JP2017056905A - 車両用バックドア - Google Patents

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Junichiro Yamashita
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Abstract

【課題】バックドアガーニッシュを用いることなく窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層を隠してバックドアの意匠性を向上させる。【解決手段】窓用開口(13)を有するインナパネル(3)と、インナパネル(3)の窓用開口(13)を車両後側で閉塞する窓パネル(9)と、インナパネル(3)に対し窓パネル(9)の上下両側で車両後方に対向させて取り付けられたアウタパネル(5)とを備え、窓パネル(9)の外周部分には隠蔽層(59)が設けられ、アウタパネル(5)のうちロアパネル(65)の上縁部は、窓パネル(9)のうち隠蔽層(59)が設けられた下縁部に車両後側で被さるカバー部(103)を構成している。【選択図】図3

Description

本発明は、車室内から車両後方を視認可能とする窓パネルを備えた車両用バックドアに関するものである。
従来から、特許文献1に開示されるように、バックドア本体の車外側を構成するアウタパネルに別体のバックドアガーニッシュを取り付け、それによってバックドアの意匠性の向上を図ることが知られている。
特開2015−58877号公報
ところで、窓パネルは、バックドア本体を構成するインナパネル及びアウタパネルに外周部分を接着する等して固定されている。この窓パネルの外周部分には、一般的に、窓パネルの見栄えを良くするために、インナパネル及びアウタパネルとの重なり部分を隠蔽する隠蔽層が設けられている。
この隠蔽層のうち窓パネルの上下両縁部に設けられた部分、特に下縁部に設けられた部分が外観視で幅広に見えていると、野暮ったい印象を与えるため、窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層は部分的にでも隠すことにより、バックドアをスタイリッシュに見せるようにしてその意匠性を向上させたいという要求がある。
そこで、特許文献1に開示されたようなバックドアガーニッシュを用いて窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層を隠すことが考えられる。しかし、そのようにすると、バックドアガーニッシュを追加する分だけバックドアの部品点数が増えるため、バックドアの製造に必要なコストが嵩んでしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バックドアガーニッシュを用いることなく窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層を隠してバックドアの意匠性を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、バックドア本体を構成するアウタパネルを利用して窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層を隠すようにした。
具体的には、本発明は、窓用開口を有するインナパネルと、このインナパネルの窓用開口を車両後側で閉塞する窓パネルと、インナパネルに対し、窓パネルの上下両側で車両後方に対向させて取り付けられたアウタパネルと、を備える車両用バックドアを対象としており、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明は、窓パネルのうち少なくとも下縁部を含む外周部分に、インナパネル及びアウタパネルと当該窓パネルとの重なり部分を隠蔽する隠蔽層が設けられていることを1つの構成要件とする。そして、第1の発明は、アウタパネルのうち窓用開口よりも下側でインナパネルに対向するロア部の上縁部が、窓パネルのうち隠蔽層が設けられた下縁部に車両後側で被さるカバー部を構成していることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の車両用バックドアにおいて、インナパネルにおける窓用開口の下縁部は、窓パネルの下縁部の車内側の面に対向し、その窓パネルの下縁部を車両前側で支持する支持部を構成していることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明の車両用バックドアにおいて、カバー部が、支持部との間に窓パネルの下縁部が収容される収容空間を形成していることを1つの構成要件とする。そして、第3の発明は、カバー部の上端縁が、支持部の上端縁よりも上方に位置し、その支持部の上端縁との間に収容空間を車両前方に向けて開放する開口を形成していることを特徴とする。
