JP6552268B2 - フロントピラーの被覆構造 - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両のフロントピラーを被覆するフロントピラーの被覆構造に関する。
図5は、従来の自動車の車体100aを模式的に示す斜視図であり、図6は図5の領域R1内に示されるフロントピラーの被覆構造100の構成を示す斜視図である。
各図に示すように、車体100aのフェンダパネル110の上方には左右一対のフロントピラー120が立設されている。車体の前方であって、一対のフロントピラー120の間には、例としてガラス製のウインドシールド130が配設される。
フロントピラー120の表面には、車体100aの装飾用のブラックアウトテープ150が粘着剤等により貼り付けられている。
ウインドシールド130の周縁には車体取付用のウインドシールドモール140が配設されており、ウインドシールド130及びウインドシールドモール140は車体100aのドアのヒンジを覆うヒンジカバー111の下方まで延出している。
次に、フロントピラー120の、フェンダパネル110との境界手前の根元部分には、ブラックアウトテープ150を覆うように帯状のフロントピラープロテクタ160が配置される。フロントピラープロテクタ160は合成樹脂等の部材であって、フロントピラー120上において、ピラー表面とブラックアウトテープ150の境界を覆うことにより、ブラックアウトテープの縁端が露出することを防いでいる。
また、図6のA−A断面図である図7に示すように、フロントピラー120はサイドアウタパネル170の一部として構成されており、ウインドシールドモール140は、ウインドシールド130とサイドアウタパネル170の間に位置して、一方の側端141aがフロントピラープロテクタ160上に達し、他方の側端141bがウインドシールド130上に達することにより、ウインドシールド130とサイドアウタパネル170のなす間隙を閉塞している。なお、ウインドシールドモール140は、リップ142がウインドシールド130とフロントピラー120の間に嵌め込まれ、ウインドシールド130に係止するとともにフロントピラー120に圧接することにより固定されている(例えば特許文献1を参照)。
特公平5−77530号公報
しかしながら、従来のフロントピラーの被覆構造には以下のような課題があった。すなわち、ウインドシールドモール140においては側端141aがフロントピラープロテクタ160上に重なることにより、フロントピラー120上に段差Dを生じさせることとなるが、段差Dは車両の正面から流れてきた空気を剥離させることとなり、車両の空力性能を悪化させる。
また、図7に示すように、ウインドシールドモール140のリップ142が嵌め込まれる間隙C1の寸法は、ブラックアウトテープ150及びフロントピラープロテクタ160の厚み分減じられているため、リップ142の反力が大きくなり、ウインドシールドモール140の取付作業性を悪化させる恐れがあった。
更に、図7に示すように、フロントピラープロテクタ160はウインドシールドモール140の裏面に潜り込んで配置されている。したがって、図8に示すように、ウインドシールドモール140の側縁140xはフロントピラープロテクタ160によって浮き上がるよう変形して、隙間C2を形成することとなり、車両の美感を損なう恐れがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、生産性に優れるとともに、車両の美感及び空力性能を向上させることが可能なフロントピラーの被覆構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の側面は、フロントピラーを含むサイドアウタパネルの前記フロントピラーと前記フロントピラーに隣接するウインドシールドモールとの境界を含んで前記フロントピラー及び前記ウインドシールドモールの全幅を横断して覆うプロテクタ本体を備え、前記プロテクタ本体の側端は、前記ウインドシールドモールと前記ウインドシールドモールに周縁が固定されるウインドシールドの前記周縁とに挟まれるとともに、前記ウインドシールドモールの、前記ウインドシールドの前記周縁との対向面に係合しており、前記プロテクタ本体の上縁は、前記境界の形状に対応して、前記境界と前記プロテクタ本体の前記境界との対向面との隙間を覆う輪郭を有するリップ部を形成している、フロントピラーの被覆構造である。
なお、本発明は他の側面として、前記プロテクタ本体は、前記サイドアウタパネルとフェンダパネルとの境界を覆っているものとしてもよい。
以上のような本発明は、生産性に優れるとともに、車両の美感及び空力性能を向上させることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るフロントピラーの被覆構造の構成を示す斜視図 図1のA−A断面図 本発明の実施の形態に係るフロントピラーの被覆構造の要部拡大図 図1のB−B断面図 従来の車両の構成を示す斜視図 従来のフロントピラーの被覆構造の構成を示す斜視図 図6のA−A断面図 従来のフロントピラーの被覆構造の要部拡大図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るフロントピラーの被覆構造1の構成を示す斜視図であり、図2は図1のA−A断面図である。ただし、従来例と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
また、フロントピラーの被覆構造1は、各図に示すように、フロントピラー120の表面に位置し、ブラックアウトテープ150の表面ごとフロントピラー120及びウインドシールドモール140の双方を被覆するフロントピラープロテクタ10を備える。
フロントピラープロテクタ10は、フロントピラー120及びウインドシールドモール140の全幅を横断するプロテクタ本体11から構成され、一方の側端11aがブラックアウトテープ150の側端を覆うとともに、他方の側端11bは、ウインドシールドモール140の側端141bとウインドシールド130との間隙に回り込んで形成され、ウインドシールドモール140の側端141bに係合している。なお、プロテクタ本体11は、ゴム、合成樹脂等のインジェクション成形等の手法により一体成形された部材として作成することができる。
