支脚部材の二対の被支持部とを同時に嵌合することに拠って支脚部材を筐体底面に収納する第1の形態と、
    筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材を筐体底面後方の支脚支持部を支軸にして筐体底面との角度が零度でない所定の位置まで回動し、支脚部材にて筐体底面を支承することに拠って筐体上方の操作面の載置角度を設定する第2の形態と、
    筐体底面後方の支脚支持部から支脚部材の被支持部のみを外し、支脚部材が第1の形態の状態と反対面となるよう筐体底面前方の支脚支持部を支軸に回動し、操作面と壁面との角度が筐体底面後部を支点に零度以上となるよう支脚部材を筐体底面に係止し壁掛する第3の形態とを有し、
    何れか一つの形態を選択できる電子機器であって、
    前記筐体には、前記第2の形態時に筐体底面後方にて支脚部材を係止する第1の支脚係止部と、前記第3の形態時に筐体底面後方にて支脚部材の端部を係止する第2の支脚係止部とを設けると共に、その底面には前記第3の形態時に前記操作面と壁面との角度を設定する支脚壁掛角度形成部を設け、かつ、前記支脚部材に前記第1の支脚係止部と係合する被係止部を設けたことを特徴とする電子機器。
  2. 筐体底面後方の支脚支持部の嵌合部形状を円柱形状とし、筐体底面後方に支脚部材端部を筐体内に収納する支脚収納部と、筐体底面後方の支脚支持部と着脱自在に嵌合する被支持部を始点とし支脚部材の側面長手方向に長孔とを設け、前記第2の形態時には、筐体底面前方の支脚支持部から支脚部材の被支持部を外し、支脚部材をケース底面との角度が零度でない所定の位置まで回動し、前記長孔に沿って筐体内方向に支脚部材を所定距離だけ摺動し、前記第1の支脚係止部と被係止部に拠って支脚部材を支脚収納部内に係止し、支脚部材にて筐体底面後部を支承することに拠って操作面の傾斜角度を設定する形態を選択できることを特徴とする請求項記載の電子機器。
  3. 筐体底面後方の支脚支持部の嵌合部形状を円柱Dカット形状とし、Dカットした直線が支脚部材の摺動方向となる対の支脚支持部を備える筐体と、前記円柱の直径孔とする被支持部と直径孔からDカット形横幅の長孔を備える支脚部材を設けたことを特徴とする請求項記載の電子機器。
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