第4の発明は、第2又は第3の発明の車両用バックドアにおいて、支持部の上端縁に、窓パネルから離れる方向に延びるガイド部が設けられていることを特徴とする。
第5の発明は、第2〜第4の発明のいずれか1つの車両用バックドアにおいて、インナパネルのうち窓用開口よりも下側の部分に、当該インナパネルの車内側の面を覆う化粧カバー部材が取り付けられていることを1つの構成要件とする。そして、第5の発明は、化粧カバー部材が、支持部を車内側で覆い隠していることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つの車両用バックドアにおいて、インナパネルのうち窓用開口の車幅方向における両側部分が、車両後方に開口を向ける水平断面凹状のピラー部を構成していることを1つの構成要件とする。このピラー部の下端部には、当該ピラー部の両側壁を橋渡しして連結する橋絡部が設けられている。そして、第6の発明は、窓パネルの下縁部が、インナパネルのうち窓用開口の下縁部を形成する部分に接着されると共に、橋絡部にも接着されていることを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれか1つの車両用バックドアにおいて、アウタパネルが、窓用開口よりも下側でインナパネルに対向するアッパパネルと、ロア部を構成するロアパネルとに分割されていることを1つの構成要件とする。そして、第7の発明は、カバー部が、ロアパネルの上縁部によって構成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、アウタパネルにおけるロア部の上縁部によって窓パネルの下縁部に車両後側で被さるカバー部を構成するようにしたので、別途バックドアガーニッシュを用いなくてもアウタパネルのカバー部によって窓パネルの下縁部に設けられた隠蔽層を隠すことができる。そのことにより、バックドアをスタイリッシュに見せるようにしてバックドアの意匠性を向上させることができる。
第2の発明によれば、インナパネルのうち窓用開口の下縁部で窓パネルの下縁部を車両前側で支持する支持部を構成するようにしたので、窓パネルをインナパネルにしっかりと取り付けることができる。これにより、車両走行に伴う振動などによって窓パネルがガタつくことを抑制できる。
第3の発明によれば、アウタパネルのカバー部とインナパネルの支持部との間に形成された収容空間への開口を車両前方に向けて開放するように設けるようにしたので、当該開口の上下方向における幅を比較的広く確保することができる。これにより、車両事故などによって破損した窓パネルを取り替える場合に、窓パネルの下端部を当該開口から収容空間に挿し入れ易くでき、窓パネルを取り替える際の作業性を向上させることができる。
第4の発明によれば、インナパネルの支持部の上端縁に窓パネルから離れる方向に延びるガイド部を向けるようにしたので、車両事故などによって破損した窓パネルを交換する場合に、窓パネルの下端末をガイド部の上面に当ててそのガイド部に沿わせて支持部及びカバー部の両上縁部の間に形成された開口にスライドさせることにより、窓パネルの下端部を当該開口から収容空間に簡単に挿し入れることができ、窓パネルを取り替える際の作業性を向上させることができる。
第5の発明によれば、インナパネルの支持部を化粧カバー部材によって車内側で覆い隠すようにしたので、支持部を設けることでインナパネルに形成される凹凸形状を車内側から見えなくして、バックドアの車内側からの見栄えを良くすることができる。
第6の発明によれば、インナパネルのうち窓用開口の車幅方向における両側部分を構成するピラー部が水平断面凹状に形成されている上に、そのピラー部の下端部に当該ピラー部の両側壁を連結する橋絡部を設けるようにしたので、ピラー部の剛性を向上させることができる。さらに、窓パネルの下縁部を橋絡部にも接着するようにしたので、インナパネルに対する窓パネルの接着強度を高めることができる。
第7の発明によれば、アッパパネルとロアパネルとに分割された分割タイプのアウタパネルを採用するようにしたので、バックドアが大型のものであっても組み立て易い。そして、アウタパネルの一部であるロアパネルの上縁部によって上述のカバー部を構成するようにしたので、分割タイプのアウタパネルを採用したバックドアであっても、第1の発明と同様な効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両用バックドアの斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用バックドアの分解斜視図である。 図1のIII−III線におけるバックドアの断面図である。 図3のIVで囲んだ部分を拡大した断面図である。 図4のV−V線におけるバックドアの断面図である。 図2のVIで囲んだ部分を車両左上側から見た断面図である。 図6のVII−VII線におけるバックドアの断面図である。 