更に、図1の領域R3の拡大図である図3に示すように、フロントピラープロテクタ10において、プロテクタ本体11の上縁11x及び図中死角となる下縁は、ブラックアウトテープ150及びウインドシールドモール140の表面形状に追従した凹凸を形成して、ブラックアウトテープ150及びウインドシールドモール140に密接している。
なお、フロントピラープロテクタ10とフロントピラー120との固定は、フロントピラー120上に開口された貫通孔に挿入された、プロテクタ本体11の裏面から突出して形成された係合爪11cが、貫通孔の周縁に係合することにより行われる。
以上の構成において、フロントピラーの被覆構造1は本発明のフロントピラーの被覆構造に相当し、フロントピラープロテクタ10のプロテクタ本体11は本発明のプロテクタ本体に相当する。また、上縁11x及び下縁の凹凸は、本発明のリップ部に相当する。
このような本実施の形態に係るフロントピラーの被覆構造1は、フロントピラープロテクタ10のプロテクタ本体11がブラックアウトテープ150ごとフロントピラー120及びウインドシールドモール140を被覆して、プロテクタ本体11の表面を段差その他の起伏のない、滑らかな形状としている。これにより、車両の正面から流れてきた空気を剥離させることなく、車両の空力性能を向上させることが可能となる。
更に、本実施の形態のフロントピラーの被覆構造1は、図3に示すように、プロテクタ本体11の上縁11xがブラックアウトテープ150及びウインドシールドモール140の外形に対応した輪郭をもって密接していることにより、ウインドシールドモール140の側縁140xとの隣接箇所Cnが隙間の無い外観を形成している。これにより、車両の美感を向上させることが可能となる。
更に、図2に示すように、本実施の形態のフロントピラーの被覆構造1は、ウインドシールドモール140のリップ142が挿入される間隙C1において、プロテクタ本体11が省かれているため、隙間の減少分がブラックアウトテープ150の厚み分だけとなる。これにより、リップ142の反力の増大を抑えて、ウインドシールドモール140の取付作業性を向上させることが可能となる。
更に、図4に示すように、本実施の形態のフロントピラーの被覆構造1は、フロントピラープロテクタ10が、車体においてフェンダパネル110とフロントピラー120を含むサイドアウタパネルとを接合する接合ボルト180が位置する空隙Sを覆うように配置されている。これにより、車体の接合部分が露出することを防ぎ、車体の美感を向上させることが可能となっている。
このように、本実施の形態に係るフロントピラーの被覆構造1によれば、フロントピラー120の表面に位置し、ブラックアウトテープ150の表面ごとフロントピラー120及びウインドシールドモール140の双方を被覆するプロテクタ本体11を有するフロントピラープロテクタ10を備えたことにより、生産性に優れるとともに、車両の美感及び空力性能を向上させることが可能になる。
なお、フロントピラープロテクタ10はインジェクション成型等により一体成形されたプロテクタ本体11から構成されるものとしたが、上縁11x及び下縁と中央とをそれぞれ別部材により構成し、上縁11x及び下縁をより可塑性の高い材料により作成してもよい。上縁11x及び下縁の、フロントピラー120及びウインドシールドモール140の表面形状への追従性を高め、美感を向上させるとともに、中央部分の強度を高めて、フロントピラー120への結合をより良好に行うことが可能となる。
また、上記の説明において、プロテクタ本体11の上縁11x及び下縁はフロントピラー120及びウインドシールドモール140の表面形状に対応した凹凸を有するものとしたが、本発明のリップ部は、上縁11xのみに形成するようにしてもよい。下縁は外部から目視されにくい位置となるため、美感を一定向上させつつ、構成を簡略化して、コストを低減することが可能となる。
以上のように、本発明は、フロントピラーの被覆構造であって、フロントピラーを含むサイドアウタパネルの前記フロントピラーと前記フロントピラーに隣接するウインドシールドモールとの境界を含んで前記フロントピラー及び前記ウインドシールドモールの全幅を横断して覆うプロテクタ本体を備え、前記プロテクタ本体の側端は、前記ウインドシールドモールと前記ウインドシールドモールに周縁が固定されるウインドシールドの前記周縁とに挟まれるとともに、前記ウインドシールドモールの、前記ウインドシールドの前記周縁との対向面に係合しており、前記プロテクタ本体の上縁は、前記境界の形状に対応して、前記境界と前記プロテクタ本体の前記境界との対向面との隙間を覆う輪郭を有するリップ部を形成しているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、生産性に優れるとともに、車両の美感及び空力性能を向上させることが可能になるという効果を有し、例えば自動車のフロントピラーの被覆構造への適用において有用である。
1 フロントピラーの被覆構造
10 フロントピラープロテクタ
11 プロテクタ本体
11a、11b、141a、141b 側端
11c 係合爪
11x 上縁
100a 車体
110 フェンダパネル
120 フロントピラー
130 ウインドシールド
140 ウインドシールドモール
140x 側縁
142 リップ
150 ブラックアウトテープ
170 サイドアウタパネル
180 接合ボルト

Claims (1)

  1. フロントピラーを含むサイドアウタパネルの前記フロントピラーと前記フロントピラーに隣接するウインドシールドモールとの境界を含んで前記フロントピラー及び前記ウインドシールドモールの全幅を横断して覆うプロテクタ本体を備え、
    前記プロテクタ本体の側端は、前記ウインドシールドモールと前記ウインドシールドモールに周縁が固定されるウインドシールドの前記周縁とに挟まれるとともに、前記ウインドシールドモールの、前記ウインドシールドの前記周縁との対向面に係合しており、
    前記プロテクタ本体の上縁は、前記境界の形状に対応して、前記境界と前記プロテクタ本体の前記境界との対向面との隙間を覆う輪郭を有するリップ部を形成している、
    フロントピラーの被覆構造。
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