本発明の実施形態に係るバックドアの窓パネル取り替え手順を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るバックドアの窓パネル取り替え手順を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るバックドアの窓パネル取り替え手順を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例1に係るバックドアの図4相当図である。 本発明の実施形態の変形例2に係るバックドアの図4相当図である。 本発明の実施形態の変形例2に係るバックドアに用いられるシール部材の構成を示す断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、車両前後方向における前側を「前」、後側を「後」と称し、車両前方に向いて車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称し、車高方向における上側を「上」、下側を「下」と称する。
図1に、この実施形態に係る車両用バックドア1を後側から見た全体斜視図を示す。図2に、このバックドア1の分解斜視図を示す。図3に、図1のIII−III線におけるバックドア1の断面図を示す。図4に、図3のIVで囲んだ部分を拡大した断面図を示す。図5に、図4のV−V線におけるバックドア1の断面図を示す、図6に、図2のVIで囲んだ部分を左上側から見た断面図を示す。また、図7に、図6のVII−VII線におけるバックドア1の断面図を示す。
−バックドアの概略構成−
図1に示すバックドア1は、ハッチバック車の車体後部に設けられたバックドア開口を開閉する上下開閉式のバックドアである。このバックドア1は、図1及び図2に示すように、車内側(前側)に位置するインナパネル3と、このインナパネル3に接合された、車外側(後側)に位置するアウタパネル5と、これらインナパネル3とアウタパネル5との接合体からなるドア本体7の上半部分に取り付けられた窓パネル9と、インナパネル3の下半部分に取り付けられた内装トリムとしての化粧カバー部材11とを備える。
−インナパネルの構成−
インナパネル3は、射出成形などによって成形される一枚物のパネルであって、例えば、ガラス繊維入りポリプロピレン(PP−GF:Polypropylene Glass Fiber)や炭素繊維入りポリプロピレン(PP−CF:Polypropylene Carbon Fiber)などの繊維補強材を含有する熱可塑性樹脂からなる。これにより、インナパネル3の剛性は、アウタパネル5(後述するアッパパネル63を構成するメインパネル部材67及びロアカバー部材69とロアパネル65)の剛性よりも高くなっている。
このインナパネル3の上半部分には、窓用開口13が、例えば左右に延びる長方形の下辺が下方に張り出すように湾曲した形状に形成されている。インナパネル3においてこの窓用開口13の下縁部寄りの部分には、車幅方向に延びる屈曲部15が形成されている。インナパネル3のうちこの屈曲部15よりも下側の部分は略鉛直方向に立っている。他方、インナパネル3のうち屈曲部15よりも上側の部分は上方に向かって斜め前方に延びるように傾斜している。
インナパネル3における窓用開口13の周縁部分のうち下縁部を除く部分には、アウタパネル5側に立ち上がる内側立ち壁17と、この内側立ち壁17の後端から窓用開口13の内方へ突出した上周り接合片19とが設けられている。さらに、インナパネル3のうち窓パネル9の直ぐ下側に位置する部分には、図2〜図4に示すように、車内側が凹み且つ後方に向かって突出した凸条部21が車幅方向における全体に亘って設けられている。
この凸条部21は、前後方向に延びて下方に臨む下壁部23と、この下壁部23の後端から上方に向かって斜め前方に延びる接合面部25と、この接合面部25の上端から前方に延びる上壁部27とで構成されている。凸条部21の上壁部27は、窓用開口13の下側に対応する部分に設けられている。この上壁部27の前端には、窓用開口13の内方、具体的には上方に向かって斜め前方へ突出した下縁接合片29が設けられている。
この下縁接合片29は、インナパネル3における窓用開口13の下縁部を形成する部分であって、窓パネル9の下縁部の車内側の面に対向し、当該窓パネル9の下縁部を前側で支持する支持部を構成している。また、この下縁接合片29は、上周り接合片19と連続して環状の内側接合片31をなしている。インナパネル3の窓用開口13の周縁部分は、この内側接合片31によって構成されている。
さらに、インナパネル3の外周縁部には、図2、図5及び図6に示すように、アウタパネル5側に立ち上がる外側立ち壁33と、この外側立ち壁33の後端から外側方へ突出した外側接合片35とが設けられている。また、インナパネル3のうち窓用開口13の左右両側の部分は、後方に開口を向ける水平断面凹状のピラー部37によってそれぞれ構成されている。
ピラー部37は、凹状部分の底面を構成する底面部39と、車幅方向における外側に位置する外側壁41と、車幅方向における内側に位置する内側壁43とで構成されている。外側壁41は、外側立ち壁33及び外側接合片35の一部で形成されている。他方、内側壁43は、内側立ち壁17及び内側接合片31の一部で形成されている。これら各ピラー部37の下端部分は、凸条部21の下壁部23が設けられていない部分から当該ピラー部37の凹状内部を下方に向けて開放している。
そして、各ピラー部37の下端部分には、図5〜図7に示すように、凸条部21の上壁部27の前端から下縁接合片29と同じ方向に突出し、当該ピラー部37の外側壁41と内側壁43とを橋渡しして連結する橋絡部45が設けられている。それによって、窓パネル9を左右両側で支持するピラー部37の剛性を向上させており、車両事故などによって外的な負荷が加えられたとしてもピラー部37が変形したり破損したりするのを防止するようになっている。これら各ピラー部37の下端部分は、図7に示すように、インナパネル3のうち橋絡部45が設けられた部分でいわゆるアンダーカット部100(図7に二点鎖線でハッチングを付した部分)を構成しており、スライド型(駒型)を用いて成形される。
さらに、各ピラー部37の下端部分には、図6に示すように、凸条部21の上壁部27の側端縁とピラー部37の外側壁41とを連結し、板面が車幅方向に臨む平行四辺形の小片板状に形成された閉塞板部46が設けられている。また、各ピラー部37の底面部39の前側には、図5に示すように、後方に凹んで車幅方向における内側に開放された凹部47が設けられている。これら両凹部47の下端部分は、化粧カバー部材11の左右両端を収容し、化粧カバー部材11を後側で受けるカバー受け部49を構成している。
そして、インナパネル3のうち凸条部21よりも下側の部分には、化粧カバー部材11を取り付けるための係止孔51が形成されている。この係止孔51は、凸条部21及び外側立ち壁33に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。これら複数の係止孔51のうち凸条部21に沿う係止孔51の列の両端に位置する係止孔51は、カバー受け部49に形成されている。
また、インナパネル3のうち内側立ち壁17よりも上側の部分には、図2及び図3に示すように、車内側が凹み後方に向かって斜め上側に突出した、後述するロアカバー部材69を固定するための取付座53が設けられている。この取付座53は、車幅方向に間隔をあけて内側立ち壁17沿いに複数設けられている。これら各取付座53は、前面が開放された中空ボックス形状に形成されており、先端部分に座面部55を有する。この座面部55には、ボルト挿通用の孔が形成されている。
−窓パネルの構成−
窓パネル9は、図1〜図3に示すように、バックドア1の左右両端に亘って車幅方向に延びる横長パネルであって、インナパネル3の窓用開口13を後側で閉塞している。この窓パネル9は、樹脂製又はガラス製の透明な本体パネル57と、この本体パネル57の外周部分の車内側の面に全周に亘って設けられた黒色のセラミックス等からなる隠蔽層59とを備える。
窓パネル9のうち隠蔽層59の内側に位置する領域は、窓用開口13に対応し、本体パネル57の一部からなる採光可能な窓領域9aを構成している。窓パネル9のうち隠蔽層59が設けられた領域は、当該隠蔽層59によってインナパネル3及びアウタパネル5と窓パネル9との重なり部分を隠蔽する隠蔽領域9bを構成している。
窓パネル9の隠蔽領域9bは、インナパネル3の外側接合片35のうち各ピラー部37の外側壁41を構成する側辺部分とインナパネル3の内側接合片31の全周とに接着剤61で接合されていて、両ピラー部37の開口を覆っている。さらに、窓パネル9の下縁部は、下縁接合片29に連続して橋絡部45にも接着されている。そのことで、窓パネル9を橋絡部45に接着しない場合に比べて、インナパネル3に対する窓パネル9の接着強度が高められている。
こうして、窓パネル9は、インナパネル3に対し、後方から接着されて、水平に寝かせ気味の姿勢で取り付けられている。
−アウタパネルの構成−
アウタパネル5は、図1及び図2に示すように、上下に分割されており、上側に位置するアッパパネル63と、下側に位置するロアパネル65とを備える。アッパパネル63は、各々左右に細長いメインパネル部材67とロアカバー部材69とを組み合わせてなる。これらメインパネル部材67及びロアカバー部材69とロアパネル65とは、射出成形などによって成形される樹脂成形品であって、例えば、タルク入りポリプロピレン(PP−T:Polypropylene Talc)やこれにエチレンプロピレンジエンメチレンゴム(EPDM:Ethylene Propylene Diene Monomer)を混合した合成樹脂からなる。
メインパネル部材67は、インナパネル3のうち窓用開口13よりも上側の部分を覆って同部分に接着剤71によって接合されている。具体的には、メインパネル部材67の上縁部分はインナパネル3の外側接合片35の上辺部に接着され、メインパネル部材67の左右両側の側縁部は外側接合片35の対応する側辺部にそれぞれ接着されている。
このメインパネル部材67の後側部分は、ロアカバー部材69との組合せにより、後方へ突出する中空構造のリヤスポイラ73を構成している。
具体的には、リヤスポイラ73は、図3に示すように、メインパネル部材67の後側部分で構成された、窓パネル9側を開放した形状のスポイラ本体75と、このスポイラ本体75の開放側を覆うロアカバー部材69とに分割されている。スポイラ本体75は、リヤスポイラ73の上面を構成するスポイラ上面部77と、このスポイラ上面部77の後端から下側前方に折り返された折返し片79とによって構成されている。
スポイラ上面部77は、メインパネル部材67の前側部分と一体に後方に向かってなだらかに下傾している。折返し片79は、前方に向かって斜め下方に延びている。この折返し片79の先端縁部には、ロアカバー部材69を留めるための係止孔が車幅方向に間隔をあけて複数形成されている。スポイラ本体75は、この折返し片79とインナパネル3の上周り接合片19の上辺部との間を後方に向かって斜め下側に開放している。
ロアカバー部材69は、スポイラ本体75の開放側で車外に臨む横長平板状の外観面部81と、この外観面部81の下端からリヤスポイラ73の前側でインナパネル3とメインパネル部材67との間に形成された内部空間83に向けて延びる横長平板状の内延部85とを備える。
外観面部81は、折返し片79と同じく前方に向かって斜め下方に延び、その上端に設けられた係止爪87を折返し片79の係止孔に挿入することによって折返し片79に留められている。内延部85は、外観面部81とV字状に屈曲した形状を構成しており、各取付座53の座面部55に形成された貫通孔に対しブラインドナット89を介してボルト91で締結することによって固定されている。
これら外観面部81と内延部85とは、車幅方向に間隔をあけて係止爪87毎に当該係止爪87の前側に設けられた連結部93によってリヤスポイラ73の内部で連結されている。これら各連結部93は、外観面部81及び内延部85におけるリヤスポイラ73の内部に臨む面同士をこれら両部分が構成する屈曲部を跨いで架橋するように連結する横板部95と、これら横板部95、外観面部81及び内延部85で囲まれた空間を車幅方向における片側で塞ぐ縦板部97とによって構成されている。
上記リヤスポイラ73は、図1に示すように窓パネル9の上縁部に被さっている。それによって、窓パネル9の上縁部に設けられた隠蔽領域9b、つまりは隠蔽層59の上辺部を部分的に隠すと共に、当該隠蔽層59の上辺部のうちリヤスポイラ73から露出した部分についても後方から見え難くしている。
ロアパネル65は、図2に示すように、インナパネル3の下半部分に対応する外形を有し、屈曲部15に倣って屈曲している。ロアパネル65のうち屈曲箇所よりも上側の部分は、上方に向かって斜め前方に延びる傾斜面部99を構成している。
このロアパネル65は、インナパネル3のうち窓用開口13よりも下側の部分を覆って同部分に接着剤101によって接合されている。具体的には、ロアパネル65の傾斜面部99は図4及び図7に示すようにインナパネル3の凸条部21の接合面部25に接着され、ロアパネル65の左右両側の側縁部はインナパネル3の外側接合片35の対応する側辺部に接着され、ロアパネル65の下縁部は外側接合片35の下縁部に接着されている。
そして、ロアパネル65の上縁部は、図3〜図5に示すように、凸条部21の上壁部27と下縁接合片29とを覆って、窓パネル9のうち隠蔽層59が設けられた下縁部、つまり隠蔽領域9bの下辺部の略全体に後側で被さるカバー部103を構成している。それによって、隠蔽領域9bの下辺部が略全体に亘って覆い隠されており、外観視で見えないようになっている。
このカバー部103は、凸条部21の上壁部27と下縁接合片29との間に窓パネル9の下縁部が収容される収容空間105を形成している。この収容空間105の車幅方向における側端開口は、インナパネル3の閉塞板部46によって閉塞されている。そのことで、当該収容空間105内の構成は、バックドア1の側方から見えないようになっている。
カバー部103の上端縁は、下縁接合片29の上端縁よりも上側に位置し、その下縁接合片29の上端縁との間に収容空間105を前方に向けて開放する開口107を形成している。当該開口107には、窓パネル9を取り替える場合に、窓パネル9の下端部を収容空間105に容易に挿し入れることが可能な幅が上下方向に確保されている。これにより、後述する窓パネル9の取り替え作業においてその作業性を向上させることができる。
カバー部103の上端縁には、ゴム製や樹脂製の弾性体からなる横長板状のシール部材109が取り付けられている。このシール部材109は、カバー部103の延長線上で前方に向かって斜め上方に延び、先端に向かうに連れて薄くなる断面略くさび形に形成されていて可撓性を有する。このシール部材109の先端側部分は、窓パネル9の隠蔽領域9bのうち下辺部の車外側の面に押し付けられて弾性的に密着している。それによって、外部から収容空間105への塵埃や水等の進入が防止される。
−化粧カバー部材の構成−
化粧カバー部材11は、図2に示すように、インナパネル3のうち窓用開口13よりも下側の部分に前側で対向するカバー本体111と、このカバー本体111の上端縁から後方に向かって斜め上方に延びる横長平板状のアッパサイド部113とを備える。カバー本体111のうち各係止孔51に対応する部分には、対応する係止孔51に挿入可能な係止爪115が設けられている。
化粧カバー部材11は、これら各係止爪115を係止孔51に挿入することによってインナパネル3に取り付けられている。アッパサイド部113は、図4に示すように、下縁接合片29を窓パネル9下面沿いの上側で覆っている。こうして、化粧カバー部材11は、下縁接合片29を含むインナパネル3のうち窓用開口13よりも下側の部分の構造を車内側で覆い隠している。
−窓パネルの取り替え手順−
上記バックドア1の窓パネル9を取り替える手順について、以下に、図8〜図10を参照しながら説明する。図8〜図10は、バックドア1の窓パネル9の取り替え手順を示す断面図である。ここでは、バックドア1の窓パネル9が車両事故などによって破損し、窓パネル9のみを取り替える場合を例に挙げて説明する。
窓パネル9を取り替えるには、まず、ドア本体7からロアカバー部材69及び化粧カバー部材11を取り外す。そして、破損した窓パネル9をドア本体7から取り外すと共に、インナパネル3の内側接合片31、外側接合片35及び橋絡部45に残る接着剤61を取り除く。このとき、アッパパネル63及びロアパネル65はインナパネル3に接合させたままとする。
次いで、インナパネル3の内側接合片31、外側接合片35及び橋絡部45に接着剤61を塗布する。このとき、下縁接合片29には、凸条部21の上壁部27にかけての部分に収容空間105の開口107を通して接着剤61を塗布する。また、上周り接合片19のうち上辺部には、メインパネル部材67の開放側の空間を利用して接着剤61を塗布する。
次に、新しい窓パネル9をドア本体7に取り付ける。
具体的には、図8に示すように、窓パネル9の上端部をスポイラ本体75の開放側からメインパネル部材67とインナパネル3との間の内部空間83に差し入れつつ、窓パネル9の下端部を収容空間105の開口107の斜め前方上側に対応させる。そして、図9に示すように、窓パネル9の下端部を、開口107から収容空間105に差し入れ、下縁接合片29から凸条部21の上壁部27にかけて設けられた接着剤61に押し付けることによって食い込ませて接着する。続いて、図10に示すように、窓パネル9の上縁部を前方下側に回転させて、窓パネル9の上縁部及び左右両側の側縁部を上周り接合片19に設けられた接着剤61に押し付けることによって接着する。
しかる後、ロアカバー部材69をドア本体7に取り付けて、メインパネル部材67の開放側を塞ぐ。具体的には、ロアカバー部材69の係止爪87を折返し片79の係止孔に挿入して折返し片79に留めると共に、同部材69の内延部85に形成された各貫通孔に予め取り付けられたブラインドナット89を各取付座53の座面部55に押し当て、その状態で、座面部55のボルト挿通用の穴に車内側からボルト91を挿通させ、そのボルト91を対応するブラインドナット89に締結する。
また、化粧カバー部材11を、ドア本体7に対し、インナパネル3の係止孔51に係止爪115を挿入することによって取り付ける。
以上のようにして、バックドア1の窓パネル9を取り替えることができる。
−実施形態の効果−
この実施形態に係るバックドア1によると、アウタパネル5を構成するロアパネル65の上縁部で窓パネル9の下縁部に車両後側で被さるカバー部103を構成するようにしたので、別途バックドアガーニッシュを用いなくてもロアパネル65のカバー部103によって窓パネル9の下縁部に設けられた隠蔽層59を隠すことができる。また、リヤスポイラ73を窓パネル9の上縁部に被せるようにしたので、窓パネル9の上縁部に設けられた隠蔽層59を部分的に隠すと共に、当該隠蔽層59の上辺部のうちリヤスポイラ73から露出した部分についても後方から見え難くすることができる。これらによって、バックドア1をスタイリッシュに見せるようにしてバックドア1の意匠性を向上させることができる。
<実施形態の変形例1>
図11に、この変形例1に係るバックドア1の図4相当図を示す。本変形例のバックドア1において、インナパネル3の下縁接合片29の上端縁には、図11に示すように、窓パネル9から離れる方向、つまり前方に延びる横長平板状のガイド片117が設けられている。このガイド片117は、上記実施形態1に記載した手順によって窓パネル9を取り替える場合に、窓パネル9の下端末を収容空間105の開口107に案内し当該開口107に誘い入れ易くするための部分であって、下縁接合片29ともども化粧カバー部材11によって車内側で覆い隠されている。
−変形例1の効果−
この変形例1に係るバックドア1によると、車両事故などによって破損した窓パネル9を取り替える場合に、窓パネル9の下端末をガイド片117に当ててそのままガイド片117に沿わせて収容空間105の開口107にスライドさせることにより、窓パネル9の下端部を当該開口107から収容空間105に簡単に挿し入れることができ、窓パネル9を取り替える際の作業性を向上させることができる。
<実施形態の変形例2>
図12に、この変形例2に係るバックドア1の図4相当図を示す。また、図13に、この変形例2のバックドア1に用いられるシール部材119の断面図を示す。本変形例のバックドア1において、インナパネル3の下縁接合片29の上端縁には、図12に示すように、上記変形例1と同様なガイド片117が設けられている。
また、本変形例のバックドア1において、窓パネル9の上縁部と左右両側の側縁部とは、上記実施形態1と同様にインナパネル3の上周り接合片19に接着剤61で接合されているが、窓パネル9の下縁部は、インナパネル3の下縁接合片29に接着されておらず、図12に示すようにシール部材119を介して下縁接合片29に支持されている。窓パネル9の下縁部には、車幅方向に細長いゴム製や樹脂製の弾性体からなるシール部材119が取り付けられている。
シール部材119は、図13に示すように、窓パネル9の下縁部に外嵌めされる断面コ字状の嵌合部121と、この嵌合部121の前側に設けられた中空チューブ状のシール部123とを備える。このシール部材119は、窓パネル9の下縁部に嵌合部121を外嵌めすることによって取り付けられる。シール部123は、窓パネル9がドア本体7に取り付けられた状態で、下縁接合片29の後面に押し付けられて変形し、下縁接合片29に弾性的に密着している。
−変形例2の効果−
この変形例2に係るバックドア1によると、車両事故などによって破損した窓パネル9を取り替える場合において、窓パネル9を取り替えるのに、収容空間105の開口107を通して下縁接合片29から凸条部21の上壁部27にかけての部分に接着剤61を塗布しなくて済むので、窓パネル9の取り替え作業を簡単化することができる。
以上のように、本発明の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本発明は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、窓パネル9の外周部分全周に亘って隠蔽層59が設けられているとしたが、これに限らず、隠蔽層59は、窓パネル9のうち少なくとも下縁部を含む外周部分に設けられていればよい。
また、上記実施形態では、カバー部103が窓パネル9の隠蔽領域9bの下辺部の略全体に後側で被さっているとしたが、これに限らず、カバー部103は、窓パネル9の隠蔽領域9bの下辺部、つまり窓パネル9のうち隠蔽層59が設けられた下縁部に部分的にでも被さっていればよいし、その全体に被さっていてもよい。
また、上記実施形態では、リヤスポイラ73が窓パネル9の上縁部に被さっている形態を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、リヤスポイラ73は、車両後方に向けて窓パネル9の車外側の面に対し直角に突出している等の形態を採用し、窓パネル9の上縁部に被さっていなくてもよい。この場合、リヤスポイラ73は、スポイラ本体75とロアカバー部材69とに分割されずにアッパパネル63に一体に形成されていてもよい。さらに言えば、リヤスポイラ73自体が設けられていなくても構わない。
また、上記実施形態では、アウタパネル5がアッパパネル63とロアパネル65の2つの分割体で構成されている形態を例示したが、これに限らず、アウタパネル5は、一枚物のパネルで構成されていてもよい。この場合、例えばアッパパネル63とロアパネル65との間に窓用開口13に対応する開口が形成されたミドルパネルを設けた構成を有し、これら3者を一体に成形することで製造される。そして、この場合には、アウタパネル5のうち窓用開口13よりも下側でインナパネル3に対向するロア部の上縁部が、窓パネル9のうち隠蔽層59が設けられた下縁部に車両後側で被さるカバー部103を構成していればよい。
また、上記実施形態では、インナパネル3に接着剤61を塗布して窓パネル9を接着するとしたが、これに限らず、窓パネル9に接着剤61を塗布しその窓パネル9をインナパネル3に接着するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、車室内から車両後方を視認可能とする窓パネルを備えた車両用バックドアについて有用である。
1…バックドア、3…インナパネル、5…アウタパネル、7…ドア本体、
9…窓パネル、9a…窓領域、9b…隠蔽領域、11…化粧カバー部材、
13…窓用開口、15…屈曲部、17…内側立ち壁、19…上周り接合片、
21…凸条部、23…下壁部、25…接合面部、27…上壁部、
29…下縁接合片(支持部)、31…内側接合片、33…外側立ち壁、
35…外側接合片、37…ピラー部、39…底面部、41…外壁部、43…内壁部、
45…橋絡部、47…凹部、49…カバー受け部、51…係止孔、53…取付座、
55…座面部、57…本体パネル、59…隠蔽層、61…接着剤、63…アッパパネル、
65…ロアパネル、67…メインパネル部材、69…ロアカバー部材、71…接着剤、
73…リヤスポイラ、75…スポイラ本体、77…スポイラ上面部、79…折返し片、
81…外観面部、83…内部空間、85…内延部、87…係止爪、
89…ブラインドナット、91…ボルト、93…連結部、95…横板部、
97…縦板部、99…傾斜面部、101…接着剤、103…カバー部、
105…収容空間、107…開口、109…シール部材、111…カバー本体、
113…アッパサイド部、115…係止爪、117…ガイド片、119…シール部材、
121…嵌合部、123…シール部

Claims (7)

  1. 窓用開口(13)を有するインナパネル(3)と、
    前記インナパネル(3)の窓用開口(13)を車両後側で閉塞する窓パネル(9)と、
    前記インナパネル(3)に対し、前記窓パネル(9)の上下両側で車両後方に対向させて取り付けられたアウタパネル(5)と、を備える車両用バックドアであって、
    前記窓パネル(9)のうち少なくとも下縁部を含む外周部分には、前記インナパネル(3)及びアウタパネル(5)と当該窓パネル(9)との重なり部分を隠蔽する隠蔽層(59)が設けられており、
    前記アウタパネル(5)のうち前記窓用開口(13)よりも下側で前記インナパネル(3)に対向するロア部の上縁部は、前記窓パネル(9)のうち前記隠蔽層(59)が設けられた下縁部に車両後側で被さるカバー部(103)を構成している
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  2. 請求項1に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記インナパネル(3)における前記窓用開口(13)の下縁部は、前記窓パネル(9)の下縁部の車内側の面に対向し、該窓パネル(9)の下縁部を車両前側で支持する支持部(29)を構成している
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  3. 請求項2に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記カバー部(103)は、前記支持部(29)との間に前記窓パネル(9)の下縁部が収容される収容空間(105)を形成しており、
    前記カバー部(103)の上端縁は、上記支持部(29)の上端縁よりも上方に位置し、該支持部(29)の上端縁との間に前記収容空間(105)を車両前方に向けて開放する開口(107)を形成している
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  4. 請求項2又は3に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記支持部(29)の上端縁には、前記窓パネル(9)から離れる方向に延びるガイド片(117)が設けられている
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記インナパネル(3)のうち前記窓用開口(13)よりも下側の部分には、当該インナパネル(3)の車内側の面を覆う化粧カバー部材(11)が取り付けられ、
    前記化粧カバー部材(11)は、前記支持部(29)を車内側で覆い隠している
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記インナパネル(3)のうち前記窓用開口(13)の車幅方向における両側部分は、車両後方に開口を向ける水平断面凹状のピラー部(37)を構成し、
    前記ピラー部(37)の下端部には、当該ピラー部(37)の両側壁(41,43)を橋渡しして連結する橋絡部(45)が設けられ、
    前記窓パネル(9)の下縁部は、前記インナパネル(3)のうち前記窓用開口(13)の下縁部を形成する部分に接着されると共に、前記橋絡部(45)にも接着されている
    ことを特徴とする車両用バックドア。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載された車両用バックドアにおいて、
    前記アウタパネル(5)は、前記窓用開口(13)よりも下側で前記インナパネル(3)に対向するアッパパネル(63)と、前記ロア部を構成するロアパネル(65)とに分割されており、
    前記カバー部(103)は、前記ロアパネル(65)の上縁部によって構成されている
    ことを特徴とする車両用バックドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019123394A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 トヨタ自動車株式会社 車両の樹脂バックドア

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